涼宮ハルヒの最期


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1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00:48:53.94 ID:4QYKz6lSO


俺はいつものように嫌になるくらい長い坂道を登っていた。全く、どうしてこの高校に入ってしまったのかね。
もう1年は通っているのに未だになれない。
期末も終わり、後は夏休みが来るのを待つだけの高校2年生の俺が、今日が、教室で常に俺の後ろに座っているやつにとって大事な日であるのは重々承知している。
3年前…いや4年前にまで遡っていろいろしたのだからな。

そう、今日は七夕である。



2 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 00:55:10.70 ID:4QYKz6lSO


7月7日

教室に入ると殆どの生徒が揃っていた。
そして例のやつも…

ハルヒ「相変わらずだらし無い顔してるわね。朝はシャキっとしなさいシャキっと」

悪かったな。
期末テスト前にいろいろあって大変だったんだぞ。そんで期末テストは当然の如く赤点だろうな。

ハルヒ「そんなに悪かったの?なんなら次のテスト勉強はあたしが見てあげるわ!」

やれやれ。気持ちだけ受け取っとくよ。
そこへ岡部が来たので俺は席に着いた。


3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01:00:04.83 ID:4QYKz6lSO


その日はテスト返しが主だった。
数学が壊滅的なのは置いといて、何故あいつは授業中居眠りしてるのにほぼ満点なんだ?
おい、その才能分けろよ。

ハルヒ「大事なとこだけあとで確認すれば誰だって90点は取れるわよ」

おいおいそんな理屈が通るなら全国の高校生方はテスト前苦労しないぞ。
それに今回のテストは今までで一番難しいって言ってたが。

ハルヒ「そうね、今までのは満点以外なかったわ」

なんだかなぁ。


4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01:05:24.38 ID:4QYKz6lSO


なんだかんだで放課後になったわけで、いつもの通り本来は文芸部室であるはずの現SOS団部室に足を運ぶのであった。

長門「………」

部室に入ると本来のこの部屋の主が窓辺で読書をしていた。
液体ヘリウムのような目が俺を一瞥し、また読書に戻る。
いつもの光景だ。



5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01:09:10.09 ID:4QYKz6lSO


俺はしばらくパソコンでネットサーフィンをしていた。
すると…

みくる「すみませぇん、遅れましたぁ」

SOS団のマスコット兼お茶くみメイドの朝比奈さんである。

古泉「おや?涼宮さんがおられませんが」

古泉、お前朝比奈さんと一緒に来たのか?え?
これば嫉妬とかじゃないぞ?
あと団長は掃除当番で遅れるそうだ。

古泉「そうでしたか、では将棋でもどうですか?」

あぁいいだろう。勝負は大方見えてるがな。


6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 01:15:58.03 ID:4QYKz6lSO


俺は古泉と将棋をすることにした。ちなみに俺の方は飛車角落ちな。

古泉「王手です」

甘いな、桂馬の存在を忘れてるな。
おっと、そう来ても無駄だぜ?
こうしてな。そして成金で王手だ。

古泉「ほう、では飛車で王手です」

古泉よ、銀は斜め後ろにも動けるんだぜ。
そんでその飛車で王手、詰みだ。

古泉「参りました」

今度はちゃんと周り見てからやれよ。
俺なら手持ちの桂馬でバックを取ってから飛車だったな。

古泉「脱帽です」

ハルヒ「やっほー」

おっと、団長さんのお出ましだ。
そそくさと将棋を片付ける古泉。


7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:00:35.33 ID:4QYKz6lSO


ハルヒ「みんな今日は何の日か知ってる?」

あぁ勿論だ。

ハルヒ「古泉君!」

古泉「七夕と存じ上げてますが」

ハルヒ「そうよ!よって今日はSOS団の第2回七夕祭りを開催します!」

やれやれ。どうせまた超時間差で矛盾ありありな願い事をさせられるわけだろ。

ハルヒ「じゃあこれにそれぞれ願い事書きなさい!」

こうしてみんなは各々の願い事を短冊に書き、笹に吊すのであった。
ちょっと覗いてみるか。
まずは古泉のから。何々………長い休暇が欲しいだと!?
これは俺への当てつけか?最近は閉鎖空間もないはずだったが。


8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:04:34.99 ID:4QYKz6lSO


もうひとつの願い事はまだか。
そこへ古泉が近寄ってきた。相変わらず顔が近い。

古泉「ふふ、僕の願い事がそんなに気になりますか?」

んなわけあるか。
一番最初に目に入ったから見てみただけだ。

古泉「あなたも素直じゃないんですね」

気持ち悪いぞ。
気を取り直して朝比奈さんのを。
何々………みんなが幸せn

みくる「キョン君見ないでくださいぃぃ」

見つかってしまったか。
まぁ確認はできたぞ。朝比奈さんらしい願い事だったな。


9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:10:37.26 ID:4QYKz6lSO


長門のは………
生命倫理において、人間の…
読むのすら嫌になるくらいぎっしり詰まってやがる。
そして我がSOS団団長のは…
今日不思議なことが起こりなさい!
今日って………25年だか先じゃなかったのか?不思議なことなら今現在起きてるがな。
宇宙人、未来人、超能力者が揃ってるぞ?

ハルヒ「こらキョン!見るな!」

見つかったか。別に見られてもいいじゃないか。
てか不思議なことって具体的にどんなことだよ。



10 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:13:32.68 ID:4QYKz6lSO


ハルヒ「そうね、今夜SOS団団員がみんな誘拐されちゃって、あんただけ取り残されて私達の有り難みを実感するとかは?」

勘弁してくれ。

ハルヒ「面白そうじゃない!」

どこがだ。
おいおい本気か?間違っても願うなよ?

ハルヒ「何本気にしてんの?キョンはまだまだお子様ね」

言わせておけば…。


11 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:18:27.59 ID:4QYKz6lSO


そんなこんなで今日の活動は終了した。
七夕に何か起こるのは去年だけだったか。
別に何か期待しているわけじゃないぞ?
俺と古泉は下駄箱へ急いだ。
古泉は生徒会長と話があるとのことで下駄箱で別れた。
俺は靴に履きかえる。今日も無事終わったか。
そんな考えは一通の手紙により崩壊した。

『今夜気をつけて』

朝比奈さん(大)。やっぱり今日は何かあるんですか。
憂鬱な気分で家路についた。


12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/25(木) 19:23:56.09 ID:4QYKz6lSO


家に帰ると妹が絡んでくる。
近くでねっころがってたシャミセンを渡して俺は自分に部屋に逃げた。
今夜か。また夢の世界でアダムイヴじゃないだろうな。
あれだけは勘弁だぜ。
夕食を済ませ風呂に入ってる時もあの手紙のことを考えていた。
やれやれ面倒なことになりそうだ。
あとで長門に相談してみるか。

13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:20:02.83 ID:dbUcNPUSO


おかしい。何度かけても電話に出ない。
風呂でも入ってるのか。
そもそも長門は風呂に入るのか?
いやこれは変な意味ではなくてだな、宇宙人的な観点から考えた結果で………もう一度電話するか。
その後数回かけたが長門は出なかった。
仕方ない、古泉にかけるか。


prrrrr

古泉「はい古泉です」

キョン「そんなことはわかっている、お前にかけたんだから。」

古泉「んっふ、ところで用件は何でしょう?」

15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:26:14.98 ID:dbUcNPUSO


キョン「今日朝比奈さん(大)からメッセージがあってな」

古泉「ほぅ、どんな内容で?」

キョン「今夜気をつけろと」

古泉「それは意味深ですね、まぁ何かあったら連絡してください」

キョン「あぁ、でも何かあった時にはもう遅かったりしてな」

古泉「んっふ、では今夜はこれで」

そう言って古泉は電話を切った。
一体、今夜何があるのだろうか。

17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:46:54.24 ID:dbUcNPUSO


今夜は覚悟を決めて寝ようかと思った時、電話が鳴った。

みくる「あのぉ夜遅くすみません、あの今から会えますか?」

これはこれは朝比奈さんからお誘いとは。

キョン「大丈夫ですよ」

みくる「よかったです。ではあの公園で待ってます」

あの公園か。あそこは変わり者のメッカだな。

俺は親にちょっと友達に教科書返してくるとだけ伝えて家を出た。正直怪しまれてたな。

数分で公園に着き、朝比奈さんを発見。

みくる「あ、キョン君、あの実は上からの命令で今から未来に行ってもらいます」



18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 00:54:42.70 ID:dbUcNPUSO


なんと、未来とは。

キョン「朝比奈さん達がいる未来へですか?」

みくる「いえ、1週間後へです」

1週間後ですか。何があるのか。
もしかして気をつけてとは、これから行く1週間後でのことなのか?

みくる「23:50分になったら行きますのでしばらく待っててくださいね」

やれやれ、何度やっても慣れないんだよな。
バンジージャンプを下から上へやるようなあの感覚。はぁ…


24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:32:02.65 ID:dbUcNPUSO


さてそろそろ50分かな

みくる「では行きますね。目を閉じてください」

わかりましたよ、キツイのをお願いしますね。
…って俺はMか。
ところでなんで50分なんですか?
そう聞くと

みくる「禁則事項です」

と言って、あの目眩だか船酔いのような感覚が始まった。
これはキツイな。そして長い。
気分が悪くなる一歩手前で朝比奈さんの声を聞いた。

みくる「着きました。1週間後です」



25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:38:53.90 ID:dbUcNPUSO


さてこの1週間後で一体何をすればよいのか。まずここは何処なのか。何処か見覚えがある。

みくる「学校です」

あー成る程。となるとここは…

みくる「ここは体育館倉庫です。ここであることをやってもらわなければなりません」

朝比奈さんは目が真剣だ。
さて何をすればよいのか。

みくる「えっとまずこのライン引きで六方星を描いて、それを丸で囲ってください」

んーなんだかよくわからんが、やるしかないか。
俺はそそくさとそのマークを倉庫内に描いた。



26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:43:02.20 ID:dbUcNPUSO


みくる「では次はここから3km離れたところにある廃墟に行きます」

また随分と物騒な。
というか3kmって…。

みくる「大丈夫です、すぐ着きますから」ニコッ

あぁ、その笑顔で言われたらなんでもOKしちゃいますよ。
だがこの倉庫は鍵がかかっているから出られないですよ?

みくる「あ、それなら大丈夫です。これを使います」

なんですかそのペンは。

みくる「これは未来のペンライトと思ってもらえればいいです。このライトを当てた所の壁をすり抜けられます」



27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:46:13.32 ID:dbUcNPUSO


さすが未来人ですね。
某ネコ型ロボットといい勝負じゃないですか。
というかそれ見せちゃって大丈夫なんですか?

みくる「今回は特別なのです」

成る程。

みくる「では行きましょう」

そう言ってペンライトを使い壁をすり抜け学校を後にした。
その後俺達は30分くらい歩き続け、その廃墟に辿り着いた。



28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:52:44.20 ID:dbUcNPUSO


ここがその廃墟ですか。想像してたのよりずっと不気味ですが。夕焼けに照らされて幾分かマシではあるが、夜には来たくない場所である。

みくる「では裏に行きましょう」

俺達は廃墟の裏に回った。裏と言ってもこの廃校は入口が2つあって俺達が入った入口の反対側にも入口があるのでどちらが裏かはわからない。

みくる「ここにこれを埋めてもらえますか?」

そう言って渡してきた物は、黒光りした卵型の何かである。大きさ卵そっくりである。
とりあえず10cmくらい掘って、そこに埋めた。


29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:55:55.07 ID:dbUcNPUSO


果たしてこれらの行動に一体どんな意味が。いつぞやの鶴屋家の裏山の宝探しのようなことにならなきゃいいが。

みくる「では帰りましょう」ニコッ

やっと終わりですか。

みくる「では目を閉じてください」

そしてあの感覚がやってきた。
今度のは慣れたせいか意外とマシだった。

みくる「着きました。深夜0時ちょうどです」

あれ?確か出発は50分だったはずでは?

みくる「これも詳しくは禁則事項です、すみません」



30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/26(金) 23:59:05.70 ID:dbUcNPUSO


そんな、謝らないでくださいよ。
10分間なら全然大丈夫です。親にも何も言われないでしょう。
ん?待てよ?さっき30分くらい未来で過ごしたわけだから、20分くらい損してないか?

みくる「ごめんなさい、これも規定事項なんです、多分」

まぁいいですよ。
その後少し雑談をして家に帰った。
朝比奈さんは一人で帰れるとのことで送ってはいない。


31 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:03:36.82 ID:LPYI2U0SO


翌朝、妹にエルボウを食らって憂鬱な目覚めをした俺は、朝食は抜いて学校へ急いだ。
理由は長門に話があるからだ。
学校に着き、部室へ行ってみたが、そこに長門の姿はなかった。
教室かなと思い、長門のクラスへも行ったがいなかった。
俺は少し不安な気持ちになった。
自分のクラスへ行くと

谷口「よぉキョン!今日は早ぇな」

いろいろあってな。

谷口「さては彼女でもできたんだろ!紹介しろや」

アホか。



32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:07:16.41 ID:LPYI2U0SO


谷口の話は華麗にスルーし、自分の席に着く。
俺の真後ろのやつはまだ来ていない。
まぁあいつも遅れてくることもあるだろう。
だがチャイムが鳴ってもハルヒは来なかった。
風邪か?まさかあのハルヒが風邪なんてな。
結局昼休みになってもハルヒは来なかった。

谷口「涼宮がいないからって落ち込むな」

何故俺が落ち込まなきゃいかんのだ。
俺は早めに弁当を平らげ、長門のクラスへ足を運んだ。


33 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:11:06.72 ID:LPYI2U0SO


いない。流石に心配になってきた。
だが昼休みは部室にいることが多いので、部室に行ってみることにした。
だがその前に、普段は見たくないニヤケ面のクラスへ行ってみることにした。
古泉のクラスいったが、そこに古泉の姿はなかった。
SOS団メンバーがいない。これは何かありそうだ。
望みが消えかけてきた。そう思いつつ、部室の前で深呼吸をする。
一気にドアを開けるとそこには…







誰もいなかった。

34 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:21:03.18 ID:LPYI2U0SO


もはや望みは消えたが一応朝比奈さんのクラスへも行ってみることにした。
鶴屋さんから元気ももらいたいことだしな。
朝比奈さんのクラスへ行くと、いい意味で期待を裏切ってくれた。
教室の端で鶴屋さんと弁当を食べる天使、そうまさに今の俺には天使にしか見えない朝比奈さんがいた。
一応朝比奈さんはいた。
だがこのパターンは去年の冬みたいな可能性もある。
一応あとで話しかけてみるか。


35 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:25:40.55 ID:LPYI2U0SO


午後の授業は全く頭に入って来なかった。テストも返ってきたが正直どうでもいい。
授業が終わり、掃除当番でもない俺はすぐに朝比奈さんの所へ向かった。
3年生の教室ではところどころ補習や受験対策を行っていた。
そんな中、廊下で朝比奈さんと鶴屋さんを発見。

キョン「朝比奈さん」

みくる「あ、キョン君こんにちは。今から部室行くところだったんですよぉ」ニコッ

キョン「実は…」



36 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:30:15.73 ID:LPYI2U0SO


みくる「そんなんですか…」

正直これからどうしたらいいかわからない。
3人の電話は電源が入ってないらしいし、メールもエラーになった。
朝比奈さんだけでもいてくれて幸いだった。
いや待てよ?朝比奈さんと俺だけ?
もしかして、昨日の件と何か関わりがあるんじゃないか?

みくる「私もわかりませんが昨日のことは上司からの命令だったので…」

そうですか。
これは絶対何かあるな。



37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:32:39.78 ID:LPYI2U0SO


みくる「あのぉ今日はもう解散にしますか?」

そうですね。俺も考える時間が欲しいですし。
そう言って朝比奈さんと別れたと同時に電話が鳴った。佐々木からだった。
佐々木には悪いがこのタイミングで電話が来ると正直よくないことしか思いつかん。

佐々木「やあキョン、元気にしてるかい?」

おかげさまでな。

佐々木「元気ないじゃないか、まぁいい。ところで今から会えるかい?」



38 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:37:37.49 ID:LPYI2U0SO


ああいいぜ。生憎物凄く暇でな。

佐々木「くっくっく、じゃあ駅前の喫茶店で待ってるよ」

喫茶店ねぇ。
俺はやや急ぎ足で喫茶店へ向かった。
喫茶店へ着くと招かねざる客がいた。

周防「−−−−−」

佐々木「やぁキョン」

やぁキョンじゃねーよ。なんで周防九曜がいるんだよ。

佐々木「まぁいろいろと………ね」

すると周防が話し出した。



39 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:46:00.95 ID:LPYI2U0SO


周防「我々は実行する。あなたがた5人は死ぬ。すぐに」

まてまて何事だ?
というか今日のお前は普通に喋るんだな。

周防「だが失敗した、あなたと未来人は誘拐に。23:50分より5人を誘拐」

………俺達2人か。
やはり昨日の10分間昨日に存在しなかったのがよかったのか?

佐々木「あーキョン、これは周防さんの意思というよりは涼宮さんのせいでもあるんだ」

なんだと?わけがわからない。
詳しく説明してくれ。

佐々木「今から説明するよ」


40 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:50:06.50 ID:LPYI2U0SO


佐々木「まずさっき周防さんに会って今回のことを聞いた。そしてその23:50から0:00の間にキョンと朝比奈さんを見つけられなかったからこの計画は失敗のようだ。」

成る程ね、もしかしてあのときのハルヒの発言が原因か。
それより計画が失敗したなら3人を返せよ。

周防「それはできない。今私の元に3人はいない」

ならどこにいるんだ。

周防「−−空気−が−重−−−い」

やれやれ。

41 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:53:20.83 ID:LPYI2U0SO


佐々木「話は全部聞いてるから僕が話すよ。今涼宮さん達は周防さんの上司に位置する人の所にいるらしいんだ。それで返してもらうにはその上司に当たる人と交信しなくてはならないらしいんだよ。」

周防「−そ−−う−−−」

ならさっさと交信してくれ。

佐々木「周防さん」

周防「−−−わか−−−っ−−た−」

すると周防の目が光り出し、周防が口を開いた。



42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 00:57:48.76 ID:LPYI2U0SO


周防「涼宮ハルヒが少し願った。それの電波を受け取ったらつまり我々、実行に移す。でも失敗、どうしようもない。3人は周防が導くところへ封印してある。よってそこで3人を助け出せば5人となる。」

天蓋領域ってのは言語障害でもあるのか?
つまりはこいつがこれから案内するとこに3人がいるわけだな?

周防「−−−そ−−う−」

周防か。
じゃあさっさと連れて行ってくれ。

周防「−−−−−移−−−−動−−−す−−る−」



43 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:02:14.56 ID:LPYI2U0SO


周防「−−あ−−なた−は−行け−ない−」

佐々木「わかっているよ、またお茶でも。周防さん」

周防「−そ−−−う−」

そう言うと俺と周防は光に包まれた。
やがて光がおさまると一番見たくない光景を見た。
廃墟だ。
まさかここにハルヒ達がいるってのか?

周防「ここは異次元空間。あの廃墟であってそうでない。物質情報はリンクしている。」

今度は親玉か。
で、ハルヒ達はどこにいるんだ?



44 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:06:02.65 ID:LPYI2U0SO


周防「廃墟を選んだ理由は、人が滅多に出入りしないため、物質などが移動しないからである」

俺の話聞いてたか?

周防「3人の居場所は不明。あなたの力で探し出して欲しい。あと朝比奈みくるを連れてくる」

そう言うと周防(親玉)は消えた。
なんだってんだ。物質情報はリンク?
知るかよ。さっきより暗いってことは日照もリンクしてるのか。
夜の廃墟は勘弁だぜ全く。
そんなことを思っている間にまた周防が現れた。朝比奈さんと一緒に。


45 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:10:51.73 ID:LPYI2U0SO


みくる「こ、ここどこですか?」

例の廃墟ですよ。

みくる「ふぇぇぇ」

周防「私は今回の件で廃棄される運命、そろそろ消える」

そう言って周防は消えた。
全く…。

みくる「き、キョン君どういうことですかぁ?」

俺は一通りのことを説明した。

みくる「ふぇぇぇ、夜の廃墟は怖いですぅ」



46 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:15:47.94 ID:LPYI2U0SO


俺もです。
さてどうしたものか。
後ろを見ると真っ暗だった。
多分何もないんだろうな。
砂漠のど真ん中に平然とそびえ立つ廃墟って感じだな。
とりあえずこんな暗いんじゃ探すのなんて無理だ。
だがこんな所で突っ立っててもしょうがないので、中に入ることにした。
まさか見つかるまでここから出られないわけじゃないだろうな…。
中に入り、職員室へ入ろうとしたが鍵がかかっていた。


47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:20:34.68 ID:LPYI2U0SO


どうしたものか。
とりあえず目も慣れたことだし、全部の部屋見て回るか。

みくる「きょ、キョン君、あ、あれなんですかぁ?」

朝比奈さんが指差す方を見ると、闇の中で何かが動いていた。
少し近づいてみる。
するとそれは人だった。いや人なんかじゃない、ごみ箱を漁る化け物、そうまさに化け物だった。
腕が2メートル近くあり、口が裂けている。
するとその化け物はこちらに気がついたようだ。


48 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 01:26:17.29 ID:LPYI2U0SO


化け物「うごぉぉぉぉ」

化け物から15mくらいはあったが、向こうは徐々にこっちに来ている。

みくる「きゃぁぁぁ」

一先ず外に出るしかないな。
俺は怯える朝比奈さんを連れて外へ出た。
化け物は追って来ない。
今夜はやめておこう。あんな化け物がいるなんてな。
正門付近でこれからどうするか考えていたら倉庫が目に入った。
俺達はその倉庫へ入った。
中はダンボールが数個あるだけで殺風景だった。今夜はここで寝よう。
朝比奈さんとダンボールを壁に寝床を作り、眠りについた。

7/8終了

49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 16:13:04.19 ID:LPYI2U0SO


7/9

俺達は朝日で目が覚めた。
腕時計を見ると7時だった。本当にリンクしてんだな。

みくる「キョン君……おはようございましゅ」

さて行きますか。
まずは俺が校舎内を見てきますよ。

みくる「あ、あの、一人じゃ怖いので私も一緒に…」

嬉しいですよそのお言葉。
朝比奈さんを俺の後ろで守りつつ校舎内へ入った。
昨日とは違い不気味感はあまりないが、いつ化け物が出てくるかわからないので、内心ビクビクしていた。


50 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 16:18:18.10 ID:LPYI2U0SO


とりあえずわかってることをまとめると、表口から見た学校の様子は、左手に自転車置き場や駐車場らしきものがある。
左手に校庭、前方に下駄箱類がある小学校だ。
校庭を一周してみたがこの下駄箱のとこ以外からは入れないらしい。
とりあえず行くとするか。
下駄箱は何故か焼けた跡があった。
火事でもあったのか?
そのまま奥へいくとでっかい鏡がある。こんなのがあったのか。
右は教室類、左は職員室や実験室などがあるらしい。


51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:17:27.85 ID:LPYI2U0SO


それと今のとこ化け物は出ていない。夜行性なのか?
とりあえず教室棟、つまり右側へ行ってみる。
まずは1階を捜索するか。

みくる「こっちは開いてないです」

こっちもですよ。
どうやら殆どの部屋には鍵がかけられているらしい。1階は1,2年生の教室か。なんかランドセルとか転がってるし。
廊下はほぼ真っ黒と言っていい程焼け焦げていた。
階段を見つけたので2階へ行ってみる。


52 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:23:48.68 ID:LPYI2U0SO


教室棟2階

3,4年生の教室が立ち並ぶ。
この小学校は生徒の数が少なかったんだな。1から4年まで全て2クラスずつだった。
この4-2の教室はドアが開いていた。というか酷いな。ランドセルと生徒の服のようなものが焼け残っている。
まさか未だに死体とかあるんじゃないだろうな。やめてくれよ?
2階は4-2しか開いていなかった為3階へ行くことにした。


53 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:36:53.27 ID:LPYI2U0SO


教室棟3階

ふと思ったんだが、この学校の造りは火事とか地震の際、逃げにくいと思う。
全体の形としては表口から見て凹の字になっており、教室棟の先に体育館、左の職員室や理科室の棟の先に給食室がある。
   ‥
つまり凹こんな感じか?
で、各階の奥の方にだけ階段があり、緊急時には大変混雑するだろう。
そんな事を考えていると

みくる「この教室開いてます」

6-2組だ。


54 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:45:35.08 ID:LPYI2U0SO


中に入るとまるで嵐が来たかのように荒れていた。
ふと教卓らしきものを見ると鍵があった。
理科室と書いてある。
その後も1時間近くその教室を探してみたが何も出て来なかった。

もうじき12時になる。時間の流れが早いのか、はたまた精神的に汗っているのか。

みくる「キョン君、5-1組開いてますぅ」

ここはあまり焼けてないんだな。
ここも1時間近く探した。1-2と書かれた鍵を見つけた。


55 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:51:25.89 ID:LPYI2U0SO


なんだか一気に疲れが出てきた。そして何より腹が減った。

みくる「あのぉキョン君……」

どうしました?

みくる「えっと、そのお手洗いに…」

トイレですか。俺も行っておこう。
俺達はトイレへ向かった。
用を足している間何かに視線を感じていた。
まぁこんな廃墟にいれば視線の一つや二つ感じるだろう。しまった、水が出ない。
仕方ないあの倉庫へ戻るか。
あの倉庫の外には蛇口があったのを覚えている。


56 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:54:37.57 ID:LPYI2U0SO


流石に女子トイレを覗くわけにもいかず、俺は朝比奈さんの帰りを待っていた。

みくる「きょ、キョン君…」

どうしました?

みくる「何か誰かに見られてた感じがしたんですけどぉ……」ウルウル

俺は決して覗いてなんかいませんよ?

みくる「怖かったです」

とりあえずここ出ましょう。手も洗いたいですし。
俺達は外へ出る為1-2組は後回しにし、下駄箱の方へ向かった。


57 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 17:58:59.70 ID:LPYI2U0SO


教室棟1階廊下

廊下を歩いていると下駄箱の方に人影が。

みくる「ひぃぃ」

一瞬だが確かに見た。白い長い服を着た髪の長い女の子。
俺達はその女の子の方へ行ったが結局見つけられなかった。
その後倉庫へ行き、手を洗ったあと朝比奈さんが

みくる「も、もう無理ですぅ」

無理もない。今日はもうよそう。


58 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:06:35.33 ID:LPYI2U0SO


夜10時

俺は夜空を眺めていた。と言っても星一つない闇だがな。
ふと教室棟の方を見ると2階に誰かいる。
俺は寝ている朝比奈さんを起こさぬよう静かに校舎へ向かった。
すると下駄箱に何かがいた。
下駄箱の隙間から覗くと、背中が異常に腫れた腕に短いゾンビのようなものだった。何かを食っているように見える。
まだこちらには気づいてないようだ。
俺は静かに2階へ向かった。


59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:11:12.39 ID:LPYI2U0SO


正直怖かったが気になってもいた。
昼に一人だけ現れるなんて何かありそうだ。
まぁ人影が化け物の可能性もあるがな。
だが結局2階には何もいなかった。いや、いた。
それは某ウイルス映画に出てくる犬そのものだ。………ゾンビ犬。
ゾンビ犬はこちらに気づいて物凄い速さで走ってきた。
俺は咄嗟にトイレへ隠れた。
ゾンビ犬は足は速くても頭はパーなのか、トイレに入って来ない。
ふぅと溜息をついたらそこに鍵があるのがわかった。

60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:15:23.93 ID:LPYI2U0SO


2-1組の鍵か。
周防の親玉は俺達を馬鹿にしている。
これは何かのゲームか?
鍵を探していくゲームなんぞ俺は願い下げだ。
早くハルヒと長門、ついでに古泉を見つけだしてこんなところとはおさらばしたいぜ。
そんなことを考えながらトイレを出るとそこにゾンビ犬がいた。

ゾンビ犬「うぐぐぐぐ」

キョン「ちょっ」

ゾンビ犬はこちらに向かってきた。
俺は全力疾走で逃げる。
階段を駆け降りるとそこにもゾンビ犬がいた。
急いで方向転換して下駄箱に向かう。


61 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:18:04.17 ID:LPYI2U0SO


下駄箱には背中にでっかい腫れのあるやつが待ち構えていた。
このラクダ野郎が。

俺は外へ走った。
ゾンビ犬とラクダゾンビ野郎は出てこない。
やっぱり校舎からは出られないってことか。

今夜はもう寝よう。畜生、腹減ったぜ。


62 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:24:27.47 ID:LPYI2U0SO


7/10、7:30

みくる「キョン君……おはよう…」

元気がない。
とりあえず今日は俺一人で行きますよ。

みくる「ごめんなさい」

謝り泣きそうになる朝比奈さんを落ち着かせるのに30分かかった。

8:00

とりあえずこの2つの鍵の教室へいくか。
やっぱり明るいと化け物はいないんだな。
んーやっぱりこの鏡は夜なかった気がする。



63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:31:09.57 ID:LPYI2U0SO


教室棟1階1-2組

そこをくまなく探す。
花瓶らしき破片の中に鍵を見つけたがどこの部屋かは書いてなかった。

次に隣の2-1組に行った。
そこもくまなく探す。焼け焦げた机の中に5-2と書かれた鍵を見つけた。
そういえば理科室の鍵ってのもあったが、朝比奈さんが持ってるのか。理科室は後回しにして5-2組へ向かった。


64 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:38:24.86 ID:LPYI2U0SO


5-2組

この教室は2時間近く探したが何もなかった。
俺は反対側の棟も気になり、反対側の隣へ行ってみることにした。
1階と2階の渡り廊下は崩れてしまっているのでかなり遠回りになる。

反対側は1階が職員室、保健室、事務室、校長室となっている。
そして2階に理科室があった。
全ての部屋でこの名無しの鍵を試してみたが開かなかった。
3階へいく。トイレに行きたくなったので不気味だから少し黒ずんだトイレへ入る。
そこで図工室と書かれた鍵を見つけた。


65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:43:53.26 ID:LPYI2U0SO


午後3時

なんと図工室はこのトイレの目の前だった。
図工室の隣は他目的ルームが3つ連なっていた。

図工室へ入る。
ここはあまり焼けていなかった。それでも机や椅子は炭と化していた。
ここでは3-1組と3-2組の鍵が見つかった。
全く、腰の折れるゲームだぜ。
恨むぞ周防。

一応他目的ルームも試してみた。
すると………

ガチャ

図工室の隣の他目的ルームが開いた。




66 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:50:17.47 ID:LPYI2U0SO


午後4時

そこには意識を失った古泉の姿があった。
教室の後ろに張り付けにされている。

キョン「古泉!」

古泉「」

まさか…死んではいないだろう。
よし、脈はある。しかしこの鎖、びくともしないな。
俺は何かないかと辺りを見た。
すると黒板に何か書いてある。

『小泉一樹と朝比奈みくるは交換。それにより私は好感。夜10時より朝比奈みくるを連れてくると光明。でも鏡より現れし死者の魂を避けるの巧妙。交換後時代は変わる。』


67 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:52:18.33 ID:LPYI2U0SO


おいおい、なんだこれは。
交換ってなんだよ。それに小泉じゃねぇ古泉だ。
朝比奈さんが助かるってことなのか?
それとも………
とりあえずやらなきゃ進歩しない。
朝比奈さんに話してみるか。

俺は3-1組と3-2組は後回しにし、倉庫へ向かった。



68 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 18:56:14.31 ID:LPYI2U0SO


倉庫

みくる「………古泉君の為………私、頑張ります!」

朝比奈さん…

みくる「あ、そういえばこのダンボールにお菓子が沢山ありました。何故か賞味期限が切れてないので食べてみたんですけどなんともないので食べませんか?」

おぉ有り難い。俺の腹は夏の蝉の如く鳴いている…いや泣いているの方が正しいか。

俺達はお菓子を平らげた。



69 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 19:02:34.45 ID:LPYI2U0SO


午後10時

辺りは闇に包まれている。
どうでもいいが学校の外は漆黒の闇だ。
正直とてつもなく怖い。
俺達は校舎内に入る。
下駄箱には内臓が丸見えのハゲ野郎がいた。
朝比奈さんには目をつぶってもらった。
…やはり夜にはあの鏡がない。
廊下を歩いていると振動が起きた。
廊下の先に何かでかいものがいる。
それはこちらに近づいている。
前にはでかいのが、後ろにはハゲ野郎がいる。


70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 19:07:20.52 ID:LPYI2U0SO


咄嗟に近くの部屋のドアを開けた。
鍵はかかっていなかった。
ドアを閉め、鍵をかける。
やがて数秒ででかいのが通り過ぎた。
この部屋は校長室だった。
廊下へ出るともう何もいなかった。
急いで2階、3階へと進む。
図工室前何かの音で図工室内を見る。そこにはチェーンソーが体から出ているゾンビのようなものが轟音を響かせている。

みくる「きゃぁぁぁぁ」

急いで古泉のいた部屋へ入る。すると古泉が光り出した。


71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 19:13:13.15 ID:LPYI2U0SO


それと同時に朝比奈さんも光り出した。
眩しさが頂点に達したとき、一気に闇が襲った。
一体どうしたというのだ。

古泉「………」

古泉…

古泉「僕は一体…」

古泉が目を覚まし、鎖が解けた。
だが朝比奈さんがいない。
とりあえず古泉に一通りのことを説明してやった。

古泉「なるほど、ではあと涼宮さんと長門さんが…」

そうだな。とりあえず外には化け物がうじゃうじゃいる。任せたぞ。



72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 19:17:42.64 ID:LPYI2U0SO


古泉「そうなんですか?」

俺は廊下に顔を出してみる。
化け物はいない。いやそれより何か不自然だ。
なんだ?何かが違う。
そうだ!焼けた跡がない。それに硝子も割れてない。

古泉「この黒板に書いてある時代が変わるというのはこのことでは?」

つまり火事になる前にタイムスリップってか。
ということは化け物もいないのか?

古泉「とりあえず外へ出ましょう」

あぁそうだな。
俺達は廊下へ出た。するとそこには…

73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 19:20:05.70 ID:LPYI2U0SO


女の子の後ろ姿があった。

古泉「これが例の…」

あ、逃げた。
とにかく追うか。

女の子は階段を下りていった。
俺達も後に続く。
1階まで下りたところで見失ってしまった。
とりあえず外へ向かう。
途中下駄箱を見たが全く焼けていなかった。
あと鏡があった。



74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 21:40:28.18 ID:LPYI2U0SO


7/11

憂鬱な気分で目覚めたのは倉庫内だった。
あぁやっぱり夢じゃないのか。
まずは3-1組と3-2組に行くか。

古泉「んっふ、気合い十分ですね」

お前はどうして笑顔でいられるんだ?

古泉「慣れです」

なるほどな。
ほらさっさと行くぞ。


75 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 21:46:12.51 ID:LPYI2U0SO


教室棟2階

俺達は3-1組と3-2組を3時間かけて捜索しやっとのことで鍵を見つけた。
1-1組と2-2組と保健室の鍵だ。

古泉「手分けして捜索しましょう」

OK。俺は保健室な。

古泉「僕が2ヵ所ですか」

文句言うな。ずっと寝てたんだから。

古泉「僕は敵の捕虜だったんですよ?もう少し労っt」

俺は古泉の話を無視し、保健室へ向かった。


76 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 21:49:30.39 ID:LPYI2U0SO


保健室

保健室へ入ると薬の臭いがした。
昨日までの焼け跡はどうなったのやら。
そう思いつつ奥の部屋へいく。机の上に4-1と書かれた鍵を見つけた。
ここはすぐ見つかったな。とりあえず古泉の方を手伝おうと部屋を出ようとした時、そこに女の子の後ろ姿があった。

キョン「な!」

女の子は廊下へ逃げる。
俺も後を追う。
だがすぐに見失ってしまった。
一体なんなんだ。


77 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 21:53:50.02 ID:LPYI2U0SO


よぉ古泉。

古泉「おや早いですね」

机の上に置いてあってな。

古泉「そうですか、僕も今からそちらへ行こうとしていたところです」

なんだ収穫なしか?

古泉「いえ2-2組にこんなものが」

これは、あの他目的ルームの時と同じ鍵じゃないか。

古泉「ですのでお知らせしようかと」

すぐ行くぞ!

古泉「んっふ」



78 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 21:58:55.86 ID:LPYI2U0SO


俺達は3階の他目的ルームへ向かった。
鍵が開いたのは図工室の隣の隣、つまり古泉がいた部屋の隣だ。
部屋の中には長門が縛られていた。
長門………。

古泉「これは酷いですね、おっと!」

古泉は黒板の文字に気がついた。

『長門由紀の封印を解きたくば、地獄亡者を倒すべし。これイチ押し。明日午後3時より鏡より現る』

なんだって?地獄亡者だと!?

古泉「つまり明日にならないと助けられないということですか」



79 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 22:02:00.42 ID:LPYI2U0SO


もう昼か。
一先ず4-1組を先に済ませるか。
長門待っててくれよ。
4-1組へ着くと早速捜索を開始。
教室のロッカーには全てランドセルが入っていた。
一体どうなってるんだ!?
1時間近く探した結果

古泉「ありました。ランドセルの中に音楽室の鍵がありましたよ」

すぐさま音楽室へ向かった。


80 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 22:11:08.32 ID:LPYI2U0SO


音楽室へ行くため反対側の2階へ行くと、理科室が見えた。
そういえば理科室の鍵は朝比奈さんが。
いざとなったら蹴破るか。
そう言って音楽室へ入る。
ベートーベンやショパンの絵が飾られている。
…その後30分かけて音楽室倉庫の鍵を見つけた。
って隣じゃんか。
直ぐさま倉庫へ入る。
そこには音楽室に似つかわしくない物が揃っていた。
拳銃、ナイフ、マッチ、灯油


81 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 22:28:13.81 ID:LPYI2U0SO


古泉「これはこれは、物騒ですね」

笑顔で言うな、あと顔が近い。

古泉「これは失礼」

とりあえず拝借しておく。
これで手詰まりか。理科室の鍵があればよかったんだが。

古泉「とりあえず明日の3時までゆっくり休みましょう」

そうだな。
長門………ハルヒ………。

82 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 23:45:49.15 ID:LPYI2U0SO


7/12

暑い、いやしかし暑い。
午後2時だ。
随分寝てしまったもんだ。

古泉「おはようございます」ニコッ

朝から機嫌よさそうだな。あ、昼か。

古泉「そろそろ準備をしましょうか」

だな、とりあえず拳銃はもらうぞ。

古泉「使い方知ってます?」

知らん。教えろ。

古泉「わかりました。これをこうしてですね」

俺は古泉から一通りの使用方法を聞いた。



83 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 23:48:49.21 ID:LPYI2U0SO


14:50

古泉の計画はこうだ

古泉「鏡の前に灯油を撒いておいて、地獄亡者が出てきたところでマッチの火を点けます。それでも生きてるようなら打ってください。」

まぁなんとかなるだろ。
そろそろ行くか。

俺達は校舎へ向かった。



84 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 23:54:36.81 ID:LPYI2U0SO


左棟の廊下に隠れてるのが古泉、右棟に隠れてるのが俺だ。
化け物が出たところを古泉が灯油を染み込ました紐に火を点ける。

15:00

ついに出てきた。

地獄亡者「………」

なんだこいつは身長は2メートルはあり、かなりの筋肉質な体、そして顔には包帯がグルグルと巻かれ、釘のようなものがいくつか刺さっている。
そしてどでかい斧だか鎌だかを持っている。
正直倒せる気がしない。


85 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/27(土) 23:58:10.38 ID:LPYI2U0SO


くそっ、古泉!

古泉「はい!」

古泉は火を点けた。
地獄亡者は燃え盛る炎に苦しんでいる。
いやそうでもないようだ。仕方ない。

俺は拳銃を構える。
そしてやつに向かって発砲した。

バンッ!バンッ!バンッ!

地獄亡者はびくともしていない。
やばいな。
逃げろ古泉!ってもう逃げてるし…。

俺は一気に3階まで駆け上がった。

86 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:03:33.24 ID:A4QdnOySO


俺は今5-2組にいる。やがて足音がしてきた。
明らかに古泉のものではないな。
覚悟を決めるか。
少し覗いてみると、地獄亡者が6-2組に入っていった。
透かさず俺は階段へ走る。
地獄亡者が俺に気づいたかは知らんがとにかく反対側の棟まで走った。
そして2階の音楽室で古泉に会った。

古泉「やれやれ、参りましたね」

その割に落ち着いてるな。

古泉「火もダメ、拳銃もダメ。一体どうすれば」

もうマッチ1本しか武器ねぇぞ。
てかマッチじゃ武器にならねぇな。


87 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:06:48.32 ID:A4QdnOySO


数分もしない内に足音がしてきた。
どうするんだ古泉。

古泉「窓も開きませんし、万事休すですはい」

感心してる場合か?
おっと

地獄亡者「………」

ドスバキドカドカドカ

隣の理科室が破壊されているようだ。
理科室の鍵はないから有り難いな。んなわけあるか。
どうしよう………。

地獄亡者「………」

ドカドカドカドカ

プシュー



88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:11:35.55 ID:A4QdnOySO


古泉「!!今です!マッチに火を!」

なんだどうした?

古泉「地獄亡者がガスボンベを破壊しました。それで今ガスが漏れてます」

よし!
俺はマッチに火を点けやつに放り投げた。
すると理科室ごと爆発した。
廊下の硝子は吹っ飛び、理科室は木端微塵に。
そして俺の目の前に地獄亡者の頭が飛んできた。
倒せた………。

古泉「やりましたね」

すると長門がいる部屋が光り出した。
そして古泉も光り出した。


89 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:15:09.42 ID:A4QdnOySO


ここは…
俺は廊下で倒れていた。
いや正確には誰かの膝の上で寝ていた。

長門「………起きた?」

長門………

長門「現在7/13 午後15:38:04」

もしかして丸一日寝てたのか?

長門「そう」

そうか…古泉は?

長門「私と入れ代わりに」

そうか。となるとハルヒを助けると長門が消えるわけか。

長門「これ」

ん?鍵?

長門「理科室の焼け跡に落ちていた」



90 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:21:00.58 ID:A4QdnOySO


長門の手には職員室と書かれた鍵があった。
俺達は職員室へ向かった。
職員室へ行くと体育館の鍵があった。
体育館か………。
俺達は体育館へ向かった。

体育館前に着くと

長門「気をつけて」

どうした?

長門「何かいる」

マジか………

俺は一気にドアを開けた。
するとそこには周防がいた。

長門「………」

周防「−−−」

なんでお前がいるんだ。



91 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:24:40.20 ID:A4QdnOySO


周防「状況が変わった。あなた達を処分する」

人をゴミみたいに扱うなコノヤロウ。

長門「当該対象を敵性と判定した。容赦はしない」

周防「御託はいい」

長門「………」シュッ

長門はナイフのようなものを周防に投げた。物凄い速さで。
周防はそれを避け、長門に近づく。
長門は呪文を唱えた。
周防の体が光りだす。周防も呪文を唱える。
すると長門に何十もの釘が刺さる。



92 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:28:26.26 ID:A4QdnOySO


長門「終わった」

周防「そう、もう終わり」

長門「あなたが」

周防「何故−−−私が−−−」

周防は塵となり消え去った。
周防がいた場所には鍵があった。
何も書いてない鍵である。
ハルヒ………待ってろよ。

他目的ルームへ着いた俺達は鍵を開け、中に入った。
そこには古泉、長門同様鎖に縛られたハルヒがいた。
黒板にはまた何か書いてあった。


93 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:31:38.74 ID:A4QdnOySO


『涼宮春日を助けたくば、7/14 17:00に温床を破壊せよ』

だから名前違うっての。間違えすぎだろ。
で、温床ってなんだ?

長門「恐らく鏡」

なるほどね。って鏡に火点けちゃったぞ?

長門「大丈夫」

そうか。

長門「今日は寝た方がいい」



94 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:37:05.20 ID:A4QdnOySO


7/14 16:50

よし行くか。

長門「そう」

俺達は鏡の前でその時を待った。
やがて午後5時になったので俺は石で鏡を叩き割る。
割れた鏡を眺めていると突然光り出した。
振り返ると予想通り長門も。
そして光が止んだ時、そこにはハルヒがいた。

キョン「ハルヒ!」

ハルヒ「んー!え?キョン?なんであんた………ここ何処?」

んー変なこと言うと厄介だしな。



95 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:39:48.08 ID:A4QdnOySO


キョン「夢の中だ。今回は俺が起こしてやったんだ」

苦しいかな?

ハルヒ「そうなの?じゃあここ学校?」

素直だな。まぁ学校には違いないが一応小学校だ。

ハルヒ「ふーん…あ!あのとき私にき、キスしたでしょ!許さないんだからね!」

へいへい。まだ覚えてたのね。

ハルヒ「当たり前じゃない!罰金通り越して死刑よ!死刑!」

わかった、わかった。
さてどうやって帰るんだ?


96 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:43:48.44 ID:A4QdnOySO


ハルヒ「ちょっとトイレ行ってくる。夢の中なのにおかしいな………」

何やらブツブツ言いながらハルヒはトイレに向かっていった。
すると…

「……ん…ん」

ん?

「……ン君」



「キョン君」

誰だ?
と思い後ろを振り向くと

朝比奈(大)「お久しぶり」

朝比奈さん。
これは規定事項なんですか?



97 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 00:46:46.33 ID:A4QdnOySO


朝比奈(大)「うん、そうなの。そしてあなたは先週辺りからこの規定事項に参加しているはず」

は!っと思い、朝比奈さんと謎の黒い物体を埋めたことを思い出した。
そうか今日か。
         ..
朝比奈(大)「じゃあまたね」

そう言って朝比奈さん(大)は消えた。
またねですか。

と、同時にハルヒが戻ってきた。

とりあえずあの物体を掘り起こす必要がある。


98 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 01:01:04.36 ID:A4QdnOySO


さて行くか。

ハルヒ「アホキョン!なんであんたが仕切るのよ!」

アホは余計だ。折角助けてやったのに。
いいから来いよ。

ハルヒ「ちょ、待ちなさいよ!馬鹿キョン」

あれを埋めたのは確かこの辺かな。
掘ってみると………あった。
1週間後っていうのは結構曖昧だからな。

さてこれは一体なんなんだ?
黒いだけかと思ったら何か描いてある。



99 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 01:08:22.87 ID:A4QdnOySO


『目的年数を言葉にせよ』

なんだって?
目的?元の時代ってことか?
そりゃあ20(ry

ハルヒ「1975年…」

え?

すると黒い物体は光り出す。
気がつくとそこはまたあの小学校だった。

ハルヒ「何よ!何も起きないじゃない」

いや恐らくここはお前が言った1975年だと思うぞ。
全く、なんで1975年なんだよ。

ハルヒ「キョン!」

五月蝿いなぁ。


100 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 01:10:35.04 ID:A4QdnOySO


ハルヒ「何これ…」

ん?ってなんだこれは。
学校の周りが全て崖のようになっている。

ハルヒ「さっきまで真っ白だったのに」

崖は崩れて来ている。
このままじゃいずれ…
その時屋上に人影があった。


101 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:22:57.26 ID:A4QdnOySO


キョン「屋上いくぞ」

ハルヒ「…うん」

俺達は屋上へ向かった。
校舎へ入ると煙臭かった。
理科室から火が出ているらしい。
口と鼻を服で覆いながら屋上へ着いた。
そこには一人の女の子がいた。
そう、今までちらちら現れては消えを繰り返していた女の子だ。

ハルヒ「こんなとこで何してるの?」

ハルヒは少女へ尋ねた。

少女「火が怖いの。火が…怖いの」



102 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:27:02.50 ID:A4QdnOySO


くそ、屋上まで煙が………ゴホッゴホッ。
とにかく早く逃げないと。
だが周りは崖で………ん?
俺は屋上から体育館側、つまり裏口を見て驚いた。
道ができている。
この小学校が円く残っていてそこに一本の道ができていた。

キョン「ハルヒ!行くぞ!」

ハルヒ「あ、ちょっと待ってよ」

俺は少女を抱えて階段を駆け降りた。
火は学校全体に広がっている。
もう少しだ、頑張ってくれよ。
体育館へ行く通路のドアを蹴破り、外に出た。


103 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:31:59.46 ID:A4QdnOySO


その道は今にも崩れそうだが、こんな燃え盛る校舎に残るよりはマシだと思いつつその道を走り抜けた。
そしてまばゆい光が俺達を襲った。
俺は気を失った。

目が覚めるとそこはどこかの倉庫だった。

キョン「これは………」

床には六方星に円というどこかで見た絵が描いてあった。
時計を見ると調度下校時間だった。

ハルヒ「………」zZZ

ハルヒはすやすやと寝ている。


104 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:37:15.40 ID:A4QdnOySO


とりあえず今日が七夕の日の夜中にタイムスリップした日より後で、下校時間つまり午後4時なのはわかった。
さてどうしよう。俺達は1週間余り行方不明であり、今はもう戻って来ている。
しかも鍵のかかった倉庫の中だ。
朝比奈さん………帰って来た時の目印よりもっと大事なことが………
このマーク、何かの意味があるのか?
俺はこのマークの上に乗ってみる。
しかし何も起こらない。


105 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:40:08.92 ID:A4QdnOySO


どうしたものか。
今度はハルヒを抱えて乗ってみた。こいつ軽いんだなとか思っていると。
突然激しい目眩が襲い目を開けていられなくなった。
これはあのタイムスリップの感覚だ。
ヤバイ、気持ち悪いぞこれ。
気が付くと俺はベッドの上だった。
俺の部屋?時計を見ると0時ぴったりだった。
俺はそのまま眠りについた。


106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:44:50.13 ID:A4QdnOySO


7/8

俺は憂鬱な気分でこの坂道を登っている。
学校に着き、教室へ入るとハルヒがいた。
眠そうにしている。

ハルヒ「なんだキョンか」

なんだとはなんだ。

ハルヒ「五月蝿いわね。昨晩嫌な夢を見たのよ」

夢と信じてくれたか。

ハルヒ「いろいろ疲れたから今日はずっと寝てるわ」zZZ

やれやれ。
その後あれが夢じゃないとわかった。
テストだ。俺はこの点数を知ってる。
あとで長門達に話すことがいっぱいあるな。


107 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/28(日) 16:48:09.08 ID:A4QdnOySO


【舞台裏】

俺「えーと一応まだ続きあるんすけど駄文過ぎて泣けてきました。」

ハルヒ「グダグダ言ってないで続き書きなさい!私の出番少なかったじゃない!それに題名と合ってないわよ!」

俺「それをこれかr」

ハルヒ「書け!」

俺「…はい」

キョン「まぁまぁハルヒ、ハルヒも結構出番あったぞ?」

ハルヒ「うっさいモミアゲ!」

キョン「………」

108 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 00:04:51.13 ID:6eyswTYSO


放課後、ハルヒは用事があるそうなので先に帰った。

キョン「長門、今回の件をまとめてくれ」

長門「今回、涼宮ハルヒが誘拐事件を無意識下で願ったことにより、私達5人は誘拐される予定だった。しかしあなたと朝比奈みくるは誘拐時刻にこの時間帯に存在していなかった為、2人は誘拐されてないように思われた。しかし実際は精神下で乗っ取られており、23:50から0:00の間で1週間分の体験をすることになった」

109 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 00:08:52.05 ID:6eyswTYSO


となると佐々木に会ったのも周防に会ったのも幻か?

長門「そう」

なら朝比奈さんとやった謎のマークや黒い物体を埋めたやつはどうなんだ?

長門「それも幻。でも実際朝比奈みくるの精神下で上司から命令を受けたことになっている」

それが幻と?

長門「そう、そして厄介なのが涼宮ハルヒの誘拐願望に便乗し、その力を利用した者がいる」

天蓋領域とは違うのか?

長門「違う。彼らは事実上証明している」


110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 00:18:52.72 ID:6eyswTYSO


ってことはまだその敵がいるってことか?
でも俺らを消すのならとっくにやってるはずじゃないか?

長門「そう、そしてその敵は我々など消すのはたやすく、いつでも消せるので今回は彼らのゲームに付き合わされただけ。また襲われる可能性もある」

腹立たしいな。

長門「今回は迂闊だった。次は情報統合思念体も全力でサポートすると言っている」

そりゃ心強いな。
まぁ何かあったら頼むぜ。

長門「了解した」


111 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 00:24:38.43 ID:6eyswTYSO


それからしばらくは嵐の前の静けさの様に、何も起きなかった。
時は過ぎて8月上旬、俺達SOS団は不思議探索という名目で、鶴屋家の裏山に来ていた。
結局はただの虫捕りなんだけどな。
今回は去年のエンドレスサマーの時とは違い、バッタ捕りである。

みくる「ふぇぇバッタさんがかわいそうですぅ」

ハルヒ「いいのいいの!キャッチ&リリースなんだから!遠慮なく捕まえなさい!」



112 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:12:31.57 ID:6eyswTYSO


バッタにしてみればキャッチすら迷惑な話だ。
そんなこんなでバッタを探すのだが全くバッタがいない。

古泉「もう産卵を終え、死んでしまったのでしょうか?」

そうなのか?
運が悪いな。今年は諦めて喫茶店でアイスでも食おうぜ。

ハルヒ「何言ってるのよ!1匹くらいどっかにいるわよ!」

やれやれ。
それから、小一時間バッタを探し続け、やっと3匹捕まえた。
夕日が眩しい時間だ。そろそろ帰ろうぜ。


113 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:28:00.93 ID:6eyswTYSO


まだまだ暑いが暦では秋の空を眺めつつそれぞれ帰宅するのであった。
正直今の俺はあの事件すら忘れかけていた。
なぜなら今が物凄く楽しいからだ。

家に帰ると妹が大声でおかえりと言ってくれた。
これが普通の生活ってやつなのかな。
階段を登り部屋に向かう途中、おもいっきりコケて頭を打った。
全く……



114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:30:47.37 ID:6eyswTYSO


次の日、俺は我がSOS団団長であるハルヒから電話で呼び出されたのである。

prrrrrrrrrr

ハルヒ「あ、もしもしキョン?」

俺の携帯なんだから俺に決まってるだろ。

ハルヒ「今から駅前の喫茶店に集合よ!じゃあね」

俺の話聞いてないな。
てか今からって…。
俺は貴重な休みを返上して喫茶店へ向かうのであった。



115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:33:32.38 ID:6eyswTYSO


ハルヒ「遅い!罰金!」

おいおい、さっき呼び出されたんだから大目にみてくれよ。

ハルヒ「じゃあ死刑!」

待て待て、罰が酷くなってる。
いきなり最高刑はないぜ。

ハルヒ「何ブツブツ言ってんのよ、さ!行きましょう」

何処へだよ。

ハルヒ「あんた何聞いてたの?商店街よ!商店街!」

だから今来たばっかだって言ったろ?ってもういないし。てか古泉、さりげなく伝票だけ置いていくな。



116 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:36:57.41 ID:6eyswTYSO


ハルヒ「ここよ!」

福引き?

ハルヒ「そう、今日の為に30枚も貯めたのよ?」

古泉「凄いですね。この福引きは小規模のものなのでくじ自体が少ないのです。よって30枚もあれば何かしら当たるはずですよ」

ハルヒ「目標は2等の大玉スイカよ!」

って2等かい。

ハルヒ「スイカ割りなんて夏っぽいじゃない!」

ったくハイビスカスのような笑顔しやがって。そんなに楽しいのか。

117 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:39:55.96 ID:6eyswTYSO


ハルヒ「さ!やるわよ!」

オッサン「いらっしゃい」

ハルヒ「おじさん!今日は当たりはいた?」

オッサン「今日はまだ出てないねぇ。ん?あと42枚しかないのぅ」

ハルヒ「ありがと!じゃあこれで」

オッサン「ひぃふぅみぃ…30枚かい。当たる確率は高いのぅ」

ハルヒ「でもドキドキするわ」

俺もドキドキしてきたぞ。
それからハルヒは一気に10枚取り、開けていった。


118 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:43:15.69 ID:6eyswTYSO


最初の10枚は全ておまけのティッシュすらないハズレだった。
まぁ初めは仕方ない。

ハルヒ「まだまだよ!」

それからまた10枚開けていったがどれもティッシュなしのハズレだった。

ハルヒ「おかしいわね」

それから全部使い果たしたが結局1枚だけティッシュがおまけのくじがあったが収穫はなかった。

ハルヒ「………」

流石に運悪すぎだろ。おい古泉!ハルヒに確率論は通じないんじゃなかったのか?


119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:46:40.09 ID:6eyswTYSO


古泉「恐らく当たると確信していたので力が働かなかったのではないでしょうか?」

んーにしても運悪すぎだろ。

その後大家族がくじを引いた。
くじは空になったがちゃんと2等のスイカは勿論、1等のハワイ旅行と3等のオジサン消しゴムのくじもあった。
運悪かったなハルヒ。

ハルヒ「仕方ないわね………」

素直だな。おい古泉、閉鎖空間はどうなんだ?

古泉「今のところは」

そうか、成長したんだな。

120 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:49:02.07 ID:6eyswTYSO


でも未だにハルヒの力はあるんだよな?

古泉「えぇ昔と比べて弱まってますがね」

そうか、まぁ今回は仕方ないな。
その日は花火を買って解散となった。

長門「あとでうちに来て」

どうした長門?

長門「話がある」

こりゃ何かありそうだ。


121 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:53:19.99 ID:6eyswTYSO


午後6時、今俺は長門の家にいる。
で、話ってなんだ?

長門「私達の力が奪われている」

なんだって!?

長門「と言っても情報操作は健在」

自分で言うか。
じゃあなんの力なんだ?

長門「わからない。でも確実に奪われている」

もしかしてハルヒの力か?

長門「そうかも知れないし違うかも知れない。ただ寿命とかではないのは確実」

寿命ではないのか。よかった。てか俺達の寿命わかるのか?お前は死神か。



122 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:55:07.79 ID:6eyswTYSO


長門「私は対有機生命体コンタクt」

わかった俺が悪かった。

その後、お茶を飲み干し、帰宅した。


123 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 18:58:34.68 ID:6eyswTYSO


次の日、俺達は釣りをしていた。

ハルヒ「夏と言ったら釣りよ!」

とか言うやつがいるもんでな。
で、もうかれこれ3時間は川で釣りをしているわけだが………。

ハルヒ「おっかしいわねー全然釣れないわ!鮫でもカジキでもなんでもいいから釣れなさい!」

ここは日本の川だ。鮫なんかいてたまるか。
それに釣られろと言って釣られるやつなどおらん。

ハルヒ「ブツブツ五月蝿いわよ!そういうあんただって収穫ないじゃない!」

そうだった………

124 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:06:22.47 ID:6eyswTYSO


夏休みはあっという間に過ぎるもので、もう31日である。
あれからいろんな事をした。
花火、海水浴、カヌー、肝試し。
だがどれもイマイチだった。
花火は湿気ってダメになってたし、海水浴では古泉が溺れるし、カヌーは長門が流されるという事件が起きた。
流石に閉鎖空間は免れないだろうと思っていたが発生してないらしい。
これはこれで楽しかったのか?
そして今日、俺はある問題を抱えていた。

キョン「宿題やってねー!!!!!」


125 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:10:19.05 ID:6eyswTYSO


31日

prrrrrrr

ハルヒ「あ、キョン?今からいくわ!どうせ宿題終わってないんでしょ?じゃあね」ピッ

俺まだ一言も喋ってないんだが。
相変わらず強引なやつだ。
さてハルヒのせいで目が覚めちまったぜ。
………ってもう9時か。
さて朝食はやっぱり目玉焼k

ピンポン!

誰だよ朝っぱらから。
てか親は妹連れて出かけてるし。面倒だな………。

キョン「はい」ガチャ


126 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:13:31.56 ID:6eyswTYSO


ハルヒ「遅いわよ!ピンポン鳴らしたらすぐ出なさい!」

遅いじゃねぇお前は早過ぎるんだよ!

ハルヒ「あんた寝巻きじゃない。着替えてきなさいよ。私達は先にキョンの家のお菓子でも食べてるわ」

お前が電話のあとすぐ来たからだ。
てか勝手にお菓子食うな。そして私達ってどういうことだ?
するとハルヒの後ろから長門、古泉、朝比奈さんが出てきた。
おいおいみんな来るなら教えてくれてもいいだろ。


127 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:18:02.52 ID:6eyswTYSO


ハルヒ「だってすぐ切っちゃったし」

お前がな。

そんなこんなで宿題潰しが始まった。

みくる「キョン君、積分がわかりませぇん」

俺はもっとわかりませんよ。

古泉「これを使って体積を求めるんですよ」

古泉、朝比奈さんに近づくな。
そっと手とか触ってんじゃねぇ。

途中妹が帰ってきて、何故か妹も交えたゲーム大会になってしまった。
5人が桃鉄やってる間に俺は一人宿題を終わらせるのであった。
これでループとかしたら泣くぞ?


128 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:23:23.57 ID:6eyswTYSO


みんなが帰ったあと机を見る。

『あとで電話して』

ほぅ…

俺は長門が帰宅したであろう時間に電話をかけてみた。

長門『そう』

そうって…。

キョン「で、電話したわけだが」

長門『奪われているものが何なのか判明した』

キョン「なんだ?」

長門『それは………』







長門『私達の運』

キョン「なんだって!?」

妹「キョン君うるさーい」

俺は驚愕した。



第1章終わり。


129 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 19:26:16.76 ID:6eyswTYSO


【舞台裏】

俺「とりあえず1章は終わりましたけれども………」

ハルヒ「福引きの件は気に入らないわ」

みくる「私出番ないですぅ」

俺「と、とりあえず2章からは"運"とか敵勢力のこととか書くつもり」



130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:25:20.49 ID:6eyswTYSO


第2章

俺は長門に衝撃の事実を告げられた。
どうやら俺達の"運"というのがどんどん吸い取られているらしい。

キョン「長門…詳しく聞きたいんだが」

長門『明日の始業式後、SOS団で緊急会議を行う予定』

キョン「そ、そうか。じゃあ今夜はおやすみな」

長門『そう』

長門との電話を終え、少し考えてみる。
思えば最近運悪いなと思ったことが多々ある。
てか運なんて奪えるものなのか?


131 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:30:00.41 ID:6eyswTYSO


9/1

俺は憂鬱な気分で登校している。
何故かって?それは楽しかった夏休みが終了して嫌〜な2学期が始まるからではない。
昨日の長門からの衝撃の告白のせいだ。
放課後会議なわけだが、ハルヒはどうするのだろうか。

1年の時と同じようにだらけた生徒達がダラダラと校歌を歌い、ダラダラと校長の長ったらしい話を聞く始業式は既に終わり、今は放課後である。
ハルヒは生徒会長に呼ばれたとかなんとか。


132 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:33:59.99 ID:6eyswTYSO


部室

俺が部室へ行くと

古泉「来てくれましたか」

と言われた。
当然だ。

みくる「ふぇぇ、一大事ですぅ」

長門「とりあえず聞いて欲しい」

すると長門は昨日電話で聞いたことに少し加えて説明した。

長門、解決策はあるのか?

長門「現状では皆無」

そうか…。

古泉「困りましたね。」

長門のパトロンはなんて言ってるんだ?

長門「情報統合思念体は解決案を模索中」

そうか…

133 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:37:14.05 ID:6eyswTYSO


みくる「あの、お茶どうぞ」

ありがとうございます。

古泉「長門さん運というのは人間的に………」

長門「そう、有機生命体のもつ力であり………」

古泉と長門は俺には理解できない会話としていた。

みくる「??」

無論朝比奈さんにも。

古泉「…というのはどうでしょう?」

長門「それは不可能。現状では………」

………。
完全に蚊帳の外だ。


134 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:41:13.04 ID:6eyswTYSO


長門「………了解した。聞いて欲しい。現状では敵勢力の情報が全くない。だから、まず7/7の事件について詳しく調べる必要がある」

あの事件か。

古泉「確か化け物以外に女の子がいましたね?それについても何かありそうです」

だな。とりあえず今日は解散にしようぜ。
親とかにも昔のこと聞きたいしな。

古泉「ですね。では涼宮さんには何と伝えましょうか」

団長がいない団なんてありえないとでも言っとけ。

古泉「わかりました」


135 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:45:24.28 ID:6eyswTYSO


てなわけで、俺は家に帰って親に昔の学校などについて調べ、朝比奈さんは上司と掛け合い、古泉は機関と連携して調査し、長門は親玉が調べ中なので図書館で調べるとのこと。

解散!

俺は家に帰ると早速親に聞いてみた。

親「え?学校?」

キョン「あぁ」

親「そうね、あそこ昔通ってたのよ」

なんと。

キョン「詳しく教えてくれ」

親「そうね、まず母さんが火事で最後に救出されたことから話そうかしらね」



136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:48:52.41 ID:6eyswTYSO


なんだと?ということはあの少女は………。
その後親に詳しく聞いてわかったことがある。
まずあの少女がうちの母親だってことと、あの火事の犯人は今京都に住んでいるらしいということだ。
これは大きな収穫だ。
俺はそのことを古泉に電話で伝えた。

古泉『なるほど、では機関がその男を全力で探し出します』

心強いぜ。

とりあえず今日は寝ることにした。



137 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/29(月) 23:52:08.78 ID:6eyswTYSO


それにしてもまさかあの少女が母親だったなんてな。
全然面影なかったぜ。
母親によると、あの日屋上で怖がっていたところ2人の男女が助けてくれたそうな。
もしあのとき助けてなかったらどうなってたんだろうな。
でも屋上いかなきゃ裏口に道があったなんて気づかなかったしな。
まぁ今更考えても仕方ないか………zzZ


138 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 14:55:32.37 ID:b58N8AFSO


次の日

昼休み、俺達はまだまだ夏の暑さが残る部室に集まっていた。
勿論ハルヒはいないぞ?

古泉「さて何かわかりました?」

長門「私から。まずあの場所は昔戦争で死んだ人を埋めた場所であった。その後しばらくして学校が建てられた。今日はこれしか…」

古泉「なるほどわかりました。では朝比奈さんはどうです?」

みくる「えっと禁則事項なんですが特別に許可されたので言います。近々巨大な時空震が観測されます」

139 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 14:59:29.74 ID:b58N8AFSO


古泉「それは涼宮さんの、ですか?」

みくる「いえ禁則事項が起こしたものかと………」

古泉「そうですか、ちなみにいつ起こるんですか?」

みくる「えっと8/31です」

8/31だと?
もう過ぎてるじゃないか。

古泉「それは来年のですか?」

みくる「いえ……今年のです。禁則事項が禁則事項するんです。あ………えっと禁則事項です」

大体わかりましたよ。

140 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 15:04:07.45 ID:b58N8AFSO


古泉「もしかしたら時間が戻されたり?」

みくる「禁則事項です」

古泉「そうですか………わかりました。ではあなたはどうですか?」

俺か。俺は昨日親から聞いたことを話してやった。

古泉「そうですか!では機関でその方を捜し出します」

古泉は今日一番の笑顔で答えた。

古泉「ではそろそろ授業ですので」

俺達は解散した。

141 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 15:08:16.48 ID:b58N8AFSO


授業中

ツンツン
俺は背中を突かれた。
犯人は当然…

ハルヒ「ねぇキョン、最近つまらないわ」

そうかい。俺は忙し過ぎるぜ。

ハルヒ「ねぇあんた異世界人っていると思う?」

さぁな。

ハルヒ「あんた最近冷たいわね」

いつものことだ気にするな。

ハルヒ「そうね」

142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:25:30.79 ID:b58N8AFSO


その後俺ら4人は日に日にハルヒに内緒で集まって話し合っていた。
これも世界の為なんだ、すまんハルヒ。
そんなこんなで9月も終わりに近づいた今日、ハルヒに呼び出された。

ハルヒ「キョン!最近私抜きでSOS団の活動をやってるそうね」

ハルヒはかなり怒っていた、いや悲しんでいるようにも見える。涙目だしな。

俺が言い訳を考えていると

143 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:28:26.70 ID:b58N8AFSO


ハルヒ「こないた阪中さんがレストランに4人で入るのを見たって言ってたのよ!答えなさい!私に内緒で何してたの?………それともただ私に内緒で……」

こりゃヤバイな。
その、だな…シャミセンの円形脱毛症のことについてだな

ハルヒ「そういう嘘は通じないわよ!糞キョン!こないだ治ったって言ったじゃない!」

また再発してな…はは。

144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:30:23.12 ID:b58N8AFSO


ハルヒ「まぁいいわ、シャミセンのことはわかった。ならなんで4人だけなの?私は団長なのよ?私だけ仲間割れにしていいと思ってんの?答えなさい馬鹿キョン!」

あーえっとそれはハルヒに心配かけないようにだn

ハルヒ「もういい!知らない!」

すまん古泉。
閉鎖空間の処理は頼んだぞ。

その日も俺達は集まった。
確か古泉はいなかったな。

145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:33:12.06 ID:b58N8AFSO


結局今日も解決策は見つからなかった。
これじゃ時間が戻されるのをじっと待ってるようなもんじゃねぇか。
時間が戻るとわかると途端にやる気がなくなり、中間テストの勉強は放置気味だ。

まぁなんとかなるだろう。
その時の俺はハルヒと揉めたことをすっかり忘れていた。
それを今夜思い出すなんて思ってなかったが。

146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:36:22.58 ID:b58N8AFSO


夜俺は一人部屋で携帯をいじっていた。すると

prrrrrrrr

古泉から電話だ。
あいつがかけてくるとなるとろくなことがないからな。

古泉『もしもし、えぇと只今超巨大な閉鎖空間が5つ観測されました。我々ではとても手に負えません。もしかしたら今夜世界が滅亡するかも知れません。原因は』

ああわかってる。
俺だ………

古泉『いえ、我々です。最近あのことでいっぱいでしたので』

147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:39:23.24 ID:b58N8AFSO


古泉『あと今から会えますか?もしかしたら最後になるかも知れませんので』

縁起でもないこというな。
まぁ行くがな。

古泉『では長門さんの家で待ってますので』

そう言うと電話を切った。
長門の家か。朝比奈さんも来るのか?
まただ………またハルヒの名前が出なかった。俺は最低だ。

そんな自分が嫌になりつつも家を出る俺であった。

148 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:46:36.10 ID:b58N8AFSO


長門の家に着くと既に3人揃っていた。

みくる「キョン君…どうしましょどうしましょ」

朝比奈さんは、どこぞやの警報機会社のCMのインコだかオウムのように叫んでいた。
大丈夫ですよ朝比奈さん。

古泉「落ち着いてください。朝比奈さん、彼にあのことを」

あのこと?

149 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:51:14.21 ID:b58N8AFSO


朝比奈「えっと…もう避けようがないので禁則事項ではなくなりました。今日の23時59分59秒から非常に激しい時空震が起きます。そして時間が逆戻りします…」

なんだって!?
じゃあ結局やつらの思惑通りじゃないか…

みくる「ごめんなさい」ウルウル

謝らないでくださいよ。

長門「現在23時45分」

古泉「未来人である朝比奈さんがいうのですから、これは避けられないでしょう。まぁ僕は世界が滅びるよりはまだマシですが」

150 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/30(火) 23:55:53.07 ID:b58N8AFSO


その言い方やめろよ。
とにかくもう諦めるしかないんだな。
その時長門が呟いた。

長門「敵対勢力の存在を確認。北緯89゚、西経135゚の地点にて情報思念体の存在も確認。コンピュータネットワークに侵入したと思われる」

ならそいつをどうにか

長門「不可能」

何故だ。

長門「敵対勢力は天蓋領域を乗っ取った模様。周防九曜を操る程の力を持っている」

なんだって!?

151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:01:31.67 ID:dzCKyoVSO


古泉「どうやら世界は支配されました。携帯のネットワークが遮断されています」

俺のもだ。

長門「来る」



すると空が光り出した。
やがて震度8くらいの地震が起こった。
窓硝子は割れ、壁に皴が入る。
俺は崩れたマンションに下敷きになり気を失った。
いや死んだのか?辺りは真っ暗闇。
手足の感覚がない。
上下の感覚もない。
暗黒の世界でただひたすらさまよう。

152 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:09:03.55 ID:dzCKyoVSO


闇の中に何かがいる。
そいつは直接俺の脳にメッセージを送ってきた。脳がどこにあるかすらもわからないこの暗黒の世界。
他の皆はどうしているのだろうか。
ふと、感覚が戻る。
なんだこの感触は。
生地?………布団だ!
俺は目を覚ました。

俺はベッドの上で寝ていた。
これは夢なのか?
いや顔を抓って物凄く痛かったので現実だ。
てか今はいつなんだ?
携帯を開くと正常に機能している。

今日は8月17日だ。

153 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:15:08.15 ID:dzCKyoVSO


prrrrrr

電話が鳴る。

古泉『無事でしたか…今から長門さんの家に来てください』

せっかく無事だったのに焦りすぎだ古泉。

俺は仕度をする。
小腹が空いたので冷蔵庫からおにぎりを取り出す。すると…

母親「あらそれ持っていくの?なら一つ500円でいいわ」

は?
何言ってんだ?

母親「早くお金ちょうだいよ。え?ないの?じゃあ早く冷蔵庫閉めて」

なんて酷いこというんだ母さん…

154 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:19:14.14 ID:dzCKyoVSO


長門の家に着くと早速

古泉「記憶はありますか?」

おかげさまでしっかり全部記憶してるぞ。
お前が2組のやつにコクられてたのも知ってるぞ。

古泉「その話はまた今度で。えっとまず今は8月17日です。そしてこの世界は現実世界であって現実世界ではないです」

何を言ってるんだ?

古泉「あなたはもう異変に気づいているはずですよ?」

異変………母親がちょっとおかしかったが。

155 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:23:03.26 ID:dzCKyoVSO


古泉「具体的には?」

おにぎり一つで金請求しやがったんだ。

古泉「それです。この世界はお金が全ての世界なのです」

なんだと!?

古泉「時空震前に闇の中メッセージを受け取りませんでしたか?」

あれか………今思い出したぞ。

古泉「そうです、私達はこれから6週間苦しむ羽目になります」

はぁだが金が全てってくらいならまだ耐えられるぞ?

156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 00:35:28.03 ID:dzCKyoVSO


ちなみにやつが伝えたのはこれだ

『我々は情報生産源を確保した。お前達は私の作った幻術世界で三重苦を味わってもらう。この情報生産源、涼宮ハルヒの力を奪いとるには時間が必要だからな。何故お前らを生かすのか。それは生かしているのではない。失敗したのだ。涼宮ハルヒの力によって私の地球滅亡計画は失敗だ。前回幻術世界で涼宮ハルヒの力を奪おうとしたがこれも失敗。お前ら4人は涼宮ハルヒの力によって護られている。だから涼宮ハルヒの力を奪い次第。地球を破壊する。ちなみにその三重苦に耐えた有機生命体はいない。』

159 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 09:51:17.23 ID:dzCKyoVSO


俺はとりあえずコンビニに寄ってみた。

店員「………」

いらっしゃいませーくらい言えよおい。

店員「聞こえてますよ」

………。
なら挨拶してくらいほしいですが。

店員「いらっしゃいませ」

熱意がこもってないな。

俺はサンドイッチとおにぎりを買った。

店員「570円です」

おいおい計算おかしいんじゃないか?
やたら高いぞ?

店員「サービス料が商品の25%になります」

なんだって!?

160 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 09:58:12.15 ID:dzCKyoVSO


店員「作業料と挨拶料です」

なんてこった。俺は渋々金を払い、店を後にした。

帰り道、ヤクザ風のやつにぶつかった。
痛ぇ

ヤクザ「どこ見とんねんアホ!」

これは死亡フラグか?

ヤクザ「1000円じゃ!1000円はよ払わんかい!」

金か………。

俺はしばらく家にこもっていることにした。

外へ出よう…いや家自体出ようと思ったのは、母親にこんなことを言われた時だな。

161 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 10:01:07.03 ID:dzCKyoVSO


母親「さっさと生活費出しなさい!何日滞納してるのよ!」

もう嫌だ。

俺はしばらく長門に家に泊めてもらうことにしたのだが………

古泉「どうも」

なんでお前がいるんだ。

古泉「実は………」

−−−−−−−−−−

古泉「なんですって?」

森「涼宮ハルヒが消えたのはあなたのせいよ!罰金で1億6000万円振り込んでおきなさい!」

古泉「………」

−−−−−−−−−−

で、逃げてきたわけか。

162 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/08/31(水) 10:05:49.89 ID:dzCKyoVSO


古泉「恥ずかしながら」

まぁいい。で、朝比奈さんは?

みくる「え、えっと…」

−−−−−−−−−−

みくる「鶴屋さんまてね〜」ピッ

ピンポーン

みくる「はい」ガチャ

大家「最近電話による騒音が酷いので罰金です。5万円払っといてね」

みくる「ふぇぇぇぇ」

−−−−−−−−−−

みくる「というわけで」

酷いですね。

古泉「しばらくはここに居させてもらいましょう」

すまんな長門。

163 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 01:59:11.33 ID:yFmmNAFSO


長門「別に構わない。」

ありがとよ。

長門「1泊2000円で」

え?長門さん?

長門「嘘、2週間後何が起こるかわからない。だからずっといるといい」

流石長門だ。

170 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:26:46.55 ID:yFmmNAFSO


それからしばらくして、俺達4人は遊園地へ行ってみた。
何しろ学校もない、ハルヒもいない、やることないじゃ退屈なんでね。

どうでもいいんだがこの世界、元の世界よりいろいろ物の値段が高い気がするんだが…。
そんなことを思っていたら遊園地に着いた。

古泉「………」

どうした古泉?

古泉「まさか富士急ハ○ランドまで14万とは知りませんでしたよ」

すまんな古泉。
暗黙の了解で古泉の奢りである。

171 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:31:07.69 ID:yFmmNAFSO


遊園地へ入ると古泉はフリーパスを買ってくれた。
何から何までありがとな。

古泉「財布から羽の生えたお札が飛んでいくのが見えました」

ははは。面白いなそれ。

古泉「はは…は」

………すまんな。

みくる「キョン君アレ面白いそうです」

長門「コーヒーカップ………アレはダメ。毎年被害者が出ている危険アトラクション」

みくる「ふぇぇそうなんですかぁ!?」

長門「そう」


172 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:32:51.80 ID:yFmmNAFSO


そうなのか?
ただ回ってるだけじゃないか。

長門「回し過ぎると大変なことになる」

それお前の体験談だろ。

長門「そうとも言う」

てかいつ言ったんだ?

長門「朝倉涼子がいた頃に」

なるほどね。

長門「そう」

173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:36:22.36 ID:yFmmNAFSO


俺達はとことん楽しんだ。
ハルヒがいないのが残念だがな。

古泉「これなんてどうです?」

ドドンパか。いいぜ。

みくる「きょ、キョン君まさかアレですか?」

朝比奈さんはFUJIYAMAを指して言った。

いえ違いますよ。

みくる「よかったぁ。ジェットコースター苦手なんです」

………おっと。
俺は嘘は言ってないぞ?
でもやっぱり正直に言うべきか……

バイト「どうぞ乗ってください」

174 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:39:17.56 ID:yFmmNAFSO


遅かったか。

みくる「ふぇ!?キョン君これ、まさかじぇ、ジェットコースターですか?ふぇぇぇぇ」

すみません朝比奈さん。

たった21秒だったが凄いなこれ。
早過ぎ。

バイト「お疲れ様でっす!お帰りはあちらでーす!」

みくる「」

朝比奈さんが白目向いてる怖い。

長門「………」

長門はまったく動じてないな。
コーヒーカップはダメなのにな。

長門「何か言った?」

いや何も。

175 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:42:44.64 ID:yFmmNAFSO


古泉も爽やかそうな顔で階段を降りていた。

古泉「僕こういうの初めてなんですよ」

そうかそれはよかったな。顔が近いぞ。

古泉「これは失礼」

その後、ほぼ全ての乗り物に乗った。
こういうのって、いいな。

古泉「さて、そろそろ帰りますか?」

だな。朝比奈さんも干からびてるし。

みくる「」

長門「まだ帰ってはダメ」

なんと。

長門「アレを避けているのは知っている」

176 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:46:22.68 ID:yFmmNAFSO


アレは………。

長門「これはフリーパスは使えないが入る価値のあるもの」

俺お化け系はちょっとな…

古泉「んっふ行きましょうよ。中々来れないですし」

………でも朝比奈さんが。

長門「朝比奈みくるは休んでいていい」

なら俺も……。

長門「………」

わかったわかった。わかったからそんな目で俺を見るなっての。

俺達はその館内の一番奥にある不気味な建物へと向かった。

177 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:55:08.72 ID:yFmmNAFSO


古泉「ところでこれの追加料金は」

古泉頼んだ。

古泉「ですよね」

空ももう暗くなった。
いい雰囲気だ。

このお化け屋敷は病院がモデルなのか。
学校がモデルの廃墟なら経験済みだぜ。

しばらく歩くと早速出てきたな。
看護婦なのか?腹が赤いぞおい。

長門「………」

故・看護婦「ウグググ」

長門「………」

故・看護婦「ぇ………」

今"ぇ"って言ったな。
長門にはそんなの通用しないぜ。

178 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/01(木) 23:58:51.11 ID:yFmmNAFSO


そのあともいろいろ襲って来たが、営業妨害になるのでこれ以上は特筆しないでおく。

お化け屋敷を出て泣いてる朝比奈さんを見つけ遊園地を後にした。

言うまでもないが帰りの電車賃とバス代も古泉持ちだ。

てかこの金が大事だかなんだかの世界………そんなに苦しいってわけでもないな。

三重苦ってことはあと2回あるんだろうな。
全く…めんどくさいなぁ。

1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 08:28:54.55 ID:AqklPYySO


武器庫についた古泉。

古泉『大体の武器は揃っています。全てトラックに積むので手伝ってください』

了解、具体的にどうすればいいんだ?

古泉『サポートを』

…了解。

俺は随時化け物の位置を確認して、古泉に知らせた。

古泉『積み終わりました。今から表口に止めますので来てください』

結構簡単に言ってくれるな。
ここから出口までに3体はいいるんだぞ?
俺は愚痴をこぼしつつ出口へ向かった。

3 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 09:49:09.32 ID:AqklPYySO


出口には既に古泉が運転するトラックが止まっていた。
そのすぐ横に化け物が死んでる理由は聞かないでおこう。

古泉「とりあえず人気がないところへいきましょう。もっとも…人なんていないですがね」

長門と朝比奈さんを忘れてはいないだろうな。

古泉「勿論ですよ」

古泉は交通ルールを無視した運転で廃墟脇にトラックを停車した。

古泉「一応手持ちとして銃や手榴弾を持っておいてください」



4 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 09:52:50.85 ID:AqklPYySO


物騒だな。

古泉「そんなこと言ってられませんよ?」

それもそうだな。
俺は古泉に銃の使い方などを教えてもらった。
てかこいつ本当に高校生か?

古泉「えぇあなたと同じ健全な高校生ですよ」

お前は言うとこうも気持ち悪いんだな。

古泉「褒めても何も出ませんよ?まぁ武器は出しますがね」

褒めてないし上手いこと言ったつもりか?

古泉「では試しにあそこにいる化け物を撃ってみてください」

化け物いたのかよ。


5 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 14:29:43.38 ID:AqklPYySO


俺は車内から化け物目掛けて撃った。
化け物の頭は吹っ飛んだ。
どうやらこれはショットガンらしい。

古泉「上手いですね、どこかで銃の扱いを?」

生憎そういう趣味はないもんでな。

古泉と話しながら長門のマンションへ向かった。

長門のマンションに着くと管理人と思われるおじさんが無言で近づいてきた。

古泉…

古泉「ですね」

するとおじさんの顔がパックリ割れ、デカイ口が現れた。


6 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 18:08:30.67 ID:AqklPYySO


化け物を倒した俺達は長門の部屋のインターホンを押した。
頼む出てくれ。

長門『………』

ウイーン

開いた。

俺達は長門の部屋へ向かった。

長門「どうぞ」

古泉「すみませんね」

さて長門の部屋に来たわけだがこれからどうするんだ?

長門「まず今の状況を説明する。我々4人以外の全ての人間が死滅した。そしてその死体は体だけ操られ、本能の欲するまま活動する」



7 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 18:12:11.74 ID:AqklPYySO


つまりそれはバイオみたいなもんか。

長門「?」

古泉「とある映画のことです」

長門「そう」

で、朝比奈さんは無事なのか?

長門「朝比奈みくるは死亡した」

なんだって!?

古泉「化け物に食べられてしまったということですか?」

長門「…そう」

なんてこった、俺達がもっと早く…

長門「朝比奈みくるは家を出た時に管理人に食べられてしまった模様」


8 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/06(火) 18:16:20.75 ID:AqklPYySO


古泉「僕達3人だけですか…」

長門「そう、そして今とてつもない数の死体がこちらに向かっている」

なんだと!?
それはまずいんじゃないか?
隣の住民も化け物なわけで

長門「このマンションに関しては大丈夫。私がここの住民を全て消去した」

流石長門だ。

古泉「長門さん、化け物の大群がこちらに向かっているというのはどういうことですか?」

長門「彼らの食料が尽きた模様。このマンションに向かってきている」

13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:35:59.40 ID:X04D5hrSO


古泉「ではマンション内に入れないようにしましょう」

長門「すぐに包囲網を張るべき」

古泉「とりあえず武器は沢山あります、それぞれ好きなものを持っていくとして誰をどこに配置しますか?」

長門「それは私が教える」

古泉「助かります。では武器を取りに行きましょう」

俺達はトラックへ向かった。



14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:39:54.70 ID:X04D5hrSO


俺はとりあえず手榴弾とライフル、ショットガンを持って長門に言われた場所へ向かった。

古泉はマシンガンと手榴弾、グレネードなどを持っていった。

俺は今裏口にいる。
このマンションは細かいとこを省くと大きく分けて2つの入口しかない。
俺は裏、古泉は表となった。
長門は全体的にやるらしい。


15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:45:28.94 ID:X04D5hrSO


しばらくするとよくわからないうめき声のような声と共に、物凄い数の足音がした。
ついに来たようだ。

まだ裏口には来てないようだ。

すると表の方から爆発音が聞こえた。
古泉の地雷が爆発したらしい。
その後銃声が何十何百発と聞こえて来た。

ふと前方を見ると

化け物「………」

来たか。

俺はライフルで撃ちまくった。
だがドンドン数が増えついに目の前まで迫ってきた。
くそっ、マシンガン持って来るんだったな。



16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:49:07.47 ID:X04D5hrSO


その時化け物の塊が吹っ飛んだ。

長門「………」

長門。
どうやら長門がロケットランチャーで吹っ飛ばしてくれたらしい。

長門「地雷を仕掛けておくべきだった。迂闊」

やっぱり長門は頼りになるな。お、また来たか。

俺は何時間も撃ち続けた。
たまに長門が弾を持ってきてくれるのだが、流石にライフルとショットガンだけじゃキツイな。



17 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:54:29.87 ID:X04D5hrSO


すると長門がとても重そうな物を持ってきた。
ガトリングか。

長門「1分間に1000発。これでしばらく持ちこたえてほしい」

あぁこれがあれば大分楽だ。

俺はまた撃ち続けた。
長門よ、いつまで続くんだ?

長門「準備ができた」

長門は俺の質問の答えとは言えないことを言って何かのスイッチを渡してきた。
なんだこれ。

長門「マンションの周囲に地雷を埋めた」

なんと。


18 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 13:58:51.53 ID:X04D5hrSO


てかどうやって埋めたんだよ。
情報操作はできないんだろ?

長門「彼らの攻撃を避けながら埋めた」

凄いな。

長門「爆発すればしばらくは穴を上れない。」

しばらくは………な。

俺はスイッチを押した。

ズドォォォォン

マンションの周囲にドーナツ型の堀ができた。
化け物達は穴を上れないでいる。

俺達はマンション近くにいる数体の化け物を倒し、長門の部屋へ向かった。


19 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/07(水) 14:01:27.58 ID:X04D5hrSO


部屋

長門「とりあえずしばらくは大丈夫」

古泉「ですがまだ安心はできません。交代で見張りをしましょう」

長門「私がやる」

古泉「しかし…」

長門「私は眠らない」



結局長門が見張り役となり、俺達は仮眠を取ることにした。
明日は食糧を調達しないとな。

20 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00:56:32.19 ID:plxeBsJSO


長門「起きて」

朝8時、長門に起こされた。
敵は大丈夫だったのか?

長門「朝日が出た瞬間消えてしまった」

化け物は光が苦手なのか!?
でも昨日は昼間いたしなぁ…

古泉「おはようございます」

うわぁ
いきなり出て来るなよ。
あと顔が近い。

古泉「これは失礼」

長門「敵はいない。地雷等仕掛けるなら今のうちがいい」

そうだな。
でも俺は生憎武器はからっきしでな。


21 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:05:43.09 ID:plxeBsJSO


長門「私が地雷等を仕掛けておく」

古泉「では僕は食糧を調達してきますよ」

俺は?

古泉「僕と来てください」

だろうな。

古泉「では何かあればこれで」

古泉は無線を長門に渡した。

長門「了解した」



22 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:10:50.99 ID:plxeBsJSO


古泉「さて、まず食糧がどこにあるのかわかりませんね。非常食なんかがあればいいんですが」

コンビニとかになんかないのか?

古泉「電気などが停まってますし、人があんな状態では腐ってるかも知れませんよ?」

とりあえず見に行こうぜ。

コンビニに着くといくつかの死体が転がっていた。
気持ち悪いな。

古泉「うわっ、腐ってますね」

腐るの早いな。

古泉「仕方ないですね、ん?非常食のコーナーは無事です」



23 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:15:03.71 ID:plxeBsJSO


よし。
てかコンビニ内の食べ物がほとんど食い散らかされてるぞ。

古泉「おそらく化け物が食べたんでしょうね。腐ったものは食べないところが人間らしいです」

贅沢な化け物だな。
でもなんで非常食は無事なんだ?

古泉「少し不思議ですね。」

そのとき長門から連絡があった。

長門『敵の弱点がわかった』

何!?

古泉「弱点とは?」

長門『乾燥』



24 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:20:20.28 ID:plxeBsJSO


古泉「乾燥…ですか」

長門『そう』

なるほどな。それで乾板は残ってるわけだ。
でもなんでわかったんだ?

長門『さっき道路で干からびている敵を発見。そこでその仮説が出た。今日は湿度が低い。そしてゴミ捨て場に隠れていた敵に乾燥剤をまいた』

乾燥剤なんてどこにあったんだよ。

長門『廊下。そして乾燥剤を撒いたら敵は動かなくなった』

古泉「では乾燥剤を調達しましょう」

長門『了解した』



25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:22:28.60 ID:plxeBsJSO


古泉「では僕は乾燥剤を探してきます。あなたは乾板などの非常食を長門さんの部屋へ持っていってください」

わかったよ。
だが無理はするなよ。

古泉「あなたから心配されるとは僕もまだまだですね」

今さらっと馬鹿にしたよな。

古泉「では」

行ってしまったか。



26 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:26:17.23 ID:plxeBsJSO


長門の部屋に戻ると乾板をつまんでみた。
これ意外にいけるな。

長門『………』

うわぁビックリした。

長門『今すぐ来てほしい』

どうかしたのか?

長門『今までと違う敵を確認、マンション裏に』

わかった今すぐ行く。



27 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 09:32:27.03 ID:plxeBsJSO


大丈夫………か?

長門「この敵は今までいた人型の敵を食べている模様」

仲間割れか?
というかこいつ姿が明らかに違うな。
とにかくデカイ。

長門「さっき残りの乾燥剤を撒いたが効き目がなかった。」

乾燥剤効かないなのか。

長門「そしてこちらに気づいた敵は襲ってきた」

大丈夫なのか?

長門「力が桁違い。とにかく危険。対策を講じるべき」

そうだな。
古泉には連絡したのか?

長門「…してない」

っておい!

28 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 01:10:12.19 ID:PDOEWLfSO


俺は古泉にそのことを連絡し、長門とともにマンションへ戻った。

それから2時間ほどして、古泉が乾燥剤を持ってきたのでマンション周辺に撒いておいた。

長門「とりあえず乾燥剤がある限り小さい方の敵は入って来れない。大きい方の敵は銃で撃つのが望ましい」

なんかややこしいな。
名前付けないか?

長門「あなたが付けて構わない」

そうか?
じゃあ小さい方のはゾンビでいいわ。



29 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 01:12:38.97 ID:PDOEWLfSO


長門「………」

………な、なんだよ。じゃあ化け物でいいよ。
大きい方はクライゴアなんてどうだ?

長門「………」

長門、頼むからなんとか言ってくれ。

古泉「いいんじゃないですか?ではクライゴアに対しては武力ということで」

長門「了解した」

だが結局その夜はクライゴアは姿を見せなかった。



30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 01:16:36.98 ID:PDOEWLfSO


次の日

長門「マンション内に何かいる模様」

なんだと!?

古泉「僕が見てきます」

そう言うと古泉はライフル片手に走り出した。

クライゴアか?

長門「クライゴアではないはず。あれは2Mを軽く越える」

だよな。
しばらくすると古泉が戻ってきた。

古泉「大変です、カラスが化け物になってますよ」

なんてこった。

古泉「3羽倒しましたがまだまだ屋上にいます」

1 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 18:16:41.54 ID:PDOEWLfSO


俺と古泉はカラスを倒しに向かった。

古泉「これはもはやバイオの世界ですね」

だな。
カラスがゾンビ化してるなんてまさにバイオだな。

古泉「とりあえず屋上のドアは閉めておきました。おや、ドアの前に2羽いますね。僕が撃ちます」

そう言うとライフルでちゃちゃっと倒してしまった。

9 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 01:00:44.83 ID:+ivGnEgSO


古泉「では屋上へ、まずは僕が行きますんで援護してください」

俺が援護か、務まるかな。

古泉「かなりの数です」

古泉はそう言いながらも100発100中でカラスを仕留める。

俺も古泉に続いて撃ちまくった。

それにしても、なんつー数だ。
狂ったように鳴き叫ぶカラスども。
バタバタと倒れていく。
屋上はカラスの死骸で埋め尽くされそうだ。
まぁ飛んでるあいつらも死骸なんだが。

12 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 01:21:27.43 ID:Wp6XRmWSO


長門「おかえり」

古泉「カラスは全滅しました」

長門「そう」

そのとき、マンションが揺れた。
クライゴアがマンション内に入って暴れているらしい。

古泉「行きましょう」

俺達はクライゴアのところまでいき、とにかく撃ちまくった。



13 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 01:22:56.33 ID:Wp6XRmWSO


クライゴアを倒してからしばらく、敵は一切現れていない。

そして8/31

長門「そろそろ」

9/1の午前0時になったところでまた地獄の夏休みが繰り返される。



14 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 01:26:07.69 ID:Wp6XRmWSO


これで3つ目か

今回は時間がとてつもない速く進む世界らしい。

とくに敵も現れず。

4人で遊んでいたらもう31日になってしまった。

そして親玉が現れた。

親玉「おまえらの涼宮ハルヒへの執着心には負けたよ。こんな女に力はないな。では」

なんだこいつ、勝手に誘拐までしておいてそれはないだろ。

そこで記憶が途絶えた。



15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/09/12(月) 01:27:07.26 ID:Wp6XRmWSO


9/1

ハルヒ「2学期も張り切っていくわよ!」

今日もSOS団は健在である。



終われ。


16 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 01:27:36.57 ID:Wp6XRmWSO


何故ageてしまったんだ………

おやすみ



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