ハルヒ「キョン……だめだよぅ……」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「あれ?『消失』?」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:44:56.76 ID:jgx4PP3XO

いつものように授業が終わり、
いつものように放課後になり、
いつものように部室へ向かう。
今までと何も変わらない。

だが、今日の俺はどこか違っていた。

理由は説明できない。

なぜなら自分でも解らないからだ。
理由のない怒り、苛立ち、焦燥感。
それは自分自身にも向けられていた。

そして見た目、平静を取り繕っているだろう自分を想像して勝手にいらついた。

歩みは速くなり、歩幅も広くなる。
階段の手すりを叩き付け、一段飛ばしながら上がる。
息が少しあがった。

なんでこんなに苛立ってるんだ俺は……。

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:46:44.36 ID:jgx4PP3XO

ノックもせずに部室の扉を開けた。

「遅いわよ」

ハルヒ……。
自分の机の上であぐらをかき、腕組みして俺をにらむその姿もいつもの通りだった。

「悪かったな」

カバンをテーブルに投げ捨てる。力をいれすぎたのか滑って反対側に落ちた。
どうでもいい。

「何よ…その態度…!」
ハルヒが口をとがらせる。

傍若無人を絵に描いたようなお前が、人の勝手な行為にはケチをつけるのか?
頭に血が昇る、とは違う。頭はまだ冷静だった。
はらわたが煮えくりかえるという表現こそ正しいと言えるな。

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:48:43.48 ID:jgx4PP3XO

さて、どうしようか。

「ちょっと!聞いてるのっ?」

自分の席には向かわず、ドアを後ろにただ立つだけの俺。

「ムカつくわね……」

ハルヒが愚痴る、いつもの通りに。

……ああ、そういうことか。

今日の俺なら非日常を求めるお前の気持ちが分かるぞ。
確かにいつもと同じじゃつまらないよな。

「今日のあんた……なんかおかしいわよ……?」

珍しくハルヒが不安がった。

そうだな。
今日はいつもと違う表情をもっと見せてくれ、ハルヒ……。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:52:53.14 ID:jgx4PP3XO

「な、何よ……?」

無言のまま近づく俺に、何か察したのか立ち上がろうとする。
俺はテーブルに近づきその肩に手を置いた。

「えっ……?」
立てない?
なんでだろうね。

空いた手で手首を掴み、内側に捻り上げ、背中に回す。

「ちょっとキョン……!何やってんのよっ……」

そのまま立ち上がらせ、テーブルに押しつけた。

このままだと顔が見えないな。

今度はうつ伏せから仰向けに身体をひっくり返した。

ふむ、他人の身体を意のままに動かすのは面白いもんだ。

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:57:36.31 ID:jgx4PP3XO

テーブルの上。

「信じらんない……」

左手で右手を頭の上で押さえ、
右手で左手を押さえ、
そして下半身を両足で挟んで自由を奪った。

自分の短い前髪が相手の顔に触れるほど近づいていた。

「キョ……ン……っ!」

しかし抵抗は、弱い。

窓からぬるい風が入ってきた。
外から他所の部活の音が聞こえる。
ジョギングの掛け声、
金属バットの音、
体育館の床でなるシューズの音。


俺は唇を合わせていた。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:02:34.85 ID:jgx4PP3XO

どちらからなのか覚えていない。

長い沈黙。

目を開けた。
茶色の瞳。
他人の瞳をこんなに近くで見るとは想像したこともなかった。
息が詰まり、口を開けると、熱い息が口腔に入ってきた。

頭の奥のほうがじーんと熱くなった気がする。

舌を入れる。
拒絶される?と一瞬不安になったものの、受け入れられた。

不意に勃起した。強く。

初めての他人の口の中。
歯、歯の裏、歯茎……。
あらゆるところに舌を這わせた。

もっと奥へ……!

長い舌が欲しいと思ったのは初めてだ。

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:07:08.63 ID:jgx4PP3XO

唇を離し、一度息をつく。
口の中が誰のともつかない唾液でいっぱいだった。
飲み込む。
甘い、と感じた。バカなのか?俺は……。

「………」プイ
ハルヒのほうを見ると、目を逸された。
少し頬が膨らんでいた。

見下ろすと、同じように喉が動くのを見た。
他人が他人でなくなる瞬間だった。

再び顔を近づけ、唇を唇で食んだ。
下唇、上唇。
ジャリ…、産毛だろうか。不思議な感触だ。
顔剃りはしよう、ね?
ちょっとガッカリ。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:12:10.46 ID:jgx4PP3XO

!?

今度は俺の口の中に舌が入ってきた。

必死に求められている、そう感じる。

自分のターン。
相手のターン。
自分のターン。
相手のターン。

信じてもらえないかもしれないが、あまりの心地よさにちょっと眠くなってしまった。

唇を離すと、また吸い付いてきた。
うれしいが少し休ませてくれ。

相手の口の周りが真っ赤になっているの気がついた。
俺が笑うと、向こうにも笑われた。
俺の口の周りも赤くなっているのだろう。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:15:25.34 ID:jgx4PP3XO

ハルヒと目が合った。
下唇を噛み締め、じんわりと汗をかいた額に髪がへばりついている。
風呂上がりですか?
今にも湯気があがりそうな感じだ。

恥ずかそうにこちらを見るその目は、責めているようにも、続きを待っているようにも見えた。


これはひょっとして……。


ふー、団長命令なら仕方ないな。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:20:18.47 ID:jgx4PP3XO

上着を脱がすと白い肌が露になった。

そっと指先を走らせる。
なめらか。
鳥肌がたつのがわかる。
思わずつばを飲んだ。
そして指を誰もが気になる乳首に徐々に近づけていく。

「オーゥ…」
きれいなピンク色?ありゃ幻想だ。
唇の色と一緒?あぁ、それ嘘。

薄い茶色…といったところか。
大きさは並なのだろう、多分。

「ハルヒ、触ってもいいか?」

「知らないわよ……!」

「キスしてもいいか……?」

「勝手に……しなさいよっ……」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:23:44.03 ID:jgx4PP3XO

口に含む。

実はすでに尖っていたのだが、舌先で転がすとツン、とさらに硬くなった。
ほんのり汗の味がする。

小さい突起に俺は夢中になった。
そして空いた手でもう片方をつまんで遊んだ。
指の腹で撫でたり、回してみたりもした。

口がもう一つあればいいのに。

「バッ……バッカみたい……」

ハルヒがうめくように言った。
俺はただ吸うだけだった。

「赤ちゃんみたいにさ……」

ちょっと歯で噛んでやるとビクン!と身体を震わせた。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:27:12.31 ID:jgx4PP3XO

胸をいじりながら、もう少し大胆にしてみようと思った。
堅く閉じられていた両足に強引に足をねじ込む。
さすがに抵抗する力を感じる。
ようやく足を一本入れる隙間を作ると、次はもう片方も入れて大きく股を開かせた。

「もう……やめよう……?」

下腹部に伸びる手を見てハルヒがイヤがるそぶりを見せた。
俺はその声を無視して、ついに股間に手をやった。

「イヤがってるのわかんないの……!キョ…ン…!」

布越しにも熱を帯びているモノを感じる。


興奮した……!

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:30:30.46 ID:jgx4PP3XO

もう胸はいいか。
俺は腰を掴むとテーブルの上でひっくり返して、うつ伏せにした。

「こんなのっ……」
今まで聞いたことのないハルヒの恥ずかしそうな声。

俺の目の前にあるのは突き出された尻と、
床につくかつかないかという絶妙な位置にだらりと下に伸びた脚。
床についたほうが安定するだろうと思って、引っ張ったが動かない。
よく見るとテーブルの向こう側の端を掴んでいた。

ハハハ、こやつめ。

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:35:23.77 ID:jgx4PP3XO

自分を鼓舞するように思いっ切りずり下ろす。
だが下まで下ろすのは面倒だったので、途中から足を使った。

「ちょ、ちょっと本当に……するの?キョン……」

無言。
実は俺自身、心臓がバクバクしていた。
口ではそう言うもののハルヒは期待しているはずだ。
もし本当にイヤなら、いますぐに部室のドアが開いて“都合良く”誰か入ってくるだろう。
だがそれはない。
と思いたかった。

下着越しに割れ目をなぞる。
すると尻がもぞもぞと動いた。

自分が同じようにされることを想像してみた。
背筋がゾっとした。
恥ずかしすぐる。

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:37:27.67 ID:jgx4PP3XO

続いて下着も脱がす。
ちょっと気がひけたが、チラッと下着の中を見てみた。
シミがあった。
ホッとした。
実は俺も自分の下着の中がガマン汁でベタベタになっているのがわかってたからだ。

「何見てるのよ……」
「別に」
床でくしゃくしゃになっている下着から目を離し、ゆっくり視線を上げると……毛があった。
当たり前のことなのだが、やっぱりみんな生えてるんだなぁ。

「……!?」

穴がwヒクヒクwしてwwるのwww

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:40:56.44 ID:jgx4PP3XO

我慢できなくなって、俺も下を脱いだ。
下半身まっ裸。
「…………」
なんとマヌケな格好だろうか。
風が当たるとちょっと寒い。
気を取り直し、マヌケな格好をしたもう一人の尻に顔を向けた。
ヒクヒクする穴にゆっくりと指を伸ばすと、まるで吸い込まれたかのようにピタッと触れた。
大きな尻がピクン!と震える。
少し湿っているようだったが、汗なのだろうか?

「なぁ、これってさ……」
「わ、わたしに訊かないでよっ……!」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:42:23.04 ID:jgx4PP3XO

「あ、あのさ……」

「何だ?」

「その……つけないの?」

「何を?」

「えと……その……、…………ゴム」

「コンドームのことか?」

「は…は…はっきり言わないでよ!」

ヌムゥ……。
確かに用意しておくべきだったかもしれない。
だが財布にゴムを常備している健全な男子高校生がいるだろうか。

「やっぱりつけたほうがいいかな?」

「……あんたがいいなら、別にいいけど……」

ウーム……。

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:48:16.71 ID:jgx4PP3XO

パサッ…
何だ?
長門がテーブルの上に何か置いた。
というか、いたんですかあなた。
「帰る……」ポツリ

ゴトゥン!
何だ!?
今度は朝比奈さんだった。
「わ、私も帰ります……!」タタッ

テーブルの上に小さい袋と瓶が残されていた。
どうみてもコンドームとローションです。本当にありがとうございました。
手に取って裏を見てみる。

“避妊具には性病を防ぐ機能もある”
長門の字だ。

“デリケートな部分は優しくしてあげて下さいね”
貴方はいますぐ、みくるエンジェルに改名すべきです。

こうしてSOS団の支援を受けて俺は今……!

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:50:48.82 ID:jgx4PP3XO

ローション♪
ローション♪

初めて手にとってみたが、なんというか……こう……。

「なに笑ってんの?気持ちわるいわね……」
「何故か笑顔になってしまう不思議な感触……」

ところで塗るの?直接?
迷った俺は手につけた分は尻たぶに、そして上から割れ目に沿って垂らしてみた。
冷たい感触に驚いたのか、尻がキュッと締まった。

「ほう…、これが尻えくぼ……」

「えっ、何?」

「なんでもない」

あぁ、次は俺の準備だ……。

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:53:03.94 ID:jgx4PP3XO

実は俺も初めて見るのだが、これがコンドーム……。
「しかも……!」

“パートナーに優しいゼリー付き”

慎重に袋を開ける。
ゼリードコー?
しかし、随分薄いがこんなので俺のビッグマムマムに合うのだろうか?

裏表を確認し、先っぽからかぶせてみる。
ホントにこれでいいのかな?
動画とかで見とけば良かった!
とは言え、ここから引き返す訳には行かない。
カリ首まではすでに覆っていたので、そこから手で延ばしていく。
根元まで延びた。

適度な締め付け。なんか初めてネクタイした時のことを思い出すな。

「ねー見て見て♪」
とハルヒに見せたかったが自重した。
はしゃぐ訳にはいかない。

紳士だからな!

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:57:30.13 ID:jgx4PP3XO

こっからどうすればいいんだ?
勉強不足が悔やまれる。
と、とりあえず指だ!指いれてみるか。

ちゅっちゅした仲だ。汚いという感覚はない。
緊張しながら中指の第一関節までいれてみる。
にゅ。
アレ?意外といける?
節のところで引っかかったが少し力を入れて根元まで入れた。手の平を上に向けて内壁を触ってみる。
ほほう、これはこれは。
爪を切っておいて本当に良かった。すぐに傷つきそうなほど柔らかい。
だが指二本とかムリだろ。千切られそうだ。

ゆっくり抜くとフゥ…と小さいため息のような感触が指に当たった。

「……?」
ハルヒを見る。
「聞こえてない!聞こえてない!」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:00:13.89 ID:jgx4PP3XO

「じゃあ、行くぞ……」
「うん……」

モノを入り口にあてがい、深呼吸。
「んっ…!」
……堅い。締めすぎ。

「力抜けよ」
「ムリでしょ……」

二度、いや三度目。ねじ込むようにしてようやくカリが入った。
「……っ!?」
気が抜けて一瞬イキそうになる。

集中集中!

だが入り口がきつすぎて我慢できそうにない。

「ぐっ、ゴメンもう……」
「あんたそれでも男でしょ!我慢なさいよっ!」

ムカッとくるハルヒの声で裏筋がキュっとなった。
他人事だと思いやがって。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:04:53.04 ID:jgx4PP3XO

テーブルの端を掴む指が目に入った。力の入れすぎで関節が白くなっている。
我慢しているのは自分だけではなかった。

「……!」
力が入る。

腰の部分を掴み、ゆっくりと身体全体を前に押し出す。

ゆっくり……ゆっくり……。

肉壁を押し分けていく感覚。

尻肉が俺の腹に当たり、いつの間にか自分が目をつぶっていたのに気付いた。


「全部……入ったの?」
「あぁ……」

息の抜けるような返事だった。
息を止めてたのか……。
ゼリーとローションのおかげだろうか。思ってたほどの苦労じゃなかった。

「こ、こら!」

いきなり奥のほうでグッと締め付けがきつくなった。

「え、何?」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:07:38.33 ID:jgx4PP3XO

それにしてもなんという達成感。
なんかずっとこのままでいたいくらいだ。

「ちょっと……、ずっとそのままでいる気?」

「初めてだし、もう少し慣れてからでもいいだろ」

「だ、団長命令よ!」

やれやれ。
もう少し感慨に浸りたかったが、自分自身試してみたくもあった。
腰を退いてゆく、全体をしごかれるような快感。
イクのを堪える。ホントにもつのか?
カリ首が入口にかかると、これが人体の神秘かと勘違いした。
しかし相変わらず入口がきつい。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:10:50.81 ID:jgx4PP3XO

そして再び進入。

文字通りの吐息が聞こえた。

しかしそれはまだ色っぽいものではなく、ただ肺の中の空気が内から押し出されて喉を震わせて出るだけのもののようだった。
あくまで“声”ではなく“息”だ。

こうじゃないのだろうか?

腰を退く。また快感。
抜く時のほうが気持ちいいな。

今度は下に擦りつけるような角度で入れ、上に擦るよう退いてみる。
息に色がついたと感じた。
それも熱のこもった。

「いい声だな」

「ばか……」

だがこの動きは結構腰にくる。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:13:13.72 ID:jgx4PP3XO

部室に響くのはテーブルの小さく軋む音と、歯を喰いしばっていてもわずかな隙間から漏れる声。

俺は定期的にくる“波”を我慢しながら、一定のリズムを作っていた。
自分の動作に合わせて漏れる色っぽい吐息を聞きながら。

しかし途中からそのリズムがずれた。

Why?

理由はすぐにわかった。
今まではされるがままだったのに、今度は自ら腰を降り出したからだ。

相手も悦んでいる……!

リズムはずれたものの気持ちが一つになったことを悟った瞬間、全身に波が走った。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:17:57.55 ID:jgx4PP3XO

頭が真っ白になる。
精通を思い出すほどの快感。

射精しているのがわかる。そう、今も。
ホントにドクドクと出た。
全部出てしまうのではないかと思うほどの量だ。
そして俺は一気に冷めた体温に身震いした。

やっちゃった……。何故かはわからない。
ただそう思った。

ゆっくり引き抜く。いろいろと付着しているグロいのを覚悟して見たが、別にきれいなモノだった。

ただ一時期のあの雄々しいビッグマグナムはすでに頭を垂れていた。

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:23:39.09 ID:jgx4PP3XO

俺はもう先っちょからぶら下がっているだけのゴムをつまんだ。

出すぎだろ……常識的に考えて……。

つまんだ端を延ばして簡単に縛る。
どうしようか困った末、部室の隅のゴミ箱に捨てた。
ついでに近くのティッシュで簡易的におちんちんを拭う。

顔が見たかった。

テーブルの上にずっとうつ伏せになっている身体を戻してやる。
長い間テーブルに押しつけられていたせいか、腹が冷たくなっているのに少し驚いた。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:27:47.86 ID:jgx4PP3XO

テーブルの上に上がって膝をつき、その身体をまたいだ。
そして横を向いている顔を両手で包んでこちらに向ける。

きっと泣いていたのだろう。

涙の残っている潤んだ瞳。
目ぶたは赤く腫れ、目尻にはまだ涙の跡があった。
泣いていない、と主張するように鼻をすする。

口元を歪ませて微笑む。
だがその唇は紫色になっていた。
おそらく長い間噛んでいたのだろう。
痛みを我慢するためだったのか、声を出さないようにしたためなのか。

俺が夢中になっている間ずっと耐えていたのだろうその姿を見て、胸が痛くなった。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:31:43.15 ID:jgx4PP3XO

そっと頬を撫でてやる。
優しく。
涙の跡を舐める。
しょっぱい。
だが嫌悪感は全く無かった。
一緒に一つの事をやり遂げた。その気持ちがただただ嬉しかった。
自分がこんなに他人のことを愛おしく想う日が来るとは思わなかった。

俺達は長い間見つめあい。
そして、ゆっくりと……。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:46:10.54 ID:jgx4PP3XO

「もういい!!」

突然ハルヒが叫んだ。
なんですか、今イイトコなのに。

振り向くと机の上でハルヒが手を腰に仁王立ちになっていた。
顔が真っ赤だ。

「バッカじゃないのあんたたち!バッカじゃない!!」

ハルヒはさっきまで座っていた机から飛び降りると、
カバンを手に大股開きでドアに進んだ。

そしてドアを開け一言。

「男同士でなにやってんのよ!バカ――――ッ!」

バタンと強く閉められたドアが可哀想だ。

なあ古泉。
チュッ




\(^o^)/終わり。
付き合ってくれてありがとう。
IDの数だけ腹筋なwww

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/05/06(水) 23:56:39.14 ID:jgx4PP3XO

ID変わる前に

ハルヒはずっと“机”の上。
古泉はいつも通りテーブル。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「俺がやらなきゃ誰がやる!」