中島「磯野ー、先月貸した5000万円取り立てにきたぜー!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:橘「さ、さ、さ、キョンさん!」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:03:57.68 ID:c1+t/xZI0

カツオ「あと1ヶ月待ってください」

中島「あ?頼み方があるだろ?」

カツオ「はい、何でもするから」

中島「焼き土下座だ」



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:09:24.07 ID:c1+t/xZI0

カツオ「アチチチチッ」

中島「よし、30分経ったな……」

カツオ「もういいか?」

中島「いいよ」

スッ

カツオ「アチチッ…顔が火傷しちゃったじゃないか」

中島「ちゃんと返さない磯野が悪いんだよ」

カツオ「はぁ、5000万なんて集められないよ」

中島「内臓でも何でもいいから売り払ってきたら?」

カツオ「う〜ん……」



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:14:03.59 ID:c1+t/xZI0

夜、磯家では家族会議が行われていた

波平「ぶわっかもーーーーーん!!!!!!」

カツオ「ウッヒッ…」

波平「タマを売り飛ばすとは何事だ!!」

タラ「ふわあああん…タマァ…」

ワカメ「ひどいわお兄ちゃん!!タマを連れ戻してよ!」

カツオ「もう無理だよ、今頃海外に流されてるんだし…」

フネ「でも、大した金にはならなかったんだろう?」

カツオ「2000円だったよ」

サザエ「あらやだ。安い猫だわ。」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:18:39.92 ID:c1+t/xZI0

波平「その金は父さんが預かろう」

カツオ「えぇ!!これは僕のお金だよ!」

サザエ「カツオォッ!あんただけ利益を得ようなんて卑怯だわ!」

ワカメ「そうよそうよ」

タラ「ふぇぇ…タマァ……」

カツオ「その2000円は、僕がギャンブルで増やしてくるよ!」

波平「なに?増やせるのか?」

カツオ「任せておいてよ!2000円が、明日には5億になってるからさ!」

マスオ「カツオくん、それはちょっと考えが甘いんじゃないかい?」

カツオ「えっ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:23:44.96 ID:c1+t/xZI0

サザエ「貴方、どういうことなのよ・」

マスオ「そんなちっぽけな資金で何ができるって言うんだい?」

カツオ「ぎゃ…ギャンブルするんだよ……」

マスオ「賭けを甘く見るな」

カツオ「ッ!!!!」

その時のマスオの眼は

まさにイカサマをしたことのある賭博師の眼をしていた

カツオ「マスオ兄さんに何が分かるって言うんだよ!」

マスオ「ああ、分かるさ」

マスオ「僕は1度…地獄を見たからね………」

カツオ「地獄……?」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:28:16.38 ID:c1+t/xZI0

波平「一体どういうことなんだ、マスオくん」

マスオ「ええ…いつかお話ししようと思ってたことです」

サザエ「貴方、あたしに隠し事してたってことなの!?」

マスオ「すまない……中々言い出せなくて…」

カツオ「聞かせてよ、マスオ兄さん……」

マスオ「あれはまだ…僕が若かった頃の話……」

回想シーン

サザエと出会う前、マスオは賭博師として
裏の世界で名を馳せていた

マスオ「よし、今日も500円勝ちだな」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:33:08.54 ID:c1+t/xZI0

マスオはズバ抜けて「運」が強かった

また、賭けの流れを読むこともできた賭博師であった

アナゴ「すごいじゃないかぁ、フグ田くぅーん」

マスオの悪友「アナゴ」
彼は決して賭けはしなかった

賭けは自分の考えに反するとのことで、いつもマスオの賭けを観戦している

マスオ「今回も流れを読んだだけだよ」

アナゴ「その金で一杯どうだい?」

マスオ「ああ、行こうか」

2人はその後、夜の街にへと消えて行った



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:38:05.77 ID:c1+t/xZI0

【居酒屋】

アナゴ「ムシャムシャ」

マスオ「あ、アナゴくん。ちょっと食べすぎなんじゃないか?」

アナゴ「いやぁ〜久し振りの飯だからねぇ」

マスオ(お金足りないって……)

ざわざわ

アナゴ「おや?あっちのテーブルで何かあったみたいだよ」

マスオ「行ってみよう」

スタスタ

ノリスケ「も…もう勘弁してください…!!」

そこには全裸で土下座をしているノリスケの姿が

どうやら、賭けに負けたようだ

アナゴ「自業自得だねぇ〜君もそう思うだろ?」

マスオ「ああ、ギャンブルの世界だから…仕方ないことだよ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:43:04.20 ID:c1+t/xZI0

ノリスケ「ヒッァァァ!!そこはダメッ!!」

黒服の男に金玉を握る潰されるノリスケ

アナゴ「中々ハードなプレイじゃないか」

マスオ(相手は誰なんだろう…?)

イササカ「いささか、スリルの無い賭けには飽きてきましたなぁ」

マスオ「ッッハッ!!!!」

アナゴ「フグ田くぅーん?どうしたんだい?」

マスオ「あの男……賭博世界では皇帝と称されているんだよ」

アナゴ「ほわっつ?」

マスオ「知らない人間の方が少ないぐらいさ…」

イササカ「さぁ、他に賭けをする方はいませんか?」

マスオ「ゴクリ……」

その時、マスオの賭博師としての血が疼く

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:47:24.31 ID:c1+t/xZI0

相手は「賭博界の皇帝イササカ」

アマチュア賭博師のマスオには勝ち目がない

アナゴ「フグ田くぅーん…あの男とは戦わない方がいいみたいだね」

マスオ(……)

イササカ「そこの方」

マスオ「え?」

イササカ「どうです?勝負してみませんか?」

マスオ「ぼ……僕がですか?」

アナゴ「すいません、焼き鳥追加で」

イササカ「ええ…貴方ですよ」

マスオ(クッ……戦いたい!!この男と賭けてみたい!!!)



53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:52:36.13 ID:c1+t/xZI0

マスオ「勝負……します」

イササカ「ただし、条件があります」

マスオ「条件?」

アナゴ「ムシャムシャ」

イササカ「賭け金がゼロとなった時点で敗北…そして、負けた時は……」

マスオ「負けた時は?」

イササカ「そのお友達を、連れて行かせてもらいますぞ」

マスオ「アナゴくんを!?」

アナゴ「ハハッ、冗談はよしてくれよ〜」

マスオ(負けたら…アナゴくんを失う………)

イササカ「どうされますかな?」

マスオ(別に、いいか……)

マスオ「その勝負、受け立ちましょう」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 14:59:20.40 ID:c1+t/xZI0

マスオ「どんな勝負で賭けを?」

イササカ「インディアンポーカーをご存知で?」

スッ

出されたのはトランプの山札

マスオ「インディアンポーカー…!」

アナゴ「どんなゲームなんだい?」

マスオ「お互いに山札からカードを1枚引いて、自分には見えないようにカードを額の上に持っていくんだ」

イササカ「その通り。そして、数字の大きい方が勝つ。」

アナゴ「簡単なゲームじゃないかぁ」

マスオ「自分のカードが見えないからね。心理戦だよ。」

イササカ「もちろん、自分が負けると思った時は降りることも可能ですなぁ」

アナゴ「それより…賭ける金はあるのかい?フグ田くぅーん」

マスオ「あ…」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:06:33.38 ID:c1+t/xZI0

イササカ「彼を…賭け金にですか」

マスオ「お願いします」

アナゴ「ひどいじゃないかフグ田くぅーん」

イササカ「まあ、いいでしょう」

マスオ「あざす!」

イササカ「10回勝負です。勝ちの多い方が勝者となります。」

マスオ(10回勝負か…流れを読まないとあっさりと喰われてしまう…)

イササカ「それでは、1枚引いてください」

スッ

マスオ「……」

マスオ…6

イササカ…10

アナゴ「こ…これは!!」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:09:52.45 ID:c1+t/xZI0

イササカ「ほう…中々強い数字ですなぁ」

マスオ(強い…?まさか、この男より上の数字を引いたという訳なのか…?)

マスオ(いや……ただの揺さぶりだ)

アナゴ「フグ田くぅーん、相手の心を読むんだ」

マスオ(対して奴は10…微妙な数字だ、勝負するか……?)

イササカ「さぁ、勝負しますかなぁ」

マスオ(いや…!!奴の言葉は本当かもしれない…!)

マスオ(僕を深く考え込ませるために、言ったとしか考えられないな…)

マスオ「勝負します」

イササカ「それでは…せーのっ」

パシッ

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:14:43.70 ID:c1+t/xZI0

マスオ「ろ…ろく!?」

1回目…マスオ負け

イササカ「ははっ、何も私より強いとは言ってませんなぁ」

アナゴ「やられたな…」

マスオ(クッ…!!奴の言葉は嘘だったか…!!)

イササカ「それでは、2回戦いきますか」

マスオ…ジョーカー
イササカ…8

アナゴ(ジョーカーは1番強い…!いけるぞフグ田くん!)

マスオ「微妙な数字ですね」

イササカ「ハハッ、それはお互い様ですなぁ」

マスオ(チッ…揺さぶりには乗ってこないか……!)

イササカ「それより、貴方のカードは1番強いカードですなぁ」

マスオ「え?」

イササカ「これは…勝てません」

マスオ(なんだ……ホントなのか?降りるのか?)

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:21:50.38 ID:c1+t/xZI0

/10回戦
イササカ「私の勝ちですなぁ」

マスオ「ウアアアアあああああああああ!!!!!」

マスオはその後も負け続け、敗北

アナゴ「そんな!!伝説のフグ田くぅーんが!」

イササカ「連れていきなさい」

黒服A「こい」

ガッ

アナゴ「離せ!!」

黒服B「無駄だ」

ずりずりっ

マスオ「アナゴくん!!!アナゴくん!!!」

イササカ「これぞ私の求めていた光景!!!実に素晴らしい!!!」

アナゴ「い、嫌だァァァ!!まだ焼き鳥残ってるんだよぉ!!!」

マスオ(すまない……アナゴくんっ…!!



83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:26:48.06 ID:c1+t/xZI0

回想終了

マスオ「それから、僕は賭けることを辞めたんだ」

カツオ「そうだったんだ…」

マスオ「僕はね…命という、とても重いものを賭けてしまったんだ」

マスオ「命はお金では買えない…」

サザエ「ひっく…ひっく」

マスオ「友達を失う地獄、君に耐えられるのかい?」

カツオ「ゴクリ」

マスオ「中途半端な気持ちは…ドブへ捨てた方がいい」

フネ「アナゴさんは今どうしてるんだい?」

マスオ「行方が分からないままなんですよ」

波平「何か手がかりがあるはずだ」



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:34:35.98 ID:c1+t/xZI0

マスオ「僕はあの時の賭けを、未だに後悔してるんだ」

カツオ「その皇帝はどこに?」

マスオ「今は知らない…海外へ逃亡したって噂は聞いたよ」

サザエ「あらやだ。夕飯の支度しなきゃ。」

波平「サザエ、今日の夕飯はアナゴにしてくれ」

フネ「うふふ…お父さんったら」

波平「ハハハッ」


それから、磯野家のアナゴ探しが始まった

マスオはバイトの時間になり出勤

マスオ「ちわー」

三郎「おいおい、遅かったじゃないか」

マスオ「すいません!三郎先輩!」

コンビニ先輩…サブちゃん

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:39:10.80 ID:c1+t/xZI0

マスオの会社は先週倒産
しばらくは、バイト生活が続く

マスオ「いら・・いらっいらっ・・・」

DQN「あぁ?」

サブ「ちょ、磯野さん何してんの。」

マスオ「す…すいません」

サブ「挨拶はもっと大きな声で…あらっしゃいれっませぇ!!!!」

DQN「お…おう」

スタスタ

サブ「このぐらい元気よく言わないと、客は来ないからね」

マスオ「さ、さすが先輩……」

サブ「ところでさ、まだ賭けはしてるの?」

マスオ「あ…いえ賭けはしてません」

サブ「なんか、ギャンブルの大会に招待されちゃったんだよ〜」

マスオ「ギャンブルの大会?」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:44:25.49 ID:c1+t/xZI0

サブ「何でも主催者は石油会社の社長なんだ」

マスオ「それはすごい」

サブ「で、全然参加者が集まらなくて中止になりかけてるんだよ」

マスオ(くだらない大会だな……)

サブ「えーっと…主催者の名前はイササカ…」

マスオ「ッハッ!!!?」

サブ「ど、どうしたの?」

マスオ「イササカって言いましたよね?」

サブ「そ…そうだけど」

マスオ(イササカ……奴が主催の大会か…!)

サブ「この人のこと知ってるの?」

マスオ「ええ、ちょっとだけ…」

サブ「それなら参加してみなよ!家族全員誘ってさ!」



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:50:53.98 ID:c1+t/xZI0

その夜、磯野家緊急家族会議が開かれた

マスオ「という訳で、皆さんに参加してもらいたいんです」

サザエ「その日は忙しくて無理なのよ〜」

波平「いや…全員強制参加だ」

ワカメ「え!?」

波平「身内が困っているんだ、見過ごすわけにはいかんだろう」

フネ「よっ、男前!」

ぺちぺちっ(波平の頭を叩く)

カツオ「僕も参加するよ」

マスオ「か、カツオくん!」

サザエ「仕方ないわね…あたしも一肌脱ぐわ!」

カツオ(何で全部脱ぐんだよ)

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:55:11.73 ID:c1+t/xZI0

こうして、磯野家は全員参加

大会開催日までは各自修行を積むことに

波平「よいな…今日は1日中……寝ておくのだ」

フネ「賭けと何の関係があるんだい?」

波平「こうすることによって、勘が養われるのだ」

マスオ(お父さん…もしかして……)

サザエ「zzz」


花沢「ギャンブル大会?」

かおり「私たちも参加してみない?」

花沢「あたしは別に構わないわよ!」

中島(おいおい…この大会、やばいな……)

花沢「中島くんはどうするのよ!?」

中島「そうだね、考えておくよ」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 15:59:34.62 ID:c1+t/xZI0

???「そうか、人数は集まったか」

黒服A「参加者は磯野家と他数名のようです」

???「フッ」

黒服A「フグ田マスオの参加も確認できました」

???「それは、楽しみだな……」


そして、大会当日

開会式はカツオ達の学校の体育館で行われる

タイコ「えー本日は第1回ギャンブル大会に参加して頂きありがとうございます」

カツオ「ざわっ」

タイコ「尚、この大会では死者が出ても…一切責任は取りません」

一同「!!!?」



121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:03:31.18 ID:c1+t/xZI0

サザエ「そんなの聞いてないわよ!」

波平「左様」

フネ「招待状には楽しくギャンブルをしようって書いてたんだろう?」

マスオ(嫌な予感がする……)

花沢「そうよそうよ!!」

かおり「責任者出しなさいよ」

カツオ「花沢さん!かおりちゃん!」

ざわざわ

サザエ「こんなのルール違反よ!」

タラ「そうですぅ!謝れですぅ!」

タイコ「…」

バンッ!!

タイコ「ファッキューッ!!!!!!」

一同「!!!!?」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:08:45.31 ID:c1+t/xZI0

カツオ「な、なにキレてんの?」

タイコ「あそこ舐めさせるぞテメェ等!!!」

フネ「舐めるのは得意じゃないんだよ」

タイコ「お前等は参加した時点でゴミと一緒なんだよ!!!」

マスオ「ご…ゴミ?」

タイコ「金を稼ぎにきたんだろ?そうなんだろ?」

タイコ「だったら黙って金賭けて勝負しろ」

一同「……」

タイコ「これで開会式を終了する」

開会式は無事に幕を閉じた



130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:15:16.57 ID:c1+t/xZI0

参加者リスト

・カツオ
・ワカメ
・タラヲ
・フネ
・波平
・サザエ
・マスオ(元アマチュア賭博師)
・花沢
・かおりちゃん
・中島(現役プロ賭博師)
・イクラ
・カツオの担任

大会は第1ゲームから第3ゲームまであり

最終ゲームで優勝した物に莫大な賞金が与えられるのだ

第1ゲームは3日後に行われる予定

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:18:10.68 ID:c1+t/xZI0

カツオ「第1ゲームの内容は?」

マスオ「当日まで分からないみたいなんだ」

サザエ「卑怯よ!!」

波平「何も慌てることはなかろう」

フネ「お父さん、足が震えてますよ」

波平「なんと」

マスオ「とにかく…ある程度死者が出るのは覚悟したほうがいいよ」

カツオ「そ、そんなぁ」

マスオ「僕たちの目的は全員生き残ること、裏切りは絶対に無しだ」

サザエ「当たり前よ!家族なんだから!」



141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:23:52.52 ID:c1+t/xZI0

アナゴ「ハァハァ……」

イササカ「もう、性奴隷にするのもイササカ飽きてきましたなぁ」

アナゴ「クッ…あんな大会なんて無意味だ!!」

イササカ「用は無い」

カチャッ

アナゴの額に銃口が向けられた

イササカ「何か最後に言っておきますか?」

アナゴ「アディオス」

バンッ!!

アナゴは額をぶち抜かれ、崩れ落ちた

イササカ「フフッ……」

大会開催編 完

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:31:44.00 ID:c1+t/xZI0

〜アナゴ奪回編〜

マスオ「えぇ!?アナゴくんの死体が公園に放置されてるって!?」

カツオ「今朝、姉さんが見つけたんだよ!」

マスオ「ちょ、ちょっと見に行ってくるよ」

タッタッタ

マスオとカツオは公園に向かった

血まみれのアナゴの姿が

マスオ「アナゴくん!?」

カツオ「もう……死んでる……」

マスオ「うあああああああああああああ!!!!!!」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:35:24.02 ID:c1+t/xZI0

カツオ「でも、一体誰がこんなことを……」

マスオ「イササカに決まってる…!!こんな非道なことをできるのは!」

スッ

中島「そいつは違うと思うぜ?」

カツオ「中島ァ!!」

マスオ「どういうことなんだい?」

中島「僕には、イササカよりも強大な黒幕が存在すると思うな…」

マスオ「黒幕…だと」

カツオ「どうしてそんなことが言えるのさ?」

中島「あの開会式を見て、何も感じなかったのか?」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:40:22.93 ID:c1+t/xZI0

カツオ「確かに、おかしいとは思った」

中島「だろ」

マスオ「僕には嫌な予感しかしなかったからね」

中島「終わりに辿り着くまで、楽じゃなさそうだ」

中島「覚悟はしとけよ」

スタスタ

カツオ「か、かっこいい」

マスオ「いい友達じゃないかカツオくん」


そして、いよいよ第1ゲーム当日

参加者は再び体育館に集まった

タイコ「えーそれでは、今から第1ゲーム内容を説明します」

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:45:08.65 ID:c1+t/xZI0

タイコ「サイコロゲーム」

マスオ「サイコロゲーム!?」

タイコ「互いにサイコロを振り、出た目が大きい方が勝つ。ただ、それだけの勝負よ。」

カツオ「し、シンプル」

フネ「血が疼いてきたじゃないか」

タイコ「尚、1度でも敗北すればその瞬間、地下帝国にへと強制連行されます」

マスオ「地下帝国!?」

タイコ「制限時間は5時間。勝ち残れるのは6人だけ。」

タイコ「それでは、サイコロゲームスタート!!!!」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:49:40.55 ID:c1+t/xZI0

マスオ「みんな、僕の作戦を聞いてくれ」

サザエ「何よ?」

マスオ「全員…制限時間が切れるまで勝負をしないんだ」

マスオ「制限時間が切れたらアウトとは言われてないだろ?」

波平「左様、つまり全員第2ステージへ進むことができる」

カツオ「あったまいい!」

マスオ「よし、5時間何もせずに待機しておくよ!」

マスオの作戦により

参加者全員、各自くつろいでいた

刻々と時間だけが過ぎていき………

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:55:08.50 ID:c1+t/xZI0

残り10分となった時、ゲームが動き出す

マスオ「なぁ、サザエ」

サザエ「あなたどうしたの?」

マスオ「ちょっと…サイコロ振ってみないかい?」

サザエ「ええ、いいわよ」

コロコロ

サザエ…2

マスオ「それ」

コロコロ

マスオ…6

マスオ「イャッホーーー!!!!勝ったぞおおおお!!!!」

サザエ「え?」

タイコ「10番サザエ、アウトです」

サザエ「ちょ・・・マスオさん・・・・」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 16:58:26.20 ID:c1+t/xZI0

黒服A「こい」

グイッ

サザエ「いやっいやあああああ!!!!」

カツオ「兄さん、やったね」

マスオ「ああ、計画通りだよ」

サザエ「あんた達!!!あたしを裏切ったわね!!!」

波平「左様」

フネ「元々、信用してるサザエが悪いんだよ」

サザエ「嫌よ…嫌よーーーーー!!!!!」

マスオ「地下暮らしも悪くないだろ?」

バタンッ

サザエは地下帝国にへと連れて行かれた

マスオ「クッ…サザエ!!!すまない!」

カツオ「姉さんの分まで、頑張らないと…」



172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:04:36.17 ID:c1+t/xZI0

5時間経過

タイコ「第1ゲーム終了です」

タイコ「制限時間が終了した時点で、貴方達の勝ちです」

マスオ「よし」

カツオ「マスオ兄さんの読み通りだね!」

タイコ「それでは、第2ステージにへとご案内させて頂きます」

次のステージにへと進出が決定した11人は

校長室にへと案内された

タイコ「次の第2ステージでは、ある方と勝負をしてもらいます」

マスオ「ある方?」

スタスタ

イササカ「どうも、ご無沙汰ですなぁ」

マスオ「!!?」

現れたのは、宿敵イササカ先生であった

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:08:45.06 ID:c1+t/xZI0

カツオ「僕たちで全員と勝負するつもりなの!?」

タイコ「いいえ、6人だけです」

背後に立っていた黒服達が一斉に拳銃の引き金を引いた

パンパンパンパンッ

タラ「ヒャッ」

波平「グォァ」

先生「うあああああ!!」

花沢「いたっ」

かおり「きゃあああああっ!!」

その場にいた5人が撃ち抜かれた

カツオ「な、何してるのさ!!どうして撃つんだよ!」

タイコ「第2ステージには6人しか参加出来ませんので」

中島(狂ってやがる…!!)

タイコ「このゲームは1人でもイササカ様に勝てば、第3ステージ進出です」



185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:12:35.50 ID:c1+t/xZI0

マスオ「だったら、強い賭博師を…」

カツオ「犠牲者無しに進むことができるね」

カツオ「これも負ければ地下帝国行きなんでしょ?」

イササカ「その必要はありませんなぁ」

マスオ「えぇ!?」

ゴトッ

テーブルの上に置かれたのはドス黒い拳銃

タイコ「2回戦は、ロシアンルーレットです」

カツオ「ロシアンルーレット……?」

フネ「どんなゲームなんだい?」

マスオ「互いに引き金を引いて、球が出れば終わり…それだけです」

中島「いずれにせよ、マジキチゲームには変わりないぜ」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:16:47.64 ID:c1+t/xZI0

イササカ「地下帝国に行く必要はありません、ここで死ぬのですから」

マスオ「クッ、賭けは自分の命と言う訳か…!!」

カツオ「僕こんなゲームしたくないよぉ!」

フネ「泣き言言うんじゃないよ!!」

スッ

イササカ「1人目は貴方ですか」

マスオ「お母さん!?」

フネ「あたしが引き金を引かせてもらうよ」

カツオ「ダメだよ、母さん!」

フネ「およし!あたしはもう命を賭けるつもりなのよ!」

イササカ「素晴らしい、覚悟です。いいでしょう。」

タイコ「それでは…ゲームスタート」

フネ「一泡吹かせようじゃないか」



193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:20:04.31 ID:c1+t/xZI0

8発式の拳銃を互いに引き合うゲーム

イササカ「では、コイントスです」

ピンッ

イササカ「表」

フネ「裏」

コインは……裏

イササカ「それでは、貴方から引いてもらいましょう」

フネ「…」

フネは手渡された拳銃を額に向け、大きく深呼吸した

中島(普通の人間ならば…拳銃を持っただけで多大な精神的ダメージを受ける)

マスオ「けど、お母さんは落ち着いてる…」

フネ「恐怖なんて、あたしにはないんだよ」

カチッ



196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:22:12.24 ID:c1+t/xZI0

パンッ!

1発目で銃弾を引き当ててしまったフネ

カツオ「かあ・・・さん・・・?」

バタッ

マスオ「クッ…!!いきなり…!」

崩れ落ちたフネに駆け寄るカツオ

カツオ「母さん、嫌だよ!!!死なないで!!!」

フネ「かっ・・・おっ・・・」

フネは…その場で静かに息を引き取った

カツオ「母さああああああああん!!!!!!」

イササカ「さぁ、2人目は誰ですかな?」

ワカメ「こ…怖いよぉ……」



202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:25:35.15 ID:c1+t/xZI0

イササカ「それとも、ここで全員死にますか?」

タイコ「10秒以内に次の勝負師を」

マスオ「早いな」

カツオ「ぼ、僕は死にたくないから嫌だよ…!」

イクラ「ハァイッ!!」

カツオ「イクラちゃん!?」

イササカ「今度は子供が相手ですか」

マスオ「で、でもイクラちゃんはハァイとバブーしか喋れないんじゃ」

イクラ「喋れるよ」

中島「ッ!!!?」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:30:03.12 ID:c1+t/xZI0

イクラ「おい、カツオ。さっさと装填しろよ。」

カツオ「う…うん」

カチャッ

シュルルルッ

イササカ「装填されましたなぁ」

イクラ「そうだな」

マスオ「イクラちゃんが相手なんて、勝ち目がないんじゃないか?」

中島(いや…あの噂が本当なら……勝機はある)

かつて、ラスベガスの賭博場に彗星の如く現れた子供がいた

その名も「風神イクラ」

イクラ「さぁて、ゲーム開始だ」

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:34:35.58 ID:c1+t/xZI0

イササカ「では、コイントスで」

イクラ「バブゥゥ!!!!!」

イササカ「は?」

カツオ(何でいつもの標準語に…)

イクラ「その必要はねーよ。俺から引かせてもらうからな。」

マスオ「ッハッ!!!?」

ワカメ「イクラちゃん…怖くないの…?」

イササカ(バカな、ただの子供に引き金が引けるのか!?)

イササカ(いや…タダのハッタリにすぎん!!)

イクラ「そんじゃ、行くぜ……」

中島(とにかく、一発目で噂の真偽が確かめられるはずだ……)

カチッ

シーン……

イクラ「一発目、セーフってとこだな?」

イササカ「!!?」


219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:39:24.10 ID:c1+t/xZI0

中島「やはり…この子は……風神イクラ!!」

カツオ「風神イクラ?」

マスオ「どこかで聞いたことがあるよ」

イクラ「懐かしいな…そのあだ名……」

イササカ「貴様……あの風神イクラか…!」

カツオ「そんなに有名なの?」

中島「ああ、賭博界では最後の切り札と称されてるぐらいだからな」

マスオ「僕よりすごいじゃないかぁ」

イササカ「くそっ」

2発目はイササカのターン

イクラ「さっさと引けよ」

イササカ「随分と舐めてくれますなぁ」



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:44:09.45 ID:c1+t/xZI0

カチッ

イササカ「2発目セーフですなぁ」

イクラ「やるじゃねーか」

マスオ「イクラちゃんなら、倒せるんじゃないか?」

中島「まだ、分からないですよ」

イクラ「3発目いくか……」

スッ

イササカ「どうぞ」

中島(なんだ……この嫌な予感は…)

イクラ「あらよっと」

カチッ

イクラ「へへっ、3発目もセーフ」

イササカ「ほう…中々やりますなぁ……」

イササカ(だが、貴様では絶対に勝てん…!!!)

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:47:06.72 ID:c1+t/xZI0

カツオ「これって死ぬまでやり続けないといけないの?」

タイコ「いえ、球きそうだと思えば降りることも可能です」

マスオ「予想なんて出来る訳ないじゃないか」

中島「どっちかの精神が壊れるまでか……」

イクラ「4発目はあんただぜ」

イササカ「ええ、わかっていますとも」

イササカはグッと拳銃を握り締めた

イササカ(分かるぞ…私にはいつ球が来るのかがな…!!)



234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:51:10.56 ID:c1+t/xZI0

イササカ(…ククッ、分かったぞ)

スッ

イクラ「…」

カチッ

イササカ「4発目もセーフですなぁ」

カツオ「チッ」

マスオ「これで、球が出る確率が高まったね」

中島「そろそろ降りた方が…身のためかもしれない」

イクラ「冗談だろ?ここからだぜ、楽しくなってくるのはよ」

カツオ「イクラちゃん…」

中島(本当に強い賭博師は、全員狂ってる…!!)

イササカ「フフッ」

イクラ「何が可笑しい?」

イササカ「いえ、何も……フフッ…」

イクラ(コイツ……)

238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 17:57:10.34 ID:c1+t/xZI0

イクラ5発目

カツオ「ごくり……」

イササカ「1つ教えておいてあげましょう」

イクラ「あぁん?」

イササカ「次、弾が出ますよ」

中島「!?」

イクラ「何でそんなことが分かるんだ…」

イササカ「私には分かりますよ。勝負師ですから。」

マスオ「降りよう!イクラちゃん!」

カツオ「そうだよ、死ぬことなんてないよ!」

イササカ「おやおや?風神イクラがまさかの逃げですか?」

イクラ「テメェ……」

中島「挑発だ!乗るな!!」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 18:00:41.75 ID:c1+t/xZI0

イクラ「うるせぇ!!引くぜ!!」

カチッ

イササカ「ニヤッ」

バンッ

カツオ「え………」

イクラ「クソッ……タレ…」

バタッ

マスオ「うああああああああああ!!!」

タイコ「イクラ選手、敗北です」

イササカ「ハハッ、中々手強かったですなぁ」

マスオ「最後の切り札が……」

ついに生存者が4名となった

中島(なぜだ、なぜ奴は弾がくると予想できたんだ…?)

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 18:09:15.58 ID:c1+t/xZI0

中島(おかしい、あの余裕の仕草…)

中島(イカサマをしようにも、僕たちが見ているからな……)

カツオ「もう嫌だよ…僕、死にたくない…」

マスオ(クッ、僕があと5歳若ければッ!!)

タイコ「全員勝負をしないというならば、その場で全員脱落です」

マスオ「か、カツオくん行くんだ!」

カツオ「嫌だよ!!僕は死にたくないんだからさぁ!」

ワカメ「ぶるぶる」

イササカ「ハハハハハハ!!!!!!」

タイコ「残り制限時間4秒……」

スッ

中島「僕が、勝負するよ」

イササカ「次の獲物は貴方ですか……」

中島「終わらせてやるよ。お前ごとな。」

イササカ「ホウッ!!!」

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 18:09:48.22 ID:c1+t/xZI0

すいません、出かけます
支援ありがとうございました。
落としてください

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:34:58.89 ID:c1+t/xZI0

カツオ「あと、2週間待ってください」

中島「焼き土下座な」

カツオ「はい」

ジュワァァァ

カツオ「アチチチッッ」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:36:06.65 ID:c1+t/xZI0

どこから書いたらいいの

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:41:44.47 ID:c1+t/xZI0

はい、軽くあらすじを書いてから始めます

〜ギャンブル大会開催編〜

30分の焼き土下座をしたカツオ
中島から借りた5000万円を返すためにお金をギャンブルで稼ぐことに
しかし、マスオさんの過去話を聞き恐怖を覚える

マスオはアマチュアの賭博師として裏の世界で名を馳せていた…
悪友のアナゴを賭けた勝負に敗北
イササカにアナゴは連れて行かれ、行方不明となった

それ以後、賭けることを辞めたマスオ
磯野家はアナゴを探すために、イササカ主催の「ギャンブル大会」に参加することになった……

第1ステージはサザエを除き全員がクリア
第2ステージの「ロシアンルーレット」で、まさかの8人脱落……
勝負師イササカの前に、イクラ、フネは敗れ去った

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:47:49.46 ID:c1+t/xZI0

〜アナゴ奪回編〜
※アナゴはイササカに射殺されている

大会前日のマスオの「裏切りは絶対ダメ」という言葉とは裏腹に
1回戦でまさかのサザエを裏切り、脱落させた

フネは1番手としてイササカと戦うことに
しかし、一発目に銃弾を引き当ててしまい致命傷を負う

2番手は「風神イクラ」「賭博界最後の切り札」の異名を持つイクラ
イクラを最後の希望とし、イササカとの戦いに望んだが……
序盤は好調ペースだったが、イササカの挑発により弾を引き当ててしまう

そして……3番手は

イササカ「それでは、勝負ですぞ」

中島「ああ、全部終わらせてやるよ」



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:50:39.63 ID:c1+t/xZI0

中島「ちょっと待ってくれ」

イササカ「む?」

中島「イカサマをしてないか、弾を見せてくれないか?」

イササカ「ハハッ、構いませんぞ」

マスオ「イカサマなんてしてないんじゃないか?」

ワカメ「念のためによ」

イササカ(ククッ、中々勘は鋭いようだな)

カツオ「中島って強いのか?」

中島「見てたら分かる」

マスオ「中島くんを知らないとは、恥を知れカツオくん!!」

カツオ「えぇ?」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:54:42.48 ID:c1+t/xZI0

中島「マスオさん、知ってるみたいだな」

マスオ「まさかとは思うけど…お父さんの…?」

中島「僕は磯野波平の右腕だったのさ」

カツオ「えっ!?」

マスオ「お父さんも、賭博師だったんだよ」

イササカ「波平さんのことは存じてますぞ」

マスオ「イクラちゃんよりも優れた人だったんだ」

中島「あのイクラちゃんに伝説とまで言わしめた男さ」

カツオ「でも…撃たれた……」

中島「僕は、あの男から賭博というものを一から学ばせてもらったんだ」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 21:58:58.58 ID:c1+t/xZI0

イササカ「さぁ、始めましょう」

中島「コイントスだ」

ピンッ

イササカ「表」

中島「裏」

コインは…裏

中島「よしっ!!!」

カツオ「中島って地味な存在かと思ってたよ」

ワカメ「メガネだしね」

マスオ「いいや、それは大きな勘違いだよ」

カツオ「え?」

マスオ「中島くんはプロの賭博師さ…!!」

中島の趣味「人間観察」によって培われた驚異的洞察力
賭けに関しても洞察から始まり、洞察に終わるほどの男である



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:02:44.05 ID:c1+t/xZI0

中島は掌にゲームに使われる弾を転がしている

ここから、中島の観察は始まった
弾の重さ、質、匂い、色、僅かな傷、室内の温度それらを瞬時に観察し始める

中島(……弾には何も細工はしてないな)

カツオ「なに弾をジッと見てるんだよ!」

中島「静かにしてくれ」

マスオ「中島くんの観察が始まってるんだよッ」

イササカ(ふん、弾を見たところで何も変わらん…)

中島は観察の手を止めなかった

弾だけでなく、拳銃も観察し始める



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:05:50.04 ID:c1+t/xZI0

中島(拳銃にも仕掛けは無いな)

イササカ「早くして頂けませんかねぇ」

中島「よし、引け」

ゲームが開始される

場の空気は異常なまでに静かだった

瞬きすら、呼吸すらも許されないこのゲーム

イササカ「一発目…!」

カチッ

シーン

イササカ「ハハッ、セーフですなぁ」

カツオ「クソッ!」

マスオ(何だ、イササカのあの余裕の表情は…?)

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:09:25.88 ID:c1+t/xZI0

イササカ「次は貴方の番ですよ」

中島「…」

中島は拳銃を握り締めたまま、引き金を引こうとしない

カツオ「また、観察し始めたよ!」

マスオ「いい加減そのパターンは飽きてくるね」

中島「なぁ…イササカさんよぉ」

イササカ「はい?」

中島「あんた、何で弾が来るって分かるんだ?」

イササカ「ハハッ、超能力とでも言っておきましょうか…」

ワカメ「超能力!?」

中島「……へぇ」

イササカ「ご理解頂けたでしょうか?」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:12:33.19 ID:c1+t/xZI0

中島「なぁ、イササカさんよぉ」

イササカ「まだ何か?」

中島「ちょっとルール変えてみないか?」

イササカ「は?」

中島「僕がイササカさんの額に向けて引き金を引き…」

中島「イササカさんのときは、僕の額に向けて引き金を引く…どうだい?」

イササカ「なっなぜ相手に引かせなければならないんですかぁ!」

中島「何か都合でも悪いのか?」

イササカ「クッ…嫌構わん!!」

マスオ「イササカの表情が崩れてる……」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:16:06.02 ID:c1+t/xZI0

中島「それじゃ、2発目はあんたが引いてくれ」

イササカ「よかろう」

スッ

カツオ「ホントに策でもあるのか?」

イササカ「……」

カチッ

中島「2発目、セーフだな」

ワカメ「やったわ!!」

中島「次は僕の番だね」

スッ

中島がイササカの額に銃口を当てた

それまで、余裕の表情を浮かべていたイササカの顔がひどく崩れる

イササカ(……わ、分からん…この状態では…!)

中島「にやり」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:21:06.19 ID:c1+t/xZI0

中島「1つ忠告しといてやるよ」

イササカ「ハッ!?」

中島「3発目……来る」

カツオ「え!?」

マスオ「中島くんも分かるのかい!?」

中島「ああ、一応はな」

イササカ(ハッタリだ…ハッタリに決まってる…!!)

中島「あんたさ…超能力でも何でもないだろ?」

ワカメ「え?」

中島「弾が一番上にきたときに、微妙に拳銃の重さが変わる」

イササカ「…」

中島「あんたはその重さを感じたら、弾が来ると分かるだけだ」

中島「超能力でも何でもないね。こんなクソみたいな力。」



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:25:41.22 ID:c1+t/xZI0

イササカ「貴様、私が生涯かけて身に付けた力を一瞬で…!?」

中島「出来るのが僕さ」

マスオ(これが、現役プロ賭博師の実力…!!)

中島「あんたは常にこの拳銃を触ってたんだろうな」

中島「拳銃にやたらと汚れがついてるし、色も落ちてる」

イササカ「お前……何者だ…」

中島「ハッキリ言って、イササカ…お前になんか何の興味もないんだよ」

カチッ

容赦なく中島は引き金を引いた

パンッ…

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:30:57.47 ID:c1+t/xZI0

イササカは撃ち抜かれた

タイコ「イササカ、敗北…4人ともファイナルステージへ進出決定です」

カツオ「やったね!!」

マスオ「ああ、僕達が力を合わせればどうってことないよ!」

ワカメ「うふふ」

中島(イササカは死んだか……)

タイコ「ファイナルステージは1週間後となりますので」

マスオ「その間に、疲れを癒しておこう」

カツオ「主催者が死んじゃったけど……」

タイコ「うふふ、それは…仮の主催者ですから」

中島「仮…のだと?」

タイコ「ファイナルステージをお楽しみにください」



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:34:54.21 ID:c1+t/xZI0

〜ファイナルステージ編〜

カツオ「ねぇ、父さん達は?」

マスオ「お父さんとタラちゃんは無事みたいなんだよ〜」

ワカメ「あたしファイナルステージに参加したくないわ…」

カツオ「2人のどっちかと交代すればいいんだよ!」

マスオ「怪我をしてる2人は参加できないんじゃないかな?」

カツオ「甘ったれるなよ!杖つかせててでもいいから参加させようよ!」

マスオ「それより、ファイナルステージの内容が気になるね」

ワカメ「きっと…今までよりも厳しい戦いになるわ…」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:49:14.08 ID:c1+t/xZI0

波平「よかろう」

カツオ「え、参加するのかよ」

ワカメ「やった!これで死ななくて済むわぁ〜」

マスオ「お父さんその身体で大丈夫なんですか?」

波平「むしろぴんぴんしているぐらいだ」

カツオ「ヨッ!鉄人波平!」

波平「///」

マスオ「でも、無理はしないでくださいね」

波平「分かっておる」

カツオ「ファイナルステージが楽しみだよ!」



56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:53:31.34 ID:c1+t/xZI0

〜ファイナルステージ当日〜

学校の屋上に集まった参加者達

タイコ「えー、ワカメ選手の代わりに波平選手が」

波平「うむ」

カツオ「ファイナルステージはどんなゲームなの?」

タイコ「今回は主催者と対戦してもらいます…」

マスオ「そうきたか」

中島「誰なんだ……?」

???「…」

タイコ「この方です」

パーカのフードで顔を隠しており、ハッキリとは分からない

カツオ「アイツは………」



59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 22:57:22.61 ID:c1+t/xZI0

主催者はフードを自ら外した……

堀川「よく、集まったな。諸君。」

カツオ「ほ……堀川……」

マスオ「えぇ!?まさかラスボスがこんな地味な奴だっていうのかい!?」

タイコ「堀川様こそが、真の主催者でございます」

中島「どうしてお前が……」

堀川「ん?人の苦しむ顔が見たいから開催したんだよ」

マスオ「狂ってる」

堀川「狂ってる…フッヘッ…!!最高の褒め言葉だよ!!」

波平「左様か」

タイコ「ファイナルステージのゲームは、黒ひげ危機一発でございます」



63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:03:12.79 ID:c1+t/xZI0

4色に分けられた剣を刺していき

黒ひげが飛び出した負けという単純なゲーム

1色に3本の剣が用意されている

堀川「悪いけど、ただの黒ひげゲームじゃないんだよねぇ」

マスオ「えぇ!?」

堀川「剣は本物、黒ひげ役は君達の中から1人選んでもらうよ」

中島「それって…」

波平「外れを引けば、黒ひげ役は死ぬ……」

カツオ「な、なんだよそのゲーム!!!有り得ないよ!!」

堀川「言っただろ?人の苦しむ顔が見たいって」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:08:19.46 ID:c1+t/xZI0

堀川「僕を含めて、挑戦者は3人までだ」

カツオ「4人しかいないからね…」

マスオ「結局は1人が黒ひげ役をする羽目になるんだよ」

中島「問題は、その役を誰がするかだ」

波平「ワシする」

カツオ「正気かよ父さん」

マスオ「一応生命保険はかけといたよ」

堀川「ゲームは黒ひげが飛び出れば終了さ」

カツオ「僕達は失うだけじゃないか!」

堀川「賞金やるんだから、黙っとけよ」



71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:12:42.62 ID:c1+t/xZI0

マスオ「ハッ…このゲームの矛盾を見つけたぞ!!」

中島「え?」

マスオ「堀川くんが負けたとしても、お父さんが刺されるじゃないか!」

カツオ「よくあることだよ」

波平「その通り」

中島「波平師匠、あんたはそれでいいのか?」

波平「時代は代わる…今更命など惜しくないわ!!!」

カツオ「かっこいい」

堀川「では、ファイナルステージ……」

タイコ「ゲーム開始でございます」

カーンッ!

いよいよ、ファイナルステージ開始のゴング鳴らされた

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:17:40.72 ID:c1+t/xZI0

全裸となった波平は樽の中にぶち込まれた

空いてる穴に、後はひたすら刺していくだけだ

堀川「では、時計回りに刺していこう」

カツオ→堀川→中島→マスオの順番

波平「ぶるぶるっ」

樽の中でビビってる波平

マスオ(おいおい…あいつの発言も矛盾だらけだな…)

波平「カ、カツオ!慎重に刺すんだ!」

カツオ「カツオいっきまーーーーす!!」

タッタッタ

波平「こらカツオ!!また何も考えずに突っ込みおって!」

グサッッ!!!!

1本目………

波平「ヒョッァァァァァ!!!!!!!」



78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:21:51.49 ID:c1+t/xZI0

中島「まさかいきなりか!?」

カツオ「と…う……さん?」

ぐったりとしている波平

堀川「フヘッ……」

波平「ハハッ!また騙されおってカツオめ!」

1本目セーフ

カツオ「何だよ紛らわしいんだよ」

波平「さぁドンドン刺してこーーーい!!」

堀川「次は僕の番だね」

カツオ…赤 堀川…緑 マスオ…青 中島…黄

堀川(確率はそう低くはないからな……)

波平「ゴクリ」



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:25:20.03 ID:c1+t/xZI0

堀川「タァァァァ!!!」

グサッ

緑1本目…セーフ

波平「甘いぞ堀川ッ!!」

堀川「チッ、まあいいさ」

その後も次々と刺していき、各色残り1本となった

波平「ふぅ…」

中島「ここまできたら、奇跡だな」

マスオ「あとは…1本ずつ……」

カツオ「この中に、父さんを刺し殺す剣が入ってるんだね」



84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:31:10.71 ID:c1+t/xZI0

カツオ「行くよ……父さん!!」

グサッッ

波平「…!!!」

堀川「やったか!?」

波平「残念、まだワシは殺せないようだな」

堀川「ということは…僕が殺せるって訳か!」

タッタッタ

グサッ!!

波平「…!!!」

堀川「きたか!!」

波平「残念、無念だ」

堀川「何だと!?」

マスオ「残りは僕たちだけだね」

中島「波平さん、今楽にしてやるよ」




89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:35:45.49 ID:c1+t/xZI0

中島&マスオ「せーーーのっ!!」

2人同時に、残りの穴に剣を挿した

グサグサッ

堀川「ヒャッハー!!こいつ等刺せばいいと思ってやがるぜ!!」

波平「………」

カツオ「父さん」

堀川「ハハハッ!!!ビンゴだな!!!どっちかの剣が刺さったみたいだぜ!?」

中島「堀川、テメーの負けだ」

堀川「ハァッ!?」

波平「左様…詰めが甘かったな、小僧」

堀川「な、なぜ…刺されて生きているんだ!!?」



93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:41:46.45 ID:c1+t/xZI0

マスオ「つまり、このゲームは…」

中島「黒ひげ役を死なせなかった、僕達の勝ちだ」

堀川「ふ…ふざけるな!!!ふざけるな!!刺されたんだぞ!?」

堀川「どうして、そんな平気な顔をしてやがるんだ!?」

波平「フフッ」

カツオ「ネタバラししてやろうか?」

堀川「ネタバラしだと……?」

カツオ「その前に、僕達の勝ちということを認めて欲しい」

タイコ「堀川様…」

堀川「チッ、認めろ!!今はタネが知りたい!!」

タイコ「では…ギャンブル大会、優勝者はこの4人です!!!」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:45:17.26 ID:c1+t/xZI0

カツオ「実はな、父さんは1本目で刺されてたんだ」

堀川「なっ…んだと」

その時、堀川にとてつもない電流が走る

堀川「刺されていたのに平気なフリをしていたのか!?」

波平「ごほっごほっ…」

突如、吐血する波平

中島「名演技だったぜ、波平さん」

マスオ「予め僕達は作戦を立てておいたんだ」

カツオ「父さんは刺されても平気な顔をしておく。とても、僕たちじゃ出来ないことだよ。」

堀川「これが…伝説の賭博師磯野波平の実力か…!!!」

波平「ゴハッ!!グハッハァッ!!!」



106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:51:23.90 ID:c1+t/xZI0

堀川「これで終わりと思うなよ」

堀川は、タイコを抱きかかえ逃亡した……

波平「待てぇ〜堀川ァ〜〜!」

カツオ「とっつぁん!その傷じゃ追いつけないよ!」

マスオ「中島くん!救急車を呼ぶんだ!」

中島「あと2時間ぐらいはもつだろ」

カツオ「それもそうだね」

波平「ぶっわ…ゴハッ!もーん…グハッァッ!!!」

マスオ「堀川はとんでもない物を盗んでいったね」

中島「ああ……」

カツオ「磯野波平の命を…!!」

ギャンブル大会から、1ヶ月が経った………

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/05(土) 23:58:12.75 ID:c1+t/xZI0

磯野波平は病院へ搬送される前に静かに息を引き取った

そのことは、世界各国に知れ渡った

伝説の賭博師波平を失ったのには、世界中が悲しみに包まれた

裏じいさん「逝ったか波平…」

波平の墓前の前で、涙を流しながら酒を飲む裏じいさん


サザエも地下帝国に収容されていたメンバーと革命を起こし
見事に地下帝国から脱獄に成功

中島は海外へ渡り、プロからメジャーの賭博師を目指すことに

マスオ「カツオくん」

カツオ「どうしたの?」

マスオ「1つ府に落ちないことがあるんだよ」

カツオ「え」


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/06(日) 00:04:07.34 ID:1otJyUhP0

賭博界の会長の役割まで勤めていた波平

これにより、会長を決める総選挙が行われる
参加者は賭博師ならば誰でも可能

選挙日は1年後とのことだ………

カツオ「腑に落ちないことって?」

マスオ「実は………」


マスオ「ギャンブル大会の次の日、駅前でアナゴくんを見たんだ」


END



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/06(日) 00:04:34.90 ID:1otJyUhP0

どうも、終わりです
ありがとうございました

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/06(日) 00:05:33.56 ID:1otJyUhP0

皆さん、左様なら



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