キョン「ハルヒが若年性アルツハイマーになった……」


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1 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/24(木) 21:27:09 ID:TX8cP2Ns0

医師「はい。奥さんは現在アルツハイマーの初期段階ですが…」

キョン「若年性アルツハイマーとは何ですか?」

医師「簡単に説明しますと、段々記憶を失っていくという病気です」

キョン「最後には…」

医師「あなたの事も忘れてしまうでしょう…」

キョン「そう…ですか……」

ハルヒの異変はついこの間からだったな…

------

ハルヒ「キョン!今日の夜ご飯はあんたの大好きなグラタンよ!」

キョン「おお、そうか!」

-翌日-

ハルヒ「キョン!今日の夜ご飯はグラタンよ!」

キョン(昨日もグラタンだったな…)

ハルヒ「何よ、嬉しくないの?」

キョン「い、いや別に…」

ハルヒ「?」

2 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 07:16:53 ID:PCd.LoLA0

-数日後-

キョン(やっぱり変だ…)

キョン「なあハルヒ、先週の夜ご飯は何だった?」

ハルヒ「さあ?覚えて無いわ…」

キョン「昨日の夜ご飯は?」

ハルヒ「覚えて…無い……」

キョン「昨日の夜ご飯もグラタン、先週もグラタンだ」

ハルヒ「やだ、あたしったら何やってんのかしら!」

キョン(隠しても無駄だ…)

キョン「ハルヒ、病院に行くぞ!」

------

まあこんな成り行きがあった訳だが…

これからどうなっちまうんだろうか……

3 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 07:37:25 ID:PCd.LoLA0

-翌日-

ハルヒ「キョン、新聞取って来て!」

キョン「へいへい」

キョン(既に昨日の事も忘れている…)

バサッ

キョン「ほらよ、新聞だ」

ハルヒ「あ、新聞わざわざ取って来てくれたの?ありがとう」

キョン「お、おう…」

キョン(まずいな…今さっきの事まで忘れてやがる…)

キョン(俺の事を忘れるのもあと少しだな…)

プルルル…

ガチャ

キョン「もしもし」

古泉「あなたが出てくれましたね」

キョン「ああ」

古泉「落ち着いて聞いてください。涼宮さんの能力が先程復活しました」

キョン「…何だと」

古泉「そちらで何か変化はありますか?」

キョン「ああ。ハルヒが若年性アルツハイマーになった…」

古泉「そうですか…」

キョン「既に症状は進行している。俺の事を忘れてしまったら家を出ようと思う」

古泉「もしそうなってしまったら僕達の家に来てください。お話はその際に…」

キョン「すまない、古泉…」

古泉「困った時はお互い様ですよ」

キョン「ああ…」

古泉「それでは」

ガチャ

ハルヒ「困ったわ…」

キョン「ん?どうした」

ハルヒ「味噌汁ってどうやって作るのかしら…」

キョン(何…だと……)

-数日後-

キョン「おはよう、ハルヒ…」

ハルヒ「だ、誰よ!!」

4 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 17:51:28 ID:PCd.LoLA0

キョン(こうなったらあの技で…)

キョン「突然驚かしてしまいすいません。私は本日からこちらのお手伝い係として働かせていただ」

ハルヒ「いいから早く荷物をまとめて出て行って!」

キョン「はい。かしこまりました」

キョン(今日でお別れだ。ハルヒ…)

バタン

キョン「取り敢えず実家に戻るか…」

5 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 20:07:25 ID:PCd.LoLA0

俺はそう呟きつつ、車に乗り込んだ。

バタン

キョン「さらばMyハウス、そして涼宮ハルヒ…」

キョン「カーステでも聞くか…」

ピッ

「あの日々は消えても まだ夢は消えない……」

ブロロロ…

「空と君との間には 今日も冷たい雨が降る……」

「そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ……」

キョン「そんな時代、か……」

キョン「それにしても中島さんの曲だけだな。まあ今の気持ちに合っているけど…」

-西宮駅前ロータリー-

キョン「さて、古泉に電話するか」

プルルル…

古泉「もしもし」

キョン「ああ、古泉か?」

古泉「……遂にこの時が来てしまいましたか……」

キョン「?」

古泉「いえ、あなたの事では無く涼宮さんの事です」

キョン「……ああ」

古泉「今どこですか?迎えに行きますよ」

キョン「いや、まだいい。最初に実家行ってくる」

古泉「そうですか。ではまた」

キョン「ああ」

ガチャ

-この後俺は実家へ行き、親に状況を説明した。母は最初機嫌良かったが、その後やるせない表情へと変わってしまった-

キョン「さてと、夜飯でも買っていくか…」

プルルル…

キョン「もしもし」

古泉「大変です!涼宮さんの家に刑務所からの脱獄犯が…」

キョン「ど、どうした!」

古泉「立て籠もっているようです…」

キョン「ふ〜ん」

古泉「なぜ落ち着いているんですか!立て籠もりですよ!タ•テ•コ•モ•リ!!」

キョン「そんぐらい分かる」

キョン「あいつが俺の事を忘れている上に錯乱状態なんだ。今行ったとしても無駄だ」

古泉「ですが…」

キョン「俺だって行って助けてやりたい。だがな古泉、今は行くべきじゃない。分かってくれ」

古泉「はい……」

キョン「ところで古泉、夜飯はどうする」

古泉「僕はいつもコンビニ弁当ですけど…」

キョン「そうか。じゃあ自分の飯は買っていく」

古泉「ええ。わかりました」

ピッ

6 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 20:13:50 ID:PCd.LoLA0

キョン「さてと…」

男「おい、お前キョンじゃないか!!」

振り返るとそこには谷口が居た。

谷口「最近どうよ、奥さんとは」

キョン「ああ、あいつの事か?」

キョン「若年性アルツハイマーになった。しかも俺の事も忘れた…」

谷口「そうか…じゃあお前にはコレをやろう」

キョン「何だこれは?」

谷口「まあ後で見てくれよ!」

谷口「じゃあな!!」

キョン「あ、ああ!」

谷口から渡されたのは一冊の本だった…

7 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/25(金) 22:31:43 ID:PCd.LoLA0

まあこの本は落ち着いた頃に読んでみよう。

プルルル…

キョン「もしもし」

古泉「これからあなたのお宅の方へ向かいます。ですからそこで待っててください」

キョン「おう。分かった」

古泉「あっお婆さん大丈夫ですか?」

キョン「?」

古泉「ちょっとお待ちを…」

カンカンカン……

キョン「お、おい古泉!!」

古泉「お婆さん危ない!!」

8 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/26(土) 07:32:44 ID:vpDdGINo0

キョン「古泉、おい!」

古泉「さあ、早く!」

プァ-ン

古泉「う、うわあぁぁ……」

キイィィ

キョン「古泉ー!!」

9 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/26(土) 14:28:19 ID:vpDdGINo0

ブツッ

ツ-ツ-ツ-…

キョン「まさかハルヒが…」

キョン「取り敢えず事故現場へ行くか」

バタン

キョン「…………何故だ?」

キョン「何故エンジンがかからない?」

ブゥン!

「………あなたに話したい事がある」

キョン「この声は……」

「声質はあなたの記憶にある長門有希と同じ。でも私はあなたのカーナビゲーション装置の……」

キョン「もういい。で、話とは何だ?」

「あなたは涼宮ハルヒの所へ戻る義務がある」

キョン「だが家には脱獄犯が立てこもっているはずだが……」

「それはあなたを家へ戻す為の嘘。これは古泉一樹に協力してもらった。しかしあなたは家に戻ろうとしなかった」

「目標が達成出来なかったので仕掛け人の古泉一樹は地球上から消去した」

「もう一度通告する。涼宮ハルヒの所へ戻って欲しい…」

キョン「…もし俺が断ったらどうする?」

「あなたを情報操作し、無理やり家に運ぶ」

キョン「………わかった。家に戻る」

「……………了解した」

フッ

キョン「………すまない長門。家には戻らない………」

ブロロロ……

10 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/26(土) 18:32:23 ID:vpDdGINo0

キョン「…………」

ハルヒ「……………」

長門、お前は何故そこまでしてハルヒに会おうとさせるんだ?答えてくれよ……

「それは……」

キョン「………何だ」

「涼宮ハルヒが望んでいるから……」

キョン「………わかったよ。ハルヒが望んでいるなら仕方ない」

「あなたと涼宮ハルヒにはこちらから若干の情報操作をする。これだけが最善策」

キョン「了解……」

「あなたは涼宮ハルヒからは兄として認識させる」

ハルヒ「さっきから何ボソボソ話してるのよ!」

キョン「ああ、すまん」

長門、ハルヒはどう呼べばいいんだ……!

「“ハルヒ”でいい」

OK!

キョン「ところでハルヒ、悪いがこの家空き部屋あるか?」

ハルヒ「あるわよ。まさかあんた家から追い出されたんでしょ!」

キョン「…………あぁ」

ハルヒ「しょうがない、1ヶ月家賃一万円でどう?」

キョン「……わかった」

キョン(久し振りだな、俺の家…)

11 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/26(土) 21:21:48 ID:vpDdGINo0

-翌日-

キョン「ああ、ハルヒか……」

ハルヒ「そ、そうよ!何か文句でもあんの?」

キョン「…………いや」



ハルヒ「私は買い物行って来るわ!あんたは留守番よ!」

キョン「やれやれ」

バタン

キョン「……………」

--2時間経過--

キョン「ハルヒ遅いな……」

--3時間経過--

キョン「遅い!遅すぎる!まさか家も分からないのか?」

プルルル…

キョン「はい、もしもし」

男「涼宮ハルヒさんのお宅ですか?」

キョン「は、はぁ……」

男「お宅の女性がね、ウチの商品を万引きしようとしたんですよぉ」

キョン「はぁ……」

男「それでねぇ、引き止めたら僕が殴らちゃいましてぇ」

キョン「はぁ……………」

男「今警察署に居るんですよぉ」

キョン「は、はぁ……」

キョン「ところでお宅の店舗はどちらですか?」

男「兵庫県のぉ、西宮ですよぉ」

キョン「に、西宮!?」

男「ええ。お宅は京都みたいですけどねぇ…」

キョン「すみません、今すぐそちらへ向かいます!!」

男「はぁい。では待ってまーす」ニヤリ

バタン

キョン(ハルヒは西宮までどう行ったんだ?)

男「おい兄ちゃん、待ちな!」

キョン「な、なんですか?」

ドカッバキッ!!

キョン「ぐふっっ!」



男「組長、連れてきやした!!」

組長「すまねえなぁ」

男「オラッ!さっさと頭上げんかい!!」

グイッ

キョン「ハッ!く、組長!!」

組長「どえりゃあ久し振りやな、キョン!」

キョン「は、はい!!」

組長「俺のキュートな顔を殴ったのはこの女じゃ」

ハルヒ「…………」

組長「さっき電話したのは俺や。偶然じゃのう」

キョン「なっ……!」

組長「こいつはオマエのコレ、か?」

組長、小指を立てる

キョン「そうなんですけど……」

組長「お、どうした?」

キョン「若年性アルツハイマーになってしまいました…」

組長「証拠は?」

キョン「これです」

つ□←診断書

組長「………そうだったのか」

組長「よし、今回は許してやろう!但し次回は無いぞぉ」

男「組長……!」

組長「いいんだ!こいつが嘘をつく男だと俺がいつ言った!」

男「組長ぉ……」

組長「彼女を大切にな!応援ならいつでもいいからな!!」

キョン「ありがとうございます!」

組長「よし!じゃあ組員条約唱和!!」

男「強きをくじき!」

キョン「弱きを救う!!」

組長「よし!!!」



キョン(もう活動限界だ……)

「キョン!あんた暴力団に居たの!?」

キョン「えっ?ハル…ヒ……」

ハルヒ「な、何よ!」

キョン「だって今“キョン”って言っただろ?」

ハルヒ「はぁ?あんたバカじゃないの!キョンなんて知らないわよ!!」

キョン「何…だと……」

ハルヒ「じゃあ私は寝る!」

キョン「ち、畜生ーーー!!!!!!」

それから俺は心に大きな穴が開いてしまった…

12 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/27(日) 10:34:48 ID:J2Z9Manw0

キョン「俺はいつから外に出ていないだろう。そうだ、あの日からだったな……」

キョン「アルツハイマーについて調べて2ヶ月過ぎたか……」

コンコン

キョン「はい」

ハルヒ「キョン、あたしはこの家を出るわ。今までありがとう」

その声は昔聞いていたハルヒの声そのものだった

キョン「お、おいハルヒ!」

ハルヒ「わたしを捜さないで」

キョン「ハル…ヒ?」

バタン

「パーソナルネーム“キョン”の情報改ざんを開始する…」



キョン「さてと、仕事に行くか」

そう意気込むと、俺は車に乗りこんだ

ブロロロ……

キョン「うおっ!」

キイィ

キョン「いきなり赤信号に変わるなよ!」

ふと歩行者を見ると、昔の高校時代に見た黄色いカチューシャをし、ポニーテールの髪型をした女性がいた…

その女性はこちらを見たが、そのまま気にせずに行ってしまった…

キョン「あの人の名前は……」

キョン「うーん、思い出せそうにないな…」

信号が青に変わる。俺はそのまま自分の道へと進む。懐かしい思い出を背負って…

-完-

13 名前:にょろーん名無しさん[] 投稿日:2011/11/27(日) 10:40:29 ID:J2Z9Manw0

どうも、IDが毎日変わる作者です。もう少し話を延ばしたかったですけど面倒くさいので終わり!

以外のSSも見たいという物好きな人は居ないと思うけど一応紹介。。。

古泉「今日から駅員、ですね……」

中盤からキチガイSSなのでご注意を……



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