キョン「体を圧迫される事に快感を感じる」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「古泉くんてかっこいいわよね」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:31:37.61 ID:so2gNxiW0

キョン「長門、お前からみてこういう性癖を持ってるのはどう見る。」

長門「…どのように圧迫されるのが貴方にとってはベストなの?」

キョン「…ちょっとそこに寝てみてくれ、仰向けになって。」

長門「…こう?」

キョン「そうそう…そこで…」

…グリグリ

キョン「こういう風に下から腕を入れたり、足を入れたりしてな…しばらくそのまま
でいると、何かと一体化したみたいですごく気持ちがいいんだ…」

キョン「…はぁ…」…ブルブル

長門「…痛い…」

長門「…理解はできない…」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:36:28.44 ID:so2gNxiW0

長門「…背中が痛くなって来た…そろそろ満足した?」

キョン「待ってくれ…前からやってみたい事があったんだ…」

グリィ・・・

長門「…貴方の頭部が、私の背の下にある…」

長門「…痛くないの」

キョン「あったかくて、むしろ気持ちいいよ…ハァ…」

長門「私は痛い…ぬいて…」

キョン「…もうちょっと…」

グリィ…

そういうと、キョンは全身を長門の下に潜り込ませ、長門の背の部分に
キョンの腹が来る位置に移動し、例えるなら、丁度鉛筆を二本重ねたような
形を取った。

キョン「…ハァ〜」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:38:27.67 ID:so2gNxiW0

長門「…満足した…?」

キョン「ん〜…後、30分くらいこのまま…」



長門「…30分経った…」

キョン「…そろそろ満足したかな…」

キョン「よいしょっと…」

ズボォッ!!

キョン「ふしゅぅ〜…」

長門「…その性癖に目覚めたのはいつ頃から?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:43:55.61 ID:so2gNxiW0

キョン「…小学生の頃、よく親にふざけて乗っかられてたんだ…」

キョン「で、それが結構気持ち良くて、今では寝るときには何か重い物を
上に置かないと眠れないんだ…」

キョン「体を圧縮される事に、ものすごい快感を感じるんだ…」

長門「…おそらく…」

長門「…回帰願望が歪んだ形となって表れたのだと考えられる…」

長門「…あなたはさっさと親離れすべき…」

キョン「…そうか…わかったよ…」

キョン「有難う…」

長門「…また明日…」

ガララ…

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:48:50.05 ID:so2gNxiW0

キョン「おはよう長門」

長門「…おはよう」

キョン「実は、まだ俺には癖があるんだ…」

長門「どんな?」

キョン「人の耳たぶを触りたくなる癖だ」

長門「…」

キョン「どんな心理でこんな気持ちになるのか、理解できるか?」

長門「…どんな形の物が貴方にとってベストなの?」

キョン「…それなりの大きさで、できたら柔らかい方がいい…」

キョン「ちょっと触らせてくれないか」

長門「…」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:51:42.63 ID:so2gNxiW0

長門「…自分のでは駄目なの?」

キョン「家では触ってる…」

長門「…」

キョン「じゃ、触るぞ。」

フニフニ…

長門「…」

フニフニ…

長門「…どう?」

キョン「…柔らかい」

長門「満足した?」

キョン「…長門」

長門「…何?」

キョン「…言い辛いんだが…」

長門「…何?」

キョン「甘噛みさせてくれないか」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:54:17.53 ID:so2gNxiW0

長門「…」

キョン「お願いだ!」

長門「…」

キョン「…じゃ、噛むぞ…」

ハミハミ…

長門「…」

ハミハミ…

長門「…どう?」

キョン「うん、だいぶ満足してきた…」

長門「…そう…」

キョン「もうひとつ頼みがある…誠に申し訳ない気持ちでいっぱいだが、」

長門「何?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 03:57:34.86 ID:so2gNxiW0

キョン「強くつねってもいいか?」

長門「…」

キョン「…無理なら…別にいいんだが…」

長門「どの程度の力で?」

キョン「そこまで強くない。ほんのちょっと力を込めるだけだ」

長門「…わかった」

キョン「そ、そうか…まさかOKしてくれるとは…感謝する」

ギュギュギュ…

長門「…」

キョン「…ど、どうだ…?」

長門「…少し痛い…」

キョン「そ、そうか…このくらいで、もう止めておこう」

長門「…満足した?」

キョン「ああ、かなりな。」

長門「…そう。」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:01:13.42 ID:so2gNxiW0

キョン「どうだった?」

長門「…おそらくー」

長門「…昨日も言った通り、貴方は親離れが出来ていない状態。」

長門「…耳を触る癖というのは耳や耳たぶの柔らかい感触を楽しむことによって、
   安らぎを感じているから。」

長門「…子供がヌイグルミを抱くのと近い感覚」

長門「…貴方はそろそろ精神的に自立すべき。」

キョン「そ、そうだな…」

キョン「それじゃぁ、今日は帰るよ…色々ありがとうな…」

長門「…うん」

キョン「じゃ、また明日」

長門「…」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:08:44.33 ID:so2gNxiW0

ハルヒ「…今日は雨かぁ…憂鬱になるわね…何か面白い事でも無いかしら…」

みくる「…私今日傘忘れてきちゃいましたぁ〜」

古泉「朝比奈さん。僕の傘で良かったら使っても構いませんよ。この前、部室に忘れてしまった
    物と合わせて、二つ持っているので。」

みくる「ありがとうございます〜古泉くん」

キョン「…(昨日、一昨日と続けて、長門になんてことをしてしまったんだ…)」

キョン「(…いつかちゃんと謝らなくては…)」

長門「…」…パラ

キョン「(しかし…その…秘密を共有してるみたいで、何か…むずむずと込み上げてくる物があるな…)」

キョン「(…長門のおかげで最近は家で安眠できるようになったし…)」

長門「…」…パタン

ハルヒ「よし、じゃぁやる事無いし、今日は解散!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:14:53.26 ID:so2gNxiW0

長門「…」
キョン「…帰らないのか?長門…」

長門「…今日はもう少し残る…」

キョン「ちゃんと…傘持ってきたか?」

長門「…雨に打たれても私は濡れない…」

キョン「…その…昨日一昨日の事なんだがな…」

長門「…」

キョン「正直、スマンかった…調子に乗り過ぎてしまったかもしれん…」

長門「…別に気にしてない…」

キョン「そ…そうか」

長門「…うん」…ペラ

キョン「…」

長門「…」…ペラ

キョン「…ところで長門…」

長門「…」

長門「…何」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:18:18.74 ID:so2gNxiW0

キョン「これは、クセとは関係ないんだが…」

長門「…」

キョン「…か…(やべぇ…何言ってるんだ俺は…)」

長門「…」

キョン「…お前の髪の毛を…」

長門「…」

キョン「触ってもいいか?(言っちまった…もう知らねぇ…)」

長門「…」

キョン「…」ドキン…ドキン…ドクン!

長門「…」

長門「…構わない…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:22:48.46 ID:so2gNxiW0

キョン「そうか!」

長門「…」…ガタン。

…テクテク

長門「…はい」

キョン「(お辞儀された…)」

キョン「イヤ、…そうじゃないんだ長門…」

長門「?」

キョン「…髪の毛を触りたいのはそうなんだが…」

長門「…」

キョン「大事なのは、位置だ。」

長門「…位置?」

キョン「そうだ。」

長門「…私の髪の毛を触るのに、何故位置が関係あるの?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:29:51.75 ID:so2gNxiW0

キョン「…何故って言われてもな…」

長門「…なら、貴方と私、どういう位置関係が貴方にとってベストなの?」

キョン「…俺が後ろで、お前が俺の前に座ってる。これがベストだ。」

長門「…わかった」

そういうと長門は、俺の隣にチョコンと座った。

キョン「よぉし、それじゃぁ、触るぞ…」

長門「…」

…サワサワ

サラサラしている。

そして、手の中をスルリと滑り抜けていく柔らかな感触が素晴らしかった。

長門「…満足した?」

キョン「…あのさ」

長門「…何?」

キョン「臭いを嗅いでいいか?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:35:01.00 ID:so2gNxiW0

長門「…それはー」

キョン「わかってる!言いたい事はわかるが出来れば言わないでくれ!傷つくから!」

長門「…」

キョン「…すまん…嫌ならいいんだ…お前がどうしても嫌なら断っていいんだぞ。」

長門「…断る理由が無い」

長門「…ただ、既に髪の毛を触るのが目的では無くなっている」

キョン「…ああ」

この時俺は思った。長門は何をされても基本的に抵抗しないんじゃないかと。

長門「…でも、断る理由も無い」

キョン「有難う。今夜も安眠できそうだ。」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:40:08.70 ID:so2gNxiW0

ダイレクトに鼻を後頭部にくっつけて臭いを嗅いでみた

クンクン…

キョン「…うん」

長門「…」

キョン「…髪に何か付けてるのか?」

長門「…特に」

キョン「…シャンプーの臭いかな…」

長門「…不快?」

キョン「…いや…めちゃくちゃ良い臭いがする…」

長門「…そう…」

外の雨はどんどん強くなっているようだ…

部室は恐ろしいくらいに静まり返っていた

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:44:29.27 ID:so2gNxiW0

長門「…満足?」

キョン「ああ、満足だ…」

長門「…そろそろ帰る…」

キョン「ああ、また明日…」

長門「…うん」

その日は寝付けなかった。

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 04:54:28.16 ID:so2gNxiW0

最近、放課後は…長門に対してのセクハラまがいの行為に耽るようになって来た…

それだけが俺の生きがいであった…

俺の中では、理性とは別の…長門に対する独占欲のような物が芽生え始めていた…

…しかしそれを頭で俺は必死に否定した

…これはただの暇つぶしなのだと…

…これ以上深い域に入れば、俺はきっと抜け出せなくなってしまうだろうから…

…いつの間にか、俺は長門と意識的に距離を置くようになった。

本当はしたくてしたくてたまらない、あの行為から目を背けるように、逃げるように。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:00:41.19 ID:so2gNxiW0

…ある日、教室で長門を見かけた

生徒「長門さん、宿題忘れちゃった。ノート見せてくれない?」

長門「…かまわない」

生徒「…長門ぉ、悪い、ここ教えてくれ…」

長門「…わかった」

俺は…無意識の中で思ったのかもしれない。

お前等は長門とあんなことをした事があるのか?

俺が一番長門に近いんだ。

長門は俺の物だ、と。

頼られる長門を見ていられなくなって、俺は足早に教室から去った。

そして、放課後がやって来た。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:07:41.99 ID:so2gNxiW0

長門「…」…パタン

いつものように団活の終わりがやってくる。

古泉「…少し話があるのですが、よろしいでしょうか?」

キョン「…なんだ」

古泉「貴方と長門さんが放課後行っている行為についてです。」

キョン「…」

古泉「長門さんから相談されましてね。困った事がある、とね。」

キョン「…」

…喋ったのか…チラリと長門の方を見る…

長門「…最近の貴方は少しおかしい」

古泉「…これは大変デリケートな問題ですので、僕が口を挟んで良い物かどうか
   悩みましたが、自体が悪化するよりは良いと思いまして、」

キョン「…」

全身が熱くなって、頭の中が急速に冷えて行くのを感じた。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:14:08.14 ID:so2gNxiW0

帰り道、最初に頭に浮かんだ事…

…裏切り者…

そして次に浮かんだ事…

…俺はなんという下衆なのだ…

そして最後は

…あいつ等にはもう会えない…

…死にたい…

全てがどうでもよくなって、寝た。

目が覚めたら、学校にいた。

…ハルヒがいた…

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:20:00.08 ID:so2gNxiW0

ハルヒ「ここ…どこ?」

キョン「…」

ハルヒ「目が覚めたら学校で…隣にアンタがいて…これ…どういう事…」

キョン「…(閉鎖空間)」

キョン「…古泉を見なかったか?」

ハルヒ「…いや…なんで?」

俺達はしばらく学校を歩き回り、学校の周りには何か透明な膜のような物が貼られ、
出られないという事だけがわかった。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:27:46.29 ID:so2gNxiW0

キョン「あ…古泉…」

古泉「…どうも…」

キョン「どうなってる?」

古泉「恐れていた事態が起こったようですね。涼宮さんがコチラの世界に
愛想をつかし、こちらと異なる時空で世界を創造しようとしているようですね。」

キョン「…そうか…それで、そっちの世界はどうなる?」

古泉「さぁ、涼宮さんの意思次第では、一瞬で無に帰するという事もあり得るでしょう。」

キョン「…それは良かった。」

古泉「なっ…!それはどういう事ですか?」

キョン「別に俺は構わない。そちらの世界がどうなろうとな。」

古泉「…貴方がそんな人だとは、僕も思いませんでしたよ。正直、貴方に
この事態をどうにかして貰う為に時空を超えて来たのですが、無駄足だったようですね。
残念です。」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:32:38.24 ID:so2gNxiW0

キョン「俺に頼るだと?いつもいつも、都合の良い奴らだな…」

古泉「…まさかあの事を気にしているのですか?僕も長門さんも気にしてはー」

キョン「…黙れ。」

古泉「…そうですか、一応、伝言を預かっているので伝えます。
   朝比奈さんからは、謝ってほしいと言われました。長門さんからは、PCの電源を入れるように、と」

古泉「…それじゃぁ…」



古泉が消えてしばらくして、俺はパソコンの電源を入れた。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:38:30.46 ID:so2gNxiW0

YUKI.N>見えてる

ああ

YUKI.N>そっちの時空間とはまだ完全に連結を断たれていない。でも時間の問題。
そうなれば最後。

そうか。それは残念だな。

YUKI.N>…あなたに賭ける

何を?

YUKI.N>もう一度こちらへ回帰することを我々は望んでいる

俺は望んでいない

YUKI.N>…あの時の事なら…気にしてない…

…裏切り者

YUKI.N>…ごめんなさい

プツッ…

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:45:05.55 ID:so2gNxiW0

ガシャアン!!!

ハルヒ「何あれ!?」

キョン「…(神人か…)」

ハルヒ「…こ…怖い…」…ガクガク

キョン「…大丈夫だよ…多分な…」

ハルヒ「…アンタなんとも思わない訳?一生こんな所にいる訳にもいかないでしょ…こんな世界…
    お腹すいても…ご飯食べる場所だってなさそうだし…」

キョン「なんとかなるだろう…」

ハルヒ「SOS団はどうするのよ!」

キョン「いいんじゃないか?この世界は十分不思議だし…もう不思議を探す必要なんてないだろう」

ハルヒ「…私…やっぱり戻りたい…」

ハルヒ「こんな状態になって初めてわかった…こんな闇につつまれた世界に
    明日なんて来るとは私は思えない…」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:49:23.03 ID:so2gNxiW0

キョン「…意味わかんねぇよ!お前は、あんなつまらない世界にうんざり
    してたんじゃないのか!」

キョン「俺はもうあいつ等とは会いたくないんだ!!元の世界のあいつ等
   なんて俺にはもう必要ないんだよ!お前にも!」

ハルヒ「意味わかんない…私はSOS団のみんなに会いたいよ…元いた世界の
    SOS団に…」

させる訳にはいかない…

このままじゃあの世界に戻ってしまう…

あの惨めな気持ちであの世界で俺は過ごすのか…

嫌だ!

キョン「…わかった…」

ハルヒ「…そうね、やっぱり」

キョン「…死ね!」

グラウンドに無造作に捨ててあったコンクリートブロックを、俺はハルヒの
後頭部に思い切り叩きつけた。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/09(土) 05:57:48.55 ID:so2gNxiW0

その瞬間。神人は今までいなかったかのように、物音一つ立てず消えてしまった。

ハルヒが地面でピクピク動いている。

念の為、俺はコンクリートブロックをハルヒの脳味噌が飛び散るまで叩きつけた

ブンっ!

グチャッ!

ハルヒの頭部の原型が無くなり、吐きそうな臭いと共に頭から
肌色に近いトマトソースが出て来た時には、ハルヒの体は動かなくなっていた。

そして、世界は止まった。



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