キョン「……消失」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「今から東京弁禁止やでっ!」

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4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:40:31.04 ID:Eh6syV0oO

キョン「そろそろ移動教室だな」

キョン「古泉の野郎がまた下着盗みましょうとか言ってきそうだな」

キョン「はぁ……欝だ」


ガラガラ


朝倉「あっ、キョン君おはよう」

キョン「おお、……ん?なんでお前がハルヒの席に座ってるんだ?」

朝倉「ハルヒ?それは誰かの名前?ここは元々私の席よ」

キョン「そういやそうだったか」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:41:40.78 ID:Eh6syV0oO

朝倉「ふふっ、変なキョン君」

キョン「すまんな」

朝倉「ほらっ、もうすぐ先生来るわよ」

キョン「おっ、もうそんな時間か」

朝倉「もっと早く来なさいよ」

キョン「朝は5分でも多く寝たいんだよ」

朝倉「もう……朝にもっとお話したいのに」ボソッ

キョン「ん?なんか言ったか?」

朝倉「な、なにも言ってないわよ!」

キョン「そうかい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:43:09.40 ID:Eh6syV0oO

〜授業中〜


教師「χ=2だからここをこうして……」

キョン「……」

朝倉「……」ジッー(キョン君の背中大きいなぁ)

教師2「我々は情報社会に生きています。故に、情報の選別が大事なのです」

朝倉「……」(キョン君寝てる……、ちょっとつっついてみようかな……)

キョン「スー……スー……」

朝倉「……」ツンツン

キョン「スー……あふっ!……スー……スー……」

朝倉「……」(キョン君に触っちゃった……)///

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:44:21.62 ID:Eh6syV0oO

教師3「これがイオニア式」

キョン「……」

朝倉「……」

教師「これがドーリア式」

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「……あれ?俺の後ろってお前だったか?」

朝倉「何言ってるのよ。ずっとそうじゃない」

キョン「そうか」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:45:11.99 ID:Eh6syV0oO

〜昼休み〜


キョン「ふぁぁ……やっと昼休みか」


ニチジョウヲコワスナヨ〜


キョン「ん?電話か、誰からだ?……ああ、佐々木か。もしもし」

佐々木「うわぁぁぁぁああああん!助けてぇ……うぅ……ひっぐ……」

キョン「……」

佐々木「えっぐ……うぅ……恐いよぉ……恐いよぉ……うわぁぁぁぁああああん」

キョン「さ、佐々木!?」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:46:49.92 ID:Eh6syV0oO

キョン「佐々木!一体どうした!?」

佐々木「うぅ……ひっぐ……えっぐ……まい……まい……」

キョン「まいまい?」

佐々木「まい……迷子になっちゃったぁ……うわぁぁぁぁああああん……恐いよぉ……助けてぇ……」

キョン「……佐々木?」

佐々木「恐いよぉ……恐いよぉ……うぅ……ひっぐ……」

キョン「佐々木!一体今どこにいるんだ!?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:47:57.32 ID:Eh6syV0oO

佐々木「キョ、キョンに会いたくなって……うっ……えっぐ……」

キョン「この近くか?周りになにが見える?」

佐々木「えっと……お、女の子が犬と散歩してる……ひっぐ……」

キョン「……他には?」

佐々木「うっ……ひっぐ……たくさん……木がある……うぅ……」

キョン「……」

佐々木「うぅ……えっぐ……恐いよぉ……」

キョン「……他には?」

佐々木「草が……ひっぐ……たくさんある……うっ……」

キョン「……」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:49:56.59 ID:Eh6syV0oO

キョン「……佐々木、建物は何がある?」

佐々木「い、家が……うっ……ある……」

キョン「……」

佐々木「うぅ……ひっぐ……恐いよぉ……助けてぇ……」

キョン「……」

佐々木「あっ、○×駐輪場って……えっぐ……書いてある……」

キョン「最初からそれ言えよぉぉぉおお!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:51:38.33 ID:Eh6syV0oO







キョン「ハァ……ハァ……佐々木!」

佐々木「キョン!」

キョン「何してんだよお前h」

佐々木「キョン!」ダキッ

キョン「っ!?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:52:24.11 ID:Eh6syV0oO

佐々木「うわぁぁぁぁああああん!恐かったよぉ……うぅ……ひっぐ……」ギュー

キョン「……」

佐々木「うぅ……ひっぐ……えっぐ……」ギュー

キョン「全くお前は」

佐々木「うっ……えっぐ……」ギュー

キョン「……おっ、お前俺の自転車のところにいたのか。
よく分かったな。ああそうか、前はお前も結構後ろに乗ってたりしてたかr」

佐々木「匂いで分かった」ギュー

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:54:17.86 ID:Eh6syV0oO

キョン「oh……」

佐々木「……」ギュー

キョン「……って俺の自転車またサドルがねぇ!くそっ、また誰かのいたずらか?」

佐々木「ああ、それならそこの川に投げ捨てといたよ」

キョン「なにしてんだお前!!」

佐々木「だって」

キョン「だって?」

佐々木「他の女の匂いが染み付いてたから」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:55:12.47 ID:Eh6syV0oO

キョン「oh……」

佐々木「……」ギュー

キョン「まぁいい。駅まで送る」

佐々木「授業は?」

キョン「後から戻るさ」

佐々木「えへへ、ありがとう」ギュー

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:56:20.43 ID:Eh6syV0oO

キョン「そういやお前なんで俺に会いに来たんだ?なにか用事か?」コギコギ

佐々木「会いたかっただけだよ」ギュー

キョン「マジかよ」コギコギ

佐々木「キョンには24時間いつでも会いたいけど今日は我慢出来なくなって」ギュー

キョン「お前は……、ふぅ、よいしょっと」

佐々木「あっ」

キョン「アッー!!」グサッ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:57:33.51 ID:Eh6syV0oO

キョン「くそっ、つい癖で座っちまった」ズキズキ

佐々木「大丈夫?」

キョン「ああ、ほら飲み物だ」

佐々木「ありがと、キョンと2人きりで話すなんて久々だね」

キョン「ああ、折角だから喫茶店にでも入りたいがこの時間は学生服だと入れないしな。公園のベンチで我慢してくれ」

佐々木「えへへ」

キョン「……?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 20:59:20.84 ID:Eh6syV0oO

佐々木「まぐにしにゃんと」

キョン「まぐにしにゃんと」

佐々木「って単語あるだろ」

キョン「……」

佐々木「?」

キョン「magnificent?」

佐々木「それだ」

キョン「それがどうかしたか?」

佐々木「それはしゃるるまにゅなからきているらしいぞ」

キョン「しゃるるまにゅな……」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:00:16.59 ID:Eh6syV0oO

佐々木「しゃるるまにゅな」

キョン「しゃるるまにゅな」

佐々木「ほら、昔の人」

キョン「……もしかしてシャルルマーニュか?」

佐々木「しゃるるまにゅな?」

キョン「シャルルマーニュ」

佐々木「しゃにゃにゃにゃーにゃ?」

キョン「シャルルマーニュ」

佐々木「しゃにゃにゃにゃーにゃ?」

キョン「しゃにゃにゃにゃーにゃ」

佐々木「えへへ、しゃにゃにゃにゃーにゃ」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:02:09.16 ID:Eh6syV0oO








佐々木「それじゃあキョン、今日はわざわざすまなかったね」

キョン「なに、気にするな。お前もちゃんと学校に戻れよ」

佐々木「うん。ばいばーい!」ブンブン

キョン「こらっ、ちゃんと前を見て歩きなさい」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:03:49.83 ID:Eh6syV0oO

キョン「……」

キョン「なんか今日は……佐々木の蘊蓄のキレが悪かったな。
というか佐々木自体がいつもと違ったような……」












キョン「あれ?なんか今日おかしくない?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:06:18.05 ID:Eh6syV0oO

〜学校〜


キョン「なるほど、古泉はクラスごと消えたと」

キョン「まぁいい。あいつにはさほど期待はしていない」

キョン「困った時は長門だな」

キョン「長門長門長門ー、長門ーをー食べーるとー」

キョン「頭頭頭ー、頭がー良くなるー」





みくる「あの人……なんか恐い歌歌いながら歩いてます」

鶴屋「しっ、見ちゃダメっさ!」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:08:13.10 ID:Eh6syV0oO

キョン「はっ!視線を感じる!?」バッ

みくる「ぴっ!?」

キョン「朝比奈さん!」(そういえばすっかり忘れてたな)

鶴屋「ファンクラブの子かい?」

キョン「……」

みくる「……?」

キョン「やっぱりあなたは役にたたなそうだからじっとしていて下さい」

みくる「……?」

鶴屋「……?」

キョン「長門長門長門ー、長門ーをー食べーるとー」テクテク

みくる「言ってしまいました……」

キョン「キョンキョンキョンキョンキョンー、キョンがー、良くなるー」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:10:38.81 ID:Eh6syV0oO

キョン「ふっ、憎まれ口を叩くのは本当は心配だから巻き込みたくないだなんて……」

キョン「なんて格好良いんだ」

キョン「まぁ、あの人は実際足引っ張るだけだから巻き込まなかっただけだが……」

キョン「佐々木佐々木佐々木ー、佐々木ーをー食べーるー」

キョン「体体体ー、体がー、良くーなるー」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:13:01.76 ID:Eh6syV0oO

〜文芸部前〜


キョン「さて、長門はいてくれるか」


コンコン ガチャ


キョン「うぃーす」

長門「っ!?」

キョン「長門!いてくれたか!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:14:18.89 ID:Eh6syV0oO

長門「えっ……嘘……」

キョン「長門!会いたかったぞ!」

長門「本物?……本当に?……えっ……えっ……」

キョン「本物?」

長門「あっ……あっ……」

キョン「長門?」

長門「つ、捕まえなくちゃ……ほ、本物……」

キョン「な、長門……その縄は一体……あっ……あっ……いやぁぁぁぁぁああああ!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:15:23.21 ID:Eh6syV0oO

キョン「あの……何故俺は縄で縛られてるんだ」

長門「ごめんなさい」

キョン「あの……」

長門「つい」

キョン「お前はついで人を縛るのか?」

長門「本物だったから……」

キョン「本物?……まぁいい、長門、お前は宇宙人だよな?」

長門「……え?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:17:26.27 ID:Eh6syV0oO

キョン「世界がおかしいんだ!なにか分かるか!?」

長門「ごめんなさい……あなたが何を言っているのか分から……はっ!」(話を合わせればもっと一緒にいられるかも)

キョン「……」

長門「そう、私は宇宙人」

キョン「本当か!?」

長門「本当、私はNAGO.10星雲のU.K星からきた宇宙人、通称kyonlove星人」

キョン「……」

長門「王からあなたと結婚し、子孫を残すよう命を受け地球にきた」

キョン「……」

長門「というわけで、結婚を」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「ごめんなさい……」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:20:37.80 ID:Eh6syV0oO

キョン「部室を調べたいんで縄を解いてもらってもいいか?」

長門「……逃げない?」

キョン「逃げないさ。今はお前だけが頼りだからな」

長門「そう」シュルシュル

キョン「……」

長門「……出来た」キュッキュッ

キョン「あの……何故俺は犬みたいに首輪をされてるんだ?そして何故お前は縄を手に巻き付けている」

長門「用心」

キョン「そうか」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:22:16.26 ID:Eh6syV0oO

キョン「やはり最初は本棚だな……」ガサガサ

長門「……」ドキドキ

キョン「……っ!?」

長門「っ!?」

キョン「あの……一体この本は……俺の写真集ですか……」

長門「……」///グイッ

キョン「あがっ!!」ギュー

長門「……」///グイッー

キョン「な、な゛がと……首が……首が……じ……じまっでる……」ギュー

長門「……」///グイッー

キョン「……きゅう」パタン

長門「あ」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:26:37.29 ID:Eh6syV0oO

キョン「……」

長門「どうしよう……」

キョン「……」

長門「本当に本物……」プニプニ

キョン「……」

長門「さ、触っちゃった……」///

キョン「……」

長門「ちょ、ちょっとくらいなら……」

キョン「……」

長門「ちゅー……してもいいよね……」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:27:50.63 ID:Eh6syV0oO

長門「好きだぜ長門」

長門「私も」

長門「抱き締めてくれないか」

長門「うん」ギュー

長門「長門、愛してる」

長門「キョ、キョン君……」

朝倉「……」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:29:46.33 ID:Eh6syV0oO

長門「長門、キスしてくれ」

長門「う、うん」ソッー

朝倉「……」

長門「するね……」

長門「ああ、たのmっ!?」

朝倉「……」

長門「……」

朝倉「……」

長門「……」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:32:02.61 ID:Eh6syV0oO

長門「……いつから?」

朝倉「あ、あの……な、なんでキョン君が……部室で倒れてるの……」

長門「問題ない」

朝倉「あなた……まさか、こ、殺してまでしてキョン君を手に入れたってこと、かしら……」

長門「殺してない」

朝倉「だ、だって……首に……な、縄が……」

長門「あっ、これは違う」

朝倉「いやぁ!目撃者だからって殺さないでぇ!」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:35:24.42 ID:Eh6syV0oO

長門「ち、違うの。本当に違うの」

朝倉「殺されるー!殺されるー!」

長門「違う……」

朝倉「理不尽にも1人のか弱い女の子が殺されるー!」

長門「話を聞いて……」

朝倉「ああ!なんて無慈悲なことか!神よ!もしいるのならば私はあなたを恨みます!」

長門「……」

朝倉「世の理はなんと理不尽なことであろう!」

長門「……」イラッ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:38:50.95 ID:Eh6syV0oO

長門「落ち着いた?」

朝倉「ええ、ごめんなさい、取り乱したわ。
理解したから縄を解いてちょうだい」

長門「うん」シュルシュル

朝倉「で、キョン君はどうするの?」

長門「か、看病しないといけないから家に」///

朝倉「運べないでしょ」

長門「タクシーよんであるから大丈夫」

朝倉「あなた、こういう時の行動力は凄いわね」

長門「えへへ」

朝倉「別に褒めてないわよ」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:39:54.57 ID:Eh6syV0oO

キョン「ん、……んぅ……あれ、ここは……」

長門「目が覚めた」

朝倉「おはよう、キョン君」

キョン「あれ?なんで長門と朝倉が……」

長門「あなたが倒れたから……」

キョン「そうだったのか……、すまんな、迷惑かけて」

長門「構わない」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:41:10.77 ID:Eh6syV0oO

長門「ご飯用意するから待ってて」

キョン「何から何まですまないな、本当に」

キョン「……ふぅ、前はあの部屋に俺と朝比奈さんは寝てたんだよな」

キョン「今は……いるわけないか」


ガラガラ


ピシャッ


キョン「……いた」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:42:57.20 ID:Eh6syV0oO

キョン「朝倉……今俺がいたか?」

朝倉「凄い数いた気がしたけど……」


ガラガラ


キョン「……」

朝倉「……」

キョン「壁一面にびっしりと……俺の写真やポスターが……しかも床と天井にも……」

朝倉「ポスターは自作のようね」

キョン「俺がプリントされている抱き枕……」

朝倉「キョン君が鼻かんだティッシュ……」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:43:45.21 ID:Eh6syV0oO

キョン「俺の体操服……」

朝倉「サドル……」

キョン「パンツ……」

朝倉「歯ブラシ……」

キョン「詳しくはいえないくしゃくしゃになったティッシュ……」

朝倉「キョン君の部屋に取り付けられた監視カメラの記録に髪の毛に上履きに……どれだけあるのよ……」

ピシャッ


キョン「見なかったことに……する」

朝倉「ええ」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:46:07.11 ID:Eh6syV0oO

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「……」

朝倉「……」

キョン「朝倉は帰らなくて平気なのか?」

朝倉「ええ、手籠めにされないか心配だし」

キョン「俺をそんな風にみてたのか……」

朝倉「いえ、あなが襲われる方よ」

キョン「あー」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:47:24.38 ID:Eh6syV0oO

〜台所〜

長門「彼に手料理を作るなんて」///

長門「魔術の勉強をしておいて良かった」

長門「ほれ薬の作り方は……」

長門「部屋を真っ暗にして」パチッ

長門「星形に蝋燭を立てて火をつけて、彼の写真を貼りつける」

長門「そしてその真ん中に彼が食べるカレーを置く」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:48:48.89 ID:Eh6syV0oO

長門「まずは私の血液を数滴……」ポタポタポタ

長門「次は唾液……」タラッー

長門「次は……愛液……」

長門「だ、大丈夫……彼のためなら恥ずかしくない」

長門「んっ……あ……んぅ……」

キョン「……」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:50:18.46 ID:Eh6syV0oO

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

長門「……」

キョン「……」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:53:05.51 ID:Eh6syV0oO

キョン「なに……してるんだ……」

長門「あっ、ち、違うの、これは」

キョン「……」

長門「な、なんでここに……」

キョン「いや、手伝おうと思って……」

長門「う、宇宙と交信してたの……」

キョン「そうか」

長門「故郷の星と……」

キョン「そうか」

長門「……」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:54:29.08 ID:Eh6syV0oO

キョン「よし長門、コンビニに飯買いに行くか」

長門「お、お風呂……」

キョン「風呂?」

長門「お風呂に入って待ってて……作り直すから」

キョン「いや、さすがにそこまで世話になるわけには……」

長門「お願い……」ウルウル

キョン「うっ」

長門「……」ウルウル

キョン「わ、分かったよ……」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 21:58:54.60 ID:Eh6syV0oO

キョン「ふぅ、良い湯だったぜ。長門、上がったぞ」

長門「これ」

キョン「おっ、冷たい飲み物か。気が利くな」

長門「あ、ありがとう」///

キョン「トマトジュースか、いただきます」ゴクゴク

長門「……」

キョン「んっ、んっ」ゴクゴク

長門「……」

キョン「ってこれ血液だろうがぁぁぁぁああああ!!」ブシャァー

長門「あっ、顔に……かかった……」///

朝倉「キョン君、わざわざ500ミリリットルのペットボトルの半分近く飲まなくてもいいのよ?」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 22:00:31.83 ID:Eh6syV0oO

キョン「喉が変な感じだよ!水くれ!」

長門「はい」

キョン「おっ、すまんな。いただきます」ゴクゴク

長門「……」

キョン「んっ、んっ」ゴクゴク

長門「……」

キョン「ってこれお前の唾液だろうがぁぁぁぁああああ!!」ブシャァー

長門「また顔に……」///

朝倉「キョン君、だからわざわざ半分近く飲まなくてもいいって。
というかあなたはよく500ミリリットルのペットボトルに唾液を満タンまで入れる事が出来たわね」

キョン「喉ごし最悪だよ!水くれ!」

朝倉「キョン君、そういう問題じゃない……」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 22:01:55.42 ID:Eh6syV0oO

長門「はい」

キョン「お、すまんな、いただきます」ゴクゴク

長門「……」

キョン「んっ、んっ」ゴクゴク

長門「……」

キョン「ってこれただの水だろうがぁぁぁぁああああ!!」ブシャァー

長門「……」

朝倉「……」

キョン「……」

長門「……」

朝倉「……」

キョン「……」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 22:11:25.03 ID:Eh6syV0oO

すいません、書き溜めがなくなったので落ちますm(__)m

おまけ
>>75のウルウルのイメージ映像

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 22:12:35.46 ID:Eh6syV0oO

>>82
肝心のおまけをのせわすれたorz

http://imepita.jp/20090804/797850

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/04(火) 22:17:14.21 ID:Eh6syV0oO

おまけってかただのイメージ映像ですね、はい



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