ハルヒ「みんな!霊能力者バトルロイヤルに参加するわよ!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「長門のマンコにパンチしたけどノーリアクションだった」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 20:49:13.38 ID:gdxhX44A0

キョン「えーっと、その、なんだ。もう1回言ってみろ」

ハルヒ「団長の発言を1回で聞き取れないなんて軍法会議ものね。
    まあいいわ。次の土曜日にある霊能力者バトルロイヤルというものに参加してみようと思うのよ。
    ほら、これ見てみて」

キョン「『第15代カミハエーリ緊急募集』……?」

古泉「万練村ですか。聞いたことのない村ですね」

みくる「あのー、条件に『霊能力者(男女不問、年齢制限なし)』って書いてあるんですけどぉ。大丈夫なんですかー?」

ハルヒ「そんなことはどうだっていいのよ!報酬の所を見なさい!」

キョン「報酬は……『貢物、財宝など』。お前まさか」

ハルヒ「そう!我がSOS団で参加して宝物を頂くのよ!」

鶴屋さん「話は聞かせてもらったよ!」

みくる「つ、鶴屋さん?いつの間に……」

鶴屋さん「やあ、みくる!さっきぶりだねっ。そんなことよりハルにゃんもそれに参加するのかい?
     実はあたしも参加しようと思ってたんだよね」

ハルヒ「あら奇遇ね。じゃあ一緒に行きましょうよ」

キョン「おい、勝手に話を進めるんじゃない。長門大丈夫なのか?」

長門「現時点では問題ない」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:01:56.81 ID:gdxhX44A0

キョン「現時点では、か。これから何か起こるかもしれないんだな」

長門「何も起こらないという保証はできない」

ハルヒ「決まったわ!次の土曜日いつもの駅前集合ね。そこからは鶴屋さんが責任もって送ってくれるってさ」

鶴屋さん「あたしにどーんっと任せるっさ。」

キョン「おいおい、ちょっと待て。誰が霊能力者として参加するんだ?
    そもそもお前らが霊能力者だったなんて聞いてないぞ」

ハルヒ「あんたバカ?SOS団全員で参加するのよ。それに霊能力なんてどうせインチキでしょ?
    適当にマジックでもしつつ他の参加者のインチキを暴けばいいのよ。
    みんな、次の土曜日までにマジックの1つや2つはできるようになっときなさいよ」

キョン「まだ霊能力が実在するなんて思ってない分成長したな。
    まあ長門とやる気のあるハルヒと鶴屋さんに任せておけば何とかなりそうだ
    俺は見てるだけにしとくよ」

古泉「涼宮さんはあなたに活躍してもらいたいと思ってるはずですよ?」

キョン「やれやれ、勘弁してくれ」


そうして次の土曜日

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:10:15.55 ID:gdxhX44A0

ハルヒ「あんたもっとやる気見せなさいよ。こんな大事な日まで遅れてくるなんて団員としての自覚は足りないわ」

キョン「予定の時間より30分も早く来たというのになんでお前らいるんだ。遅れてしまってすいません朝比奈さん」

ハルヒ「鶴屋さんもいることだし今回だけは許してあげる。さあ鶴屋さん全員揃ったことだし行きましょう!」

鶴屋さん「そだね。あそこにあたしんとこのバスが止まってるから空港まで行くにょろ」

古泉「あなたはどんなマジックを使う予定ですか?」

キョン「マジック……?ああそんなこと言ってたな。言っただろ、俺は見るだけだって」

古泉「んっふ。そういうことにしときましょう」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/13(月) 21:26:25.15 ID:gdxhX44A0

バスの中ではお祭り騒ぎだった。
まだ最初の1歩を踏み出したところだというのに。

ハルヒ「空港に着いたわ!」

鶴屋さん「飛行機も手配しといたからすぐに飛べるよ。向こうの空港についたらまたバスで山道っさ。休めるうちに休んどくんだね」

キョン「鶴屋さんの言うとおりゆっくりやすんどくか」

ハルヒ「何言ってるのキョン。今からテンション上げていかないと対決の時に本気出せないじゃないの!」

キョン「それができるのはお前だけだ。ほら朝比奈さんを見てみろ。バスで酔っちゃってるじゃないか」

みくる「うう……。すいません」

ハルヒ「みくるちゃん大丈夫!?」

鶴屋さん「うーん、みくるがこんなんだとみんなが行けないね。どうするハルにゃん?」

ハルヒ「しょうがないわ。団員の健康を気遣うのが団長の役目だもの。今回は帰るわ」

山田「って帰るのか」

古泉「……あなたは?」

山田「私の名前は山田奈緒子。天才マジシャンとして各地でマジックを披露している」

キョン「なぜここに……?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:34:34.77 ID:gdxhX44A0

山田「お前らが霊能力者とか言ってたから気になって付いてきただけだ」

キョン「……いつから?」

山田「えーっとだな、それは君がやる気みせろと言われていた時からだ」

古泉「もしかしてバスの中に忍び込んだんですか?」

山田「なんでお前らもっと鞄の中にお菓子とか入れないんだ。おかげで腹が減ってしょうがないじゃないか。あっいやこれはだな」

キョン「どうする古泉?」

古泉「そうですね。とりあえず警察にでも……」

山田「警察だけはやめてくれ。あやまるから。ほらっ」

ハルヒ「キョン、古泉くん。残念だけど帰るわよ。ん?そこで土下寝してる貧乳女性はなんなの?」

山田「豊!」

長門「貧乳を馬鹿にしてはいけない」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:40:29.76 ID:gdxhX44A0

キョン「長門!?」

山田「そこのお嬢さん、話が解る!よっ豊乳!」

長門「わたしはあなたの援護をしたつもりはない」

山田「ええい、下手に出たと思ったらこの貧乳!覚えておれ」

ハルヒ「もういいわ。こんな人ほっといて帰るわよ」

古泉「では、そういうことなので」

山田「おい、ちょっと待て。せめて乗せてけ。おーい。私が悪かったー」



上田「どうしよう」




12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:48:33.28 ID:gdxhX44A0

上田「ええい、終わらすな」

キョン「あんた誰?どっから出てきた?」

上田「このままだと私の活躍なしに終わりそうな気がしてだな。
   日本科学技術大学の教授をしている上田という者だ。本もこのように出している」

キョン「なぜベストを尽くさないのか?長門知っているか?」

長門「知らない」

キョン「長門も知らないとなるとあんた大した人物じゃないな」

上田「何を言う。これまで数々のインチキ霊能力者を暴いてきた実績もあるんだぞ」

山田「上田!?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:56:47.82 ID:gdxhX44A0

キョン「あんたら知り合いなのか。よかった。この女性の後を頼む。
    ハルヒ帰るぞ。……ん?」

ハルヒ「あんた今なんて言った?数々のインチキ霊能力者を暴いてきたって言ったわよね!
    ふふん、まさかSOS団以外にもそんな人達がいたとはね……」

キョン「あの、ハルヒ……?」

ハルヒ「みんなは帰っていいわ。あたしとキョンとはこの2人に付きあって万練村まで行くわ!」

キョン「ちょっと待てハルヒ。なぜそこに俺が入る?というか古泉なに笑ってる止めろ」

古泉「涼宮さんがそういうなら我々は帰ることにします。
    あとはあなたがた4人で頑張ってきてください。鶴屋さんいいですよね?」

鶴屋さん「まあハルにゃんが言うならしょうがないねっ!みくるはあたしに任せとくっさ。飛行機とバスにはあたしから話つけとくよ」


こうして呉越同舟な4人組は万練村まで行くことになった

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 21:59:58.42 ID:gdxhX44A0

みくる「これでよかったんですか?」

古泉「ええ。いい演技でしたよ」

長門「これも既定事項というもの」

鶴屋さん「いやあ。古泉くんに相談されたときはびっくりしたけどこれはこれでおもしろそうだねっ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/06/13(月) 22:04:12.91 ID:gdxhX44A0

バス車内

鈴木「バンサンケツマ、バンサンケツマ、バンサンケツマ」

ハルヒ「うっ」

キョン「うっ」

上田「うっ」

山田「うっ」

バタッ……バタバタ………バタッ……





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