古泉「・・・(また、赤点か・・・)」


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9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 17:51:48.05 ID:GiWL4wfj0

古泉「はあ…」

どうしよう。これで3つ目の赤点だ

得意な数学や化学も特進クラスでは下から数えた方が早い有様だ

古泉「普通のクラスに入れてくれればよかったのにな…」

もともと勉強は人並みより少しできる程度のものだった

それが特進クラスに入って、平日も休日も団活があって、更には閉鎖空間まで…

古泉「いつ勉強しろっていうんですか…こんなの」

これから団活…憂鬱だ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 18:11:58.23 ID:GiWL4wfj0

古泉「こんにちは…」

キョン「おう、お前が最後なんて珍しいな」

ハルヒ「古泉くん遅いわよ!」

古泉「すみません、担任と話し込んでしまって…」

キョン「どーせ成績優秀ですばらしい!って褒められたんだろ?いーよな特進クラスは」

ハルヒ「あんたは赤点だらけだったもんね」

みくる「ふえぇ〜キョンくん〜赤点だらけは大変ですよぅ〜」

古泉「ハハ…」

朝比奈さんの一言が胸に刺さる

でも彼も赤点だらけか…少し安心しましt

キョン「おい、嘘を吐くな嘘を。俺は赤点は取ってない…ギリギリ」

古泉「マジですか」

キョン「えらくマジだ」

ハルヒ「平均点もとれないようじゃ赤点と一緒よ!なんであんな簡単なテストで8割とれないの?馬鹿?」

涼宮さん…これ以上のダメージはやめてください

13 名前:飯食ってきます[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 18:24:23.13 ID:GiWL4wfj0

長門「…」パタン

ハルヒ「あら、もうこんな時間…じゃあ今日は解散!みくるちゃん!さっさと着替えて帰るわよ!」

みくる「わ、わかりました〜!」

キョン「俺たちは外で待ってるぞ」

古泉「…」

キョン「おら、早くしろ古泉」グイッ

古泉「あ…ああすみません、ボーっとしてました」

テストのことばかり考えていて団活にあまり身が入りませんでした

まさか、彼の友達ですら赤点が1つしかないとは…だいぶショックです


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 18:54:42.05 ID:GiWL4wfj0

キョン「お前がボーっとしてるなんて珍しいな…なんかあったのか?」

古泉「いや…えっと…禁則事項です」

キョン「気持ち悪い」

古泉「…あのですね…もし、仮にですよ?僕があなたの友人の、えっと、谷口さん?のような成績だったとしたら…どうしますか?」

キョン「なんだそれ。…まあもしお前がそんなに馬鹿だったら俺が勉強教えてやらんこともない。その前に力一杯笑うけどな」

本当のことを言ったら力いっぱい笑われるのか…最悪ですね

古泉「…そうならないように努力しましょう」

キョン「努力しなくても十分だろ」

…そうだったら苦労しませんよ



ハルヒ「さー!帰るわよ!」

みくる「遅くなってしまってごめんなさい」

長門「…」

キョン「よし、帰るか」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 19:19:07.82 ID:GiWL4wfj0

ハルヒ「あんたたちなんの話で盛り上がってたの?」

涼宮さんに知られるわけにはいきません

古泉「いえ別に面白い話ではないですよ」

キョン「古泉がもしも谷口くらい馬鹿だったらどうするか、って話」

古泉「ちょっ」

なにをこの人は喋ってくれるんですか!

キョン「?なんだ、別に内緒にする話でもないだろう」

古泉「いやまあそうなんですけど、いやあの…」

ハルヒ「古泉くんが谷口くらい馬鹿だったら?そんなのクビよ!SOS団に馬鹿は必要ないわ!」

古泉「クビ!?それはちょっと厳しすぎませんか!」

ハルヒ「そんなに驚かなくたっていいでしょ、古泉くんがクビになるわけじゃないし」

古泉「あ、そうですよね…ははは…」

いや、クビになってしまいます

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 19:28:12.16 ID:GiWL4wfj0

みくる「でも確かに厳しいですうぅ…」

ハルヒ「みくるちゃんだって馬鹿な男はいやでしょ?学校のテスト如きで赤点なんてとっているやつなんて人間のクズよ!」

キョン「そこまでいうか」

ハルヒ「それでいくとキョンが一番近いんだからね!しっかり勉強しなさいよ」

キョン「へいへい」

一番近いのは僕ですなんて口が裂けても言えません

長門「…」




古泉「それでは…さようなら」

キョン「おう」

ハルヒ「また明日ね!」

みくる「さようならぁ〜」

長門「また明日」

今日はちょっと用事があるといって早めに別れました
…みなさんといると気が重くなる一方です

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 19:51:19.29 ID:GiWL4wfj0

古泉「ただいま…」

誰もいないのについただいまといってしまうのは何故でしょうか

森「あ、おかえり古泉ー」

古泉「え…は…?森さん?どうしているんですか?」

森「昨日会ったとき憂鬱そうな顔してたから心配になって来ちゃった」

古泉「…鍵はどうしたんですか」

森「禁則事項です☆」

古泉「そうですか…」

たまに森さんが家にいるのだけれど、どうやって侵入しているのかはいつも謎のままです

森「ときに古泉、あんたテストはどうだったの?」

古泉「う…それは…」

森「見せなさい」

古泉「…どうぞ」ペラ

森「…なにこれー!!ひどい点数!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:00:29.27 ID:GiWL4wfj0

古泉「知ってますよ!そんな大声で言う必要ないでしょう!」

森「あんた…これ前よりも悪くなってるじゃない!前回は『この次は頑張っていい点とりますから!』とか言ってたくせに!」

古泉「い、忙しかったんですよ!閉鎖空間だってたくさんあったし、団活も毎日あったし…」

森「だからってこれ、ひどすぎるわよ!全部平均点以下だし、赤点3つもあるし!」

古泉「…この次はちゃんとやr」

森「前も同じこといってこの結果だから信用できないわね」

古泉「…」ジロリ

森「なによ」

古泉「特進クラスじゃなかったら…」

森「それは私に言われてもどうにもならないわよ」

古泉「ぬぬぬ…」

森「とりあえず着替えてきなさいよ、ご飯作ってあげるから」

古泉「ハンバーグがいいです」

森「うるさい」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:10:20.54 ID:GiWL4wfj0


古泉「ちょっと興奮してしまいました…」

森さんと居るといつも子どもっぽく反抗してしまう

もうちょっと大人の対応をしたいのだけれど…条件反射というかなんというか…


しばらく考え込んでいると、森さんの「できたわよー!」という声が聞こえてきました


古泉「…ハンバーグだ」

森「いらないなら食べるわよ」

古泉「いえ、食べます!ありがとうございます」

森さんはなんだかんだでいい人です

森「…ねえ」

古泉「はい」

森「私が勉強教えてあげようか?」

古泉「…森さん勉強できるんですか?」

森「教えないわよ」

古泉「すみません教えてください森先生」

32 名前:とりあえず書いてっちゃいますね[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:24:33.54 ID:GiWL4wfj0

森「じゃあまずは現代文ね」

古泉「はい」

森「これは雰囲気」

34 名前:まちがえちゃった☆[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:28:23.42 ID:GiWL4wfj0


森「じゃあまずは現代文ね」

古泉「はい」

森「これは雰囲気!以上」

古泉「先生質問です」

森「はい古泉君、なんでしょう」

古泉「さっぱり分かりません」

森「感じろ」

古泉「無理です」

森「だから赤点とるのよ!!」

古泉「知ってますよ!!だからしっかり教えてくださいよ!!」

森「口答えしない!」バチン

古泉「いたいっ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:40:39.49 ID:GiWL4wfj0

結論からいいましょう

森さんとの勉強会は大失敗でした

古泉「痛い…ほっぺが痛い…」

森「そんなに強く叩いてないわよ、鍛え方が足りないんじゃないの?」

古泉「…そうですね」

ともかくこれ以外の作戦を考えないと…あとがないです

今日担任に言われましたからね…困ったものです

森「お風呂借りるわよ」

古泉「また泊まっていくつもりですか?」

森「当たり前でしょ、家まで遠いんだから」

古泉「…布団敷いておきますね」

森「ありがとー」



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 20:52:31.97 ID:GiWL4wfj0

次の日

森さんは起こしても起こしても起きないので放っておいて学校に来ました

授業がちっとも分からない…どうしよう次のテスト…


あっという間に放課後

今日は担任に呼ばれることもなく、一番に部室に行けそうです


コンコン

古泉「こんにちは」

長門「…」

古泉「あ、僕は二番目でしたか」

長門「…」

長門さんはいつもとかわらず本を読んでいますね

僕は…彼が来るまでオセロの準備でもしますか

長門「古泉一樹」

古泉「はい?」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 21:21:32.28 ID:GiWL4wfj0


長門「もしよければ私が勉強を教える」

古泉「な…なっ!?」ガターン

長門「大丈夫?」

古泉「大丈夫です…それよりも何故そのことを知っているんですか?」

長門「あなたが教師と会話しているのを聞いた、赤点が3つ、現代文と日本史、数学1A…さらに他の教科もすべて平均以下」

古泉「わーっ!!」

長門「昨日一日あなたに元気がなかったのはそのせい?」

古泉「気付いていたんですか?」

長門「貴方と別れたあと、彼と涼宮ハルヒが心配していた」

古泉「それは…驚きです」

長門「貴方は彼らにはテストの点が悪かったという事実をかくしたいはず、よって私が貴方に勉強を教える」

古泉「…長門さんが教えてくれるなら百人力です」

長門「長門先生と呼んで」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 21:36:36.92 ID:GiWL4wfj0


古泉「長門先生…ですか?」

長門「そう、昨日森園生のことをそう呼んでいた…私も呼ばれたい」

古泉「…何故そのことを知ってるんですか」

長門「禁則事項」

古泉「禁則事項じゃないですよ!長門さん!」

長門「違う、長門先生…そろそろ彼と涼宮ハルヒが来る、いつも通りにして」

古泉「え、はい」

長門「勉強会は今度の土曜日、私の家に来て」

古泉「いや女性の部屋に男一人で行くのは…」

長門「朝倉涼子もいる、安心して」

古泉「彼女は消されたはずでは?それに朝倉さんがいても安心できないですよ」

長門「口答えは許さない」

古泉「…はい」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 21:42:44.67 ID:GiWL4wfj0


ハルヒ「みんな揃ってる!?…ってみくるちゃんはまだいないのね」

古泉「あ…こんにちは」

長門「朝比奈みくるももうすぐ来る」

みくる「すみませぇ〜ん遅れました〜」

ハルヒ「みくるちゃん遅いわよ!」

キョン「俺たちも今来たばかりだろうが」

ハルヒ「みくるちゃんさっさと着替えて!男どもは外に出る!」

キョン「へいへいっと」

古泉「了解しました」


キョン「…今日は元気そうだな」

古泉「いつも通りです」

キョン「そうか」

古泉「そうです」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 22:09:00.71 ID:GiWL4wfj0


-----団活終了

古泉「ただいま」

森「おっかえりー」

古泉「まだ居たんですか」

森「古泉が帰ってきたときに寂しいかなーと思って」

古泉「なんですかそれ」

森「嬉しかったでしょ?」

古泉「なんですかそれ」

森「嬉しかったでしょ?」

古泉「…はい」

森「よろしい」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 22:32:42.49 ID:GiWL4wfj0


古泉「そういえば今日長門さんにかくかくしかじか…と言われました」

森「なにっ!あの小娘…許せん!」

古泉「なにキャラですか」

森「あの貧乳女、キョンが好きなんじゃないの?なに古泉にまでちょっかいだしてんだコラ!」

古泉「ちょっと」

森「もちろん行かないわよね?古泉」

古泉「え、それは…」

ピリリリリリ

古泉「あ、メールです…長門さんから」

森「なんて?」

古泉「土曜日10時に私の家に来て、場所は○○…長門先生より」

森「自分で長門先生言うなやー!!」

古泉「追伸:独身年増は早く家に帰れ」

森「どつくぞ!!!」バキッ

古泉「いたいっ」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 22:39:32.18 ID:GiWL4wfj0


森「ごめん古泉」

古泉「頭が悪い原因が少し分かったような気がします…」

森「なんか言った?」

古泉「なにも」

森「…土曜日、私も行く」

古泉「え」

森「私も長門有希の家に行く!」

古泉「それはちょっと…どうなんですか」

森「駄目とは言わせないわ!二人っきりで勉強会という名の…ああ恐ろしい!」

古泉「なに考えてるんですか…大体、二人っきりじゃないですよ、朝倉さんもいるらしいです」

森「朝倉涼子が?彼女消されたんじゃないの?」

古泉「それがどうも長門さんの家にいるらしくて」

森「でも行く」

古泉「…もう好きにしてください」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 23:00:55.55 ID:GiWL4wfj0


あっという間に土曜日

古泉「ここが長門さんの家…かな?」

森「長門有希…覚悟!」

古泉「戦いに行くわけじゃないんですから」

森「戦いよ、あんたの童貞を守る戦い」

古泉「どっ…女性でしょう貴女!慎みとかないんですか!」

森「気にしてたの?ごめん」

古泉「そういう問題ではなくて」

森「私でよかったら…」

古泉「は…話がかみ合わない…」


長門「いいから早く来い」

古泉「あ、長門さ…長門先生」

長門「早く来ないと遅刻になる、急いで」

森「先生気取ってんじゃねーよガキ」イライラ

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 23:31:14.26 ID:GiWL4wfj0


長門「…森園生、貴女を呼んだ覚えはない、帰れ」

森「あーら長門先生、生徒が一人増えるくらいかまわないでしょ?」

古泉「すみません長門s…先生、森さんがどうしても長門さんの家に行きたいというので…駄目だったでしょうか?」

長門「駄目じゃない、大丈夫」

古泉「あっ、ありがとうございます…よかったですね、森さん」

森「古泉、よくやった」

古泉「え…はい(森さんを長門さんの家にあげるのはいいのだろうか…)」

なんだか嫌な予感しかしません


長門「部屋に入って」

朝倉「ようこそー!はじめまして、森さん、古泉くん」

森「おう」

古泉「なんですかその体育会系のあいさつ…初めまして、朝倉さん」

長門「さっそく勉強会を開始する…まずは数学1Aから」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 23:36:29.78 ID:GiWL4wfj0


長門「つまりxは…で…」

古泉「なるほど、分かりやすいですね」

長門「私は理論的に説明する、雰囲気とか気合とかそういった馬鹿なことは言わない」

森「アァン?」

長門「頭の悪そうな返事は慎んだ方がいい、古泉一樹に馬鹿がうつる」

森「だまれ貧乳」

長門「てめーも言うほど乳ねぇだろババア」

朝倉「ちょっと二人とも…ケンカはやめなさいよ」

森&長門「黙れ眉毛」

朝倉「まっ…」


古泉「勉強会にならなそうな予感がします」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/09(日) 23:54:26.75 ID:GiWL4wfj0


古泉「あの二人止められそうにないですね」

朝倉「えっええそうね…もう長門さんたら…ずっとはりきってたのよ、貴方が来るからって」

古泉「それは嬉しいですね」

朝倉「わたしも…少し楽しみにしてたの」

古泉「ありがとうございます」

朝倉「あの…よかったらわたしが勉強教えてあげるわよ」

古泉「本当ですか!嬉しいです」

朝倉「じゃあさっそくわたしの部屋にいk」

森「あれれー?眉毛がおかしな行動をしているよー?」

朝倉「ひっ!」

長門「でしゃばるな眉毛」ズルズル

朝倉「いたたた!眉毛ひっぱらないで!痛い痛い痛い…」ズルズル

古泉「あ、朝倉さん…」

森「古泉、帰るわよ」

古泉「…はい(結局なにしに来たんだろうか…)」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:00:13.60 ID:x/aKdXWL0


次の日

ハルヒ「さーみんな!日曜日も元気に活動よ!はいクジ!」

キョン「印なし」

みくる「印ありです〜」

古泉「僕も印ありです」

長門「…なし」

ハルヒ「あたしもなし!じゃあ今日はみくるちゃんと古泉くんペア、あたし、有希、キョンのペアね!」

古泉「それじゃあ朝比奈さん、行きましょうか」

みくる「そうですね〜」


ハルヒ「…それで、有希、勉強会はどうだったの?」

長門「残念ながら失敗」

キョン「長門が失敗…だと…?」

長門「私に教師は向いていないのかもしれない」

ハルヒ「こうなったら…あたしたちの出番ね!キョン!!」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:03:45.04 ID:x/aKdXWL0


キョン「具体的になにをするんだ?」

ハルヒ「あたしがあんたに勉強を教えるフリをして古泉くんに教える…ってのはどう?」

キョン「なるほど…さすがハルヒ!」

ハルヒ「ふふん、もっと褒めなさい!」

キョン「ハルヒ様ー!抱いてー!」

ハルヒ「百年早いわ!!」


長門「…心配」




古泉「今日はいい天気ですねー」

みくる「そうですねぇ」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:09:40.04 ID:x/aKdXWL0


ハルヒ「この作戦は絶対にばれちゃだめよ、あたしたちの演技力が大切なの」

キョン「分かってるさ、俺を信じろ」

ハルヒ「この前うっかり『クビ!』とか言っちゃったからなー…」

キョン「俺も『力一杯笑う』とか言っちゃったよ…」

ハルヒ「古泉くんに申し訳ないことしたわ…だからこそ!」

キョン「ああ!俺たちの力で」

ハルヒ「そうよ!古泉くんをクラス一…いいえ、学年一にする!」



長門「……(熱血キャラで私は失敗した…この二人は成功するのか…?)」



古泉「あっ朝比奈さん、キアゲハが飛んでますよ」

みくる「本当ですねーかわいいです」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:16:06.36 ID:x/aKdXWL0


------次の日

古泉「こんにちは…あれ、なにしているんですか?」

キョン「おう古泉、俺は今ハルヒに勉強を教えてもらってるのサ」

ハルヒ「キョンが日本史わからないっていうからねー…まあ出来なくてもいいのよ!努力することに意味があるの!ねっキョン」

キョン「そうだぜ!点数なんて気にすることじゃないぜ!」

古泉「…(あやしすぎる…)」

キョン「三種の神器ってなんだーハルヒー!」

ハルヒ「冷蔵庫、洗濯機、テレビ(白黒)よ!」

キョン「すげー!さすがハルヒだ!なんでも知ってる!」

古泉「あの…もしかして僕のテストのこと、知ってますか?」

キョン「ギクッ!なにを言うんだい古泉君」

ハルヒ「なななななんのことだかさっぱぱぱぱり」

古泉「(演技力なさすぎです…)」

長門「(やっぱり)」


86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:21:32.85 ID:x/aKdXWL0


古泉「気を使わせてしまって…すみません」

ハルヒ「古泉くんが謝る必要なんてないわ!あたしこそ…古泉くんに酷いこと言って…ごめんなさい」

キョン「俺も力一杯笑うとか言ってごめんな…まさか谷口よりも赤点取ってるとは思わなくて…」

古泉「うっ」グサッ

みくる「ふえぇ〜キョンくん〜」

長門「一言余計」

ハルヒ「キョン!あんたって本当デリカシーないわね!古泉くんが馬鹿だとか谷口以下とかアホとか…あっ」

古泉「いいんです…知ってますから」グサグサグサ

キョン「とどめをさすとは…やはり天才か…」

ハルヒ「ごめん!古泉くん!」

古泉「僕は馬鹿で谷口さん以下ですよね…はは…」


谷口「ハクッション!なんだー?だれか俺の噂をしているな」

国木田「どうせ悪口だよ」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:25:30.53 ID:x/aKdXWL0


ハルヒ「こうなったら…こうなったらとことん遊ぶわよ!」

古泉「え」

キョン「賛成だ!こうやってくよくよしていてもしょうがない!古泉!行くぞ!」

古泉「ちょちょ、待ってください!勉強は…」

みくる「あとまわしですよぅ〜、古泉くん、『今』を楽しみましょう!」

古泉「いや、僕もうあとがないんですよ…遊んでる場合じゃないんd」

長門「早く」グィッ

古泉「長門さん…まったく…困ったものです」


古泉「…(また、赤点か…)」




完っ!!!


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/05/10(月) 00:27:57.20 ID:x/aKdXWL0


明日仕事なので終わらせました、寝ます

のっとり初めてだけど楽しいなーまたやりたい
それにいっぱい考えてるのあるから書きたい…古泉のss…


森さんも長門もキャラがかわっちゃってごめんなさい
次は美人な森さんとクールな長門がでるといいですね

携帯の規制が解けたらいいな!おやすみなさい



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