キョン「性器見せてください」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:まる子「『佐々木のじいさんを怒らせよう』の巻」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:02:19.06 ID:QLq+YHVWO

みくる「え?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:04:30.78 ID:QLq+YHVWO

みくる「あの、今なんて……」

キョン「だから性器見せてください」

みくる「ふぇっ!?」

キョン「ふぇっ、じゃないですよ。早く見せてください」

みくる「い、いきなりどうしたんですかキョン君!?やめてくださいぃ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:06:40.70 ID:QLq+YHVWO

キョン「今までどれだけあなたのために働いてきたと思ってるんですか?あなたの知らないところであなたを助けるためにカーチェイスまでしてますからね」

みくる「ふぇぇ」

キョン「それなのに報酬は一切なし」

みくる「うぅ……ごめんなさい……」

キョン「だから性器見せてください。報酬はそれで良いです」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:09:08.35 ID:QLq+YHVWO

みくる「そ、それはだめですぅ」

キョン「長門は見せてくれましたよ。触らせてもくれました」

みくる「ふぇっ」

キョン「古泉だって見せてくれました」

みくる「ふぇっ!?」

キョン「あなただけは見せてくれないんですね。どうせ俺のことなんか古代人とでも馬鹿にしてるんでしょ」

みくる「そ、そんなことないですぅ!」

キョン「じゃあ見せてください」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:15:58.50 ID:QLq+YHVWO

キョン「はぁ……見せてくれないんですね。さようなら、俺はもう二度とあなたには協力しませんから」テクテクテク

みくる「あっ!まっ、待ってください!」

キョン「何です?」

みくる「うっ……うぅ……見て……いいですぅ……」

キョン「何故泣いているんですか?俺が無理矢理やらせてるみたいじゃないですか」ガシッ

みくる「うっ……く、苦しい……ですぅ……」

キョン「何か言うことはないですか?」ギチギチ

みくる「み、見てください……ぁっ……」

キョン「なにを?」

みくる「う゛……ぁ……」

キョン「なにを?」ギチギチ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:23:13.09 ID:QLq+YHVWO

みくる「う゛……ひっぐ……うぅ……」

キョン「泣いてちゃ分からないでしょう?」ギチギチ

みくる「あう゛っ……う゛……ぐ、ぐるじ……です……」

キョン「……」ギチギチ

みくる「う゛ぁ゛……」

キョン「……」ギチギチ

みくる「み゛……見て……ください……わた……じ……の……うっ……うぅ……性……器……を……」

キョン「性器ってなんですか?俺難しい言葉分からないんですよ。古代人ですから」ギチギチ

みくる「う゛ぅ……」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:28:55.98 ID:QLq+YHVWO

キョン「ちっ」ガンッ!!

みくる「あぐっ!」ドサァ!!

キョン「全く、手が疲れたからあなたを頭から叩き落としちゃったじゃないですか」

みくる「あっ!はっ、はっ、げほっ、ごほっ」

キョン「……」ガッ!!

みくる「がっ!」ギュー

キョン「全く……早く言ってくださいよ。学園のアイドルが顔を踏み付けられてるなんて……ふふっ、あなたが早く言わないからですよ」ギュー

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:34:59.87 ID:QLq+YHVWO

みくる「ち……膣を……見て……ください……うぅ……」

キョン「……」ドカッ

みくる「ひぐっ!」ドサァ!!

キョン「膣ってなんですか?分からないからついサッカーボールキックしちゃったじゃないですか」

みくる「うっ……ひっぐ……うっ……」

キョン「はぁ……もういいです。早く見せてください。俺に見てほしいんでしょう?」

みくる「うぅ……はいぃ……み、見て……ほしい……です……」

キョン「いつまでも寝てないで早く立ってください。相変わらずとろいですね」

みくる「うっ……えっぐ……うぁ……ぁぁぁぁああああああああん」

キョン「……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:40:33.82 ID:QLq+YHVWO

キョン「何故泣いているんですか?」

みくる「うっ……ひっぐ……うぅ……うっ……」

キョン「まぁいいです。早く服脱いでください」

みくる「うっ……うぅ……は、はい……」

キョン「……」テクテク ガチャ スッ

みくる「ひっぐ……ギョ、キョン君……うっ……箒持って……どうするんですか……うぅ……」

キョン「いいから早く脱いでください」ギロッ

みくる「ひっ!……は、はい……」スルスル

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:45:53.10 ID:QLq+YHVWO

みくる「うっ……ひっぐ……ぬ、脱ぎました……」

キョン「……」

みくる「えっぐ……うっ……」

キョン「後ろ向いてください」

みくる「ひっぐ……え?」

キョン「後ろ向け」ギロッ

みくる「ひっ!……は、はい……」スッ

キョン「……」

みくる「うっ……うぅ……」

キョン「……」バチィィィン!!

みくる「ひぐっ!ぁぁぁぁああああああああ!!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:50:34.58 ID:QLq+YHVWO

みくる「ぁぁぁぁああああああああ!!」

キョン「なに勝手に倒れこんでるですか?たった一発お尻叩いただけで」

みくる「ぁっ、あっ、あっ、あっ、い、痛い、痛い、痛い、あっ、はっ、はっ」

キョン「情けない、早く立ってください」

みくる「ひぐっ……うっ……お願いします!や、やめてくださいぃ!もう無理ですぅ!」

キョン「……」ギロッ

みくる「ひっ……」

キョン「何か言うことは?」

みくる「ひっ……わ、私を……た、叩いて……ください……」ブルブル

キョン「聞こえません」

みくる「た、叩いてくださいぃ!」

キョン「そうですか。あなたはそうしてほしいのなら叩きますよ。さぁ、立ってください」

みくる「ひっ……は、はい……」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 21:54:36.88 ID:QLq+YHVWO

キョン「さぁ、お尻を向けてください」

みくる「ひっ……は、はいぃ……」ブルブル

キョン「……」

みくる「ひっ……ぃ……ゃ……」ブルブル

キョン「……」バチィィィン!!

みくる「ぁぁぁぁああああああああ!!」

キョン「……」

みくる「いやっ!あっ!あっ!ぁぁぁぁああああああああ!!」

キョン「大袈裟ですねぇ」

みくる「い、痛い……だ、助け……あっ、あっ……」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:02:18.28 ID:QLq+YHVWO

キョン「くくっ、お尻真っ赤ですよ。猿みたいですね、ふふっ」

みくる「ぁ……あ……ぃ……ゃぁ……」ブルブル

キョン「裸体でのたうち回るなんて……なんて醜悪な……」ガシッ

みくる「ひっ……」

キョン「もういいです。早く性器見せてください」

みくる「は、はぃ……」ブルブル

キョン「よく見えません。ちゃんと股開いください」

みくる「うっ……はぃ……」

キョン「へぇ……こんな風になっているんですね。……ん?なんで手で顔を隠してるんですか?」

みくる「うぅ……ひぐっ……えっぐ……」

キョン「……」パシャパシャ

みくる「ふぇっ!?」

キョン「ふふっ、良いカメラでしょう?これ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:09:20.26 ID:QLq+YHVWO

みくる「け、消してくださいぃ!」

キョン「黙れ」ドカッ

みくる「あがっ!」

キョン「誰の許可を得て喋っているんですか?」ドカッ バキッ グチャッ

みくる「ひぐっ!がっ!あっ!」

キョン「はは、朝比奈さんの可愛いらしいお顔が血だらけだ」

みくる「ぁ……あ……」

キョン「はは、あははは」グチャッ メキャッ グチュ

みくる「ぐっ!ぁっ!ぎゃっ!」

キョン「あはははは!あははははははは!」グチュ グチャッ ギチャッ

みくる「ひぎっ!……あ……ぁ……」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:15:36.39 ID:QLq+YHVWO

みくる「……」

キョン「あれ?朝比奈さん?」

みくる「……」

キョン「ふふっ、死んじまった」

みくる「……」

キョン「あははははははは!!」グチャッ ギチャッ

みくる「……」

キョン「朝比奈さんの内臓暖かいですよ」グチャッ グチャッ

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:19:52.75 ID:QLq+YHVWO

キョン「あははははははは!命と引き換えに俺の童貞をあげますよ」ギチギチ

みくる「……」

キョン「ふふっ、気持ち良いですか?朝比奈さん」ギチギチ

キョン「あははははははは!」ギチギチ


ガチャ


ハルヒ「遅くなっ……え?……なに……これ……」

キョン「……見たな」ニタァ

ハルヒ「えっ!?ちょっ!?なに!すんの!?そんな、嘘っ!あっ!……ぁ」







ハルヒ「ぎゃぁぁぁぁぁああああああああ!!」


おしまい

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:21:28.32 ID:QLq+YHVWO

みくる「……」

キョン「……」

古泉「……」

長門「感想」

みくる「……」

キョン「……」

古泉「……」

長門「……」

みくる「うぅ……」フラッ

キョン「朝比奈さん!」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:24:12.96 ID:QLq+YHVWO

キョン「お前……俺のことそんな目で見てたのか?」

長門「……」

みくる「ふぇぇ……」

古泉「僕にいたっては名前しか出てきませんでしたよ」

キョン「寧ろ羨ましい」

長門「つまらなかったの……?」シュン

キョン「いや!違う!決してそんな意味では!面白かった!最高に面白かったよ!」

古泉「ええ!今まで読んだ中で一番面白かったです!」

長門「そう」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 22:29:06.09 ID:QLq+YHVWO

長門「これ……続編」

キョン・古泉「え?」

長門「350冊で完結。読んで」

キョン「あ、ああ……ありがとうな……はは、ははは」

古泉「う、嬉しいですねぇ……あはは、あはははは」

長門「明日までに感想聞かせて。それじゃあ」

キョン「おお、それじゃあ……」

古泉「さようなら……」

キョン・古泉「……」

end

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:04:31.76 ID:QLq+YHVWO

〜おまけ〜

ハルヒ「あら、久しぶりね有希」

長門「……」コクッ

ハルヒ「キョンとか上手くいってるの?あんたたちが結婚してからもうすぐ1年ね」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:06:11.50 ID:QLq+YHVWO

長門「……」

ハルヒ「ん?その大きな痣はどうしたの?痛そうね」

長門「転んだ」

ハルヒ「そう……ん?あなた痣が至るところにあるじゃない!」

長門「転んだ」

ハルヒ「……」

長門「……」

ハルヒ「……キョンにやられたの?」

長門「違う」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:10:25.99 ID:QLq+YHVWO

ハルヒ「転んだだけでそんな痣出来るわけないじゃない!キョンは今どこにいるの!?」

長門「違う」

ハルヒ「何が!?」

長門「彼ではない」

ハルヒ「じゃあ誰って言うの!?」

長門「転んだ」

ハルヒ「っ!?」

長門「……」

ハルヒ「……分かったわよ」

長門「……」

ハルヒ「何かあったら連絡しなさいね」

長門「……」コクッ

ハルヒ「それじゃあ」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:12:21.26 ID:QLq+YHVWO

〜家〜

長門「ただいま」

キョン「遅せぇよ!」

長門「ごめんなさい」

キョン「早く酒よこせ!」

長門「はい」

キョン「ったく」ゴクゴク

長門「……」

キョン「ぁぁぁぁああああああああ!!苛々する!!」ゴクゴク

長門「……」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:19:20.25 ID:QLq+YHVWO

キョン「何見てんだよ!!」バリィン!!

長門「ぁぐっ」

キョン「ちっ、飲みかけの瓶が割れちまったじゃねぇか。この石頭が」

長門「ごめんなさい」ポタポタ

キョン「謝ってすむ問題じゃねぇよ!」バリィン!!

長門「ぐっ……」

キョン「ったく……」

長門「うっ……ぁ……」

キョン「目障りだ!俺の目の前でのたうち回るな!」ドカッ バキッ ドカッ

長門「ひぐっ、うっ、ごめ、なさ、い」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:22:33.79 ID:QLq+YHVWO

キョン「興が冷めた!寝る!」ガラガラ

長門「ぅっ……はぃ……」

キョン「っ!?何で毛布がねぇんだよ!?」

長門「ごめんなさい。今干してるから」

キョン「ぁあ!?」

長門「あなたに気持ち良く眠ってほしくて」

キョン「いいから早く毛布持ってこい」ドカッ

長門「ひぐっ……はぃ……」

キョン「ったく、苛々するぜ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:25:32.71 ID:QLq+YHVWO

長門「……」ゴソゴソ

キョン「おい、毛布に血垂らしたら殺すからな」

長門「はい」トテトテトト

キョン「早くかけろ!」

長門「ごめんなさい」スッ

キョン「ったく」

長門「おやすみなさい」

キョン「うるせーよ!早く消えろ!」

長門「ごめんなさい」トテトテトテ ガラガラ







長門「……おやすみなさい」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:30:03.56 ID:QLq+YHVWO

〜3時間後〜

キョン「んぅ……んっ……ふわぁっ……」ズキッ

キョン「くっ……飲み過ぎたか」ズキズキ

ガラガラ

キョン「おい、すまんが水貰えるか?」

長門「おはよう、今用意する」

キョン「っ!?」

長門「……」コポコポ

キョン「お前……その頭の傷……」

長門「はい」

キョン「……」

長門「……」

キョン「うっ……すまん……俺はまたお前を……」

長門「大丈夫」

キョン「うぅ……すまん……すまん……すまん……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:33:26.62 ID:QLq+YHVWO

長門「大丈夫」ギュッ

キョン「すまん……すまん……すまん……」

長門「あなたが今辛いのは分かっているから」ギュー

キョン「うぅ……ああ……すまん……すまん……すまん……」

長門「……」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:37:05.51 ID:QLq+YHVWO

〜翌日〜

キョン「……」ゴクゴク イライラ

長門「……」

キョン「ぁぁぁぁああああああああ!!」イライラ

長門「あの……」

キョン「なんだ?」

長門「少し出掛けてくる」

キョン「ぁあ!?」

長門「っ……」ビクッ

キョン「遊びに行くのか!?俺を放っておいて!?ぁあ!?」

長門「……」ビクビク

キョン「なんとか言えよ!」バリィン!!

長門「うっ……」ドサァ

キョン「ちっ、空の瓶使えばよかったな」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:40:13.03 ID:QLq+YHVWO

キョン「行くなら早く行け!!目障りだ!!」ドカッ ゲシッ ボカッ

長門「ひぐっ、ぐっ、ごめ、なさい」

キョン「ったく」

長門「……行って……きます……」フラフラ

キョン「早く行け!!」

長門「……はい」

ガチャッ バタン





長門「……いってきます」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:42:50.23 ID:QLq+YHVWO

チリンチリン イラッシャイマセー

長門「……」

ハルヒ「有希!こっちよ!」

長門「……」トテトテトテ

ハルヒ「っ!?あなたまた傷が増えてるじゃない!」

古泉「これは……涼宮さんに聞いていた話以上ですね」

みくる「ふぇぇ、大丈夫ですかぁ?」

長門「……何故二人が?」

ハルヒ「私が呼んだのよ!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:45:08.02 ID:QLq+YHVWO

ハルヒ「今日あなたを呼んだ理由は他でもない、あなたの傷の原因を探るためよ!」

長門「……」

古泉「そういうことですね」

みくる「痛そうですぅ」

長門「……」

ハルヒ「有希!正直に言いなさい!あなたキョンから……暴力を受けているでしょ」

長門「……」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:52:47.34 ID:QLq+YHVWO

長門「違う」

ハルヒ「はぁ……強情ね……」

みくる「あんなに優しいキョン君が……」

古泉「……」

ハルヒ「キョンの奴……有希にこんなことするなんて……死刑ね」

長門「違う」

ハルヒ「ちょっと、トイレ行って来るわね」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:55:42.05 ID:QLq+YHVWO

古泉「……行きましたか」

長門「……」

古泉「長門さん、本当に彼から暴力を受けているのですか?」

長門「……」

古泉「まぁ……答えなくても良いでしょう。さて、どうしたものやら」

みくる「すいません、私急用が入ってしまって……涼宮さんによろしくお願いしますぅ」

古泉「ああ、はい、分かりました」

みくる「それでは」タッタッタッタ

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/10(木) 23:58:56.84 ID:QLq+YHVWO

〜キョン宅(長門のマンション)〜

ガチャッ

キョン「随分と早……あ、朝比奈さん!?」

みくる「キョン君、いきなり来てごめんなさい」

キョン「朝比奈さん、どうしてここに!?」

みくる「お邪魔しますね」

キョン「っ!?……まさかあいつ……」

みくる「キョン君」ギュッ

キョン「なっ!?いきなり何してるんですか!?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:04:38.75 ID:3y5Ouen5O

みくる「ふふっ、なにって……私はキョン君が好きなんです」

キョン「なっ!?」

みくる「キョン君……んっ……」

キョン「んぅっ!?」

みくる「んぅ……んっ……ぷはっ」

キョン「あ、朝比奈さん……」

みくる「えへへ、ファーストキスでした」

キョン「っ!?」

みくる「私、キョン君なら……私の初めてを全部……捧げれますよ」

キョン「朝比奈さん」スッ

みくる「ふふっ、大好きです。キョン君……ぁ……」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:10:13.52 ID:3y5Ouen5O

―――――
――――
―――
――


みくる「えへへ、ちょっと痛かったです」

キョン「すいません」

みくる「でも、幸せでした」

キョン「朝比奈さん……」

みくる「どうですか?私ならあんな根暗な長門さんと違ってキョン君を幸せにしてあげれますよ」

キョン「……」

みくる「これ、私の家の住所です。良かったら遊びにきてくださいね」

キョン「こんな所に住んでたんですか。ええ、遊びに行かせてもらいますよ」

みくる「うふふ」ニヤリ

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:14:48.64 ID:3y5Ouen5O

〜同時刻:喫茶店〜

ハルヒ「はぁ、結局有希は語らずじまいか……」

古泉「ええ、こうなったら僕らだけでも動くしかありませんね」

ハルヒ「そうね。古泉君、監視カメラとか仕掛けられる?」

古泉「犯罪行為ですが……やむを得ないですね」(長門さんに気付かれるかどうかが問題ですが)

ハルヒ「上手いことキョンと有希を外に出さないといけないわね」

古泉「なに、団活といえば、皆さん団長に従いますよ」ニコッ

ハルヒ「良い事言うじゃない!久々に不思議探しね!」

古泉「ええ」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:21:24.65 ID:3y5Ouen5O

〜キョン宅(長門のマンション)〜

長門「ただいま」

キョン「……」ゴクゴク

長門「これ、お土産」スッ

キョン「……」ゴクゴク

長門「部屋……掃除したの?」

キョン「悪いか?」ギロッ

長門「ありがとう」

キョン「っち」ゴクゴク

長門「……」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:23:39.11 ID:3y5Ouen5O

長門「今、ご飯作る」

キョン「いらん」

長門「でも……」

キョン「いらないって言ってるだろ」バリィン!!

長門「ぐっ……」

キョン「っち、また飲みかけの瓶を無駄にしちまった。相変わらず学習しないな俺も」

長門「ごめ……ん……なさい……」

キョン「目障りだ。失せてろ」

長門「はい……」

キョン「ったく」ゴクゴク






長門「……」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:30:47.97 ID:3y5Ouen5O

キョン「……」テクテク

長門「どけに行くの?」

キョン「散歩」

長門「私も……一緒に……」

キョン「……」ギロッ

長門「……いってらっしゃい」

ガチャッ バタン







長門「……いって……らっしゃい……」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:33:44.32 ID:3y5Ouen5O

〜みくる宅〜

キョン「今晩は」

みくる「……」

キョン「どうかしましたか?」

みくる「いえ、まさかいきなり今日来てくれるとは思わなかったんで」

キョン「迷惑でした?」

みくる「その逆ですよ、さぁ、入ってください」

キョン「お邪魔します」

みくる「あんな無口な人と同じ空間にいれませんよね?うふふ」

キョン「……」

みくる「はい、お酒です」

キョン「ありがとうございます」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:44:26.49 ID:3y5Ouen5O

キョン「……」ゴクゴク

みくる「キョン君のところに監視カメラ仕掛けるみたいですぅ。涼宮さんに古泉君」

キョン「……なんですって?」ピクッ

みくる「だから監視カメラがあるうちは長門さんに優しくしてるふりした方がいいですよぉ」

キョン「ぁぁぁぁああああああああ!!」バリィン!!

みくる「安心してください。私があの2人がやろうとしていること全部教えてあげますから」

キョン「……ありがとうございます」

みくる「もう、キョン君ったらぁ。コップは投げちゃ危ないですよぉ。はい、新しいのです」

キョン「……」ゴクゴク イライラ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 00:52:26.59 ID:3y5Ouen5O

〜キョン宅〜

長門「……」フキフキ

長門「……」

長門「遅い……」

長門「……」

長門「……布団」ポフッ

長門「……彼の匂い」

長門「……」

長門「……スー……スー……」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 01:53:26.93 ID:3y5Ouen5O

ガチャッ

キョン「帰ったぞ」

長門「スー……スー……」

キョン「っち」

長門「スー……スー……」

キョン「帰ったって言ってんだろが!!」ドカッ

長門「あぐっ!?」

キョン「帰ったって何回言えば分かるんだよ!?」ゲシッ ドカッ ボカッ

長門「ご、ごめ、なさ」

キョン「俺の布団を血で汚しやがって!汚すなっつたろうが!!」ドカッ ボカッ ゲシッ

長門「ひぐっ……ごめ……なさっ……ぁ……」

キョン「ったく、洗っとけよ」

長門「は……ぃ……」

キョン「ぁぁぁぁああああああああ!!」バリィン

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 02:00:27.44 ID:3y5Ouen5O

キョン「……ったく」

長門「知らない……石鹸の匂い……」

キョン「……」ゴクゴク

長門「あの……」

キョン「ぁあ!?」

長門「っ……」ビクッ

キョン「……」ギロッ

長門「昨日……どこに……」ビクビク

キョン「どこでもいいだろうが!喋ってる暇あんなら早く布団洗え!」

長門「はぃ……ごめんなさい……」






長門「ぅ……」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 02:05:00.35 ID:3y5Ouen5O

〜翌日〜

キョン「おい、今日は余計なこと言うなよ」

長門「はぃ……」

キョン「ったく」(監視カメラは今日仕掛けられるのか?)

長門「……」

キョン「……」イライラ

長門「……」

キョン「行くぞ」

長門「はい」






長門「久しぶりに……一緒にお出かけ」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 02:09:44.95 ID:3y5Ouen5O

〜古泉宅〜

ハルヒ「遅いじゃない!さっ、早く入りなさい!」

キョン「時間通りだ。なんだ?結局不思議探しじゃなくて古泉の家で飯食うだけか?」

ハルヒ「いいでしょ、別に」

キョン「しかし、一人暮らしにしては広いな」

古泉「機関のつてでですね」

キョン「ああ、そうかい」

みくる「キョン君、お久しぶりですぅ。会いたかったです」

キョン「朝比奈さん、お久しぶりです」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 02:13:40.09 ID:3y5Ouen5O

ハルヒ「キョン、ちょっとベランダ見てみましょうよ」

キョン「ベランダまであるのか」

ハルヒ「凄いわね、観葉植物とかがいっぱいあるわ」

キョン「植物の趣味が古泉らしいな」

ハルヒ「ところでキョン、有希とか上手くいってるの?」

キョン「なんだ藪から棒に」

ハルヒ「団長として団員を気に掛けるのは当然じゃない!」

キョン「別に、普通にやってるよ」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 02:16:16.42 ID:3y5Ouen5O

みくる「キョン君と涼宮さん、ベランダでお話してますぅ」

長門「……」

みくる「長門さん、辛いことは自分一人で抱え込まないで私たちに話してくださいね」

長門「……」

みくる「私たちは長門さんの味方ですから」

長門「……そう」

みくる「ええ」ニコッ

長門「……ありがとう」

みくる「いえいえ」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:22:30.32 ID:3y5Ouen5O

〜キョン宅〜

キョン「……」(さて、朝比奈さんが言うには監視カメラはすでに設置されているはず)

長門「お酒……飲まないの?」

キョン「ああ、日本茶を貰えるか?」

長門「……?……分かった」

キョン「……」(面倒くさいな)

長門「……」コポコポ

キョン「……」

長門「はい」スッ

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:28:52.88 ID:3y5Ouen5O

キョン「ああ、ありがとな」ズズッ

長門「……」

キョン「うん、やっぱりお前が淹れてくれたお茶は美味しいよ」

長門「っ……?」

キョン「……」ズズッ

長門「……ありがとう」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:32:11.63 ID:3y5Ouen5O

長門「晩ご飯用意する」

キョン「ああ、手伝うよ」

長門「っ……?」

キョン「まぁ、大した役には立てそうにはないが」

長門「そんなことない」

キョン「そうか?」

長門「隣に……いてくれればそれで……」

キョン「じゃあ、やるぞ」

長門「……分かった」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:42:34.54 ID:3y5Ouen5O

キョン「ふむ……」ムキムキ

長門「……」トントン

キョン「……」ムキムキ

長門「前は……」トントン

キョン「なんだ?」

長門「……よくこうしていた」

キョン「そう……だったか……」

長門「そう」

キョン「……」ムキムキ

長門「……」トントントントン

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:46:19.98 ID:3y5Ouen5O

古泉「随分と仲睦まじい夫婦ですね」

みくる「憧れちゃいますぅ」

ハルヒ「でも有希の傷痕は……」

古泉「まだ始まったばかりです。監視を続けましょう」

ハルヒ「そうね」

みくる「はいぃ」(ふふっ、キョン君が暴力をふるうことはあり得ませんよ)

古泉「……」ジッー

ハルヒ「……」ジッー

みくる「精々無駄な努力、頑張ってください」ボソッ

ハルヒ「ん?みくるちゃん何か言った?」

みくる「いえ、なにもぉ」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:50:22.86 ID:3y5Ouen5O

キョン「ご馳走さま」

長門「……」

キョン「美味かったよ」

長門「そう」

キョン「ふぅ」

長門「あなたが……手伝ってくれたから」

キョン「さて、後片付けでもするかな」

長門「っ……?」

キョン「……」ガチャガチャ

長門「手伝う」

キョン「いいからお前はここにいろよ。片付けぐらいやらせてくれ」

長門「一緒に……したい」

キョン「そうかい、じゃあやるか」

長門「分かった」カチャカチャ

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 04:57:06.86 ID:3y5Ouen5O

ピロリロリン

キョン「……」カチカチ

【From:朝比奈みくる
キョン君、今日は完璧でしたよ。
2人ともまんまと騙されていました。
根暗で無口な長門さんに優しくするのは大変だとは思いますがこの調子で頑張ってくださいね。
それでは、おやすみなさい。】

キョン「……」(さすがに1日では監視カメラは外されないか)

キョン「ふぅ……」

キョン「昔はよくこうしていた……か」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 05:02:23.39 ID:3y5Ouen5O

キョン「長門、そろそろ寝るぞ」

長門「っ……?」

キョン「どうかしたか?」

長門「お酒……飲まないの?」

キョン「ああ、早くこっち来いよ。それともお前はまだ起きてるか?」

長門「寝る」

キョン「そうか、じゃあ来いよ」

長門「……」

キョン「どうかしたか?」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 05:05:22.87 ID:3y5Ouen5O

長門「血がついてしまう」

キョン「そんなこと気にするな。いいから早く来い」グイッ

長門「……分かった」

キョン「……」

長門「……」モゾモゾ

キョン「……」

長門「……温かい」

キョン「そうだな」

長門「前はよく……こうしてた」

キョン「そうだったか……」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 05:08:50.79 ID:3y5Ouen5O

キョン「狭いな……」モゾモゾ

長門「っ……ごめんなさい、今出る」

キョン「何言ってるんだ」グイッ

長門「っ……」

キョン「確かに狭いが……居心地は悪くはない」

長門「っ……?……そう」

キョン「おやすみ」

長門「……おやすみなさい」






長門「……温かい」ギュッ

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 13:26:16.14 ID:3y5Ouen5O

キョン「お邪魔します」

みくる「いらっしゃい、キョン君。はい、お酒です」

キョン「遠慮しておきますよ。ボロが出てしまうかもしれないので」

みくる「そうですね。けど今のところ順調ですよ」

キョン「朝比奈さんが教えてくれたおかげです。あなたが教えてくれていなかったら今ごろ大変でした」

みくる「うふふ、私はキョン君が好きなだけです」

キョン「ありがとうございます」

みくる「あんなのと一緒にいたからキョンは大変だったんですよね。私は長門さんとは違いますよ……んぅ」ギュッ

キョン「んっ……」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 13:30:36.43 ID:3y5Ouen5O

みくる「キョン君、これを」

キョン「何ですかこれ?」

みくる「薬ですよ」

キョン「薬?なんの?」

みくる「毒です」

キョン「毒?」

みくる「これを毎日少量ずつ、長門さんの食べ物の中に入れていってください。長門さんにばれないぐらいの少量ずつです」

キョン「っ!?」

みくる「うふふ、邪魔なものは消さなければいけません。私とキョン君の幸せな日々のためですよ」ギュッ

キョン「……はい」

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 13:35:56.90 ID:3y5Ouen5O

みくる「ちゃんと1回分ずつ袋に分けてあります」

キョン「はい」

みくる「少しずつ、少しずつ、弱らせていきましょう」

キョン「……」

みくる「うふふ、可哀想なキョン君。あんな根暗な人のためにこんな辛い思いさせられちゃって」

キョン「……」

みくる「いえ……人ではありませんでしたね。あれは人間ではありません。
作り物の紛い物には決して、キョン君の気持ちは理解出来ませんよ。
あなたを分かってあげられるのは……私だけです」ギュッ

キョン「……ありがとうございます」

みくる「2人の未来のために、頑張りましょうね」

キョン「はい」

みくる「うふふ、キョン君大好きです」

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 13:45:23.68 ID:3y5Ouen5O

〜キョン宅〜

ガチャッ

キョン「帰ったぞ」

長門「スー……スー……」

キョン「……」

長門「スー……スー……」

キョン「……」ナデ

長門「っ!?」ビクッ

キョン「っ!?」

長門「っ……ごめん……なさい、あなたが帰ってきた時に」

キョン「いや、気にするな」

長門「っ……?」

キョン「昼寝の邪魔してしまって悪かったな」

長門「……構わない」

キョン「そうかい」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 13:55:03.60 ID:3y5Ouen5O

〜夜〜

キョン「晩飯の用意するか」

長門「っ……?手伝ってくれるの?」

キョン「ああ」(監視カメラあるしな、あいつらいつか絶対殺してやる)

長門「……ありがとう」

キョン「……」(毒……か……ばれないようにいれないとな)

長門「……うれしい」

キョン「さて、俺は何を手伝えばいい」

長門「これを」

キョン「ああ、分かった」

長門「……ありがとう」

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 14:17:03.30 ID:3y5Ouen5O

キョン「後は持ってくだけだな。飲み物持っていってくれ」

長門「分かった」トテトテトテ

キョン「……行ったか」

〜回想〜

みくる「長門さんを消したら一緒に未来に行きましょう」

キョン「未来?行けるんですか?」

みくる「ええ、今よりずっと快適ですよ。キョン君は幸せになれます。
ずっとおいしいご飯を食べて、おいしいお酒を飲む。好きなことだけしてていいんですよ」

キョン「それは魅力的ですね」

みくる「ええ、うふふ」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 14:19:59.03 ID:3y5Ouen5O

―――――
――――
―――
――


キョン「未来……か」

キョン「……」スッ

キョン「随分と魅力的な話じゃないか」マゼマゼ

キョン「……」テクテク

キョン「さぁ、食べるか」

長門「……」コクッ

キョン「……」

長門「……」モグモグ

キョン「……」モグモグ

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 14:27:17.17 ID:3y5Ouen5O

長門「……美味しい」

キョン「ん?」

長門「あなたが……」

キョン「……」(毒入りだぞ)

長門「手伝って……くれたから」

キョン「そうかい」(皮肉な話だな……)

長門「……ありがとう」

キョン「なに、気にするな」

長門「……」モグモグ

キョン「……」モグモグ

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 14:43:36.99 ID:3y5Ouen5O

ハルヒ「暴力なんてする気配が全くないわね」

古泉「全くです」

みくる「そろそろ監視カメラ外してもいいんじゃないですかぁ」

ハルヒ「そろそろってまだ2日しか経ってないじゃない」

みくる「ふぇぇ」

古泉「……ふむ」

ハルヒ「仲睦まじい夫婦にしか見えないわね」

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 14:51:28.13 ID:3y5Ouen5O

長門「あの……」

キョン「なんだ?」

長門「最近……お酒……」

キョン「酒?」

長門「飲んでないから」

キョン「……」

長門「なぜ?」

キョン「……特に理由はないが……あんまりお前にも迷惑かけてられないしな」

長門「……そう」

キョン「……」

長門「……ありがとう」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:04:52.33 ID:3y5Ouen5O

キョン「さて、そろそろ寝るかな」

長門「……」

キョン「ふぅ」ゴソゴソ

長門「あの……」

キョン「なんだ?」

長門「一緒に……寝ても……」

キョン「何言ってんだ、今までそうしてきたんだろ?早く来いよ」

長門「……っ……ありがとう」ゴソゴソ

キョン「……」

長門「……温かい」






キョン「温かい……か」

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:12:07.36 ID:3y5Ouen5O

みくる「どうですか?毒の効果は?そろそろ1週間になりますが」

キョン「見た感じは……影響ないですね」

みくる「まだ1週間ですからね。気長にやっていきましょう」

キョン「……はい」

みくる「相手は人間じゃありません。罪の意識に苛まされることはありませんよ」

キョン「……はい」

みくる「いらなくなった物は処分する。同じことです」

キョン「はい……それより監視カメラの方は」

みくる「もう少しの辛抱みたいですね」

キョン「そうですか」

みくる「もう少しで私たちは幸せになれます」ギュッ

キョン「……はい」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:15:25.67 ID:3y5Ouen5O

キョン「買い物に行ってくるよ」

長門「ぁ……私が……」

キョン「いいよ、気にするな」

長門「あの……一緒に行っても……」

キョン「ああ、別に構わないが」

長門「っ……ありがとう」

キョン「そしたら早く行くぞ」

長門「分かった」


188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:18:58.78 ID:3y5Ouen5O

キョン「……」テクテク

長門「……」トテトテ

キョン「一緒に買い物に行くの……久しぶりだな」テクテク

長門「……」コクッ トテトテ

キョン「……」テクテク

長門「あの……」トテトテ

キョン「なんだ?」テクテク

長門「……手……繋いでも……」トテトテトテ

キョン「……」スッ ギュッ

長門「っ……あり……がとう」

キョン「……」テクテク







キョン「温かい……な」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:25:04.30 ID:3y5Ouen5O

ウィーン

キョン「……」テクテク

長門「……野菜」トテトテトテ

キョン「肉はっと……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……お酒は?」

キョン「ああ、いらない。平気だ」

長門「……そう」

191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:30:24.96 ID:3y5Ouen5O

〜夕食時〜

長門「……ありがとう」

キョン「なにがだ?」

長門「毎日ご飯作るの手伝ってくれる……」

キョン「……」

長門「片付けも……掃除も……一緒に寝てくれる……他にも」

キョン「そうかい」

長門「……」

キョン「……」

長門「……嬉しい」

キョン「……ところで」

長門「なに」

キョン「最近身体の調子はどうだ?」

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:43:55.49 ID:3y5Ouen5O

長門「?」

キョン「……」

長門「……怪我は心配ない」

キョン「そうかい」

長門「……」

キョン「もし、俺が……お前に毒を盛っていたらどうする?」

長門「?」

キョン「……」

長門「問題ない」

キョン「……」

長門「私はあなたを想っている。だから平気。その想いで毒を打ち消せる」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……そうかい」

205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:52:17.32 ID:3y5Ouen5O

みくる「うふふ」

キョン「……」

みくる「長門さんがそんなことを」

キョン「はい」

みくる「ふふふっ、作り物の分際で愛を語ろうだなんて、くふっ、笑いが止まらないです」

キョン「……」

みくる「あんな紛い物に心なんてあるはずがないのに、ふふっ」

キョン「……」

みくる「キョン君、んっ……」スッ

キョン「んぅ……」

みくる「勿論私には心があります。人間同士、心を通わせましょう。んっ……」ギュッ

キョン「朝比奈……さん……」

みくる「愛してます、キョン君。私はあなたを理解してあげれますよ、ふふっ、んっ……ぁっ……うふっ、大好きです」ギュッー

キョン「はい……」

207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 15:56:32.36 ID:3y5Ouen5O

みくる「キョン君……」ギュッー

キョン「……」

みくる「うふふ、キョン君の身体暖かいです」

キョン「朝比奈さんも暖かいですよ」

みくる「ふふっ、未来のベッドは凄い快適ですよ。期待してて下さいね」

キョン「はい……」






キョン「暖かい……な」

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:02:30.93 ID:3y5Ouen5O

長門「……」

キョン「……なぁ」

長門「?」

キョン「俺と結婚して……後悔してないか?」

長門「どうして」

キョン「俺はお前に……決して許されてはいけないことをしてきた」

長門「……」

キョン「……」

長門「していない」

キョン「……」

長門「後悔していない」ギュッ

キョン「……」

長門「あなたと一緒にいれるだけで」

キョン「……」

長門「私は幸せだから」

213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:10:43.81 ID:3y5Ouen5O

キョン「うっ……」

長門「……」

キョン「すまん……俺は……俺は……うっ……」

長門「……」

キョン「どれだけ謝ろうが謝りきれない、うっ……俺は……本当に……」

長門「大丈夫」ギュッ

キョン「お前を守るって約束したのに……暴力をっ……うっ……」

長門「……大丈夫だから」ギュッー

キョン「本当にすまなかった……」

長門「……」ギュッ

キョン「うっ……うぅ……ひっぐ……」

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:14:38.49 ID:3y5Ouen5O

〜みくる宅〜

キョン「お邪魔します」

みくる「あっ、キョン君。いらっしゃい。どうしたんですか?目が真っ赤ですよぉ」

キョン「……」

みくる「キョン君?」

キョン「すいません朝比奈さん!」

みくる「ふぇっ?いきなりどうしたんですか?」

キョン「俺はやっぱり……あいつのことが好きなんです!」

みくる「っ!?」

キョン「今まで散々迷惑かけといて勝手なのは分かっています!でも……」

みくる「そう……ですか」

キョン「朝比奈……さん?」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:16:48.47 ID:3y5Ouen5O

キョン「あの……解毒剤貰えないでしょうか!?」

みくる「ふふっ」

キョン「朝比奈さん?」

みくる「あれ、元々毒なんか入ってないですよ」

キョン「……え?」

みくる「無毒なただの粉。未来の小麦粉のようなものです」

キョン「え……なんで……」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:27:05.98 ID:3y5Ouen5O

みくる「キョン君が……長門さんを好きだったことを思い出せて良かったです。ふふっ」

キョン「えっ……一体どういうことなんですか?何が何だか……」

みくる「キョン君が昔みたいに戻れるように少し芝居をしただけですよ。ふふっ」

キョン「えっ……今までのは……それじゃあ……俺のために……」

みくる「はい、そういうことです」

キョン「朝比奈さん……すいません!ありがとうございます!俺なんかのために……」

みくる「いえいえ、私は……キョン君が好きなことは芝居ではありません」

キョン「え……」

みくる「だから……キョン君に愛してもらいたくて……今の状況を利用した感もありますから……」

キョン「朝比奈さん……」

みくる「ふふっ、少しの間でしたが幸せでしたよ。長門さんと幸せにね」

キョン「はい……!ありがとうございます!!」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:38:21.57 ID:3y5Ouen5O

みくる「キョン君、一応これを」

キョン「なんですかこれ?」

みくる「あれは一応未来のものですからね。無害なはずですがこの時代に生きている長門さんが食べたわけですから。中和剤のようなものです」

キョン「何から何までありがとうございます」

みくる「はい、それじゃあ早く長門さんの所に行ってあげてください」

キョン「はい……!ありがとうございました!」

みくる「うふふ」






みくる「キョン君……」

227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:42:16.95 ID:3y5Ouen5O

キョン「よし、ペットボトルを買ってこれをここに入れるか」

ガチャッ

キョン「帰ったぞ」

長門「おかえりなさい」

キョン「新発売の飲み物だ。これ飲まないか?」

長門「……ありがとう」ゴクゴク

キョン「……ふぅ」(これで安心だな)

長門「……」

キョン「……」

長門「げほっ!ごほっ!」ビチャ ビチャァ

キョン「……え?」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 16:48:47.96 ID:3y5Ouen5O

キョン「な、えっ!?」

長門「うっ……げほっ、ごほっ」ビチャ ビチャァ

キョン「えっ、えっ……えっ……何で!?何でだ!?」

長門「あ……ぁ……」フラッ ドサッ

キョン「おい!!」ガシッ

長門「ぅ……」

キョン「そんな……嘘だろ!?嫌だ!嫌だ!」

長門「何故……泣いて……いる……の?」

キョン「っ!?」(目の焦点が……)

長門「……涙……拭か……な……いと……」スッ

キョン「嘘だ!嘘だ!嘘だ!」

長門「ぁ……ぃ……し……て…………」カクッ

キョン「ぁ……ぁ……ぁ……あ……」

長門「……」

キョン「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!」

245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 17:04:50.01 ID:3y5Ouen5O

キョン「ぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」

長門「……」

キョン「嫌だ!嫌だ!嫌だ!そんなっ、これから、やり直せると……うっ……ひっぐ」

長門「……」

キョン「何で!?何で!?何で!?うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……俺の……せいだ……」

長門「……」

キョン「俺のせいでお前は……、幸せにすると、誓った……はずなのに……」

長門「……」

キョン「大丈夫、お前を1人にはしない……
今から俺も……そっちにいくからな……」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 17:08:33.47 ID:3y5Ouen5O

キョン「ずっと……一緒にいような……」

長門「……」

キョン「あっちでは……絶対に幸せにしてやるかな……」

長門「……」

キョン「愛してるぜ」スッ

「待ってください!」

キョン「え……」

みくる「待ってください!」

キョン「朝比奈……さん?何故……ここに?」

みくる「そんな……長門さん……間に合わなかった……」

キョン「……」

みくる「うっ……ごめんなさい……私が未来のものを渡したから、現代の小麦粉を渡していれば……」

キョン「あなたのせいでは……ありませんよ」

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 17:13:32.56 ID:3y5Ouen5O

キョン「全部……俺のせいです……俺が……あいつを……」

みくる「長門さんは……幸せだったと思います……大好きなキョン君と一緒にいられて……」

キョン「うっ……ひっぐ……」

みくる「長門さんは絶対に……キョン君が死ぬことなんて望んでいません!」

キョン「うっ……ぇっぐ……」

みくる「長門さんに本当に報いたいのなら……キョン君は幸せに生きるべきです!」ギュッ

キョン「ぅ……ぁ……うあぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」

みくる「キョン君……」ギュッ

キョン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」

みくる「……」ニヤリ

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 17:22:13.37 ID:3y5Ouen5O

キョン「ぅっ……ひっぐ……」

みくる「キョン君……」ギュッ

キョン「やり直せると……やり直せると思ったんです……うっ……」

みくる「はい」ギュッー

キョン「あいつを幸せに……なのに……なのに……!!うっ……ひっぐ……」

みくる「はい」ギュッー

キョン「ぇっぐ………うっ……ひっぐ……」

みくる「大丈夫、キョン君には私がいます」ギュッー

キョン「あり……うっ……ありがとう……ございます……ひっぐ……」

みくる「長門さん……安心してください……
長門さんの変わりに……キョン君を守りぬきます……
なにをしてでも……ね」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 20:34:42.71 ID:3y5Ouen5O

キョン「……」

みくる「……」

キョン「……」

みくる「キョン君、とりあえず私の家に来て下さい。まずは落ち着きましょう」

キョン「……はい」

みくる「立てますか?」

キョン「……はい」

みくる「では……行きましょう」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 20:40:22.85 ID:3y5Ouen5O

キョン「あいつは……」

みくる「大丈夫です。私がなんとかしますから」

キョン「嫌です……離れたくない……」

みくる「キョン君……」

キョン「うっ……もっと一緒に……いたい……」

みくる「気持ちは分かります。けどこのままじゃキョン君がもちません。まずは落ち着きましょう」

キョン「うっ……はい……」

みくる「それじゃあ行きましょう」

キョン「はい……」

ガチャッ バタン

みくる「さようなら長門さん」ボソッ クスクス

291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 20:46:00.41 ID:3y5Ouen5O

〜みくる宅〜

キョン「俺はあいつに……償いたかった……」

みくる「はい」ギュッ

キョン「幸せにしてやりたかった……」

みくる「はい」ギュッー

キョン「もっと……一緒にいたかった……」

みくる「はい」ギュッー

キョン「俺のせいで……俺のせいで……」

みくる「……」ギュッー(目を離したら自殺してしまいそうな勢いですね。キョン君が死んでしまったら本も子もないです)

キョン「逢いたい……あいつに……逢いたい……」

みくる「はい」ギュッー

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:01:44.01 ID:3y5Ouen5O

みくる「長門さんは戸籍とかありませんからね。お葬式などは出来ません。私たちが責任もって弔いましょう」

キョン「はい……」

みくる「……」

キョン「……」

みくる「キョン君」

キョン「……はい」

みくる「一緒に未来に行きましょう」

キョン「……」

みくる「環境を変えるべきです」

キョン「……」

みくる「キョン君、長門さんのためにもあなたは幸せに生きる義務があるんです」

キョン「……はい……もう好きにしてください」

みくる「はい」ニヤリ

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:07:11.89 ID:3y5Ouen5O

キョン「あいつは……」

みくる「大丈夫です。未来に一緒に連れていきます。あちらで弔いましょう」

キョン「……はい」

みくる「では」

キョン「最後に……家に……」

みくる「未来からまた戻ってこれますからその時に」

キョン「……」

みくる「それじゃあいきますよ」スッ

キョン「うっ……」グワングワン(最後に……家に帰りたかった……な……もう……どうでも……いいか……)

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:13:04.21 ID:3y5Ouen5O

〜数週間後〜

ハルヒ「古泉君、なにか分かった?」

古泉「いえ……まだなにも」

ハルヒ「そう」

古泉「申し訳ありません」

ハルヒ「古泉君が謝ることじゃないわ。それにしてもみくるちゃんまでいなくなっちゃうとは」

古泉「はい……」

ハルヒ「キョン……」

古泉「あなたは今……一体どこにいるのですか?」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:20:07.91 ID:3y5Ouen5O

―――――
――――
―――
――


みくる「ふふっ、どうですか?綺麗な眺めでしょう?」ガラガラ

キョン「……」

みくる「未来はこんなに自然も綺麗なんですよ。うふふっ」ガラガラ

キョン「……」

みくる「安心して下さい。廃人のようになってしまっても私は永遠にキョン君の側にいます。
長門さんと約束しましたしね、うふふっ。
この車椅子もキョン君のためのオーダーメイドなんですよぉ」ガラガラ

キョン「……」

みくる「うふふっ、そんな気にしないでくださいよ。キョン君のためなんだから当然です」ガラガラ

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:29:27.99 ID:3y5Ouen5O

みくる「えっ?なんですかぁ?」ガラガラ

キョン「……」

みくる「うふふっ、お互い様じゃないです」ガラガラ

キョン「……」

みくる「ふふっ、私もキョン君と一緒にいられて……幸せですよ」ガラガラ

キョン「……」

みくる「本当に綺麗な景色ですねぇ。ふふっ、キョン君と一緒に見てるからかな」ガラガラ

キョン「……」

みくる「ふふっ、ありがとうございます。
私もキョン君のこと……」ガラガラ







みくる「愛してますよ」



お し ま い

306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:31:10.11 ID:3y5Ouen5O

終わりました。
保守や支援などありがとうございましたm(__)m

315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/09/11(金) 21:45:37.98 ID:3y5Ouen5O

なんかおまけの方が本編みたいになってしまいましたが、ありがとうございましたm(__)m
本編はなかったことにwww



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:アスカ「遊びでいいから抱いて欲しいの」