長門「私が……プリキュア……?」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:しんのすけ「うわあ!風間くんっ!…風間…くん?」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:42:03.67 ID:XzZM5SCC0

ハルヒ「というわけで、プリキュアを探すわよ!」

キョン「なんだそれは」

ハルヒ「あんたプリキュア知らないの?」

キョン「テレビでやってるアニメだろう。それは知ってる。というかそれくらいしか知らん」

ハルヒ「プリキュアはね、普通の女の子が変身して戦うのよ」

キョン「それがどうした」

ハルヒ「つまり、普通の女の子が正体なんだから、そこら辺にいるはずなのよ。
    もしかしたらウチの学校にも一人くらいいるんじゃないかしら」

キョン「いるわけないだろう。アレはアニメだ」

ハルヒ「どこに隠れても無駄よ! このあたしが見つけ出してやるんだから!」

キョン「やれやれ」

ガラッ

古泉「話は聞かせてもらいました。全面的に協力いたしましょう」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:44:14.75 ID:XzZM5SCC0

キョン「古泉。お前はプリキュアを知ってるのか」

古泉「恥ずかしながら全てのシリーズをリアルタイムで視聴しております」

キョン「本当に恥ずかしいなおい」

古泉「DVDも全て所有してますので、あなたもご覧になられてはどうでしょう。
   ああ、自分用にはHDレコーダに保存しておりますから遠慮は不要ですよ」

キョン「だが断る」

ハルヒ「でかしたわ古泉君! あなたをプリキュア特捜班の責任者に任命するわ!」

古泉「命に代えてもプリキュアを探し出しましょう」

キョン「いつものノリじゃなく、本気だなコイツ」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:47:18.82 ID:XzZM5SCC0

古泉「ところで、今度の日曜日は妹さんのご予定は空いてますでしょうかね」

キョン「お前が俺の妹に何の用だ」

古泉「公開中の劇場版映画を見に行くのに、森さんをお誘いしていたのですが」

キョン「断られたのか」

古泉「『もうついていけない』と」

キョン「何度かついていってたのか。ご愁傷様だなそれは」

古泉「そこで妹さんをですね」

キョン「断る。二度と俺の妹に近づくな」

古泉「仕方ありませんね。不本意ながら朝比奈さんにお願いしてみましょうか」

キョン「この野郎」

みくる「わー、プリキュアってかわいいんですね〜。私も一度見てみようかな」

キョン「食いついた!?」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:49:47.50 ID:XzZM5SCC0

ハルヒ「みくるちゃんには既に用意してあるわ!(ガサッ」

キョン「コスプレ衣装かよ。用意いいなオイ」

ハルヒ「さあこの恥ずかしい衣装にとっとと着替えるのよ!」

みくる「(いつもの悲鳴)」

キョン「恥ずかしいとわかってて着せるなよ」

古泉「ところで長門さんはどのプリキュアがお好みで?」

長門「……………………アクア」

古泉「ババアとは意外ですね」

長門「青いから」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:52:23.55 ID:XzZM5SCC0

みくる「ぷ、ぷりきゅあ、めたもるふぉーぜー」

ハルヒ「もっと心をこめて!」

みくる「めたもるふぉーぜー!!」

古泉「ほほう、あえてドリームの衣装とは……」

キョン「へそが出てるぞ。いいのかおい」

古泉「初代から出てますので、問題ないかと」

キョン「そういうものなのか」

古泉「しかし胸があるプリキュアは……許せませんね」

ハルヒ「有希はこっちね(ガサッ」

長門「……情熱の赤い炎。キュアアクア」

古泉「果てしなく似合ってませんね。つるぺたな部分は評価しますが」

キョン「そうなのか?」

古泉「ショートヘア部分しか合ってません。これは認めるわけには」

キョン「お前のこだわりがわからない」

古泉「すぐにわかるようになりますよ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:56:07.97 ID:XzZM5SCC0

ハルヒ「有希、アクアじゃなくてルージュでしょ!」

長門「…………アクアがいい」

キョン「えらく頑なだな。珍しい」

古泉「何か信念でもあるのかもしれません」


――キョンの自宅

キョン「結局、古泉にDVDを押し付けられてしまった」

キョン「ハルヒに『今週中に見ないと死刑だから!』と言われたものの、
    全部で何話あるんだよこれ……」

妹「わー、プリキュアだー」

キョン「お前、知ってるのか」

妹「えーとねー、……いえろーはーとはいのりのしるし(トテトテ)
  とれたてふれっしゅ、きゅあぱいん(ピョンッ)」

キョン「……まったくわからん」

妹「この子だよー」

キョン「サイドテールというところは符合する……のか?」

キョン「仕方ない、とりあえず一番新しいフレッシュとやらを見てみるか」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 15:59:17.79 ID:XzZM5SCC0

――約10時間後


キョン「イース! イースぅぅぅ!!(号泣)」

キョン「うおおああぁぁぁ!!!パッションきたあああぁぁ!!!」

キョン「せっちゃああああぁぁぁん!!!!!!!!」

キョン「ミユキさんwwwwwwwミスリード乙wwwwwwwww」

キョン「はっ。いかん、俺は今まで何をしていたんだ」



キョン「こんな素晴らしい作品を子供向けだと思って興味を示さずにいたとは……!」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:02:01.64 ID:XzZM5SCC0

ブツッ

キョン「ん? なんだ停電か?」

古泉「お楽しみのところ申し訳ありませんが(ガラッ」

キョン「のわっ! 窓から入ってくんな!」

古泉「例によって閉鎖空間発生です。この街の全てを覆っています」

キョン「でかいなそれ。っていうか俺がすでに中にいていいのか」

古泉「事前に察知していた長門さんが手を回したようです」

キョン「なんでよ」

長門「その方が……おもしろそうだから(ヌッ」

キョン「なんでよ。なんでベッドの下にいるのよ。いつからよ」

長門「『もぎたてフレッシュ!キュアピーチ誕生!!』から」

キョン「最初からかよ!」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:05:32.18 ID:XzZM5SCC0

古泉「今回の神人はちょっとひどいですよ」

キョン「ひどくない時があったのか」

長門「百聞は一見にしかず」

『ザケンナーウザイナーコワイナーホシイナーナケワメーケーソレワターセー』

長門「涼宮ハルヒが全シリーズ見終わった。そのフラストレーションの塊」

キョン「そこは感動に打ち震えるところとかじゃないのか」

長門「プリキュアが出てくるには敵が必要。あれはその意識が具現化されたモノ」

古泉「涼宮さんはどうしてもプリキュアを探し出したいようですね。
   確かにプリキュアは敵が現れて初めて登場するのですから、いたって自然な考え方かと」

キョン「ぶっちゃけありえねえ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:08:03.46 ID:XzZM5SCC0

キョン「で、俺らの世界にプリキュアはいるのか」

古泉「いるわけないじゃないですか。真に遺憾ではありますが」

長門「だから、用意した」

みくる「でっかい胸は巨乳の証! 揉みたてフレッシュ、キュアミクルン!(キュピーン」

キョン「朝比奈さん!!!???」

長門「身体能力を高めておいた。これで戦える」

古泉「本人がノリノリだったのが意外でしたが、これで敵を倒せば涼宮さんも満足するでしょう」

キョン「お前は不満そうだな」

古泉「当たり前じゃないですか」

キョン「一応聞いておいてやろう。何故だ」

古泉「プリキュアが巨乳なわけないじゃないですか!!!!!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:10:30.02 ID:XzZM5SCC0

みくる「プリキュア、なんとかあたーっく!」

『ザケンナー!(ペチッ』

みくる「あ〜れ〜」

キョン「おい、旗色悪いぞ」

長門「最初は苦戦するのが常套」

キョン「地面に頭から突き刺さって犬神家みたいになってるぞ。大丈夫なのか?」

長門「これを(スチャ」

キョン「なんだこれは」

古泉「ミラクルライトです。これを振ってプリキュアを応援するのですよ」

キョン「そうか。がんばれー!プリキュアー!!(フリフリ」

長門「……がんばれ(変身するタイミングを逃した)」

古泉「(ツーン)」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:13:05.04 ID:XzZM5SCC0

キョン「おい、3人の応援じゃ全然ダメっぽいぞ。つーか古泉、お前も応援しろ」

古泉「身体は売れても魂は売れません」

長門「……」

古泉「豊洲のレイトショーでは5人くらいの応援でもプリキュアは立ち上がったのですが」

キョン「それはそれで寒いな。っつーかお前、見に行ってんじゃねーか」

古泉「オールナイトのチケットが2分で完売とは……プリオタの本気を甘く見ていました」

長門「>>1も買えずに豊洲に行った。関西から夜行バスで」

キョン「痛々しいな本当に」

古泉「メタはそれくらいにして、朝比奈さんが痙攣すら止まってます。これはかなり危険なのでは」

キョン「やはり紛い物のプリキュアではダメなのか?」

???「そんなことない!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:15:26.90 ID:XzZM5SCC0

なぎさ&ほのか「デュアルオーロラウェイブ!」
ひかり「ルミナスシャイニングストリーム!」
咲&舞「デュアルスピリチュアルパワー!」
のぞみ/りん/うらら/こまち/かれん「プリキュアメタモルフォーゼ!」
くるみ「スカイローズトランスレイト!」
ラブ/美希/祈里/せつな「チェインジプリキュア!ビートアップ!」
ブルーム「花開け大地に!」
イーグレット「羽ばたけ空に!」
ブラック「光の使者、キュアブラック!」
ホワイト「光の使者、キュアホワイト!」
ルミナス「輝く命、シャイニールミナス!」
ブルーム「輝く金の花、キュアブルーム!」
イーグレット「煌く銀の翼、キュアイーグレット!」
ドリーム「大いなる希望の力、キュアドリーム!」
ルージュ「情熱の赤い炎、キュアルージュ!」
レモネード「はじけるレモンの香り、キュアレモネード!」
ミント「安らぎの緑の大地、キュアミント!」
アクア「知性の青き泉、キュアアクア!」
ローズ「青いバラは秘密の印、ミルキィローズ!」
ピーチ「ピンクのハートは愛ある印、もぎたてフレッシュ!キュアピーチ!」
ベリー「ブルーのハートは希望の印、つみたてフレッシュ!キュアベリー!」
パイン「イエローハートは祈りの印、とれたてフレッシュ!キュアパイン!」
パッション「真っ赤なハートは幸せの証、うれたてフレッシュ!キュアパッション!」


キョン「なんだなんだ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:18:25.57 ID:XzZM5SCC0

プリキュア*15「闇の力のお家を一つにするために穢す真似は希望の力と五つの心レッツプリキュア!!!!」

ブラック&ホワイト「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス!」
ルミナス「エキストリーム・ルミナリオ・マックス!」
ブルーム&イーグレット「プリキュア・スパイラル・スター・スプラッシュ !」
ドリーム「プリキュア・シューティング・スター!」
ルージュ「プリキュア・ファイヤー・ストライク!」
レモネード「プリキュア・プリズム・チェーン!」
ミント「プリキュア・エメラルド・ソーサー!」
アクア「プリキュア・サファイア・アロー!」
ローズ「ミルキィローズ・メタル・ブリザード!」

ドカーン

キョン「これはひどい」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:21:08.90 ID:XzZM5SCC0

ピーチ「プリキュアフォーメーション!」

キョン「もうやめて!敵のHPはたぶんゼロよ!」

ザザザザッ!

パッション「ハピネスリーフ、セット!パイン!」
パイン「プラスワン、プレアーリーフ!ベリー!」
ベリー「プラスワン、エスポワールリーフ!ピーチ!」
ピーチ「プラスワン、ラブリーリーフ!」
四人「ラッキークローバー!グランドフィナーレ!!」
古泉「はぁぁぁぁぁぁあああ!!!」


キョン「しれっと混ざるな」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:24:10.47 ID:XzZM5SCC0

キョン「おお、閉鎖空間が消滅していく」

古泉「さすがに涼宮さんも満足したことでしょう」

キョン「しかしあのプリキュア達はどこから来たんだ」

長門「情報統合思念体のプリキュアフォルダに保存されている情報を閉鎖空間に限定して具象化した」

古泉「ということは、これで好きなときにプリキュアに会えるということですね!」

長門「今回は緊急的な措置。彼女らはそれぞれの情報空間に戻る」

古泉「そんな……」

キョン「本気で落ち込むなよ」

古泉「パッションともお別れですよ?」

キョン「うわあああぁぁぁぁせっちゃあああぁぁぁぁん!!!!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:27:35.57 ID:XzZM5SCC0

――翌日

ハルヒ「喜びなさいキョン! とんでもない情報を手に入れたわよ!」

キョン「せっちゃんが……ラビリンスに帰ってしまった……(グスッ」

ハルヒ「なんと今期のハートキャッチプリキュアには女子高生プリキュアが出るらしいのよ!
    シリーズ初よ!!」

古泉「それは聞き捨てなりませんね(ガラッ」

長門「玩具業界に流れている情報。精度は高い」

ハルヒ「みるくちゃーん。登場したらすぐにコスチューム用意してあげるからね!」

みくる「え……あたしはもう……プリキュアは……」

ハルヒ「今のうちから髪の毛を紫に染めて準備するのよ!!!!」

みくる「あ、ありえませ〜ん」

古泉「女子高生……法的に結婚可能ですね……」

キョン「せっちゃん……せっちゃん……」

長門「(髪の色は近い……今度こそ……)」

-完-

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:31:51.86 ID:XzZM5SCC0

終わりです
あまりに暇すぎて書いた。少し反省しています。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/10(土) 16:43:44.06 ID:XzZM5SCC0

拙文ながら、ご覧いただきありがとうございました
毎週日曜日8時30分からのハートキャッチプリキュアをよろしくお願いいたします



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:みくる「ガンダムって面白いですね〜」長門「・・・」ガタッ