ハルヒ「ちょっとチョン!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:阿笠「出来たぞ新一、光彦君を一瞬で粉砕するスイッチじゃ」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:30:07.62 ID:6exYZTBU0

ハルヒ「ちょっとチョン!」

キョン「?」

ハルヒ「またあんた何かやらかしたらしいじゃない!」

古泉「流石に迷惑ですからやめて欲しいですね」

みくる「全くですぅ」

長門「最低」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:32:24.06 ID:6exYZTBU0

キョン「おいおい、なんの話だ?ワケが分からん」

ハルヒ「とぼけんじゃないわよ!」

キョン(また何か面倒事に巻き込まれちまったみたいだな)

ハルヒ「いっつもいっつも日本〜日本〜って!」

古泉「あなたがたが気にしているほど我々はそちらの事など気にかけてはいませんよ?」

みくる「どうでもいいっていうか、まるで関心がないんですよ。」

ハルヒ「日本の模倣ばっかのくせに!」

長門「と言うより、あなたの国自体が海賊版日本」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:34:38.97 ID:6exYZTBU0

キョン「はぁ。どうしたもんかな」

ハルヒ「どうしたもんかじゃないのよ!こっちは迷惑してるっつってんの!」

みくる「あれ?そういえば今日のチョンさんは感じが違いますねぇ」

ハルヒ「ぅん?そういえばそうねえ。いつもは」

長門「『日本は反省しるニダ!良くチョンぎれるハサミダ!』」

ハルヒ「そう!そんな感じよ!」

古泉「ふむ。」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:41:41.14 ID:6exYZTBU0

ハルヒ「なんのつもりよ。いきなりキャラ変えたりなんかして!」

キョン「はぁ。俺も分からないんだよ。」

長門(もしかしたら涼宮ハルヒの能力の影響かも知れない)ヒソヒソ

古泉(ええ、後で呼び出して話を伺いましょうか)ヒソヒソ

ハルヒ「ふん!もういいわ!今日は解散!しっしっ!」ズンズン ガチャ バタン!

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:44:15.64 ID:6exYZTBU0

キョン「…やれやれ。で?この世界もハルヒの奴はワケの分からん能力を持ってんのか?」

みくる「ふえ!?」

古泉「なぜあなたが彼女の能力のことを…!」

長門「あなたは何も知らない一般人のはず…!」

キョン「だから、たぶん俺はハルヒの能力で別の世界に連れてこられたんだろう?」

長門「情報統合思念体に確認をとる」

長門「…彼はチョンの異世界同位体らしい」

キョン(こっちの長門はなんか頼りないな)

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:47:41.07 ID:6exYZTBU0

古泉「やはり…では、あなたは!」

キョン「だから、俺はチョンじゃなくて真っ当な日本人だ。俺はお前らと仲良くハルヒの世話をしていたんだよ。」

みくる「ふえ…」

古泉「しかしどうしてこんなことに…」

長門「涼宮ハルヒがチョンに消えて欲しいと願い、代わりに理想の男性を呼び寄せるよう願ったから…と統合思念体は言っている」

キョン(思念体に依存しっぱなしだな。長門がこんなんじゃ、どうすりゃいいんだよ)

古泉「…なるほど、あなたは良識ある日本人と言うわけですね!?」

キョン「自分では、常識人の範疇にあると思ってるが。」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:51:13.67 ID:6exYZTBU0

古泉「おお…!感激のあまり涙が」

キョン「よほどチョンとやらには不快な思いをさせられたようだな…」

みくる「それはもう酷かったんですよ!ぬ、脱がされたりとか」

キョン「何っ!?チョンの野郎!朝比奈さんになんてことを…!許せん!」


長門「…どうやらあなたは良い人のように見える」

みくる「そういえば、顔も全然違うような…」

古泉「確かに!全くエラも張っていないし、目も細くない!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:53:57.00 ID:6exYZTBU0

キョン(今まで気づかなったのかよ…)

長門「非常に端正な顔立ち」

キョン「元が最悪だからマシに見えるだけさ。」

長門「そんなことない。私はあなたを歓迎する」パチパチ

古泉「ええ!歓迎しますよ!」パチパチ

みくる「わたしも、歓迎します」パチパチ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 19:57:28.38 ID:6exYZTBU0

キョン「…いや、その、気持ちはありがたいんだがな、俺は元の世界に戻りたいんだ」

長門「…」

古泉「…」

みくる「…」

キョン「すまんが、便宜を図ってくれないか?元の世界に戻る為に」

長門「それはできない」

古泉「涼宮さんに願われた存在ですからねぇ我々が勝手には…」

みくる「ですよねぇ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:02:00.21 ID:6exYZTBU0

長門「チョンに戻ってこられたら困る」

古泉「全くです!彼のおかげでどれほどの閉鎖空間が発生したことか!」

みくる「諸悪の根源がせっかく消えたのに…いかないでくださぁい」ガシガシ

キョン「う…いや、俺が元の世界に戻ったからと言って、チョンが戻ってくるわけじゃないだろう?」

長門「そうかもしれない…思念体に確認をとる」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:05:21.47 ID:6exYZTBU0

古泉「そうならいいですが…あなたが今、ここにいるということは逆にチョン氏があなたの世界の我が団に属していると言うことになるんじゃないでしょうか?」

キョン「そうか!なんてこった。想像すると吐きそうだぜ…。俺が急にチョンになっちまったら…はあ」

長門「…どうやらチョンはあなたのいた別世界にいるわけでなく、この世界のどこかにいるらしい」

みくる「なななな何でですかぁ?どこにいるんですかぁ?」オロオロ

長門「わかんない。思念体に調べてもらう」

キョン「まぁ良かったよ。それがわかっただけでも。」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:10:10.34 ID:6exYZTBU0

古泉「つまり、向こうのSOS団はチョン氏も、そしてあなた…」

キョン「キョンだ。変なアダ名だがな。」

みくる「キョンくん…ふふ、かわいい」

古泉「今、向こうではチョン氏もキョン氏もいないわけですね。となると…
    向こうの長門さんが既に動いているかもしれませんね。」

キョン「そうだ!長門ならきっとやってくれる!」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:12:43.66 ID:6exYZTBU0

長門「こちらも全力で協力する///」

キョン「本当に助かるぜ」


ピポ


古泉「パソコンが勝手につきましたね」

キョン「…まさか!」


N.YUKI >見えてる?


キョン「ああ!見えてるとも!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:16:15.71 ID:6exYZTBU0

N.YUKI >あなたがこちらの世界に戻ってくる為に、やらなければいけないことがある。

なんだ?

N.YUKI >チョンを抹消すること


キョン「長門。頼めるか?」


長門「お茶の子」


キョン「よし」


ああ、ケチョンケチョンにしてやるぜ。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:22:20.42 ID:6exYZTBU0

N.YUKI >了解した。ちなみに。そちらのチョンは宇宙塵として地表に付着した、噛み砕いて言うとウイルスのような存在。
      それがそちらの世界のあなたに感染し、チョンとなった。
      あなたの体はそのままに、チョンのみを消滅させれば全てが元通りになる。


どういうことだ?


N.YUKI >そちらの世界のあなたや周囲の人間の記憶が、こちらの世界と同様のものとなる。


そうか。俺が今いる世界は元通りとなり、チョンは俺に戻るわけか。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:24:56.24 ID:6exYZTBU0

つまり、こっちの世界に俺が2人存在することになる訳か。


N.YUKI >そう。そうすることで、そちらの世界の涼宮ハルヒの願いは無かったこととなり、あなたもこちらに戻ってくる。


そういうことか。ありがとな、長門。


N.YUKI>では、また図書館に。


プツッ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:27:36.19 ID:6exYZTBU0

古泉「なるほど。この世界はチョンによって改変されていたわけですね。」

みくる「チョンがいなくなればキョン君達との日常が始まるんですね!」

キョン「ええ!よし、長門!チョンが今どこにいるかわかったか?」

長門「あっち」

キョン「ってコンピ研だと?何をやってるんだ一体!」

長門「行ってみればわかること。」

古泉「早速行きましょう」

みくる「ええ!」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:31:40.73 ID:6exYZTBU0

ガチャ!

キョン「失礼しますよ!」

〜コンピ研 部室〜

部長氏「うう…なんだね?すまないが今は君たちの相手している暇はないんだ…観てくれよあれを。」


チョン「ニダ!ニダ!???? ?? ???! 」ガガガガガガッガッガガ


キョン「何やってんだ、ありゃ。」

長門「F5連打」

チョン(ていうか全然俺と似てねえ。気づけよハルヒ)

55 名前:53の「?」は見逃して欲しい[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:35:40.72 ID:6exYZTBU0

部長氏「なんなんだいありゃあ?どうにかしてくれよ…」

キョン「長門。じゃあチョンの部分だけ消し去ってくれ。」

長門「わかった。少々手荒になるが許して欲しい」

キョン「?」

ブゥウウウウン

長門「良くチョン切れるハサミ。これでチョンを切る。」ジャキジャキ

キョン(大丈夫なのか…不安だ)

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:39:01.37 ID:6exYZTBU0

長門「…」スタスタ

チョン「長門有希!あいかわらず貧相な身体ニダ!」

長門「!」ブチッ

キョン「長門、やっちまえ。」

チョン「劣等民族日本人はすぐ暴力するニダな!でも、我がヌルヌルボディにパンチは無効ニダよ!?」

ジャキーン

チョン「え?」

長門「…」ジョキジョキブシャ!

チョン「ぐあああぁぁあ!ゾヌ!ヌハア!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:42:23.16 ID:6exYZTBU0

長門「…」グッチャグッチャグッチャ!

チョン「…」ピクピク

古泉「僕も協力しますよ」バキバキボキボキグチャ

みくる「しーねしーね!」ズシャゴキボキ

チョン「―――」

長門「終わった。チョンは消滅した」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:45:30.68 ID:6exYZTBU0

キョン「お、おい大丈夫なのか?これ。」

長門「だいじょうぶ。チョンは消滅させた。あとは肉体だけを再生する。」


チョン「―――ん」シュオオオオオオオオオオオオオオオオ

みくる「キョン君?…あ、記憶が戻りましたぁ!キョンくんも災難でしたねえ。」

古泉「なるほど、あなたも大変な苦労をなさいましたね」

キョン「まったくだ」

元チョン「ん…あれ?なんで俺がそこにいるんだ?ん?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:48:15.85 ID:6exYZTBU0

キョン「お、元の世界に戻れるみたいだな」ブゥ―――――ン

古泉「あなたも、向こうで元気になさってください。」

みくる「さよなら、もう一人のキョンくん…」

元チョン「????」

キョン「…長門、コンピ研部長の記憶を情報操作するのを忘れるなよ。」

長門「了解した。」

キョン「じゃあな!最後に…クソチョンは全員死にやがれ!」


END

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/02(火) 20:50:38.80 ID:6exYZTBU0

書いているうちに「どんどんつまらなくなっていくなあ」と思ったので短くまとめました。ごめんなさい。



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