キョン「俺は長門を選ぶ」


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180 名前:アドリブ ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 18:56:16.98 ID:j7ig66Xr0

(連続で変態縞パンss投下して何なので、ほのぼので行くね)

・・・朝倉涼子の部屋

時間的には消失後だが 長門は「消失長門」ではない
ここは平行するどこかの世界、ある平凡な風景

ただ、だらだらと続く三人の時間。

長門のマンション 505号室

ピンポーン
朝倉「はあい。どうぞー」ポチッ
……

キョン「よお、朝倉…ごめんなー」パタン


181 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 18:59:06.36 ID:j7ig66Xr0

朝倉「ううん、いいのよ。有希ちゃんから電話もらった時、ちょうど
商店街で買い物途中だったし、あれから時間もあったから」

キョン「うち、ちょくちょく親が留守するんでさあ」スタスタ
キョン「こんな感じで突然晩飯無いとか多くて困るんだよな…」

朝倉「ちゃんと食べないとね、体のためには」

キョン「うん…長門が一緒に食べようって誘ってくれて良かったよ」

朝倉「二人より三人の方が楽しいから、全然いいのよ」


183 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:03:14.13 ID:j7ig66Xr0

キョン「長門は上で着替えてくるってさ…あ、これ」ガサッ

朝倉「あら、お菓子と…アイスも? ありがとう」
スタスタ

朝倉「あ、妹ちゃんはいいの? 呼べばいいのに…上着」スッ

キョン「あ、サンキュ。今日は妹も一緒に買い物と映画なんだと」

朝倉「ふうん。アニメか何か?」パタパタ

キョン「知らんけど、小学生の見るもんだからそんなところだろ」

朝倉「優しいお母さんね」

184 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:10:21.48 ID:j7ig66Xr0

キョン「俺が高校上がってから部活で遅くなったり出かけたりするだろ?」
キョン「それで親がちょくちょく連れ出してサービスしてるみたいだよ」

朝倉「妹ちゃん学校の後一人の時間、心配じゃない?」カチッボボボ…

キョン「うんまあ、あいつ甘えっ子だしなあ」

朝倉「ふふ、ずいぶんお兄ちゃん子だしね」ガサッゴトン

キョン「…つか何か幼い気がすんだよね、ミヨキ…同級生の子と比べると」

朝倉「そうねえ。でもそういうところが可愛いわよ…」カチャカチャ

キョン「…で、今日の晩は何ですかな?」スタスタ


186 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:14:47.98 ID:j7ig66Xr0

朝倉「ん? 今日はね、ヒレカツを揚げるの。下ごしらえは出来てるから」
朝倉「後は衣つけて揚げるだけ」

キョン「ほう…聞いただけで腹が減ってくるな」グビッ

朝倉「こないだのおでんどうだった?」

キョン「ああ、めっちゃうまかったよ! カレーも…
ってけっこうご馳走になってるな俺」

朝倉「いいのよ、あたしたち二人だけじゃいつも寂しいもの」クスッ


188 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:19:55.71 ID:j7ig66Xr0

キョン「そうか? じゃあ今度俺が何か作るよ」

朝倉「あらキョン君料理なんか出来るの?」

キョン「…うーんオムライスとか…焼きめしみたいなものしか…」

朝倉「ふふっ、いいじゃない。今度食べさせてよ」

キョン「ああ、じゃあ次は俺のレタスチャーハンで」グッ!

朝倉「楽しみねえ…。有希ちゃん感激しちゃうわよ」フッ

キョン「あ、米そうとう使いそうだな、あいつがいると」プッ

朝倉「…(鈍感なのねえ)…」

190 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:24:05.14 ID:j7ig66Xr0

朝倉「…さて、と。もうちょっと待っててね。
揚げ物は有希が来たら始めるから油あっためとく」カチッシュボボボボ

キョン「へいへい!」


ピンポーン
朝倉「あ、有希ちゃんね。いいタイミング」トントントン
ガチャッ
長門「お邪魔します」
テクテク
長門「…空腹」

キョン「あれ、さっきファミマで肉マン買って食っただろ?」

長門「……」コクッ チラッ

朝倉「有希ちゃぁん? また買い食いしたのね?」


191 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:30:14.43 ID:j7ig66Xr0

長門「…あれはつなぎ」

朝倉「あらあらもう…しょうがないわねえ。キョン君甘いから…」トントントン

キョン「ははっ、すまん。ブレザーの袖グッと掴まれたらつい…」

長門「感謝している」

朝倉「もう…あれ、有希ちゃん、その白のワンピース可愛いわね」

長門「これは…あなたが選んでくれたもの」

朝倉「そうだった? あ、座ってていいわよ。キャベツ終了、っと」


192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:35:48.65 ID:j7ig66Xr0

長門「配膳を手伝う」

キョン「あ、俺もやるわ」スッ
ガチャガチャ パタパタ

朝倉「カラシ、チューブのやつ出しといてくれる?」ジュワァアア

キョン「あー、冷蔵庫な」バクッ

長門「レモンも」

キョン「あー了解」

朝倉「お味噌汁は出来てるから、あっためてくれる?」ジュワァアア…

キョン「おおー、ジャガイモとワカメか。芋が柔らかそうだな」


195 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:41:17.62 ID:j7ig66Xr0

朝倉「沸騰させちゃダメよキョン君」

キョン「了解了解」シュボボボ

長門「お味噌汁の匂い、好き」

キョン「ん、でも今は揚げ物の香しい芳香にそそられるなあ」

朝倉「カツはいっぱい揚げるからね…もうちょっと待ってね」ジュワァアア

キョン「…カツが山のようだ! 鍋も大きいな」グビッ

朝倉「たくさん揚げるからね、待ってて」ジュワアア



キョン「ほい味噌汁熱いよ」スッ

長門「私のはジャガイモ多めで」


197 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:47:30.05 ID:j7ig66Xr0

キョン「おう。よっ、と」コトン

朝倉「…ご飯よそってもいいわよー」

キョン「へいへい…と」カパッ

キョン「ご飯はこう…下からかき回すよう…に、と」ワシワシ

長門「私のは多め…自分でよそう」

キョン「わかって、ます、と」

朝倉「あたしは普通でいいわよー」

キョン「普通ってこんなもんで?」サッ

朝倉「んー?…もう、ちょっと」

キョン「おう…じゃ持ってく。長門、しゃもじ」スッ

198 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 19:54:46.37 ID:j7ig66Xr0

長門「…」ワシッ ワシッ ワシッ

キョン「……」
朝倉「……」

長門「…」ワシッ ワシッ ワシッ ペタンペタン

朝倉「…ええと、じゃあ盛りつけるわね」サッサッ

キョン「ふううー、いい匂いじゃないか」

長門「…」グウキュルルル

朝倉「はーい出来たわよー、おまちどおさま」

キョン「お、キャベツ山盛りぃ!」

朝倉「ふふ、野菜も食べないとダメよ」

長門「私のはヒレカツも山盛り。嬉しい」

キョン「おま、それ全部食えるのか?」

長門「わりと楽勝」


199 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:01:50.39 ID:j7ig66Xr0

朝倉「ですよねー」ニコニコ

キョン「…さっ、じゃあ食べても…いいかな?」

朝倉「あ、そうね。食べましょ!」

3人「いただきまーす」

……
キョン「うーん、うまい!」モグモグ

朝倉「そう、ありがとう。嬉しいわね」パクッ

長門「涼子の料理はどれもとても美味」パクパクモグモグ

キョン「ジューシーな肉のうま味が閉じ込められて何とも言えん!」バクバク

朝倉「ゆっくり食べてね、油モノは消化に悪いから」

キョン「ん、そうはいっても、止まらん…何か秘密でもあるのか?」モグッ

朝倉「これ? 秘密ってほどじゃないけど。下ごしらえとかね」パクッ

200 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:05:46.15 ID:j7ig66Xr0

長門「…ガーリックパウダー?」モグモグモグ

朝倉「あっ、一つ正解!」

キョン「へーえ。何か色々奥深いんだな」パクパク

長門「お肉を噛みしめると出て来る滋味とガーリックの調和がとても美味」モグモグ

キョン「ああ、この感じって…そうなんだ」モグモグ

朝倉「有希ちゃん、ジャンクフードの味覚情報からだいぶ正常化してきたわね」

キョン「そりゃあ、朝倉の手料理に比べたらなあ」ズズーッ

長門「ジャンクフードに求めるものは短絡的な食欲の充足や
食事の間のつなぎ、強い味覚的刺激への欲求などで、それなりの満足感はある」


201 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:11:43.94 ID:j7ig66Xr0

キョン「まあ、ポテチが異常に食いたい時とかあるもんな」

朝倉「お店のラーメンじゃなくてカップ麺が、とかね」クスッ

長門「そう。求めるもの、得られるもの共に手料理とはベクトルが異なる」モグモグ

長門「そして朝倉涼子の料理には…愛情がある」パクパクモグモグ

キョン「ああ、そうだな、おいしく食べて欲しいって愛情が」ニコッ

朝倉「ふふっ、ありがとう。照れちゃうわね。
有希も『愛情』なんて形而上的な概念も何となく認識しつつあるのね」

キョン「一年の最初の頃なんかさ、能面みたいだったっけなぁ」

長門「…情報は足りていたが実践経験が不足していた」ズッズ-コクン


203 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:18:10.94 ID:j7ig66Xr0

キョン「最初に部室入った時の…こいつの顔…くくっ」

長門「…!?…思い出し笑いはしないで欲しい」

キョン「メガネクイッて…『…ながとゆき。』ボソッ」

朝倉「……ぶは――――っ!!!」

キョン「だはーーっ!!ははははっ、なっ!」バタバタ

朝倉「お腹いたーーー」ゴロゴロ

キョン「……ひ、ヒレカツ出る!」バタバタ

長門「と、とても不愉快////」


205 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:26:28.55 ID:j7ig66Xr0

キョン「…ふうう、ふはは!…ひいい…」ユラリ

朝倉「…あはっ、あははぁ…」

キョン「クイッ…『…ながとゆき。』ボソッ」

朝倉「プゥゥウ――――ッ!!」

キョン「わは、わははははああ!」ゴロゴロゴロ

長門「……///」パクパクモグモグ

朝倉「ひい、おかしい…涙出ちゃった」プルプル

キョン「あー苦しい、は、腹…イタ…」バタバタ

長門「……///」チラッ
サッ
キョン「あっ俺のカツ!」

長門「…///」パクッ゙

キョン「帰せっ!こら!長門!」

長門 プイッ「…///」パクッ モグモグモグ

キョン「…食っちまいやがったよ〜」


207 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:36:00.61 ID:j7ig66Xr0

朝倉「あ――もう。お腹痛いわ。やめてよねっキョン君…」グスッ

長門「…///」パクパク モグモグ

キョン「あの頃は全く何考えてんだか全ッ然、わかんなかったよな」

長門「…うまく表情筋を操れなかっただけ」ズズーッ

キョン「今でも知らん奴が見たら無表情だって片付けられるだろな」

朝倉「そうね、あたし達から見たらずいぶん変わったけどね」

長門「…」パクパク モグモグ

キョン「…今は、そうだな、お前の中に『感情』ってもんがたくさん
生まれて、それがホンのちょっと顔に出る感じ…」

長門「…」パクパク モグモグ

キョン「俺には、解るぞ」

長門「…!…///」ピタリ

210 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:46:53.46 ID:j7ig66Xr0

朝倉「有希ちゃん、今照れてるでしょ」フフッ

長門「…そんなことは…ない///」パクパクモグモグ

キョン「あれ、顔ちょいと赤いな」チラッ

長門「…///」パクパクモグモグ

キョン・朝倉「……」ジーーーッ

長門「…///」チラッ パクパク
長門「…やめて…///」

キョン・朝倉「あっはっはっは!」バタバタ

長門「…///」プルプル

キョン「ごめ…、からかったわけじゃないんだぞ長門」

朝倉「あたしはちょっとからかったんだけど」クスクス

213 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 20:54:08.96 ID:j7ig66Xr0

( ゚∀゚)o彡゚


朝倉「そうそう、今日別スレ…じゃなかった谷口君が言ってたけど、
キョン君はハルヒちゃんより朝比奈さんばっかり意識してるって?」

長門「…!?…」モグモグモグ

キョン「…へっ? 何だよ唐突に」モグモグ
キョン「…ズズッ…てか味噌汁うまいな。ヒレカツに合うし」

朝倉「野菜も残さないでよ…。でね、あなたが『おっぱい星人』だって」

長門「!……」ポロッ

朝倉「あら有希ちゃん、どうしたの? フッ」

キョン「何だよそれ。俺はそんなんじゃないよ。あ、ソース取って」

長門「…」ドキドキ モグモグ ドキドキ モグモグ


215 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:00:53.90 ID:j7ig66Xr0

朝倉「はい。ケチャップ混ぜるならこっちへ」

キョン「サンキュ。全く谷口情報を真に受けるなよ、いい加減」

朝倉「ふふっ、『谷口情報』って確かに胡散臭いわねえ…」

キョン「だろ?…朝比奈さんは、まあああいう人じゃないか ガブッ」
キョン「こう、ほわぁっとして…中学生くらいに見えるのに巨乳で…あ」チラッ

長門「……」モグ…モグ……

朝倉「ええ、彼女大きい…わよねえ確かに」チラッ

長門「……」モグ…

218 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:05:57.26 ID:j7ig66Xr0

キョン「ああいう感じってさ、パクパク 男として…か弱いところを、
守ってあげたいっていうか ゴクンゴクン」
キョン「庇護欲みたいなのが働くのとさ、パクパク」

長門「…(庇護欲ってなに?)」モグ…

キョン「それなのに相反したあの…胸が当然、何だ、性欲つか…ズズーッ」

長門「…!!///」ゴクン
長門「んぐっ!? けほっ、けほ。くふっ…ん」トントントン

キョン「あれっおい、大丈夫か? 長門」ササッ

長門「だいじょ…けほ。んふぅ…くっん」

キョン「塊飲み込んじまったのか」サスサスサス

長門「けほっ。くふっ」コクン

朝倉「お水飲む?」


220 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:12:07.06 ID:j7ig66Xr0

長門「だいじょ…うぶ…ケホッ、ふう…」

キョン「ああびっくりした…って何の話してたんだっけ?」スッ

朝倉「あれ、何だったかしら…とりあえずお茶淹れるわね」スタッ

カチャンカチャン
キョン「ごちそうさまでした。ふう、うまかった!」

長門「ごちそう…さま」

朝倉「お粗末様。はいお茶」スッ

キョン「すまんな。ふう…長門はあれ全部食べたんだな」

長門「でもペースはいつもの7割ほど…」

朝倉「ああ、そういえば思い出したわぁ。ふふっ」

キョン「何を?」

朝倉「さっきの話。食欲を満たしながら性欲って単語が出たから」

長門「…!…」


221 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:18:02.72 ID:j7ig66Xr0

キョン「ああ、はっはっは。そういやそうだったっけ」ズズーッ

朝倉「ハルヒちゃんを見る目より、朝比奈さんを見る目がエロい、って」ニヤニヤ

キョン「やれやれ…だから『谷口情報』、だろ?」ガタッ

朝倉「彼はけっこう、みんなのこと観察してるのよね」スゥーッ コクッ

キョン「特に女子を、なんだけどなアイツの場合。…ちょっとトイレ」スタスタ

長門「…」フーフー
シーン

朝倉「…有希ちゃん?」
長門「…フー…ふぼっ?」

朝倉「あなたはキョン君のことよく観察してるのね」クスッ

長門「私の役目は…観測だから」キリッ

223 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:25:27.09 ID:j7ig66Xr0

朝倉「涼宮ハルヒの観測、でしょ?」フッ
長門「……」ズーッ ゴクン…

朝倉「あなたもずいぶん変わったわよねえ…」

長門「私は私…問題ない」

朝倉「可愛いわね。ふふっ」チョン

長門「…///…」
ザー ガチャ
キョン「…朝倉ぁ、トイレで雑誌とか読むんだなあ」

朝倉「…なっ! そういうことは言わないの!もう///」

キョン「ん? 別にいいじゃんか。俺も読むしお前もか、と思っただけだぞ」

朝倉「…んもう…なんていうかデリカシーの無い人ねっ」プイ

キョン「何か悪い事言ったか俺?」スタスタ
スッ

長門「…わたしはトイレでは効率的な排泄に集中す…」モガッ

朝倉「有希ちゃん、いいから。そういうこと言わなくて、いい」ギュッ


224 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:31:56.02 ID:j7ig66Xr0

キョン「何だいおまえら…抱き合ったりして」

朝倉「いいの、あたしたちは愛し合ってるんだから! ねー有希」ギュッ

長門「…むみゅぅう…苦しい」パタパタ

キョン「…で何だったっけ」ニコッ

朝倉「…(本当に無垢な笑顔よね…)えっと、朝比奈さんの話?」

キョン「ああ、そうだったな。…要するにだな、そりゃあ健康な男子なら
誰でも、朝比奈さんの…
あの容姿と、ああ…なんだ、胸? …を嫌いな奴はいないだろう」

朝倉「そうよね。鼻の下伸びない方が不自然だわね」

長門「……」ズーッ コクン

キョン「だよなあ。至近距離であの特盛り、巨大な双丘を目の当たりにして
そこへ目線を合わすなって方が無理な話だよ」

長門「……」

朝倉「あんたって…不思議な人ねえ、キョン君」

キョン「ん? 何がだ?」ニコッ


226 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:42:13.81 ID:j7ig66Xr0

・このまま「けいおん!」的ほのぼの路線希望→1
・ちょっといやねえエッチ的路線移行希望→2
・徐々にエロ方面へギアチェンジ→3
(3人はほのぼの。その代わり古泉と森さんの変態プレイ描写を織り交ぜる)
ご希望があれば…
――――


朝倉「いえ、何でもないわ。まあ、あなたは普通の健康な男子ってことね」

キョン「そうだ。そりゃあ俺たちくらいの歳になりゃ人並みに…ほれ何だ」

朝倉「ああ、性欲?」クスッ

キョン「ていうかお前みたいな可愛い顔とハイトーンでサラッと言われると」
キョン「…まあちょっとそれもアリだが…」ボソッ

朝倉「何?…変なキョン君(今さらっと可愛いって言ったわね)///」フッ

長門「(彼は可愛い、そう朝倉涼子に告げた、たった今)」

キョン「いや何か…アレだその」

長門「…せいよく。…」チラッ

キョン「っ!?」ビクッ!!
朝倉「!?!」ビクッ!!
キョン「な、長門っ? おまえは、ダメだ。その…何かやばい。色々な意味で」

長門「何故?」ジッ

230 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 21:51:06.78 ID:j7ig66Xr0

・2が多いようですね今のところ
――――――
キョン「何でって…そりゃあおまえ、なあ朝倉?」

朝倉「あたしが言うのと有希ちゃんが言うのとどう違うのかしら?」クスクス

キョン「いや、まあ…それはそれとして、だな」
キョン「あ、そういえばアイス食べようぜ?」

長門「アイス?」キラキラ

朝倉「あっ、買ってきてくれたんだっけ、今持ってくるね」スッ

キョン「あー、わかんなかったから全部バニラなんだ…がー」
朝倉「いいわよー」カチャンカチャン

長門「結局バニラが至高。色々試行錯誤、実験的試みを経て、
人は最後にはバニラに戻る」

キョン「そうなの?」
長門「そう」キリッ

朝倉「ハーゲンダッツなんてフンパツしたわねキョン君」

キョン「いやーいつもご馳走になってばっかだし」

長門「バニラが至高といってもやはりハーゲンダッツは別格。
この品質がコンビニで入手できる利便性を考えると価格も妥当」キリッ

232 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:01:43.41 ID:j7ig66Xr0

・じゃあ2の健全で明るいエッチな感じにだらだらと
――――――
キョン「そんなもんかねえ」パカッ ピーッ…ペロリ
長門「そう」パカッ ピーッ…ペロリ
朝倉「あたしはチョコも好きだけどな」パカッ ピーッ…ペロリ

キョン「…」チラッ
長門「…」チラッ
朝倉「…」チラッ
キョン「(二人がベロ出してビニール嘗めてる図って…」ゴクリ

長門「…なに」
キョン「あ? いやその…俺は…この、固いのをスプーンで薄く
そぐように…と」クイクイ
朝倉「あたしはちょっと待つの。フチからちょっと柔らかくなるまで」

長門「……」ザクッ グリグリ パカッ ペロペロ
キョン「…」
朝倉「…」

233 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:07:50.02 ID:j7ig66Xr0

キョン「…しかしあれだな、朝倉」ペロッ
キョン「こうして3人で食後のアイス食べてるのって…いいな」パクッ
キョン「コタツでこう…まったりするよな」ペロッ

朝倉「そうねえ…あ、キョン君今晩泊まってかない?」
長門「…!?!…」ピタッ

キョン「ん? いやまあ明日は休みだから別に俺はいいけど…」

長門「ここまでまったりしたら、通常帰るのが面倒になるはず」チラッ

キョン「ん、まあそりゃそうなんだが、いいのか?」

朝倉「ねえ。外は寒いし、いいじゃない。寝る時は部屋別れれば」
長門「…そう…」ペロッ

キョン「…いや迷惑じゃなきゃ、正直嬉しいよ。今晩妹たち遅いし」

朝倉「そうよ、そうしましょう? うふっ」
朝倉「ふふっ、実はね、いいものがあるのよ」スッ
パタパタ

キョン「?」
パタパタ
朝倉「じゃーん! こ・れ」
キョン「一升瓶て…おまえ」

234 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:13:00.22 ID:j7ig66Xr0

朝倉「まあとにかく、飲んでみない? フフッ」

キョン「へええ。何か意外だなあ、学校では優等生のおまえが」

朝倉「あたしは同じ学校で有希を見守る役目があるからね、優等生って
立場はけっこう色々と便利なんだけど」

キョン「まあ、そうかもな。黄緑さんは生徒会だしな」

朝倉「そういうこと。でもそれだけにストレスも溜まるのよ…」フウ

キョン「ああ、何となく…わかるさ。お前も大変だよな」シミヂミ

朝倉「そういうことっ。ね、飲もっか!」パチン

キョン「ああ、付き合うよ、アイス食っちまおう」
――
長門「アルコールを摂取した場合のアセトアルデヒド脱水素化酵素の
働きを情報操作し血中のアルコール濃度を通常レベルに維持した方が
好ましい?」

朝倉「……有希ちゃん…。ええとね、いい。そういうことはいいわ」

長門「…了解した」コクッ

236 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:19:43.90 ID:j7ig66Xr0

1時間後――――――
朝倉「じゃあちょっとここから本音トーク入っちゃおうかしらあ?」

キョン「…なんだいそれ」チビッ

長門「…せいよくの話とか?」

キョン「ブフォア!」
朝倉「…いいわねえ。有希ちゃんからその単語が出るの、好きよぉ」

キョン「ははっ、朝倉−、上機嫌だなあ!」
朝倉「うん、いい気持ちよ…ちょっと暑いから失礼」ガバリ
ペローン
キョン「っておい! ぶら…じゃ…」

朝倉「あっいけない、セーターと一緒にシャツまでまくっちゃった−」
キョン「(薄いピンクで…けっこうボリウムがありました)」

朝倉「危ない危ないっ、と。てへっ☆」
長門「……」ジーッ
長門「(彼の股間に若干の血流上昇を観測)」

237 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:28:15.56 ID:j7ig66Xr0

朝倉「うふふふう。キョン君、あたしのブラ、見たでしょ?」

キョン「んあー? ああ、見たぞー。ありがとうございましたあ」ペコリ

朝倉「エッチねえ! そんな笑顔でしっかり見ちゃってぇ…」クスクス

長門「…女の子の下着を見ると、嬉しい?」

キョン「んっ? あっ、ああ…(長門も顔が赤いなあ)そりゃあ」

朝倉「あらっ、オカズにしちゃうのかしらあ?」

キョン「いやーあんな一瞬じゃあアッという間に忘れちまうさ(ウソ)」ニヤニヤ

朝倉「じゃあ、じっくり、見たいのかなあ?」ニコッ

キョン「…見せてくれるのか?」ニコッ

朝倉「うふふぅー、見せちゃ…おっか…な…」

長門「ばかやろう!」

241 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:32:45.80 ID:j7ig66Xr0

キョン「は、はいっ?」

長門「(待つがよい、と言おうとして変な言葉が出てしまった)」
キョン「……」
朝倉「……」

長門「(待つがよい、と言おうとして変な言葉が出てしまった)」
長門「…わたしも色々大変なんだよバカヤロウ」ボソッ

キョン「色々とって…」

長門「朝比奈みくるはあの通りの童顔巨乳の萌えキャラ。
涼宮ハルヒははち切れんばかりの健康美だが実はグラマー。
朝倉涼子に至っては…ご覧の通りムチムチの太ももに
実は着やせするタイプで」

243 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:40:36.05 ID:j7ig66Xr0

キョン「…」ゴクリ
朝倉「有希ちゃん…?」

長門「ふるいつきたくなるような巨乳の持ち主」

キョン「……っ!」
朝倉「…いやん」ポッ

長門「それに比して私の場合はメガネの無口キャラという属性で
それに見合うような性的アピールに乏しい体型、つまり貧乳」

長門「周りをたゆんたゆんぷるんぷるんユサユサに囲まれ
そうした状況であれば当然に健康な男子高校生である彼は眼福と
称してそれら乳房の競演に目を奪われ鼻の下を伸ばす」

キョン「……」
朝倉「……」チビリ

245 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:47:53.87 ID:j7ig66Xr0

キョン「(乳房の競演…)」グビリ

長門「そんな中、私はいつも冷静に椅子に腰掛け本を開き、読書に
没入すべく鋭意奮励努力する日々。私の身にもなって欲しい」

キョン「おまえ…酔っぱらってるな?」
長門「飲酒したのだから当然」ヒック

朝倉「…無表情だけど…真っ赤っかだわねえ」チビリ

長門「私は悲しい」クスン

キョン「…! 長門、泣いてる…のか?」

長門「泣いてなんか、ないっ!///」プイ

長門「お乳なんかなくっても…悔しく…ないっ///」プルプル


248 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 22:59:16.61 ID:j7ig66Xr0

キョン「…長門…おまえ…(小さい肩を震わせ耳まで赤くして…
向こうを向いている左のほほに一筋の…涙?)」

朝倉「有希…ごめんね…」チビリ
キョン「お前は何をチビチビ飲み続けているのだ」グイッ
朝倉「あんっ///」

長門「…別にいい。私には私のお乳がある。これも私」ヒック

キョン「長門、おまえは誤解してるぞ」キリッ

長門「何」クルッ

キョン「(か、可愛い…真っ赤な顔をして…目に涙を一杯溜めて…
唇を噛みしめて俺をじっと見上げている)」

249 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:07:27.22 ID:j7ig66Xr0

キョン「う…あ、ええとだな、確かにさっきの話じゃないが、
朝比奈さんの…とかハルヒやなんかの」

長門「乳房の競演」

キョン「……そ、そうじゃなくて」
キョン「そういう部分に目を奪われるのは当然だと言っただろう?」

朝倉「そうよう、有希ちゃん。お乳だけが人生じゃないのよう」グビッ

キョン「おまえ飲み過ぎだぞ…。とにかく、異性の体に関心を持つのは
当然のことだとおまえも言ってたじゃないか」

長門「あれは建前」

キョン「うっ。それで男子側から見た異性つまり女子の体で、とりあえず
目につきやすい部分にどうしても視線が行くわけであってだな」

長門「やっぱりあなたはオッパイ星人…」ジワッ

251 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:10:53.35 ID:j7ig66Xr0

朝倉「キョン君やっぱりオッパイ星人だったのお?」チビッ

キョン「あさくらさん、ちょっとしずかにしててねっ」
朝倉「あははー、キョン君が主人公がしてはいけない顔になってるう」

キョン「でな、だからといって俺は女の子のステータスを何もバスト
だけで決めるような男じゃないんだよ」

長門「…本当?」ジッ

キョン「ああ、そうだとも!!」ニコッ

252 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:16:21.13 ID:j7ig66Xr0

キョン「俺は確かに朝比奈さんのたゆんたゆんが好きだ。
ハルヒのぷるんぷるんも、さっき垣間見た朝倉のもっちりも、
嫌いと言ったらウソになる。でも」

長門「…」

キョン「誰の胸が一番好きかと真剣に問われれば」


キョン「俺は長門を選ぶ」


257 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:22:37.21 ID:j7ig66Xr0

長門「!!!…………///」パアアア

キョン「…えと。何か酔った勢いみたいに聞こえるかも知れんが」

キョン「俺はお前のことを、とても大切に思っているんだ」


長門「……わたしも」


朝倉「(キョン君ったら…ふふっ)」ソーッ スタスタ

261 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:27:10.09 ID:j7ig66Xr0

キョン「なんだか今日のお前…酒のせいか赤くなってさ。
いつもと違って感情を露わにして。…その。
いつかの消失…っていうか、あの時のお前みたいで…って何言ってんだ俺」

スッ
長門「…ありがとう」
チュッ…

キョン「…………!?」

長門「私もすこし、酔っているのは事実///」

長門「でもこの気持ちに嘘はない。あなたの言葉も信じたい」

キョン「ああ、ありがとうな、長門」ニコッ

長門「……」コクッ


262 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:34:12.77 ID:j7ig66Xr0

キョン「えっと…何か…あれだな、変な感じになっちゃって…。
飲み直そうか、本音トーク面白いしさ、って一升瓶がねえ? 朝倉?」

朝倉「まああたしは有希ちゃんが幸せだったら、それでいいのよ…」コポコポ グイッ

朝倉「しかしまあ見事にあたしを空気にしちゃって。くすくす」グイッ

朝倉「ぷはあ〜っ! 本当においしいわねえこのお酒…」クイクイッ

朝倉「…いい加減出てってもいいかしら? トイレ酒ってのも…」


263 名前: ◆8JJfvTJa6A [sage] 投稿日:2010/03/05(金) 23:36:40.21 ID:j7ig66Xr0



〜おしまい〜


スレ主さんすいませんでした!
ご要望が当初のほのぼの日常路線〜ちょいエッチ
という感じだったものでこんな感じでどうも・・・

読んでいただいて感謝してます。
支援・投下ありがとうございました。ではではよい長門夢を!



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