キョン「長門と一緒に眠りたい」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 18:35:07.07 ID:dUVx4nej0

古泉「頭にウジでもわきましたか?」

キョン「いや、一緒に住みたいだな。まずはそれからだ」

古泉「最終的にアハンな展開になってしまうわけですか…」

キョン「俺はエロを求めん。ただ長門と一緒にいたい」

古泉「純情ですねぇ」

キョン「とりあえず今日長門の家に泊まりに行く」

古泉「強引にですか?」

キョン「ちゃんとアポ取ってだよ」

古泉(…さすがにそれは…)

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 18:38:09.11 ID:dUVx4nej0

長門「だめ、今日は危険」

キョン「明日」

長門「明日なら」

キョン「やっほーい!」

古泉「よかったですね」

古泉(涼宮さんにバレなきゃいいですけど)

キョン「ワックワクが止まらない」

古泉(なんとなく腹が立ちますねぇ)

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 18:41:02.49 ID:dUVx4nej0

次の日

キョン「ここが、長門の家!」

キョン(変わり映えしないな)

長門「あがって」

キョン「お、おう」

長門「なぜ、私の所へ?」

キョン「単刀直入に言おう、長門が好きだ」

長門「…そう」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 18:43:35.24 ID:dUVx4nej0

キョン「理由はそれだけだ」

長門「好きになると、泊まりたくなるの?」

キョン「そういうことじゃないけどな…」

キョン「わかりやすくいうなら一緒にいたくなる…って感じだな」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 20:49:45.52 ID:dUVx4nej0

長門「あなたが望むなら」

キョン「そうか…」

ギュッと、長門はキョンを抱きしめる。

キョン「ちょ、長門?」

長門「昨日は、ごめんなさい。あなたが求めていたのに」

キョン「いや、長門の予定も考えずに言った俺が悪いんだ」

キョン「そういえば、昨日は何してたんだ?」

長門「部屋を掃除してた」

キョン(長門ならすぐに済ませそうだけどな)

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 20:52:04.05 ID:dUVx4nej0

キョン「でも、お前そんなに散らかしてたのか?」

長門「わからない。昨日はすこし、変な状態だった」

キョン「大丈夫か? 今日も無理とかしてるんじゃないだろうな?」

長門「平気。気にしないで」

キョン「そ、そうか…」

キョン(心配だなぁ…あの長門が、ねぇ)

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 20:54:50.34 ID:dUVx4nej0

長門「夕食にする? それともお風呂にする? それとも…」

キョン「!!」

キョン「いや、長門。好意は嬉しいんだが、俺はお前の体目当てじゃないんだ」

長門「…就寝することは、体目当てなの?」

キョン「すまん、勘違いした」

長門「そう」

キョン「それじゃあ、おなか空いたし、夕食がいいな」

長門「わかった」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 20:56:44.61 ID:dUVx4nej0

キョン(一体何を作ってくれるんだ?)ドキドキ

長門「…」

キョン「長門、できたらでいいんだが…」

長門「なに?」

キョン「エプロンを着てくれないか?」

長門「なぜ?」

キョン「いや、なんとなく見たくなったから」

長門「そう」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:01:05.86 ID:dUVx4nej0

長門「エプロンは無い」

キョン「そうか…ちょっと残念だ」

長門「…」

長門(脳内検索中…)

キョン「長門?」

長門の服が見る見るうちにエプロン姿に。

キョン「長門! それは裸エプロンだ!」

長門「あなたが喜ぶと思って」

キョン「嬉しいけど俺は純粋にお前のエプロン姿が見たい! 裸じゃ意味が無いんだ」

長門「このスタイルが、一番人気」

キョン「俺にはそのスタイルはまったくの不人気だ」

長門「…あなたが望むのなら」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:05:12.23 ID:dUVx4nej0

キョン「…やっぱりお前は、普通のエプロン姿が一番可愛いぞ」

長門「そう」

キョン「俺も手伝うよ」

長門「大丈夫、私が作るから」

キョン「あ、そうか」

キョン「楽しみにしてるよ」

トントントン

キョン(脚……綺麗だな)

長門「…」

キョン(太もも、キュッと締まってて…綺麗だ)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:08:33.93 ID:dUVx4nej0

キョン(おっと、よだれが…。長門の体をみて、俺は何考えてるんだよ…)

長門「できた」

キョン「おお、なんだ?」

長門「あと、もう少し。すこし席を外してて」

キョン「え? あ、ああ」

そういって居間から出て行くキョン。


キョン「もういいか〜?」

長門「いい」

キョン「んじゃあ」

ガチャ

キョン「!!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:11:28.86 ID:dUVx4nej0

長門「女体盛り」

キョン「だからさ…長門…」

長門「私はわからない」

キョン「え?」

長門「なぜあなたが私を求めてくれないのかが、わからない」

キョン「いや、俺は体目当てとかじゃないから」

長門「それが本当の愛?」

キョン「……長門を」

キョン「長門を、汚したくないから」

長門「…」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:15:05.18 ID:dUVx4nej0

長門「私は、あなたに汚されるの?」

キョン「そういうことじゃない! ただ、お前とは健全な関係でありたい」

長門「友達以上恋人未満?」

キョン「できれば恋人」

長門「ならば、求めてほしい。私を」

キョン「…長門」

長門「私はあなたに汚されるなんて、思わない」

キョン「…」

長門「本当の愛が何かは、わからないけれど」

キョン「とりあえず、服を着てくれ…」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:19:13.03 ID:dUVx4nej0

長門「わかった」

キョン「うれしいよ、長門」

キョン「お前が、俺のこと大切にしてくれてるんだって思えた」

長門「この感情が、一体何なのかわからない。あなたといると、いつもこう」

キョン「…長門」

次はキョンが、長門を抱きしめる。

長門「…」

キョン「俺は、こうやって、お前を抱きしめるだけで、いいんだ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:23:34.07 ID:dUVx4nej0

キョン「それ以上は、また今度な」

長門「…そう」

キョン「それじゃあ、女体盛り、いただきます!」

長門「…」

キョン「いや、脱がんでいい」

長門「でも、女体盛りは私がメイン」

キョン「俺はお前を食べるつもりはないぞ」

長門「さっきのよだれは?」

キョン「・・・」(見てたのか)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:26:44.38 ID:dUVx4nej0

キョン「お前の体を見てよだれを垂らしたことは認めるが、ただ見蕩れただけだ」

長門「私に見蕩れた?」

キョン「そうだ、蕩れた」

長門「蕩れる?」

キョン「妄言だ。気にするな」

長門「そう」

キョン「じゃあ、あらためていただきます」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:31:46.32 ID:dUVx4nej0


キョン「う、うまい!」

長門「…国産を使用した」

キョン「そうなのか。高かっただろ?」

長門「平気。あなたが食べてくれるのなら、本望」

キョン「…ありがとう」

キョン(考えてみれば、俺達って、両思いって考えていいのか?)

長門「刺身だけじゃ、足りない?」

キョン「ああ…悪いんだが、ちょっと足りないかな」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:36:52.56 ID:dUVx4nej0

長門「そう」

またキッチンに戻る長門。

長門「何が食べたい?」

キョン「リクエストしていいのか?」

長門「あなたが望むのならなんでもかなえてあげる」

キョン「そうだな…う〜ん。ラーメン」

長門「わかった」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:40:04.34 ID:dUVx4nej0


長門「はい」

キョン「おう…こりゃまた本格的だな」

長門「最近のインスタントラーメンはすごい」

キョン「インスタントラーメンなのか?」

長門「インスタントラーメンを私が作った」

キョン(すごいけど、インスタントラーメンじゃなくてもいいじゃないか…)

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:44:32.55 ID:dUVx4nej0


キョン「うん、美味かった。ごちそうさま」

長門「次はお風呂」

キョン「ああ」

キョン「まさか、一緒に入る気じゃないだろうな?」

長門「だめ?」

キョン「や、やめろ。上目遣いで俺を見るなぁ!」

長門「なぜ?」

キョン(ああ、もう。可愛すぎる)

キョン「わかった。入ろう」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:52:55.96 ID:dUVx4nej0

長門「…」

キョン(今日の長門はやたらと脱ぐな)

長門「準備万端」

キョン「ちゃんとタオル巻いてくれよ…って、お前」

長門「あなたが裸体に拒否反応を出すといけないから」

キョン「サービス精神旺盛ですね、長門さん」

長門「蕩れ?」

キョン「長門には、スクール水着かなり似合ってると思う。可愛いよ」

長門「私の顔が紅潮した。何故?」

キョン「はは、照れてるんじゃないか?」

長門「…体温の上昇も確認」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 21:56:02.77 ID:dUVx4nej0

キョン「…」

キョン(やっぱり長門も、俺達と変わらないな)

長門「私、可愛い?」

キョン「当たり前だ。抱きしめたいほどに」

長門「抱擁を許可する」

キョン「あ、いや、やめとく」

キョン(あぶないあぶない。変なものを長門の体に当てそうになっちまった)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:00:15.74 ID:dUVx4nej0

長門「あなたから入って」

キョン「ああ」

チャポン…。

キョン「ちょ、長門!? お前も入るのか!?」

キョン(こんな狭い浴槽の中に!)

長門「あなたと、入りたい」

キョン「///」

長門「照れた?」

キョン「お前って、前からこんな感じだったけか?」

長門「あなたと一緒だと、なんでもできそうな気がする」

キョン「そうか」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:07:03.30 ID:dUVx4nej0

キョン(なんだか、こっぱずかしいな)

長門「体、洗う?」

キョン「俺達は恋人じゃないんだぞ?」

長門「友達なの?」

キョン「…」

長門「キョン」

キョン「?」(はじめて名前を呼ばれた…)

長門「あなたのことが、好きです」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:11:13.19 ID:dUVx4nej0

キョン「!………長門…!」

長門「あなたを愛している。これが愛の感情なのだと、おもう」

キョン「俺も、好きだ」

長門「私も、あなたと一緒にいたい」

キョン「嬉しいよ…」

キョン(できればもうちょっと場所を考えて欲しかったなぁ)

長門「体、洗っていい?」

キョン「お願いします」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:14:53.08 ID:dUVx4nej0

長門「大きな背中…」

キョン「まあ、男だからな」

長門「あなたの体温を感じる」

キョン「まあ、生きてるからな」

長門「胸で洗ってあげる」

キョン「む、無理するな」

長門「手で洗っていい?」

キョン「ないのか?」

長門「個人的に、洗いたいだけ」

キョン「そうか、じゃあ頼む」

長門「ゴシゴシ、ゴシゴシ」

キョン「別に口で言わなくてもわかるぞ、長門」(可愛いけどな)

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:16:48.90 ID:dUVx4nej0

長門「あなたの返答が、さびしい」

キョン「すまん」

長門「私のこと、嫌いになった?」

キョン「恥ずかしくて、何も言えないんだよ」

長門「なぜ、恥ずかしいの?」

キョン「好きな人が、体洗ってくれてるから」

長門「…」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:36:44.69 ID:dUVx4nej0

長門「嬉しい」

キョン「長門、上手だな」

長門「ありがとう」

キョン「…」

長門「…」

キョン(…いきなり静かになっちまったな…)

長門「…」

ピタリと長門の動きが止まる。

キョン(ん?)

キョン「どうした、長門」

長門「スクール水着が体に食い込む」

キョン(どの部分が!?)

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:39:12.12 ID:dUVx4nej0

長門「体が苦しい」

キョン「水のせいでくっついちまったんだろ、着替えてもいいんだぞ」

長門「やだ」

キョン「なんで?」

長門「あなたが似合うと言ってくれたから」

キョン(…やり返されたっ)

キョン「とりあえず水着を体から離せ。手でつまんでだな…」

長門「わかった」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:43:36.72 ID:dUVx4nej0

長門「楽になった」

キョン「よくあるんだよな。水着って」

キョン(特にピッチリとしたやつは)

長門「再開する」

キョン「頼む」

長門「…」


長門「完了」

キョン「サンキュー、長門」

キョン「次は俺がやるよ」

長門「そう」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:48:15.90 ID:dUVx4nej0

キョン「…あのさ、長門」

長門「なに?」

キョン「脱がないと洗えないだろ?」

長門「でも、あなたが―――――」

キョン「スクール水着を洗えと!?」

長門「…ごめんなさい」

キョン「いや、別にいいんだが…」

キョン(あ、結局脱ぐのか)

長門「すみからすみまで」

キョン「無理な要望だ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 22:53:25.78 ID:dUVx4nej0

キョン(柔らかいな)

ゴシゴシ

キョン(それに、綺麗な背中)

ゴシゴシ

キョン(真っ白な肌、程よい肉付き)

ゴシゴシ

キョン(俺の妹のように小さな背中だ。守りたくなる)

ゴシゴシ

キョン(た、たまらん)

長門「痛っ…」

キョン「す、すまん」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:00:55.95 ID:dUVx4nej0

長門「もっと、優しくして」

キョン「すまん、興奮した。いろんな意味で」

長門「そう」

キョン(へんなことを考えるのはよそう)

キョン「む!」

キョン(鏡で長門の体が…)

キョン「長門、前を隠してくれないか?」

長門「なぜ?」

キョン「いいから頼む」

長門「わかった」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:06:13.76 ID:dUVx4nej0

キョン「…」

長門「…」

キョン「…っよし! 完了だ」

長門「まだ」

キョン「へ?」

長門「すみからすみまで」

キョン「いや、それは」

長門「お願い」

キョン「心の準備ができてないんだ、悪いんだが、今日は勘弁してくれ」

長門「……………………………………わかった」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:11:19.09 ID:dUVx4nej0

キョン「ふう…いい風呂だった」

長門「…」

キョン「さて、お次は…」

長門「帰って」

キョン「へ?」

長門「早急に、帰って」

キョン「な、なんで」

長門「早く…」

キョン「なんでだ!?」

長門「あなたと一緒には眠れない」

キョン「別室でもいい。寝させてくれ」

キョン(外ももう真っ暗だし)

長門「ダメ。あなたの身が危険」

キョン「…わかった」

キョン(ここまで来て…畜生)

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:17:05.56 ID:dUVx4nej0

キョン「ごめんな。じゃあ、また明日」

長門「…」



シーン―――――。

長門「…はぁはぁ…」

抑えられない。

長門「ん!…はぁ……」

この気持ちは何?

長門「あ、はぁ…はぁはぁ……」

彼のことを思うと…。

理性を、制御できない。

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:21:05.19 ID:dUVx4nej0

手が、勝手に動く。

長門「んぅ…あっ……」

彼の一番嫌いな行為を。

長門「はぁあん…う……ん…」

私は、彼を求めている。

彼は私を求めてくれない。

それでも私は、だめ。気持ちを抑えることができない。

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:30:20.46 ID:dUVx4nej0

次の日

キョン「おーっす」

ハルヒ「…」

キョン「よっ、ハルヒ」

ハルヒ「昨日はどこに行ってたのよ?」

キョン「!?……何の話だよ?」

ハルヒ「あんた、真夜中にうろついてたでしょ!」

キョン「つまりお前も真夜中にうろついてたってことになるけどいいのか?」

ハルヒ「散歩よ散歩」

キョン「補導されるぞ」

ハルヒ「どっちも一緒よ」

キョン「…やれやれ。長門の家に行ってた」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:34:41.75 ID:dUVx4nej0

ハルヒ「あの真夜中に!?」

キョン「ああ」

ハルヒ「有希に変なことしてないでしょうね!?」

キョン「してねぇよ」

キョン(逆にされそうだったわ)

ハルヒ「真夜中まで何やってたのよ」

キョン「いろいろとだ」

ハルヒ「いろいろぉ? なんだか怪しいわ」

キョン「変な予想はやめろよ。何もしてないから」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:39:00.74 ID:dUVx4nej0

部室

キョン「お〜っす」

長門「!」

キョン「おう、長門」

長門はいきなり本を閉じて、部室から出て行った。

キョン「…」

キョン(どうしたんだろうか…)


古泉「どうだったんですか? 二人きりのお泊り会は」

キョン「最後の最後に帰らせれちまった」

古泉「ふふ…それはそれは…」

キョン「今度、また行ってみる」

古泉「懲りませんねぇ」

キョン「うるせぇ」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:45:20.38 ID:dUVx4nej0

長門「ごめんなさい」

キョン「だめなのか?」

長門「…」

キョン「長門、正直に答えてくれ」

長門「…」

キョン「俺のこと、嫌いか?」

長門「そんなことはない」

キョン「じゃあ、なんで」

長門「…」

長門はキョンの手を掴み、自分の左胸に当てる。

キョン(///)

長門「あなたといると、胸が苦しい。呼吸数が増大する」

キョン「長門・・・」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/13(日) 23:51:58.06 ID:dUVx4nej0

長門「あなたが思っている以上に、私は本気」

キョン「俺だって、本気だ」

長門「私とあなたの欲望は違う」

キョン「長門…お前は、何が、何が望みなんだ?」

長門「…」

キョン「そんな悲しい顔しないでくれよ」

キョン「俺も、悲しくなっちまう」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:01:48.94 ID:HKHmOTaG0

長門「私は、あなたを感じたい」

キョン「…」

長門「あなたの温もりを、体で感じたい」

キョン「長門…」

長門「私が、いけない?」

キョン「…」

キョン(確かに、長門が求めていることはわかる。しかし…)

キョン(そこまでいったら、関係が、崩れる気がする)

キョン「今度、いつ行っていい?」

長門「今日、来て」

キョン「いいのか?」

長門「かまわない」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:05:51.61 ID:HKHmOTaG0

キョン「おじゃまします…っと」

長門「…」

キョン「長門」

長門「なに?」

キョン「なにか、して欲しいことはないか?」

長門「…夕食作って」

キョン「おっし、まかせろ」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:09:16.04 ID:HKHmOTaG0

キョン(料理なんて、したことねぇな…)

キョン(そういえば昨日は、したこともないのに、手伝おうとしてたな)

長門「待って」

キョン「? なんだ、長門」

長門「エプロンつけて」

キョン「ふっ…わかった」

長門「…」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:14:32.77 ID:HKHmOTaG0


キョン「できたぞ〜! ラーメンだぁ!」

長門「…」

ズルズル

長門「ズルズル」

キョン「言わなくてもわかってるぞ」

長門「おいしい」

キョン「もっと嬉しそうな顔してくれよ」

長門「どうやればいいのかわからない」

キョン「どうすれば…か。そういわれると結構難しいな」


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:17:59.46 ID:HKHmOTaG0

長門「それは、思案顔?」

キョン「ん、まぁそうだな」

長門「…」

キョン「無表情…だな」

長門「ごめんなさい」

キョン「いや、おまえの可愛いところでもあるんだから」

キョン「たまには、笑って欲しいと思ってさ」

長門「あなたの願いをできるだけ、叶えたい」

キョン「長門…」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:24:33.29 ID:HKHmOTaG0

長門は、表情を、引きつるようにかえる。

キョン「ぷっ…はははははは!!」

長門「なに?」

キョン「長門、可愛すぎ」

長門「…」

キョン「あー長門。本当にゴメン」

キョン「やっぱりお前とは、したくない」

長門「…」

キョン「お前は、絶対に、汚したくない。関係だけを親密にすることだって、できるはずだ」

長門「…」

キョン「だからせめて、これだけはさせてくれ」

キョンは顔を斜めに曲げる。

長門「ッ……」

キス。

キョン「……はは…恥ずかしいんだな、キスって」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:27:10.35 ID:HKHmOTaG0

長門「あなたが、求めるまで、私は待ってる」

キョン「長門…」

キョン「俺はずっと、お前を求めている」

キョン「好きだ、長門」

長門「キョン」

長門「大好き」


END

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:28:29.99 ID:HKHmOTaG0

おわりでございます。

えー日付変更により過疎&ID変更という二重の苦しみを味わいながら、なんとか書くことができました。

感想を教えてくだされば、うれしいです。

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:32:53.65 ID:HKHmOTaG0

物凄い不評ですね…。
スレもかなり残ってるし…。
今回は1000レスを目標に掲げていたので、もうちょっと書かせていただきます。
どんな結末になったとしても、後悔しないでくださいね?

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:46:56.68 ID:HKHmOTaG0

長門「ラーメン美味しかった」

キョン「おう、ありがとな…」

ペラリ

キョン「長門、何読んでるんだ?」

長門「…これ」

キョン「へえ、おもしろいか?」

長門「なかなか」

キョン「そうか」

キョン「ふう」

キョン(長門の家は、落ち着くなぁ…)

キョン(長門が同じ空間にいるだけで落ち着くなぁ)

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:54:00.92 ID:HKHmOTaG0

長門「…」

キョン「長門、菓子食うか?」

長門「いい」

キョン「…そうか」

キョン「…長門」

長門「なに?」

キョン「今度、デート…しないか?」

長門「デートとは?」

キョン「わかりやすくいえば出かけるってことだ」

長門「今から?」

キョン「いや、今日はもう暗いから・・・」

長門「そう」

キョン「…」

長門「いつにする?」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 00:58:42.81 ID:HKHmOTaG0


数日後…。

キョン「おっす長門」

長門「遅い、罰金」

キョン「ハルヒみたいなこと言わんでくれよ」

長門「…」

キョン(ノースリーブ…たまらん!! 細い腕が露出されていて、今にも飛びつきたいぐらいだっ)

キョン「どこか行きたいところあるか?」

長門「どこでもかまわない」

キョン「うーむ…んじゃあ、服でも見よう」

長門「わかった」

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:06:42.49 ID:HKHmOTaG0

キョン「長門は服に何か持ってないのか?」

長門「何か…とは?」

キョン「ほら、こだわりとか」

長門「特に何もない」

キョン「んじゃあ、いつもどうしてるんだ?」

長門「サイズを確認し、季節にあった服を着るよう心がけている」

キョン「へえ、そうか」

キョン「もったいないなぁ」

長門「なに?」

キョン「長門は可愛いから、損してると思う」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:13:39.79 ID:HKHmOTaG0

長門「損?」

キョン「ああ、ハルヒとか、朝比奈さんを見てもわかるとおり、人をひきつけるならバニーガール」

キョン「盆踊りに行くなら着物とかって、ちゃんと服装に気を遣ってるだろ?」

長門「私も着ていた」

キョン「お前は進んで着ないだろ?」

長門「…」

キョン「今日はいろいろ、試着してみようぜ」

長門「わかった」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:16:29.59 ID:HKHmOTaG0

キョン「とりあえずこれ、似合いそうだな」

キョン(にしても最近は色々なもんがあるんだな)

長門「…これ」

キョン「ん? おお、似合いそう似合いそう」

長門「着てくる」

キョン「おう、いってらっしゃい」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:19:16.82 ID:HKHmOTaG0

キョン「…」

ハルヒ「あら、キョンじゃない」

みくる「あ、キョンくん」

キョン「!?」

キョン(まさかこんなところででくわすとは…)

みくる「なんで女の子用の服ばかりあるところにいるんですかぁ?」

ハルヒ「あんた、まさかそういう趣味が…」

キョン「断じてない!」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:20:46.99 ID:HKHmOTaG0

ハルヒ「じゃあなんでいるのよ」

キョン「通りかかっただけだ」

みくる「そうなんですかぁ〜」

シャ

長門「どう?」

シーン―――――。

キョン(空気が死んだっ!)

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:25:23.23 ID:HKHmOTaG0

長門「…」

キョン「おう、…長門。……似合ってるぞ」

ハルヒ「うそ、でしょ?」

みくる「長門さんとキョンくんは付き合ってたんですかぁ!?」

キョン「…はい。そうです」

ハルヒ「SOS団は恋愛を禁止してるのよ!」

キョン「今始めて知ったわ!」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:36:34.72 ID:HKHmOTaG0

キュッと、長門がキョンの腕を掴む。

キョン「っ…長門?」

長門「彼は私のもの」

ハルヒ「有希まで何言ってんのよ!」

長門「彼が、好き」

キョン「長門…」

長門「だから、渡さない」

もっと強く、キョンの腕を掴む。

ハルヒ「有希…あんた、キョンに洗脳されてるのね?」

キョン「なんでそうなる!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:40:32.08 ID:HKHmOTaG0

長門「洗脳ではない」

キョン「長門…」

ハルヒ「…有希、本気なのね? こんな変な男でいいのね?」

長門「変な男ではない、彼はとても優秀な人。とても頼れる人」

キョン「長門…」

ハルヒ「…わかったわ、みくるちゃん、行きましょ」

みくる「ふぁ、ふあぁいいぃ…」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 01:43:49.06 ID:HKHmOTaG0

キョン「長門」

長門「なに?」

キョン「すっごく嬉しかったぞ」

長門「そう」

キョン「長門、大好きだぁー」

長門「そう」

キョン「とりあえずその服めちゃくちゃ可愛いぞ!」

長門「そう」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:03:13.22 ID:HKHmOTaG0

キョン「長門、返事が…『そう』ばっかりなんだが…」

長門「そう?」

キョン「そうだ。…あと、これも着てみたらどうだ?」

長門「スカート?」

キョン「ちょっと短いような気もするが、気にしないでくれ」

長門「…わかった」


長門「どう?」

キョン「うおおおお!? なんというギリギリ!」

キョン(長門の綺麗な太ももが…!)

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:05:49.16 ID:HKHmOTaG0

長門「大丈夫?」

キョン「ん? なにが?」

長門「鼻血…」

キョン「うおあ!? す、すまん!」

長門「はい」

ハンカチを差し出す長門。

キョン「ああ、すまんな」

長門「一体どうしたの?」

キョン「お前のミニスカ、爆発的にかわいいぞ…!」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:09:48.32 ID:HKHmOTaG0

長門「ちょっと、スースーする」

キョン「あんまり生々しいこといわんでくれ、興奮しちまう」

長門「そう」

キョン「そういえば、長門はその、ブ……ブラジャーとかはどうしてるんだ?」

長門「見たい?」

キョン「いや、別に」

長門「今日は付けてない」

キョン「そうかぁ…」

キョン「…」

キョン「へ?」

173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:13:43.45 ID:HKHmOTaG0

キョン「つけてないのか!?」

長門「今日だけ」

キョン「なんでつけてないんだよ!?」

長門「あなたに見て欲しかったから」

キョン「確かに嬉しいけれど!」

長門「だめ?」

キョン「服のボタンを閉めろ! 上目遣いするな! 胸が見えるだろうが!」

長門「嫌いになった?」

キョン「いきなり小悪魔チックになったな、長門」

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:18:29.86 ID:HKHmOTaG0

長門「小悪魔チックって何?」

キョン「すこしいじわるだって言ってるんだよ」

長門「なぜ?」

キョン「『嫌いになった?』とか、さ。長門に言われたら、そんなわけないとしか言えねえもん」

長門「私はあなたの本当のこと知りたいから」

キョン「知りたいから、質問してるってことか?」

長門「そう」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:23:48.37 ID:HKHmOTaG0

*「ありがとうございましたー」

キョン「今度でかけるときは、着てくれよな」

長門「わかった」

キョン「長門、なにか食べるか?」

長門「…」

キョン「あ、ほら、女性に大人気! ストロベリーパフェだってさ」

長門「行く」

キョン(おお、目が輝いているような気がする!)

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:29:58.20 ID:HKHmOTaG0

*「いらっしゃいませぇ何名様ですか〜?」

キョン「二人」

*「こちらへどうぞー」

長門「パフェ」

キョン「お、おお」

長門「早く、食べたい」

キョン「んじゃあ、パフェ一つ」

長門「あなたは食べないの?」

キョン「お前のをくれないか? あーんってしてくれるか?」

長門「あーんって、なに?」

キョン「俺にパフェを食べさせてくれ」

長門「する理由は?」

キョン「より美味しくなるから」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:33:00.86 ID:HKHmOTaG0

長門「成分はまったく変わらない」

キョン「愛情が入ってるんだよ」

*「お待たせしましたー」

キョン「おお、こりゃ甘そうだな」

長門「パクパク」

キョン「声、出さなくていいぞ」

185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:40:02.50 ID:HKHmOTaG0

長門「食べる?」

キョン「ああ」

長門「あーん」

キョン「あーん」

キョン「…うん、美味い。甘い」

長門「いちご」

キョン「ああ、ありがとう」

長門「あーん」

キョン「あーん」

キョン「…甘いのの次は酸味のきいたいちごかぁ! いいバランスだ」

長門「のど、渇いた?」

キョン「ああ、まあ」

長門「あーん」

キョン「さすがにそれはできないぞっ!?」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:43:43.09 ID:HKHmOTaG0

長門「なら」

水を口に含む長門。

長門「…」

キョン「…口移しとな!?」

キョン(さすがにここでは恥ずかしすぎるだろっ)

長門「…」

キョン「いただきます」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:46:35.74 ID:HKHmOTaG0

キョン(水が、口ん中に入ってくる…)

長門「水温は保存した。だから新品の水と同様」

キョン「あ、そうなのか…」

長門「水温以外は別。私の口からあなたの口に移動したことは本当」

キョン「唾液も入っていると?」

長門「そう」

キョン(俺は変態だな)

192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:49:35.32 ID:HKHmOTaG0

キョン「長門さん、ごちそうさまでした!」

長門「どういたしまして」

キョン(この無表情がまたたまらんな)

長門「どうしたの?」

キョン「あはは、長門。唇に生クリームついてるぞ」

長門「…とって」

キョン「え、舐めればいいじゃん」

長門「舐めて」

キョン(積極的だな…)

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:53:13.78 ID:HKHmOTaG0

キョン「…これでいいのか」

長門「ありがとう」

キョン「…」

キョン(まったく味が認識できねぇ!)

長門「学校で」

キョン「おう」

長門「涼宮ハルヒとあまり話さないほうがいい」

キョン「え? なんでだ?」

長門「危険なオーラが出ている」

キョン「そ、そうか。気をつけるよ」

195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 02:55:23.62 ID:HKHmOTaG0

長門「最後の一口」

キョン「お、おう」

長門「あーん」

キョン「あーん」

長門「今気がついた」

長門「間接的接吻」

キョン「そうだな」

キョン(長門といる時間が一生続けばいいのにな…)

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:13:07.20 ID:HKHmOTaG0

キョン「次どこいく?」

長門「あなたにまかせる」

キョン「う〜ん…もっと色んなところに行きたいなぁ」

長門「どこ?」

キョン「まぁ、決めてないけどな」

長門「そう」

キョン「長門は、俺にまかせてるけど、行きたいところはないのか?」

256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:15:10.85 ID:HKHmOTaG0

長門「あるには、ある」

キョン「おお、どこだ?」

長門「図書館」

キョン「そういえば、あれから一度も行ってなかったな」

長門「でも、今はいい」

キョン「なんで? 行きたいんじゃないのか?」

長門「今は、あなたのことをもっと知りたい」

キョン「…俺もだ」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:19:08.65 ID:HKHmOTaG0

長門「図書館では、あなたを知ることはできない。あなたの本が無いから」

キョン「そりゃ一般の人間だからな」

長門「だから、こうして、お話をしたい」

キョン「…長門」

長門「あなたも、そうでしょう?」

キョン「お前の本を読んでる姿も、俺はいいと思う」

長門「…」

キョン「というか、俺はお前のそばにいるだけで、幸せだ」

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:23:53.34 ID:HKHmOTaG0

キョン「お前が俺のことを知りたいのなら、なんでも聞いてくれ」

長門「いいの?」

キョン「ああ」

長門「何故私を、本名で呼ばない?」

キョン「なんで?」

長門「恋人は、親しい友人以上の存在」

キョン「…いきなりは、恥ずかしいからかな」

長門「そう」

キョン「それに、俺は有希って言うより、長門って言ったほうが愛着があるんだよな」

長門「そう」

キョン「これからも長門って呼んでいいか?」

長門「もちろん」

259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:26:23.14 ID:HKHmOTaG0

数時間後…。

キョン「お、結構長い間入り浸っちまったな」

長門「…」

キョン「そろそろ帰ろう」

長門「わかった」

キョン「ん?」

キョン「どうした? なんで立たないんだ?」

長門「脚が、痛い」

キョン「大丈夫か!?」

長門「多分、平気」

キョン「なら、いいんだけどさ」

261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:28:56.64 ID:HKHmOTaG0

長門「…」

キョン「立てそうか?」

長門「…」

横に首を振る長門。

キョン「おんぶしてやるよ」

長門「すまない」

キョン「なぁに、気にするな」

長門「…」

262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:35:53.98 ID:HKHmOTaG0

キョン「軽いな」

長門「そう?」

キョン「ああ」

キョン(長門のノーブラ…)

キョン(今にも鼻血が出そうだ!)

長門「…」

キョン「ちゃんと捕まっといてくれよ?」

長門「わかった」

キョン(胸が当たってるぅ!)

長門「暖かい…」

キョン「夜になると寒いな」

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 21:54:22.81 ID:HKHmOTaG0

長門「胸と、脚が、寒い」

キョン「そういえば、ミニスカのままだったな」

長門「そう」

キョン「俺の変態趣味のせいだ。すまん」

長門「気にしないで。私は平気」

キョン「そうか…」

長門「あなたと、ずっとこうしていたい」

キョン「長門…」

長門「あなたは、なんで私のことが好きになったの?」

267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:00:45.82 ID:HKHmOTaG0

キョン「お前の読書姿見てると、なんか、こみ上げてきたって感じだな」

長門「なにか、とは?」

キョン「お前の体の、小ささとか、お前のそっけない態度とか」

キョン「守りたくなったんだ」

長門「…」

キョン「ま、結局助けられてばっかりだけどな。ははは…」

長門「そんなことはない」

キョン「長門?」

長門「あなたは、私のことをたくさん助けてくれた」

キョン「たとえば?」

長門「些細なこと」

キョン(フッ)「そうか…」

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:12:14.29 ID:HKHmOTaG0

キョン「ん…雪か」

長門「…」

キョン「まだ冬でもないのにな」

長門「…」

キョン「冷えるから早めに帰ろう」

長門「わかった」

キョン(もっとこうしていたいけどな)

長門「シャミセンは、元気?」




270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:16:50.87 ID:HKHmOTaG0

キョン「ああ、元気だぞ。最近ちょっと太ってきたな」

長門「そう」

キョン「って、考えてみればもう冬なのか」

長門「…」

キョン「長門とであって、もう半年以上なのか…」

長門「そう」

キョン「三年前に一度会ってるけどな」

長門「そう」


271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:28:22.61 ID:HKHmOTaG0

キョン「あ、今ごろで悪いんだが」

長門「なに?」

キョン「ごめんな。夏のこと」

長門「気にしてない。大丈夫」

キョン「何度も何度も、繰り返して、どんな感じだったんだ?」

長門「わたしは気にしていないから、大丈夫。だから、悲しまないで」

キョン「ああ、わかった。すまんな」

長門「…」



273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:30:36.53 ID:HKHmOTaG0

キョン「よし、ついた」

長門「ありがとう」

キョン「困った時は、お互い様だ」

長門「!」

長門は上手く立てない。

キョン「大丈夫か?」

長門「大丈夫」

キョン(心配だなぁ)

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:33:21.30 ID:HKHmOTaG0

キョン「おぶってやるから、ほら」

長門「…すまない」

キョン「俺は一向に構わん」

長門「…」

キョン「平気じゃなかったら、素直に言ってくれよ」

長門「…」

キョン「心配だからさ」

長門「ありがとう」

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:38:19.75 ID:HKHmOTaG0

キョン「…」

キョン(あきらかにおかしい)

キョン「おし、長門、ここに座っとけ」

長門「わかった」

キョン「俺が晩飯作ってやるから」

長門「…」

キョン「おっし、エプロン装着!」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 22:45:06.75 ID:HKHmOTaG0

キョン(なにか材料は…何も無いな…)

キョン「食べたいものあるか?」

長門「カレーライス」

キョン「わかった」

長門「そこにあるから」

キョン「おし、まかせとけ」

長門「…」


280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:00:37.10 ID:HKHmOTaG0

キョン「寒くないか?」

長門「ちょっとだけ」

キョン「早く着替えとけよ? 風邪引いたら心配だから」

長門「あなたが、この服が似合うと言ってくれたから」

キョン「…あのな、長門」

キョン「俺はたしかに似合うって言った。けどな、俺はお前に元気でいてほしい」

キョン「また、着てくれればいい」

長門「…」

キョン「どうした?」

長門「…」

キョン(そうか、脚が痛いんだったな)

282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:07:07.03 ID:HKHmOTaG0

キョン(用意は大方できたな)

キョン「ほら、長門。腕上げろ」

長門「…」

キョン「脱がせるぞー…よいしょっと」

キョン「うおぁっ!」

長門「どうしたの?」

キョン「胸…が…か、隠してくれ」

長門「わかった」

キョン(確かに、長門は女だ。想像以上に)

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:14:06.15 ID:HKHmOTaG0

長門「もう大丈夫。手で隠した」

キョン「あ、ああ」

キョン「パジャマは?」

長門「今日あなたが買ってくれた服がいい」

キョン「そういえば、パジャマも買ったな」

長門「それが、着たい」

キョン「おっし…とりあえず、腕を上げてくれ」

長門「…」

キョン(煩悩を捨てろ! 俺! COOLになれ! 俺!)

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:19:20.88 ID:HKHmOTaG0

キョン「おっし、じゃあ次、下」

長門「脱ぐことは、できる」

キョン「うわわ、いきなり脱ぐなぁ!」

長門「…」

キョン「…んじゃ、脱がせるぞ」

長門「優しくしてね」

キョン「柄にも無いことを言うな」

長門「…」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:22:35.94 ID:HKHmOTaG0

キョン(可愛いパンツ履いてるな)

長門「下着も着替える?」

キョン「いや、あとでどうせ風呂に入るだろ」

長門「なら、着替えなくても」

キョン「すこしでも暖かくしておいてほしいんだ」

長門「わかった」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:29:38.52 ID:HKHmOTaG0

キョン「よし、着替え完了!」

長門「ありがとう」

キョン「ついでに晩飯も完了!」


長門「いただきます」

キョン「おう、召し上がれ」

長門「美味しい。お口がとろけそう」

キョン「はは、ありがとよ」

キョン(まあ、レトルトだからたいていは美味しいけどな)

長門「食べる?」

キョン「俺はあとでいいよ。お前の食べてる姿を見たい」

長門「ちょっとだけ、食べて」

キョン「ああ、わかった」

長門「目を、つぶって」

キョン「こうか?」

289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:33:06.40 ID:HKHmOTaG0

長門「…あーん」

キョン「…あーん」

ゆっくりと、スプーンがキョンの口の中に入っていく。

キョン「…美味いな」

長門「そう」

キョン「なんで目をつぶらせたんだ?」

長門「恥ずかしかったから」

キョン「///…そうか」

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:45:14.40 ID:HKHmOTaG0

キョン「…」

キョン(気持ちいいほどパクパク食べるなぁ)

長門「ごちそうさま」

キョン「おう」

長門「…」

キョン「皿、洗うよ」

長門「迷惑をかけて、すまない」

キョン「なぁに、気にするなって」

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/14(月) 23:56:27.72 ID:HKHmOTaG0

キョン「よし、んじゃ風呂に入るか」

長門「わかった」

キョン「んじゃ、運ぶぞ?」

そう言って、長門をお姫様抱っこするキョン。

キョン(俺が買ったダボダボのパジャマ…)

キョン(小柄な長門によく似合ってる!)

キョン(すこしだけ顔が赤くなってる…)

キョン(たまらんっ!)

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:00:39.15 ID:R2olN2E70

長門「どうしたの?」

キョン「いや、なんでもない」

長門「ごめんなさい」

キョン「何がだ?」

長門「あなたに迷惑をかけて」

キョン「そんなこと気にしてたのか?」

長門「…」

素直に首を縦に振る長門。

キョン「心配するな」

キョン「これから俺達は、何度も繰り返し心配をかけることになる」

キョン「こんなことだって、いい思い出になるんじゃないかな」

長門「……そう」

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:09:07.99 ID:R2olN2E70

キョン「んじゃ、まただけど腕上げてくれ」

長門「わかった」

キョン「…立てるか?」

長門「…」

キョン「立てないか」

長門「…」

キョン「それじゃあ、ゆっくりと座ろう。……よいしょっと」

長門「ありがとう」

326 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:22:39.42 ID:R2olN2E70

キョン(まるで、小さな子供みたいだ)

キョン(こっちをずっと見上げて動かない)

キョン(上目遣いがたまらん!)

長門「…」

キョン「それじゃ、腕上げてくれ」

長門「…」

キョン「…また隠してくれ」

長門「…」

キョン「ふう、次、下」

長門「…」

327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:29:38.94 ID:R2olN2E70

キョン「おっし、じゃあ入ろうか」

長門「…」

キョン「先に…風呂に入ってくれ。よいしょ」

浴槽の中に長門の体をゆっくりと入れた上げるキョン。

長門「すまない」

キョン「脚の痛みは大丈夫か?」

長門「あまり変わらない」

キョン「そうか、まあ、すぐには治らないよな」

長門「…」

長門「…一緒に」

キョン「うん?」

長門「あなたも、一緒に入って」

キョン「…わかった。お前が望むんなら、俺は答えなくちゃな」

329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:34:26.90 ID:R2olN2E70

キョン(長門の体が…当たってる)

キョン(白い体…)

キョンは長門の頬に触れる。

長門「なに?」

キョン「いや、可愛い顔してるなと思ってさ」

長門「…そう」

長門「!」

キョン「どうした!?」

長門「…なんでもない気にしないで」

331 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:42:30.48 ID:R2olN2E70

キョン「そうか、ならいいんだが」

長門「…」

キョン「体、洗おうか?」

長門「…」

首を縦に振る長門。

キョン「よし、それじゃあ、体持ち上げるからな」

長門「…」

キョン「!」

キョンが体を持ち上げようとすると、ふいにビクッとする長門。

キョン「どうかしたのか?」

長門「…すこし、くすぐったかった」

キョン「そ、そうか。すまん」

332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:45:00.30 ID:R2olN2E70

長門「…」

キョン「…長門?」

長門「なに?」

キョン「鏡を見てくれないか?」

長門「…」

キョン「…体回すぞ?」

長門「…」

キョン(なにかおかしい)

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:51:19.61 ID:R2olN2E70

長門「…」

キョン「どうしたんだ? そんなところみて…」

長門「…気にしないで」

キョン「…頭洗うぞ?」

ゴシゴシ

長門「…」

キョン(サラサラとした髪…)

ワシャワシャ

キョン(艶があって柔らかい…)

キョン(シャンプーの匂いがほどよく香しい…)

キョン(た ま ら ん !)

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:54:09.56 ID:R2olN2E70

長門「…」

キョン「シャワーかけるぞー」

ジャー

長門「…」

キョン「おし、じゃあ次、体」

長門「…す―――――」

キョン「すみからすみまでだろ? できるだけ洗うよ」

長門「そう」

キョン「ゴシゴシ」

長門「…」

キョン「…突っ込んでくれ」

長門「ごめんなさい」

キョン「いや、あやまらなくてもいいけどな」

キョン「ちょっと寂しい」

長門「そう」

337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 04:57:55.18 ID:R2olN2E70

キョン「でもま、長門はそのままでいいや」

長門「どうして?」

キョン「そっちのほうが、お前らしい」

長門「そう」

キョン「んじゃあ…」

キョン(決心を決めろ、俺)

長門「…」

キョン「前、洗うぞ?」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:02:13.69 ID:R2olN2E70

長門「来て…」

キョン(///)「変なこと言うな!」

長門「…」

キョン(長門の、小さな胸…)

キョン(へんなこと考えてはダメだ!)

キョン(しかし、…胸! 胸!)

長門「痛っ…」

キョン「す、す、す、すまん!!!!」

長門「急がないで」

キョン「あ、ああ」

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:07:49.56 ID:R2olN2E70

長門「聞いた話」

キョン「ん?」

長門「胸は揉むと、大きくなるらしい」

キョン「…」

キョン「俺はこのままでいいと思うぞ」

長門「…」

キョン「もし、長門がいやなら…………するけど」

長門「あなたが望まないことなら私も望まない」

キョン「そうか」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:13:31.04 ID:R2olN2E70

キョン「…」

キョン(下も洗うのか!?)

キョン「んじゃあ、流すぞ…」

長門「待って」

キョン「え?」

長門「下半身を、洗っていない」

キョン「…やっぱり、洗わなきゃダメか?」

長門「…」

キョン(すごく悲しい顔をしている気がする!)

長門「…だめ?」

キョン「やらせていただきます! とゆうか、やらせてくださいっ…!!」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:18:49.09 ID:R2olN2E70

長門「…」

キョン「どう洗えばいいんだ?」

長門「あなたの好きなように」

キョン「…」

ゴシ……ゴシ……

長門「ん…」

キョン「うおっ!? だ、大丈夫か?」

長門「気にしないで」

キョン「お、おう…」

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:22:41.98 ID:R2olN2E70

キョン(俺と目を合わせてくれない…)

キョン「俺、なにか悪いことしたのか?」

長門「あなたは悪いことなど何もしていない」

キョン「そうか?」

長門「…」

キョン「俺を、見てくれないか…」

長門「…」

キョン「なんで、見てくれないんだ?」

長門「…目が、見えない」

キョン(…!?)

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/15(火) 05:25:14.04 ID:R2olN2E70

え〜今日はこれで一時終了です。
今日の夜また来ますので、よろしければ、保守お願いします。
すいません、また糸が切れそうです…。

それでは、また。



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