朝倉「貴方を殺して涼宮・・・って何飛び降りようとしてんのよ。」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:12:26.95 ID:qZnfKZ430

ハルヒ「只の人間には興味ありません。(以下略)」
キョン(どのみち俺は只の人間以下だし関係ないな。)

谷口「ハルヒもこのクラスかよ。」
国木田「知ってるの?」
谷口「ああ。あいつの変人っぷりは中学で有名で・・・アイツも不運だな。」
国木田「アイツって涼宮さんの前の席の人?なんかちょっと暗いよね。」
谷口「ハルヒのやつ、見てくれだけは美人だからな。本性知らずにウッカリ声をかけようものなら・・・」


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:13:54.34 ID:qZnfKZ430

キョン(筆記用具を忘れてしまった。誰かから借りるか。隣の席の人は何か話し込んでるし、前の席はいないし・・・
 後ろの席の人に借りようか。美人だし、仲良くなる切っ掛け・・・なんてな。)
キョン「・・・あの、シャーペンとか・・・」
ハルヒ「何?アンタ宇宙人?」
キョン「違うが?」
ハルヒ「じゃあ、超能力者?」
キョン「違う。」
ハルヒ「なら、話しかけないで。時間の無駄だから。」
キョン「時間の無駄・・・」
ハルヒ「そうよ。分かったらその辛気臭い顔をとっとと前に向けなさい。不愉快だわ。」
キョン(時間の無駄・・・時間の無駄・・・中学の時も言われたっけな。
  「お前の相手なんか時間の無駄」、それと・・・)
キョン「・・・お前なんか生きていても時間の無駄・・・(ボソボソ)」
ハルヒ「何ボソボソ言ってんのよ。気持ち悪い。」
キョン「時間の無駄・・・(ボソボソ)」
ガラガラッ(窓を開け、身を乗り出す)
ハルヒ「ちょっとやめなさい。何してんのよ。飛び降りる気?」
ガシッ(腕をつかまれた。)
キョン「時間の無駄・・・(ボソボソ)」
ハルヒ「やめなさいってば。誰か〜!」
ガヤガヤザワザワ(慌てて何人かやってきて窓から引き離される)

国木田「涼宮さんって凄いんだね。」
谷口「あれはハルヒのせいじゃねぇよ。アイツって実はヤバイ奴だったんだな・・・」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:16:36.55 ID:qZnfKZ430

翌日

キョン(消しゴムが切れてしまった。誰かから借りるか。隣の席の人はなんか目をそらしてるし、
 前の席の人は逃げるように席を立つし・・・ 後ろの席の人に借りようか。)
キョン「・・・あの、消しゴム・・・」
ハルヒ「話しかけないでって言ったでしょ?邪魔よ。どっか行ってくれない?」
キョン「・・・どっか行って・・・」
キョン(どっか行って・・・中学の時も言われたっけな。「お前なんかどっか行け」、それと・・・)
キョン「・・・消えてくれない?・・・(ボソボソ)」
ガラッ(窓を開ける)
ハルヒ「な なによ、また飛び降りる気?今度は止めないわよ!」(ハラハラ)
キョン「・・・窓が5cmしか開かないようになってる」(ショボン)
ハルヒ(ほっ)

谷口「あのハルヒが他人の心配してやがる。ハルヒも人の子だったんだなぁ。」
国木田「涼宮さんって実は良い人だよね。」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:18:53.35 ID:qZnfKZ430

ある日のこと

ハルヒ「放課後文芸部部室に来なさい。遅れたら死刑だからね!」

キョン「・・・遅れたら・・・」

キョン(・・・中学の時・・・「反省会を始めま〜す。」「○○君が遅れたからみんな迷惑しました〜だから」・・・)

キョン「・・・最初から○○君なんか居なかったら良かったと思いま〜す・・・(ボソボソ)」

ハルヒ「ちょっと何で首吊ろうとしてんのよ。このジャージは没収!(また先生に報告しなくちゃ)」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:23:11.42 ID:qZnfKZ430

そのまたある日

みくる「涼宮さんを見守るために、この学校に来たんです。それで・・・(略)」

キョン(やっぱりな。こんな綺麗な人が理由もなく優しく接してくれるわけ無いよな。)

みくる「私、実は未来から・・・(略)」

キョン(あ・・・SF風の話にして誤魔化された。そういうの好きそうだって思われてるのかな。
     気を使ってくれたんだな。話をあわせとこうかな。)

キョン「聞いていいですか?俺は何歳で死ぬんですか?未来から来たんなら、分かりますよね。」

みくる「き 禁則事項です!」

キョン「その顔から察するに、近いうちに死んじゃうみたいですね。」

みくる「え!そ、そんなことありませ〜ん。貴方は長生きしまーす!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:24:23.07 ID:qZnfKZ430

キョン「死因はなんですか?」

みくる「禁則事項です!」

キョン「なるほど自殺ですか。楽に死ねたかな〜?」

みくる「貴方は長生きして大勢の家族に囲まれて幸せに天寿を全うしま〜す!」

キョン「事実ではないとハッキリしてれば、未来のことでもいくらでも話せるんですね。時間検閲ですか?」

みくる「ひっ!」(なんなのこの人。心が読めるの?)

キョン「はは、すいません。やっぱり未来のことなんか知らない方が幸せですよね。」

みくる「・・・」(自分の死のことを知ってしまったのに、どうして満足そうな顔をしてるの?)

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:27:02.92 ID:qZnfKZ430

またまたある日

長門「対有機体用インターフェースそれが私。(中略)信じて」

(俺が友達いないから、SFごっこの仲間になってあげるってことかな。それにしてもさっきのセリフ、全部暗記してたのか。凄いな。
大真面目な顔で噛まずに良く言えたな。なかなか難解な設定だけど。)

キョン「すまん。勉強不足で出典がわからん。できればもっと簡単なヤツで頼む。ハードSFはちょっと苦手なんだ。」

長門「でもこれは事実。」

キョン「いや無茶振りにもほどがあるぞ?」

長門「でも事実。信じて」

(無理やりでも話を合わせるしかないか。)

キョン「(ええと・・・)やはり、貴様も涼宮の秘密を知って近づいて来たのだな。
 この俺に打ち明けたのは間違いだったな!何故なら、俺こそ天外領域四天王・・・」

長門「最大級の侮辱と解釈した。」

キョン「ククク・・・ならばどうする!」

長門「・・・帰って。」

キョン「え?」追い出された。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:30:31.57 ID:qZnfKZ430

放課後、無人の教室に朝倉さんに呼び出された。だが何か教室の雰囲気が変だ。ひょっとして・・・

朝倉「やらずに後悔するより(中略)貴方を殺して涼宮・・・」

キョン「やっぱり・・・この教室の窓はちゃんと全部開く!」

朝倉「・・・って何飛び降りようとしてんのよ。」 (盲点だったわ。窓側は封鎖が完全じゃない。)

キョン「・・・お前も俺が嫌いなんだろ!嘘のラブレターなんて慣れっこだよ。畜生。」

朝倉「やめなさい!」

キョン「死んで欲しいんだろ!邪魔すんなよ。この優等生!」

朝倉「自殺じゃダメなの。他殺じゃないと涼宮さんの反応が・・・」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 01:34:09.85 ID:qZnfKZ430

キョン「こんなニセモノのナイフで襲って、生命の危険を体験させて更生させようってか?」

朝倉「ちょっと、それ私の・・・返しなさいよ。・・・(揉み合ううちに刃が手に触れる)痛っ」

キョン「え?本物?・・・それなら」ザクッ(自分の喉をかき切るなり窓から飛び降りる)

キョン(凄く痛い・・・だがそれも僅かな時間・・・)

朝倉「自殺じゃダメなの〜!」

ドガガッ(教室の壁が勢い良く崩れる)

長門「一つ一つの情報連結が甘い。だから私の侵入を許す。」

朝倉「・・・」

長門「彼はどこ?」

朝倉「あっち」(指差す)

長門「これは酷い。でも助ける。情報操作は得意。」

朝倉「好きにすれば。・・・あ・・・体が消える・・・もうどうでもいいわ。」



                   〜とりあえず完〜(タイトルネタ達成)


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/22(土) 01:39:22.14 ID:qZnfKZ430

まさか需要があるだと・・・書き溜めが切れたから今日は尾張

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 04:46:52.08 ID:qZnfKZ430

キョン「はっ」ガバッ

目が覚めると、教室に横たわっていた。

キョン「・・・生きてる?傷もない。・・・夢?」

長門「夢ではない。貴方の体の時間を凍結したまま細胞レベルで損傷を修復した。」

キョン「・・・言っている意味が良く分からない。」

長門「小間切れ肉を瞬間冷凍して細かく裁断して肉の繊維を繋いで元のブロック肉に再生した。情報操作は得意。」(ドヤ顔)

キョン「ジグソーパズルだな。」(パズル感覚かよ。他人の命を弄びやがって)

長門「朝倉涼子は統合思念体の中でも急進派に属している。(略)だから朝倉涼子は貴方を攻撃した。」

キョン「・・・(なんだ、本気で殺す気だったのか) 朝倉さんはどうした?」

長門「統合思念体に情報連結の解除を申請し受理された。物理的に消滅した。」

キョン「!」

キョン「そのなんとか解除ってのは人間相手にもできるのか?」

長門「理論上は可能。だが人間を無力化するのにそこまでの手段は不要。」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 04:48:46.46 ID:qZnfKZ430

キョン「試しに俺にやってみてくれないか?」

長門「なぜ?」

キョン「・・・・・・ あ〜やってくれないと、お前達の大事な涼宮ハルヒに危害が及ぶかもなぁ」

長門「金歯の再生を忘れた」(キョンの口に指を入れようとする)

キョン「よせ!発信機でも仕込むつもりか?」

ガラガラ

谷口「WAWAWA 忘れ物〜、なんだ、キョン またやらかしたのか?よそのクラスの女子にまで迷惑かけんなよ〜?」(さりげなく長門に近寄る)

谷口「何があったの?先生呼んでこようか?(ヒソヒソ)」

長門「転んで頭を打っただけ。もう大丈夫(ヒソヒソ)」

谷口「こいつマジオカシイから。気を付けなよ?(ヒソヒソ)」

後日、奇妙な噂が流れた。放課後、俺が教室から飛び降りを試みたが、たまたま通りかかった長門が

合気道のような技で教室の真ん中に投げ飛ばし、未遂に終わったという噂だ。

あと朝倉さんはカナダに転校したことになっている。俺も転校させてくれないかな。    〜〜朝倉編終わり〜〜


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 10:41:15.63 ID:qZnfKZ430

少し戻ってある日の転校生との会話

キョン「お前も俺になんか話があるんだろ?」

古泉「お察しのとおりです。実は僕も普通の人間ではありません。超能力者です。(略)」

キョン「超能力者だったらいろいろ出来るだろ?心臓の血管を詰まらせたり、脳に直接電撃浴びせたり・・・」

古泉「いえ、そういった分かりやすい能力ではありません。後日機会があったらお見せしましょう。」

キョン「・・・」

古泉(どうしたのでしょうか、すごくガッカリされている。エスパーものが好きだったんでしょうか・・・)

数日後、古泉に誘われて閉鎖空間とやらにやってきた。

キョン「これは・・・(空の色が変だ・・・他に人がいない・・・本物の異空間なのか・・・)、ん?あれは・・・」

遠くに光る巨人がいて、周りの建物を壊している。

古泉「神人・・・我々はそう呼んでいます。(略)」

巨人の周りをいくつもの赤い球体がグルグル回っている。攻撃している?

古泉「少し待っていてください。僕も戦ってきま・・・ってどこ行くんですか!」


41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 10:44:50.75 ID:qZnfKZ430

キョン「ひゃっほ〜い!神の拳!魂の消滅!存在の消滅!・・・イヒヒヒヒ」

古泉「何を言ってるんですか?危ないですから近づかないで!森さん、大変です!」

森「何してるの!早く彼を止めなさい!」

近くまで来ると、本当に巨大だった。大きすぎて自分がみているのが巨人のどの部分なのかよくわからない。だが巨人の動きは単調で次にどこを攻撃するか分かった。

古泉「く!間に合わない・・・」

ドシーン 巨人の拳が俺の体に振り下ろされた。

キョン「あ・・・れ?」

数秒間俺は光る壁の中にいた。壁は真上に移動し、巨人の拳の位置に戻った。俺の周囲の地面が陥没している。俺は巨人の拳をすり抜けたのか。

キョン「・・・神に見捨てられた・・・殺す価値も無い・・・(ブツブツ)」

古泉「どういうことでしょう・・・」

森「今は神人の方に専念しなさい!」

俺が放心している内に全部終わったらしい。気がついた時にはタクシーで自宅に向かうところだった。

古泉「まあ・・・その・・・気を落とさないでください。」

そういって別れた。使えないヤツラだ。                 〜〜〜古泉接触編 終わり〜〜〜

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:59:41.54 ID:qZnfKZ430

>>47の前に入れる予定だった短編

妹「キョンく〜んペーパーナイフ貸して〜」

キョン「こら、また お前はノックもしないで・・・」

妹「えへへ(汗)」

〜回想〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

母「いい?妹ちゃん。母さんが留守の時、少しでも様子が変だと思ったら、
 ためらわずに部屋に入っていいからね?」

妹「え〜? でもキョン君怒るよ〜?」

母「いいから。こないだみたいなことになったら大変でしょ?」

妹「・・・うん。(キョン君どうしちゃったのかな)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:46:52.40 ID:qZnfKZ430

なにかがおかしい。なにか変だ。いつものように何気なーくホームセンターのチラシで刃物やら炭やらを物色していると、

涼宮から電話がかかって来る予感がした。

プルルルルル、プルルルルル

妹「キョン君、でんわー」

ピッ

ハルヒ『もしもし、キョン?アンタ今日ヒマでしょ?』

キョン「・・・ヒマ・・・・夏休みなのに・・・友達いない・・・なんで生きてんの・・・(ブツブツ)」

妹「キョン君?お母さ〜ん!またキョン君が〜」ドタドタ

ハルヒ『もしもし、キョン?キョン!聞いてる?SOS団の活動よ!てかアンタ家でもそんな風なの?』

キョン「・・・なんだ、部活か」ほとんど無意識に手首に当てていたペーパーナイフを机に置いた。

ハルヒ『今から10分・・・じゃなくて30分後に、いつもの駅前に集合よ!水着とお金持ってきなさい!』

キョン「・・・金持ってこい・・・持って来たら今日は息していい・・・・(ブツブツ)」

ハルヒ『(ひぃ)お金はなし!水着だけでいいから!・・・あと自転車で来なさいね!』

身支度をして玄関に向かうと、母さんが電話で誰かと話してた。妙に真剣な顔だった。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:48:15.33 ID:qZnfKZ430

キョン「何時集合だったっけ・・・」携帯で確認しよう。 ツーツーツー

キョン「話し中かよ」

母さんのそばを通ったとき、聞き覚えのある声がしたような気がする。まさかな。家を出ると、古泉が待っていた。

古泉「おはようございます」

キョン「珍しいな。涼宮の命令か?」

古泉「ご名答です。寄り道しないように、逃げ出さないように、と。(・・・この世から)」

キョン「ガキじゃあるまいし。」一瞬喜んで損したぜ。古泉とは涼宮絡みでしか接点ないからな。

集合場所には涼宮と長門がいた。俺達が着いてからちょうど1分後に朝比奈さんがやってきた。

みくる「ご ごめんなさーい。遅れちゃいましたー」

ハルヒ「遅いわよ みくるちゃん!罰としてキョンと古泉君になんか奢りなさい!」

みくる「ふぇ〜ん。ジュースでいいですか〜?」

ハルヒ「まあいいわ。足代よ。」

キョン・古泉「?」

俺達はそのまま市民プールに向かった。自転車で。自転車は古泉と俺の2台しかなかった。


50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:50:02.70 ID:qZnfKZ430

キョン「いやこれは無理だろ?常識的に考えて。」

ハルヒ「バランスはちゃんととってあげるから安心なさい。」

長門「私の質量は無視していい。」

俺の自転車には俺・涼宮・長門の3人が、古泉の自転車には残りの2人が乗ることになった。

みくる・古泉「がんばってください」

気楽な事を言うな。

多少不安定ながらも意外にも順調な走行だった。涼宮のバランス感覚が絶妙なのか、

長門がなんらかの力を行使しているのか。古泉の自転車がどんどん引き離されていく。

ハルヒ「絶対治すって約束したんだから・・・(ボソッ)」

キョン「なんか言ったか?」

長門「そろそろ人目が少なくなる(ヒソヒソ)」

ハルヒ「そうね・・・そろそろ始める(ヒソヒソ)」

ハルヒ「ねぇキョン・・・わたしと身も心も一つになりたくな〜い?」

長門「それはそれはとても気持ちのいいこと」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:52:11.11 ID:qZnfKZ430

キョン「当たってる!、背中に当たってる!」柔らかい。まさかこれがオッパパパパ!

ハルヒ「当ててるのよ。ねぇキョン。もう少しだけ前向きに生きてみたらどう?そしたらアタシだってちゃんと・・・」

キョン「イテッなんか固いものが!」不意に背中の感触が消える。

パサッ 何か落ちた。これはビーチボール・・・騙したのか。

ハルヒ「ごめんなさい・・・」

長門「涼宮ハルヒに悪意は無い。気力向上を試みただけ。」

キョン「そうか。ありがとな」ニコニコ

ハルヒ「キョン・・・」(なんか怖い・・・)

長門(表情筋を意識的にコントロールしている。不自然な笑顔。でも彼が本当に笑顔を浮かべたことがあるのだろうか。)

市民プールで古泉達と合流した。

キョン「・・・」ニコニコ

古泉「やけに機嫌がいいですね。なにかイイことありました?」

キョン「まあな」ニコニコ

古泉「・・・?」(目が笑ってないむしろ・・・怒り?絶望?)

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:54:13.94 ID:qZnfKZ430

みくる「うまくいってよかった〜」

ハルヒ・古泉「!」

キョン「ハハハハハ ソウカ ナルホド アハハハハ」ニコニコ

ハルヒ「ごめんキョン!なんでも奢るから!」

長門「今は逆効果。そっとしておくべき。BEフラグの条件を回避する。」

キョン「アハハハハ」ニコニコ(長門にとって俺は乙女ゲームの類なんだな)

古泉「まあせっかく来たんですから、プールに入りましょう。気晴らしになるかもしれません」

キョン「ホーラ サッキノ ビーチボール ダヨー」

ハルヒ「キャー ヤメテー ゴメンナサーイ」

キョン「ハハハ コイツメー」

みくる「仲がいいですね〜」

古泉「事情を知らなければ、そう見えなくもないですが・・・失敗したんでしょうね。」

長門「そう。失敗した。」

みくる「え?でもキョン君あんなに楽しそうに・・・」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 13:56:13.84 ID:qZnfKZ430

古泉「あ、転んだ。」

キョン「イテテ 涙が止まらないや。ちょっとすりむいたし、先帰るわ。」

古泉「お大事に。」

みくる「キョン君、ごめんね。」

キョン「!」

ハルヒ「はぁはぁ、しんどかった。あらキョン?どうしたの?」

長門「立ったまま失神している。」

古泉「・・・」

今日俺はSOS団の連中とプールに行ったらしい。憶えてないと言うと、母さんは複雑な顔をした。

                      〜〜〜〜〜〜〜〜エンドレスエイト プール編完〜〜〜〜〜〜〜〜

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 15:10:37.64 ID:qZnfKZ430

ハルヒ「今日はセミ採りで勝負よ」

キョン「そうか、じゃあ昼メシは抜いておこう」

ハルヒ「?」

古泉「涼宮さん、ちょっと。」

ハルヒ「?」

古泉「彼は小学校・中学校とクラスメイトに無理矢理セミ採りの競争に参加させられて、毎回罰ゲームを受けています。」

ハルヒ「毎回?」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 15:12:19.51 ID:qZnfKZ430

古泉「クラスメイトが結託して妨害したり、ルールを変えたりした為です。罰ゲームというのが・・・」

ハルヒ「捕まえたセミを食べること?」

古泉「生のままバリバリと・・・。彼はそれが普通だと思っています。」

ハルヒ「・・・」

キョン「マケナイカラナー」

みくる「セミを食べる罰ゲーム?生でそのまま?ありえませんよ〜。それってイジメでしょ?あはは」

キョン「・・・ほら、この大きいの、おいしそうだろ?・・・苦い?・・・俺のセミが食えないってのか・・・(ブツブツ)」

ハルヒ「キョン、どこ行ったのかしら」

長門「天国」
                        〜〜〜〜〜エンドレスエイト セミ採り 終〜〜〜〜〜〜〜

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 16:31:50.53 ID:qZnfKZ430

ハルヒ「今日はここで肝試しをするわよ!」

古泉「近場にこんな墓地があるんですね。」

ハルヒ「一番奥の電灯に証拠の付箋が人数分貼ってあるから取ってくるようにね」

みくる「ふぇ?一人ずつ行くんですか?」

ハルヒ「最初は・・・キョンからね」

キョン「・・・」スタスタ

   『クスクス』

   『ヒソヒソ』

   『ネエ コッチへ オイデヨ』

   『ホラ、キミノタメニ ヨウイシタンダヨ、コノ ロープ』

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 16:34:11.84 ID:qZnfKZ430

キョン「・・・うるさい・・・うるさい・・・」スタスタ

   『ラクニナロウヨ』

   『ナニガ タノシクテ イキテルノ?』

キョン「・・・くそ・・・薬、薬・・・」ゴソゴソ、ポロッコロコロ

キョン「あっ!・・・」

キョン「どこだ・・・」ゴソゴソ

   『ハイコレ』

キョン「サンキュ。コレデ ラクニナレル」

ハルヒ「こら!またアンタは〜! 様子見に来て正解ね。全くどっから持ってきたのよこのロープ!

    こっからは2人で回るわよ。時間押してるんだから」


その日の記憶が途中からない。先生に薬を変えてもらおう。


             〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜エンドレスエイト 肝試し 終〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:11:16.54 ID:qZnfKZ430

古泉「これが木星で、・・・」

今、ハルヒは長門のマンションの屋上で望遠鏡を覗いている。

他のメンバーも順番に覗いていく。

今日は天体観測の日だそうだ。

みくる「綺麗ですね〜」

古泉「あなた方の方が・・・」

みくる「ふふふ古泉君ったら〜」

ハルヒ「ねえ、UFO探しましょ、UFO」

長門は仲間同士の電波会議だかなんだかがあるそうで部屋にこもっている。

夜もふけて、連日の疲れもあって皆眠ってしまった。

俺もウトウトし始めた。なんだか懐かしい気がする・・・前にもこんなことあたっけ。

中学の頃、天体観測・・・なんだっけ・・・。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:13:13.17 ID:qZnfKZ430

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
女1「○○君、今日の夜、学校の屋上で星をみない?」

女2「部活体験ってことにしておけばいいわよ〜。部長と顧問の許可さえあれば。ね?」

・・・・・・・・・・・・・・
部長「やあ君が○○君か。入部するしないはともかく、楽しんでいってくれ」

キョン「よろしくお願いします。」

女2「でね、これが・・・ね」

部長「○○君、ジュースはどうだい?」

キョン「いただきます。(ゴクゴク)あれ・・・」(頭がクラクラする)

・・・・・・・・・・・・・・
眠ってた・・・頭がなんか重い・・・。

女1「ん、ん、あ、あ、あ、・・・いい・・・いいの」

女2「ペチャピチャペチャ」

部長「あんまり大きな声を出すと○○君が起きてしまうぞ?」

女2「ん、・・・ん、・・・ハー、ハー」

なんだろうこれは・・・セックス?・・・また頭がクラクラしてきた・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:15:47.52 ID:qZnfKZ430

昔の夢を見ていた。今もその続きをみているらしい。

部長の即頭部を力任せに殴りつけ、女2に馬乗りになる。両手で首を絞める。

「うああああああああああ!」

手に確かな感触がある。女2のヨダレが手にかかる。これは夢ではなかったのか?

両手を首から離す。

ハルヒ「ゴホッゴホッゲホゲホ・・・ハァハァ・・・ハァハァ」

古泉「・・・」グッタリ

キョン「俺が・・・ハルヒと古泉を・・・うげっ」ビチャビチャ

目の前に床を幽霊のように通り抜けて長門が現れた。

長門「ネットワークの業務で対応が遅れた。」

キョン「違うんだ長門。俺はこんなつもりじゃ・・・」

長門「○○を敵性と判断。情報連結を解除する。」

俺の体は一瞬のうちに霧散した。

           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 エンドレスエイト 天体観測 完 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:49:29.97 ID:qZnfKZ430

とある深夜、惰眠をむさぼっている俺を携帯の着信音が叩き起こした。まったくハルヒのやつめ。

みくる『ふぇ〜んキョンく〜ん』

キョン「え!どうしたんですか?」

みくる『生きてましたか〜?』

そこは「起きてましたか」でしょう、普通。

みくる『大変なことが・・・エグッエグッ』

古泉『すみません、今からいつもの集合場所に来ていただけませんか?緊急事態です。』

古泉の説明によると、夏休みの一部の時間が延々と繰り返されているのだという。涼宮の力らしい。

キョン「それはそうと、長門。そのループの中で俺は今まで何回やらかしてきたんだ?」

長門「セミ採りの最中に首吊りが5986回、天体観測の際の飛び降りが958回

   肝試しの最中のリストカット及び首吊りが3776回、映画館での睡眠薬過剰摂取が4103回、さらに・・・」

キョン「もういい。・・・しかしそんなにやったのに死ねなかったのか・・・。」ショボン

    (しかもリア充ひしめくプールやら遊園地やらを引き回され続けるなんて・・・何度も何度も・・・)

古泉「運命が生きろと言っているのですよ。」

みくる「そ そうですよ、きっと運がいいんですよ。だから、これからきっといいことが・・・」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:51:13.99 ID:qZnfKZ430

長門「そうでもない。全てが未遂に終わったわけでは無く、一定の割合で死亡したケースが

   存在する。だが8月30日24:00を迎えた時点で時間が巻き戻る。」

キョン「そうなのか。」(ほっ)

みくる・古泉(余計なことを!)

長門「最近はループの初期からすでに死亡していて、家族が私達に気を使って秘密にしていたケースも増えている。」

キョン「そうだったのか。」(フフッ)

みくる・古泉(本当に余計なことを!)


ループ最期の日 8月30日
ハルヒ「いろいろやったわね(略)明日は活動休みにするから。ゆっくり休みなさい。今日は解散。」(店を出て行こうとする)

キョン「そうだ、涼宮!」

キョン「ひょっとしたら休み明けに家の用事で休むかも知れんが、絶対に家に押しかけたりすんなよ!」(フフッ)

みくる・古泉(うわぁ)

ハルヒ「え?・・・」

古泉「涼宮さん、おそらく彼は・・・(ヒソヒソ)」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/22(土) 18:53:22.77 ID:qZnfKZ430

ハルヒ「ば、バカ、なんてこと言うのよ!キョン!ちゃんと学校に来なさい!不登校なんて許さないわよ!

    そ、そうだわ、こういうのは最終日が一番危ないのよ。」

キョン「何の話だ?」

ハルヒ「そうだ、アンタ宿題やった?どうせまだ終わってないでしょ?キョンの家に泊まり込んで

     監視・・・じゃない、勉強会するわよ!みんなも協力しなさい!」

みくる・古泉「喜んで!」

長門「ユニーク」

8月31日、なし崩し的に開催された勉強会が終了すると、9月1日の朝、みんなそろって俺の家から登校した。

制服・カバン・着替えにいたるまで全て持ち込まれていたようだ。一体いつ準備したんだ?

あと夜も交代で起きていたみたいだ。あれは何だったのだろう。

家を出るとき、母さんが見えなくなるまで見送ってくれた。・・・俺に友達が出来たと思ったらしい。なんだか罪悪感を感じる。

何故かわからないが、こうして俺達は「終わらない夏休み」の無限ループから抜け出すことができた。

いつか長門は俺の願いを叶えてくれるのだろうか。それだけが生きる希望だ。

              〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜エンドレスエイト 宿題 完〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 13:53:56.39 ID:3wC12IO90

いつも無駄に元気な涼宮は今度は文化祭で何かやるつもりらしい。

キョン「ふう〜今回も大変なことになりそうだな」

沈んだ気分のまま何も考えずに部室のドアを開けた。 ガチャ

みくる「ひょえ?」

キョン「・・・」は、しまったノックをわすれ・・・

みくる「・・・」涙目

キョン「ゴメンナサイ」ダッ バタン

数分後

みくる「もう入っても大丈夫です」声が震えている・・・

キョン「シツレイシマス」ガチャ

長門「・・・」ペラ

みくる「・・・」

キョン「さっきはスミマセン」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 13:54:44.59 ID:3wC12IO90


 ミクル『イエイエキニシテマセンヨ デモ・・・』(棒読)ゴゴゴ

 キョン「ひぃ」(ゴメンナサイゴメンナサイ)

 ミクル『ミクルフォルダ ノ ナカミ ケシテ クダサイ』ゴゴゴ

 キョン「はい」(ゴメンナサイゴメンナサイ)

 ミクル『イツモ エッチナメデ ミナイデ シンデクダサイ』

 キョン「はい」(ゴメンナサイゴメンナサイ)


みくる「不可抗力ですから、しょうがないですよ〜 そもそも文科系は更衣室が・・・聞いてます?」

キョン「はい」(ゴメンナサイゴメンナサイ)

長門「ユニーク」ペラ


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 13:56:38.52 ID:3wC12IO90

バタン

ハルヒ「文化祭で映画を撮るわよ!」

みくる「ひょえ?」

キョン「はい」(ゴメンナサイゴメンナサイ)

長門「・・・」ペラ

ハルヒ「主演はみくるちゃん、監督はアタシ、キョンは雑用ね!」

キョン「はい」(ゴメンナサイゴメンナサイ)

古泉「すいません遅れました。ほう映画ですか・・・」

涼宮の独断で配役が決められ、撮影が始まった。

ハルヒ「シーン13 アクション!」

みくる「みみみ ミクルビーム!」

 ミクル『シネ ウジムシ』

キョン「!」

キョン「いきててこめんなさい」みくる の前に飛び出す

ちゅど〜ん(バラバラ)

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 13:59:00.64 ID:3wC12IO90

ハルヒ・みくる・古泉「な?!」

長門「今のは特撮用ダミー。破片を回収する。」

みくる「い、いまキョン君が爆発・・・?!」

長門「今のは特撮用ダミー。本物は日射病でそこに寝ている。」

偽キョン「ダリィ・・・」

ハルヒ「寝てないで仕事しなさいよ!」

古泉「長門さん、今のは・・・」

長門「朝比奈みくるが目から怪光線を発射し彼を爆散させた。朝比奈みくるには処置を施した。彼は私が責任を持って組み立てる。(ワクワク)」

古泉「・・・」

翌日

みくる「みみみ ミクルビーム!」

キョン「生まれてこめんなさい」

シュパパパパ(バラバラ)

長門「今のは特撮用ダミー。」

ENDLESS?

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 22:16:56.74 ID:3wC12IO90

ハルヒ「明日10時に駅前集合ね!」


翌日:駅前
キョン「誰もこねー!携帯で確認するか。」

ハルヒ『おかけになった番号は現在(略)』

古泉『朝から急なバイトが入りまして、今日は行けません。皆さんにお伝えいただくようお願いしてたんですが・・・』

みくる『あれ?今日は確か・・・。涼宮さんも来てないんですか? え?わ 私は用事が入って・・・(古泉君に行くなって言われた・・・)』

長門『今日は中止だと聞いた。』


涼宮家
ハルヒ「今日はキョンと二人きりだと思ったのに、急に始まっちゃうなんて・・・。」


駅前
キョン「イジメデスカ ソウデスカ」

                                 〜〜不思議探索 待ち合わせ〜〜


135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/23(日) 22:18:01.79 ID:3wC12IO90

ハルヒ「クジ引きでグループ分けを決めるわよ。二人一組のグループと余り一人ね。」

1回目 Aグループ 古泉・みくる Bグループ:ハルヒ・長門 Cグループ:キョン

2回目 Aグループ みくる・ハルヒ Bグループ:古泉・長門 Cグループ:キョン

3回目 Aグループ みくる・長門 Bグループ:古泉・ハルヒ Cグループ:キョン

日が変わって

4回目 Aグループ 古泉・長門 Bグループ:みくる・ハルヒ Cグループ:キョン

5回目 Aグループ ハルヒ・キョン妹(臨時参加) Bグループ:みくる・鶴屋(臨時参加) Cグループ:古泉・長門 Dグループ:キョン

ハルヒ「不思議を発見したわ。キョンのクジ運よ!良いのか悪いのか分かんないけど。」

キョン「・・・長門?」

長門「私は何もしていない。」

キョン「・・・」ウツダシノウ

                                 不思議探索 くじ引き

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/24(月) 19:42:54.00 ID:dntV3h7Z0

谷口「キョンもいよいよ向こう側に仲間入りか〜」

国木田「向こう側って?」

谷口「涼宮ハルヒと愉快な仲間達さ」

国木田「友達が一人もできないよりはマシじゃない?中学の時なんて・・・」

谷口「マジ? SOS団だっけ、部活がなかったらアイツどうなってたんだろうな。」

キョン「・・・」聞こえてるぞ。そういう話は俺の居ないときにして欲しい。

・・・・・・
ハルヒ「本当にキョンって使えないわね。その点、古泉君は・・・」

キョン「・・・」俺、なんでここにいるのかな・・・
・・・・・・・

次の日、涼宮は来なかった。代わりに朝倉涼子がやってきて、涼宮の席に座った。

キョン「え!?」

朝倉「どうしたの?幽霊でも見たような顔をして。」

他のクラスメートは当たり前のことだと思っているようで何も言わない。

キョン「・・・なんでもない。えっと、涼宮は?」

朝倉「誰それ?」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/24(月) 19:43:56.56 ID:dntV3h7Z0

キョン「・・・」

その後いろいろ調べたが、涼宮ハルヒ・古泉一樹なる人物は在学しておらず、

朝比奈みくる・長門有希は俺とほとんど面識がないようだった。SOS団も存在していない。

どうやら友達のいない俺が勝手に架空の部活動の体験を脳内ででっちあげてしまったらしい。

どこかで辻褄が合わなくなって現実に引き戻されてしまったわけだ。

絶望した。

キョン「さあ吊るか。」

ロープの具合を確認して、首を通す。そして踏み台代わりの椅子から飛び降りる。

長門「待って。」キョンの足に抱きつく。

キョン「グブ、グガガ!」

長門「私で良ければ、力になる。」

キョン「・・・」ビクンビクン

ベキッ ドサ  ロープを固定していた金具が2人分の重量に耐えかねて破壊した。

・・・・・・

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/24(月) 19:45:51.91 ID:dntV3h7Z0

キョン「涼宮と古泉がいないんだ。あと朝比奈さんが俺の事を知らないんだ。それと長門が眼鏡っ子なんだ。」

長門「病院に行くべき。」

キョン「・・・」よし、帰って吊ろう

部室を出ようとすると、足が滑って転んでしまった。

キョン「栞?」これを踏んだらしい。何か書いてある。

『そこにいる長門有希は元の長門有希ではない。鍵を揃えると元の世界へ戻るプログラムが発動する。』

キョン「知らない間に自分で書いたんだな・・・多分」

そのまま帰ろうと数歩歩くと

ツルッドスン
キョン「・・・」また栞が落ちていた。

『さっきの栞とこの栞は貴方が書いたわけではない。鍵とはSOSメンバーの5人。』

キョン「・・・俺の病気もたいがいだな」

俺は家に帰ることにした。途中で病院に寄ろうとしたが診療時間が終わっていたので、

明日にすることにした。鬱々と考え込んでいたのがいけなかった。駅のホームでよろめき、

気がついたときには線路に体が投げ出されるところだった。視界がゆっくりうごいている。

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/24(月) 19:53:20.17 ID:dntV3h7Z0

まるで えいがの すろーもーしょん みたいだ。 お、 むかいの ほーむに こいずみ と すずみや が いるぞ。

すこし はなれた ところに ながと と あさひなさん も。 きぐう ですね。 ながと おまえも そんな かおを するんだな。

よこあいから かぜを かんじる。でんしゃ だ。 ひょっとして あれか? おれ しぬの? それも わるくない。

いたいのは いっしゅん だ。 おれ の けいたい が めのまえを よこぎっていく。 おれは がめん を みた。

緊急脱出プログラム
の発動条件を満たし
ました。
起動しますか?
【YES/NO】

やっぱり おれ は くるって いるのかな。もう どっちでも いいや。

【YES】

                〜〜〜消失編 プロトタイプ 完 (続きません)〜〜

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/25(火) 21:07:48.45 ID:OSScVdXb0

あるいは平穏な日常α


みくる「この腹切フォルダってなんですか?」

キョン「他人に見られたら即刻腹を切らなければならないようなデータが入っているフォルダですよ。」フフフ

みくる「ふぇ?」

キョン「まあ、厳重にプロテクトをかけてますから、そうそう簡単に見られることはありませんが。」

長門「アクセスに成功。」

キョン「お前なら簡単だろうな。でもお前は宇宙人だから、このデータの意味するところは分からないだろうな。」

長門「そんなことはない。男子学生が思春期に体験するもろもろの事象について学習した。」

キョン「え?」

長門「これを同年代の一般的な女性が見た場合に抱く感情を一言でいうと・・・」

キョン「・・・」

長門「キモイ」蔑んだ目


キョン「・・・」ブラーン

長門「これは 奇妙な果実 。ハラキリは?」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/25(火) 21:13:47.13 ID:OSScVdXb0

今日は北高の文化祭だ。特にやることもなく一人で時間を潰している。歩き疲れてある教室の前で足を止めた。

キョン「高校生にもなってお化け屋敷たぁ、ショボイイベントだな。遊園地のアトラクション並みに機材や企画が充実している訳もない。
     ここはやめておこう。」

鶴屋「おっと聞き捨てならないっさ。我が○組が総力を結集して作り上げたメイド喫茶の真向かいのライバル、前人気bR、△組お化け屋敷
    にケチをつけるとはいい度胸だね。」

キョン「え?」

鶴屋「文句を言うなら、入ってから言うんだね。御代は私が出してあげるよん。」グイグイ

キョン「いや、ちょ、あの・・・」ズルズル

鶴屋「一命様!ご入場〜 終わったらウチの喫茶店で休んでいくがいいさ!割引するよん。さあ逝っておいで!」


キョン「ふう・・・しょうがない。さっさと抜け出すか。出口は・・・あっちか。・・・ん?」


鶴屋「キョンくん遅いっさ。中で何やってんのかな?」


キョン(リア充カップルめ。思い知れ!)首吊りブラーン

一般客「ギャー」

                                             〜〜〜〜〜〜文化祭 お化け屋敷〜〜〜〜〜〜

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/26(水) 21:16:22.13 ID:QOZtvPSQ0

すみません。期待していただいていた方が いたのなら 申し訳ないですが 一旦中断します。
消失編、本当はこういう展開にしたかった↓

====================================
『朝比奈さん、いつも おいしいお茶をありがとうございます』 『いえいえ』

『涼宮、待て。無理だ。考え直せ。』 『情け無いわね〜』

『古泉。何をたくらんでる?』 『はて、一体何のことでしょう?』

『長門、いつもすまないな』 『いい。』

ジリリリリ

「んあ?」・・・夢か。酷い夢だ。でもちょっと楽しかったな。現実は俺、ぼっち だし・・・。


休み時間、校内をぶらついていると、思わぬ人物を見かけた。あの人はひょっとして・・・

キョン「朝比奈さん?」

みくる「どうして私の名前を?」
====================================
短いのを連発してると調子が出ないみたいです。しばらく休んで、もうちょっとネタを練りこもうとおもいます。

このスレは 乗っ取るなり落とすなり 煮るなり焼くなり好きにしてください。お目汚し失礼しました。



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