朝倉「彼を誘惑して涼宮ハルヒの出方を見る!」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:服部「和葉の喘ぎ声がマイクテストみたいで興奮できんわ」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:01:00.92 ID:0J0u8DKDO

ttp://nagamochi.info/src/up11381.jpg

これ見て思いつき

キャラ崩壊

gdgd

でもせっかくだから!

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:02:31.09 ID:0J0u8DKDO



ハルヒ「海外に合宿とか楽しそうじゃない!?」

放課後、またいつものように何の前触れも無く叫んだハルヒに対して、ほぼテンプレートと化しつつある返答を俺は棒読みで喋った。

キョン「いきなり何を言い出すんだーお前はー」

ハルヒ「SOS団もそろそろ世界進出よ!」

キョン「拒否する。国内に留まれ。いや、この街から進出するな。
それにいきなり海外だなんて知り合いでも居るのか?居ないだろう?」

ハルヒ「うっ……い、居るわ!」

キョン「誰だ。言って見ろ」

ハルヒ「ええっと……そうだ!朝倉さんよ!」

キョン「……!」

ハルヒ「ホラ、去年カナダに引っ越したじゃない……朝倉さんにも会いたいわね。朝倉さんって、優しかったし」

俺とハルヒのやり取りを無言で聞いていた長門が、一瞬固まったのを俺は見逃さ無かった。



5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:05:09.04 ID:0J0u8DKDO

………

……



朝倉「そういう訳で、朝倉涼子復活です!」

復活した私は、早速急進派として行動を開始する事にしたわ。
誰に話してるって?気にしちゃ負けじゃない。

今回は「彼を誘惑して涼宮ハルヒの出方を見る!」

ありきたり?これも気にしちゃ負けじゃない。

それに今回は秘策があるのよ。彼の心を動かす秘策がね。

それは

ポニーテールです!

ふふ、私の考えが正しければ、ポニーテールで誘惑すれば間違い無いはずです。

そしてコスプレ!

ポニーテールにコスプレで彼を完璧に誘惑して見せるわ!

無口で感情の無い美少女?そんなの時代遅れだわ。誰の事かは言いませんけど?

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:07:34.23 ID:0J0u8DKDO

私は朝比奈みくるのこれまでの行動を参考に、キョン君が最も心を動かすコスプレを導き出したわ……それはナース!白衣の天使!

更に、性に関する圧縮情報を全解凍!
彼のような男性が一番悦ぶのは……成る程、足コキなのね。

谷口君評価でAA+の私がポニーテールにナース服姿で

朝倉「キョン君ったら……足でしごかれてそんなに嬉しいのかしら?」

キョン「うっ……くっ……朝倉……!」

うふふ、堕ちる!これは堕ちるわ確実に!

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:08:59.06 ID:0J0u8DKDO

さらにさらにお望みとあれば、手コキはもちろん、お口と舌でご奉仕おふぇらちお!竿も玉もアヌスもたっぷり私の唾液まみれにしてあげちゃう!
AA+の顔にぶっかけちゃっても、口内にたっぷり出してもかまわないわ!全部飲んであげますから!
そしてパイズリ!貧乳TFEI端末には無理な芸当よね!誰の事かは言いませんけど?

もちろん生挿入でずっぽしずっぽし!膣内射精は当然、アナルセックスだって何でも彼にしてあげちゃう!

朝倉「これで彼は私の物になるはずよ……そうすれば涼宮ハルヒは……!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:09:42.05 ID:0J0u8DKDO

さっそく復活場所のカナダから、一瞬で北高に。瞬間移動なんて余裕よ。

それに、長門さんは私の復活に気付いているはずだわ。また消される前に、彼を誘惑して私の物にしなくては。

私は下校中の生徒の中から、名も知らぬ元クラスメイトを発見。彼女を利用する事にしますか。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:10:59.46 ID:0J0u8DKDO

女生徒「朝倉さん!?いつ日本に帰って来たんですか!?」

久しぶりの再開に嬉しそうに話す女生徒。ごめんなさいね。私、貴女の名前覚えてないの。
必要ない情報だったから。

朝倉「うふふ、今日よ。それより、ちょっと貴女にお願いがあるんだけど?」

私は女生徒の額にそっと手を添えた。

女生徒「朝倉さ……?」

朝倉「洗脳開始……ねぇ、キョン君を呼び出してくれないかしら?もちろん私がって事は秘密にして」

女生徒「は……い……」

朝倉「彼の現在のクラスは?」

女生徒「確か……2年……5組……」

朝倉「ではそこに呼び出しなさい」

女生徒「わかり……ました……朝倉さん……」

これで良しっと。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:12:24.28 ID:0J0u8DKDO



朝倉「さて、準備しますか」

誰も居ない2年5組で私は全身が写る鏡を生成し、髪をポニーテールにする。

朝倉「へぇ、我ながら結構似合ってるじゃない。後はナース服ね」

着ている服を改変し、ナース服に。

朝倉「……もう少し短いほうがいいかな?」

白のガーターが少し覗くぐらいのチラリズム。男っていうのは、こういうのに弱いはずよ。確か絶対領域だったかしら?

朝倉「うふふ、これで完璧ね……!」


――ズキッ


朝倉「痛っ……?」

頭痛?……復活したばかりで肉体が不安定になっているのかしら?

まぁ、どうでもいいわ。
それより優先すべきはこの作戦よ!

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:14:27.51 ID:0J0u8DKDO

………

……



教室に近付く足音が聞こえる……どうやら上手く呼び出したようね。

朝倉「さて」

私は教壇の前に立った……多少の強引さは必要ね。長門さんが気付く前に、事に及ばなければ。


――ガラッ



キョン「うおっ!?」

朝倉「お久しぶりね」

キョン「朝倉涼子……なんだその恰好は!?」

朝倉「私、改心したの……この恰好は今までのお詫びだと思って」

私はそのまま彼に抱きついた。

キョン「お、おいっ!?」

朝倉「キョン君……これがお詫びのしるし……私を好きにして……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:15:35.40 ID:0J0u8DKDO

驚愕する彼の体に思いっきり胸を押しつけ、上目遣いで私は呟いた。

朝倉「涼宮さんや長門さんには言わないから……ね?」

そして、そのまま彼の唇を……!

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:17:26.56 ID:0J0u8DKDO



キョン「やめろ気持ち悪い!」

――ドンッ!

朝倉「きゃっ!?」

キョン「改心したのはわかったが、俺に触るな朝倉涼子」

朝倉「ちょっ、ちょっと……?」

キョン「はっきり言って気持ち悪い」

ひどっ!?普通そこまで拒絶する!?しかしここで退くわけにはいかないわ!!

朝倉「キョ、キョン君……怒らせちゃったかしら……でも、私にはこういう事でしか……」

スッと股を広げ、食い込んだ下着を見せる。しかも事前に少し濡らしてあるわ。
ふふ、男の子なら本能的に体が反応するはずよ……!

キョン「その恰好をやめろ。気持ち悪い」

反応無し!?さらに拒絶!?

キョン「あと、俺のポニーテールをこれ以上汚すな」

朝倉「ご、ごめんなさい……」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:19:34.87 ID:0J0u8DKDO

この恰好がいけなかったの?なにか、私には理解出来ない男心って物があるのかしら……そうね、そうに決まってるわ!

朝倉「じゃ、じゃあこれならどうかな?」

私は髪をほどき、服を北高制服に改変した。
そう、ここはノーマルな私で……

キョン「…………」

無反応ですか。

朝倉「じゃあこれは?ご主人様ぁ」

初公開!メイド服よ!

キョン「気持ち悪い」

朝倉「ええっ!?じゃ、じゃあこれなら!?」

チャイナ、バニー、OL、ボンテージ、和服、スク水、体操服にブルマ、猫耳、古今東西のアニメキャラ……
私は考えられる様々なコスプレと共に、男を誘惑するポーズを取ったがそれを見た彼の回答は全て、

キョン「気持ち悪い」

の一言だった。

朝倉「あう……」

なんで!?どうして!?


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:22:43.25 ID:0J0u8DKDO

朝倉「じゃ、じゃあ最終手段よっ!?」

全裸になった私を股を広げてしっかりと秘部を見せつけながら、

朝倉「キョン君……あんっ……もう我慢出来ないの……はやく……」

クチュクチュといやらしい音を立たせながら秘部を自分でゆっくり弄び、潤んだ瞳で……?

キョン「うっ……おえっ……!」

朝倉「冗談でしょ……」

そんなはずないわよ!?この私がこれだけ……それなのに……吐き気なんて……!?

キョン「そ、そろそろ帰っていいか?」

朝倉「ま、待ちなさい!」

キョン「うおっ!?」

――ドンッ

私を彼を押し倒した。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:24:50.66 ID:0J0u8DKDO

朝倉「愛しなさい!」

キョン「無茶苦茶言うな!」

朝倉「愛しましょう」

キョン「優しく言うな!」

朝倉「愛し合おう」

キョン「こっちを見るな!」

朝倉「つづ」

キョン「続かない!」

なんで……なんでよ……あれは涼宮ハルヒちゃんと言う名のあちゃくらアニメだったはず……って違うわよ!?
今はそれどころじゃないわ!私の……私の女としての……!

朝倉「本当は我慢してるんでしょ!?」

私はそのまま彼の股間に手を……

朝倉「うそ……そんな……」

キョン「どけっ!これ以上俺に触れるな!」

朝倉「きゃっ!?」

思いっきりはね飛ばされ、私は尻もちを付いた。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:26:11.73 ID:0J0u8DKDO

キョン「お前の気持ちはわかったが……そういう事はやめろ。本気で気持ち悪い」

襟を正しながら、彼は帰って行ってしまった。




朝倉「そんな……私が誘惑に失敗するなんて……」

女としてこれ以上の屈辱は無いわ……もしかして、私のいなかったこの1年で彼はもう涼宮さんと……そのせいで……それなら辻褄が……!?

「WAWAWA忘れ物〜♪」

朝倉「えっ!?」


――ガラッ


谷口「んっ?」

最悪だわ……全裸のまま、いきなり来た谷口と目が合ってしまった。

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:28:01.06 ID:0J0u8DKDO

谷口「朝倉……涼子か?」

いけない……このままじゃ私……谷口に……襲われちゃう……!?

谷口「……気持ち悪い」


朝倉「えっ……?」

ボソッと呟いた谷口は、そのまま視線を変えて机の中からノートやら教科書やらを取り出した。
そして、

谷口「じゃあな。風邪引くなよ」

そう言ってそのまま教室から……ってちょっと!?

朝倉「ま、待ちなさい!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:31:36.04 ID:0J0u8DKDO

谷口「あんだよ」

朝倉「私が気持ち悪いですって!?」

谷口「……いや、そんな事は言ってねーぞ?」

朝倉「言ったじゃない!」

谷口「独り言だ。忘れてくれ」

朝倉「ちょ、ちょっと」

谷口「あんだよ。俺は忙しいんだ」

朝倉「……私を見てどう思う……かな……?」

私は全裸のまま、谷口に呟いた。

朝倉「して……いいよ谷口君……」

谷口「……気持ち悪い」

朝倉「だ、大丈夫よ!いっぱい舐めてあげるから!それに中に出したっていいわ!お尻も、おっぱいも全部使って谷口君を……」

谷口「うっ……勘弁してくれ朝倉……!」

それだけ呟いて谷口は帰ってしまった……。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:33:31.27 ID:0J0u8DKDO




あの谷口にまで拒絶……ふふ……これで確定したわ……既に気付いていたのね……!


――ズキッ


また頭痛がする。けど、そんな事はもうどうでもいいわ!

朝倉「長門さんの仕業ねっ!!私に何をしたのっ!?」

頭の痛みを我慢しながら、私は思いっきり叫んだ。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:35:26.75 ID:0J0u8DKDO



――ガラッ


長門「……呼んだ?」

教室のドアがふいに開いた。

朝倉「……って、いつからそこに居たのよ!」

長門「……最初から」

朝倉「私がいろいろとコスプレしてたのも、彼や谷口に拒絶されるのも、長門さんは全部見てたって訳!?」

長門「……そう」

朝倉「………」

長門さんに全部見られてた……泣きたい……!

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:39:30.77 ID:0J0u8DKDO



朝倉「……で、いったい私に何をしたのかしら?」

長門「……貴女には何もしていない。情報操作を行ったのは、校内に残っている男子生徒全員に対して」

朝倉「どういう事かしら?」

長門「……眉毛インフルエンザ」

朝倉「へ?」


長門「……時間が無かった。しかし、貴女が彼に対して誘惑と言う行動を起こす事だけは察知出来た。
……それで貴女のその眉毛に対し、校内に残っている男性が本能的に嫌悪感や吐き気を催すウィルスをばらま」

朝倉「殺す」

太眉はステータスなのに!

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:40:14.75 ID:0J0u8DKDO

私はアーミーナイフを生成しながら長門さんに向かっ……生成されない!?

長門「……無駄」

朝倉「うぐっ!?」

身体が動かない!?

長門「……貴女は涼宮ハルヒの能力により復活しただけ。
以前の貴女より弱体化している存在……急進派にもアクセス出来ないはず……今の貴女は私には敵わない」

朝倉「くっ……また、消去されちゃう訳ね……」

長門「……それはしない」

朝倉「えっ!?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:41:09.83 ID:0J0u8DKDO

朝倉「どういうつもり?」

長門「……先程言った通り、今の貴女は涼宮ハルヒによって望まれて復活した」

朝倉「……ふふ、しないんじゃ無くて、出来ないって訳ね」

長門「……それだけじゃない」

朝倉「?」

長門「……私は、貴女を……嫌いではない」

恥ずかしそうに、長門さんが呟いた。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 17:42:31.45 ID:0J0u8DKDO

長門「……改心して朝倉涼子。あの世界のように……私は……貴女と一緒に……」

朝倉「何を言ってるの長門さん?」

長門「……記憶に無いの?」

朝倉「何の事かしら?」


――ズキッ


朝倉「くっ……!?」

また頭痛がする……何故……?


朝倉「長門さん……貴女が何を考えているか知らないけど、私が改心とかする訳無いじゃない!」

だって私の存在意義は……私……は……!?

60 名前:何故こうなったのか書いた俺もわからん[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:12:22.09 ID:0J0u8DKDO



「改心の――必要は――無い――」

突然、教室に機械的な声が響いた。

「私と――一緒に――」

長門「……朝倉涼子、逃げ」


――ドスドスドスッ!!


長門「……うっ……あっ……?」

朝倉「長門さん!?」

一瞬の事だった。長門さんの身体に無数の槍が突き刺さっていた。

「さぁ――私と――一緒に――」

朝倉「……誰なの!?」

「周防――九曜――」


61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:18:52.64 ID:0J0u8DKDO

長門「天蓋……領域……」

朝倉「!!」

九曜「そう――朝倉――涼子――貴女は――」

周防九曜が笑顔で私に手を伸ばした。

九曜「私と――来るべき――」

朝倉「そうね……急進派からは見捨てられてるようだし……」


――ズキッ


朝倉「痛っ……!?」



62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:20:43.65 ID:0J0u8DKDO

長門「……逃げて……朝倉涼子……騙され……」

朝倉「……騙しているのはどっちかしら?何故私が貴女に心配されなきゃいけないの?」

長門「思い出して……」

――ズキッ

朝倉「ぐっ……うるさいわよ!何を思い出すって言うのよ!」

九曜「邪魔――しないで――」

――ドスドスッ!

長門「うあっ……!」

更に無数の槍が長門さんの体を……ざまあ……うぐっ!?頭が……あっ……!?

九曜「これで――邪魔者は――いない――私と――一緒に――」

朝倉「……を……るの……?」

九曜「――――?」

朝倉「長門さんに何をしているのよっ!?」

何故そう叫んだのか、私にもわからなかった。

次の瞬間、私はアーミーナイフを瞬時に生成し、周防九曜の手を切り裂いていた。

64 名前:酷い厨二展開 それでもと言う人だけ[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:27:40.87 ID:0J0u8DKDO

九曜「朝倉――涼子――!?」

朝倉「長門さんを傷つける事は許さない」

そうよ……絶対に……

だって長門さんはああ見えて精神が脆くて……

私が料理を作ってあげなきゃ、ろくな物食べなくて……

頭の中に甦る記憶が、さっきまで激しく私を襲っていた頭痛をかき消して行く。

長門「……思い……だしたの……」

長門さんを脅かす物は私が排除する……それが長門さんの望み……そのために私はいる……それが私の……

朝倉「存在意義よ!」

九曜「―――!」

アーミーナイフを振りかざした私は、そのまま周防九曜に……!

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:30:01.16 ID:0J0u8DKDO



朝倉「ぐっ……!?」

九曜「さっき――のは――油断――」

体が動かない……周防九曜はクスクスと笑いながら、私の額に手を伸ばした。洗脳コードを高速で詠唱しながら。

朝倉「そんなに……私が必要なのかしら?」

九曜「そう――情報統合思念体の解析――貴女の――中身を――」

そういう事、か。

長門「朝倉……涼子……」

朝倉「ごめんなさい……長門さん……私……」

長門「………!」

長門さんが傷付いた体で詠唱を開始しながら、必死で九曜の情報連結を解除しようとしている。
けど……周防九曜は意に介していない。このプロテクトは……天蓋領域独自の……長門さんだけじゃ解析出来ない……。

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:35:33.85 ID:0J0u8DKDO

九曜「私の――解析は――二人でも――無理――諦めて――」

朝倉「くっ……」



「では、三人だとどうでしょうか?」

九曜「―――!?」


――ドスッ


朝倉「えっ……!?」

突然、周防九曜の体を槍が貫いた。

「今です!」

体が動く!

朝倉「少し死んでて、周防九曜!」

何が起こったかわからない表情の周防九曜の喉元をアーミーナイフで横一閃切り裂いた。鮮血が飛び散り、私を紅く染める……!

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:37:08.07 ID:0J0u8DKDO



長門「喜緑……江美里……?」

喜緑「二人で解析します……急いで。このままじゃ全員彼女にやられてしまいます」

長門「……わかった」

喜緑「朝倉さん!」


朝倉「!?」

頭の中に彼女の思念が直接流れ込む……名前は……喜緑江美里……私達と同じ……えっ……それって……!?


朝倉「なんて作戦を立てるのよ!」


喜緑「これしかありません……急いで朝倉さん!」


朝倉「わかったわよ……長門さん、喜緑さん、なるべく急いでよ!」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:40:40.20 ID:0J0u8DKDO




九曜「――――!?」

ボタボタと血を流しながら、喉と体の再構築を始めようとする周防九曜に私はアーミーナイフを何度も突き立てた。

朝倉「長門さんを……よくも……許さない……許さないわ……周防九曜!!」


――ザクッ!ザクッ!

朝倉「死んで……死ね……死になさい!!
長門さんを傷付ける者は死ねぇ!!」

九曜「がっ――あっ――!」

もう喉が再生!?構築が早すぎる……!!


朝倉「二人とも急いで!?今の私じゃ……!?」


――ガシッ!




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:42:01.79 ID:0J0u8DKDO

血塗れの周防九曜が私の左足首を掴んだ。そして――!


九曜「もう――いらない――」


――ボシュッ!


朝倉「うああっ!?」

私の左足が膝下から一瞬で肉片になって吹き飛んだ。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:43:54.80 ID:0J0u8DKDO

朝倉「あっ……ぐっ……!」

その場に倒れ込んだ私を、立ち上がった周防九曜が見下ろした。
あれだけ刺したのに、もう傷が無い。

九曜「よくも――私を――」


――ボシュッ!


朝倉「ぎああっ!?」


――ボシュッ!


――ボシュッ!



朝倉「ああっ……いっ……ぐっ……!」

私の右足、両腕が一瞬で吹き飛んだ……。

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:46:37.87 ID:0J0u8DKDO

四肢を破壊され、血塗れで動けない私を見て周防九曜はクスクスと笑っている。

九曜「綺麗な――瞳――」


――ズチュッ!


朝倉「いぎあああああああああああっ!?」

私の左目に周防九曜の指が突き刺さる……そのままぐりぐりと動かしなから、微笑を浮かべて周防九曜は呟いた。


九曜「朝倉――涼子――情報連結――解除――」




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:51:27.66 ID:0J0u8DKDO



九曜「――どう――して――?」

驚愕の声を周防九曜はあげた。

朝倉「ふ、ふふ……どうしてかしらね……?」

私は消滅しない……言え、しないのよ……何があっても……。

九曜「あ――う――!?」


周防九曜は混乱しながら何度もコードを詠唱し始めた……無駄よ……何故なら……!

朝倉「女神が私に会いたがっているのよ」

九曜「涼宮――ハルヒ――そんな――!」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 18:58:36.01 ID:0J0u8DKDO

これが喜緑のさんの作戦……絶対に消滅しない私が囮になって……長門さんと二人がかりで周防九曜の解析をする……!

喜緑「ありがとう……朝倉さん……貴女のおかげ……」

長門「……解析終了」

喜緑「ええ、周防九曜の……!」

長門「……情報連結の解除を開始」

九曜「あっ――くっ――ああっ――!?」

喜緑「上書き……壁の増築……けど!」

長門「……私達のほうが……」

九曜「あっ――あっ――あっ――!?」

消滅しまいと必死に抵抗する周防九曜……けどそれも無理よ……

朝倉「ざまあみなさい……周防九曜!」

九曜「ぎっ―――!!」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:03:27.60 ID:0J0u8DKDO



――ズシッ!


九曜「あっ―――」

急に周防九曜の周囲の空間が歪み始めた。
消滅寸前だったはずの周防九曜が安堵の笑みを浮かべながら目を閉じた………これは……!

長門「……そんな」

喜緑「嘘……時空震!?」

「くっふっふ、今日は痛み分け、と言う事にしないか人形達」

この声は……!?

突然現れた男が、邪悪な笑みを浮かべながら周防九曜を抱き抱えていた。

「僕が今、介入するって事は……これ以上は無駄だと人形の君達ならわかるだろう?
ふん、僕は朝比奈みくるとは違う。今の僕に対する禁則は微々たる物だ」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:09:58.93 ID:0J0u8DKDO

長門「…………」

喜緑「やれやれ……全て知っている相手には敵いません……藤原君、でしたね」

藤原「ほう、君はあの喫茶店の……ふっくっく、そちら側に与するつもりか?」

喜緑「今は、ね」

藤原「ふん……まぁいい。九曜は連れて帰るぞ」

そう言って、藤原と呼ばれる男は周防九曜と共に一瞬で消えてしまった。

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:15:16.94 ID:0J0u8DKDO

………

……



四肢を長門さんと喜緑さんに再構築してもらった私は、まだ意識が朦朧としていた……。

長門さんと喜緑さんが何かを話している……。

長門「……わかった」

喜緑「では、朝倉さんをお願い致します」

喜緑さんは私に一礼して帰って行った。

長門「朝倉……涼子……大丈夫?」

朝倉「ええ……なんとか……長門さん……私……あ」


――ギュッ


朝倉「なが、長門さん!?」

長門「……よかった」

そう呟きながら、長門さんが私を抱き締めていた。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:20:11.00 ID:0J0u8DKDO

長門「……暫く一緒に暮らして」

朝倉「えっ?そ、それって……?」

長門「……おでん」

朝倉「へっ?」

長門「……また、一緒に食べたい」

長門さんの世界で私が作った……。

朝倉「も、もちろんです長門さん!」

長門「……じゃあ行きましょう」

長門さんは立ち上がり、私の手を握り締めた。

長門「……一緒に帰りましょう。朝倉涼子」

朝倉「は、はい長門さん!」

87 名前:>>83俺もわからん[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:26:05.54 ID:0J0u8DKDO

………

……



部屋に戻った私と長門さんは、これからの事について話し合った。

先ずは、私の存在を涼宮ハルヒに隠す事を限界まで引き延ばす事。

涼宮ハルヒが会いたいと願う限り、私は消滅しない。
しかし望む限り、近い内に出会ってしまう。その間に天蓋領域とあの未来人の全解析を三人で急が無ければ……。

そして私にとって一番重要な事。

朝倉「……長門さん」

長門「……なに?」

朝倉「キョン君と谷口の記憶を消して来てくれない?あと眉毛インフルエンザも」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:30:31.06 ID:0J0u8DKDO

長門「……どうして?」

朝倉「どうしてって長門さん!?」

長門「……二人の記憶は消す。けど眉毛インフルエンザは」

朝倉「どうしてよ!?」

長門「……たく……ない」

朝倉「えっ!?」

長門「……男性に……そういう事はしないで欲しい」

長門「……するなら」

長門「……私に」

朝倉「長門さん……?」

長門さんは立ち上がり、テレビの電源を付けてDVDを操作し始めた。

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:38:48.72 ID:0J0u8DKDO

テレビに写るのは……キョン君と私……ってこれってあの時の!?

朝倉「長門さん!?いつの間に撮ったのよ!?」

長門「……喜緑江美里から貰った」

あの女……最初っからあの場に……って

朝倉「消してくださいよ長門さん!?なんで流すんですか!?」

長門「……して」

朝倉「はぁっ!?」

長門「……私だけに見せて朝倉涼子」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:39:37.87 ID:0J0u8DKDO



朝倉「な、何を言ってるんですか長門さん……あ」


――ギュッ


また抱きしめ攻撃!?

長門「……お願い」

朝倉「あう……きょ、今日だけですからね!?」

長門「……ありがとう」


――チュッ


私は頭が爆発しました。

93 名前:なんでこうなったんだろうな[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:45:01.18 ID:0J0u8DKDO

長門さんの目の前で様々なコスプレとセクシーポーズを取りながら、少し冷静になる私。

もしかして私の復活も周防九曜も全部長門さんの……?

長門「……朝倉涼子」

朝倉「あ、次は体操服にブルマですよぉ?」

長門「……一緒にお風呂に」

周防九曜に攻撃を受けた時と同じ量の鼻血を吹き出した私は、もうさっき考えていた事など一瞬で忘れてしまった。

長門さん……大好き!

強制終了

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:48:45.97 ID:0J0u8DKDO

えがった……のか……?

なんか

ごめんなさい

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/23(土) 19:53:42.80 ID:0J0u8DKDO

>>96
ごめん今度なー最初は眉毛インフルエンザで男性に相手にされない朝倉が、泣きながら街を歩いていたらガチ百合の橘京子が……って考えてた。

でも電波王の久々のマジキチ見て、朝倉虐めたいと言う気持ちが(ry

誰かふたなり朝倉がコスプレしながら長門に復讐って書いてくれないかなぁ。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「あなたのペニスを口に入れる事くらい問題ない」