梨花「1人ずつ・・・・・・消えている・・・・・・?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ローラ「ここが雛見沢かー!ひろーい☆」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:15:59.80 ID:BzDmiPz50

・・・・・・どうやらまた負けてしまったようね。
前回の記憶なんてほとんどないけど、またお腹でも裂かれたのかしら。

「古手さん、授業中に寝てはいけません」

コツン、と頭に軽い衝撃が響いた。

「みぃ、ごめんなさいなのです」

知恵が再び教科書を読み上げる。
この読んでいる内容も、既に何回聞いたか分からない。


書き溜めは相変わらず無い

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:23:12.56 ID:BzDmiPz50

辺りをキョロキョロ見渡すと、1つだけ疑問を抱いた。
――沙都子の席がない。

「知恵、今日は沙都子はおやすみなのですか?」

本来なら私が1番沙都子の事は知っているのだろう。
けど今の私は、まだこの世界に来たばかり。

ならば"先生"に尋ねるのが常識でしょ?

知恵が頭を少し傾けながら考えている。
何を悩んでいるのか分からない。

「沙都子・・・・・・さん? 知らない名前ですね」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:29:29.19 ID:BzDmiPz50

どういう事?
沙都子はこの学校の生徒じゃないの!?

「古手さん、顔色が良くないみたいですけど・・・・・・」

うるさい、私に話しかけないで。
考える事を邪魔しないで。

「大丈夫ですか?」

「知恵、ちょっと気分が優れないので早退してもいいですか?」

知恵の回答を聞く時間すら惜しく、机の上を放ったらかしにしたまま教室を出た。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:35:12.24 ID:BzDmiPz50

一目散に自宅へと駆け出す。
知恵の話だけじゃ信憑性に欠ける。

「羽入! 走りながらでいいわ! 説明しなさい!」

スゥッと羽入が姿を現す。

「あぅあぅ・・・・・・」

いつもいつもイライラしていたが、今日の『あぅあぅ』は余計に頭にくる。
事情を知らないとはいえ、あまりにも無神経。

「羽入! 沙都子はどうなっているの!?」

「梨花が何を言っているのか分かりませんです、沙都子って誰なのですか?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:41:38.91 ID:BzDmiPz50

足が急に動かなくなった。
いえ、全身から力が抜けてしまった。

「羽入・・・・・・バカな冗談はやめてくれない?」

多分、今の私の目は疑いと絶望に染まっているだろう。
もっと分かりやすくいえば、L5状態の目。

いや、自覚が出来ているからL5ではないかもしれない。

「別に冗談なんて言っていないのです・・・・・・」

症候群じゃないなら、これは幻聴じゃない?
ということは、現実なの?

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:47:30.77 ID:BzDmiPz50

ヨロヨロと歩いて、ようやく自宅に辿り着いた。

扉を開けると、また私の心は打ちのめされる羽目になった。

「・・・・・・布団が1組しかないわ」

「元々梨花は1人で暮らしていたのです」

羽入にも沙都子と過ごした記憶がない。
ここまで来ると、私の方がおかしいんじゃないのかと疑ってしまう。

私は何を考えている、沙都子と過ごした日々を無かったことにしてしまうつもり?
そんなことはしない、絶対に。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 19:55:38.13 ID:BzDmiPz50

玄関の方が騒がしい。

「梨花ちゃーん、大丈夫ー?」

どうやら、私を心配した部活メンバーがお見舞いにきたみたい。
やっぱり沙都子はいないようだけど。

「みぃ、心配ご無用なのですよ」

自分でも痛々しいと思うほどの作り笑いをみせる。
魅音とレナが「元気そうで良かった」と顔を向け合っているが、圭一だけ私を見ていた。

「梨花ちゃん、苦しそうだな」

本当に、この人の前では嘘はつけない。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:01:34.20 ID:BzDmiPz50

「圭一は何でもお見通しなのです」

私が答えると、レナと魅音が「え?え?」と戸惑っていた。
その姿が少し滑稽だった。

「梨花ちゃん、俺で良ければ相談に乗るぜ?」

圭一に相談・・・・・・か。
羽入ですら覚えていないのに圭一が覚えている訳がないじゃない。

「いいえ、自分で解決してみせるのです」

私が言い終わるかどうかの時に、圭一の口が開いた。

「沙都子って子のことだよな」


お風呂入ってきますのです、にぱぁぁぁああ☆

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:18:24.86 ID:BzDmiPz50

この世界の圭一の口から"沙都子"という名前を聞けたことに驚く。
恐らく、私と知恵のやり取りを聞いていただけかもしれない。

だけど、希望を抱かずにはいられなかった。

「圭一は・・・・・・、沙都子を覚えているのですか?」

圭一が少し申し訳なさそうな顔をする。
答えを聞くまでもない、羽入ですら覚えていないのだから。

「ごめんな、梨花ちゃん」

圭一の諦めの言葉なんて聞きたくなかった。

「あ、おじさんの情報網で聞いてみようか?」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:23:01.09 ID:BzDmiPz50

願ってもいない相談だった。
雛見沢にいなくても、鹿骨市内にはいるかもしれない。

魅音の情報網は私の知る人の中では1、2を争う。

「ぜ、ぜひお願いするのです!」

「ふっふっふ・・・・・・、良い結果を待ちなよー?」

「梨花ちゃん、良かったね」

レナが私の手を握り、一緒になって喜ぶ。

本当に、この部活メンバーで良かった。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:29:01.13 ID:BzDmiPz50

それから、少し喋った後に皆は帰っていった。
その何気ない会話が私を癒してくれた。

「梨花、元気になったですか?」

羽入が私の背後から声を掛ける。

「ええ、お陰様でね」

「それは良かったです!」と羽入が喜ぶ。
羽入が何かしたのかは知らないけど。

「羽入、この世界について色々教えてちょうだい」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:34:06.65 ID:BzDmiPz50

羽入の話は普段と説明と何も変わらないものだった。
沙都子に関する説明はなかったけど。

「梨花、分かりましたですか?」

「ええ、羽入はいつも何を調べているのか凄く興味を持ったわ」

皮肉を言ったつもりなのに、羽入が胸を張っている。
うん、今晩はキムチ確定ね。

「梨花、何を笑っているのです?」

「ええ、ちょっと面白い事を思いついたの」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:41:17.71 ID:BzDmiPz50

翌日、学校で知恵にコッテリと絞られてしまった。
知恵も少し心配していたみたい。

「梨花ちゃんお疲れさん、知恵先生があんなに怒ってるの久々にみたよ」

魅音がにやけながらポンポンと頭に手を置く。

「はぅー! からかっちゃダメなんだよ!だよ!」

レナが顔を赤くしながら魅音に言う。
魅音が「ごめんごめん」と笑いながら手を合わせる。

「梨花ちゃん、この部活って楽しいと思わないか?」

「ええ、とっても楽しいのです」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:45:33.90 ID:BzDmiPz50

「それは良かった」

圭一が私の頭をくしゃくしゃと撫でる。
デリカシーのない、荒っぽい撫で方だけど。

「おうお前ら! そのテンションを綿流しの祭りまで維持しろよッ!」

圭一がレナと魅音の間に割って入っていった。
3人で年齢を忘れてじゃれ合う姿が、妙に新鮮だった。

「梨花ちゃんもそんなに暗い雰囲気だと綿流しの部活で敗北必至だよ!」

魅音がさっきの圭一よりも荒っぽく私を撫でた。

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:53:16.51 ID:BzDmiPz50

綿流しも近いという事で、私は部活免除で帰ることになった。
奉納演舞の練習という名目で。

実際は練習なんてしなくてもこの村では1番上手い自信がある。

「羽入、何か思い出せた?」

「あぅあぅ、やっぱり沙都子なんて知らないのです」

「そう・・・・・・」

大体の予想はついてきた。
この世界には沙都子はいない。

本当はもう少し前から分かっていたのだけれど。

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 20:57:18.81 ID:BzDmiPz50

「沙都子の事は今はいいわ」

沙都子がいないのはこの世界だけの事。
全ての世界を通じて戦うべき敵が私達にはいる。

「黒幕については何か分かった?」

表情を見るだけで分かってしまった。
何だかんだで羽入とは長い付き合いだもの。

でも、今日の夕食はキムチで決まりね。

「ゆ、許して欲しいのです!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:02:25.93 ID:BzDmiPz50

成す術も無く、時間だけが過ぎていく。
魅音の情報網でも誰もヒットしなかった。

今回も、何も抵抗できずに死んでしまうのかしら。

そして、綿流しの日がやってきた。

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:08:18.56 ID:BzDmiPz50

「はぅぅ! 梨花ちゃんのみ、み、巫女服・・・・・・ お持ち帰りいぃいい!」

「い、命の危険を感じるのです・・・・・・」

いや、本気で。
レナの目が輝いている。

「かぁいいモードのレナに狙われたんじゃ、俺にはどうしようもない!」

「おじさんにもどうしようもないねー」

薄情にも、2人は私が襲われる様を見守ることしかしなかった。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:12:52.15 ID:BzDmiPz50

散々部活メンバーで屋台を荒らし、奉納演舞の時間が迫る。
私を励ますため、と思うと自意識過剰かもしれない。
けど、今日の部活は今までの例に無いほどに疲れ、楽しかった。

「それじゃ梨花ちゃん、私達はあっちで見てるよ」

部活メンバーと別れ、演舞の準備に取り掛かった。

小さな体に大きな鍬。
この重さには中々慣れない。

「それじゃ、今年も頼むよ」

村の老人に促されて、境内に上がった。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:16:28.44 ID:BzDmiPz50

2、3のミスこそあったものの、無事に演舞を終えることが出来た。
これで、この世界での演舞は終わりかしら・・・・・・。

「梨花ちゃん! 凄かったじゃないか!」

「みぃ、少しだけ失敗しちゃったのです」

圭一がニッっと微笑む。

「あれが失敗っていうんだったら俺はもっと色々な失敗をしてきたぜ?」

「圭一は変態さんなのですから、失敗も失敗と認めないのですよ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:18:35.50 ID:BzDmiPz50

その後再び部活メンバーと合流し、綿流しを終えた。

今日の綿流しに沙都子がいたらもっと楽しかったでしょうね。

「あぅあぅ・・・・・・梨花、そろそろ警戒してほしいのです」

羽入に促されて、辺りを見渡す。
だいたい演舞を終えた辺りでいつも何者かに捕まる。

そこまでは覚えている。
ただ、殺される直前になるとノイズが激しくなり何も思い出せなくなる。

「梨花! 危なッ――」


前半終わり、需要あれば30分くらいしたら後半書きます
少しオチ考える時間も欲しい

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 21:52:12.64 ID:BzDmiPz50

「古手さん、起きなさい」

コツン、と頭に加わる軽い衝撃によって目を覚ます。
どうやらまた私は負けてしまったみたい。

「みぃ・・・・・・知恵、おはようなのです」

知恵が少し顔をしかめた後、私に背を向けて黒板へと向かう。

「――という訳で」

前回の世界のことも気になり、辺りを見渡す。
今回こそ、沙都子がいるという期待を込めて。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:00:54.79 ID:BzDmiPz50

前回の世界の方がマシだった。
今度の世界では沙都子はおろか、レナもいなかった。

聞いてもムダだろうけど、やはり聞くしかない。

「知恵、レナはどうしたのですか?」

予想通りの反応、予想通りの答えが返ってきた。

「知恵、気分が優れないので早退するのです」

前回同様に、慌てて教室を抜け出した。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:06:07.27 ID:BzDmiPz50

前回ほどの同様は無かった、レナには申し訳ないが。
100年以上の旅をすることによって私は少し冷徹になってしまったのだから。

「ごめんね・・・・・・、レナ」

目の前には誰もいない。
分かっているが、ペコリと一礼をする。

そして、家まで全力で走った。

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:10:15.43 ID:BzDmiPz50

「羽入、今度の世界はどうなの?」

相変わらず、今にも泣きそうな顔をして『あぅあぅ』と言いながら姿を現す。
今回はその『あぅあぅ』にイライラすることはなかったが。

「梨花、この世界も前回と同じなのですよ」

「ただ、前回と違うのはレナがいないこと・・・・・・ね」

「ぼくはレナって人を知らないのです・・・・・・」

羽入が力なく答える。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:13:50.99 ID:BzDmiPz50

「梨花ちゃーん、大丈夫かー」

玄関の方から圭一が顔を覗かせる。
魅音の姿が見えないところを見ると、部活単位で来た訳じゃないみたい。

「みぃ、ボクは大丈夫なのですよ」

「そっか、なら安心だな」

「今日は部活は休みなのですか?」

圭一がキョトンとした顔を見せる。
そして直ぐに顔を微笑ませ、私の頭を撫でる。

「おいおい、俺は部活なんて入っていないぞ?」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:19:26.55 ID:BzDmiPz50

今となっては部活メンバーは私を入れてたったの3人。
部活なんて存在していないのも頷ける。

「そうですか・・・・・・圭一、圭一は魅音とは仲が良いのですか?」

圭一がうーん・・・・・・と首を傾げる。

「普通に喋ったりはするが、そこまでじゃないなぁ」

「一応俺ってまだ村に来て日が浅いしなぁ」

圭一が力なく笑う。
少し表情が寂しかった。

「まぁ、俺には梨花ちゃんっていう親友がいるからな!」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:23:34.98 ID:BzDmiPz50

圭一と別れてしばらくすると魅音がきた。
走ってきたのか、息を切らしている。

「ハァ・・・・・・梨花ちゃん、大丈夫なの?」

圭一の話を聞いた時は少し軽蔑したけれど、私が間違ってたようだ。
魅音はこの世界でも優しかった。

「魅ぃ、心配してくれてありがとうなのです」

にぱー☆と笑うと、魅音も満面の笑みで笑ってくれた。

「そりゃ良かった、それじゃ私は帰るわ」

私の様子を見るためだけにわざわざ神社の階段まで登ってきたらしい。
魅音と圭一が打ち解ける日も近いかもしれない。

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:28:24.64 ID:BzDmiPz50

レナも沙都子もいない学校。
故に部活もない。

何も楽しいことなんて無い。

いや、無いなら自ら作れば良い。
自分から行動を起こす、といくらか前の世界で圭一に習ったわね。

「圭一、魅ぃ、一緒にお昼ご飯を食べるのです」

私が圭一と魅音の架け橋になろう。
この2人無しではこの世界でも負けてしまうだろう。

「お、いいねえ おじさん賛成だよ!」

「あぁ、俺も賛成だ」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:31:38.16 ID:BzDmiPz50

私にとっては当たり前の光景というには少し寂しいが充分見慣れた光景だった。
だが、クラスメイトから見ると異色の組み合わせらしい。

もちろん、圭一にとっても魅音にとっても。

「2人ともおいしそうなお弁当なのです、それッ」

2人のお弁当からそれぞれ1つずつつまんで食べる。

「あーッ! おじさんのから揚げがぁぁあ!」

「ぬわッ! 俺のタコさんウィンナーがッ!」

この行動がきっかけになったかどうかは分からないが、
少しずつ魅音と圭一が打ち解けていったように見えた。

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:33:52.69 ID:BzDmiPz50

放課後、魅音と圭一に呼び止められた。

「梨花ちゃん、今度の綿流しの時一緒に遊ぼうぜ」

「私と圭ちゃんと梨花ちゃんの3人でさッ!」

予想外にも、魅音はもう"圭ちゃん"と呼ぶようになっていた。
だが、またこのメンバーで遊べるのは嬉しい。

「みぃ、約束なのですよ?」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:38:13.48 ID:BzDmiPz50

「こら、起きなさい」

コツン、と頭に軽い衝撃が広がった。
これで3度目・・・・・・か。

今回はいつ、どのように負けてしまったのかも分からない。

ただ、負けてしまったという事実だけが残っている。

「古手さん、顔を洗ってきなさい」

知恵にほぼ強制的に教室を追い出されてしまった。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:42:00.40 ID:BzDmiPz50

教室を出る時に気付いた。
また1人、部活メンバーが減っていることに。

「1人ずつ・・・・・・消えている・・・・・・?」

どういう順番ごとに消えているのかは分からない。
ただ、今回の世界では圭一が消えていた。

残った部活メンバーは魅音だけ。

「知恵、ちょっと気分が悪いので早退するのです」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:45:14.74 ID:BzDmiPz50

一度目なら、今度こそはと私も思う。避けられなかった悲劇に。
二度目なら、またもかと私は呆れる。避けられなかった悲劇に。
三度目なら、呆れを越えて苦痛となる。

そろそろ、何か悪い予感がした。
1度目の世界と2度目の世界、私が殺される時期がずれている。

もしかしたら今度はもっと早いかもしれない。

例えば、あの白い車に引かれるなんてことも考えられる。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:47:09.75 ID:BzDmiPz50

「こら、起きなさい」

コツン、と頭に軽い衝撃が加わる。
あぁ、また負けてしまったのか。

「知恵、おはようなのです」

「ええ、おはよう古手さん」

知恵がもう1回私の頭を小突くと、黒板に向かって歩き出す。

その隙に教室内を見渡すと、唖然とした。
いや、予想はしていたはず。

でも、我が目を疑わずにはいられなかった。

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:50:13.18 ID:BzDmiPz50

残った部活メンバーはただ1人、私のみ。
4人も減ってしまった教室はとても広く、静かだった。

「な、何よ・・・・・・こんな世界ッ!こんな世界ッ!」

自らの手で退場してやるッ!
部活メンバーがいない世界で生き残った所で何の意味があるのッ!?

自分の手で首を掻き毟った。
ただただ、必死になって。

「ふ、古手さんッ!?」

「ヒュー・・・・・・ヒュー・・・・・・」

知恵に返事することはできなかった。


>>94
例えばって書いてあるだろ!バカン!

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:53:11.93 ID:BzDmiPz50

今度は頭に衝撃が加わる前に自ら目を覚ました。
いや、教室内に私はいない。

私はいるのに、いない。
じゃあ考えている私は何なの?

教室にいるはずなのにいないのは、古手梨花。
今考えているのも、古手梨花。

「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ」

私の絶叫に、誰1人耳を傾けない。
いらない、この世界もいらない。

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 22:57:57.53 ID:BzDmiPz50

結果的に言うと、私はこの世界を捨てなかった。
いや、捨てられなかった。

羽入と同じ存在、とでも言えばいいのだろうか。
自分の体に触れることもできない。

羽入は足音を立てることが出来たっけ。
じゃあ、私はもっと酷い存在。

ただただ、この世界が終わる事を祈り続けた。

「次の世界では・・・・・・、皆と一緒に部活をしたいわ」

だが私がいなくなった今、村が滅びる理由もなかった。

fin

オチの弱さry>>1ry
思いつきでやってみたけど、反省している。
ただ、勢いだけで頑張っちゃった気がするよ、うん。
前半は割りと真剣に考えていたんだ、信じてくれ。
後半のやる気のなさマジぱねえwwwwwwwwwwwwww

ごめん、本当にごめん。

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/10(日) 23:05:36.84 ID:BzDmiPz50

いつかマトモに書き溜めたのを悠々と投下したい。
なのに書き溜めようと頑張っても途中で「あれ、つまんなくね?」って思って消しちゃう。

悪い癖です

見てくれた人、ありがとうごぜーました。



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