みくると鶴屋さん


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 17:55:09.38 ID:6cO3oRbO0

〜朝比奈宅・夜〜

prrrprrr ピッ

みくる「はい、あさひn」

鶴屋「みっくる〜!!」

みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」

鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 17:59:40.21 ID:6cO3oRbO0

みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」

鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」

みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」

鶴屋「あはは」

みくる「それで何のようですかぁ?」

鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:05:31.46 ID:6cO3oRbO0

みくる「ふふ、なんですかそれ?」

鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」

みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ〜!」

鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ〜」

みくる「ひどいですよぉ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:11:18.94 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「ところで何やってたんだい?」

みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪を梳かしているとこですよ」

鶴屋「おや、奇遇だね?あたしもさ」

みくる「そうだったんですかぁ」

鶴屋「もしかしてみくるは、もうおねむの時間だったりするのかな?」

みくる「まだ大丈夫ですよ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:17:56.92 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「ならいいっさ!たまには長電話でもしようよ!」

みくる「いいですよぉ」

鶴屋「じゃあ何話そっか?」

みくる「う〜ん、毎日会ってると話題も減ってきちゃいますね」

鶴屋「……そうか。みくるはあたしとなんて話すことなんてないんだね」

みくる「な、なんでそうなるんですかぁ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:22:56.70 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「まぁいいや。あたし今TV見てるんだけどさ」

みくる「TVですかぁ?」

鶴屋「そっ。○チャン点けて?」

みくる「○チャンですかぁ?」

鶴屋「うん」

みくる「点けましたよ……って、もう鶴屋さん!!」

鶴屋「ん〜?何々?何やってたの〜?」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:27:24.04 ID:6cO3oRbO0

みくる「お、男の人と女の人がその……」

鶴屋「その?」

みくる「……鶴屋さん、い、言えませんよぉ〜」

鶴屋「えー。でもいいや。今みくるがどんな顔をしてるか、想像できるし」

みくる「もう」

鶴屋「実はまだ見てたりして」

みくる「もう消しました!」

鶴屋「あはは」


18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:32:47.88 ID:6cO3oRbO0

みくる「あっ、鶴屋さんは今日の数学の宿題終りましたか?」

鶴屋「そんなのとっくに学校で済ませてるよ!」

みくる「そうだったんですかぁ、早いですねぇ」

鶴屋「だって簡単だったし」

みくる「そ、そうでしたっけ」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:37:34.62 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「さてはみくる……全然終ってないなぁ?」

みくる「ぎくっ」

鶴屋「擬音でごまかさな〜い」

みくる「だ、だって〜」

鶴屋「あはは、明日の朝学校で教えたげるよ」

みくる「いいんですかぁ?」



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:42:03.93 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「それが目的で聞いたんだろ?」

みくる「え、えへへへ」

鶴屋「やれやれ」

みくる「あっ、それってキョンくんの真似ですかぁ?」

鶴屋「おっ!よくわかったね!ちゃんとポーズも真似てるよ」

みくる「ふふふ」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:47:59.29 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「!あ、ゴメン。キャッチが入ったから少し待っててよ」

みくる「はぁい、わかりました」

みくる(誰だろ?ご両親かな?)

みくる(今のうちにホットミルクをレンジで暖めておこっと)

みくる「……」

みくる「……」ズズ

みくる(あったか〜い)ズズ

鶴屋「待たせたっさ!」

みくる「いぃえ」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 18:54:27.30 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「今日の夕飯はなんだったの?」

みくる「今日はお豆腐のサラダを作りましたよ」

鶴屋「随分ヘルシーだね。そんだけ?」

みくる「はい。鶴屋さんはなんだっだんですかぁ?」

鶴屋「今夜は家にあたしだけでね、メンドイからカップ麺さ」

みくる「体に良くないですよ?」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:00:52.58 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「たまにだからね、心配無用っさ!」

みくる「鶴屋さんってお料理したりするんですかぁ?」

鶴屋「得意だよ!って胸張れるわけじゃないけど、人並みには出来るかな〜?」

みくる「そうですかぁ。何が得意なんですか?」

鶴屋「肉じゃがだよ」

みくる「へぇ〜」


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:08:03.99 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「ちゃんと食べれるもの作れるから問題ないはずだよ」

みくる「じゃあ、今度二人で何かお料理しませんか?」

鶴屋「いいね!どうせならクラスの子たちも呼んで、ホームパーティーみたいにしようよ?」

みくる「いいですね、賛成です」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:14:08.09 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「場所はみくるんちでもいいかい?」

みくる「わたしの家はちょっと〜」

鶴屋「そっか……みくるは片付けられない女だったんだね……」

みくる「違います!」

鶴屋「冗談だよ〜みくる〜。場所はまたみんなで決めよっか?」

みくる「分かりましたぁ」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:18:39.83 ID:6cO3oRbO0

みくる「今日の体育の鶴屋さん、カッコよかったですねぇ」

鶴屋「あぁ、バスケかい?」

みくる「はい。ドリブルしてみんなをこう、ズバババッッと抜いて」

鶴屋「あっはっはっはっは!なんだいその効果音!」

みくる「えぇ〜変ですかぁ?」

鶴屋「いんや、面白い」


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:26:50.85 ID:6cO3oRbO0

みくる「変ってことじゃないですかぁ」

鶴屋「もっとこう、スッとかさ、サッとかさ」

みくる「う〜ん」

鶴屋「まっ、可愛かったからいいや」

みくる「またそうやってからかうんですからぁ」

鶴屋「あははは」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:30:33.12 ID:6cO3oRbO0

みくる「あっ、こないだ鶴屋さんから借りた本とっても面白かったですよぉ」

???「……」

みくる「鶴屋さん?」

???「……」

みくる「あれ?どうしたんですか?」

???「……」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:54:19.65 ID:6cO3oRbO0

みくる「寝ちゃったのかなぁ」

???「……」

みくる「寝てるんだったら切りますよぉ〜?」

???「……」

みくる「……寝ちゃったんですね」

鶴屋「なにを一人でしゃべってんの?」

みくる「ふわっ!起きてたんですかぁ!」


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 19:58:22.92 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「ちょっと飲み物取り入ってたんっさ」

みくる「もう!一言言ってくださいよぉ」

鶴屋「言ってなかったけ?」

みくる「言ってません」

鶴屋「そうだっけ?ゴメンゴメン」

みくる「まったくもぉ〜」


49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 20:49:57.47 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「そうそう、こないだの学校帰りに、みくるが見つけたワンピースがあったろ?」

みくる「あぁ、あの薄い青色のですかぁ?」

鶴屋「そっさ。あれが今日三十パーオフで売ってたよ」

みくる「ほんとですか〜!早速明日行ってみますね」

鶴屋「そうするといいよ」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:00:10.87 ID:6cO3oRbO0

みくる「鶴屋さんも一緒にどうですかぁ?」

鶴屋「行くよ!ちょっと可愛いなぁ、と思った帽子も値引きされてたっさ!」

みくる「じゃあ明日の部活の後に行きましょうよ〜」

鶴屋「そうだね。なら明日の部活にお邪魔させてもらうよ!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:04:12.19 ID:6cO3oRbO0

みくる「あっ!買い物といえば。鶴屋さん?」

鶴屋「なんだい?」

みくる「この間言ってた本は見つかったんですか?」

鶴屋「うん、ネットで注文したよ」

みくる「あったんですか。良かったですねぇ」

鶴屋「う〜ん、良かったんだけど、どうせなら自分の足で探したかったね」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:11:44.12 ID:6cO3oRbO0

みくる「そうなんですか?」

鶴屋「そうっさ!いまどきネットなら何でも手に入るだろ?それをわざわざ自分で探し回るのって楽しくない?」

みくる「あぁ、それは少し分かりますぅ」

鶴屋「あの、欲しいものを見つけたときの、やった!、っていう嬉しさったらないよね!」

みくる「そうですよねぇ。そういえば古泉君も言ってました」

鶴屋「何をだい?」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:24:29.92 ID:6cO3oRbO0

みくる「古泉君って洋楽が趣味みたいで、休みの日に小さい中古のお店とか、周るの好きみたいなんですよぉ」

鶴屋「うんうん」

みくる「そういうお店には掘り出し物があるみたいで、ついつい嬉しくてたくさん買っちゃうって」

鶴屋「へぇ〜。たくさんってどれくらいだろ?」

みくる「えっと〜、毎月新古合わせて、二十枚前後は買ってるって言ってたかなぁ?」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:31:09.66 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「……古泉君もとんだ好きモノなんだね」

みくる「わたしも驚きましたよぉ」

鶴屋「それは驚きだよねぇ。あたしでもすこし引いちゃうし」

みくる「ふふ。でも音楽の話をしてるときの古泉君って、目がキラキラしてるんですよぉ?」

鶴屋「あはは」


64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:35:37.93 ID:6cO3oRbO0

みくる「それでこの間、古泉君からCDを借りたんですけど、わたしでも聞きやすくって好きになっちゃいましたぁ」

鶴屋「古泉君を?」

みくる「ち、違いますよぉ〜音楽です!」

鶴屋「あはははは、それでなんてやつ?パソコンで調べてみるよ」

みくる「はい、えっと……Fountai○s Of WayneとTah○ti 80です」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:44:19.98 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「困った。電話だとスペルが分かんないっさ」

みくる「カタカナでもいいんじゃないんですかぁ?」

鶴屋「でかした!みくる!」

みくる「出来ました?」

鶴屋「ちょい待ち!……ふぁうんていんず、っと。出たよみくる」

みくる「はぁい」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:51:02.59 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「なんて曲?」

みくる「わたしの好きなのは、Survi○al Car、っていう曲です」

鶴屋「サバイバルだね?」

みくる「はい」

鶴屋「あったあった、ポチッとな♪」

みくる「わたしもかけよぉ」ピッ


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 21:58:43.68 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「〜〜♪」

みくる「〜〜♪」

鶴屋「なっるほどねぇ♪古泉君がオススメなのも分かるよ!あたしでも好きっさ」

みくる「いいですよねぇ♪古泉君が好きになる気持ちも分かりますよぉ」

鶴屋「毎月二桁買うのは異常だけどね」

みくる「ふふふ」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 22:09:54.39 ID:6cO3oRbO0

屋「そうだ!みくるは来週の土日どっちか空いてるかい?」

みくる「団活がなければ」

鶴屋「じゃあさ、見たい映画がやるんだよ。見に行かない?」

みくる「映画ですかぁ?」

鶴屋「そうだよ!コメディ映画なんだけど、キャストがあたしのツボなんだよ」

みくる「分かりました、いいですよぉ」

鶴屋「んじゃ、決まりっさ〜」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 22:27:12.86 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「みくるは最近悩み事とかないのかい?」

みくる「悩み事ですかぁ?」

鶴屋「そう!電話だから言えることとかって、あるんじゃないかな?」

みくる「う〜んと、え〜と……」

鶴屋「……みくるは悩みなんかないんだねぇ。うらやましいっさ」

みくる「な、悩み事くらいありますよ、ただ……」

鶴屋「?」




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 22:35:37.21 ID:6cO3oRbO0

みくる「どうしても人には言えない悩みだって……ありますから」

鶴屋「あたしでも?」

みくる「ごめんなさい」

鶴屋「みくるが謝ることじゃないっさ。立ち入ったこと聞いてごめんよ?」

みくる「いぃえ、鶴屋さんが悪いわけじゃないですから」

鶴屋「しんみり話は置いといて次いくよ!次!」

みくる「ふふふ。はい」


79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 22:53:22.83 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「それなら……最近一番嬉しかったことって何かな?」

みくる「嬉しかったことですかぁ?」

鶴屋「そう!楽しかった、じゃないよ?嬉しかった限定さ」

みくる「それって違うんですかぁ?」

鶴屋「違う違う!さぁ思い出すんだみくる!」

みくる「もう鶴屋さん、声大きいですってばぁ」

鶴屋「おっと、これは失敬」



80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:06:59.79 ID:6cO3oRbO0

みくる「嬉しかったことかぁ」

鶴屋「何かあるかい?」

みくる「あっ、ありました」

鶴屋「なんだい?」

みくる「今さっき体重計乗ったら五百グラム落ちてました♪」


81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:20:40.70 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「何!?それは嬉しいね」

みくる「そうなんです!最近お菓子を我慢してたかいがありました♪」

鶴屋「それは良かったね、みくる!でも欲しかった答えではないんだよねぇ〜」

みくる「でも、でも、最近一番嬉しかったことってこれくらいですよ〜?」

鶴屋「……とりあえず、みくるが寂しい日々を送ってるのは、よーく分かったよ」

みくる「えぇ〜!ひどいですよぉ」

鶴屋「あはは」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:33:22.23 ID:6cO3oRbO0

みくる「もぉ〜、じゃあ鶴屋さんはなにかあったんですかぁ?」

鶴屋「ふふふ」

みくる「?」

鶴屋「みっくるぅ、聞いて驚くんだよぉ?」

みくる「え?なんですか?」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:42:02.74 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「絶対、ぜぇぇぇったい驚くよ!?」

みくる「そんなにもったいぶらないでくださいよぉ」

鶴屋「では、発表します」

みくる「はい」

鶴屋「なんと」

みくる「……」ゴク

鶴屋「あたしに彼氏が出来ましたぁ〜!ぶいっ!」


87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:47:55.42 ID:6cO3oRbO0

みくる「……。ええぇぇぇぇっ!」

鶴屋「どうだい?めがっさ驚いただろ?」

みくる「お、お、お、驚きましたよぉ〜」

鶴屋「しかも相手はなんと……」

みくる「ふぇ?わたしの知ってる人なんですかぁ?」


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:49:50.67 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「ふふふ、古泉くんっさ!」

みくる「!びっくりですよぉ〜」

鶴屋「くくく」

みくる「だって、だって、さっきの話でもそんな感じしてなかったですよぉ?」

鶴屋「えへへ、こないだあたしが、土曜の団活に遊びに行っただろぅ?」

みくる「はい」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:52:13.42 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「あの帰り道で、古泉君に呼び止められてね」

みくる「ふわぁ〜、そうだったんですかぁ」

鶴屋「そうだったんですよぉ〜」

みくる「へぇ〜、お二人が、へぇ〜」

鶴屋「……く」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:55:19.53 ID:6cO3oRbO0

みくる「もう、デートとかしたんですかぁ?」

鶴屋「……くく」

みくる「鶴屋さん?」

鶴屋「……くくく、あははははは」

みくる「え?え?え?」


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/28(木) 23:59:36.72 ID:6cO3oRbO0

鶴屋「もうダメ!もうダメにょろ!あっはっはっはっはっはっは!」

みくる「つ、鶴屋さん?」

鶴屋「あっはっはっは!ふふふふふ、め、めがっさお腹痛いよ、あっはっはっはっは!」

みくる「と、突然どうしたんですかぁ〜?」

鶴屋「ウソ、ウソだよみくる?あっはっはっはっはっは!ぜ〜んぶウーソー」

みくる「……」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:05:34.60 ID:X5rwqTk70

鶴屋「ひぃーひぃー、笑いすぎて苦しいよ〜」

みくる「ひどいですよ!鶴屋さん!」

鶴屋「ふぅーふぅー、ご、ごめんよ。みくるの反応があまりに可愛くって。あっはっはっはっは!」

みくる「もぉ、鶴屋さんなんて知りません!」

鶴屋「え?知らないの?初めまして、鶴屋といいます」

みくる「違いますよぉ」

鶴屋「あっはっはっはっは!分かってるってば」


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:08:55.51 ID:X5rwqTk70

みくる「この間ちょうど古泉君が、彼女がいる、って言ってたから信じちゃいましたよ」

鶴屋「お!それは初耳だね」

みくる「キョンくんも知らないみたいでした」

鶴屋「でも古泉君はモテそうだし、いても不思議じゃないよね〜」

みくる「そうですねぇ〜」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:12:05.74 ID:X5rwqTk70

鶴屋「そういえば最近のSOS団はどうだい?」

みくる「う〜ん、少しぎこちなさがありますけど、良好ですよ」

鶴屋「ぎこちなさ?あぁ、ハルにゃんとキョンくんか」

みくる「えぇ」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:16:43.48 ID:X5rwqTk70

鶴屋「まさかキョンくんが彼女を、しかも他校のコだろ?」

みくる「そうなんでよぉ。驚きましたぁ」

鶴屋「キョンくんも罪作りな男だね〜。ハルにゃんの気持ちだって知ってただろうに」

みくる「……」

鶴屋「ん?どうしたの?」



104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:20:34.19 ID:X5rwqTk70

みくる「実は……キョンくん、その、全く気付いてなかったみたいなんですよ」

鶴屋「ほ、ほんとかい!?」

みくる「はい」

鶴屋「鈍感だとは思ってたけどねぇ〜」

みくる「そうですよねぇ。少しは意識してるんだと思いました」

鶴屋「まぁ、ハルにゃんがいっつもツンツンしすぎなせいもあるんだけどね」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:23:18.98 ID:X5rwqTk70

みくる「素直になるのは難しいですから……」

鶴屋「確かにね」

みくる「はい」

鶴屋「とはいえ」

みくる「?」

鶴屋「どうやらキョンくんにはなにかしらの制裁が必要だね」

みくる「だ、ダメですよぉ〜鶴屋さん」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:28:13.12 ID:X5rwqTk70

鶴屋「だってハルにゃんが可哀そうじゃんかぁ」

みくる「それはそうですけどぉ……」

鶴屋「で、当のハルにゃんは?」

みくる「涼宮さんは……スゴイです」

鶴屋「スゴイ?」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:32:48.44 ID:X5rwqTk70

みくる「なんていうか、その、心が強いんだなぁって。わたしなら顔を合わすのだって辛いですから」

鶴屋「そうだね。ハルにゃんはえらいなぁ」

みくる「えぇ」

鶴屋「そうにょろ!今度傷心のハルにゃん連れてどっか遊び行こうよ!」

みくる「傷心はひどいですよぉ」

鶴屋「失言失言。で、どうかなぁ?長門ちゃんも連れてさ?」

みくる「いいですね。きっと二人とも喜んでくれますよぉ」

鶴屋「今度四人で集まって行き先決めるっさ!」

みくる「わかりました」


110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:35:06.21 ID:X5rwqTk70

鶴屋「長門ちゃんといえば、最近ハルにゃんとべったりだよねぇ〜。なんかあったの?」

みくる「どっちかっていうと、涼宮さんが長門さんと一緒にいたがってる感じですよぉ」

鶴屋「ふ〜ん……はっ!ま、まさかハルにゃん」

みくる「?」

鶴屋「……失恋のショックで、同性愛に目覚めたんじゃ……長門ちゃんがおとなしいのをいいことに」

みくる「鶴屋さん!悪ふざけが過ぎますよぉ!」

鶴屋「怒んないでよ、みくる。冗談だって冗談」

みくる「まったくぅ」


112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:39:55.50 ID:X5rwqTk70

鶴屋「もしかしたら長門ちゃんがいるから、ハルにゃんも立ち直れたのかもね」

みくる「かもしれないですねぇ」

鶴屋「でもあの無口な長門ちゃんと活発なハルにゃんだろ?どんな会話すんだろね?」

みくる「さぁ、部室では普段どおり長門さんは無口ですよぉ?」

鶴屋「きっとハルにゃんはああ見えて寂しがりやなんだよ」


114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:44:09.42 ID:X5rwqTk70

みくる「涼宮さんがですか?」

鶴屋「そうだよきっと。勘だけどね」

みくる「勘……」

鶴屋「で、長門ちゃんと二人のときは、誰も見たことのない弱いハルにゃんが現れると見たね」

みくる「弱い部分ですかぁ?」

鶴屋「多分ね?」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:46:20.33 ID:X5rwqTk70

鶴屋「もしあたしが失恋したり、なんか辛いことがあったら、みくるは慰めてくれるかい?」

みくる「当たり前じゃないですかぁ」

鶴屋「ありがとっさ!」

みくる「もしかして近々そんな予定があるんですかぁ?」


116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:51:04.42 ID:X5rwqTk70

鶴屋「ないない。でも人生何があるからわっかんないかんねぇ」

みくる「そうですねぇ」

鶴屋「それこそ年中告白されてるみくるは余計に、ね?」

みくる「う〜ん……」

鶴屋「みくるは彼氏作んないのかい?」

みくる「今はちょっと……」

鶴屋「なんで?」



118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:55:59.51 ID:X5rwqTk70

みくる「……こっちではそういうのは出来ないんです」

鶴屋「こっち?あっそうか、みくるはこの辺の人じゃなかったね」

みくる「……はい」

鶴屋「ま、まさか、地元に将来を約束している人がいるんじゃないんだろうね?」

みくる「う〜ん、そういうことにしておきます」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 00:59:37.74 ID:X5rwqTk70

鶴屋「あたしに隠し事とはいい度胸っさね」

みくる「そ、そんな大げさなものじゃないですよぉ〜」

鶴屋「わかってるってぇ〜」

みくる「そういう鶴屋さんは彼氏はいらないんですかぁ?」


121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:02:20.80 ID:X5rwqTk70

鶴屋「欲しいっちゃ欲しいけど、みくるたちと遊んでる方が楽しいからべっつにいいかなぁ?」

みくる「ふふふ、鶴屋さんらしぃ」

鶴屋「そうかい?みくるほどじゃないけど、これでもあたしも少しはモテるんだよ〜?」

みくる「知ってますよぉ」

鶴屋「ふ〜ん……自分がモテるっていうのは否定しないんだね?」

みくる「そ、そういうわけじゃないですよぉ」


123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:05:53.14 ID:X5rwqTk70

鶴屋「まっ、別にいいんだけどね〜」

みくる「つ、鶴屋さ〜ん」

鶴屋「ん〜?」

みくる「鶴屋さんは魅力的な女の子だって意味ですからねぇ?」

鶴屋「あんがとね、みくる」

みくる「いぃえ」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:09:06.55 ID:X5rwqTk70

鶴屋「はぁ〜、もう一時半だよ」

みくる「えぇ〜、じゃあもう二時間くらい話してたんですかぁ?」

鶴屋「時間がたつのは早いっさ」

みくる「そうですねぇ」

鶴屋「……」

みくる「鶴屋さん?」

鶴屋「……ミッミッミラクル♪」

みくる「!!!」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:11:32.88 ID:X5rwqTk70

鶴屋「みっくるんるん♪」

みくる「や、やめてくださいよぉ〜〜!」

鶴屋「あははははは!この歌作ったハルにゃんは天才だよ」

みくる「せっかく忘れてたのにぃ〜」

鶴屋「突然思い出したっさ〜。みっくるんるん♪」

みくる「もう電話切ります!」

鶴屋「ご、ごめんよみくる。あぁ〜お腹痛い」クスクス

みくる「今日の鶴屋さんちょっといじわるですよぉ」

鶴屋「そうかい?」

みくる「そうですよぉ」


127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:15:23.27 ID:X5rwqTk70

鶴屋「それじゃあそろそろ寝よっか?」

みくる「そうですねぇ。これじゃ明日遅刻しちゃいますからね」

鶴屋「だね。そんじゃみくる、また明日ね。オヤスミにょろ〜」

みくる「はぁい、おやすみなさぁい」

ピッ


〜Fin〜

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 01:17:50.68 ID:X5rwqTk70

>>1です

みなさんここまで読んでくれてありがとうございます

正直かなりこけました。。。

今までの雰囲気とは違うやり方だったんで、前みたいなのが良かった方にはスイマセンでした

前作までがちょっとしたストーリーを持ってたんで、今回はストーリー皆無でやりました

この二人を自由に動かすのって難しいですね

女の子の長電話は、会話内容がまるで決まってないし、その場の思いつきでネタを増やしたんで疲れました

それと投下スピード遅くってごめんなさい

しばらく頭冷やしてきます

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/29(金) 02:52:10.21 ID:X5rwqTk70

>>1です

一応次回予告しときます

古泉とキョン

でやります

一週間以内には投下できるようにします

ではまたノシ



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