「惣流・アスカ・ラングレーの憂鬱」


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1 名前:雑用係 ◆Kyon/.jQH2 [] 投稿日:2009/06/09(火) 18:57:27.46 ID:DpuecW4a0

──惣流・アスカ・ラングレーの憂鬱


『世界を守るロボットをいつまで信じていたか』
なんてことは、たわいもない世間話にもならないくらいどうでもいい話だけど、
それでも僕がいつまでロボットなんて想像上の巨人を信じていたかというと、
これは確信を持っていえるけど・・・最初から信じてなかった。
テレビの中のロボットが作り物ってのも理解していたし、街中に建つ立派な怪獣も生きていないとわかっていた僕なのだが、
宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者などなどを信じていなかったわけではないのだ。
心の中でなにかそういうものに縋って生きていたのか、気づいたのは相当遅かった。
今ではいないのはわかっているけど、少し居てほしいと思うジレンマ なんかを考えるようにまで成長した。
中学を卒業する頃には僕はもうそんな子供な夢を見ることからも卒業して、今の普通さにも慣れていた。
僕はたいした考えもなく高校生になり、そのこと出会った・・・

  惣流・アスカ・ラングレーの憂鬱T

2 名前:団長様 ◆Haruhi/SqM [] 投稿日:2009/06/09(火) 19:00:04.29 ID:DpuecW4a0

ミサト「さぁーてお前ら!高校最初の自己をアピールする時間だ。しっかり発表するように!」

────
──

シンジ「第一中出身、碇シンジです。よろしくお願いします。」

パチパチ パチパチ
ガタッ

アスカ「第二中出身、惣流・アスカ・ラングレー。タダの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしのところにきなさい。 以上。」


・・・・これって笑うとこ?

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:01:59.37 ID:DpuecW4a0

後ろを向くとすごく綺麗な女の子がそこに居た

アスカ「・・・」 ガタン

ザワザワ ザワザワ

トウジ「第二中出身鈴原t

誰もが冗談だと思ったと思う
でも結果からいえばそれは冗談でもなんでもなく本気であった
アスカはいつもマジなのであった


アスカがとても綺麗な子というのは認めざる得ない事実なのである
そんな子の前の席という地の利を生かして少しながら親密な関係になろうと考えた僕をだれが攻めれよう

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:04:56.15 ID:DpuecW4a0

ガヤガヤ ワイワイ

シンジ「ねぇ、あの自己紹介は冗談だよね?」

アスカ「あんたばかぁ?本気に決まってるじゃない。それよりあんた宇宙人かなにか?」

シンジ「いや、僕はただのにんげんd

アスカ「だったらあたしに話しかけないで!時間の無駄よ!」

ちょっとショックだった・・・

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:06:09.59 ID:DpuecW4a0

トウジ「せんせは惣流に気があるんかい?それなら悪いことは言わないからやめとけ。」

せんせ とはトウジがつけた僕のあだ名である

ケンスケ「シンジはいつも変な女ばっか好きになってたからね。」

シンジ「べ、別にそういうわけじゃ

トウジ「あいつは元気且つ社交的やから、初めての奴はころっと落ちてしまうんやけどなぁ。」

トウジ「あいつの欠点。 あいつは中学ん時から変なことばっかりしてたんや。」

トウジはアスカの奇行について語ってくれた

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:08:00.73 ID:DpuecW4a0

トウジ「有名なのは校庭落書き事件。夜の校舎に忍び込んで変なでっかい巨人の絵を校庭に描いたことがあるんや。」

ケンスケ「それ僕もしってるよ。なんせヤホーのトップに載ってたからね。」

土屋「ヤホーじゃなくてヤフーな。」

トウジ「他にも朝早くに教室中の机を全て廊下に出したりもしてたな。」

シンジ「って今の誰!?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:10:00.56 ID:DpuecW4a0

トウジ「でもあいつさっきも言った通り社交的だし、滅茶苦茶美人やろ? だから中学の時すっごいもてたんや。」

トウジ「おまけにスポーツ抜群、成績優秀。奇行さえとらなければ完璧な女やからな。」

トウジ「酷い時はとっかえひっかえ、付き合ってから5分後には破局なんてのもあったんや。」

シンジ「いやに詳しいね。」

トウジ「やっ、別にわいは惣流に告白してへんからな!」

ケンスケ「わかりやすい。」

トウジ「とにかく、せんせが悪い気を起こさない前に言っておく。やめとけ。」

シンジ「・・・うん。」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:12:00.39 ID:DpuecW4a0

トウジ「わしのお勧めはあいつ、同じクラスの学級委員長。霧島マナ。」

トウジ「あいつはわい的美的ランクAA-ってとこだな。」

シンジ「全部のクラスの女子見て回った みたいな言い方するなよ。」

トウジ「何言ってんだよ。勿論わいは全クラスくまなくチェックした。その中でAランク以上の名前はフルネームで覚えたわ。」

シンジ「自慢することじゃないだろ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:14:00.22 ID:DpuecW4a0

まだこの頃は惣流・アスカ・ラングレーも大人しい頃だった
が、少しながらアスカの奇矯な振る舞いはこの頃から片鱗を見せていた

片鱗その初
毎日髪を結ぶ物の色・数が変わる
月曜日から順に増えているみたいだ

片鱗その弐
気に入らないものを片っ端から蹴る週間があるらしい
この前はスカートからパンツが見えてるのもお構いなしに蹴っていた
それをしっかり目に焼き付けた俺って・・・ 最低だ

片鱗その参
驚く事に全部の部活を片っ端から見学しているみたいだ
僕が見学しにいった吹奏楽部にもアスカは来ていた
僕の得意なチェロも簡単そうに演奏していた 正直僕より上手かった・・・ 欝だ氏のう

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:16:38.14 ID:DpuecW4a0

そんなこんなでゴールデンウィークがあけた日
アスカの髪どめを見て 今日は水曜日か なんて思っていたら魔が差したんだろう
気がついたらアスカに話しかけていた

シンジ「曜日で髪どめ変えるのは宇宙人対策か何かなの?」

アスカ「・・・ あんた何時から気づいてたの?」

シンジ「え? あぁ、え〜と 確かちょっと前かな?」

アスカ「あっそ。 あたね、曜日によってイメージって違うと思うのよ。」

アスカ「色で言えば月曜日なら赤、火曜日なら黄色。」

シンジ「僕は月曜日は黄色かな?」

アスカ「あ〜んたの意見なんてどうでもいいのよ。」

シンジ「ごっ、ごめん。」

アスカ「・・・  私前にあんたにあったことあったっけ?」

シンジ「いや、ないと思うよ。」

アスカ「そう。」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:18:09.63 ID:DpuecW4a0

きっかけなんてものはなんでもよかったんだと思う
そしてこれがまさしくきっかけになったんだろう
ただ、僕はてっきり「あんたばかぁ?」とか「うるさい!」とか言われるとばかり思っていた。
だから次の日、アスカが水曜日なのに赤の髪どめ二つにしていたときは結構驚いた
それにしても僕が指摘した次の日に変えるってのは・・・

アスカ「別にあんたに言われたからじゃないんだからね。私の自由でしょ。」

だそうだ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:20:35.95 ID:DpuecW4a0

そんな中、朝のHRの前の時間にアスカと会話することは日課になりつつあった

シンジ「付き合った人全員振ったって本当?」

アスカ「誰に聞いたか知らないけど、えぇ本当よ。」

シンジ「一人もまともに付き合おうと思った人はいなかったの?」

アスカ「いたら苦労しないわよ。どいつもこいつも普通の奴ばぁっか。」

アスカ「しかも告白の殆どが電話ってなんなの? ほんといやーんな感じ。」

シンジ「そ、そうだね。」

アスカ「そんなことはどうだっていいのよ!」

シンジ(いいのかよ!!)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:23:34.57 ID:DpuecW4a0

アスカ「問題はそんな普通の奴しかこの世にはいないかどうなのかって事よ。」

アスカ「中学時代なんてずっといらいらしっぱなしだったわ。」

シンジ「じゃあどういう人なら納得するの?」

アスカ「やっぱり宇宙人!もしくわそれに準じるなにかよ。」

アスカ「とにかく、普通の人間でなければ男でも女でも

シンジ「どうしてそんなに人間以外の存在にこだわるの?」

アスカ「そっちのほうがすっごーく面白そうじゃない。」

シンジ「・・・ 」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:27:35.35 ID:DpuecW4a0

キーン コーン カーン コーン

鐘と共にアスカは教室から出て行った。そんなに急いでどこに行くのやら
すると、後ろからトウジが話しかけてきた

トウジ「わい惣流があんなに楽しそうに話してるのみるの始めたや。せんせ何いったんや?」

といわれても、僕が思い当たるような重要なことは特にない
しかも、あれが楽しんでいるのかってのは甚だ疑問だ
殆どが適当な会話だったから

トウジ「驚天動地や。」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:31:51.72 ID:DpuecW4a0

ケンスケ「シンジはほんとあーいうの好きだからなー。」

シンジ「誤解を招くようなことは言わないでよ。」

マナ「あたしも知りたいな。」

トウジ「いいんちょ?」

今日はじめて委員長に話しかけられた

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:34:14.37 ID:DpuecW4a0

マナ「私たちと話していても、どこか他人行儀なの。なにかコツでもあるの?」

シンジ「そんなこと言われても・・・ わかんないよ。」

マナ「ふぅ〜ん、でも安心した。仲のいい男の子が居るってのは安心ね。」

マナ「惣流さんが不機嫌なときは、よろしくね。」

シンジ「僕は惣流の機嫌取り屋じゃないよ!」

トウジ「取り敢えずせんせ、わいはお前をなぐらなあかん。なぐっとかな気がすまへんのや。」

トウジ「今まで振られた男の分、殴らせろー!」

シンジ「なんでそうなるんだよ!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:38:06.23 ID:DpuecW4a0

────
──

ミサト「よぉ〜く聞け諸君!今日は席替えをするぞ!」

だそうだ
ビール缶(YEBISU)に入れられたくじを引いた僕は、窓際後方2番目という最高の席を獲得した
ミサト先生・・・ 僕は昔の所に帰りたくないです  な〜んてね♪(単行本エヴァ2巻P163参照)


・・・・・。

偶然だよね・・・?
なんと僕の後ろ、窓際後方1列目にアスカは座っていた
べ、別に僕はうれしいなんてこれっぽっちも思ってないからね!

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:42:06.20 ID:DpuecW4a0

シンジ「全部の部活に仮入部したんだよね?面白い部活とかあった?」

アスカ「あるわけないでしょ馬鹿。」

アスカ「馬鹿、ないって言ってるでしょ。」

どうやらアスカの口癖は「馬鹿」らしい

アスカ「高校に入ればちぃ〜とはましかと思ったけど、甘かったわ。」

アスカ「これじゃあ義務教育時代となぁ〜んにも変わんないわね。」

アスカ「入る学校間違えたかしら?」

シンジ(どういう基準で学校選んでるんだよ。)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:45:00.42 ID:DpuecW4a0

アスカ「ミステリー研究会ってのがあったのよ。」

シンジ「へー、それはどうだったの?」

アスカ「ぜーんぜんだめ。今まで一度も事件らしい事件に出くわさなかったってのが笑えるわ。」

アスカ「部員なんて全員ミステリーヲタクだったわね。名探偵すら居なかったわよ。」

シンジ「そりゃあ、そうでしょ。」

アスカ「超常現象研究会ってのにはちょっと期待していたのに、ただのオカルトマニアだったのよ!ほんとやーんなかんじ!」

シンジ「まあそうだろうね。高校だし。」

アスカ「あぁ〜ん、つまんない!これだけあれば少しぐらい変な部活があっても良いじゃない。」

シンジ「ないものは仕方ないよ。結局人間ってのはそこにあるもので満足しなきゃいけないんだよ。」

シンジ「それでも納得いかないって人たちが飛行機やら車を開発したんだよ。まぁそういうのは天才だからできたんだけどね。」

シンジ「凡人たる僕たちはそこにあるもので

アスカ「うるさい!馬鹿!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:53:58.06 ID:DpuecW4a0

もしかしたら、この会話がネタ振りだったのかもしれない


それは突然やってきた

ヒュッ グイ ガンッ!

シンジ「ッ〜〜! なにするんだよ!」

アスカ「思いついたの! ないんだったら作れば良いんだわ!」

シンジ「何を?」

アスカ「部活よ! なんで私ったらこんな簡単なことに気づかなかったのかしら。」

シンジ「ふ〜ん。 うれしいのわわかった、でも今は授業中だよ?」

アスカ「あ・・・ フンッ!」 ガタン

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:56:18.72 ID:DpuecW4a0

そんなこんなで昼休み

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

僕kkはぁああああアスカにぃぃいぃいいいぃいひっぱぁああぁぁぁぁられぇえ(ry

シンジ「こ、ここはどこなんだよ!」

アスカ「私が部活を作るのを手伝いなさい!」

シンジ「ってなんで僕が手伝わなけりゃいけないんだよ。」

アスカ「細かいことはきにしないの。私は部室探しておくから、あんたは部活動申請の書類よろしく〜。」

てな感じで僕は 無 理 や り アスカの部活動作りを手伝わされることになった

書類には部員人数、顧問、活動内容など等事細かく記入欄が記載されていた
が、アスカが考えて行動するようには・・・ いや、ないない。
ということで、部員の欄に「惣流・アスカ・ラングレー」と書いた以外は白紙で放置することにした

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 19:59:08.71 ID:DpuecW4a0

そんでもって放課後

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ぼぼぼぉぉぉkkっくはあああああ(ry

バンッ

アスカ「これからここがあたしたちの新しい部室よ!」

シンジ「ここはどこなの?」

アスカ「特別教室を持たないクラブや部活の部室が集まっているのがここ、部室塔。通称旧館。」

アスカ「そしてこの部屋は文芸の部室塔よ!あんたそんなのも知らなかったのね。」

シンジ「じゃあ文芸部室なんじゃないか。」

アスカ「でもね、今年の3年生が卒業して部員0。新たに部員が入部しないと休部が決定していたのよ。」

アスカ「でも今年1人入部して、今は部員この子一人。」

そこには大人しげな可愛らしい少女が座っていた


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:02:43.79 ID:DpuecW4a0

シンジ「って事は、文芸部は休部じゃないんじゃないか。」

アスカ「大丈夫。昼休みにここに来たときちゃんと許可は取ったわ!本さえ読めれば良いみたいよ。」

アスカ「だいぶ変わった子ね」

シンジ(アスカが言えた事ではない!)

スッ

レイ「綾波レイ。」


シンジ「あ、綾波さん。惣流は僕すらなんなのかわからない部に使おうとしているんだよ?それでも良いの?」

レイ「えぇ、構わないわ。」

シンジ「で、でも!もんのすんごく迷惑をかけるかも知れないんだよ?」

レイ「まったく問題はない。」

シンジ「そのうち!追い出されるかもしれないんだよ?それでも良いの?」

レイ「大丈夫。私は一人じゃない。」

アスカ「と、いうことで!明日から放課後ここに集合よ!来ないと金的よ!!」

シンジ「わかったよ。」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:05:38.49 ID:DpuecW4a0

────廊下

アスカ「さてと。部室は良しとして、まずは部員ね。あと2人探さないといけないって、本当いやーんなかんじ。」

ということで、めでたくあの文芸部員もアスカの自己満足部に入部させられたようだ

アスカ「でも大丈夫!適当な人間は大体めぼしがついてるの!」


そして次の日の放課後
アスカは「さきに行ってて」と言い放ち足早に教室から立ち去った
取り残された僕は・・・仕方ないから部室に向かうことにした

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:10:02.29 ID:DpuecW4a0

トントン

シンジ「失礼しまーす。」

そこには昨日部室を剥奪されたおとなしめな少女が本を読んでいた

シンジ「・・・  何読んでるの?」

レイ「我輩は猫である。」

シンジ「へー、面白いの?」

レイ「とっても。」

シンジ「どんなところが面白いの?」

レイ「全てが面白いわ。」

シンジ「本が本当に好きなんだね。」

レイ「ええ、大好きよ。」

・・・

シンジ(気まずい・・・)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:13:46.76 ID:DpuecW4a0

トントン バタンッ

アスカ「グーテンモルゲン!遅れてごめんね。ちょっと連れて来るのに梃子摺ったわ。」

みくる「ままままたですかぁ!! こ、ここどこですかぁ?」

アスカはまた可愛い少女を拉致してきたようだ

アスカ「紹介するわ!この子、朝比奈みくる先輩。」

─紹介終了─

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:18:35.96 ID:DpuecW4a0

シンジ「どこから連れて来たんだよ。」

アスカ「2年の教室でぼんやりしてたとこをササッとつれてきたのよ!」

アスカ「あたしって顔広いでしょ?だから何回か話して顔を覚えてたってわけ。」

シンジ「だからって・・・ で、なんで朝比奈さんだったの?」

アスカ「あんたばかぁ?見ればわかるでしょ。みくる先輩、めっちゃめちゃ可愛いでしょ!」

アスカ曰く、どんな面白い物語にも必ず『萌え』が付き物らしい
それだけの理由で朝比奈さんを連れてきたというわけ
たまににこういうアスカの楽天的な性格がうらやましく思えるんだよな

シンジ「ということは、アスカは萌えたからってだけで朝比奈さんをつれてきたってわけ?」

アスカ「あったりまえだじゃない。」

シンジ(楽天的・・・かぁ。)

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:21:14.00 ID:DpuecW4a0

アスカ「ところでみくる先輩。あなた他に部活とか入ってる?」

みくる「えぇ〜っと、書道部に入っています。」

アスカ「じゃあそれやめてね。我が部活動の邪魔になるから。」

みくる「えっ? でも・・・」 チラッ

レイ「・・・」 ペラ

みくる「なるほど・・・ わかりました。書道部はやめてこっちに入りますね。」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:25:28.01 ID:DpuecW4a0

みくる「でもわたし文芸部の活動内容について詳しくしらないです。」

アスカ「いいえ。私たちは文芸部じゃないわ。」

シンジ「ここの部室は一時的に借りてるだけなんです。朝比奈さんが入らされそうなのは、この惣流が作る名称不明の部活です。」

シンジ「ちなみにあそこに座っているのが、本当の文芸部員です。」

アスカ「大丈夫!たった今名前は考えたわ!!」

シンジ「へー。期待してないけど言ってみてよ。」

アスカ「期待してないってのは余計よ。まぁいいわ!では発表しま〜す。」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:28:12.17 ID:DpuecW4a0

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカ ジャジャーーーン!!!

アスカ「SOS団よ!!」

レイ「・・・」

みくる「ふぇぇ・・・涼宮さんとおなじ・・・」

シンジ「はぁ・・・」

Sekaiwo 世界を
Ooinimoriagerutameno 大いに盛り上げるための
Soryu asuka langley no dan 惣流・アスカ・ラングレーの団

略してSOS団

前途多難だな


  惣流・アスカ・ラングレーの憂鬱T
                            完

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:37:24.95 ID:DpuecW4a0

キョン「良し、できたぞ。」

長門「朝比奈みくるだけ代役を立てられていない。朝比奈みくるの変更を要求する。」

キョン「仕方ないだろ。ハルヒや長門や俺はそれっぽい代役はいたが、朝比奈さんだけ居なかったんだよ。」

長門「人造人間程度に私の代役は不可能。」

みくる「長門さん、キョン君も頑張ってたんですから許してあげてください。」

長門「おっぱいお化けは自重すべき。」

みくる「ふぇぇ・・」

古泉「困ったものです。」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/06/09(火) 20:41:21.85 ID:DpuecW4a0

ハルヒ「ちょっとキョン!なんであたしが登場しないのよ!」

キョン「そりゃあ『惣流・アスカ・ラングレーの憂鬱』なんだから当たり前だろ。」

ハルヒ「そんなのどうだって良いのよ!」

キョン(良いのかよ!)

ハルヒ「問題は何故あたしの代役があの子なの?」

キョン「そりゃあ世間一般の意見を取り入れてだな

ハルヒ「と に か く! あたしを入れてもう一度書き直しなさい!!」

古泉「できれば僕も

キョン「お前は黙ってろ。」

59 名前:キョン ◆Kyon/.jQH2 [] 投稿日:2009/06/09(火) 20:49:28.81 ID:DpuecW4a0

つーわけで、団長様の命令で俺はこの下らんSSを書き直す羽目になった
とわいえ、古泉とのボードゲームも正直飽きていた俺にとってこれは新しい暇つぶしになった
その後も色々と古泉と藤原だかのBLや朝比奈さんとの・・・ とか暇なときは書いていた
まぁ毎回ハルヒが茶々を入れて没になるってのが毎回のパターンだ

というわけで、今回はここで終わりだ
拙い文章で申し訳ない
それじゃあお前ら、フォ〜エヴァ〜


エヴァだけにな



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