安価でハルヒのSS書く


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「....」ほむら「....」刹那「....」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 00:47:34.43 ID:Kq8UyAjY0

タイトルは>>5、よろしく

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 00:58:40.29 ID:ePLrmZ/J0

俺たちはSOS団員だった

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:05:27.17 ID:ePLrmZ/J0

>>3

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:13:54.78 ID:Kq8UyAjY0

伸びなさ杉ワロタ しかしまあ書きます。

【俺たちはSOS団員だった】

休日の午前10時過ぎ。
俺は茶を飲みながら新聞を読んでいた。
二階からは息子と娘の声が聞こえてくる。

「キョンくんハサミ貸してー」
「いい加減、自分のハサミを買え」

平和で、のんびりとした時間だ。
妻もお茶を飲みながらテレビを観ている。
平凡だが幸せな家庭だ。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:18:08.01 ID:Kq8UyAjY0

玄関のチャイムが鳴った。
妻が腰を浮かせかけた。
丁度冷蔵庫から飲み物を取ろうとしていた息子が言う。

「ああ、オレが出るよ。新聞の勧誘とかだったら『今は親いません』で通すから」

多少姑息だろうが、その意見には賛成だ。
全く、ああいうものはいつになっても無くならない。
妻は宜しく、と言い先程の位置へ戻る。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:26:25.51 ID:Kq8UyAjY0

一応タイトルのみとしようかと。まあ詰まったらまた安価させてもらうかもしれませんが。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:27:37.56 ID:Kq8UyAjY0

「お客さんだよ」

息子が戻ってきて言う。

「親父とお袋の知り合いだって」

おいおい、それだけじゃ分からないだろう。
ちゃんと名前は聞いたのか?

「長門、って言ってた。オレと同じ高校生だろ。どっかの制服着てるし」

妻は目を瞬いて俺を見る。
そうか。長門が来たのか。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:33:11.35 ID:Kq8UyAjY0

「突然お邪魔してすみません」

長門が申し訳なさそうな顔で頭を下げる。

「あなた、玄関ではなんだから上がっていただきましょう」

勿論だ。客間に長門を案内し、息子と娘には入ってこないように言い含めた。

妻が淹れたお茶を前に長門が会釈する。

「どうぞお構いなく」

つくづく時間の流れには驚かされる。
あの長門が、自然な対応をしているのだから。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:37:54.76 ID:Kq8UyAjY0

「そんなに変ですか?」

いや、寧ろ望ましい変化なのだろうな。
ただ……俺には昔の長門のイメージがあるから、少しは戸惑うよ。

「……なら、以前のような調子でいく」

突然無機質な表情と声質に変えた長門を見て、妻が笑った。

「くつくつくつ。なら僕も昔の喋り方にしてみようかな」

あまりふざけるなよ、と言おうとしたが、
長門の目はこれを面白がっているようだった。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:51:01.54 ID:Kq8UyAjY0

しかし、長門に会うのは何年ぶりになるのかな?

「僕は高校を卒業したあたりだね。キミはそれ以降もしばらく交流があったんじゃなかったかい?」

と妻の言葉。

実際には俺が大学に入ってから暫くは会っていた。
そう、他のメンバーと一緒にだ。
しかし、やはりと言うべきか。
高校という縛りが無いと、あれだけ結束が固かったと思っていたメンバーもバラけてしまうものなんだな。

「今日、私が来たのは、そろそろ良い頃合だから」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 01:54:59.68 ID:Kq8UyAjY0

何が良い頃合なんだ、長門?

「北高校に通っていたある時、私は貴方たちや他、関係する人物の記憶にプロテクトをかけていた」

記憶にプロテクト?どういう意味だ?

「これは皆が了承し、この時期になって解除すると決めた」
「今から思い出させるけど……構わない?」

当時の俺、そして妻も了解して封じた記憶、か。
どうする?

「興味深いね。けど、もしかして嫌な記憶だったりしないかい、長門さん?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:06:03.08 ID:Kq8UyAjY0

長門は少し俯き、やや躊躇う雰囲気で口にした。

「あまり良い記憶とは言えない。だからこそプロテクトをかけた」
「しかし、既にかなりの時間が過ぎている」
「当時の貴方たちは、自分たちがこの年齢になったら解除して欲しいと言った」

俺達が決めたことなら迷うことは無い。
長門、頼む。

「了解」

久しぶりに聞く長門の高速詠唱。
それと共に忘れていた、否、封じていた記憶が甦る。
……そうか。
そういうことだったな。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:14:23.61 ID:Kq8UyAjY0

「今日が丁度25年目。皆が集まる」

妻に視線を向ける。

「……僕は行かないよ。そのほうがいいだろう?」

ああ、そのとおりだな。
あいつらに会うのも久しぶりだが……お前はSOS団ではなかったからな。

「くつくつ。それ以外にも、いやもう一つの理由で行きたくないのが本音なのだけどね」

分かってる。
俺はスーツを着、長門と共に家を出た。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:29:24.00 ID:Kq8UyAjY0

初夏、と言うにはまだ早いが、少し汗ばむ。
横を歩く宇宙人には関係ないのだろうか?
それともこの25年という歳月で、そういう感覚を持つようになったのだろうか?

「あの車」

長門の指差した方向には、そこそこな自動車が停まっている。
運転席にいた男が、こちらに気づき、わざわざ車から降りた。

「お久しぶりです」

「ああ、全くだな」

俺達の年齢でこの挨拶は些か似合わない気もする。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:37:16.92 ID:Kq8UyAjY0

相手は若々しく見えるとはいえ、すでにおっさんと呼ばれる世代だ。
まあ、それは俺もそうなのだし、見た目で言えば、俺のほうがおっさんという言葉はしっくりくるだろう。

「積もる話は車内でしましょうか。他の皆さんも現地に集まっているはずですから」

男――古泉はわざわざドアを自分で開き、促した。

そういうそつの無いところは変わっていないんだな。

丁寧すぎるほどの発進で、車を走らせた古泉は、ミラー越しに話しかける。

「こうして見ると、貴方も随分と変わりましたね」

「そりゃあな。いつまでも若いままではいられないということだ」

言ってから隣の長門に気づく。

こいつはあの頃のままだ。

疎外感を与えてしまったかもしれん。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:44:07.70 ID:Kq8UyAjY0

「気にしないで。私は若いままで良かった」
「通常の人間の老化は、……なんというのか、女性として避けたいところ」

俺の今の表情は、鳩が豆鉄砲を喰らったという表現がぴったりだったろう。
古泉も同じだ。
まさか長門が、若さを女性的な心理で好ましく思っているとは。

車中での会話は俺と古泉が主にしていた。
古泉は機関関連の会社に就職し、そこそこの役職に就いているらしい。
俺のほうは……まあ、平々凡々としたサラリーマンだ。
別に不満は無い。
良き妻、そして息子と娘に恵まれてるのだからな。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:50:03.77 ID:Kq8UyAjY0

長門は相変わらず観察が任務らしい。
といっても対象は特定の人物ではなく、人間全般だそうだが。
3年間、学校に通い、卒業すると又別の学校へ入学する。
大変そうだな、長門。

「そうでもない。一番初め、北高での経験が一番大変だった」

これには俺も古泉も苦笑せざるを得なかった。
二人とも、同意見だからな。

あれこれ話しているうちに、古泉は車を止めた。

「着きました」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 02:58:31.20 ID:Kq8UyAjY0

やれやれ、ここからは歩きか。
体力の衰えを感じてきた今時分、目の前に見える坂を登っていくのはかなり難儀しそうだ。

「がんば」

……無表情でそう言われると何だか違和感があるな。
というか見た目は息子と同い年の女子高生だからつくづく不思議だ。

長門はともかく、古泉もそう苦も無く坂道を登っていく。

「そうでもありませんよ。流石にデスクワークが長いせいか少し辛いです」

少しか。うん、お前は完璧だよな。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 03:04:11.12 ID:Kq8UyAjY0

坂道の両脇には散りかけた花を枝に残した木々が植えてある。

足元には少しばかりの花びらとまだ青い葉。

俺はスーツの上着を脱ぎ、脇に抱えた。


坂道の頂上にまで辿り着くのに、30分はかかったろうか。

この丘の上からは街がよく見渡せる。

25年前と変わらない風景だ。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 03:16:08.67 ID:Kq8UyAjY0

「……お久しぶりです皆さん」

気づくとそこには美人がいた。

会社でもお目にかかれないほどの美人。

朝比奈さんだ。

黒を基調とした服を着ていて、それがとても似合っている。

「わたしも、もうあなた達より年下になってしまったんですね」

そういえばそうですね。しかし、俺にとっては貴方ははやっぱり朝比奈さんで、守ってあげたい先輩であることに変わりはないんですよ。

「確かに。朝比奈君、なんて呼び方はできませんね」

分かってじゃないか、古泉。

「あは。でも、なんだか安心しました。年月が経っても変わらないものはあるんですね」

朝比奈さんは眩しいほどの笑顔を振りまく。

是非とも息子の嫁に来てください、と考えてしまった事に、俺は自分の年齢を意識せざるを得なかった。

やはり朝比奈さんは俺の恋愛対象ではなかった、ということなのだろうか。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 03:28:20.49 ID:Kq8UyAjY0

「さて、そろそろ行きましょうか」

古泉の声で皆が歩き出す。

ここは丘の上の霊園。

今日は墓参りには良い日だ。


目当ての墓の近くまで近づくと、人影が見えた。

丁寧に、その墓を掃除しているその女性。
俺と同じ年齢でありながら、未来人で若々しい朝比奈さんと見比べても、遜色の無い若さを保っていた。

「皆、遅いわよ!」

久しぶりに聞いたその声に、俺はとてつもない郷愁というものを感じた。

「キョン、あんたが原因で遅れたんじゃないでしょうね?」

「まあ、そうだな。あの坂道は、流石にこたえた」

十数年ぶりの再会だというのに、まるで昨日まで一緒にいたような感覚。

こいつ――ハルヒは、やはり変わっていない。

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 03:48:54.43 ID:Kq8UyAjY0

それからSOS団総出で墓の掃除を始めた。

と言っても、俺たちが来る前にハルヒがあらかたしており、そんなに時間はかからなかった。

線香を立て、全員で黙祷する。

長い、長い黙祷。

複雑な気分で俺は、祈っていた。

何に?何を?

分からない。

これは墓参りなのだから、冥福を祈るのだろう。

といっても、俺にその資格があるのかどうかは分からない。

何故なら、この墓は『俺』の墓なのだから。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 03:56:21.29 ID:Kq8UyAjY0

・・・
高校生のある時、俺は死んだ。
事故だった。
ハルヒは大きく悲しみ、絶望に包まれた……らしい。
そして閉鎖空間を産み、世界が終わろうとした。

古泉達は、一つの賭けに出た。
ハルヒに自分の能力――願望実現能力を教えること。
上手くいけば、俺を生き返らせ、世界も救われる。

しかし下手をすれば……いや、どう転んでも世界が滅ぶという時に、何を躊躇うことがあろうか。

宇宙人、未来人、超能力者の説得により、ハルヒは自身の力を知った。
そして願った。
俺の、復活を。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:00:01.48 ID:Kq8UyAjY0

ここに俺が存在してる以上、結果はお分かりだろう。
俺は生きている。

しかし。
どういうわけか、事故で死んだ俺の死体は残ったままだった。

つまり、生きている俺、死んでいる俺、二人の俺が存在することになった。

長門によれば、俺は確かに俺であり、どこぞのパラレルワールドから呼び出されたわけでもないそうだ。

ハルヒの無意識の常識が、死人が甦るはずがないという矛盾を解決するためにこういう形で力を現したということらしい。

とはいえ同一人物が二人、それも死んでるのと生きているのでは世間の目をどう誤魔化すか。

結局、俺たちは『死んでいる俺』を無縁仏として弔うことにした。

情報操作で消してしまうという案は、長門が嫌がった。

あいつは、『死体の俺』も紛れも無い俺自身だと主張した。

モノを消すようには扱いたくない、と。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:03:43.39 ID:Kq8UyAjY0

その後、ハルヒの能力は徐々にその力を衰えさせていった。

俺を甦らせるのに、意識的に力を使った反動なのか。

それとも違う理由があるのか、それは分からなかった。

ただ、高校を卒業するときには、ハルヒの能力は、消えていた。

ハルヒは多分、俺の事を好きでいてくれたのだと思う。

でなければ、世界を崩壊させるほど絶望はしなかったろう。

俺もハルヒが好きだったのだと思う。

わがままだが、誰よりもSOS団を愛し、常に全力で笑ってるあいつの事が。

しかし、俺たちは、どちらもその事を相手に告げず、付き合うことは無かった。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:08:15.03 ID:Kq8UyAjY0

それは何故かは良く分からない。

いや、分かってたのかもしれない。

俺は俺だが『死んだ俺』とは別人かもしれない。

長門は否定したが、墓の下のあいつは俺ではないのかも知れない。

……俺とハルヒ、そしてSOS団関係者で『俺の死』を知っている人間から、その記憶を消すように、長門に頼んだのは卒業まじかの事だった。

知らないでいれば、何かが変わるかもしれない。

いや、以前のままの関係から続けることができるかもしれない。

そう考え、長門に伝えた。

長門は言った。

「死んだ貴方の記憶を消してしまうのは悲しい。だから期限付きで封印する」

それでいい、と思った。

俺が死んだ事実が無ければ、それは同じことだ。

長門は承諾し、記憶の封印を実行してくれた。

25年後に思い出すという条件で。

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:11:17.83 ID:Kq8UyAjY0

それから俺とハルヒは付き合った。

まあ、それまで通り単なる友人としての付き合いという意味だが。

無論、長門、朝比奈さん、古泉も一緒だ。

だが次第にその繋がりは疎遠になっていった。

ハルヒの力が無くなったのだから、三人の不思議人たちが離れていくのは分かる。

しかし、俺とハルヒは。

やはり、心の奥底には俺が『俺』ではないのかも知れないという意識があったのだろうか?

連絡を取る回数は減り、やがては年賀状のやり取りになり。

ああ、俺が結婚したのも年賀状だったな。

あいつもそうだった。


もし、俺が死ななかったら。

あいつと、ハルヒと付き合っていたのだろうか?

結婚し、家庭を持っていたのだろうか?

今更考えても、もう意味の無いことだ。

しかし、それでも俺は……。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:14:16.78 ID:Kq8UyAjY0

「なに辛気臭い顔してんのよ!」

ハルヒが俺の頭をはたく。

やめろ。最近抜け毛が気になってるんだ。

「あんたがぼーっとしてたから、みんな帰っちゃったわよ?」

え?まじで?

見渡すとそこには誰もいなかった。

俺とハルヒの二人だけ。

もう辺りは夕焼け色に染まっていた。

「さっき、話してたんだけどさ」
「これからは、SOS団でちょくちょく集まることにしたから」

おいおい。俺には相談無しかよ。

「ぼーっとしてんのが悪いのよ。で、あんたが幹事になったからね」

ふざけんな!って言いたいとこだが……。

「雑用係から幹事に格上げよ!喜びなさい!」

……やれやれ。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/05/02(日) 04:23:36.50 ID:Kq8UyAjY0

俺とハルヒは、墓に一礼した後、丘を下り始めた。

会話は殆ど無かった。
まあ、集まりとやらで嫌というほど喋ることになるんだろうが。

冷えてきたので上着を着た。
ハルヒは何を考えているのか分からない表情で歩いている。

「キョン」

「なんだ」

「あんた、今、幸せ?」

「まあな。お前はどうなんだ?」

「幸せに決まってるでしょ」

「そうか」

「ん」

並んで歩く俺とハルヒの間には、丁度、人一人分の空間が出来ていた。

これは、これから先、埋まることの無い空間だろう。

もし埋められるとするならば、それは死んだほうの『俺』だけだろうから。

【完】

39 名前:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY [sage] 投稿日:2010/05/02(日) 04:27:23.51 ID:Kq8UyAjY0

 即興で書いたのと、あまりギャグが入れられないので苦労しました。
 かなりのグダグダでしたがいつもグダグダなのでまあいいかと。
 タイトルからもちょい逸脱した感ありです。
 こういうの向いてないのかなあとひしひしと思います。
 南部十四朗でした。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「目が覚めると胸が大きくなっていた」