カイジ「いいぜ……ぷよ勝負だ……!」ぷよ…ぷよ…


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 17:41:16.57 ID:4sJP0Byr0

プリンプタウン

カイジ(こ、ここはどこだ……?俺は確か、一日外出券を得て……そうか、外に出られたのか!!)

カイジ「そうと決まれば金を得る手段を考えなければならないが……その前に、飯だな……
     だがしかし、見知らぬ土地……飯屋を探す時間すら惜しい……誰かに聞くのがてっとり早いんだが……
     いや、丁度良い所に人が来たな……!奴に聞くとしようか……!」

リデル(あの人……顎と鼻がとんがってる……ひょっとして、変わった角なのかな……?
     だとしたら、すごいなぁ……私なんか、恥ずかしくて髪の毛で隠してるのに……)

カイジ「おいアンタ、ちょっとイイか?」

リデル「は、はい……?」

カイジ「この辺に飯屋ってないか?」

リデル「め、飯屋ですか……?(し、知らない人に話しかけられちゃった……ど、どうしよう……)」オロオロ

カイジ「ああ、あんまりこの辺に詳しくなくてな。出来れば案内して欲しいんだが……」

リデル「あの……そ、その……えっと……」

カイジ「?どうした?」

リデル「ぷ、ぷよ勝負で勝ったら教えます……!」

カイジ「……ぷよ勝負……だと……!?」ざわ…ざわ…

みたいな感じの話を誰か書いて下さい

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 17:51:00.37 ID:4sJP0Byr0

カイジ「ぷ、ぷよ勝負って何だ……?」

リデル「え…?し、知らないんですか……?」

カイジ「ああ、生憎だが聞いたこともねえ……」

リデル(どうしよう……ぷよ勝負知らない人に勝負して勝っても、ずるいよね……)

カイジ「ルールは分からねえが…教えてもらえば出来ない事もねえ……!
     だが、俺が勝ったら飯屋の場所を教える、それは構わねえが……アンタにそれをする利があるのかい……?
     (無意味な賭けをふっかけるはずが無い……!この勝負、何か裏があるとみて間違いないだろう……このガキ、控えめな顔して何て悪なんだっ……!)」ざわ…ざわ…

リデル「あ、あの……ええっと……」オロオロ

アミティ「あっれー?リデルだ、やっほー!どうしたの、こんな所で?ってあれ?この人誰?」

リデル「あの……実は……ぷ、ぷよ勝負……」

カイジ「っ……!(早速仲間を呼びやがった……!このぷよ勝負、恐らく1対1と見せかけた頭脳戦っ……!麻雀の様に通しが利くような勝負とみて間違いないっ……!)」ざわ…ざわ…

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 17:58:41.82 ID:4sJP0Byr0

アミティ「え?ぷよ勝負するの!?いいな〜私もやりたいな〜」

カイジ「ッ……!そうか、なら2人でやってみたらどうだ……?生憎とルールも知らない初心者でな……見てやり方を学びたい所なんだ……!
    (渡りに船って奴だ……!これなら違和感なく奴らのやり口を「見」する事が出来る……!)」

リデル「あの……そ、それじゃあ、よろしくお願いします」

アミティ「それじゃあ行くよ〜レッツ!」

リデル「ぷよ勝負……」

カイジ(この掛け声は言わなきゃいけないのか……?は、恥ずかしいんだが……)

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:11:58.61 ID:4sJP0Byr0

アミティ「いくよ〜!もっといくよ〜!せーの!アクセル!フレイム!いっくよ〜!もっと行くよ〜!せーの!ばよえーん!ばよえーん!ばよえーん!」

リデル「あの……えっと……あの……その……行きますね、ヴヴ・ヴェント、ララ・ランポ、ロロ・ロタヴェント、べベ・ベネランポ」

※臨場感が足りないけど実際はなんかすげえ嵐みたいなのの応酬が為されてます

リデル「ま、負けましたぁ……」

アミティ「やったね!」

リデル「……こんな風に、ぷよを消して……あ、あの……?」

カイジ「」

アミティ「あれ〜?どうしたの、この人?あ、そうだ!私アミティ!よろしくね!」

リデル「あ……わ、私はリデルです……(そうだ、知らない人には名前を教えなくちゃ……)」

カイジ「あ、ああ……俺はカイジだ……(何だあれは……!?いや、恐らく名前から察するにぷよと言うのはさっきまで消していた謎の球体に違いないが……!)」ざわ…ざわ…

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:19:59.42 ID:4sJP0Byr0

アミティ「そうなんだ、よろしくね!カイジ!」

カイジ「あ、ああ……よろしく頼む」

リデル(凄いなあ、知らない人ともすぐ仲良くなってる……)

アミティ「あ、そうだ!カイジとリデルはどうしてぷよ勝負を?」

リデル「え?その……ご飯食べる所を教えて欲しいみたいで……」

アミティ「そっかあ!それでぷよ勝負なんだね!」

カイジ(どうしてそれでぷよ勝負に繋がるんだ……!?)ざわ…ざわ…

カイジ「な、なあ……ちょっと良いか?」

リデル「は、はい、なんですか…?」アミティ「なに?あ、ひょっとしてもうぷよ勝負したくて待ちきれないとか!?」

カイジ「違う……!あれだけの勝負なんだ、俺が負けた時の対価が何なのか……!知る権利があるはずっ……!
    たかだか飯屋でエスポワールに連れていかれるなんて事態は避けたいところ……!!」

アミティ「んー……エスポワールが何なのかよくわからないけど、負けても特に何もないよ!」

カイジ(どういうつもりだ、このアマッ……!しらを切るつもりか……!
   圧倒的力量差を見せつけ、俺の逃げ場を無くし、勝負を強要した所で甘い顔を見せ、俺が安心した所を殺るつもりかっ……!
     狡猾っ……!こいつら、利根川に勝るとも劣らぬ程の蛇っ……!)

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:30:53.06 ID:4sJP0Byr0

カイジ(しかし……それならそれでやりようはいくらでもある……!恐らく、安心した顔で勝負を受ければ、奴らはこう思うはずだ……!
    「馬鹿が1人罠にかかった」と……!そこに慢心は生まれる……!恐らく、ぷよ勝負初心者の俺にある勝ち目はそこだけっ……!)ざわ…ざわ…

アミティ「?どしたの、真剣な顔して?」

リデル「あう……カイジさんが初心者なのに、私が勝負何て言ったから……」

アミティ「気にしない気にしない!誰だって最初は初心者なんだから!何事も挑戦だよ!」

カイジ「良いぜ……何事も挑戦してナンボだ……!受けようっ……!ぷよ勝負……!」ぷよ…ぷよ…

アミティ「あ!そうだ私、アコール先生の補修を受けないといけないからコレで帰るね!ばいばーい!」

カイジ(何だと……!?どういうつもりだ……?俺ごとき、1人で十分ってことか……!慢心……!確実に慢心しているっ……!)

リデル「はいー。色々とありがとうございます」

アミティ「私も楽しかったからこっちこそありがとうだよー!カイジもぷよ勝負頑張ってね!」

カイジ「あ、ああ……胸を借りるつもりで頑張ろう」

リデル「行っちゃいました……」

カイジ「……よし、そうと決まれば……やろうじゃないか……ぷよ勝負……!」

リデル「は、はい。よろしくお願いします……」

カイジ「いくぜっ……!レッツ……!!」

「ぷよ勝負……」「ぷよ勝負っ……!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:34:46.63 ID:4sJP0Byr0








リデル「いきますね、いきますね、いきますね、いきますね、テテテテンペスタ」






カイジ「墓穴っ……!ダブルで墓穴っ……Wボケっ……!止めろ……!ふざけるな……!よせっ……!」←大量のおじゃまぷよが送られている図






 

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:41:07.71 ID:4sJP0Byr0

リデル「か、勝ちましたぁ」

カイジ「また負けた……働いてないのに……また負けちゃった……」

リデル「あの……すみません、初心者の方にこんな……緊張しちゃって……」

カイジ「いや、良いんだ……アンタが勝ち、俺は負けた。それだけの事だ……(胸を張れっ……!手痛く負けた時こそ……!胸をっ……!)」

リデル「あ、ありがとうございます……(カイジさん、怖そうな人だと思ったけど、良い人なんだ……)」ドキドキ

カイジ「さあ、地下でもなんでも、好きな所に連れて行けっ……!敗者に情けは無用っ……!」リデル「そ、それじゃあ、近くのご飯屋さんに行きましょう」

カイジ「……」

リデル「……」

「「え……?」」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 18:54:56.57 ID:4sJP0Byr0

近くの食堂的なサムシング

カイジ「済まなかった……!疑ったりなんかしてっ……!そもそもおかしかったんだ、高々飯屋の場所ごときに命を賭けるなんざ……!!」ガツガツ

リデル「い、いえ……私も急にぷよ勝負なんて……知らない人にそんな事言われたら……何かあるんじゃないかっておもいます……」

カイジ「いや、元はと言えば疑ったこっちが悪いんだ……せめてこの場の飯代位奢らせてくれ……!後、さっきのアミティって奴にも今度会ったら謝っといてくれ……!
    俺はこの辺の人間じゃないから、次会えるかどうかわからねぇからな」ガツガツ

リデル「そ、そうですか……ありがとうございます(やっぱり、カイジさんは良い人だ…)」

しばらく飯食って

カイジ「ふう……腹も膨れたし、そろそろ出るか……悪いな、最後まで付き合ってもらって……思う存分飯を食うってのが久々でな……」

リデル「い、良いんです、私も楽しかったですから……あ、あの、ごちそうさまでした……」

カイジ「いや、気にするな。さっきも言ったがこれは詫びだからな……!おい、店員……会計を頼む……!」

ウィッチ「はーいですのっ!あんなに素晴らしい効き目をした魔法薬が全く売れませんので、こうして渋々ながら小汚い食堂でアルバイトをしている世界一美しくて宇宙一立派な魔法使いの私が会計をいたしますわ」

リデル「あ……あなたは……(魔法薬として私の角を取ろうとした人だ……)」

カイジ「……?何だかよくわからねえが、1万円から……」

ウィッチ「?何ですの、この紙切れは!こんなので私の目を欺けるとでも思ったのかしら?全く失礼な殿方ですの!!」プンスカ

カイジ「何……だと……?」ざわ…ざわ…

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:03:17.06 ID:4sJP0Byr0

ウィッチ「はっ!まさかコレが巷に聞く"詐欺師"と言う者ですの!?私のような美しい魔法使いと対象に、何と卑しい殿方でしょうか!!」

カイジ(通貨が違う……だと……!?ならここは日本では無い別の国……!?言葉が通じるのに、か……!?
     だとしたら、これは帝愛グループの罠……!?通貨が日本円では無い国に俺を飛ばし金を稼げないように、俺を嵌めたと言う事か……!?)

リデル「あの……その……これは……違うんです……」

ウィッチ「何が違うと言うのですの?現にこの方は私を騙そうと……!」

カイジ「いいぜ……ぷよ勝負だ……!」ぷよ…ぷよ…

ウィッチ「へぇ……この強くて美しい魔法使いに、ぷよ勝負を挑もうと言うのですの?その意気だけは認めますの」

カイジ「俺が勝ったら……ここの飯代をタダにしてもらうっ……!」

ウィッチ「なら私が勝てばあなたは私の代わりにここでアルバイトをしてもらいますの!!」

カイジ「いいだろう……!そうと決まれば、レッツ……!」

「ぷよ勝負ですの!」「ぷよ勝負っ……!」

リデル(大丈夫かなあ……この人、凄く強いのに……)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:05:11.50 ID:4sJP0Byr0






ウィッチ「どんえーん!どんえーん!どんえーん!どんえーん!」



カイジ「止めろ……!ふざけるな……!貴様……!それでも人間か……!」






 

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:13:06.90 ID:4sJP0Byr0

ウィッチ「おバカさんね」

カイジ「負けた……また負けちゃった……」

リデル「あ、あうう……」オロオロ

ウィッチ「やはり私は最強の可愛い魔法使いのようですわね、これに懲りたら詐欺なんて止めることね」

カイジ「違う……!これは詐欺なんかじゃない……!騙されていたんだ……俺が……!」

リデル「その……カイジさんは、他の所から来た人みたいで……その……」オロオロ

ウィッチ「と・に・か・く!私の代わりに働いてもらいますの!その間私は魔法薬を調合していますので、お金は私の家まで届けるように!」ドタドタ

リデル「行っちゃいました……どうしよう……家の場所もわからないのに……」

カイジ(どうする……馬鹿正直に働くかっ……!?いや、しかし……通貨もわからぬ現状、ココが何処なのか把握するには食堂と言う場はうってつけっ……!
     いくら稼いだかなど、奴にわかるはずもない……!つまり一部をくすね、残りをあの魔法使いとやらに渡せば種銭は出来るっ……!)

リデル「か、カイジさん…どうしましょう……?」

カイジ「あんたはもう帰るんだ……!」

リデル「え……?で、でも……」

カイジ「コレは俺が招いてしまった事……!この負債、アンタが抱える必要は無い……!」

リデル「カイジさん……(こんなに良い人なのに……私は何も出来ないんでしょうか……)」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:22:29.11 ID:4sJP0Byr0

カイジ「これが勝負に負けた男の末路だ……それをアンタには見ていて欲しくない……(俺が金を出すと言った手前、働かせるなど言語道断……!男がすたるっ……!)」

リデル「カイジさん……その、少し、待っていてください……!」スタタタ

カイジ「行ったか……(少し待っていてください、ってのが気になるが……)オイ、店主!そう言う訳だから働かせてもらうぞ!」

しばらくして

カイジ「マグ定(マグロ定食)イチにサバミソイチ入りゃーっす!」

すけとうだら「ぎょぎょっ!?こいつは美味そうな定食じゃねーか!」

オニオン「オニオーン!」

ユウちゃん「幽霊だからご飯なんてたーべらんなーい!」

レイくん「冷やかしにも程があるよ、ユウちゃん」

カイジ(ふう……少し働いてわかったが……)


カイジ(本当にここはどこなんだ……!?)ざわ…ざわ…

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:33:54.51 ID:4sJP0Byr0

カイジ(人間と呼べる客が1人たりとも存在しないっ……!俺は夢でも見ているのかっ……!!いや、ありえない……!
     あの時の勝負のひりつき……焦燥……そして絶望……!あれが夢であるはずが無い……!)

カイジ(そして何より、ここではぷよ勝負が全てらしいっ……!つまり、金を得るにもぷよ勝負……!負ければぷよ地獄……!)

カイジ「お会計1250Gになりゃーっす!」

カイジ(通貨は金貨、銀貨、銅貨の3種類……!紙幣は存在しないとなると……ここは中世ヨーロッパか何かか……!?いや、そんな事はあり得ない……!っと、新たな客だ……)

カイジ「りゃっさっせー!」

アミティ「あー!ホントにカイジが働いてるー!」

ラフィーナ「全く、急に呼ぶから何事かと思ったら……」ブツブツ

シグ「ムシーいないー」キョロキョロ

りんご「あ、見て見てまぐろ君!マグロ定食だって!」

まぐろ「困るなあ★僕の事じゃないのに★」

りすくませんぱい「ふぅーむ……何はともあれ、ここで食事をしていけばいいと言う訳だな?」

カイジ「何だ……これは……!」

リデル「あ……実は……せめて早くお金を稼げるようにって……アミティさんに相談したら……」

アミティ「学校に居た人と、街で見つけた人、皆を連れてきちゃいました!これなら一気にお金稼げるよね!」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:42:22.80 ID:4sJP0Byr0

カイジ「あ、ああ……確かに願っても無い話だが……」

カイジ(しまった……!あのウィッチとか言う奴がいくら欲しいのかは知らないが……!一気に目標額(不明)まで到達してしまえば……!情報はもちろん、種銭などもってのほか……!
    そもそも、ここが日本では無いと言う事しか分かっていないと言うのに……!)

りんご「しっかし、通貨が未だに金貨とか銀貨なんて、何と非合理的な営業形態なんでしょう」

まぐろ「そうは言ってもりんごちゃん、日本みたいに綺麗な紙幣を作る機械がここには無いじゃないか★」

りすくませんぱい「とりあえず、サバミソ定食を頼む」

アミティ「私は何にしようかなー」

ラフィーナ「ここには紅茶もケーキもありませんの?」

シグ「あー、ひょっとしてー、ムシー、隠したなー?」

リデル「私には……この位しか出来ませんが……頑張ってください……」

カイジ「あ、ああ……頑張る。頑張るが……そこの2人、ちょっと良いか?」

りんご「ん?なんでしょう?私はメニューを選ぶので忙しい為、手短にお願いします」

りすくませんぱい「私はサバミソ定食と言っただろう?」

カイジ「いや、りすだかくまだかわからん奴には聞いてないっ……!そっちのりんごとやらと、お前だ……」

まぐろ「え?ボクの事かい?」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:51:00.60 ID:4sJP0Byr0

カイジ「ここは日本じゃあない……!それは分かった……!だったら、ここは何処なんだ……!?頼む、教えてくれ……!」

りんご「日本って、あなたも日本の人なんだ?」

まぐろ「どうやってここまで来たんだろうね★」

りすくませんぱい「大方、実験に失敗した爆発でここまで来たんだろうな。恐らくだが、その影響で鼻と顎が……実に興味深い」

カイジ「やかましい!「どうやってここまで来た」……つまり、通常の手段ではこんな所には来られないと、そう言う事か……!
     だったら、俺はどうやって帰れば良いんだっ……!?」

りんご「うーん……これまた難しい質問ですね……そうだ、ぷよ勝負に勝ったら教えても良いかな?」

カイジ「本当か!だったら勝負してくれ!」

リデル「か、カイジさん……(この人も強いのに……)」

りんご「えー、どうしよっかなー?」

まぐろ「りんごちゃん……(帰り方なんて知らないのに……★)」

アミティ「決めた!私はチーズハンバーグミックス盛り!」

ラフィーナ「け、健啖家ですわね……」

カイジ「兎に角、勝負……!」ぷよ…ぷよ…

りんご「仕方ないなあ。それじゃあレッツ?」

「ぷよ勝負っ」「ぷよ勝負……!」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 19:57:04.29 ID:4sJP0Byr0








りんご「解けた!ビビって来た!興奮してきた!ぐふふふふっ!にゃははははー!にゃははははー!
     サイン!コサイン!タンジェント!インテグラル!パーミテーション!」



カイジ「関係ねえ……!他人なんか……!関係ねえんだよ……!俺だ……俺なんだ……!
    ……止めろ……!ふざけるな……!猛省……!流石の俺も猛省……!」←途中までは頑張った図








 

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:08:24.85 ID:4sJP0Byr0

りんご「完璧ですっ!」

カイジ「負けた……!何故だ……!」

リデル「惜しかったですよ、カイジさん…」

りんご「貴方も中々のお手前でした」

まぐろ「途中までは良かったんだけどね★りんごちゃん相手にはちょーっと詰めが甘かった……かな★」

りすくませんぱい「ふぅーむ……このサバミソ……赤味噌と白味噌の合わせ味噌と来たか……実に興味深い」

アミティ「おいしー!こんな店あるなんて知らなかったよー!」

ラフィーナ「そ、そうなんですのね……で、では私も……アミティさんと同じものを……」

アミティ「なーんだ、ラフィーナもハンバーグ食べたかったんだ!」

ラフィーナ「べ、別に私はこのようにカロリーが高いものを好き好んでなんて……!」

シグ「おーここにはムシはいないのかー……」ショボン

カイジ「仕方ない……負けは負けだ……好きにしてくれ……!」

りんご「え?良いんですか?じゃあここのご飯奢ってください!全員分!」

アミティ「えー!?カイジそんなことしちゃっていいの!?ってあれ?何か当初の目的と違うような……まあ良いか!」

カイジ「」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:16:38.04 ID:4sJP0Byr0

カイジ「何とか頼みこんで奢るのはりんごとやらの分だけで済んだ……流石に全員分奢っていたらいくら働いてもキリが無いからな……!」

リデル「す、すみません…結局迷惑をかけてしまいました……」

カイジ「いや、結果として一気に稼げたんだから良しとしよう……!兎に角、奴の下にこの金を運ぶ……それが先決……!」

リデル「あ、でも……」

カイジ「どうしたんだ?」

リデル「あの人の住んでるおうちの場所、知ってるんですか?」

カイジ「いや……知らない……!知らない以上、探し出すほかあるまい……(その道中でこの金を賭ける事になっても、それは仕方のない事……!
     なにせコレは勝負……!ぷよ勝負なのだから……!何、勝って増やした分だけを元手にしたら何の問題も無い……)」

リデル「そうですよね……でも、ここはとっても広くて、人を探すなんて……」

カイジ「人を探すには、人を頼るのが一番だ……故に地道の聞きこみ……聞きこみ調査っ……!だがリデル……!お前はもう帰れっ……!これ以上世話になるわけにもいかない……!」

リデル「で、でもさっきもの凄く迷惑をかけましたし……てて、手伝わせて下さい!」

カイジ「……すまんが……」

リデル「……そうですか……」ショボン

カイジ「いや、ここらの地理に疎いからな……道案内は任せた……!」

リデル「は、はい!」パァァ

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:28:09.00 ID:4sJP0Byr0

なんかうっそうとした森

カイジ「魔女と言えば森……!情報が無い今は、それらしい所を探る……!見つかれば儲けもの、見つからなければ人を頼る……!」

リデル「でも、この辺に人はそんなに……」

ドラコ「ふんふふんふふーん」スタコラ

リデル(あ、角のおねえさま……)

カイジ「丁度良い所に居たな……!おい、そこのアンタ、ちょっと良いか?」

ドラコ「ん?あたし?ひょっとして美少女コンテスト優勝を狙ってるあたしにスカウト!?」

カイジ「いや、違う……!人を探している……!ウィッチとか言う奴なんだが……!」

ドラコ「なーんだ、違うのかー……って、私じゃなくて、ウィッチを探してんの?」

カイジ「あ、ああそうだが……」

ドラコ「ひょっとして、あいつの事をスカウトするつもり?!ここに超絶美少女のドラコケンタウロス様がいるっていうのに!?」

カイジ「な、何の話だ……!?俺はスカウトなんかじゃない……!」ざわ…ざわ…

リデル「か、勘違いです、おねえさま……」

ドラコ「騙そうったってそうはいかないんだからね!!ぷよぷよで勝負だ!!」

カイジ「クソッ……!どいつもこいつも口を開けばぷよ、ぷよと……!」ぷよ…ぷよ…

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:38:57.90 ID:4sJP0Byr0

ドラコ「たぁ!行っくよー!これでどうだ!ぶっちぎり!がおーー!」

カイジ「アンタ……!大した悪党じゃないか……!張らせて貰うぜ……!限界を超えてっ……!」

リデル「あ……(カイジさん……ぷよ勝負、上手になってる……)」

ドラコ「へぇ……中々やるじゃん!アンタ!」

カイジ「ククク……!悪いが……!思い通りにはいかせねぇ……!ぷよ無し惨敗だよ……!お前は……!」

ドラコ「言ったなー!!だったら本気でやってやる!!」

リデル(カイジさん……頑張ってください……)ドキドキ




ドラコ「ファイヤーブレス!バーニングブレス!ドラコスペシャル!ダイナソニック!グレートファイヤー!!」


カイジ「馬鹿なっ……!そんな馬鹿なっ……!どうして……何で……!こんな理不尽な事が……!俺ばかりに……!」



ドラコ「へへーん、実力が違うよ!」

カイジ「クソ……!また負けたっ……!」

リデル「惜しかったです……」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:45:18.43 ID:4sJP0Byr0

ドラコ「アンタも中々だったけど、あたし程じゃなかったね!」

カイジ「次は負けないっ……!この借りは必ず返すっ……!」

ドラコ「あはは!楽しみにしてるからな!そんじゃーねー!」スタコラスタコラ

リデル「行っちゃいました……(結局何も分からなかったです……)」ショボン

カイジ「ククク……今、何も分からなかったと、考えなかったか……?」

リデル「え?ど、どうして分かったんですか……?」

カイジ「簡単さ……顔にそう書いてあった……!しかし、一つだけ分かった事がある……!」

リデル「な、何でしょう……?」

カイジ「適当に入った森……そこで偶然出くわした人……そいつがウィッチと言う名を偶然にも知っていた……!
     この二つが意味する事は一つ……!ウィッチは顔が広い……!つまり、適当に人さえ見つけられれば、ウィッチの事を知っている公算大っ……!」

リデル「な、成程です……」

カイジ「兎に角、引き続きこのあたりを探そう……予想が正しいとは限らないからな……!」

リデル「はい!」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 20:52:43.52 ID:4sJP0Byr0

カイジ「しかし……流石に森の中と言ったところ……!リデルの案内が無ければ遭難は必至……感謝するぜ……!」

リデル「あ、ありがとうございます……」

カーバンクル「……」

カイジ「む……何だこの生き物……あっち行けっ……!」シッシ

カーバンクル「ぐぐ〜?」

カイジ「何て言ってるんだコイツ……?リデル、わかるかっ……?」

リデル「い、いえ…お役に立てなくてごめんなさい……」

カイジ「いや、「ぐー」なんて言葉に意味が込められてるはずもない……気にするな……!」

カーバンクル「ぐぐ〜?ぐーぐぐー!」

カイジ「やけに挑戦的な目をしてやがる……!こいつ、やろうってのか?ぷよ勝負……!」ぷよ…ぷよ…

カーバンクル「ぐぐぐー♪」

カイジ「良いだろう……ただし俺との勝負に勝ったら、教えてもらおうっ……ウィッチの居場所……!!」

カーバンクル「ぐぐー!」

リデル(知ってる事、前提なんですね……)

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 20:58:30.61 ID:4sJP0Byr0










カーバンクル「ぐっぐ・ぐーぐ!ぐっぐぐぅーぐっ!ぐっぐぐーぐー!ぐぐぐ〜!ぐっぐぐ〜!」


カイジ「クソ……!負けるのかっ……!?貴様……!それでも人間か……!人間じゃなかった……!」






 

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:03:29.76 ID:4sJP0Byr0

カーバンクル「ぐーぐぐー♪」

カイジ「負けた……!人間でも無い小動物(?)にすら負けた……!」

リデル「カイジさん……元気出して下さい……この子も凄く強かったみたいですし…」

カーバンクル「ぐぐー?」

カイジ「確かに……こいつも強かった……!それはまごうことなき真実……!
    しかし敗因は……小動物と侮った……俺の慢心っ……!勝てると思った……思ってしまった……!情けないっ……!」ボロ…ボロ…

リデル「で、でも……カイジさんも凄く強くなってますし……」

カーバンクル「ぐ〜?ぐーぐぐー!」スタタタタ

カイジ「…………着いてこいと、そう言っている気がする……!」

リデル「……え?」

カイジ「俺にはわかる……あれに着いて行けば……何かがわかるはずっ……!」フラ…フラ…

リデル「カイジさん……」オロオロ

152 名前:>>148うめええええええ[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:12:10.23 ID:4sJP0Byr0

アルル「あ、カーくん!どこ行ってたの?探したよ〜!」

カイジ「来たっ……人……!人だっ……!あれほどの小動物を使役する存在……!ならばこそ、ウィッチと言う魔女も知っていて然るべきっ……!」

リデル(本当に人が居る所に行きあたるなんて……)

アルル「あれ、この人たちは?」

カーバンクル「ぐー、ぐぐぐー!」

アルル「え?遊んでもらってたの?そうなんだ、よかったね!」

カイジ「あー……その、なんだ……人を探してるんだが……」

アルル「それよりも、カーくんと遊んでくれてありがとね!お礼と言ったらなんだけど、何でも聞いて良いよ!誰を探してるの?」

カイジ「ウィッチとか言う魔法使いなんだが……魔法薬を作るとか言ってどっか行ったはいいが、居場所が分からなくてな……!」

アルル「ウィッチ?ウィッチなら知ってるよ!さっきシェゾがどうとか行ってあっちの洞窟に向かって行ったよ」

カイジ「何だと……!?僥倖っ……奇跡が起きたっ……!ありがてえ……感謝するっ……!」

リデル「凄いです……こんなにすぐ知ってる人に行きあたるなんて……」

アルル「このくらいお安いごようだよ!ねーカーくん♪」

カーバンクル「ぐぐぐー♪」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:21:07.92 ID:4sJP0Byr0

洞窟

シェゾ「全く……何だったんだ、あの魔女と来たら……」ブツブツ

カイジ「ここか……」

リデル「うう、何だか暗くて怖いです……」

シェゾ「次から次へと……何なんだ!俺は静かに過ごしたいだけだと言うのに!」プンスカ

カイジ「な、何をキレてんだコイツっ……!ひょっとして危ない人か……!?」

リデル「か、カイジさん……怖いです……」

シェゾ「変態って言うな!!」

カイジ「そんな事言ってない……!俺はただ、人を探しているだけなんだ……!
    ウィッチとか言う魔女……そいつの所在さえ知られれば、どこへなりとも消えようっ……!」

シェゾ「……魔女について知ってどうするつもりだ……?」

カイジ「何て事は無い……届けたいモノがあるだけだっ……!」

シェゾ「ほう……届けたいモノ…だと……?つまりウィッチと貴様は何かよからん魔法薬の調合でもしようとしてるんだな?」

カイジ「何だと……?」ざわ…ざわ…

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:31:51.27 ID:4sJP0Byr0

シェゾ「だってそうだろう!いきなり現れて「あなたが欲しいですわ」とか言いながら俺の髪の毛を数本持ち去るだけでは飽き足らず、
    俺のねぐらであるこの静かな洞窟を荒して回ったんだ!!そこにお前が図ったかのように現れると来た!
    つまり、ウィッチとのぷよ勝負で力を摩耗した俺に止めを刺そうと言う訳だな!?俺の闇の力を恐れんがばかりに、最低でも足止めをしようと!!」

カイジ「」

リデル「あの……その……誤解です」

シェゾ「喧しい!我が闇の剣、さばき切れるか!?行くぞ、ぷよ勝負!!」

カイジ「クソっ……!やるしかないのかっ……!(しかしあの口ぶりからして、力量はウィッチと互角と見た……!どうする……どうする……?!)」ぷよ…ぷよ…

リデル「カイジさん……」



シェゾ「行くぜ!喰らえ!闇の剣よ…!切り裂け!!」

カイジ「がっ……!がっ……!がっ……!何をやってんだ、俺は……!」



カイジ「負けた……またしても……!」

シェゾ「勝負あったな……しかし、その程度の力量でウィッチと組むとはどういうつもりだ?」

カイジ「だから違うと言っているだろうがっ……!!」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:42:58.24 ID:4sJP0Byr0

シェゾ「何だそれを早く言えばこちらとて手荒な真似はしなかったというのに」

カイジ「そうさせてもらえなかったからこその結果がコレだよッ……!!」

シェゾ「仕方ない……百歩譲って俺の勘違いだったとして、それの詫びに魔女について教えてやろう」

カイジ「何処か釈然としないが……感謝する……!」

シェゾ「奴の目的は"魔法薬"だ……俺の髪の毛を取って言ったのも「闇の力を持つ者」の身体の一部が欲しかったかららしい……」

リデル「なんだか……凄そうな薬を作るみたいですね……(前に私も角を取られそうになっちゃったですし……)」

シェゾ「ふん。奴のつくる薬はどれもこれもセンスがズレてるモノばかりだ。どうせ失敗するに決まってる。
     材料は集めたとか行ったから、恐らくは街に戻って調合でもするんだろうさ。場所は確か……」

カイジ「……結局街に戻るのか……だがしかし、感謝だ……!お陰でもうすぐウィッチを見つけられそうだ……!」

リデル「ありがとうございます、よかったですね……カイジさん」

シェゾ「ふん。礼には及ばん。俺はただここで静かに過ごしたいだけだからな、さっさと行け」

カイジ「それでも言わせて貰おうっ……ありがとう……!ありがとう……!」ダダッ

リデル「それでは、失礼します……」スタタッ

シェゾ「ようやく静かになった……まずはこの荒れ果てた洞窟の中を整頓しようか……」ガックシ

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:49:52.48 ID:4sJP0Byr0



カイジ「結局戻って来たが……奴の言う通りなら、恐らくはこの工房の中にウィッチは居るはず……!事実、何やら煙が上がっている……実験の証っ……!」

リデル「ようやくですね……長かったです」

カイジ「リデル……お前の道案内が無ければ俺は途方に暮れていた……改めて感謝……!」

リデル「い、いえ……そんな……私なんて……」

カイジ「いや、あの鬱蒼とした森……!あそこを抜ける事は至難の業っ……!あのあたりの地理に詳しい者でなくては……!」

カイジ(……待て、何かを忘れているような気が……)

カイジ(……そうだ、"種銭"っ……!あれが無くては、あいつらを……!三好達を救うための金を得られないっ……!!)

カイジ(ウィッチの居る場所は分かった……だったら、別に今じゃなくても良いんじゃないか……?
     バイト代を元手に、少し増やした後でも……!)


どうする?
1、素直にウィッチに金を渡す
2、ぷよ勝負でお金を少し増やし、その分はくすねてウィッチに渡す

>>175

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:51:18.85 ID:IiND5aFz0

2

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 21:59:07.50 ID:4sJP0Byr0

カイジ(増やすしかない……!ここで馬鹿正直に金を返し、無一文になったところでどうしようもないし……
     例え負けた所で失うのはあの魔女の金っ……!問題など無いっ……!)

カイジ「色々助かったぜ、リデル……だが今日はもう遅い。後日改めて礼をしたいから、今日の所はここで解散としようか……!」

リデル「そうですね……あ、でも……カイジさん、泊る場所は……?」

カイジ「心配はいらない……!いざとなればあの食堂に駆けこむっ……!」キラッ……

リデル「わ、わかりました……それでは、おやすみなさい」スタスタ

カイジ「ああ。じゃあな」

カイジ「……」

カイジ(コレで1人きり……!ここからは俺1人の力で乗り切るしかないっ……!)

カイジ「まずは……人を探そう……!条件は金を持っていそうな奴っ……」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:01:10.14 ID:4sJP0Byr0

カイジが出くわしたのは?

1、クルーク
2、サタン
3、ルルー
4、レムレス
5、フェーリ
6、アコール先生


>>186

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:01:44.98 ID:HATPit/T0

5

193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:09:24.29 ID:4sJP0Byr0

フェーリ(街で見つけた新しいお菓子屋さん……)

フェーリ(デートに誘うには打ってつけの条件……)

フェーリ(お菓子何ていくらでもレムレス先輩にプレゼント出来ると言う事をアピール出来れば……)

フェーリ(確実に私の願いはかなうはず……)

フェーリ(と言っても、まずは先立つ物がなければ……主に金銭面で)

カイジ「あんた、今ちょっと時間あるか?」

フェーリ「……何、私はいま考え事していて忙しいんだけど……?」

カイジ「そうか……だが、駄目元で尋ねてみるが……ぷよ勝負をしてくれないか……!
    勝った方が5000G(今日の日当全額)払う……どうだ……!?(見た所学生位の少女に勝負を吹っ掛ける何て最低野郎だが……そうも言ってられねえんだ……!)」

フェーリ(成程、そんなやり方もあるのね……)

フェーリ「良いわ、勝負をしましょう」

カイジ「ッ……!ありがてえ……なら、早速、勝負だ……!」ぷよ…ぷよ…

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:17:00.39 ID:4sJP0Byr0






カイジ「うんざりなんだ……!損だ…得だ…金だ…資産だ…そんな話はもうっ……!」



フェーリ「ちょっと、止めてよ!言ってる事と……やってる事……矛盾してるわよ……!」





カイジ(っ……!勝てる……初めて……!勝てるんじゃないか……!!?)ざわ…ざわ…




カイジ(いや……違う……!何だこの悪寒……!?確信めいた予兆のようなっ……!!)ぷよ…ぷよ…




フェーリ「 見 え た わ 」←フィーバー突入

カイジ「何だそれは……!聞いてない……!初耳だ……!」←今までは基本的に一方的にやられていた為に知らなかった

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:22:55.02 ID:4sJP0Byr0








フェーリ「イングレス ホラリー ベネフィック コンジャンクション 来た来た来た…! シグニフィケーター」


カイジ「なんかずりぃ…!汚ぇぞこいつ……!何をしようとも……!とどのつまり……落とすんじゃねか……!」ぷよ…ぷよ…





カイジ「ま、負けた……!」

フェーリ「勝つのは判っていたわ……それじゃあ……」

レムレス「おっと、賭けぷよは駄目だよ。ぷよ勝負はみんな仲良く楽しくね」

カイジ「だ、誰だっ……!」

フェーリ「せ、先輩……!これは、違うんです……!」

レムレス「うんうん、2人とも、止むに止まれぬ事情があったんだよね?誰にも言わないから、この飴でも食べて落ちつきなよ」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:27:32.63 ID:4sJP0Byr0

フェーリ「先輩……私……私……(役得役得…)」ダキッ

レムレス「おやおや?いつもの元気が見当たらないよ?大丈夫?」

カイジ「……」

フェーリ「あ、あの……新しいお菓子屋さん……」

レムレス「あ!そうなんだ、あそこのお菓子屋さん、ケーキがとっても美味しいんだ!今度一緒に行く?」

フェーリ「は、はい!」パァァ

カイジ「……」

レムレス「それじゃあ帰ろっか。あ、お兄さんも、賭けぷよは駄目だからね?アコール先生に見つかったら大変な事になってたかもしれないよ?」

カイジ「……」

フェーリ「そう言う事だから、お金はいらないわ。それじゃあね(感謝……!いちゃつくきっかけとなったこの男に圧倒的感謝っ……!!)」ベタベタ

カイジ「……」

カイジ「……戻るか……」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:32:47.49 ID:4sJP0Byr0

ウィッチの工房

カイジ「おい……!金を持ってきた……!開けてくれっ……!」ドンドン

ウィッチ「はいはい、どなたですの?こんな夜分遅くに……ってああ、貴方でしたか」

カイジ「感謝しろよ……ここに来るのにどれほど苦労したか……!」

ウィッチ「わざわざ律義にここを探してまでお金を持ってきて下さったのですか?御苦労さまですの」

カイジ「そうしろと言ったのは……アンタだろうがっ……!」

ウィッチ「まあ何にせよ、上がってくださいな。丁度新しい魔法薬も出来た事ですし……」

カイジ「魔法薬?あの闇の剣がなんとか言っていた男もそんな事を言っていたな……」

ウィッチ「まぁ、シェゾの所にまで行ったのですか?」

カイジ「ぷよ勝負に負けた手前、これ以上恥の上塗りは晒せなかったからな……!」

ウィッチ「へぇ……その根性だけは認めて差し上げるついでに、そのお金は差し上げますわ」

カイジ「……は?」

ウィッチ「見て下さる事!?これが新しい魔法薬ですの!コレがあれば大繁盛間違いなし!つまり何が言いたいのかというと、アルバイト何て最早不要ですの!」

カイジ「それはまあ……よかった、な……?」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:37:00.87 ID:4sJP0Byr0

ウィッチ「そうだ、わざわざここまでして下さった殿方をそのまま帰すなんて、私のプライドが許しませんの!」

カイジ「は、はぁ……?(何だ?寝床でも貸してくれるのか……?)」

ウィッチ「ですので、この新しい魔法薬の第一被験者として貴方を御指名してさしあげますの!」

カイジ「ひ、被験者……だと……?」

ウィッチ「コレを使えばどんな相手でも昇天間違いなし!これならきっと色んな層の人々に爆売れ間違いないですわ!」

カイジ「ま、待て……何だか嫌な予感がする……!金を置いて行くから、それを持ってこちらににじり寄るのをやめろっ……!!」

ウィッチ「ふ、ふふ……うふふふふ……」

カイジ「近づくなっ……それ以上……!俺の下へっ……!!」





ウィッチ「コレが新しい魔法薬……"メテオ"ですの!!」



カイジ「うわああぁあぁあぁぁ!!!」



 

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:37:16.76 ID:4sJP0Byr0


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228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/02/13(月) 22:43:08.97 ID:4sJP0Byr0

ウィッチ「……ケホッ、失敗、ですのね……」

ウィッチ「……あら?あの殿方は……爆発の衝撃で吹き飛んでしまったのでしょうか……」

ウィッチ「……」

ウィッチ「まあ、ここまで来るのに物凄く苦労なさったようですし、これ位平気でしょう……」




カイジ「ん……うぅーん……こ、ここは……?」

カイジ「こ、公園……!?俺は、戻って来たのか……!?」

カイジ「やった……!ついに帰って来たっ……!!日本へっ……!」

カイジ(そもそも……あれは夢だったんじゃないか……?あり得ないだろう、あんな事!)

カイジ「兎に角……今は飯……飯だっ……!金はいくらあるんだ……?」ジャラリ

カイジ「……金貨……5000G分……?」

黒服「カイジ様……外出期限が現時刻を以って終了しました。これより地下へと戻って頂きます」

カイジ「」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22:45:38.10 ID:4sJP0Byr0

__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-


                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^ ) ,-''";  ;,
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                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22:46:40.41 ID:4sJP0Byr0

着地点がこれくらいしか思いつかねぇだろうがよぉぉぉぉ!!!!
カイジの心理戦をぷよで再現するなんて無理だよォォォォ!!!!
大体最初の1レスしか書いてねぇんだからこんなんなんだよぉぉぉぉ!!!

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/02/13(月) 22:54:32.87 ID:4sJP0Byr0

すまん正直詰めが甘かった・・・せっかく金貨あったのにそこまで考えてなかったわ。
そして見切り発車のくそすれにご付き合いいただきありがとうございました。

話の軸はぷよぷよ20thの奴なんで気になる方は買ってプレイしてみてね!



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