のび太「ドラえもんのやつ居候のくせに生意気だ!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「ごめんなさい」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:30:41.81 ID:d70MAITYO

暑い夏の日だった

僕は日頃から口煩いドラえもんにうんざりしてたんだ、この日もそう

ドラえもん「だからのび太くん、 何度言ったら分かってくれるんだい?」


のび太「分かってないのはドラえもんの方だよ、 僕がこんなに頼んでるのにさ!」

ジャイアンにいじめられた可哀想な僕を助けてくれないのか?

ドラえもん「だいたいキミは僕を頼りすぎだよ! まずは自分で努力し……


のび太「うるさいっうるさいっうるさいーーっ! 居候のくせに生意気だぞ!」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:36:24.93 ID:d70MAITYO

ガラガラ

ドラえもん「うわあぁあぁあああ………アアァァ………………」

のび太「あ〜清々した! コレさえあればドラえもんなんていらないさ、えへへ」

僕はポケッツを剥がしてドラえもんを引き出しに投げ捨ててやったんだ

のび太「あははっ はははっ! おっと、ドラミちゃんがいたんだっけ」

のび太「まったくうるさいんだよなぁ、僕のする事にいちいちケチつけてさ!」

未来テレビでドラミを呼び出す事にした

のび太「あははっ! もうすぐ僕は神になるんだ! そして逆らうヤツを踏み潰してやるんだ!」
のび太「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:41:53.59 ID:d70MAITYO

ピピッ

ドラミ『あ〜らのび太さん、 どうしたの?』

のび太『やあドラミちゃん、 ドラえもんが動かないんだ すぐに来てくれないかな?』

ドラミ『まあお兄ちゃんが? すぐ行くわ、待っててのび太さん』

プチッ

のび太「ドラミちゃん バカだなぁ! すぐ行くわだって! お腹がよじれちゃうよ」

僕は机の前にスタンバイしてドラミを待った

のび太「遅いなあドラミちゃん、 僕をいつまで待たせるつもりだっ! まったく!」プンプン

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:48:00.30 ID:d70MAITYO

そして10分後

ドラミ「お待たせのび太さっ??」

ガシッ

のび太「バイバイ〜ドラミちゃ〜ん! えいっ!」


ドラミ「アアァァァアアッッ…………………………アアァァ……」

ピュルルルゥ

のび太「あははっ! のび太さっ?………だって! あはははっ! 間抜けだなぁ!」

ドラミが引き出しから飛び出すやいなや僕は体を掴んでポケッツをむしったんだ

そして放り投げて投げてやったのさ

のび太「これで僕を邪魔するヤツはいなくなったぞ! えへへ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 15:55:28.99 ID:d70MAITYO

のび太「なんて爽やかなんでしょ!!!!!!!!」

ドラえもんとドラミちゃんを何処かの時代に投げ捨てた

のび太「僕の事バカって言うクセに自分だって単純じゃないか! 当然の報いさ!」

そして兼ねてから構想を練っていた計画を実行する事にした

のび太「この町を牛耳ってやるんだ! きっと楽しいはずさ!」

腹に張りつけたポケッツをまさぐり

のび太「さあて・・・・ 『石ころ帽子』〜〜!!」

のび太「その前に僕をいじめた奴らに復讐してやるんだ!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:02:51.91 ID:d70MAITYO

/空き地

ジャイアン「よーしスネ夫! 全力で来いよお!」


スネ夫「分かってるさ、いくぞジャイアン!」

のび太(ふんっ僕をのけ者にして野球だって? 見てろーぉ! 思い知らせてやるぞー!)

のび太(ゴソゴソ…… うふふ、これでジャイアンのケツに・・・・)

バキッ、グサッ!

スーパー手袋でバットをへし折ってケツに刺してやった

ジャイアン「いでででっ! いでえっ!」

のび太(あはははっ、 面白いなぁ! このジャイアンの顔!)

ジャイアン「いでえよぉ! おいスネ夫! お前のせいだ!」プルプル


23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:10:20.81 ID:d70MAITYO

スネ夫「ええっ? 何言ってるんだよジャイアン、 まだ投げてないじゃないか」

ジャイアン「うるせえ ぶん殴ってやるっ!」

スネ夫「やめてジャイアン…… ま、ママーーっ!!!!!!!!!!!!」

ボカボカッガギッバコッペチンッ!!!!!!!!!

スネ夫はジャイアンのマサカリ打法(拳)で砂煙をあげながらボコボコにされる

その顔面は鼻血を噴き出して縄文土器の如くでこぼこに歪んでいた

のび太(ぎゃーはははっっほっほっ! なんて清々しいんでしょ!!)

スネ夫「ひぎぁ ぁ゛ぁ゛あ゛っ゛ ママぁ゛・・・・」プスプス

スネ夫の苦痛に喘ぐ顔は、本当に愉快だった

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:18:39.64 ID:d70MAITYO

のび太(さあて、 遊びはここまでだ)

僕は土管の上に悠々と立ち、 『石ころ帽子』を脱いだ

のび太「やあみんな! ダメじゃないか喧嘩なんてしちゃあ、うふふ!」

ジャイアン「のび太っ! さてはお前の仕業だなあ? こんの〜!」

怒りに打ち震えるジャイアン、 しかしそれより早く動くッッ!

安雄だっ!拳を握りしめて突っ込んできた

安雄「楽しく野球してたのに 冗談じゃないぞのび太ぁーーっ!」

のび太「ばーん!」

ぐしゃっ!!!!!!



  安雄が弾けた!

空気砲で文字どおり木っ端微塵だ!!

彼は五臓六腑を撒き散らして肉片になった

のび太「あはははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:25:37.20 ID:d70MAITYO

のび太「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

スネ夫「安雄ーーっ! 安雄が砕けちゃったよ・・・・」

ジャイアン「のび太…… お前…… なんて事を・・・・」

のび太「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

みんな静かになった

恐怖と軽蔑の目で僕を見上げている

な〜んて気持ちがいいんでしょ!!!!!!!!!!

のび太「これからこの町は僕が支配する・・・・  キミたちは奴隷だ、分かったね?」

震えながらこうべを垂れた、 あのジャイアンさえも!!

ここで僅かに残った僕の良心は快楽に負けた

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:35:19.32 ID:d70MAITYO

のび太「おいジャイアン! しずかちゃんを連れてこい!」

ジャイアン「え? オレが? い、いやだよのび太ぁ 勘弁してくれよ」

のび太「あれれ? キミは心の友じゃないのか・・・・ そうか・・・・ 」


ジャイアン「わわわ 分かった! すぐに連れてくるよーっ!!!!!!!!」

気ん持ちい〜い!!!!!! 泣きながら走っていったよう! あのジャイアンが!


のび太「さあさあさあさあっっ! みんなにはこれに『のび太さまには一生逆らいません』と100回書いてもらう」

僕は腹のポケッツをまさぐりコピー用紙とHBの鉛筆を奴隷たちに支給した

   15分後

ジャイアンがやってきた、 しずかちゃんの姿は見えない

ジャイアン「こっちですよお巡りさん! 早く早く!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:44:42.53 ID:d70MAITYO

警官「なんと! これは酷い・・・・ 殺人事件じゃないか!」

ジャイアン「土管に立ってる男が犯人ですよお、 逮捕して下さいよお」

のび太(やれやれ、 まだ僕の力を分かってないのか・・・・)

警官「ちょっとキミ、 大人しくしてなさい! 署まで来てもらう」

マメ鉄砲の様な頼りない拳銃を両手で構えて僕に近づいてきた

のび太「あはは、 誤解ですよお巡りさん! ほら」

ピロロローン!

 『悪魔のパスポート』


これを見せると何をしても許されるんだ、 ムフフフ!!

警官「異常なし! 本官はこれで失礼します」

僕に高々と敬礼をして警官は去った

のび太「やってくれたねジャイアン・・・・ さあお仕置きだよ? いひひひひひひひひ!!」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 16:57:40.37 ID:d70MAITYO

ジャイアン「ひいぃいぃぃぃいい・・・・ 悪かったよのび太…… もう逆らわないから許して…… 」


のび太「あははっ ダメっっっっっ!!!!!!!!」

僕は一言で望みを一蹴してやった

あ〜 それにしてもあのジャイアンが小便垂らして僕に懇願なんて

のび太「おい出木杉、はる夫、 ジャイアンの両手両足を掴むんだ」

ジャイアン「やめてっ! やめてえっ! 母ちゃ〜ん!!!!!!!!!!」

そして拳を握りしめて(パワー手袋装着)腹を思い切り殴った

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:05:15.35 ID:d70MAITYO

のび太「うりやあぁあああぁぁあ゛あ゛っ゛」

ジャイアン「ごんぶぽっっ ぁ゛あ゛あ゛っっっっ゛ん  ぅぅずっ゛!!!!!!!!!!!!!!」

ブジョアアアバババ!

ジャイアンは口から見事なゲロをほとばしらせて気絶した

出木杉「なあ…… のび太くん…… もうこれくらいで許してやったらどうだい?」

のび太「んん? なんだ、キミが代わってあげるのかい? 優しいなあ出木杉は!」

そう言うとすぐに出木杉は黙った  ははは、僕を止められるヤツなんていないんだ!

のび太「さあ今度はどこを殴ろうかなあ〜? 決めたっ! 顔面だっ! せいああああぁあぁぁあっっっっ!!!!!!!!!!」



ゴキャッ!

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:10:09.07 ID:d70MAITYO

ほんの数分程度の楽しみだった

しかしジャイアンは全身から体液を流して動かなくなってしまった

はる夫「これって  死んでるんじゃないのか??」

辺りにどよめきの声があがる

のび太「うるさいんだよなぁ! 僕のやる事にケチつける気?」

辺りは静かになった

僕はポケッツをまさぐり『タイム風呂敷』を取り出した

のび太「うふふ、 これでもと通りさ!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:18:10.31 ID:d70MAITYO

ジャイアン「のの のび太ぁーーっ! ひひい! 許してくれえ!」

泣きながら後退りして僕から離れようとするジャイアン

ま〜あっ! なんて快感なんでしょ!!!!!!!!!

のび太「ダメだなあジャイアン、 僕に逆らっちゃあ…… 残念だけどキミはもういらない」

僕は再びポケッツをまさぐりおもむろに巨大な装置を取り出す

 『泉に落とすと女神が出てくる道具』


のび太「さあキミたち、 その中にジャイアンを落としてよ あははははははははははははははははははははは!!!!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:30:43.48 ID:d70MAITYO

>>60は昔話みたいな道具でジャイアンがいいジャイアンになるやつ
名前が分からんかった
ごめんお

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:27:49.13 ID:d70MAITYO

のび太「早くしろ! 僕に逆らうのか?」

はる夫たちは動けなかった、 あまりの恐怖で身体が硬直していた

のび太「仕方ないなあ、 いくぞジャイアン!」


僕は大地を蹴って華麗に跳んだ! そしてジャイアンめがけて強烈な飛び蹴りを………

失敗だった

運動音痴だったんだ

そのまま僕は泉に落ちてしまった

女神『あなたが落としたのは「のび太」ですか? それとも「いいのび太」ですか?』

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/08/21(日) 17:36:58.18 ID:d70MAITYO

のび太「はなしてよーっ! 僕に決まってるじゃないかあ そうだろみんなぁ?」

奴隷たちの指は満場一致で『いいのび太』を指していた

のび太「そんなぁ うわあぁああブグブク…………………… 」

空き地は平和になった




      著作制作
       VIP

       菅


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