ベアト「うみねこのなく頃に〜〜‥‥いえぃ!!」


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1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:08:55.25 ID:3sOqxzwV0


ロノウェ「急にどうなされましたかお嬢様」

ベアト「ふふん、妾は今日はとても気分が良いのだ」

ロノウェ「確かに上機嫌のようでございますね、いつも以上に顔が緩んでおいでだ」プッ




ベアト「と、いうわけで〜ッ!! 『第9のゲーム』を始めるぜぇええええええええ!!!!」



ロノウェ「……はて、誰と対戦するおつもりですか?」

ベアト「そんなのより、右代宮の連中と知り合いを掻き集めるのだ! パーティの準備だー!!」

ロノウェ「ぷっくっくっく、遊びたいのなら素直にそう仰れば良い物を」


ロノウェ「畏まりました、直ぐに準備を始めますとも」



2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:18:21.48 ID:3sOqxzwV0


第一話


戦人「うーん、さっぱりわからねえな」

戦人「このトリックがこうなって…こう、でもないか」


< ドバンッッ!!


ベアト「ぶわっとらああああああああああああああああ!!! あーそーぼォォォオオオオオオオ!!???」

戦人「べ、ベアト!? 急になんだ!?」

ベアト「妾は妾は〜、今超寂しいのだー!」ぎゅむぅ

戦人「はあ? 寂しいって……俺とか煉獄の七姉妹とかいるだろ」


ベアト「 妾は頭を使うよりギャグを求めてるのだ!! 」




3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:28:14.67 ID:3sOqxzwV0



戦人「……事情はわかった、つまりは俺含めた知り合い全員を巻き込んでほのぼのとした世界を作りたいと?」


ベアト「流石は妾の夫である、意思疎通がよくとれているな」

戦人「あー……悪いが、ちょっとこれ解いてからにしてくれ、そうしたら遊んでやるよ」

ベアト「ほう、一体何を解いているのか」


戦人「これさ」



・・・ある密室にて戦人が殺害された。

部屋には内側より鍵とチェーンがかかっており、1つしかない窓も施錠されていた。

密室にした方法と、封印されているノックスを応えよ。





4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:34:44.12 ID:3sOqxzwV0



ベアト「・・・? なんだこれは、謎というよりはなぞなぞみたいなものではないか」


戦人「まあな、暇潰しにガートルードに出題して貰ったんだ」

ベアト「ほお、あやつとそなたがそのような交流を持っていたとは」

戦人「ああ、にしてもよくわかんねーな…封印されているノックスってなんだ?」


ロノウェ「お嬢様、ユングフラウの方達の招待に成功しました」


ガートルード「謹啓、謹んで申し上げる……今宵の招待にいと感謝するものなり」

ドラノール「デスクワークは本当に嫌デス・・・」

コーネリア「き、筋肉痛がとれない……」


戦人「お、丁度良い所に来たなガートルード」




5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:46:25.59 ID:3sOqxzwV0



戦人「この問題の、『封印されているノックス』ってのはなんだ?」

ガート「…この問題を解くにあたり、ノックスの十戒の1つが封印されているということなり」


ドラノール(……ガートルードは何時の間にバトラ卿と会っていたのデスカ?)

コーネリア(・・・わ、わかりません)



戦人「なんだ、だったら簡単じゃねえか! チェス盤をひっくり返すぜ!」

ベアト「うむ、そういうことなら簡単であるな」




6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 09:55:28.00 ID:3sOqxzwV0



ノックス第1条 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず。

ノックス第2条 探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。

ノックス第3条 秘密の通路の存在を禁ず。

ノックス第4条 未知の薬物、及び、難解な科学装置の使用を禁ず。

ノックス第6条 探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。

ノックス第7条 探偵が犯人であることを禁ず。

ノックス第8条 提示されない手掛かりでの解決を禁ず。

ノックス第9条 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。

ノックス第10条 手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず。



戦人「この中のどれかが封じられているのか」

ベアト「さて、>>7でノックス、>>8で密室にした方法を当ててみせようではないか!」




7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)[sage] 投稿日:2012/02/24(金) 09:56:55.68 ID:EZKoA/RAO

ノックス10条

8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/02/24(金) 10:25:15.54 ID:Cts8kl7DO

1.部屋を組み立てた。四面の壁を組み合わせて、屋根はビニールシート

2.戦人は偽者であり内部で自殺した

3.実は屋根に細工があった。農業用ハウスなどなら放熱用に一部開き、外側からも棒で閉められる


ドラちゃんかあいいよぉ

9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 10:55:36.23 ID:3sOqxzwV0


ガート「謹啓、謹んで申し上げる・・・戦人、赤き真実の使用は許されるものか」

戦人「赤き真実? ……あー、遊びなんだし青とか赤はちょっとな」

ガート「ならば正解なものと知り奉れ」


ドラノール「確かに……これは色々な解き方がありマス」

コーネリア「自分も、思いつく限りでは6つの推理ができました」


ガート「謹啓、謹んで申し上げる……元々これは戦人卿1人のために作ったものなり」

戦人「な、なんか悪いなガートルード」

ガート「・・・別に」



ベアト「さあああああああって!! 戦人の邪魔も無くなったし、始めるぜえええええええ!!??」





10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage!red_res saga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:05:09.16 ID:3sOqxzwV0

ガートルード「謹啓、謹んで申し上げる・・・」



  赤き真実を使用した場合の回答は、

  『部屋は建物の中にある一室、つまり組み立ては不可能なものなり』

  『自殺ではない』

  『ノックス第10条が封印されているだけでは、この密室構築方法に特殊な細工は存在しない』

  『故に、屋根に細工はされていないものと知り奉れ』




ガートルード「・・・戦人卿に解いて貰いたかった」



11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:13:14.96 ID:3sOqxzwV0



第二話


ベアト「ロ〜ノウェ〜、他の者達はまだ来ないのかよぉ…?」

ロノウェ「申し訳ありませんお嬢様、少々問題が起きました」

ベアト「えー、一体どうしたというのか」



ロノウェ「適当に開いてみた猫箱の世界で見つけた譲治様を招待したのですが……」



譲治「あはは、そんなにしたらくすぐったいじゃないか」

ルシファー「あーん、譲治様〜♪」

紗音「譲治様、私を……」

シエスタ410「にぇにぇ♪」ぎゅうっ

夏妃「……///」



< イチャイチャ、あはーん



ロノウェ「……完全に女性陣を奪い取られてしまいました」

ベアト「  」



12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:18:54.91 ID:3sOqxzwV0



戦人「譲治の兄貴め……うらやましすぎる」

ベアト「そなたには金髪ボインの妾がいるであろうが!!」


ドラノール「・・・何故、彼女達は服を脱いでいるのデスカ?」

ガート「謹啓、謹んで申し上げる…ドラノール審問官は知らなくて良い世界であると知り奉れ」

コーネリア(あ、あれ? 私も見たいのにガートルード補佐官の手が邪魔で見れない!!)


ドラノール「……分かりません、子供ですノデ」




13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:26:50.77 ID:3sOqxzwV0


ベアト「むう、なんとかせねば……男ばかりのパーティなど妾は嫌だぞ」

戦人「こっちだってそうだ!! 何が悲しくてマジカルシェフ郷田とマジカルシェフ熊沢とその他大勢なんかと!!」


金蔵「・・・不服か戦人」ぬーん

戦人「ドアップやめろクソジジィ」



譲治「やあ、戦人君にベアトじゃないか?」キラキラ

ガート「セクハラです」

譲治「え、なんでセクハラ」

ガート「不快な視線だったので」


譲治「ははは、どうやら僕の魅力にまだ気づかないようだね……ッ!!」


【ジョウジはウインクをくりだした!!】


ガート「!?」びくんっ

ベアト「!?」びくんっ

コーネリア「!?」びくんっ



14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:34:39.61 ID:3sOqxzwV0



ベアト「譲治様ー♪」フラフラ

ガート「・・・」フラフラ

コーネリア「…」フラフラ



戦人「なっ、ベアトおおおおおおおお!!!!」

ロノウェ「なんという凄まじい色欲の魔法……もしも私が女であったなら確実に堕とされてました」

金蔵「おのれ譲治め……八つ裂きでは済まさぬぞ」

戦人「そうだな爺様!!」


譲治「はっはははははは!! この僕に逆らう気かい!? やめておきなよ童貞共ッッ!!」




15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:39:50.77 ID:3sOqxzwV0



ドラノール「・・・」ポツン

譲治「おや、君もこっちに来ていいんだよ?」

ドラノール「……ガートルードとコーネリアはどうしてしまったのですかバトラ卿」


戦人「え?」

ロノウェ「ドラノール様、まさか……」

譲治「ば、馬鹿な! この僕にメロメロにならない女の子なんて女の子じゃない!! 縁寿ちゃんでさえメロメロなのに!」

戦人「なんだとぉおおおお!!?」


ドラノール「? よく分からないデス……子供ですノデ」




16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 11:48:44.48 ID:3sOqxzwV0


戦人「うおおおおおおおお!!!! 兄貴ッ、俺はアンタに勝負を申し込む!!」


譲治「ふふふ、良いよ戦人君……そして思い知ると良いよ! この僕の力をね!!」


戦人「ロノウェ! ドラノール! 俺に力を貸してくれ!!」

ロノウェ「勿論ですとも、お嬢様を助けなくてはなりませんから」

ドラノール「部下をおかしな魔法で操るのを見過ごすつもりはありマセン」



譲治「役者は揃ったみたいだね、さあ僕の密室を解いてみるんだね・・・」





17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 12:01:46.17 ID:3sOqxzwV0




ーー午後4時ーー


戦人「へえ、ここがフェザリーヌの家か!」

ベアト「思ったより小さい方であるな、大アウローラ卿の屋敷となればもっと大きいとばかり思っていたが」


フェザリーヌ「人間としての私はただの小説作家、右代宮の豪邸と比べられても困るな」


マモン「縁寿様! バルコニーがありますよ」

縁寿「中々広いじゃない、それに二階と三階のバルコニーは繋がってるのね」


410「朱志香は今夜一緒にトランプでもやるにぇ!」

朱志香「お、いいなやろうぜやろうぜ!」

朱志香「ヱリカもやるよな?」


ヱリカ「ええ、勿論」




18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 12:19:18.42 ID:3sOqxzwV0



  戦人達はフェザリーヌの屋敷に来ていた。

  発端はある日突然、ベアトが「ラスボスの家に泊まりたい」と言い出したのが始まりである。

  そこで戦人はヱリカに頼んでベルンカステル経由でフェザリーヌに許可を取ったのだ。

  ・・・ちなみに縁寿とか朱志香がついて来たのは、巫女とか、ヱリカと意外に仲が良いとか、そういった偶然が重なった結果だ。


  戦人達は屋敷内を案内される。


リーヌ「一階は使用人室、後は食堂があるだけだな」

縁寿「あら、前に来た時はそんな作りだったかしら?」


リーヌ「そなた達が来ても窮屈にならない程度に改装したのだ、ゆっくりしていって欲しい」


  そう彼女は微笑んでから、食堂の入口横にある階段を上がっていく。




19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 12:32:56.52 ID:3sOqxzwV0


  ご丁寧にも、本当に戦人達の為に部屋数と組み合わせすら考えて貰っていたようだ。

  二階にはバルコニー側と屋敷正面側の部屋が二つずつあるらしく、全部で四つの部屋があった。

  
リーヌ「縁寿とマモンはバルコニー側の一室、その隣がヱリカと朱志香だ」

縁寿「鍵は?」

リーヌ「言ったであろう? ここは右代宮の豪邸ではない、内側からかける鍵しかない」


戦人「そりゃそうだよな、フェザリーヌの家なんだし、泥棒とか入る心配もねえよな!」

ベアト「仮に入れたとしても、無事に出られまい…くっくっく」


リーヌ「そなた達は縁寿とは反対側の部屋だ、・・・その隣が410の部屋になるが」


410「嫌にぇー! 一人ぼっちは嫌だにぇー!!」

リーヌ「……まあ、個々の自由に部屋を行き来するのも面白いかもしれぬな」


  半分耳が折れて泣き出しそうな410の様子を見てフェザリーヌは笑う。

  とても恐ろしい魔女とは思えない姿だった。



20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 12:41:55.79 ID:3sOqxzwV0



リーヌ「では食事は午後6時だから、それまでは各々自由に楽しんで欲しい」

戦人「ん、お前はどこにいくんだ?」

リーヌ「私は三階の自室で少し執筆でもしようかと思ってな、こう見えて〆切が近い身なのだ」

戦人「そうか、じゃあ後でな」


  いそいそと三階に上がって行く彼女を見た戦人は少し後悔する。

  もしや自分達はかなり邪魔なのでは・・・と思ったからだ。


ベアト「戦人ー! 外で泥警やろうぜぇ!!」

戦人「ど、どろけいって……なんでそんなアクティブな‥」




21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 12:52:19.27 ID:3sOqxzwV0



ーー午後6時ーー


  4時に屋敷を案内されてからの各々は、戦人の提案で(ベアトの要求は全無視)
  朱志香、ヱリカ、戦人、ベアトの四人でUNOをしていた。

  縁寿、マモン、410は部屋で何やら表紙が戦人の薄い漫画を読んでいた。


戦人「お、そろそろ時間じゃねえか?」

ヱリカ「そうですね、アウローラ卿のことですから時間ぴったりに食事が出来てるでしょう」

朱志香「じゃあ急いだ方が良いんじゃないか? 遅れたら失礼ってもんだぜ」


ベアト「では妾は縁寿達を読んで来るから先に行くといい」

戦人「おう、待ってるぜ」


  そう言いながら、戦人達はぞろぞろと食堂へ集まって行った。




22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 13:05:36.02 ID:3sOqxzwV0



ーー食堂ーー


リーヌ「うむ、ようやく全員集まったな」

リーヌ「今宵は我が屋敷へ遊びに来てくれた事を、心から感謝したいと思う」


  フェザリーヌはそう微笑み、ワインの入ったグラスを揺らす。


リーヌ「乾杯」


戦人「かんぱーい!」

ベアト「いえーぃっっ!!」ガッシャアアアアンッッ

縁寿「アンタ何割ってるのよ!?」


ヱリカ「私はオレンジジュースでも飲みますか」

朱志香「子供だからな」

410「マモン、こっちが紅茶だにぇ」スッ


マモン「・・・ポン酢じゃない、どこから出したのよ」




23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 13:49:31.68 ID:3sOqxzwV0



ーー午後7時ーー


朱志香「いやー美味しかった、私もう食べられないぜ!」

ヱリカ「くす、それでは少し失礼になってしまいますよ?」


戦人「さて、この後はどうするんだ? フェザリーヌ」

リーヌ「ふふ、明日はそなた達にサプライズがあるのだ……早めに寝る方が良いだろう」


ベアト「ほう、大アウローラ卿のサプライズとは楽しみであるな」

縁寿「……あまり良い予感はしないわ」

マモン「それより縁寿様、お菓子でも持ってバルコニーに行きましょう!」




24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 13:58:29.68 ID:3sOqxzwV0



縁寿「・・・ごめんなさい、私ちょっとお腹が痛くて……1人にさせて」

マモン「え、そうですか…」


縁寿「先に部屋に戻るけど、いいわね?」

リーヌ「ふむ、胃薬はいるかな」

縁寿「必要ないわ、少し休めばいいから……」

戦人「大丈夫か」


縁寿「ええ、みんなお休みなさい」スタスタ


  午後7時、縁寿は部屋に戻る。




25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 14:08:55.43 ID:3sOqxzwV0



戦人「んじゃ俺達も……」


ベアト「おお、そういえばアウローラ卿に頼みがあるのだ!」

リーヌ「なにかな」

マモン「ベアトリーチェ様、まさか・・・」



ベアト「妾とマモンをそなたの部屋に遊びに行かせて欲しいのだ!!」


リーヌ「・・・なるほど」

戦人「お、おいベアト……」


  しばらく、フェザリーヌは目を閉じてから考える。

  やはり仕事場へ誰かを招きいれるのは抵抗があるのかもしれない。

  だが、


リーヌ「良いだろう、私と共に行く分には構わぬ」

ベアト「おー!」



26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 14:19:40.44 ID:3sOqxzwV0



  午後7時20分、ベアト、マモン、フェザリーヌ、三階の部屋へ移動。


戦人「…やれやれ、俺はどうすっかな」

410「マモン達が戻るまで、戦人の部屋でトランプやるにぇ!」

戦人「お、いいなやろうぜ!」

410「そっちのお二人さんもやるかにぇ?」


ヱリカ「私達はここでしばらくおしゃべりでもしてます」

朱志香「おやすみー!」


戦人「・・・2人でトランプか」

410「神経衰弱でもやるにぇ?」

戦人「・・・」


  午後7時25分、戦人、410、二階の部屋へ移動。

  同じく朱志香、ヱリカ、食堂に残る。




28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 14:33:15.07 ID:3sOqxzwV0



ーー午後8時35分ーー


ベアト「ばっとらー! 部屋に戻って良い事しようぜええええ!!?」

戦人「ちょ、マモンとかいる前でそういうこと言うな!!」


マモン「……私は縁寿様の様子を見てきます」スタスタ

410「私も行くにぇ♪」


  午後8時35分、ベアト、戦人と合流し、縁寿の部屋向かいの部屋へ。




29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 14:41:06.21 ID:3sOqxzwV0



マモン「縁寿様、大丈夫ですか?」ガチャッ

縁寿「マモン……ちょっとヤバイから今日は1人にさせて」

410「大丈夫かにぇ?」


マモン「大丈夫ならこうは言わないわよ、行くわよ410」

マモン「ではまた明日、一応私は隣で寝てますから…何かあったら言って下さい」


縁寿「ありがとうマモン」

410「またにぇー」スタスタ


< バタンッ


縁寿(さて、次はバトロノでも見ようかしら)

縁寿(・・・念の為、部屋の窓と扉の鍵は閉じておこうかしら、侵入されたらまずいし)


  午後8時45分、縁寿の部屋封印。




30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 14:53:12.67 ID:3sOqxzwV0


ーー午後9時ーー


410「にぇー……マモン寝ちゃったにぇ」

410「・・・」がさごそ

410(真里亞を連れて来るべきだったにぇ……これじゃ寂しいにぇ)


< ガチャッ


朱志香「あれ、410にマモン?」

ヱリカ「というか、なぜ泣いてるんですか?」

410「なな、泣いてなんかないにぇ!!」


朱志香「そうか、マモンは寝てるし……3人でトランプか何かでもやって寝ようぜ!」





  午後9時、410、マモン、ヱリカ、朱志香、縁寿部屋の隣の部屋にて集結。




31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:05:06.41 ID:3sOqxzwV0






ーー午前6時ーー



マモン「フェザリーヌ様、マモンです」コンコン


  まだ陽が昇り切っていない時間。

  マモンは三階にあるフェザリーヌの部屋に来ていた。

  何故なら、昨夜にフェザリーヌの部屋を訪れた際に彼女は「明日の午前6時に打ち合わせがあるから来て欲しい」と言われていたからだ。

  
マモン「……?」


  しかし、返事がまるで無い。

  
マモン「フェザリーヌ様?」コンコン


  何度もマモンは扉をノックしてみるが返事は無い。

  もしや出かけているのかもしれない、そう彼女は考えた。

  そこで試しに扉を開けようとして・・・




32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:15:08.20 ID:3sOqxzwV0



  ガチッ


マモン「・・・施錠されている?」

マモン(いや、どちらでもおかしい事態ではないわね)


  一瞬、ドキリと全身に緊張が走りかけた彼女だが直ぐに思いだす。

  フェザリーヌの部屋だけには、外から施錠できる鍵が一本だけあるのだ。

  昨夜、それをベアトに自慢していたのを横で見ていたので、特に鍵がかかっていても不思議では無い。

  だとすると外出している可能性が更に出てきた。


マモン(食堂かしら? いや、まずはバルコニーから確認してみましょう)


  マモンはそう思い、二階の部屋へ戻って行く。




33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:24:15.03 ID:3sOqxzwV0



ーー午前6時10分ーー



マモン「ぁ……ふぇ、フェザリーヌ様・・・?」



マモン「フェザリーヌ様!! 聞こえますか!!?」ドンドンッ


  マモンは何度も叫び、フェザリーヌの名を呼ぶ。

  彼女にしてはとても珍しく取り乱していたが、それも当然だった。



  フェザリーヌの部屋の窓に、真っ赤な液体がべったりと付着していたのだから。

  

  まるで、血のようだったから。



  午前6時10分、事件発覚。




34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:31:41.89 ID:3sOqxzwV0




戦人「……おいロノウェ、この譲治の兄貴…ゲームマスターになりやがったぞ」

ロノウェ「そもそもお嬢様を魔法の虜にできる程の魔力を持っていた時点で、まさかとは思っていました」

ドラノール「何にせよ、いよいよ事件発覚デス」


譲治「悪いけど僕が出せるのはここまでさ、ベアトリーチェみたいに何題も謎なんて出せないからね」

戦人「あ? つまり殺人はここまでって事か、となるとかなり犯人候補がいるな」

ドラノール「そうですね、私も大体の犯人は思いつきマシタ」


譲治「ああ、だと思ったから先手は打たせて貰うよ」


戦人「?」



35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage!red_res saga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:36:50.31 ID:3sOqxzwV0









  凶器はショットガン、被害者の頭部は粉砕されている。

  死因は頭部を粉砕されたことによる 即死 である。

  後に判明したことだが、事件現場の部屋の鍵は縁寿の部屋から発見された。

  探偵は戦人である、故にノックス第1条により戦人は犯人・共犯者ではない。

  ノックス第10条を封印する。









36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 15:43:38.42 ID:3sOqxzwV0


戦人「……ノックス第10条を、封印?」

譲治「その通りだよ」

戦人「なんだそりゃ、それじゃ兄貴の方が不利……」


ドラノール「バトラ卿、それ以上は言ってはイケマセン」


戦人「・・・そうか、わかったぞ」

ロノウェ「ええ、私もトリックがわかりました」

ドラノール「ではチェックメイトデスッッ!!」


譲治「なっ……復唱要求すらしないのかい!?」



+1、犯人orトリックor復唱要求

※ どれかを選んでお答えください。




38 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:16:07.22 ID:3sOqxzwV0




譲治「は、はは…びっくりするじゃないか、いきなり解かれたかと思ったよ」

戦人「いいから答えろ兄貴!」

譲治「ふふ、良いとも…‥」




39 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage!red_res saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:19:36.89 ID:3sOqxzwV0









  フェザリーヌの部屋に入るには扉、窓を通るしかない。

  ただし、施錠されている場合は外側から侵入することはどちらも不可能。









40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:25:51.44 ID:3sOqxzwV0



戦人「なるほどな、つまりは鍵さえあれば外からの侵入は幾らでも可能になるわけだ!」


譲治「そうだね、だけど部屋の鍵は縁寿ちゃんの部屋にあったんだよ?」

戦人「……ん? それっていつからなんだ…?」


ドラノール「・・・」


ロノウェ「これは興味深いですな、被害者が生きていた時間帯のことを考えると鍵が無くなったのはいつなのか…」

戦人「兄貴に復唱要求ッ!! 『鍵が縁寿の部屋に置かれたのは食事していた時点より後である』!」


譲治「ああ、いいとも」




41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage!red_res saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:27:24.08 ID:3sOqxzwV0









  鍵が部屋に置かれたのは食事後、つまり午後7時以降である。









42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:30:26.03 ID:3sOqxzwV0



戦人「……なるほどな、となりゃあ……」


ドラノール「まだ足りない気もしますが、ここで一度青き真実でチェックすべきデショウ」

ロノウェ「ええ、そうでしょう」


戦人「譲治の兄貴、チェックだ」


譲治「ふふ、かかっておいでよ」




43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga!蒼_res] 投稿日:2012/02/24(金) 20:33:49.89 ID:3sOqxzwV0









戦人「 犯人はベアトとマモンだ、二人はフェザリーヌの部屋に行った時、二人で殺した! 」

   「その後、マモンはフェザリーヌの鍵を奪ってから部屋を出て、直後に入った縁寿の部屋に鍵を置いた!!」










44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage!red_res saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:35:23.35 ID:3sOqxzwV0








譲治「 2人は殺していない 」






 

45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/24(金) 20:39:22.57 ID:3sOqxzwV0



戦人「……あっさり使ったな、そんな大事な一手を」


譲治「自信があるんだ、君にはこの密室トリックは暴けない」


戦人「へっ、言ってくれるじゃねえかよ」

ドラノール「バトラ卿、ここは私に任せて下サイ」


ドラノール「・・・」




>>47 犯人を答える、トリックを暴く、復唱要求、のどれかを選んで下さい。




51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[!red_res saga] 投稿日:2012/02/28(火) 15:20:12.84 ID:u49jMoTN0









譲治「縁寿はマモンを見間違えないよ」


譲治「ああ、当然ながらベアトとマモンは変装なんてしてないからね」








49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/24(金) 23:04:55.26 ID:SA1LOA6Uo

面白い
ところでノックス10条の封印っていうのは、使ってはいけない、もしくは使えないって解釈でいいのか?


52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/28(火) 15:30:20.35 ID:u49jMoTN0


戦人「>>49 あぁ、そういう意味だと思うぜ?」


譲治「正確には、『この謎においては禁止する』という風になるかな」


ドラノール「私がベアトリーチェ郷やバトラ郷に『ノックス第5条』を使わないのも、『既に存在している』為禁ずる事が出来ないからデス」

ロノウェ「根本から否定してしまっては、元も子もないでしょうからね」

戦人「……にしても、少し引っかかるな」

ドラノール「えぇ、私も感じマシタ」


戦人「  復唱要求、『戦人、縁寿、マモン、ベアト、ヱリカ、朱志香、410』の中に変装している者はいない!!  」


譲治「………拒否するよ、理由は特にないさ」



53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/28(火) 15:51:16.69 ID:u49jMoTN0



戦人「続けて復唱要求ッ!! 『ショットガンの発砲した音は犯人含めた全員に必ず聴こえる』」

譲治「拒否する、答える理由も無いからね」

戦人「だが拒否する理由も無いだろ? 譲治の兄貴」

譲治「……」



ロノウェ「……さて、ならば私は早速……」


>>55  犯人の解答、トリックの解答、復唱要求のどれかを選んで内容をお答え下さい。




55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 18:46:55.55 ID:gBD4AW0zo

復唱要求、"午後8時45分以降縁寿は部屋の外に出ていない"

56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[!red_res saga] 投稿日:2012/02/28(火) 18:56:54.10 ID:u49jMoTN0







譲治「午後8時45分以降縁寿は部屋の外に出ていない」

譲治「更に、午後8時45分以降に縁寿の部屋に入った者はいない」









57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/28(火) 19:07:20.30 ID:u49jMoTN0



ロノウェ「まずは上々、でしょうか戦人様」

戦人「そうだなロノウェ、つまりはこういう事だ」



戦人「【縁寿の部屋に鍵が置かれたのは午後8時45分より以前】、ってことなんだからな」



譲治「……やるじゃないか戦人君」

戦人「言っとくが俺は兄貴より慣れてるぜ、この勝負」


戦人「ドラノール、お前が一撃くれてやれ」

ドラノール「了解デス」ガシャッ

譲治「は、刃物……?」


ドラノール「これが私の青き真実デス」




58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga!蒼_res] 投稿日:2012/02/28(火) 19:12:13.20 ID:u49jMoTN0



ドラノール「 犯行が行われたのは午後8時30分、ベアトリーチェ郷とマモンの二名が退室した直後

  隠れていた縁寿が大アウローラ郷を殺害し、部屋に戻ったのデス 」





   ズバァアアアアアアッッ!!








59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[!red_res saga] 投稿日:2012/02/28(火) 19:17:50.48 ID:u49jMoTN0








譲治「 縁寿は午後7時に部屋に戻って以降、事件発覚まで部屋を出ていない 」


  ガキィィンッッ


譲治「 おまけすると、縁寿は犯行に関係していない、つまり彼女は犯人ではないのさ! 」



   ドゴォォッ!!








60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/28(火) 19:23:19.52 ID:u49jMoTN0



ドラノール「……少し、痛いデス」

戦人「大丈夫か、よくやったぜ」

ドラノール「そうデスネ」


ロノウェ「……つまり、容疑者は【 ベアトリーチェ様、マモン、ヱリカ、朱志香、410 】の5人のみに絞られるでしょうな」


戦人「ここまで来たら後は勝ったも同然だな、行くぜ兄貴!!」


譲治「ふふ、来なよ」


>>61 犯人の解答、トリックの解答、復唱要求のどれかを選んで内容をお答え下さい。




62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 21:02:38.52 ID:H0tZG/zAO

復唱要求
410は7時25分から8時35分の間戦人の部屋から外に出ていない

71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[!red_res saga] 投稿日:2012/02/29(水) 17:24:18.18 ID:MvswCsEP0










譲治「410は7時25分から8時35分の間戦人の部屋から外に出ていない」










72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/29(水) 17:32:41.03 ID:MvswCsEP0



譲治「……確認作業、かい?」

戦人「まあな、念の為さ」


>>67

譲治「そうそう、観客席の皆様も推理を披露して頂いて構わないよ」


戦人「ドラノール、1つ聞きたい……俺とお前の推理が同じか確認したいんだ」

ドラノール「良いですよ、私で良ければお聞かせしマス」

ロノウェ「ふむ……」




73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/02/29(水) 17:45:43.20 ID:MvswCsEP0



戦人「……っ、そこに食い違いがあるみたいだな」

ドラノール「そのようデス」

ロノウェ「問題がある点を早期に見つけられたのは実に幸運、早速確認するのが良いかと」

戦人「そうだな、譲治の兄貴に復唱要求だ」


戦人「【犯人の定義とは被害者を殺害した、もしくはそれに関わった共犯者である】!!」


譲治「認めるさ、むしろ最初からそれが大前提だったと思って欲しい」

戦人「そうか、なら……」


>>75  犯人の解明、トリックの解明、復唱要求のどれかを選んで内容をお答え下さい。



74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/29(水) 18:50:28.31 ID:Q/n99Ajko

犯人はフェザリーヌで共犯者はマモン。
また被害者はフェザリーヌではなくベアトである。
フェザリーヌとマモンは事件発覚前日にベアトを殺し、その後、フェザリーヌがベアトに変装する。
鍵はマモンが縁寿の部屋を訪れた際に置かれたものである。

フェザリーヌ犯人説は被害者の頭部粉砕により身元確認出来ず、また赤で語られていないことが根拠

76 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga!蒼_res] 投稿日:2012/03/01(木) 14:51:01.91 ID:yPnEHUlg0






戦人「 犯人はフェザリーヌで共犯者はマモン。

また被害者はフェザリーヌではなくベアトである。
フェザリーヌとマモンは事件発覚前日にベアトを殺し、その後、フェザリーヌがベアトに変装する。
鍵はマモンが縁寿の部屋を訪れた際に置かれたものである。

フェザリーヌ犯人説は被害者の頭部粉砕により身元確認出来ず、また赤で語られていないことが根拠だ 」


戦人「 チェックメイトだ、兄貴 」






77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 15:05:13.30 ID:yPnEHUlg0



譲治「……ッ、フェザリーヌは殺されたのさ!! 魔女によってね!」


ドラノール「ならば、それを赤で復唱してくれマスカ?」ジリッ

ロノウェ「ぷっくっくっく、それが真実なら可能でしょうな……真実ならですが」


譲治「くッ……ぐ、」


戦人「言えないか、言えないなら兄貴の負けだぜ?」




譲治「………ッ、クソ………」がくっ





78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga!桜_res] 投稿日:2012/03/01(木) 15:08:23.76 ID:yPnEHUlg0











        【【 おめでとうございます>>74様、見事謎を『完璧に』解き明かした貴方に 色欲の魔術師 の名を与えましょう 】】












80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga!桜_res] 投稿日:2012/03/01(木) 15:20:04.57 ID:yPnEHUlg0






――― しばらくして ―――




ベアト「ぅ……まさか妾がこの様な災難に会うとは……」

戦人「手間かけさせるぜ、譲治の兄貴と対決する羽目になったしな」

ベアト「むぅ、いいじゃんかよぉ……妾は被害者だぞぅ」

戦人「あーあーわかったわかった、とりあえずこれで招待客は揃ったのか?」


ロノウェ「いいえ、一番の難所が残っていますね」


戦人「? まだ何かあるのかよ」

ロノウェ「はい、それは……」




82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 15:34:37.63 ID:yPnEHUlg0



第3話


真里亞「久しぶりだね戦人ー!」

戦人「よ、元気そうだな真里亞」なでなで


ベアト「うー、妾もあれやって欲しいぞロノウェ!」

ロノウェ「私で宜しいのですかな?」

ベアト「馬鹿者!! 戦人に決まっておろうが!」




83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 16:10:16.46 ID:yPnEHUlg0



ベアト「さて……真里亞よ、案内を頼むぞ」

真里亞「うん、こっち」とてとて


戦人「ロノウェ、この先にいるのか? その 『シエスタ556』 ってのは」


ロノウェ「えぇそうですが……しかし戦人様、余り見て楽しい『物』ではありませんので」

戦人「『物』? 人とかじゃないってことか」

ロノウェ「……ご自分の目でお確かめ下さい」


戦人(……?)




84 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 16:24:08.31 ID:yPnEHUlg0



  暫く真里亞の後ろに続いて、戦人達は『猫箱のカケラ』の幾つかを歩く。

  そのうちに、戦人達は薄暗い空間に辿り着いた。

  薄暗くも微かに周りが見えるが、狭い部屋にいるのがわかった。

  すると正面の僅かな隙間から光が漏れ出ている。



真里亞「ただいま、『みんな』」

ガラッ

410「お帰りだにぇー! まーりーあー!!」ガバァッ

45「し、シエスタ410! マリア郷がびっくりしちゃいます!」

00「シエスタ00、マリア郷の帰還をよろこ…び……」


戦人「……え、なにこれ」

ベアト「妾が聞きたいわ」

ロノウェ「これは……」ぷっ



85 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 16:42:10.68 ID:yPnEHUlg0



戦人「あー、もしかしてお前ら、真里亞の家に住んでたのか?」

00「ば、バトラ郷!? 何故ここに……!」

410「多分ベアトリーチェ郷のパーティーのお誘いだにぇ、にひ♪」

45「ぱぱ、パーティーですか!?」


ベアト「うむ! 妾は退屈になって来たのでシリアスな空気を吹き飛ばしたくてな!」

ロノウェ「これはまたメタな事を……」ぷっ


00「……」




86 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2012/03/01(木) 17:03:32.44 ID:yPnEHUlg0



00「申し訳ありません、ベアトリーチェ郷、私達は参加出来ないであります」

ベアト「そ、それは何故か! 妾は別に誰かを殺せと言った訳でもあるまいに……」

戦人「待てよ、最初からわかってたじゃねえか」


戦人「シエスタ556の事でだな、00」

00「はい、そうでありますバトラ郷」


真里亞「……『反魂』の力がある縁寿にも助けられなかったの、だから……」


410「でも諦められないんだにぇ、556を助けるまでは」

45「410………」




89 名前: ◆WslPJpzlnU[sagesaga] 投稿日:2012/03/03(土) 21:34:53.69 ID:1AUWwigF0



戦人「……だが、救えるだろ? 今回はベアトが主催したパーティーなんだぜ」

ベアト「うむ……しかし、出来るかどうか」


ベルン「随分と舐められた物ね、『奇跡の魔女』も」

ロノウェ「到着なさったようですね、大ベルンカステル郷」ペコリ

コーネリア「ユングフラウが1人、コーネリアも参上しました」

戦人「ん? なんでコーネリアだけなんだ」


コーネリア「謹啓、謹んで申し上げる……今回は私1人で解決してみせるものなり」


00「・・・」

410「にひ、これは凄い御都合展開だにぇ」



90 名前: ◆WslPJpzlnU[sagesaga] 投稿日:2012/03/03(土) 21:43:18.77 ID:1AUWwigF0



ベアト「さすがは気まぐれなベルンカステル郷であるな、妾のパーティーに来て下さるとは」

ベルン「……言っとくけど、私は前回アンタ達と別れてから300年は経ってるのよ?」

戦人「退屈しのぎってか、歓迎するぜベルンカステル」

ベルン「早速だけど本題に入るわ……要はシエスタ姉妹の中にいる死人を参加させたいんでしょ」


真里亞「うー、でも生き返らせるのは無理なんだよ……」


ベルン「だったら、カケラの中から私がそのシエスタを呼び出せば良いわよね」

戦人(…………なんか、本気で遊びたいんだな……ベルンカステル)



91 名前: ◆WslPJpzlnU[sagesaga] 投稿日:2012/03/03(土) 21:50:03.33 ID:1AUWwigF0



〜〜 しばらくして 〜〜


ベルン「……面倒臭くなってきたからやめたわ」

戦人「なんかありがとう」

ベルン「お礼は要らないから、早くして頂戴」



45「や、やっぱり556は戻って来れないんじゃ……」

410「仕方ないにぇ……」しゅん

00「・・・」ぐすっ



コーネリア(……ドラノール審問官、お許し下さい)

コーネリア「謹啓、謹んで申し上げる! 私ならばシエスタ556を連れて来れるものなり」

戦人「出来るのか! コーネリア!」



92 名前: ◆WslPJpzlnU[sagesaga] 投稿日:2012/03/03(土) 21:55:03.51 ID:1AUWwigF0



コーネリア「しかしそれには大ベルンカステル郷に協力をして頂かねば……」


ベルン「私を足に使うつもり?」ギロッ

コーネリア「ぁ、いえ、その……」


戦人「頼む、でないとパーティーが始まらないんだベルンカステル」


ベルン「・・・」チラッ

00「……?」

410(あとで00に何でもしていいにぇ!)パクパク


ベルン「やるわ、どうするの?」

コーネリア「!?」



96 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 12:41:30.41 ID:F4vDttA60




――― とあるカケラの『過去』 ―――



楼座「帰ってよ!! 帰ってよぉぉおおおおおお!!!!」

  凄まじい気迫で、絶叫よりも大きな音を出しながら楼座は机を叩く。

  これには民生委員の人間も仰け反らずにはいられなかった。


  そこで、楼座の中にいる邪悪な『黒き魔女』の目が『居間』の外に佇む真里亞を見つける。


楼座「・・・」スタスタ

  楼座は歩いて真里亞に迫っていく。




―――――― パキィッッ



  突然、『居間』の扉に手をかけた楼座……だけでなく、世界が止まる。

410「……ひゅぅ、セーフだったにぇ」

ベルン「危ういにも程があるじゃない、コーネリア」

コーネリア「し、しかし成功はしました!」



97 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 12:49:48.86 ID:F4vDttA60



ベルン「……で、どうするの? まさかこのカケラの『領主』でもある楼座と正面から戦う気?」


コーネリア「謹啓、謹んで申し上げる、それは不可能であると思われるものなり」

00「ではどうやってこの状態で……?」

コーネリア「あれを見て下さい」

スッ

45「あ、あれって……!!」






410?「にぇー? 何が起きたんだにぇ?」キョロキョロ

00?「わ、分からない……マリア郷も止まっている?」

45?「きゅ、きゅー!?」


556「みんな落ち着いて! 大丈夫だよ、大丈夫だよ」オロオロ





98 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 13:03:49.85 ID:F4vDttA60



ベルン「何よこの子たち、小さいわね」ひょい

45?「きゅー!? きゅー!?」じたばた

ベルン(……ちょっと可愛いじゃない)


45「あぁ! 小さい私を苛めないで下さい!」

00「……何事でありますか」

410「にぇにぇ、556もいるにぇ!」


コーネリア「……今から、私がシエスタ姉妹全員が生き残れる『密室』を構築するので……」


コーネリア「全力で小さいシエスタ姉妹を持って逃げて下さい!!」



45「  」

410「  」

00「  」

556「ぁ、あの……皆さんどちら様?」



99 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 13:24:59.20 ID:F4vDttA60



ベルン「アンタ……ッ!! 最初から『密室』を構築しときなさいよ!!」

コーネリア「じ、実際に現場を見ないと構築は難しいものなりや……」

410?「にぇー! おっきい私がいるにぇー!?」

410「にひ♪ なんか自分が小さいと可愛いく見えるにぇ♪」



コーネリア「謹啓、謹んで申し上げる!! 『逃走ルート』の確認と、『ローザ郷』の移動方法を確認するものなり」



――― 『逃走者』はシエスタ410・45・00が率いるちびっ子シエスタ姉妹。

――― ・・・ここからは紙に書くのを推奨する、図面にすると『真里亞の家』は



上段:西側『真里亞の部屋』 ・ 中央『楼座の部屋』 ・ 東側『玄関』
中段:西側から東側にかけて『廊下』
下段:西側『トイレ』 ・ 中央『居間』 ・ 東側『お風呂場』



――― となるものなり。




100 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 13:41:32.28 ID:F4vDttA60



――― この内、

『トイレ』は『真里亞の部屋』・『楼座の部屋』・『居間』・『廊下』のどこからでも逃げ込む事が可能。

『玄関』は『廊下』・『お風呂場』にしか逃げ込めない。

『楼座の部屋』に逃げ込む場合は、一度『廊下』に出てから、次の『ターン』で逃げ込むしかない。

『居間』は『真里亞の部屋』から逃げ込む事が可能。


逆に、『トイレ』からなら上記で語った方法の反対も可能(真里亞・楼座・居間・廊下に逃走可能)。


『廊下』にいる場合はどの部屋にでも逃げる事が可能。


コーネリア「続いて、『ローザ郷』の追跡ルートなりや」



――― 『ローザ』はシエスタ姉妹を『視認』した場合、こちらを皆殺しにする。

――― つまり全滅となる。


――― しかしコーネリアが大法院から持ち出した『秘策』があるため、二度までなら退けられる。




101 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 13:51:11.11 ID:F4vDttA60



――― 『視認』判定としては、


同じ部屋にシエスタ姉妹とローザがぶつかる。

『廊下』にローザ・シエスタ姉妹がいる状態で『玄関』・『居間』にローザ・シエスタ姉妹がいる状況。


――― これらが発生すると『全滅』となる。

――― また、『ローザ』の動きは安価の末尾によって決まる。


奇数:上段に移動・止まる
偶数:下段に移動・左右に移動(IDの数字で左右決定、なければ停止)


――― となる。

シエスタ姉妹のスタート位置は『廊下』、『ローザ』のスタート位置は『居間』。


コーネリア「私が『密室』を構築するには、『10ターン』必要です……頑張って下さい」


ベルン「シエスタ姉妹! まずは―――――― 」


>>103、『真里亞の部屋』『楼座の部屋』『玄関』『トイレ』『居間』『お風呂場』の中から選んで下さい。



104 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/04(日) 14:42:14.79 ID:F4vDttA60




45「こ、こっち!」ダダッ

410「わかったにぇ」

00「全員ポケットの中にいる小さい我々を大切に、気をつけろ!」そろそろ


< 「ぎにぇー!!」

< 「きゅー!!」


556「み、みんなをどうするの410……?」ぴょこ


410「口を閉じてるにぇ、舌を噛むにぇ!」




105 名前: ◆WslPJpzlnU[] 投稿日:2012/03/04(日) 14:48:32.25 ID:F4vDttA60



―――――― ガチャッ


楼座「……真里亞、どこ?」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


――― 現在、廊下にて待機。


コーネリア(ぅぐ……く、チェーンのような施錠方法はこの家には無いし……くっ)

ベルン「『残り9ターン』ね、次は―――――― 」


>>106 シエスタ姉妹の位置は『真里亞の部屋』なので選択肢は

『トイレ』・『居間』・『廊下』

の中から選んで下さい

106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 14:57:05.76 ID:bs3NGfx+o

トイレ

107 名前: ◆WslPJpzlnU[] 投稿日:2012/03/04(日) 15:03:58.88 ID:F4vDttA60



―――――― ガチャッ!!


楼座「……『真里亞の部屋』にもいない」┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


――― 現在、『真里亞の部屋』にて待機。



410「に、にぇ……今、真里亞の部屋に楼座が入ったにぇ……」

00「まずいな……直ぐに遠くへ行かなければ」


――― 『残り8ターン』


>>110 現在『トイレ』なので

『真里亞の部屋』『廊下』『居間』『楼座の部屋』

から選んで下さい(留まる事も可能)



110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 21:51:11.64 ID:USKLN/efo

ダレカー

楼座の部屋

113 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/17(土) 16:41:06.42 ID:YF8EfPkT0



>>108
ローザはこちら以上の動きも可能です(安価によっては)


―――――― ガチャッ!!


楼座「真里亞? どこなの?」


―――――― 現在、『廊下』にて停止。


556「あわわ、ここからだと見つかっちゃうよ!」

410「任せるにぇ…と言いたいけど、これは……」

00「!! マズい……」




114 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/17(土) 16:45:03.52 ID:YF8EfPkT0



民生委員「どうかしたんですか?」

楼座「あの娘ったら……どこに消えたのかしら」

民生委員(……可哀想に、怖くて逃げたのね)


民生委員「私はこちらを探します、お母さんはそちらを」

楼座「えぇ、助かります」




コーネリア「こ、これは……ッ!?」

ベルン「あら、この状況はマズいんじゃない?」





115 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/17(土) 16:46:23.32 ID:YF8EfPkT0











―――――― トイレ、真里亞の部屋に逃げ込む事を禁止する。











117 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/19(月) 14:33:35.49 ID:gxme66GY0



ベルン「……赤で語られていないとはいえ、赤も同然ね」

コーネリア「は…? しかし、赤き真実ではない以上覆す事は可能なりや……!」

ベルン「無理よ、だってある意味反則だもの」

ベルン「そうよね?」


((http://www.youtube.com/watch?v=-Jol-oZVqmo&feature=related))



ローザ「……何者なの、誰なのあなた達は」

ローザ「私と真里亞の世界に入って来るなんて……許す訳にはいかない」

  突如、虚空から現れた楼座にコーネリアは固まる。


コーネリア「………こ、こちらに干渉してきた……!?」

ベルン「思ったより魔女らしい格好ではないけどね」




118 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/19(月) 14:38:42.36 ID:gxme66GY0



ベルン「一応聞きたいわね、アンタ……シエスタ姉妹を逃がす気ある?」

ローザ「無いわよ? 森の音楽隊なんかがいたから真里亞は……」

ベルン「決裂、ならそういうことでいいわ」


ベルン「コーネリア、確か残りターンは幾つだったかしら」

コーネリア「7ターンあれば構築完了であると思われます」

ベルン「へぇ、直ぐに終わりそうね」


ローザ「……何をするつもり?」



119 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/19(月) 15:12:06.70 ID:gxme66GY0



ベルン「 ―――――― シエスタ45、410、00、ちびシエスタ556以下四名を同時に逃がすのよ 」



コーネリア「ッ! ……しかしそれでは確実に見つかってしまうのでは!?」

ベルン「アンタ、秘策が二度までならあるんでしょ」

ベルン「それを使いなさい?」

コーネリア「……了解!」


ベルン「……さて、と……ならまず―――――― 」



コンマ以下の数字&IDに含まれた数字orコンマ下の数字判定によりシエスタ姉妹が一斉に逃走します。

コンマ以下の数字

0〜〜:シエスタ556が『楼座の部屋』に逃げ込み、他は45がちびシエスタ45を連れて『居間』へ、他はローザの移動先以外の部屋

56〜〜76:シエスタ410、45、00が『居間』『玄関』『風呂場』に逃走、それ以外のシエスタはローザの移動先以外の部屋

77〜〜99:シエスタ556だけ『楼座の部屋』に移動、他はローザの移動先以外の部屋


IDに含まれた数字orコンマ下の数字

奇数:556をローザが発見
偶数:410をローザが発見

コンマ下、ID数字が奇跡的にも5・6のどちらかだったら『コーネリアの秘策が暴走し、強制的に第3話を終了』


>>121>>120のどちらか(決めるのはこちらの用意したレスの末尾で)

120 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/03/20(火) 17:40:42.54 ID:zyb+JTGuo

誰もいない…頼む!

121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/03/20(火) 22:03:50.41 ID:qvUetPB7o

今更なんだけどID数字ってなんぞ

123 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 10:14:26.07 ID:/1f7AbcF0



採用レス>>120

・・・コンマ下数字が『 5 』ですので、第三話強制終了発動



―――――― カッッ!!


ベルン「ッ―――――― 何事!?」

コーネリア「し、しまった!! 『カケラ』が暴走している……」


  コーネリアの懐から輝き出す黒い光が、彼女達の立つカケラ世界に一瞬で広がって行く。

  やがてその中心点たるコーネリアが闇に飲まれる寸前の時だった。


【【 別に害を与えるつもりはないさ、さっさとここから消えな 】】


  1つの声が、コーネリアを闇から弾き飛ばした。

コーネリア(ッ……懐にあった『カケラ』が無い!)


ベルン「何してるの、闇に飲まれたくないなら来なさい」

  困惑するコーネリアを無視して、ベルンカステルはゲートを開こうとする。



124 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 10:22:42.58 ID:/1f7AbcF0



ローザ「みすみす逃がすと思う? 貴女達全員を」


  ガチャン、と楼座の右手に虚空から一丁の銃が出現する。

  その銃口が向けられるのはベルンカステルただ1人。

  陳腐な銃でも、『エンドレスナイン』にすら匹敵する反魔法属性を秘めた威力は間違いなくベルンカステルを撃ち抜いてしまうだろう。


コーネリア「ベルンカステル郷!!」バッ

ベルン「!」


  コーネリアが庇おうとするが、間に合わない。




125 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 10:44:48.04 ID:/1f7AbcF0



【【 黒き真実 】】


【【 真里亞は扉も窓も使わずに家を抜け出した、故に楼座は真里亞に触れる事はおろか叱ってすらいない 】】


ローザ「なッ!!?」ギィンッ


  刹那、楼座の四方を囲むように『黒い結界』が彼女を閉じ込める。

  闇の中心点だった場所から、更に声が響く。


【【 真里亞を、シエスタ共を追いたいならこの真実を打ち破ってみろ 】】

【【 出来ないなら……諦めるんだな 】】


ローザ「何よこれ、何なのよ!!」

ローザ「真里亞は子供なのよ!? 外に私の目を盗んで出られる訳…………」


【【 黒き真実に赤でも青でもない真実は通用しない 】】

【【 黒き真実を否定したいなら、『赤と青で』打ち破ってみせな 】】


ローザ「―――――― !!」



126 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 10:55:10.60 ID:/1f7AbcF0



ベルン「ゲートは開いたわ、シエスタ姉妹は全員入りなさい」

00「410! 早くこっちに来るであります!」

410「にぇー! 556が最初に入るんだにぇ!!」


ベルン「急ぎなさいよ、そろそろ飲まれるわよこの世界」


コーネリア「………」ガサガサッ

ベルン「アンタも早く入らないと置いて行くわよ、コーネリア」

コーネリア「はっ、今行くもの也や」バッ




127 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 11:18:09.85 ID:/1f7AbcF0



――― 闇 ―――



?「……だーれもいなくなっちまったな」

スタスタ

楼座「……」

?「真里亞はアンタが愛してる娘だ、暴力なんて振るう訳がないよな」

?「だから消してやったぜ、こんな世界……」


ガサガサッ


?「……なんだ」ガサッ

?「…………『招待状』、か……礼のつもりか」

?(ハッ、特別ゲストとして行くか)スタスタ




128 名前: ◆WslPJpzlnU[saga!桜_res] 投稿日:2012/03/27(火) 11:25:02.96 ID:/1f7AbcF0











        【 おめでとうございます>>120様、見事第3話を強制終了させた貴方に『偶然の魔術師』の称号を与えます 】











129 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 11:38:18.96 ID:/1f7AbcF0



第4話


ラムダデルタ「きゃーはっはっははははは!! ま、まさかベルンがそんな手伝いをさせられてたなんて!」

ベルン「暇だったのよこの300年」

ラムダ「えっ」

ベルン「えっ」



ベアト「……まさかロノウェ」

ロノウェ「ラムダデルタ郷だけはEP8の直後でございます」



130 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 11:52:57.32 ID:/1f7AbcF0



  豪奢な飾り付けのされた右代宮邸で、いよいよパーティーが始まる。


ベアト「うみねこのなく頃に〜……いぇい!!」パパーン

戦人「いぇーい!」パパーン


< パパパパーン!!


  次々とクラッカーが鳴り、ホール内に火薬の匂いが満ちた所でベアトリーチェが宣言した。


ベアト「今宵は皆よくぞ集まってくれた! 今より、最大のパーティーにして最高の物語を始めようぞ!!」


< パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ




131 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 13:00:45.07 ID:/1f7AbcF0



ベアト「パーティーの内容は簡単、それぞれの席に置かれた手紙に同封された『カケラ』で妾が用意した世界に行って楽しむのだ!」


縁寿「質問、アンタが決めた世界って事はつまらない場合もあるのよね?」

ベアト「くっくっく、それはないぞ縁寿? 『必ず楽しめる』ようになっているのでな」


ヱリカ「ふぅん、少々胡散臭いですが面白そうです」スッ

ドラノール「ワクワクしマス」スッ

留弗夫「可愛い姉ちゃんがいっぱいだと良いなぁ」スッ


戦人「全員、カケラの入った手紙は持ったなー?」

真里亞「うー! 早く早くー!」


戦人「よーし、せーので手紙を投げろよ?」


ベアト「せーの!!」




132 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 13:07:54.25 ID:/1f7AbcF0




1、練獄の七姉妹の日常編

2、シエスタ姉妹の日常編

3、モテ四天王達の戯れ編

4、アスモデウスのクリスマス(長編)

5、ヱリカの決着編(推理系長編)

6、右代宮家の日常編

7、アイゼルネ・ユングフラウの日常編

8、シリアス・イン・バトラ編(推理系長編)


>>133>>134>>135、お好きな物語をお選び下さい

133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 13:13:10.75 ID:+PJLyaLAO

8




134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 13:45:09.56 ID:IGpLshNAO

5




135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 15:07:49.49 ID:pYhdep6lo

2


136 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 15:21:15.41 ID:/1f7AbcF0



受理致しました


物語の展開は

8、シリアス・イン・バトラ編(推理系長編)

5、ヱリカの決着編(推理系長編)

2、シエスタ姉妹の日常編

の順とさせて頂きます。


それ以外は終わってからとなりますが、どうかご容赦を

140 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 19:16:40.22 ID:/1f7AbcF0



第5話



―――――― スタッ


  静かになった右代宮邸に、1つの足音が鳴った。

  硬い質感の革靴。

  足音の主はしばらくガランとしたホール内を見て、ポツリと呟いた。


?「……迎えに来たのか、それとも運が悪かったのか俺は」


ガートルード「謹啓、謹んで申し上げる……その問いに対する答えは後者であると知り給え」


?「ガートルード、か……意外な相手に見つかったもんだぜ」


  振り向かずに、男はそう笑った。




141 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 19:26:15.51 ID:/1f7AbcF0



?「パーティーに参加したいだけなんだけどな、駄目か?」


ガートルード「謹啓、謹んで申し上げる……貴方は知られてはならない存在、故に大法院に捕らえられていた筈なもの也」

?「あー、そんな感じだったなそういや」

ガートルード「…………」

?「どうかしたか?」

  チリチリと、空気が張り詰める。


  両者のうち、ガートルードだけが男の背後を捉えている。

  にも関わらず彼女を極限まで慎重にさせるのは、男の持つ異様な気配のせいだろうか。


ガートルード「…………」

?「なぁ」

ガートルード「……」

?「俺のことが好きなのか?」

ガートルード「!!」ピクッ




142 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 19:40:26.90 ID:/1f7AbcF0




―――――― ビュッ、ガツッッ!!



  一瞬の出来事だった。

  男は一瞬ガートルードの隙を突いて彼女に掌打を打ち込もうとした。

  しかしガートルードはそれと同時に赤き真実による結界を張り、それを防いだのだ。

  その一瞬で決着した。

  決着しなければおかしかったのに、ガートルードの体は抵抗なく男の腕に抱き寄せられた。


?「……その程度の真実じゃ、俺の【【 黒き真実 】】は屈服させられないぜ、ガートルード」


ガートルード「……っ! ぅ…」

?「敵は俺なんかじゃねぇ、他にもいるんだ……俺はそいつを追ってる」

ガートルード「右代宮………『バトラ』………」



バトラ「あぁそうさ、右代宮の鷲を持つ俺は戦わないといけないんだよ」





143 名前: ◆WslPJpzlnU[saga] 投稿日:2012/03/27(火) 19:48:00.90 ID:/1f7AbcF0



―――――― スッ


  バトラはガートルードの体をソファーに乗せ、ホールに戻って来た。

  彼が目指すのは一通だけ取り残された手紙。

  ガートルードのものだ。


バトラ(これを投げるだけで瞬間移動、か……)カサッ

バトラ(いつの間にかファンタジーに溢れちまったよな、この世界も、住人も……)


バトラ「………行き先は………」


バトラ(……なるほどな、じゃあ行くか)

バトラ(シーユーアゲイン、)


パサァッ



―――――― 「・・・ハバナイスドリーム」





146 名前: ◆WslPJpzlnU[sage] 投稿日:2012/04/14(土) 18:34:38.06 ID:iixceN1V0

火曜午後15時から投下、安価推理その4は進みによっては午後18時から開始です!



次回ゲスト(敵)

おっ♪ マジカルゴォーダッシェフッ♪







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