古泉「ボクのお尻にかたいモノが当たってるんですが」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「キョン!キョンはアスカとレイどっちが好き!?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:00:05.87 ID:TnfI6tZD0

古泉「どういうことです」

キョン「知らん!俺に聞くな!」

古泉「聞くなと言われても……ボクのお尻はあなたの股間にジャストフィット
   してますから、あなたに聞かざるを得ません」

キョン「だ〜〜〜〜!!!ただの生理現象だよ!生理現象!」

古泉「まさか、ボクに欲情してるんですか?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:01:55.11 ID:TnfI6tZD0

キョン「あほか」

古泉「しかし現に」

キョン「あのなあ、男は自分で自分の性欲をそこまでコントロール出来ねぇんだよ!」

古泉「やっぱりボクに欲情してるんじゃないですか、ふふっ」

キョン「笑うな変態」

古泉「変態はどっちです?こんなにおっ立てて」

キョン「ぐう」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:06:20.56 ID:TnfI6tZD0

古泉「まあ、それより。歩きにくいんで、そろそろ離れてもらっても
   構わないでしょうか?」

キョン「バカ野郎!離れられるんなら、とっくに離れてるわ!」

古泉「ですね。冗談です」

キョン「だあああああ!!!ったくハルヒのヤツ!今度はいったい何を願ったんだ!?」

古泉「健全な願いではないことは確かなようですが」

キョン「くっそ!なんで俺がこんな目に?」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:10:11.21 ID:TnfI6tZD0

古泉「おやおや、あなたはまだマシだと思いますが」

古泉「ボクなんか、これからどうやってトイレを済ませたらいいのか、真剣に
   考えてるんですよ」

キョン「それはオレも同じだ」

古泉「小便と大便は違います」

古泉「それにいざとなったら、あなたはボクのケツ穴にそのまま注げば解決しますが
   ボクは絶対に出す事ができません」

キョン「まあ、俺が塞いでるからな」

古泉「ええ、これはちょっとしたスペクタルです」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:16:17.96 ID:TnfI6tZD0

キョン「とにかく、こんな姿だれかに見られたら不味いぞ」

古泉「もちろんです。……しかし、時すでに遅しみたいですね」

キョン「なんだと?」

ハルヒ「」

キョン「ハルヒ!?」

ハルヒ「キョ、キョン。それに古泉くん。あんた達いったい何を…」

古泉「これは……さすがに誤魔化せませんね」

キョン「諦めるな!!!」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:20:01.96 ID:TnfI6tZD0

古泉「ですが、どんなに頑張って状況を説明しようと無理だと思いますよ」

キョン「くそっ!じゃあお前には頼まねえよ!俺が一人でハルヒを説得してやる」

古泉「がんばって下さい」

ハルヒ「え? え? なんの話?」

キョン「おい、ハルヒ!!!」

ハルヒ「ひっ」ビクッ

キョン「俺の話を聞いてくれ!お前は誤解している!」

ハルヒ「そ、それのドコを誤解だっていうの?見たまんまじゃない!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:27:54.28 ID:TnfI6tZD0

キョン「違う!たしかに俺と古泉は下半身裸でくっついちゃいるが、これは、その、
    そういうんじゃないんだ!!!」

ハルヒ「じゃあ、どういうのよ!?」

キョン「えっと、えっと……」

キョン「!!! そうだ!これは文化祭の練習なんだ!」

ハルヒ「文化祭?」

キョン「ああ!文化祭でやる出し物の練習してたんだ!」

キョン「SOS団で映画上映してから、なんだか楽しくなってきちまって!」

ハルヒ「だったら今年もSOS団でやればいいでしょ!?なんで古泉くんと裸でくっついてんのよ?」

キョン「いや、こういうのはSOS団でやったら迷惑がかかるかもと思ってな」

キョン「それに、なんだ。その、古泉とこう繋がってると。こう、ふわーっていうか、
    なんていうか、頭ん中にお花畑が見える感じがするんだ!」

ハルヒ「ただの変態じゃない!」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:33:09.07 ID:TnfI6tZD0

キョン「違う!おれは変態じゃない!」

ハルヒ「変態よ!……それにあんた、さっき繋がってるって言ったわね」

ハルヒ「まさか、古泉くんの中に入れてるんじゃ?」

古泉「ええ、入ってます」

キョン「古泉ぃぃぃ〜〜〜〜!?」

ハルヒ「みなさい!やっぱり変態じゃないの!」

キョン「バカ野郎、古泉!なんで本当のこと……」

古泉「ウソはいけません」

キョン「ちくしょう」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:38:45.01 ID:TnfI6tZD0

ハルヒ「ふん!もうあたしに近づかないでくれる?」

ハルヒ「SOS団にも来なくていいわ、あなた達、クビよ!」

キョン「クビってお前」

ハルヒ「いいわね!?部室に来たらタダじゃおかないんだから!」スタスタ

キョン「ハルヒ」

ハルヒ「フン!」スタスタ

古泉「逝ってしまいましたね」

キョン「字が違う。おれはそんなに早漏じゃない」

古泉「これは失礼」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:46:02.68 ID:TnfI6tZD0

キョン「しかし、困ったな。クビだってよ俺達」

古泉「おや、あなたは涼宮さんに振り回される日常からはやく抜け出したいと
   仰られていたんですから、もっと喜ぶかと思いましたが」

キョン「ああ、確かに俺は日常が大好きさ、けどな……」

古泉「涼宮さんに振り回される非日常も、そんなに悪くないと?」

キョン「ああ、今はそう思ってる」

古泉「そうですか」フッ

古泉「つまり、あなたはボクと繋がっているというこの非日常的な現象もそんなに
   悪くないと思っているんですね?」

キョン「まあな」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:47:41.81 ID:TnfI6tZD0

古泉「…………」

キョン「…………」

古泉「…………」

古泉「…………」

キョン「…………」

古泉「…………」

キョン「…………冗談だよ」

古泉「ソレを聞いて安心しました。すごく安心しました」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:53:35.82 ID:TnfI6tZD0

古泉「さて、こうしていても始まりません。問題は解決する為にあるんですから」

キョン「だな!」

古泉「長門さんに頼んでみましょう、彼女なら何とかしてくれますよ」

キョン「出た、便利系宇宙人」

古泉「はっきり言って、彼女のお陰で、ボクや朝比奈さんが必要なのか疑問ですからね」

キョン「はは、ちげぇねぇ」

キョン「ま、長門のとこ行こうぜ、話はそれからだ」

古泉「ええ!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:57:22.69 ID:TnfI6tZD0

図書室


キョン「てな訳でなんとかしてくれ、長門」

長門「ムリ」

キョン「ちょ、即答?」

古泉「どうしてですか、長門さん?」

長門「なぜなら、その状態は涼宮ハルヒが望んでなった状態ではないから」

キョン「!?」

古泉「そんな、涼宮さんの仕業じゃないですって?」

長門「そう」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 14:59:58.74 ID:TnfI6tZD0

キョン「じゃあいったい誰が!?」

長門「……あなたのよく知る人物」

古泉「まさか、もう一人の神候補?佐々木さんですか?」

キョン「なっ!?」

長門「違う」

古泉「えっ?」

キョン「じゃあいったい誰が」

長門「それは……」

長門「秘密」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 15:04:01.03 ID:TnfI6tZD0

長門「今はまだ言えない。けど、いずれあなた達も知る事になる」

長門「それまで、待って」

キョン「じゃあ、分かるまで俺らはこの状態だってのか?」

長門「そう」コクン

キョン「ちなみに、いつまで耐えればいいんだ?」

長門「それも言えない」

キョン「俺たちは離れられるのか?」

長門「何とも言えない」

キョン「トイレは……どうすればいい?」

長門「我慢」

古泉「チクショウ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 15:11:05.31 ID:TnfI6tZD0

古泉の家


キョン「はあ、やれやれだぜ」

古泉「まいりましたね」

キョン「ああ、長門でダメなら打つ手がない」

古泉「随分と早い降参ですね」

キョン「仕方ないだろ」

キョン「実際、あいつに頼らずに解決できた問題の方が少ないくらいなんだから」

古泉「それはそうですが」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 15:16:34.80 ID:TnfI6tZD0

キョン「もうダメだ、俺はこれから、男のケツ穴に一物を突っこんだまま
    一生を終えるんだ」

キョン「絶望した」

古泉「縁起でもない事言わないでくださいよ」

古泉「もしそうなら、ボクは排泄物を出せないまま死んじゃいます」

キョン「それは、なんとかなるさ」

古泉「なんともならないですよ!」

キョン「なるさ、腸にチューブ通してうんこを体外に排出すればいい」

キョン「寝たきりの人とか、自分で排泄出来ない人はそうするんだろ?へへっ」

古泉「それ冗談ですよね?冗談で言ってるんですよね?」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 15:27:14.85 ID:TnfI6tZD0

キョン「それより古泉、腹が減ったんだが」グー

古泉「ああ、そう言えば繋がってからまだなにも食べてませんでしたね」

キョン「そろそろ何か食わないか」

古泉「分かりました。レトルトしかないですが構いませんよね?」

キョン「この格好でスーパーに行って買い物する気にはなれんから、文句は言わんさ」

古泉「同感です。さっきも帰ってくる途中に人に見られて大変でしたから」

キョン「ああ、いくら学校のカーテンを腰に巻いてるからっていっても怪しさ満点だったからな」

古泉「しかもアパートのエレベーターに乗るとき引っかかって、結局最後は
   下半身露出したままここまでたどり着きましたし」

キョン「外はもう出たくないな」

古泉「はい」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/07/13(水) 15:34:34.93 ID:TnfI6tZD0

古泉「とまあ、無駄話してたらお湯沸きましたよ。どっちにします?」

キョン「なんだ、カレーかシチューの二択かよ」

古泉「仕方ないでしょう、コレしかなかったんですから」

キョン「へいへい、じゃあ、俺はカレーで」

古泉「なら僕はシチューにしましょうか」


キョン「ガツガツガツ」

古泉「ハフハフハフ」


キョン「辛ぇ!やっぱ辛ぇ!」ゴクゴクゴク

古泉「ちょっと!あんまり水飲まないでくださいよ。トイレに行きたくなったら
   どうするつもりなんですか!」

キョン「けどお前、辛いんだって!」

古泉「じゃあなんでカレーを選んだんですか!」

キョン「しかたねえだろ、喰いたかったんだから!」

古泉「……ふぅ。まったく」



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