キョン「会いたい・・・!!」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 22:57:58.64 ID:AF5QPzSW0

いつも通りの朝。

いつも通りの通学路。

いつも通りの教室。

いつも通りの部活(?)

いつも通りの仲間たち。

そして・・・

いつも通りのアイツ。

「いつも通り」が溢れている毎日。

こんな毎日を繰り返し今日まで高校生活を送っている。

キョン「ありがとな・・・ハルヒ・・・」



オレは・・・いつも通りハルヒの家の仏壇の前で笑った。


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:03:25.13 ID:AF5QPzSW0

なんとか留年することなく高校生活2年目を迎えた今年の4月から、

早くも半年以上が経過しようとしている。

キョン「もう寒くなったなぁ・・・。」

ハルヒが旅立ったのは今年の六月。

飲酒運転の車にはねられ即死だったそうだ。

世界を変えられるハルヒには無縁の世界だと思っていたが、

ハルヒもやっぱりと人間だったんだな・・・と

旅立ってから痛感した気がする。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:09:23.53 ID:AF5QPzSW0

事故が起こったのは金曜日。

いつも通りのトーン、いつも通りの部室で、

「明日10時に駅前集合!!遅れたら死刑だからねっ!!」

と、いつもの団長命令があった日だ。

もちろん、納得するわけもなかったが、反抗しようとはしない自分がいた。

オレはこの時間を十分楽しんでいたんだろう。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:15:20.90 ID:AF5QPzSW0

われらが団長様からの解散命令がくだった後

おれは財布の中身を確認しながら帰宅した。

幸い、諭吉さんが1人いたので明日は大丈夫、いつも通りいこう、




目覚まし時計を9時にセットし、オレは厚手のパジャマに着替え毛布を被った。

明日は晴れるんだろうか?寒くないだろうか?

と、まるで遠足前の夜の子供のようだった。


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:22:16.73 ID:AF5QPzSW0

Prrrrr…..prrrrr…..

時計を確認すると午前3時。

眠気と多少の怒りを覚えながら携帯の液晶を確認した。

「着信:古泉」

怒りが更に増した。オレは怒鳴ってやろうと通話ボタンを押したが、

スピーカー越しから妙に慌ただしい様子が伺えた。

古泉「あ、夜分遅くにすいません・・・実は緊急の連絡があります・・・」

キョン「どうした?妙に慌ただしいようだが・・・?何があったんだ?」

古泉「いいですか?落ち着いて聞いてください・・・。」

キョン「・・・?」

古泉「実は・・・×××」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:28:01.17 ID:AF5QPzSW0

・・・
・・

あの日、通話口を通じてオレの耳に届いた単語を

おれは一生忘れることはないだろう。

キョン「お前は最後まで人に迷惑をかけやがった大したやつだよ・・・」



ハルヒの死と同時に、ハルヒの力も消滅した。

したがって機関、情報統合思念体、禁則事項の存在意義は0になったため、もともとの地球人であった古泉以外はそれぞれの故郷に戻ってしまった。

もちろん古泉の力も消滅したため、ただの一般人になった。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:33:46.00 ID:AF5QPzSW0

ハルヒの力によって存在が許されていた部活

「SOS団」

もちろん、活動内容など存在しなかったためにすぐに廃部、部室も

「文芸部」のものになった。

しかし、この部室は内容はなかったものの、とても温かい時間を過ごした思い出があるため、

おれと古泉は「文芸部員」として今もこの部室にとどまっている。

もちろん新入部員などなく、2人で「SOS団」と同じような時間を過ごしている。


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:40:46.82 ID:AF5QPzSW0

いくら2人でボードゲームをしていても、

お茶を入れてくれる人などいない。

古泉がよく分からないところで次の一手を悩んでいるとき、

一定感覚で聞こえてくるページをめくる音などしてこない。



キョン「ハァ・・・」

古泉「どうしたんですか?」

キョン「華の高校生活、何が起きるか分からない放課後に男二人でオセロだぞ?」

古泉「おや、お楽しみではありませんでしたか?」

キョン「あの頃に戻りたいな・・・。お前はどう思う・・・?」

古泉「・・・」

古泉の顔色が曇った。

悪い質問をした・・・


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:45:45.33 ID:AF5QPzSW0

キョン「悪かったよ、オレが空気を悪くしちまったな」

古泉「・・・もう一度・・・あなたのおごりで喫茶店にいきたいですねぇ・・・」

キョン「あぁ・・・」

部活がなくなってから、オレの財布から諭吉さんが消えることはなくなった。

うれしさ半分、またあの言葉が恋しくなる。




「遅い!!!罰金よ罰金!!!!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/05(土) 23:56:22.28 ID:AF5QPzSW0

オセロをオレの圧勝で終わった所で、オレたちは帰ることにした。

しっかり窓の戸締りを確認してから部室を出る。

中で着替える人もいないので、ドアの鍵を閉め、部室を後にした。



オレはハルヒがいなくなってから毎日、家の近所の神社に行くことが習慣になった。

「苦しいときの神頼み」、とは意味が少し異なるが、願うことはいつも決まって同じ。



キョン「一日・・・せめて一日だけでもハルヒに会わせてくれ・・・・」

キョン「会いたい・・・!!」

これだけを祈り続けて半年経つが、もちろん変化が訪れることもないまま今日を迎えているわけで、いい加減諦めろと自分になんども言い続けている。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:02:46.89 ID:M5iAx2VM0

学校、神社・・・。そして最後の場所は

ハルヒの家だ。

オレはインターホンを押し、ハルヒの母を待った。

ハルヒ母「あら、キョン君!いつも悪いわねぇ」

キョン「いえいえ、一日一回手を合わせないと死刑になりそうなので・・・」

こんなやり取りを毎日交わしながら仏壇の前に座る。

いつもの手順を終えてから、今日の報告をする。

オセロ、財布の中の諭吉さん、帰り道の猫・・・。

たわいもない話題だが、一日の中で一番楽しい時間でもあった。


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:10:13.01 ID:M5iAx2VM0

オレはハルヒ家を後にして、帰宅した。

明日は土曜日、いくらでも寝てられるはずだが、なぜか9時に目覚めてしまう自分がいた。

言い方は失礼だが、部活がなくなったお陰が余暇時間が増え、その分を勉強に当てている自分がいた。

いまは恐らくハルヒの成績を超えているのではないのだろうか。

勉強の楽しさを生まれて17年目で気づいた。



休日前に宿題を終わらせてしまうところをみると、自分が変わったことを切実に感じた。

明日は・・・久しぶりに町にでてみよう・・・。

そんなことを思いながら寝床に着いた。

徐々に意識が遠のいていく・・・・・。


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:18:47.23 ID:M5iAx2VM0

「こんなの知らない!!!!!!!あああああああああああああ!!!!!」

「朝比奈さん!落ち着いてください!!!!!」

「朝比奈みくるは今精神が非常に不安定。このままだと自害をする可能性もある。」

「長門・・・やってくれ・・・・」

「ああああああああああああああぁぁぁぁ・・・・」

「朝比奈みくるの精神状態はあまりにも危険すぎる」

「この朝比奈みくるの脳内から「涼宮ハルヒ」を抹消し、未来人に早急に引き取ってもらうように要請した」

「それが・・・・私がこの世界で・・・最後にあなたにできること・・・・」

「私は・・・・あなたが、みんなが好きだった・・・・・・」

「さようなr・・・・・」

「どうやら機関自体も消えたそうです・・・これで僕は・・・晴れての一般人になりましたよ・・・?」



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:22:14.11 ID:M5iAx2VM0

・・・・
・・・
・・

キョン?キョン!!

私あなたに言い忘れたことがあるのよ!

明日の夜の九時に、部室に来てね!!!!

こないと・・・私があなたを連れて行く・・・リアル死刑だからね!!!!


あの日の夜・・・みんなひどかったわね・・・・。

ごめんなさい・・・

それも含めての話だから・・・絶対来てよね!!!!


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:27:03.78 ID:M5iAx2VM0

・・・・・
・・・・
・・・
・・


Pipipipipipi….カチッ

キョン「んん・・・」

すごい夢だったな・・・汗をびっしょりかいてる・・・。

でもあそこまであの日のことをリアルに思い出すとはなぁ・・・



キョン「いや・・・そんなことよりもハルヒ・・・」

姿さえ見えなかったものの、あれは間違いなくハルヒだった

9時に・・・部室・・・


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:35:36.13 ID:M5iAx2VM0

オレはシャワーを浴びた。

理由は汗をかいたこと。

シャワーで汗を流せても、あの日のことは決して洗い流せない。

だが、不思議と洗い流したくないと願う自分もいた。こんなことを考えているとどんどん暗くなってくるのでやめようやめよう・・・

外出用の服に着替えて洗面所で髪の毛を整える。

Pppppp……ppppp……

「着信:古泉」

虫の知らせだろうか、古泉から電話が来るような気はしていた。

古泉「今日、今から時間ありますか?」

キョン「あぁ、暇を持て余していたぐらいだ。どうした?」

古泉「お話したいことがあるので、10時に駅前でよろしいでしょうか?」

キョン「分かった、また後でな」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 00:47:05.15 ID:M5iAx2VM0

10時少し前に駅前に行くと、いつものハンサム顔が笑顔でそこにいた。
言っておくが、お前にはおごらんぞ。絶対にな



とりあえずオレたちはいつもの喫茶店に入った。

アイスコーヒーがオレたちの目の前に置かれたところで古泉が先に口を開いた。

古泉「あなたは・・・昨日夢を見ましたか・・・?」

オレは対して驚きはしなかった、もちろん電話が来る前から話があること、話の内容も完璧に分かっていたからだ。

キョン「あぁ・・・あの日のことが鮮明にな・・・」

古泉「やはりそうでしたか・・・。それで・・・その・・・」

キョン「ハルヒからのメッセージのことか?」

古泉「・・・すでにお見通しでしたか・・・」

キョン「お前にハルヒはなんていってた?」

古泉「8:30に部室に来てください・・・と」

キョン「おれより30分早いようだな・・・」

古泉「なら・・・あなたは9時に・・・と」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:02:11.66 ID:M5iAx2VM0

キョン「ハルヒから・・・何の話だろうなぁ・・・」

古泉「検討もつきません・・・それに・・・」

キョン「ただの夢かも・・・だろ?」

図星だったようだ。うつむいたまま顔をあげようとしない。

別にこんな風景は珍しくもない。あの日から・・・よくあることだ・・・。



空気が悪くなったところで、気晴らしにゲームセンターに二人で向かった。

だが、このココロの空白を埋めてくれるほどのものは得られなかった。

ただ、今は9:00・・・それだけが早く訪れないかと思っている。


59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:10:53.22 ID:M5iAx2VM0

そんなこんなですっかり日も暮れた。

オレたちはすでに先生たちに見つからないようにこっそり部室に忍び込んでいる。

本当は必要ないだろう菓子とジュースを大量にコンビニで買っておいた。

今は古泉と二人でその菓子を広げていることだ。



・・・8:00・・・


古泉「あと30分ですね・・・」

キョン「オレはとりあえず隣のコンピ研の部室に隠れていようと思う。再開を二人で楽しんでくれ・・・」

古泉「会えるといいですねぇ・・・」


60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:18:44.17 ID:M5iAx2VM0

・・・8:29・・・

古泉はキョンを部室の外まで見送った後、まだドアの方を向いたまま俯いていた。

何の話だろうか、本当に来てくれるのだろうか、そして・・・

色々なあの人・・・涼宮ハルヒとの思い出が古泉の脳内を埋め尽くしていた。

やはり私も彼と同じようにあの日に、SOS団に戻りたいと思っていた。

あの日が・・・すべてをぶち壊したんだ・・・・






バリッ!ゴクゴク・・・


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:23:49.16 ID:M5iAx2VM0

古泉はその音に驚くように反応して後ろを向いた

?「・・・・・・・」

?「ふぇぇぇぇ・・・長門さん・・・なくなっちゃいますよぉ〜?」

そこには制服で、目にも止まらない速さでお菓子を口に運んでいる彼女と・・・

それを止めようとするメイド服の・・・






長門有希と朝比奈みくるの姿があっ

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:35:34.79 ID:M5iAx2VM0

古泉「朝比奈さん・・・長門さん・・・」

古泉は多少の期待はずれ感はあったものの、二人との再会に心の底から感動している。

みくる「古泉くん・・・お久しぶりです・・・」

長門「久しぶr」ゲホッゲホ

みくる「長門さん!食べてるときに喋っちゃだめですよ!!」

長門「・・・不覚」

長門さんの口をふいている朝比奈さんを見て、とても温かい気分になった。



古泉「どうしてあなたがたはここに・・・?」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:44:37.53 ID:M5iAx2VM0

多少空気が重くなってしまった。

最初に口を開いたのは長門さんだった。

長門「分からない・・・」

長門さんの口からはめったに聞けないような言葉が飛び出した

古泉「分からない・・・ですか・・・」

長門「・・・」コクリ

長門さんは小さくうなづいてこう続けた

長門「ただ・・・朝比奈みくると会い、今日の8:30にここに来なければならない・・」

長門「そういう使命感に駆られたことまでは覚えている」

みくる「私もです・・・」

みくる「私も・・・長門さんと一緒に部室に行かなきゃいけない・・・」

みくる「そういう気持ちで・・・ここまで来ちゃいました」

長門「もちろん、未来人や情報統合思念体には許可をとってある」


70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:52:07.89 ID:M5iAx2VM0

古泉「なんで・・・呼ばれたんでしょうか・・・」

長門「・・・」

朝比奈さん「・・・」

涼宮さんの力・・・三人は同じことを考えていると古泉は分かった。

いや、そうであって欲しいと願っている。



古泉「実は・・・僕は夢に涼宮さんが出てきたんですよ」

一人は無言で、一人はハッとするように僕の顔を見上げた。

古泉「8:30に部室・・・来ないと・・・死刑・・・と」

長門さんは眉一つ動かさなかったが、朝比奈さんの目からは雫がこぼれ落ちていた。

みくる「戻りたいですねぇ・・・あの頃に・・・・」



?「うわ!みくるちゃん!何で泣いてるの!?もしかして古泉くん!何かしたの!?」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 09:58:38.59 ID:M5iAx2VM0

三人はゆっくり振り返る。そこには・・・






涼宮ハルヒの姿があった。

ハルヒ「全く!!女の子を泣かせる男なんて最悪よ!!」

みくる「ふぇぇぇぇ!!涼宮さん〜!!!」

朝比奈さんが涼宮さんの胸に飛び込んでいった

みくる「もう・・!会えないと思っていましたぁ・・・!!」

ハルヒ「ごめんね・・・みくるちゃん・・・有希・・・古泉君・・・」



74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:08:19.12 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「実は・・・ここにはそんなに長くはいられないの・・・」

ハルヒ「ただ一つ・・・一つだけお願いをさせてほしいの・・・」

ハルヒ「×××」





キョン「もう・・・行くかなぁ・・・」

時計をみるとすでに九時を少し回っている。

コンピ研からくすねたカギでしっかり部室に鍵をかけ、文芸部室に向かった。



ドアを開けるとそこには誰もいなかった。オレはイスに座って菓子を口に運ぶ

今までの思い出が頭の中を駆け巡っていく。


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:14:38.01 ID:M5iAx2VM0

一向に何も訪れないまま、時計は9:30を回った。

キョン「帰るかな・・・やっぱり・・・夢は夢だったな・・・」

キョンは部室に鍵をかけ、学校を後にした。






そして何事もなく休日を終え、今は月曜日の昼。

谷口、国木田たちとたわいもない会話をしながら飯を食べている。

その後もいつも通りの学校生活を終え、文芸部室に向かった。

キョン「ノックしてもしも〜し」

?「・・・」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:23:12.79 ID:M5iAx2VM0

キョン「長門・・・・なんでここに・・・・?」

長門「・・・・」

長門はこっちを見ようともせず、ただページをめくる乾いた音が返ってくる

おれはイスに座り長門の顔をじっと見た。何も変わっていない・・・あの長門だ・・・。

長門「今、私は古泉一樹の代わりとしてこの世界に存在が許されている」

長門が唐突に口を開いた。

長門「よって、この世界には古泉一樹は存在はなくなっていることになる」

長門「しかし私がここにいれるのは一日だけ」

到底信じられる話ではないが、現に目の前で実際に起きていることだ。

こんな真似事、あいつにしか・・・・ハルヒにしかできないだろう。

キョン「これはあいつが望んだことなのか・・・?」

長門「・・・」コクリ



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:29:32.20 ID:M5iAx2VM0

キョン「そうか・・・」

ハルヒめ・・・死んだ後でも能力を使うとは・・・・

長門「ただ・・・あなたには伝えなければいけないことがあった」

長門「だから・・・私はあなたに再会できてとてもうれしいと感じている」

長門の口から感情を聞けたことは過去に何度あっただろうか

もしかしたらなかったのかもしれない

キョン「そうか・・・おれもうれしいよ」

キョン「そして、話って何だ?」

長門「・・・」

少しの沈黙があったあと、長門は口を開いた。


80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:34:17.09 ID:M5iAx2VM0

長門「私は、人間の気持ちが理解できなかった。気持ちの意味も、存在意義も」

長門「ただ、あなたたちと過ごした1年間で3つの気持ちを学んだ」

長門「それは・・・感謝の気持ち、喜びの気持ち」



長門「そして・・・・・」

そういうと長門は立ち上がりオレの前に立った。




長門「あなたを好きという気持ち」ダキッ


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:42:59.19 ID:M5iAx2VM0

長門はそういってオレの背中に手を回した。

正直、今の状況が理解できない。誰か解説を頼む。

長門「あなたが理解できないのは無理もない」

長門「ただ、この事だけを伝えたかった」

長門「本当にありがとう・・・」

これは本当に長門なのか・・・?あの無表情で笑わないような長門なのか・・・?

キョン「ありがとな・・・」

長門はオレから少し遠ざかってから

長門「そろそろ・・・私がこの世界にとどまれる限界」

長門「あなたにこのことを伝えられてとてもよかった」



長門「さようなら・・・」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 10:47:30.56 ID:M5iAx2VM0

朝倉が消えた映像が頭の中をよぎった。

キョン「長門・・・ありがとよ・・・」

長門は少しはにかんだような顔を見せたような気がするが、すぐに消えてしまった。



キョン「ハルヒ・・・ありがとう・・・」


・・・・・
・・・・
・・

そうして、いつも通りの帰宅ルートをたどって家に帰った。

一通りのことを済ませ寝床に着いた。

明日は・・・誰に会えるのだろうか・・・・。

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:24:40.00 ID:M5iAx2VM0

ただいま。
保守本当にありがとう




そして期待をこめながら学校に登校し、全ての過程を終えた。

後はいつも通り文芸部の部室のドアを開けるだけとなった。

しかし、今日はいつも通りには開けれそうにはない。

期待や不安、色々な感情があるからだ。



キョン「ノックして・・・もしも〜し・・・」



?「キョンくん!やっと来てくれましたね!」


95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:28:37.06 ID:M5iAx2VM0

キョン「朝比奈さん・・・会いたかったです・・・」

みくる「私もですよキョン君、全ては・・・涼宮さんのおかげですね・・・」

オレは朝比奈さんに、毎日の部活の様子などを伝えようとしたが、さすが未来人全て分かっていた。

みくる「今日は・・・キョン君に言いたいことがあって古泉君と変わってもらいました・・・」

これはデジャブか?昨日も同じことを言われた気がする、それに・・・すごいことを・・・。

まさか・・・な・・・。





みくる「実は・・・私はずっとキョン君のことが好きでした・・・」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:33:03.43 ID:M5iAx2VM0

まさかが現実に起きてしまった。

キョン「本当ですか・・・?」

みくる「・・・」///

顔を赤めているところを見ると本当のようだ。だが、反応に困る。

おれが口を開けようとしたと同時に、

みくる「返事は・・・大丈夫です」

と言われた。

みくる「私は今日が終わったら未来に戻らなければなりません」

みくる「そして・・・長門さんからもされましたよね、告白・・・///」

やはり二人はどこかで繋がっているようだ。

キョン「そのことを詳しく聞かせてくれませんか?」



98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:38:25.07 ID:M5iAx2VM0

みくる「はい・・・。」

みくる「実は古泉君が呼ばれた日、私たちも呼ばれていたんです」

キョン「朝比奈さんたちもですか!?」

みくる「はい。そして涼宮さんが私たち女性陣に向かってこう言ったんです」



「「あなたたち!キョンのこと好きよね!?」」


「「黙ってるってことはやっぱりそうなのね・・・」」

「「安心して!!私がもう一度だけキョンに会わせてあげる!!」」

「「そのときにちゃんと自分の気持ちを伝えるよの!!」」

「「それが私のあなたたちへの願い」」

「「古泉君!!悪いんだけど存在を貸してくれない??」」

「「もちろん迷惑はかけないから!!」」

「「みんな・・・私の願いを聞いてくれる・・・?」」


99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:43:14.80 ID:M5iAx2VM0

・・・・・
・・・
・・

キョン「そうだったんですか・・・ハルヒのやつ・・・。」

みくる「私はとても感謝しています・・・!涼宮さんに・・・」

そういった後、朝比奈さんは涙を流した。

みくる「すいません・・・抱きしめてもらっていいですか・・・?それが・・・私の最後の願いです・・・」

オレはもちろん朝比奈さんの願いを聞き入れた。

そのまま時間が過ぎ、下校時刻となった。

みくる「そろそろ・・・キョン君は帰ってください・・・後は私がやっておきます・・・」

キョン「分かりました・・・」

オレは部室から出ようとしたときに最後にこう尋ねた。

キョン「朝比奈さん!本当は何歳なんですか!?」



みくる「禁則・・・事項です!☆」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:49:28.76 ID:M5iAx2VM0

朝比奈さんの笑顔を最後に見ることができた。

オレは・・・幸せものだなぁ・・・。

だが、美少女二人から愛されていたことを素直に喜べない自分もいた。

叶わない・・・恋を二人は・・・・





古泉も無事戻ってきて、今週の学校は終わった。

オレは帰り際にいつも通り神社に寄った。

キョン「ハルヒ・・・お前はオレと会ってくれないのか・・・?」

キョン「明日・・・10時に駅前集合な・・・遅れたら・・・」

思いつく言葉などありはしない。いい加減馬鹿馬鹿しくなってくる。



死者は戻ってこない・・・それが世の中の「きまり」だ・・・。


103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 13:57:16.65 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ家の仏壇前でも同じことを繰り返し、帰宅。

宿題、夕飯、テレビ、入浴、などといつも通りのことをいつも通り終わらせて

あとは睡眠だけになった。


最近、この睡眠だけはいつも通りではなくなっている。

もちろんいやではない。このおかげで長門、朝比奈さんとも会えた。



キョン「ハルヒ・・・なかなかお前は退屈させてはくれないんだな・・・」








キョン「会いたい・・・!!ハルヒに・・・会いたいんだ・・・!


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:00:50.67 ID:M5iAx2VM0

・・・・・
・・・・
・・・
・・




「「あんた!団長命令とはいい度胸してるわね!!」」

「「遅刻したらなんだって!?」」

「「分かったわ!!!明日10時に駅前ね!!」」

「「あんたの財布から諭吉を消してあげるわ!!!!」









「「お願いよ・・・?来て・・・?」」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:05:36.06 ID:M5iAx2VM0

・・・
・・

んん・・・今何時だ・・・?

辺りが暗くて時計を探せない。

キョン「えぇーと・・・え?」

「AM10:00」

嘘だ。部屋の電気をつけて電波時計を見る。

「AM10:00」

やはり時計は正しいようだ。どうやら・・・閉鎖空間に近い世界にオレはいるようだ。



「なら・・・ハルヒ・・・!?」


106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:09:38.13 ID:M5iAx2VM0

おれは置いてあった服にすぐ着替え、駅前へと自転車を走らせた。

幸い街頭は点いていたためぶつかったり、車にはねられる事はないだろう。



もっとも、車など走ってる訳ないのだが。


駅前に着くと、そこには黄色いリボンのあいつ・・・





ハルヒがいた。

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:26:44.95 ID:M5iAx2VM0

キョン「ハルヒ・・・」

ハルヒ「キョン!!遅い罰金!!!」

キョン「お前・・・この世界は自分の意思で出したのか・・・・?」

ハルヒ「よく分かったじゃない!!そうよ、わたしがやったの」

キョン「なぜだ・・・?」

ハルヒ「決まってるじゃない!!!」




ハルヒ「キョンと・・・SOS団をもう一度作るためよ!!!」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:33:15.50 ID:M5iAx2VM0

キョン「どういうことだ・・・?」

ハルヒ「あんた・・・有希とみくるちゃんに告白されたでしょう?」

ハルヒ「どうだった?うれしかった?」

キョン「それはうれしかったさ・・・だけど・・・」

ハルヒ「もう、付き合うこともできなくなった。でしょ?」

キョン「・・・ああ」

オレはハルヒがいったい何を言いたいのか?何をしたいのかが全く分からない。

だが、閉鎖空間と同じような悪い予感はしている。

更に、こいつは自分の力でここを作ったと言った。だから、こいつがオレを戻そうとするまで、オレは自分の力では帰れない・・・。



完璧に閉じ込められたようだ


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 14:54:36.82 ID:M5iAx2VM0

キョン「お前は・・・自分の力に気づいたのか?」

ハルヒ「えぇ・・・実はけっこう前からね・・・」

ハルヒ「一回あたしとアンタで紛れ込んだ世界も、実はあたしが作ってたんでしょ??」

ハルヒ「笑えるわね!!!私はこの世界を統括する神だったのよ!!!!」

キョン「ハルヒ!!落ち着け!!!」

ハルヒ「もちろん最初は怖かったわ・・・あらゆることが自分の意のまま」

ハルヒ「私は生きてていいのか?私が怖いからみんなは私に接してくれてたの?」

ハルヒ「ってね・・・。そう考えている矢先の事故・・・」

ハルヒ「きっと世界から消されたんだわ」


ハルヒ「でも・・・私が作った世界なら別よね?」


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:02:56.69 ID:M5iAx2VM0

キョン「やめろ!!オレをもとの世界に帰せ!!!」

ハルヒ「私もあなたのことが好きだった。ううん、大好きだった」

ハルヒ「いつ告白しようかをずっと悩んでた。でも知ってしまったからね。私が私の力を」

ハルヒ「いずれキョンにも迷惑がかかってしまうと思って告白をやめた」

ハルヒ「キョンに私の気持ちが分かる?」

今のハルヒは



怖い。ただ、怖い。



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:05:27.72 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「ねぇ?分かる?」

キョン「・・・分かるよ」








ハルヒ「嘘だっ!!キョンに私の苦しみが分かるわけがない!!!」

ハルヒ「だから・・・今度は私のものになって???」






「「この」世界で・・・」


122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:11:52.49 ID:M5iAx2VM0

今のハルヒには何を言っても無駄だろう。

だから落ち着け自分。オレが落ち着くんだ。


今のハルヒはハルヒじゃないんだ。本当のハルヒに会うための最後の試練なんだ。


キョン「普通の人間としてよみがえれないのか?神ならたやすいだろうが?」

ハルヒ「もっちろんできるわよ!!でも私の周りには今までと変わらない一般的な地球人」

ハルヒ「そんな世界のどこがおもしろいの??」

ハルヒ「だから・・・私と一緒に0から世界を作り上げましょう?」



キョン「・・・だね」

ハルヒ「なんて言ったの??聞こえないわよ??」



キョン「いやだね」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:18:14.73 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「アハハハハ!!バカキョンのバカが更に増えちゃったようね!!!」

落ち着け、ここで取り乱したらオレの負けだ。

キョン「この世界ではおれが圧倒的に不利だなぁ・・・」

ハルヒ「なんせ私の世界だからね!!」

キョン「オレがこの世界に留まるとしたらどうしてくれる?」

ハルヒ「そうねぇ・・・私の彼氏かしら?アハハハ!!」

キョン「そいつはいいなぁ、うらやましい」

ハルヒ「もちろん望むものなら何でもあげるわよ!!」

ハルヒ「もう議論の余地はないでしょ!?」

キョン「あぁ・・・この世界はごめんだな」


「「絶対に」」


128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:25:02.23 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「・・・」

キョン「おれはハルヒのおかげで毎日を退屈せずに過ごせた」

キョン「ハルヒを失ってから心にはまだぽっかり穴が開いている状態が続いている。」

ハルヒ「なら!

キョン「だがな!!長門、朝比奈さんとまた出会えてようやく現実に引き戻されたんだ」

キョン「そして・・・決意も持てた!」

キョン「お前がいない世界で第一歩を踏み出そうというな」

キョン「だから・・・また一緒に普通の世界に戻ろう!」

キョン「そしてもしそれがだめなら・・・オレはお前を殴ってでも元の生活に戻らせてもう!!」


ハルヒ「・・・・・・・・・・」

ハルヒ「・・・・・・・・・・」


129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:34:03.42 ID:M5iAx2VM0

キョン「だからハルヒ!一緒に戻ろう!」

ハルヒ「イヤ・・・イヤ・・・」

キョン「頼む!!ハルヒ!!」

ハルヒ「イヤ・・・イアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」



すさまじい音とともにハルヒの後方にとてつもない大きさの神人が現れた。

ハルヒ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

キョン「こいつが真のラスボスか・・・」

ハルヒ「最後のチャンスよ・・・・私と一緒に来なさい・・・・」






キョン「なぁ・・・宇宙人、未来人、超能力者はその世界にいるか?」


131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 15:44:09.28 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「もちろんじゃない!」

キョン「そうか・・・だがこの世界にはとどまれない!!」

ハルヒ「残念ね・・・神人、やってしまいなさい」

さて、勉強ばっかでなまってる体でどれだけ走れるかな?



神人「ウオオオオオオオ!!!!」ドゴォ

やばいやばい、あいつのでかさはハンパじゃないな。

なんとか時間を稼げれば・・・・



キョン「おいハルヒ!Sleeping beautyって知ってるか?」

ハルヒ「いきなり何言ってんの?死ぬのよあんた?」

キョン「オレと宇宙人、未来人、超能力者で作り上げる劇を一度見たんだ」

キョン「最後に・・・その劇のキャストにもう一度合わせてくれ!!」

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 19:47:02.27 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「最後まで頼みごとぉ?笑えるわねぇ!!!」

ハルヒ「良いわ!呼んであげるわ!!」

ハルヒ「どうせだめな宇宙人たちなんでしょうがね!!!」


キョン「このツンデレめ・・・ありがとうな!!」

しかし圧倒的不利な状態に違いはない。オレはただ逃げることしかできなかった。

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 19:56:00.92 ID:M5iAx2VM0

もちろん、オレより神人の方が圧倒的に歩幅が大きいので勝てるわけはなかった。

神人「グオオオオオ!!!」バコン!!

神人が破壊した建物の残骸が目の前を塞いでしまった。

もう逃げれない、オレの人生はここで終わりか・・・。



ハルヒ「キョン?どうする?今ならまだ聞いてあげるわよ?」

ハルヒ「ほら、言いなさいよ!

「「私はあなたの彼氏です」」ってね!!」

キョン「オレが好きなのはお前じゃない、団長様なんだよ!」

ハルヒ「厨は気持ち悪いわよ!!!!死ね!!!!!」

神人が腕を大きく振り上げた。オレは静かに目を閉じた。





?「間に合った・・・」


177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:21:07.63 ID:M5iAx2VM0

キョン「長門・・・古泉・・・やっと来てくれたか・・・!!」

長門「ここでは私たちの力は有効、神人には十分対抗できる」

古泉「朝比奈さん!!彼を安全な場所に!!」

みくる「はい!キョン君!大丈夫ですかぁ!?」

キョン「大丈夫です!古泉、無理はしないでくれ!」

いつもの笑顔で古泉は赤い球体になって神人に向かって飛んでいった。

後ろで長門の援護も見える、今はこっちが押しているようだ。



そうだ!ハルヒを今のうちに説得できれば・・・!



179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:27:44.65 ID:M5iAx2VM0

オレはハルヒに向かって走った。ハルヒはこっちを見て唖然している。

キョン「ハルヒ!!頼むからくだらないことはやめてくれ!!」

キョン「一緒に、みんなで、文芸部部室を占領して不思議を探そうぜ!!」

ハルヒ「いやだ・・・いやだ・・・」

キョン「頼むハルヒ!!元に戻ってくれ!!!」

ハルヒ「どうして私の邪魔をするの?どうして私の邪魔をするの?」

キョン「落ち着けハルヒ!大丈夫だ!!!」

ハルヒ「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」


180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:35:43.16 ID:M5iAx2VM0

長門「!?」

古泉「まずいですね・・・今までの攻撃がなかったことになったようです・・・」

長門「仕方ない・・・殺すつもりでやるしかない」

古泉「はい・・・!!」



キョン「お前は知ってるかもしれないが、お前が死んでから、おれはずっと神社とお前の家に行った」

キョン「どうしてそんなことをするか知ってるか??」

ハルヒ「あんたはいつも私に会いたがってたわね・・・」

キョン「そうだハルヒ、オレはずっとお前に会いたかった」

キョン「じゃあハルヒ?なんでおれはお前と会いたかったか分かるか?」

ハルヒ「・・・」





キョン「お前が好きだったんだ!オレは・・・ずっとな!!」


181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:42:02.78 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「うそだ!!!!うそだうそだ!!!!」

キョン「本当だハルヒ!!!信じてくれ!!!」




ハルヒ「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」





キョン「ハルヒ!!」ガバッ

オレはハルヒを抱きしめた。なぜ抱きしめたのかは分からない。

ただ、抱きしめなければならない気がしたのだ。




ハルヒ「あぁぁ・・・キョン・・・キョン・・・」

服が濡れていくのが分かったおそらくハルヒの涙だろう」

ハルヒ「私が・・・私が間違ってたよ・・・許して・・・」

キョン「大丈夫だ・・・絶対・・・離さないからな・・・・」


182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:45:21.47 ID:M5iAx2VM0

ハルヒ「ちゃんと・・・またみんなでSOS団で遊びたい・・・」

ハルヒ「それが私の最後の願いよ・・・」




ハルヒの気持ちは治まった。しかしおかしい。


神人が消滅しないのだ。



183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:48:52.76 ID:M5iAx2VM0

古泉「どうやら・・・涼宮さんの力が消失したようですね」

長門「そのため、今はこいつは暴走モードにある」

古泉「この世界から出るためにはこいつを倒す必要があります」

古泉「長門さん・・・やりますよ!!!!」

長門「・・・」コクリ

古泉「ふん・・・・もっふ!!!!」

長門「airt:eposibpao:jerp@aboietoe:pibtpajib:」



神人「あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・。」




じゃあな・・・神人・・・もう見ることはないだろうな・・・


184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 20:56:39.48 ID:M5iAx2VM0

・・・・
・・・
・・

チュンチュン・・・チュンチュン・・・

キョン「うお!!!」

おれはベットから跳ね起き、慌てて携帯を開く。

「不在着信:20件」

顔の血が引いていくのが分かった。まずい、殺される。

今日はあいつの誕生日だ・・・待ち合わせ時間をすでに10分オーバーしている。

服を適当に着て、自転車にまたがり駅前に急ぐ。

キョン「くそぉぉぉ・・・コレ・・・高かったからなぁ・・・」

駅前に着くとあいつが頬を膨らませてこっちに歩いて向かってくるのが分かった。

こうなったら・・・!今だ・・・!


オレはあいつの前に立って、右手で昨日買った指輪を握り締めながらこう言った

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 21:02:38.31 ID:M5iAx2VM0

キョン「ハッピーバースデイ・・・!!」


こいつは驚いて声も出なかったようだが、


しばらくしてこう言った。












「遅い!!!罰金よ!!!!!!!」

悪かったよ、さて、今日もまたおれのおごりで喫茶店のようだ。

こいつのおかげで諭吉さんの姿をみることはなくなった。

諭吉さんに・・・・

キョン「会いたい・・・!!」
                      fin


189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/06(日) 21:04:30.17 ID:M5iAx2VM0

二日間に渡り、ご支援ありがとうございました!
批判がこんなに嫌なものだと初めて知りました・・・。

しかし批判も素直に受け止めて次の作品を書いていきたいと思います!

ありがとうございました!



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