ハルヒ「三毛別羆事件?何よそれ?」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 19:46:39.01 ID:1SpF1vua0

キョン「…長門、ここは一体どこなんだ?」

長門「…ここは間違いなく、北海道留萌支庁苫前町。…ただ、私達がいた時代とは異なる」

キョン「…時代が違う?西暦で言うと、今は何年なんだ?」

長門「…1915年、まだここが三毛別六線沢と呼ばれていた時代」

キョン「随分過去に来ちまったんだなぁ…他の皆はどこなんだ?」

長門「…同じ時代に来ていることは確か。でもここでは私の能力が制限されている、位置特定までは出来ない」

キョン「…そうか、まぁいずれ会うだろう。それよりも今はこれからどうするかだな…民家とか、あるかな?」

長門「…この時代はまだ、この地域は開拓中のはず…あるとすれば、開拓民の民家」

キョン「…開拓民、か……ん?…おい、長門!向こうのあれって、家じゃないか?」

長門「…おそらく、そう。…!…待って、止まって」

キョン「…長門?どうし…何だ?…黒い影が、民家のほうに…?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:07:21.35 ID:1SpF1vua0

ドォンッ

『キャアアアアアッ!』

キョン「悲鳴っ!?なんだ、何が起こってるんだ!?」

グルル…

キョン「な、何か出てきた…!…人を引きずってるぞ!」

長門「…じっとして…危険」

キョン「長門、あれは一体何なんだ!?」

長門「…おそらく羆…でも…大きすぎる」

キョン「…羆…!?…くっ…!…長門、助けられないか!?」

長門「…残念ながら、今の私達には何も出来ない…あの民家には近づかないほうがいい、ここでしばらく待機すべき」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:18:42.04 ID:1SpF1vua0

キョン「…くそっ…なんでこんなことに…!」

キョン「…ハルヒがあんなこと思いつかなければ…」


-SOS団部室-

ハルヒ「三毛別羆事件?何よそれ?」

キョン「どうした?ハルヒ?」

ハルヒ「あ、キョン!今ね、2chで津山事件のスレ見てたんだけどね」

キョン「三毛別羆事件…?」

古泉「聞いたことがあります。日本史上、最悪の熊害事件が、三毛別羆事件だと」

ハルヒ「日本史上最悪の熊害事件?なんだか面白そうね」

長門「…1915年、12月9日から12月14日にかけて、冬眠に失敗した空腹のヒグマが数度にわたり民家を襲い、当時の開拓民7名が死亡、3名の重傷者を出した事件」

みくる「ふえぇ〜こ、怖いです〜」

ハルヒ「へぇ〜、今は観光地になってるのね…決めたわ!今度のゴールデンウィークはここに行くわよ!!!」

キョン「…また急だなおい」

ハルヒ「うるさいわね!これは決定事項よ!!」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:26:34.76 ID:1SpF1vua0

-飛行機内-

ハルヒ「なんだかワクワクしてきたわね!」

キョン「ちっともワクワクなんてしてないんだが」

ハルヒ「うるさいわよ、キョン!」

古泉「ははは、しかし、実を言うと少し興味があったんですよ」

みくる「うぅ…は、早く帰りたいです」

長門「…」ペラッ

キョン「…やれやれ…ん?…なんだ、急に暗く…」

ドォンッ!!!

キョン「…な、なんだ!?ど、どうしたんだ!?」

古泉「こ、これは…乱気流にでもぶつかったのでしょうか!?」

長門「…違う…これは…」

キョン「長門!?」

みくる「…そんな…私、TPDDなんて使ってないのに…!なんで…なんで過去に!!?」

キョン「朝比奈さん!?落ち着いて…ぐっ!!?…あ、頭が…ぐ…がぁ…!!!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:32:14.17 ID:1SpF1vua0

長門「…きて…起きて」

キョン「…ッ!?…長門か…ああ、すまん、ちょっと寝てたな…日が高くなったな、そろそろ昼か…」

長門「…!…人が来る」

キョン「何!?ほ、本当だ、おい、あの民家に向かってるぞ!?」

長門「…私達も行くべき、ここもそろそろ危ない」

キョン「よし、わかった」


要吉「…こ、これは一体…」

キョン「すまない!そこのあんた!俺達の話を聞いてくれないか!?」

要吉「!?だ、誰だ、お前達は!?」

長門「…怪しいものではない、私達はここで何が起こったか、目撃した」

要吉「…む、そっちのあんた…昨日、村に来た女子と同じ格好じゃな」

キョン「!?同じ格好!!?間違いない、ハルヒか朝比奈さんだ!」

要吉「…いいだろう、話を聞こう」


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:38:23.69 ID:1SpF1vua0

要吉「そうか、羆が…」

キョン「あんまり驚かれないんですね」

要吉「…この辺りでは羆なんて珍しくないからな。…だが…マユさんはもう、助からんだろう…」

キョン「…すみません」

要吉「…お主が謝ることではない、それよりも、このことを一刻も早く、皆に伝えねばならん」

キョン「皆?」

要吉「ああ、今、三毛別川に架ける氷橋づくりをしておってな、そこに居るはずだ。お前達も来るといい」

長門「…感謝する。…それで、家の様子は…?」

要吉「…見ないほうがいい…とても見せられるものではない…」

キョン「…」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:45:31.01 ID:1SpF1vua0

要吉「…着いたぞ、あれだ」

キョン「結構、人がいるんですね…ん?あれは…北高の制服!?もしかして、古泉か!?」

古泉「おや、やはりあなた方もこの時代に来ていたんですね」

キョン「無事だったか、古泉!…それで、ハルヒと朝比奈さんは!?」

古泉「…朝比奈さんは今、村に居ます。…涼宮さんは、てっきりあなたと一緒かと思ったんですが…」

キョン「…そうか…まぁ朝比奈さんも、無事でよかったよ」

古泉「…そういえば、要吉さんが向こうで何かお話しているようですが…何かあったのですか?」

キョン「…ああ、それがな…羆が出たんだ」

古泉「…羆?…そうですか、しかし、ここではそんなに驚かれることではないかと思われますが…」

長門「…あれはただの羆ではない」

古泉「…どうやら、深刻な事件のようですね」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 20:56:31.61 ID:1SpF1vua0

古泉「…ここですか、羆が現れたというのは」

キョン「…ああ…俺達は何も出来なかったがな…」

古泉「…仕方がありませんよ、しかし…ここまで血の臭いが漂ってきますね…」

長門「…子供が遺体で見つかっている…母親のほうは、森へ引きづられていった。…おそらく、もう…」

古泉「…そうですか…朝比奈さんが知ったら、気絶してしまうかもしれませんね」

キョン「…ああ…しかし、だったらハルヒは一体どこにいるんだ…?…まさか…」

長門「…彼女は大丈夫、問題ない」

キョン「…そうか、ありがとな、長門」

古泉「…どうやら、話し合いが終わったみたいですね」

要吉「これから川下の明景のところへ行く、君達も急ぐんだ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:02:36.78 ID:1SpF1vua0

-明景家-

キョン「朝比奈さん!」

みくる「キョンくん!…無事だったんですね、よかったぁ…」

キョン「長門が居てくれたおかげです」

みくる「長門さんも、無事でよかったです…でも…涼宮さんは…?」

キョン「…まだわかりませんが、まぁ大丈夫でしょう、あいつなら」

長門「…それより、これからどうすべきかを話し合う必要がある」

古泉「同感です。できれば涼宮さんを一刻も早く探したいのですが…」

キョン「…わかっている、羆だろ…うろつくには危険すぎる」

要吉「君達、今日はもう遅い。ここで皆と一緒に居なさい。私も残る」

キョン「他の男の人たちはどこへ?」

要吉「斉藤は役場と警察に連絡しに行った。ここの当主、安太郎は、死んだ幹雄の実家へ連絡しに行ったよ」

キョン「そうですか…では、皆さんと一緒に居させてもらいます」

要吉「ああ。…他の子供達の遊び相手でもしてあげてくれ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:11:17.48 ID:1SpF1vua0

-翌日-

キョン「えっ!?マユさんが…遺体で、見つかった…?」

要吉「…ああ」

古泉「…そうですか…お気の毒に…」

キョン「…でも、供養できるだけ、まだマシかもしれんな」

要吉「…見つかったには、見つかったんだがな…」

キョン「…?どうしたんですか?」

要吉「…頭部の一部と、膝下の脚しか、見つからなかったんだよ…」

キョン「ッ!?」

古泉「ッ!?」

長門「…彼女は、羆に…」

要吉「…そうだ、喰われたんだ!…くそっ…!」

キョン「…くっ!なんてこった…!」


39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:16:24.72 ID:1SpF1vua0

要吉「…今、マユさんの遺体は太田家にある…今夜、通夜が行われる」

古泉「…そうですか…!…ちょっと待ってください…もしかして、その羆…また来るのでは?」

キョン「どういうことだ?古泉!?」

要吉「…羆は、マユさんの遺体を、雪に埋めていた…保存食にするつもりだったのだ…つまり」

長門「…奪われたと思い、取り返しに来る」

みくる「ええっ!…そ、そんな…!」

キョン「ど、どうするんですか!?」

要吉「大丈夫だ。今、太田家には皆、武器を持って警護している…現れれば、仕留めるさ」

キョン「そうですか…」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:25:41.81 ID:1SpF1vua0

-太田家-

村人「羆が出たぞー!!!」

羆「グルォォォッッッ!!!」

村人「う、うわぁぁっ!!」

村人「馬鹿野郎!撃て!撃つんだよ!!!」

村人「で、でかい…っ!!!」

村人「…く、うぉぉっ!!」

ドォンッ!!!

羆「グガァッ!!!…グルルルッ…!!!」

村人「…に、逃げていくぞ!」

村人「…な、何とか犠牲者は出なかったか…」

討伐隊員「おーい!!大丈夫かーっ!!!」

村人「討伐隊か、ありがたい…」

村人「一旦、明景家まで引くぞ!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:38:11.04 ID:1SpF1vua0

要吉「何っ!?太田家に羆が!?」

キョン「何ですって!?」

古泉「やはり、来たんですね…」

要吉「…ふむ、そうか…どうやら、羆は追い返したらしい」

キョン「…そうですか、よかった」

要吉「銃もなんとか撃ったらしい、もしかしたら怪我でもしてるかもしれんな」

古泉「ひとまず、これでしばらくは安心、と言ったところでしょうか」

要吉「ああ、君達はもう休むといい。斉藤が戻ってきたら、警察に保護を求めるといい」

キョン「…そうですね、ありがとうございます」

みくる「じゃあ、私達、先に寝てますね〜」

長門「…おやすみ」

キョン「ああ、おやすみ、朝比奈さん、長門」


…グルル…………

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:44:46.72 ID:1SpF1vua0

キョン「…あれ、ヤヨさん、まだ起きてたんですか?」

ヤヨ「あら、あなたは確か…キョンさん、でしたかしら?」

キョン「ああ、ええ…あ、もしかして、夜食を?」

ヤヨ「ええ、皆、疲れて、お腹すかせてるだろうからね」

キョン「お子さんを背負いながら大変ですね」

ヤヨ「そんなことないですよ、子供は皆、可愛いですから」

タケ「そうそう、子供は宝、ですよ」

キョン「タケさんも起きてらしたんですか?」

ヤヨ「ああ、駄目ですよ、動いちゃ…お腹に悪いですよ」

タケ「私もじっとしてられなくて…」

古泉「夜食の準備ならば、我々がお手伝いしますよ。だから休んでいてください」

タケ「…ありがとうね」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 21:51:34.72 ID:1SpF1vua0

…ガタン

ヤヨ「…?何かしら…?」

…ドッ…ドド…ン…

ヤヨ「…ま、まさかっ!!!」

ドォォンッ!!!!

羆「ガォォアッッッ!!!」

ドンッ!!!ガシャーンッ!!!!

キョン「!?な、なんだ!!?」

古泉「!?火が消えて…!ここは危ない、早く外へ!!!」

要吉「くっ!なんだ、一体!!?」

キョン「長門!朝比奈さん!!外へ!!!」

みくる「きゃあああ!!!な、なんですか〜!?」

長門「…ここは危険、子供達と一緒に、外へ逃げるべき」

みくる「で、でも、真っ暗でなにも見えないです〜!」


53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:01:56.13 ID:1SpF1vua0

ヤヨ「あ、明かりが…!…と、とにかく外へ逃げないと…!きゃあっ!?」

子供「かーちゃん、ま、待って…!」ガシッ

羆「グォアッ!!!」

ガッ!!

ヤヨ「う、梅吉!…あ、あああーっ!!」ズルズルズル

羆「ガァッ!!」

ヤヨ「がふっ…!…うう…!」

要吉「こう暗くては…!あ、あれは月明かり…外か!」ダダダッ

羆「…ッ!…グルォォォッ!!!」ダダダッ

要吉「う、うおおおっ!!?」

ドガァッ!!!

要吉「がはっ…!…ぐ、うぁ…!!あああああっ!!!」

ヤヨ「…う、そ、外に…逃げないと…!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:10:09.96 ID:1SpF1vua0

羆「ッ!…グォォッ!!」ダダッ

要吉「…うう…く、は、早く、外に…!」

キョン「要吉さん!?だ、大丈夫ですか!?」

要吉「…ぐっ…私よりも、ヤヨさんを…!」

古泉「ヤヨさん!しっかりしてください!」

ヤヨ「…だ、大丈夫…なんとか…うぅ…!」

古泉「…頭から血が…!…一旦、外へ出ましょう!」

キョン「おい、古泉!!まだ長門と朝比奈さんが!!」

古泉「ここにいては我々も危険です!!」

キョン「…くっ!」

子供2「ぎゃっ!?…」

子供3「ぐぁっ!?…」

羆「ガルルッ!!」

子供4「あぐぁっ!?…」ドサッ

みくる「…あ、あああ…!」ガクガク

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:21:13.59 ID:1SpF1vua0

長門「…遅かった…」

みくる「そ、そんな…」

タケ「ああ…子供達が…」

羆「…グルォォァァッ!!!!」

長門「…ッ!?早く逃げ ザシュッ

羆「ガアアァッ!!」ガブッ

みくる「な、長門さんっ!!!?」

長門「…不覚、油断した…私はもう助からない、早く逃げかひゅっ… ぐちゃっ

羆「…グルルッ…」

みくる「…う…タケさん!早く逃げましょう!!」タタタッ

タケ「う…ああっ!!」タタタッ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:32:22.11 ID:1SpF1vua0

羆「ガアアアァァッ!!!!」ドドドッ

ドンッ!

みくる「きゃああああっ!!」ドンッ!

タケ「うあっ!?」ドサッ!

羆「ガァァッ!!」

みくる「タ、タケさん、危な…ぎゃうっ!」ドサッ

タケ「み、みくるちゃ…きゃああああっ!!!!」

羆「…グルァァァッ!」

タケ「…う…く…は、腹は…腹は、破らんでk ガシュッ! あああああっっ!!?」

みくる「タ、タケ…さ…」

羆「グォァァッ!!」

ドスッ!!

みくる「か…は…!…あ、ああぅ…」

羆「……グルルッ…グルルォォァァッ!!」

ガバッ

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:42:59.64 ID:1SpF1vua0

討伐隊「…おい、明景家の様子がおかしいぞ!」

キョン「た、助けてくれ!!」

ヤヨ「…う、うぅ…」

討伐隊「どうした!?何があった!!?」

古泉「羆が…!まだ、中に残っているんです!」

要吉「…ぐ、あああ…!…く、皆を助けにいかねば…!」

村人「無理するな!お前は下がれ!!」

キョン「早く長門や朝比奈さんたちを助けに戻らないと!」

討伐隊「待て!今行くのは危険すぎるぞ!!」

古泉「し、しかし…!!」

村人「明かりも消えちまってるみたいだな…!…くそっ…これじゃあうかつに入れねぇっ!!」

キョン「な、何言ってるんですか!?まだ、中にみんないるんですよ!!?」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 22:54:48.13 ID:1SpF1vua0

古泉「…ま、待ってください…何か…聞こえませんか…!?」

キョン「…なんだ…?」

「…ぁあ…キョ…キョン、く…ん……」

キョン「あ、朝比奈さん!?おい古泉!!朝比奈さんだ!!」

古泉「ええ、わかっています!!早く中に!!」

「…ぅぅ…ぁぁあ…は…腹、は…や、やめ…あ゛ぁ゛っ〜!……ぉ…ぁ…」

要吉「こ、この声は…タケさんっ!!?」

村人「ま、まだ生きとる!早く助けんと!!」

討伐隊「…仕方が無い、皆、覚悟を決めろ…!行k………!…ま、待て…動くなっ!!!!」

キョン「な、どうしたんですか!?」

古泉「…う…こ、この音は…」

キョン「…なんだよ、一体どうし………!」

…チャ…グチャ…クチャクチャ…バギッ…ガブッ…グチャッ…ボギッ…クチャクチャ…

キョン「…な、なんだよ…なんだよ…!…この音はッ!!!…やめろ…やめてくれーッ!!!」


77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:02:50.75 ID:1SpF1vua0

暗闇の中、家の中からは、タケさんと朝比奈さんの呻き声が聞こえてきた。

…そしてそれが聞こえなくなると肉を咀嚼し骨を噛み砕く音が辺りに響いた。

…俺は動けなかった。

何も出来なかった。

ただ、この、不快な音を、聞くしか出来なかった…。

出来れば耳を塞ぎたかった。大声で掻き消したかった。

だが出来なかった。身体が動かなかった。

………辺りが静まり返った。

俺はただ、泣き崩れ、絶望に打ちひしがれていた…。



-完-



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