キョン子「良かった……おちんぽとたまたまは大丈夫だ」


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4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:30:34.82 ID:woIfdlawO

朝早くに目を覚ました私は、直ぐに自分の身体の異変に気付いた。

キョン子「髪が長い……と言うかこの声……まさか」

胸をまさぐる。よし、膨らんで無い。

股間はどうだ?うん。しっかりと朝勃ち。

キョン子「良かった……おちんぽとたまたまは大丈夫だ」

しかしまだ安心出来ない。

パンツに手を突っ込んで直接触ってみる……うん。ふたなりって訳じゃあ無いな。

じゃあこの髪は何だ?獣の槍?この女の子みたいな声は?

部屋にある鏡を恐る恐る覗いてみる……誰だお前は。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:32:47.66 ID:woIfdlawO



ええっと、顔と髪と声が変化しただけ?

いや、良く見たら身体も細い。自分の事をさっきから『私』って言っているが違和感も無い。

しかし先程確認した通り、おっぱいも無ければおちんぽとたまたまはあるし、ふたなりでは無い。穴はお尻の穴だけ。

キョン子「……男の娘か」

こんな事をして何がしたいんだか。どうせ、ハルヒか長門の仕業なんだろうけど。

で、このまま私が学校に行き、一騒動起きて解決ってパターン。

キョン子「はぁ……やれやれ、だ」

とりあえずこの長くてうざったい髪をバッサリ切ろう。幸い、早く目が覚めたおかげで時間はたっぷりとある。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:34:25.04 ID:woIfdlawO



朝のトイレを済ませて、そのまま洗面所の鏡の前に立って全身を確認してみるわけだけど。

キョン子「……いくら何でも長すぎる」

何となく、上に束ねてポニーテールにしてみた。

キョン子「…………」

何を自分に見とれているんだ私は。阿呆か。

そのままハサミを手に取り、束ねた髪をジョキジョキと。せめて元の髪に近付けてみよう。

キョン子「……うーん……さっぱりしたんだけど」

なんか変だ。自分でこんな長い髪を切るなんて、初めてなんだから仕方がないとは言え……まぁ、いいか。元に戻るまで我慢すれば良い事だ。

待てよ……私がこんな姿って事は……?

妹「ふにゃ……あれ〜?キョン子ちゃん早起きさんだ……ね……?」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:35:46.31 ID:woIfdlawO



噂をすればなんとやら。早速、身体がどうなっているか……ん?どうしたそんなに目を丸くして。

妹「キョン子ちゃん……か、髪……切ったの……?」

キョン子「え?ああ、うん。邪魔だしな」

妹「どうして……何か……あったの……ひぐっ」

キョン子「ちょ、ちょっと?」

妹は、ぽろぽろと涙を流し始めた。

なんだ。私が髪を切るのは泣くほどの事なのか?


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:37:39.41 ID:woIfdlawO

涙を流す妹を宥めながら、妹の身体をまじまじと見てみた。

うん。顔と声は私の記憶のまま。成長が期待出来るか出来ないか私には良くわからないが、少しふくらみを持つ胸。

そして少しふくらみを持つ股間。

キョン子「……胸があるって事は」

ふたなり?

妹「いきなり髪を切るなんて……キョン子ちゃん、一体どうしたの……?」

キョン子「……イメチェンかな?」

妹「失敗だよぅ……」

キョン子「……ごめん」

妹には悪いが、別に失敗だろうといいのだけど。私の予定では今日でこんな事は終了させて、元に戻すのだから。

妹「ぐすっ……後ろがめちゃくちゃだよキョン子ちゃん……私が切ってあげる」

キョン子「あ、うん。お願い」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:39:56.84 ID:woIfdlawO




キョン子「そう言えば……いつから『キョン子ちゃん』って呼ばれてたっけ」

髪を切ってもらいながら、私は幾つか妹に質問をする事にした。

妹「キョン子ちゃんは、ずっとキョン子ちゃんだよ?」

キョン子「ふぅん……ねぇ、変な事聞くけどさ、男の子と女の子どっちが好きかな?」

妹「どっちも好きだよ。ふたなりっ子も大好き」

キョン子「……ふたなりっ子も?」

妹「だって私、ふたなりっ子だもん」

キョン子「……そっか」



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:44:41.34 ID:woIfdlawO

………

……



最早、一刻の猶予もない。私は急いで学校に向かっていた……女子の制服を着けて。

これしか家に無かったのだ。当たり前のようにクローゼットに下げてあった女子の制服と黒ニーソを仕方無く着けて、黒のカーディガンを羽織っている。

キョン子「……古泉に連絡してみるか」

どうせなら学校へと続くこの長い坂道も改変すれば良かったのにと思いながら、携帯で古泉にかけてみる。

『留守番電話サービスに接続致します』

一刻を争うと言うのに、何をしているんだろうかこの男は。


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:46:24.65 ID:woIfdlawO


いえ……男なのかどうかは定かではではないんだけど。多分、古泉も改変されているのだろうから。

『急いで連絡してくれ。』

メールを送信して、携帯をしまう。

……古泉だけじゃなくて、私に関わる人間は大体改変されているのだろう。安易に考えれば、男性は私のように男の娘に。女性は妹のようにふたなりって事に。

こんな変態的な事が出来るのはハルヒか長門。いや、もしかしたら周防九曜。最悪、喜緑さんかも。朝比奈さん……だとしたら大人の方かな。後は藤原。

キョン子「とりあえず、誰がやったのかを知らなくちゃ……ん?」

前方に見える後ろ姿は、谷口と国木田。男子の制服を着けている……二人は改変されていないのか?

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:49:42.97 ID:woIfdlawO



先ずは確認しようと、私は後ろから声をかけた。

キョン子「……おはよう。二人とも」

谷口「うおっ!?」

キョン子「朝のあいさつが、『うおっ!?』とはなんだ谷口」

国木田「か、髪どうしたの?」

あ、そっか。

でもそんなに驚く事なのだろうか?

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:51:42.65 ID:woIfdlawO



キョン子「あー……イメチェンかな?」

谷口「失敗だぞキョン子……」

国木田「いきなりどうしたんだよ。ポニーテール、あんなに気に入っていたじゃない」

そう言う事になっているのか?私の記憶には全然無い。確かにポニーテールは好きなわけだが。

キョン子「……ずっとポニーテールって言うのもね」

谷口「涼宮が見たら泣くぞこれ」

キョン子「ハルヒ……二人とも、ちょっと変な事聞いていいか?」

国木田「変な事?」

キョン子「変な事って言うか確認って言うか……谷口と国木田は男だよな?」

谷口「は?いきなり何を言ってるんだ?見れば判るじゃねぇか」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:53:56.90 ID:woIfdlawO

私には、一見しただけではどっちなのか区別がつかないんだけど。特に国木田。

国木田「……キョン子、どうしたの?」

キョン子「……ごめん。まだ寝惚けてるみたい……うん。そうだよね。谷口も国木田も男だった」

谷口「なんだそりゃ」

キョン子「……ハルヒは……どっちだっけ?」

谷口「おいおい。さっさと目を覚ませ。涼宮はふたなりだろうが」

……目を覚ますのはそっちだ谷口。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 13:59:45.25 ID:woIfdlawO



キョン子「あー……そうだよね。なんか、夢と現実がまだごちゃ混ぜになってる」

国木田「いったい、どんな夢を見たらそうなるのさ?」

キョン子「ええっと、ハルヒと朝比奈さんと長門が女の子で、私と古泉が男って夢だった」

谷口「おいおい。どんな夢見てんだよキョン子」

そっちが現実だ。

国木田「そんな事、ある訳無いじゃない。涼宮さんも長門さんも朝比奈先輩もふたなりで、キョン子と一姫さんは」

キョン子「一姫さん?古泉の事言ってるのか?」

谷口「いい加減夢から覚めろよキョン子……お、噂をすれば何とやらだ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:03:04.90 ID:woIfdlawO

谷口の視線の先には、私の記憶に全く無い女性が一人立って居た。

微笑を浮かべながら、ゆっくりと私達に向かって歩いてくる。

一姫「ふふっ、おはようございます。ええっとキョン子さんでしたっけ?少し二人だけでお話が」

キョン子「……古泉……一姫……?」

人の事は言えないけど、どう見ても女の子。そして私と同様に女子の制服を身に着けている古泉は、私の顔をまじまじと見ている。

一姫「ええ、私が古泉一姫です。その様子だと貴方も……そういう訳で、彼を少しお借りしますね」

そう言って私の手を掴むと、谷口と国木田から急いで離れるように歩き出した。

キョン子「お、おい古泉」

一姫「……確認します。元の男性だった時の記憶は?」

キョン子「ある。と言うか、電話を取れ」

一姫「申し訳ありません。いろいろとありまして……」

一姫は周囲を見渡してから、小声で呟いた。

一姫「……ふたなりの森さんにレイプされそうになってたんです。それで連絡が出来ませんでした」

キョン子「……は?」

一姫「いきなり何を言い出すんだって顔をしないで下さい。大変だったんですから」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:05:40.67 ID:woIfdlawO

キョン子「ちょっと待って。本当に意味がわかんない」

一姫「私だって、未だに意味がわかりませんよ……起こった事をありのまま話しましょう。
今日の早朝。機関の宿泊室で目を覚ますと私はこうなっていました」

キョン子「私と一緒……機関の宿泊室?」

一姫「家には滅多に帰りませんと言いますか、帰れません。閉鎖空間の発生もそうですが、調査する事が……すいません。森さんの事でしたね。
で、現状報告と確認の為に、その森さんに連絡したんです」

キョン子「それでどうやったらレイプに繋がるんだ?」

一姫「何らかの原因で男の娘になったと伝えると、五秒もせずに森さんが私の部屋の扉を蹴り壊して侵入して来ました……」

キョン子「…………」

一姫「そして私を確認すると、そのままベッドに押し倒して……」

何故か『クンニしろオラァァ!!』と叫ぶ森さんが頭に浮かんだ。

キョン子「……森さんに押し倒されて、良く助かったな古泉」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:08:49.96 ID:woIfdlawO



一姫「本当にそう思います……ギリギリでしたよ。
隣の部屋に居た新川さんや多丸兄弟が、直ぐに駆けつけて森さんを引き離してくれました」

ギリギリとはどこまで何だろうか。

と言うか。

キョン子「新川さんと多丸兄弟も、もしかして……?」

一姫「ふふっ、三人とも変わってはいませんでしたよ。安心して下さい」

少し想像してしまった。

一姫「ですが、以前……と言いますか、元の記憶はありませんでした。三人の中での私は、最初っからこの姿なんだそうです」

キョン子「妹や谷口、国木田も似たような事を言ってたな。知ってるか?ハルヒと長門と朝比奈さんはふたなりらしいぞ」

一姫「ええ、暴れる森さんを縛り上げて別室に軟禁した後、機関の資料を調べ直しましたから。僕達に関わる女性は、殆どふたなりになっていましたね」

キョン子「……森さんはどうしてそんな事を」

一姫「わかりません……『たまには私の好きにさせろ』とか意味不明な事を叫んでいましたが、今は安定剤を射たれて大人しく眠っているはずです」

たまには私の好きにさせろ……?いったい何があったんだ森さん。

一姫「……そして男の娘になっているのは、どうやら僕達だけのようですね」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:10:35.73 ID:woIfdlawO

キョン子「……そうだろうな」

ああ。

何となく解って来た。

男の娘になった私達を巡って、ふたなり化した女性陣による争奪戦が今から待っている感じ?

キョン子「古泉……私、泣きたくなって来た」

一姫「私もですよ……」

二人同時に溜め息をついた。

一姫「せめて貴方が元の男性なら、喜んで身を捧げたんですがねぇ」

キョン子「おい」

さらっとカミングアウトするな。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:12:01.48 ID:woIfdlawO



一姫「ですが、今の貴方に性的欲求は微塵も湧きませんよ。申し訳ありませんが」

キョン子「別に謝らなくていいし、元に戻ってもそう言う欲求は私に持たないでくれ。頼むから」

一姫「ふふっ、善処致します」

キョン子「はぁ……で、やっぱりハルヒか?」

一姫「私は長門さんの可能性が高いと考えていますがね」

キョン子「……まぁ、何にせよだ」

一姫「虎穴に入らずんば、虎子を得ず。ですかねぇ。貴方は涼宮さんの様子を。私は朝比奈さんと長門さんの様子を伺ってみます」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 14:46:51.03 ID:woIfdlawO

………

……



ハルヒ「ど、ど、どうしたのよキョン子っ!?」

一旦、古泉と別れて教室に入った私を待っていたのは、髪を見て驚愕の声を張り上げるハルヒと、その場にいる全員の視線だった。

キョン子「……イメチェン」

ハルヒ「イメチェンどころじゃないわよ!失敗よ失敗!こんな髪型のキョン子なんて有り得ないわよ!」

ハルヒの言葉に、その場にいる全員も頷く。

私からすれば、キョン子と呼ばれたりハルヒがふたなりだったりする現状が有り得ないのだが。

そのままハルヒはずかずかと私に詰め寄って来た。

ハルヒ「今すぐ元のポニーテールに戻しなさい」

……無茶を言うな。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 15:19:35.33 ID:woIfdlawO

ハルヒ「こ、こんなキョン子、私は認めないわよぅ!」

私だってこんな世界は認めたくない。

ハルヒ「ううっ……元のキョン子に戻るまで何年かかると思っているのよ……」

元の髪型はこれに近いし、お前が改変したのなら今すぐにキョンに戻して欲しい。

ハルヒ「キョン子のバカ……」

キョン子「…………」

ハルヒは泣き出してしまった。

谷口「あーあ、やっぱり涼宮泣いたじゃねぇか」

国木田「キョン子のポニーテールは、涼宮さんのお気に入りだったからね……」

後から教室に入って来た二人に言われる。なんだそれは。髪型ぐらい好きにさせて欲しい。

谷口「キョン子、とりあえず涼宮に謝っておけよ」

ハルヒ「ぐすっ……」

キョン子「……ご、ごめんなハルヒ」

理不尽極まりない理由でハルヒに謝る私。

……長門は元に戻せるかな?

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 15:38:59.02 ID:woIfdlawO



席に着いても、ハルヒはまだ涙を流して泣いていた。

ハルヒ「ぐすっ……髪を切るなら一言相談しても良かったじゃない……」

キョン子「……本当にごめん」

何だか、本当に悪い気がしてきた。

ハルヒ「私とキョン子の仲じゃない……」

キョン子「…………」

とりあえず、岡部が来る前に古泉にメールを送ろう。

『ハルヒは元の記憶を持っていない』

うん。髪を切ったのは正解だったかもな。元の記憶を持っているか持っていないか、判断が直ぐにつきそうだ。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 16:09:56.29 ID:woIfdlawO



その事も一応メールで送ろうかな……って返事早っ。

『朝比奈さんは有り。長門さんも無し。昼休み、涼宮さんに内緒で部室に集まりましょう』

キョン子「……ふむ」

あの時は、元の記憶を持っていたのは俺だけだったが……三人で戻せと言う事だろうか?

いや、あの時とは違って今は佐々木達もいるし……誰か記憶を持っていたら手伝って貰おうかな。

そんな事を考えている内に授業が始まり、やはり身体が改変されようがされまいがこの授業中に襲いかかる睡魔に勝てる訳がなく、私はそのまま

寝た。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 17:57:18.32 ID:woIfdlawO

………

……



そして昼休み。

ハルヒ「そんな髪型のキョン子と話したくない」

朝からずっとハルヒがそっぽを向いているのは、幸か不幸か良くわからないがとりあえず何の遠慮も無しに部室へ向かう事が出来た。

谷口「ワカメちゃんみたいだが、俺は別に構わないっておいキョン子?どこに行くんだ?俺の至福の昼食タイムが半減するっ!?」

等と、谷口は意味不明な供述をしており以下略。
どうやら、私と国木田と一緒に昼食を取るのが谷口の言う至福タイムらしい。全く、谷口らしいと言うか何と言うか。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 18:10:50.98 ID:woIfdlawO



キョン子「さて、と」

部室の扉を開けると、長門が一人。いつも通り、ちょこんとパイプ椅子に座って本を読んでいる。

キョン子「……古泉と朝比奈さんは、まだ来てないのか?」

長門「……え?」

キョン「ん?」

私と目が合った瞬間、長門は読んでいた本をバサッと下に落とした。

キョン子「……長門?」

長門「そ、それは一体」

わなわなと身体を震わせながら、長門は立ち上がった。

キョン子「……ああ」

また、髪型か。そこまで驚かなくても良いだろうに。

長門「み、認めない。私はそれを絶対に認めない」

キョン子「…………」

こんなに感情を剥き出しにする長門、初めて見た。

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 18:24:18.35 ID:woIfdlawO



キョン子「えっと、長門。少し落ち着いて」

長門「…………」

長門が何か呪文らしき物を唱えた瞬間

キョン子「……あ」

長門「貴方はこれ以外、絶対に認めない」

キョン子「…………」

髪がわさわさと伸び始めた。そんなに嫌だったのか。

一姫「いやぁ、遅くなりましたって……何ですかコレ?」

みくる「ふえぇ?あ、貴方がキョン君?」

キョン子「……とりあえず、髪が伸びるまで待ってくれ二人共。長門はどうも許せないらしい」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 18:27:26.14 ID:woIfdlawO



ふと、長門を見る。なんでまだそんな顔をしているんだ?

一姫「……あ、もしかして私ですか?」

長門「古泉一姫……貴方まで何を考えているの……?」

キョン子「……古泉、お前も髪を切っていたのか?」

一姫「え、ええ、少し煩わしかったので。あと、森さんのおちんぽみる」

長門「……正座」

キョン子「え?」

一姫「え?」

長門「二人とも正座」

キョン子「…………」

一姫「…………」

意味が解らないまま、私と古泉は長門の前で正座した。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 18:44:10.95 ID:woIfdlawO

長門「……貴方達二人は、一体何を考えているの?」

冷酷な瞳で見下ろす長門。正直、怖い。と言うか、何で髪を切っただけでここまで起こられなきゃいけないのだろうか。

みくる「あ、あのぉ、長門さん?そこまで怒らなくても……」

朝比奈さんの言う通りだ。

長門「朝比奈みくる……貴女までどうしたの?」

みくる「ふえ?ど、どういう意味ですかぁ?」

一姫「……ええっと長門さん。発言しても宜しいですか?」

長門「却下。髪を伸ばしてから」

一姫「…………」

なんだそれは。髪を切った私と古泉には発言すら許されないのか。

長門「……約束して欲しい。あんな髪型はもうしないと」

私と古泉はゆっくり頷いた。

長門「貴方達の魅力がゼロになってしまう……」

みくる「な、長門さん……?」

……嘘。長門泣いてる?

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 18:56:59.54 ID:woIfdlawO

古泉「……ふむ、私はこんなもんでしたかね。長門さん、発言しても?」

長門「……ど、どうぞ。古泉一姫」

キョン子「……意外に短いんだな古泉」

一姫「私からすれば、貴方が長すぎですよ。どこまで伸びるんですか」

それが嫌だから切った訳なんだが。

一姫「さて、どこから話をしましょうか……」

古泉は朝比奈さんと共に、私達が置かれている状況を簡単に説明した。

長門は信じられないと言った表情をしながら、顔を真っ赤にして無言で聞いていた。

……なんで赤面しているんだ長門。



73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 19:00:00.63 ID:woIfdlawO

みくる「そ、そう言う……訳……なんですぅ……」

良くみたら朝比奈さんもだ。赤面しながら、私と古泉を交互に見ている。

一姫「で、何か心当たりはありませんか長門さん?」

長門「そ、その前に古泉一姫。彼の髪をポニーテールにしてから」

一姫「……は?」

みくる「わた、わたし、手伝いましゅぅっ!」

キョン子「……ましゅ?」

朝比奈さんは私の返事も待たずに、伸びきった髪の毛を束ね始めた。

みくる「はぁっ、はぁっ……」

荒い息づかいを後頭部に感じる。なんだか物凄く嫌な予感がしてたまらない。

みくる「で、できましゅたぁ」



76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 19:18:44.16 ID:woIfdlawO

キョン子「あ、ありがとうございます朝比奈さん……?」

みくる「い、いえ……」

一姫「…………」

長門「…………」

キョン子「…………」

みくる「…………」

そして私達四人の動きは止まった。いや、下手に動けない状況に陥ってしまった。

……何を言っているのか解らないと思う。私ですら、目の前で起きている事が解らない。理解出来ない。

ありのままの現状を話そう。

長門によって私と古泉は、髪を早朝時に戻された。そうすると、その長門と朝比奈さんがスカートにテントを作って顔を真っ赤にして俯いている。

意味解る?わからないよね?私もわからない。

何がどうしてどうなったらこうなると言うのか。ていうか、二人のテントの先がじわっと濡れてる感じ?何を先走っているのですか?



79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 19:27:32.01 ID:woIfdlawO

一姫「……キョン子さん、少しお話があります。こっちに来てくれませんか?」

沈黙を破ったのは、古泉だった。

キョン子「あ、う、うん……」

一姫「ふふっ、森さんの話なんですがねぇ」

キョン子「………っ!」

古泉はそう言って、チラリと部室の扉を見た。うん。私も今すぐここから逃げ出したい。

……このままじゃ多分やられる……

みくる「私もキョン子ちゃんにお話があるんでしゅけど、いいでしゅかぁ!?」

キョン子「ひっ……な、なんですか朝比奈さん?」

こら待て古泉。後退りするな。私を置いて逃げるつもりか。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 19:43:23.25 ID:woIfdlawO

みくる「あのぉ、さっきは気付かなかったんでしゅけどぉ……」

キョン子「な、何の話ですか朝比奈さん?ちょっと近寄らないでもらえますか」

一姫「すいません急なバイトが入りました。それでは私はこの辺で」

キョン子「一人で逃げるな古泉っ!?」

一姫「あれっ?扉がっ?」

長門「私から逃げられると思っているの……?」

一姫「……それって死刑宣告ですよねぇ……って長門さん。本当にすいません勘弁して下さい近寄らないでってああっ!?」



86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 19:56:17.87 ID:woIfdlawO

みくる「もう我慢できましぇん!?」

キョン子「ちょっと待って……うあ」

朝比奈さんに無理矢理押し倒された。

みくる「キョン子ちゃん……」

キョン子「あ、朝比奈さん?」

ちょっと待てちょっと待てちょっと待て。

なにこれレイプが始まる?私が朝比奈さんで古泉が長門に?

一姫「あ、涼宮さん!?」

長門「私に嘘は通用しない……情報封鎖は完了している。誰も入ってこれない……」

一姫「ひうっ……ちょっと舐めないで長門さん……落ち着いて……」

みくる「キョン子ちゃんとちゅうしたいでしゅ……」

何とか逃げなければ。ふたなりに犯されるなんて絶対に無理っ!


89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 20:19:36.13 ID:woIfdlawO

切り抜ける方法を考えるんだ私っ!

キョン子「朝比奈さんちょっと待って……耳だめぇ……んっ……む、無理矢理はちょっと嫌だなぁ」

みくる「私はキョン子ちゃんのけちゅまんこで、無理矢理おちんぽしごきしたいれしゅっ!?」

駄目だこの人。誰かさっさと未来に返して。

一姫「あんっ……そ、そうだ長門さん。朝比奈さん……国木田!国木田君を自由にする権利を与えましょう!ですから私を……長門さんっ!?」

長門「男の子と男の娘のお尻は違う……諦めて」

一姫「そんなの一緒でしょうにってああっ!」

キョン子「やめっ……!?」

もう駄目なのか?朝比奈さんの指が直接股関に……頼むから誰か来てくれ。誰でもいいから。こんなの絶対に私は



『……ふん、これぐらいにしておけ』

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 20:33:09.93 ID:woIfdlawO

突然、謎の女性の声が聞こえたと同時に

みくる「ふあっ……?」

キョン子「……え?」

さっきまで私におちんぽを擦りつけながら舌を這わせて股関を弄んでいた朝比奈さんが、私の上で意識を失った。

……何を説明しているんだ私は。古泉も同様みたいだな。困惑した顔で意識を失っているであろう長門を蹴飛ばした。

……さっきの国木田発言もそうだが、古泉の黒い部分を垣間見た。

いや、そんな事よりだ。とりあえず助かった……ありがとう見知らぬ人……って。

キョン子「……もしかして、藤原?」

藤子「ふっくっく、藤子とでも呼んでもらおうか。今は君達と同じ男の娘だからな」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 20:42:58.42 ID:woIfdlawO

都合が良過ぎると言うのは一先ず置いといてだ。

キョン子「まさかお前に助けられるとはな……」

一姫「……誰?」

そういや古泉会った事無いんだよな。

キョン子「お前をダークサイドに堕としたような未来人」

一姫「なんですかそれ……」

知るか。谷川に聞け。分裂にそう書いてあるんだから。

藤子「ふん……現地民とは言え、同じ境遇の男の娘は放っておけん。それにここに来たのには理由がある……おい、起きろ長門有希」

藤子は唐突に、意識を失っているであろう長門をゴスゴスと足蹴にし始めた。

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 20:56:58.69 ID:woIfdlawO

キョン子「……藤子」

藤子「ふん、心配するな。この時間平面のヒューマノイド・インターフェースは解析済みだ。行動不能も洗脳も意のままだ。そちらで寝ている朝比奈みくるに至っては論外。肉体だけで行動不能に出来る」

キョン子「いや、そう言う説明も必要だけれども後頭部に……」

藤子「…………」

藤子の後頭部に明らかにぶっかけられた白濁液が、どろりとへばり付いている。

藤子はそれを触りながら呟いた。

藤子「……佐々木の仕業か」

……それは聞きたく無かった

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 21:13:23.27 ID:woIfdlawO

藤子「ふん、後頭部なのは不幸中の幸いか……おい起きろ長門有希」

長門「う……あ……?」

藤子「こんなふざけた世界改変を行ったのは誰だ?」

長門「あ……わから……ない……私でも……涼宮ハルヒでも無い……」

藤子「ちっ……もういい。人形は人形らしく寝むるがいい」

藤子が舌打ちすると同時に、長門はその場に崩れ落ちるように倒れ込んだ。

藤子「では、やったのは誰だ……?」

キョン子「藤子。どうい言う事か説明してくれないか?」

一姫「私からもお願い致します……」



102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 21:27:29.80 ID:woIfdlawO

嘆息しながら、藤子は呟いた。

藤子「言わずもがな、観測にすら値しない世界改変さ……」

確かに。

藤子「改変出来るのは涼宮ハルヒ本人、もしくはそこで寝ているような人形がその能力を盗む以外に有り得ない」

一姫「あれ、本当だったんですか?長門さんが女の子らしい世界なんて、貴方の妄言と思っていましたよ」

キョン子「そろそろ殴るぞ古泉」

一姫「ふふっ、冗談ですよ冗談。しかし、涼宮さんでも長門さんでも無いと……」

藤子「ふん、周防九曜も否定した。僕達未来人はそれは禁則だ。残っているのは、あの喫茶店の……」

キョン子「まさか喜緑さん……?」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 21:36:56.71 ID:woIfdlawO

一姫「喜緑江美里さんですか?」

キョン子「そうだ。今考えれば、納得出来る……」

百合のような芳香を残して立ち去ったって本文はそうなのか?そう言う意味だと昔から期待しているぜ谷川。

藤子「ふっくっく、考えすぎだ。しかし、残っているのはその喜緑江美里しかいない。もし違っているのならお手上げだ」

キョン子「……古泉」

一姫「ええ、生徒会室に行ってみましょう」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 21:49:39.34 ID:woIfdlawO

………

……



生徒会室に向かいながら、私と古泉は藤子に質問を繰り返す。

一姫「未来人ですよね。今回の事は」

藤子「既定事項では無い」

キョン子「長門を行動不能と洗脳したのは?」

藤子「禁、則。解析済みだと言って置こう」

一姫「元の世界に戻る方法は?」

藤子「件の喜緑江美里がやったのなら、洗脳すれば良い。その方法も禁則だ。涼宮ハルヒであるから洗脳が出来ないのであって、改変能力を盗んだだけのヒューマノイド・インターフェースなら幾らでも方法はある。それが情報統合思念体から遣わされた物なら尚更だ」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 22:04:18.28 ID:woIfdlawO

キョン子「さっきから都合良すぎ」

藤子「そうでもしないと、解決に向かわないではないか」

一姫「ふふっ、まぁ、そう言う事は置いといてですね。着きましたよ」

……生徒会室……

藤子「ふん、ここにいるのか」

一姫「校内では常に行動するよう、生徒会長には伝えてありますからね」

それは喜んで受け入れただろうな。あの生徒会長。

一姫「昼休みには、ここに二人で居るはずです……」

そう言って、無言で藤子を見つめながら古泉は生徒会室のドアノブに手をかけた。しかし、その瞬間に扉の向こうから


『ああんっ!江美里ぃ!?』


キョン子「…………」

一姫「…………」

藤子「…………」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 22:15:41.29 ID:woIfdlawO



『うふふ、なんて淫らな生徒会長なんでしょう?』

『ああっ!あはぁっ!?』

『書記職に犯されて、そんなに気持ち良いんですか生徒会長さん?おちんちんがびくんびくん脈打っていますがぁ?』

『ああっ!けつまんこ犯されて気持ち良いですっ!犯されて感じる卑しい卑しい生徒会長ですぅ!?』

『うふふ、本当に卑しい生徒会長ですね♪しごいてあげましょうか?』

『あひぁ!?出ちゃうぅ!?そんな事されたらぁ!?』

キョン子「…………」

一姫「…………」

藤子「……開けろ古泉一姫」

一姫「え?」

藤子「あ、開けなきゃ先に進まないだろう?」

……確かにそうだが、喜緑さんと生徒会長。何をしているんですか……本当に泣きたくなってきた。

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 22:28:25.81 ID:woIfdlawO

意を決した古泉が生徒会室の扉を開けると

喜緑「あんんっ!」

会長「あっ……はぁ……かけてぇ……江美里のおちんぽみるくぅ……」

眼鏡をかけた男の娘の生徒会長に、遥か宇宙から遣わされた書記職が、その生徒会長の顔にめっちゃおちんぽみるくをぶっかけていました。

何を言ってるかわからない?ありのままを言っただけなんですけど。

喜緑「……うふふ、眼鏡も汚れてしまいましたね……なんて卑しい生徒会長なんでしょう」

会長「ああっ……あっ……」

キョン子「すいませーん」

喜緑「さあ、卑しい生徒会長らしく、お口で私のおちんぽを綺麗にしてくれませんか?」

会長「はぁ……い……んむっ」

キョン子「聞いてますかー?」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 22:51:20.48 ID:woIfdlawO

喜緑「……んっ……聞いてますよ?」

キョン子「……男の娘になった生徒会長にくわえさせながら、こっち見るの止めて貰えませんか?」

喜緑「うふふ、それは無理ですね♪せっかくの改変世界ですから。私は最後まで楽しませて頂きます」

会長「んんっ!んむぅっ!?」

藤子「……君がしたんじゃないのか?」

会長「んあっ!?もっと……江美里のおちんぽみるくぅ……」

喜緑「こんな事をするのは長門さんでしょう?」

会長「今度はけつまんこに中にぃ……」

藤子「長門有希は否定したぞ」

会長「直接注いでぇ……」

喜緑「え?じゃあ誰なんでしょうか……こんな不完全な改変をするのは……?」

会長「卑しい卑しいけつまんこに早くちょうらい……」

一姫「ちょっと黙って下さい」

会長「ああっ!?」

眼鏡の男の娘に蹴りを入れる古泉。よくやった!

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 07:12:17.36 ID:8l3OXbxdO

古泉に蹴られて倒れる生徒会長。そのままおちんぽみるくにまみれた眼鏡が外れた。

会長「はっ?俺は何故白濁液まみれに……?」

キョン子「……なんだそれ」

喜緑「ああっ!?私の『淫乱眼鏡』が」

藤子「本当になんだそれは。ふざけているのか喜緑江美里」

藤子の言う通り。もう滅茶苦茶だ。

喜緑「ですから言っているでしょう?不完全な改変世界。直ぐに戻るなら最後まで楽しもうと」

一姫「……森さんも、そう思ったんでしょうかねぇ」

キョン子「…………」

藤子「ふん、そうと判ればもう用は無い喜緑江美里。そこの男の娘と元に戻るまで楽しんでいろ」

喜緑「貴方達も一緒に楽しみません?『眼鏡』は沢山ありますから。様々な属性もね♪」

キョン子「……遠慮しておきます喜緑さん」


134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 07:16:57.29 ID:8l3OXbxdO



こうして私達は生徒会室を後にした。

生徒会室の扉を閉める際に、生徒会長の喘ぎ声が聞こえたのはきっと気のせい。

キョン子「……じゃあ、誰がやったんだ?」

一姫「まだ見ぬ勢力でしたら、お手上げですね」

藤子「ヒューマノイド・インターフェースは他にも存在しているからな……勿論、僕や朝比奈みくるのような未来人も」

一姫「能力者もですね。閉鎖空間関係無しに能力が使える方も居ましたし……」

キョン子「中河とか?あれは能力と言える物か?」

一姫「中河君が微力であっただけで、強大な能力を持った方が居ても不思議では無いでしょう?」

確かにそうかも知れないが、言えばキリがない。

「………はぁ」

三人同時に溜め息をつく。

キョン子「そろそろ昼休みも終わりか……」

一姫「ふふっ、授業なんて気にしている場合ですか?」

キョン子「いや、一旦部室に戻って落ち着きたい。
藤子、その都合の良い洗脳とやらで朝比奈さんと長門を教室に戻してくれ」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 07:18:56.93 ID:8l3OXbxdO

………

……



藤子「ふん、これで暫くは襲われる心配は無い……」

一姫「ふふっ、本当に都合の良い洗脳ですねぇ」

キョン子「何にせよだ。今はここで落ち着いて考えよう……」

文芸部室。三人の男の娘。

藤子は長門と朝比奈さんを洗脳すると共に、念の為ハルヒは勿論、鶴屋さん阪中さんENOZ等、北高にいる女性陣を洗脳してくれた。

古泉は遅めの昼食。サンドイッチを頬張っている。

ていうか、喜緑さんと生徒会長の濃厚な絡みを見て良く食えるな。私は全く食欲が湧かない。

キョン子「…………」

淡い期待を込めて、ハルヒのPCを除き込む。

……キョン子フォルダと言う中身を絶対に見たくない物がデスクトップ上にあった。完全に削除しておこう。

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 07:57:10.64 ID:8l3OXbxdO



キョン子「全くどうなっているんだこの世界は……あぁ、藤子。そう言えば不完全な改変世界とか言ってたな」

藤子「ふん、誰が行ったか知らんがな……僕達が良い例だ」

キョン子「私達が?」

藤子「僕達が、ふたなり化した女性陣の性的欲求を満たす為の存在に改変されたのは間違いない」

凄い最低の改変。

藤子「しかしそれは、髪を切る等して視覚的情報を少しでも変えるとその対象から外れる……阿呆としか思えん」

キョン子「だから髪にこだわっていたのか……?」

藤子「ふん、他にも探せば幾らでもある。矛盾だらけ、穴だらけの世界だ。一つ一つが甘過ぎる」

……あれ?何かどっかで聞いた事あるような。

一姫「ふふっ、しかし手詰まりですよ。該当する者がもう存在しません」

食事を終えた古泉は、手にしている眼鏡を拭きながら……っておい。

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 08:37:33.31 ID:8l3OXbxdO

キョン子「いつの間に持って来た」

一姫「ふふっ、この『淫乱眼鏡』ですか?」

藤子「おい。君はまさか……」

一姫「私はかけませんよ。これは、いざと言うときの為ですねぇ。レイプされるのは嫌ですから、もしもの時は相手にかけて貰うよう懇願します」

藤子「……ふん、なるほどな」

そっか。私も貰えばよかったかな……ん?

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 08:39:04.55 ID:8l3OXbxdO



───ドドドドド

キョン子「……何か聞こえない?」

藤子「誰かが走ってるような……?」

一姫「ていうか、こっちに向かって来て」

───ドカアッ!

キョン子「ひっ!?」

藤子「なっ!?」

いきなり部室の扉が物凄い衝撃音と共に破壊され、その扉はそのまま反対側にある窓のガラスを突き破って外に飛んでいった。

一姫「……うそ」

森「見つけたぞ古泉……」

そして姿を表す機関が誇るメイド服を好む諜報員、森園生。

キョン子「本当に滅茶苦茶だなぁ……」


147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 10:32:40.82 ID:8l3OXbxdO

森さんは私と藤子を無視して、古泉に向かって真っ直ぐに歩を進める。

一姫「ど、どうして森さんが。機関で軟禁してた筈なのに」

森「潰した」

一姫「は?」

森「機関、潰して来た」

一姫「……つ、潰したって森さん」

森「どうせ元に戻るのだろう?そんな事よりだ古泉」

一姫「な、なんでしょうか」

森「なに私から逃げているんだお前は」

一姫「そ、それはですねげうぅっ!?」

古泉の身体が、くの字に折れ曲がった。森さんの右拳が深々と腹部に突き刺さっている。

ていうか、くの字に折れ曲がる人を初めて見た。

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 10:54:18.53 ID:8l3OXbxdO

そして森さんが離れると同時に

一姫「うええ……っ!」

ビシャビシャと嘔吐。

森「手加減はしてある。心配するな古泉」

一姫「あうっ……」

そのまま頭を踏みつけられて、自らの吐瀉物に顔を埋める古泉。

森さん、どの辺を手加減してあるか教えてくれませんか。

森「顔も髪も汚れてしまったなぁ古泉……洗わないといけないなぁ……」

一姫「うっ……も、森さん許して……」

森「そんなに許して欲しいか?」

更に古泉の頭を足でぐりぐりとする森さん。古泉の顔を吐瀉物まみれにするように。

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 11:02:38.81 ID:8l3OXbxdO



一姫「うえっ……許し……許してください……」

森「そんなに言うなら許してやろう。ほら、さっさと立て」

一姫「うっ……ううっ……」

自分のゲロにまみれながら立ち上がり、俯いて泣き出す古泉。

森「……おい、せっかく許してやったんだ。感謝の言葉ぐらい私によこせ古泉」

一姫「ひぐっ……あ、ありがとう……ございます……森さん……」

森「よーし、そのまま歩いてお前の家に帰るぞ。その吐瀉物まみれの顔を道行く人に見てもらえ」

一姫「ううっ……も、森さん……」

森「さっさと私の前を歩け古泉」

一姫「あ、あの、こ、これを……」

森「ん?なんだそれは」

ガタガタ震えながら古泉が森さんに見せたのは……『淫乱眼鏡』だった。

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 11:16:32.61 ID:8l3OXbxdO


古泉の切り札。最後の望み。残された希望。淫乱眼鏡。これを森さんがしてくれれば

森「私に眼鏡属性は無いぞ。なにがしたいんだお前は」

一姫「あ……」

カシャンッ

森さんは、差し出された淫乱眼鏡を床に払いのけた。

森「さっさと歩け」

一姫「うっ……ふぐっ……うううーっ!」

古泉マジ泣き。

キョン子「お、おい。さっきの洗脳を森さんにして早く助けろ」

藤子「さ、さっきからしている。しかし全く通用しない。何なんだあの女は」

キョン子「……通用しない?」

森「何をこそこそと……あら、キョン子さん?お久しぶりですね」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 11:26:13.23 ID:8l3OXbxdO



本当に私達に気付いていなかったのかどうかは解らない。しかし、森さんが私に向けた表情は古泉と違って優しいものだった。

キョン子「お、お久しぶりです森さん……」

森「居るなら居ると一声かけてもらえばよろしかったのに。
はしたない所を見られてしまいましたね……あら、そちらの綺麗な御方は?」

藤子「ふ、藤子です。初めまして……」

森「藤子さん、ですか……」

藤子「…………」

キョン子「…………」

動けない。蛇に睨まれた蛙。

森さん「……ふふ、そんなに緊張しなくても宜しいですよ。用があるのは古泉だけですので」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 11:48:11.37 ID:8l3OXbxdO



にっこりと笑って、森さんは踵を返した。

森「それでは私、言う事を聞かない部下の教育がありますので……」

どんな教育なんだろう。

森「ほら、行くぞ古泉」

一姫「ひぐっ……うっ……」

泣きながらゆっくりと歩く古泉の後を、森さんは笑顔でついていく。

森「全身の関節を外しながら犯してやるぞ古泉……」

破壊された出口から出る際に、森さんは呟いた。それと同時に古泉が悲痛な声で泣き叫んだ。

森「それでは、ごきげんよう。あ、元に戻すのはゆっくりでお願い致しますね」

キョン子「…………」

藤子「…………」

私達は無言で会釈した。

さようなら古泉一姫。そしてすまない。私達には、森さんに対抗する術がありません。あれは無理です。

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 16:46:32.63 ID:8l3OXbxdO



藤子「…………」

キョン子「…………」

藤子「……あー、えっと、なんだ。彼の死は無駄にしないみたいな?」

キョン子「そう思うしかないんじゃないかな……って藤子、なんだそれ?なんか服に巻き付いてるぞ?」

藤子「え?」

キョン子「髪の毛みたいな……あ」

ああ、藤子さようなら

あれだろう?その髪の毛って

周防九曜

藤子「なん……っ!?」

何処からともなく一気に涌いて出てきた大量の黒い髪の毛が、藤子の身体に瞬時に絡み付いた。

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 16:48:40.83 ID:8l3OXbxdO



藤子「そんな馬鹿な!洗脳は完全に行ったはずだ!?」

ざわざわと動く黒い髪の毛が、藤子の身体をがんじがらめに縛り上げていく。

藤子「うぐ……っ!」

両手を後ろに回され、両足首を交差され、黒い髪の毛が何重にも身体に食い込むように巻き付いていく。

藤子のふくよかな乳房やも細い腰や腕や太股にも何重に食い込み、衣服を着けているにも関わらずまるでこれは

キョン子「……ボンレスハム?」

藤子「ボンレスハム言うなっ!いや待て。これ結構きつ……かはっ!?」

キョン子「うあ……」

藤子の首や舌にまで絡み付く黒い髪の毛。喋る事を許さないかのようにだ。

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 16:56:10.86 ID:8l3OXbxdO

キョン子「……周防九曜、藤子をどうするつもりだ」

藤子にまとわりついている、黒い髪の毛に向かって私は喋った。

九曜「洗脳は──解けた──続きを──」

直接、頭に響き渡る返答。

キョン子「佐々木と橘京子も一緒?」

九曜「そう──三人で──彼の──けつまむこ──」

キョン子「……もう、いいです」

何とかしろと言わんばかりの目をする藤子に、私は両手を合わせて無言で謝罪。

許せ藤子。時間が無いんだ。いろんな意味で。

こうして、ミノムシと言うかボンレスハムと言うか周防九曜の髪の毛にがんじがらめにされた藤子は瞬く間に消えてしまった。

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 16:57:43.48 ID:8l3OXbxdO



佐々木達三人にか……少し、羨ましいかも……いやいやそんな事よりだ。

キョン子「で、展開を早めて藤子輪姦描写もスキップして最後の一人にした私の相手は誰だ?」

『うふふ、勿論この世界改変を行った私よ』

キョン子「その声はお前か……朝倉涼子」

朝倉「覚えていてくれたのね。涼子、嬉しいな」

アーミーナイフの刃先を指でなぞりながら、朝倉は私の前に現れた。それと同時に、辺りが闇に包まれていく。あの時の教室のように。

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 17:14:23.48 ID:8l3OXbxdO



キョン子「……犯される前に聞きたい。どうして復活しているんだ?どうしてこんな世界を?」

朝倉「復活を望んだのは涼宮さんよ」

キョン子「ハルヒが?」

朝倉「成功する確率は低いと思ってたけど、念の為に良きクラス委員長を演じていて良かったわ。それが例え一ヶ月だったとしても……知ってる?
涼宮さんはクラス替えの時期に強く望むのよ。また、同じクラスになりますようにって」

キョン子「……確かに似たような顔ぶれだが、お前はカナダに引っ越した事になってるだろう?」

朝倉「そこが長門さんの大失敗だったみたい。更に強く望んでしまったようね。私が日本に帰って来ないかしら、とかね」

キョン子「そんな馬鹿な話があるか!そんなんで復活してたまるか!」

朝倉「でも、実際に私は存在しているじゃない」

そんな簡単に……驚愕するしかない。

朝倉「本当に復活したら嬉しいな?」

何の話だ。

キョン子「それでハルヒの能力を使って世界改変か……恩知らずにも程があるぞ」


188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 17:27:45.62 ID:8l3OXbxdO

朝倉「そう言われると困るな。私もしたくてした訳じゃないんだし」

キョン子「……黒幕はお前の親玉か。急進派だったか?」

朝倉「うふふ、それは内緒」

キョン子「……そう言えば朝倉、お前のいないこの一年間の間に」

朝倉「時間稼ぎは無駄なんだけど?」

キョン子「うぐっ……」
バレバレか。

後退りする私に、ゆっくりと詰め寄る朝倉。

朝倉「どれだけ時間を稼ごうが、長門さんはあの時のように現れない。私が改変した世界なのよ?」

しかし、藤子は一つ一つが甘い。矛盾と穴だらけと言っていた。

何か切り抜ける方法を考えろ私!

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 17:37:54.48 ID:8l3OXbxdO



キョン子「ええっと……藤子の洗脳を解いたのはもしかして朝倉?」

朝倉「……そうね。解いたと言うか修正したわ。この世界にあんなものはいらない」

お前の頭を修正しろ朝倉。

キョン子「なんでふたなりだ?なんで男の娘なんだ?こんな世界にして何の意味がある?」

朝倉「単なる趣味かな?」

キョン子「趣味って……」

朝倉「うふふ、私に快楽を与えて発生する情報を観測したいみたいね」

他人事のように言うな。その快楽とやらに付き合わされる身にもなってみろ情報統合思念体っ!?

朝倉「はい、そろそろお話はおしまい♪もう後ろは壁なんだけど?」

キョン子「あ………」

朝倉「それじゃあ、始めましょうかキョン君……いえ、キョン子さん♪」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 17:59:06.45 ID:8l3OXbxdO

キョン子「どうしてもするのか朝倉……?」

朝倉「当然じゃない。それにレイプなんて、準備段階の一つよ」

キョン子「ひうっ!?」

アーミーナイフの刃先を横に、朝倉は私の喉元に突き付けた。

朝倉「究極の痛みは究極の快楽……こういう世界はその為の準備。先ずは肉欲に溺れさせ、その次に限界まで苦痛を与える。最後はそれを同時に行う。そして発生する情報フレア。それこそが私達の求める物」

キョン子「どこのヘルレイザーだっ!?と言うか、今適当に考えただろ朝倉っ!?」

朝倉「無駄な事は喋っちらないで?先に犯しながら凌遅刑を試してもいいんだけど?」

キョン子「うぅ……っ!」

スーッと突き付けたアーミーナイフで喉元の皮を薄く切られた。そこから血が滲んでくるのを感じる。

朝倉「わかったかな?動いちゃ駄目、無駄な事は喋っちゃ駄目。大人しく私に犯されなさい……」

キョン子「ん……っ!」

朝倉は私に正面から身体を密着させて、喉の傷に舌を這わせた。

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 18:06:16.23 ID:8l3OXbxdO

朝倉「うふふ、喘ぎ声は出してもいいわよ?でも絶対に動いちゃ駄目。動いたら凌遅刑が待ってると思ってね?」

凌遅刑だけは本当に絶対に無理っ!

朝倉「動いちゃ駄目よぉ……?」

キョン子「んんっ!?」

耳に朝倉の舌が……

朝倉「うふふ。ちゅうの時は舌を動かしていいわよ……」

それは動かさないと駄目って事でんむっ?

キョン子「んん……っ!」

ねっとりと朝倉の舌が口に入って来る。言われるがまま何度も舌を絡ませる内に、不覚にも私は

勃ってしまった

これはもう諦めるしかないみたい……

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 18:42:50.91 ID:8l3OXbxdO

朝倉「んっ……んふふ♪」

キョン子「んんっ!」

身体を密着させている朝倉にはそれがバレバレ。

舌を絡ませながら、器用に手にしているアーミーナイフで私の下着を切り裂いた。

パサッと下着が足元に落ちる。

朝倉「ぷぁ……キョン子さん……スカートを自分で捲り上げてもらえるかしら?」

キョン子「…………」

無言でスカートの裾をつまんで私は……

朝倉「うふふ、可愛い♪」

お願い誰か。誰か私を助けてくれ。こんな、こんな事。


203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 18:58:08.50 ID:8l3OXbxdO



朝倉「動いちゃ駄目よぅ?キョン子さぁん……あむ」

キョン子「ひあっ!?」

朝倉「んぐっ……んっ!んっ!」

キョン子「ううっ!あっ!?」

じゅぷじゅぷと口で責めてくる朝倉。スカートの裾を握りしめて堪えるしかない。

朝倉「んふふ……♪」

見ないでくれ朝倉。そんな顔で私を。

朝倉「んっ……そんなに気持ちいいのキョン子さん?少し出てるわよぉ?」

キョン子「ひうっ……う……」

涙が滲んで来た。こんな無理矢理されて私は、私は。

朝倉「我慢しないで出していいわよ?んむっ」

キョン子「あっ!ひああっ!?」

朝倉が激しく口で責めてくる。くわえながら舌を動かし、吸い上げながら小刻みに顎を動かされる。駄目。駄目だ朝倉やめろ。こんな事続けられたら私は私はぁ!?

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 19:09:53.50 ID:8l3OXbxdO



キョン子「んあっ!あっ!」

お願い朝倉、やめっ、出したくない、いやだ、うあ、もう駄

朝倉「んっ……やっぱり、だぁめ」

キョン子「ああうっ!あっ……ああ……?」

朝倉「今出しちゃう寸前だったでしょ?うふふ、びくびく動いて可愛い♪」

キョン子「はぁ……あんっ」

朝倉「そんな切ない顔しないでょぉ。ちゃんと出させてあげるから。後ろを向いてくれる?」

キョン子「はぁ……はぁ……」

これ以上されたら

私は朝倉に

堕ちる

朝倉「ほらぁ、壁に手をついて?恥ずかしい所を全部見せるように、お尻をつき出すの」

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 19:21:03.36 ID:8l3OXbxdO



逆らいたいのに逆らわなきゃいけないのに

朝倉「うふふ、全部ここから丸見え……ねぇ、キョン子さん達のアナルは普通と違うのよ?知ってたかな?」

何を言って……

朝倉「長門さんが言わなかったかしら?けつまんこは違うって」

だから何だと言うの……

朝倉「男の子と男の娘はこの世界じゃ完全に違うのよ。男の娘は性的欲求を満たすだけの存在」

性的欲求を満たすだけ……

朝倉「後は自分で体感してね。イッちゃうまでキョン子さんのけつまんこ、思いっきり舐めてあげる♪」

キョン子「う……?」

朝倉の両手が私の臀を開き、ゆっくりと舌が

キョン子「あひぃっ!?ひああああぁぁあぁうっ!!」

209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 19:33:19.88 ID:8l3OXbxdO



朝倉「んんっ♪」

舌が、舌が、朝倉の舌が。こんなのずるい。ずるすぎる。

キョン子「んくっ……んっ!んんーっ!?」

朝倉「んふふっ♪我慢するだけ辛いわよぉ?」

キョン子「だ、駄目朝倉。こんな、こんなあはぁ!?」

堕ちるどころじゃない。朝倉に狂ってしまうっ!

キョン子「ひあうっ!あっ!あんっ!めえっ!ひやううっ!?」

こんなの立っていられないぃ


210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 19:34:58.57 ID:8l3OXbxdO



ガクガク足を震わせて、私は朝倉の舌から逃げるようにへたり込んだ。こんなの、こんなの

朝倉「だぁめ♪イッちゃうまで舐めてあげるって言ったじゃない♪」

キョン子「ひうぅ……?」

四つん這いにされ、またお尻に舌があぁ。

キョン子「だめだ朝倉ぁ!?おねがっ!あんっ!あひあああうっ!?」

朝倉の舌が入ってえぇ

駄目えぇ

もう私は

駄目だようぅ

キョン子「あはぁ!?朝倉ぁ!朝倉ぁ!?ひううっ!ああんっ!!」



213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 19:52:03.00 ID:8l3OXbxdO



朝倉の舌が気持ちよすぎるうぅ

キョン子「ひあんっ!舐めてぇ朝倉ぁ!もっとぉ!あひああうっ!!」

私は朝倉にいぃ

涎を垂らしておねがいぃ

キョン子「うああっ!いいっ!いひうっ!?けつまんこっ!いいよぉ朝倉ぁ!?朝倉してぇ!もっとけつまんこ舌でえぇ!?」

ぴちゃぴちゃ聞こえるっ!?朝倉が私のけつまんこきれいきれいにひぃ!?

キョン子「あしゃくらぁ!?すごいのっ!すごいからぁ!?
けつまんこすごすぎぃ!すごすぎのよぅ!あんっ!あひあはぁ!?こんなのいっちゃうっ!すぐにびゅーっびゅーっていっちゃうっ!?いいのあしゃくらぁ!?びゅーっておちんぽみるくだしちゃってれぇ!?」

もうじぶんがわからないひぃ!?だすだすだすだすっ!?けつまんこなめられておちんぽみるくびゅうぅ!

キョン子「あうああっ!?いっちゃうっ!出るうっ!けつまんこでいっちゃうっ!あはあぁぁああああっ!!」

びゅくんって

びゅくんって

床に向かっていっぱいぃ……

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:01:12.62 ID:8l3OXbxdO

朝倉「ぷあっ……いっぱい出したわねキョン子さん♪」

キョン子「あひうっ……ああ……」

朝倉「床をいっぱいおちんぽみるくで汚しちゃって、しょうがないわね」

キョン子「ごめんなさいぃ……」

朝倉「うふふ、舌で綺麗にお掃除して?」

キョン子「はぁい……」

朝倉「きっと甘くて美味しいわよ?自分のおちんぽみるくは」

あまい

甘い

本当に甘い

朝倉

なんで賢者タイムを修正してないんだ

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:04:27.90 ID:8l3OXbxdO



それよりさっきの私はなんなんだ。幾らなんでも酷いぞ朝倉。

恥ずかしくて死にたくなる。いや、マジで。この世界は絶対に消去してやる。永遠にだ。

ていうか、快感と一緒に賢者タイムも倍増させてないか?

阿呆か


私は苦い苦い自分の精液を舐める屈辱に堪えながら、落ちていた淫乱眼鏡を手にした。

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:14:44.26 ID:8l3OXbxdO

キョン子「んくっ……朝倉ぁ……お願いぃ……」

朝倉「あら?どうしたのキョン子さん。眼鏡なんか拾って」

キョン子「かけてぇ……眼鏡の朝倉にけつまんこ犯されたいのぉ……」

朝倉「うふふ、そんな趣味があったの?」

キョン子「お願いぃ……眼鏡かけてぇ……それで私をいぢめてぇ?けつまんこめちゃくちゃにしてぇ?」

朝倉「しょうがないわねぇ」

……本当に通用するかどうかは解らない。知ってて付き合っている可能性もある。
しかし今は、朝倉の阿呆さ加減を信じるしかない。
藤子の洗脳とか見落としていただろう?頼む朝倉。生徒会長のように、さっきの私のように快楽だけを考える存在になれ!

そう心で願いながら、朝倉が眼鏡をかけるのを見届けた。

朝倉「あ……れ……?」

意外と似合うじゃないか朝倉……って違う!?

223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:26:59.43 ID:8l3OXbxdO

朝倉「はぁ……あ……?」

眼鏡をかけた朝倉は、身体を震わせて突然。

朝倉「あううっ!欲しいっ!欲しいよぉっ!?」

オナニー開始。やっぱり片手でしごいて、片手で二つ穴をぐちゅぐちゅ弄ぶのか。

朝倉「欲しいのよぉ!おちんぽもおまんこもおしりもぉ!?いっぱい欲しいのぉ!!」

キョン子「……そ、そんなに欲しい朝倉?」

朝倉「あううっ!キョン子さんのおちんぽぉ!ちょうだいちょうだいちょうらぁい!涼子のえっちな二つの穴にひぃ!?」

キョン子「わ、私の言う事を聞いたら」

朝倉「聞くぅ!何でも言う事を涼子は聞くのぉ!
らからキョン子のおちんぽぉ!けつまんこぉ!涼子がしゃきににキョン子のおちんぽしごきをおまむことおひりれしゅるからぁ!
キョン子も涼子のおちんぽしごきをけつゅまむこで頑張ってくらしゃるうっ!?いっしょにおちんぽみるくにまみれてひゃうえぇっ!!」

日本語で頼む。

キョン子「……世界を元に戻したら、いっぱいしてあげるぞ」



226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:35:47.44 ID:8l3OXbxdO

朝倉「はぁいっ!もどしゅうっ!もどしゅからおちんぽしごきをいっしょにひぃっ!?」

キョン子「………あ」

世界が

朝倉に吸い込まれて行く

ていうか、こんな簡単でいいのか

いやいやハルヒの時もキス一つで戻ったじゃないか

今回は頑張った私

そして危なかった

けつまんこで狂った時は、本当に朝倉の性奴隷でいいと思ったし

ハイパー賢者タイムで自分の精液舐めた後、眼鏡をかけさせる為に恥ずかしい台詞連発したし

……けつまんこは本当にヤバかった。

古泉と藤原はどうなるのか、ちょっと……見てみたい……かも……

目の前が

真っ白になった

そして

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:39:46.31 ID:8l3OXbxdO

………

……



朝早くに目を覚ました俺は、直ぐに自分の身体を確認した。

キョン「髪が短い……と言うかこの声……」

胸をまさぐる。よし、膨らんで無い。

股間はどうだ?うん。しっかりと朝勃ち。

しかしまだ安心出来ない。

部屋にある鏡を恐る恐る覗いてみる……なんだか久しぶりだな俺。

231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:47:20.69 ID:8l3OXbxdO

急いで長門に携帯で連絡をして、事の顛末を説明。

キョン「……と言う訳なのだが」

長門「……わかった。私に任せて。直ぐに対処する」

どう対処するのかは解らないが、何とかなるだろう。

電話を切り、そのまま古泉にかける。

古泉「んっふ、おはようございます。わざわざモーニングコールをかけて頂けるとは。ようやく僕の気持ちに」

電話を切って、着信拒否。

キョン「妹も確認するか……」

おいそこ。変な事を想像するな。ちゃんと男の子が好きかどうか確認するだけだ。

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 20:59:20.14 ID:8l3OXbxdO



妹の無事?を確認してから学校に向かった。

途中で出会った谷口も国木田も相変わらずだし、教室に入ってもハルヒは髪型について何も言う訳でも無し。

昼休みに古泉や朝比奈さんの様子を見に行ったが、うむ。問題無し。

古泉「着信拒否しないで下さいよ。ただのジョークじゃないですか」

お前は一姫の時にカミングアウトしただろうが。

それから佐々木に連絡。

佐々木「藤原君かい?くっくっ、パンジーでも見ながら物憂げに浸っているんじゃないかな?」

だとさ。

世界はどうやら元に戻ったようだ。

うむ。男の娘やらふたなりが存在する世界なんて……たまには必要と思うが、やはりあれはやり過ぎだっ!?

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 21:11:23.67 ID:8l3OXbxdO

しかし、元の世界に戻ったとは言え問題が全て解決したとは言えない。

残り少ない昼休み。最後に文芸部室に向かった。

長門は対処すると言ったのだが。

元々、朝倉は俺達が進級すると同時に復活したと言っていた訳で。

この世界にも存在している事になる。

そして長門同様に、自ら行った改変世界の顛末を知っているのだろう。

……さて、どう対処してくれた長門ー?

文芸部室の扉をゆっくり開ける。

キョン「…………」

長門「…………」

長門はいつも通り、ちょこんとパイプ椅子に座って本を読んでいた。

そして

その隣には

朝倉「……あ、やっと来たわねキョン君」

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 21:21:25.84 ID:8l3OXbxdO

キョン「待て朝倉!なんとなく居るのは解っていたが説明から先にしろ!俺に近寄るな!抱きつくな!股関に優しく触れるなっ!?」

朝倉「ああんっ!約束したじゃない!」

キョン「いいから離れろ!長門、対処したんじゃないのか!?」

長門「……朝倉涼子、落ち着いて」

朝倉「……はぁい。わかりましたよーだ」

しぶしぶ俺から離れる朝倉。

キョン「さて、どうしてどうやってどうなったらこうなったのか簡潔に解りやすく要点だけまとめて教えてくれ。最初から矛盾してるからちょっとぐらいの矛盾は許す」

長門「和解」

キョン「…………」

二文字かよ。


240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 21:39:52.97 ID:8l3OXbxdO

朝倉「私の派閥と、長門さんの派閥の利害が一致したの」

なんの利害が一致するんだあれで。

朝倉「これからもよろしくね。じゃあ早速約束を」

キョン「説明は最後までっておいやめろ!?長門も見てないで止めろ!?」

長門「男なら約束を果たすべき」

これは本当に元に戻っているのか?元に戻したように見せかけているんじゃないか?その証拠にほら

キョン子「いつの間にっ!?」

朝倉「しながら説明するわよぉ。先ずは何が聞きたいの?」

キョン子「ひうっ……本当に改変前かこれは……」

長門「改変前に戻っている」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 21:55:56.74 ID:8l3OXbxdO

朝倉「涼宮さんの能力を使う事も、長門さん同様に禁則にされちゃったし」

キョン子「ひゃうっ!?」

長門「今の朝倉涼子は無害。安心して」

キョン子「どこが無害でどこが安心できっ!けつまんこはちょっとらめぇ!?」

朝倉「んもうっ!男ならちゃんと約束を果たしなさいよ」

キョン子「はぁ……はぁ……今回だけだぞ……」

朝倉「…………」

キョン子「おい」

長門「大丈夫、私が監視する事になっている」

キョン子「長門が監視か……あ」

長門「今、思った通り。あの淫乱眼鏡は元々私がもう一度エラーを起こした場合に仕様する物」

キョン子「やっぱり喜緑さんが長門の監視者……」

長門「そして朝倉涼子を監視する立場になった今、私もその淫乱眼鏡の生成を情報統合思念体より許可されている」

キョン子「……待て長門。何故今それを生成する必要がある」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 22:04:58.72 ID:8l3OXbxdO

長門「…………」

朝倉「…………」

キョン子「……約束したのは朝倉だけ」

朝倉「別にいいじゃない♪」

キョン子「何がいいんだってだからけつまんこはぁ!?」

長門「でゅわ」

キョン子「なんでかけるのぉ!?」

朝倉「かけるのもかけられるのも、これからじゃない」

キョン子「誰が上手いこと……あはぁっ!?」

長門「三人でぇ……いっぱいぃ……」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/03(木) 22:07:18.63 ID:8l3OXbxdO



利害の一致とはもしかしてこれか

そしてやっぱりこうなるのか

私だけじゃなく他の皆もこれからこの二人に


ああ

もう駄目

やっぱりずるい

私は 私は わたしはぁ

けちゅまんこあしゃくらになめられながらぁ、ながとのおちんぽをおくちでほおばりました。
これはこれでありじゃないかなぁとおもいますぅ。


248 名前: ◆HLR2b16n72 [] 投稿日:2009/12/03(木) 22:09:07.88 ID:8l3OXbxdO

おはり

森さんと一姫……いつかやってみる。すまない。テンションが上がらない。



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