長門「涼宮ハルヒ…あなたに大事な相談がある」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:みくる「あわわ・・・キョン君に古泉君・・・男性同士で・・・」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 12:58:07.96 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「相談?私に?」

長門「そう。とても大事なこと…力になってほしい」

ハルヒ「(有希が私に相談だなんて珍しいわね…)」

ハルヒ「いいわ。私でよければ力になってあげるわ。それで相談って?」

長門「じつは彼のことを好きになってしまった…協力してほしい」

ハルヒ「!!」

ハルヒ「彼って…もしかしてキョン?」

長門「そう」

ハルヒ「(そんな…)」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 13:02:46.41 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「……有希はどうしてキョンのことを好きなったの?」

長門「「彼はいつも私に優しくしてくれる…それが理由」

ハルヒ「そっそうなんだ…」

長門「それに…」

ハルヒ「それに?」

長門「彼はメガネをかけてない方が可愛いと言ってくれた」

ハルヒ「!!」

ハルヒ「ふっふ〜ん…だから有希ってメガネを外したんだ…」

長門「そう…彼が褒めてくれたから」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:10:23.79 ID:k0sq8agh0

長門「お願い…協力してほしい」

ハルヒ「う〜…(有希の恋を応援しちゃったらキョンは…)」

長門「涼宮ハルヒ…親友のあなたが頼り」

ハルヒ「親友!?あたしが有希の?」

長門「ごめんなさい…私はあなたのことを親友と思っていた」

長門「あなたが迷惑ならもう言わない…」

ハルヒ「ちっ違うのよ!私の事を親友って思ってくれてうれしかったのよ」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:19:00.44 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「……分かったわ。私でよければ有希の力になってあげるわ」

長門「ほんと?」

ハルヒ「うん、有希はウチの大切な団員だしね…」

長門「うれしい…」

ハルヒ「そっそんなに喜ばれたら照れるじゃない…(有希にキョンをとられちゃう)」

長門「涼宮ハルヒ…ありがとう」

ハルヒ「うん…ところで私は何をしたらいいのかしら?」

長門「彼が…私の事をどう思ってるか聞いてきてほしい」

ハルヒ「そっか…分かったわ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:26:44.74 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「じゃあバカキョンに有希のことをどう思ってるか聞いてくるわ!」

長門「彼のことをバカと言わないで」

ハルヒ「あっごめん…」

長門「……」

ハルヒ「そんなに怒らないで有希!いつものくせでつい…」

長門「大丈夫、怒ってない…ただ今後彼をあまりバカにしないでほしい」

ハルヒ「うん…気をつけるわ。じゃあちょっと教室まで行ってくるね…」



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:32:19.85 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「はぁ〜そうよね…好きな人を馬鹿呼ばわりされたら嫌よね」

ハルヒ「今後はキョンのことを軽々しく呼べなくなるのか…」

ハルヒ「なんで私…協力するなんて言っちゃったんだろ」

ハルヒ「私もあいつのことが……なのに」

ハルヒ「……そっそうよ、まだキョンが有希を好きだって決まったわけじゃないわ!」

ハルヒ「大丈夫よ、うん」

ハルヒ「………大丈夫だよ、ね…?」



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:39:41.38 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「キョン!ちょっと来なさい!」

キョン「なんだハルヒ?まだ掃除の最中なんだが…」

ハルヒ「いいからこっち来る!」グイッ

キョン「おおっわ!なっなんだよ!一体!」

ハルヒ「じつはあんたに聞きたいことがあるのよ」

キョン「聞きたいこと?なんだよ?」

ハルヒ「キョンはさ…ゆっ有希のことをどう思ってるの…?」

キョン「有希…?長門のことをか?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:43:43.95 ID:k0sq8agh0

ハルヒ「そうよ、有希のことをどう思ってるか聞きたいのよ!」

キョン「どう思うって…何をどう思うのかよく分からんのだが?」

ハルヒ「っ!鈍いわね!だから好きなのかどうか聞きたいのよ!」

キョン「それは恋愛対象としての好きって意味か…?」

ハルヒ「そこまで言わせる気なの!このバカキョン!」

ハルヒ「あっ…」

キョン「どうした?」

ハルヒ「なっなんでもないわ!それよりも答えなさい!有希のことをどう思ってるか!」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:48:29.05 ID:k0sq8agh0

キョン「う〜ん…恋愛対象としてならば別に好きってわけじゃないな」

ハルヒ「ふ〜ん、あっそう。(よかった…)」

キョン「でも…」

ハルヒ「でも?」

キョン「気になる存在ではあるかな…」

ハルヒ「!!」

ハルヒ「きっ気になるってどういう風によ…」

キョン「まっ放っておけないんだよな、なんとなく」

ハルヒ「そっそう…」(長門「彼はいつも私に優しくしてくれる」)




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 13:54:42.49 ID:k0sq8agh0

キョン「なぁハルヒ、もう行ってもいいか?まだ掃除の途中なんだが」

ハルヒ「ああっごめん…掃除が終わったらさっさと部室に来るのよ」

キョン「へいへい…」


ハルヒ「そっか…キョンは有希のこと放っておけないんだ」

ハルヒ「大人しくて可愛いもんね、有希は…」

ハルヒ「そりゃ守ってあげたくなるよね、男ならさ」

ハルヒ「……私はどうなの…かな?」


ハルヒ「ただいま…」

有希「どうだった?」

ハルヒ「うん、有希のことを恋愛対象としては見てないって…」

有希「そう…」

ハルヒ「でも気になる存在だって、あいつ言ってたわ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:00:42.61 ID:k0sq8agh0

長門「気になる?私を…?」

ハルヒ「うん、有希のことが放っておけないんだって」

ハルヒ「だから落ち込む必要はないわよ!(あれっ?私なに言ってるの?)」

ハルヒ「頑張ってキョンを惚れさせるのよ!(違う…こんなこと言いたくないのに)」

長門「彼を惚れさせる?私には無理…」

ハルヒ「無理じゃないわよ!私も手伝ってあげるんだから!団長に任せなさい!(なんで!?)」

長門「涼宮ハルヒ、あなたに感謝する…本当にありがとう」

ハルヒ「いいのよ…(そうよ、私は感謝されるほどの人間じゃないわ)」

ハルヒ「(今だって自分の心に嘘をついてるし…)」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:05:24.99 ID:k0sq8agh0

申し訳ないが30分ばかり失礼させてもらいます。すみません

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:35:27.71 ID:k0sq8agh0

キョン「すまん、遅くなった」

古泉「こんにちわ」

みくる「ふぇ〜遅くなりました〜」

ハルヒ「みんな来たみたいね、じゃあ今日の活動を始めるわよ!」


キョン「古泉、おまえ相変わらずオセロが弱いな」

古泉「ハハッ、なかなか上達しませんね」

長門「……」チョンチョン

キョン「んっ?どうした?長門?」

長門「明日、図書館に連れて行ってほしい」

ハルヒ「!!」





54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:43:09.23 ID:k0sq8agh0

キョン「図書館か?俺は別に構わないが」

長門「うれしい…」

古泉「おやっ?そういえば明日は市内で探索をするんじゃなかったですか?」

キョン「そういえばそうだったな…」

古泉「涼宮さん、明日探索をしますよね?違いましたっけ?」

ハルヒ「えっ!?それはその……」

長門「ジーー」

ハルヒ「……すっするわよ」

長門「!!」

キョン「そうか、じゃあしょうがないな。また今度な長門」

長門「………」

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 19:35:39.36 ID:N1fZYmdoO

>>54

長門「…」ぱたん

古泉「本日は解散ですね」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「…」

長門「……なんでもない」

ハルヒ「あっ有希!!」

キョン「長門?おい、ハルヒどうしたんだよ」

ハルヒ「うるさいわよ、バカキョ…っ」

キョン「お前、いつもに増してなんだか変だぞ」
ハルヒ「…うるさいのよ、私先に帰るから」バタン

キョン「…やれやれ」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 19:42:20.53 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「有希…どこ?まだ校内にいるかしら?」
長門「…」

ハルヒ「有希…校門に…、待って!」

長門「…涼宮ハルヒ」

長門「あなたは」

ハルヒ「私?」

長門「また彼をバカにした」

ハルヒ「してないわよ…、…あ…」

ハルヒ『うるさいわよ、バカキョ…っ』

長門「してない?」

ハルヒ「…、でもなんで知っ」

長門「それに」

ハルヒ「…それに?」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 19:46:26.26 ID:N1fZYmdoO

長門「明日のこと」

ハルヒ「あ…」

長門「協力してくれると言ったのに、あれは、嘘?」

ハルヒ「違う!」

長門「なら」
長門「なら、あなたは何故、行動に移した私の行動を無にした?」

ハルヒ「それは…」
ハルヒ「…それは、不思議探索は、大事な団活だから」

長門「親友の頼みより?」

ハルヒ「…っでも」

長門「やはり、そう思っていたのは私だけ」

ハルヒ「違うわ!」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 19:53:27.55 ID:N1fZYmdoO

長門「ならば、ちゃんと協力して欲しい」

長門「彼を図書館に誘うだけでも、私には勇気のいることだった」

ハルヒ「…そうよね」

長門「それに、彼に許可を貰えた」

長門「それはとても大事なこと」

長門「涼宮ハルヒ、あなたなら分かってくれると信じている」

ハルヒ「…あのね…」

長門「私とあなたは、親友だから」

ハルヒ「……うん」

長門「明日の不思議探索、楽しみにしている」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:00:41.69 ID:N1fZYmdoO

翌日

ハルヒ「有希…早いわね」

長門「いつも通り」

ハルヒ「そうね、流石は有希だわ。まぁあのバ…」

長門「バ?」

ハルヒ「ば…ば…場合によっては、遅れることもあるかもしれないけど、気にしないでいいのよ!」

ハルヒ(なんだか…調子狂うなぁ)

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「えっ?」

長門「その台詞は私ではなく、彼に言うべき」

ハルヒ「…キョン?」

長門「彼はあのように冷遇されるべきではない」

ハルヒ「…分かった、有希の頼み、だもんね」


古泉「お二人とも既にお揃いでしたか」

みくる「あとはキョンくんでしゅね」

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:09:50.99 ID:N1fZYmdoO

キョン「集合時間20分前にしても、また俺が最後か」

ハルヒ「遅いわよ!」

キョン「悪い悪い、また罰金だよな?団長様」

ハルヒ「もち、ろ…」

長門「ジー」

古泉「どうかしましたか?涼宮さん」

ハルヒ「…な、なんでもないわ、団長が喋っている最中に口を挟むなんて古泉くんなってないわよ!」

古泉「おやおや、それは申し訳ありませんでした」

ハルヒ「だから、その…今日は古泉くんの奢りよ!」


172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:16:16.23 ID:N1fZYmdoO

古泉「んふ…分かりました、従いましょう」

キョン「待て待て、おかしくないか?何も罰金や奢りに拘ることはないだろう」

ハルヒ「う、うるさいわねぇ…別に良いじゃない、それともキョン奢りたいの?」

キョン「別に奢りたい訳でも古泉を庇いたい訳でもない、ただ一団員として意見してるだけだ」

ハルヒ「雑用の分際で?」

みくる「しゅ、しゅじゅみやしゃーん」オロオロ

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:26:54.59 ID:N1fZYmdoO

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「…有希」

長門「彼の言うとおり」
ハルヒ「でも…古泉くんだって了解してるわ」

長門「それでは罰金の習慣が続いてしまう」

長門「金銭のやり取りで団を縛るのはあまり好ましくないと私は感じる」

長門「それも、集中的なそれは、更に好ましくない。…違う?」

ハルヒ「…っとりあえず、今日は割り勘ね。キョン、古泉くん、有希に感謝しなさいよ」

キョン「やれやれ、すまないな長門」

古泉「長門さん、すみません。では本日は割り勘ということで」

みくる「ふえぇ分かりましゅた〜」

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:36:20.93 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「…、じゃあくじ引きするわよ!」

ハルヒ「…」スッ
長門「…」スッ

古泉「僕は、印ありですね」
みくる「印ありましゅ」

キョン「俺は…」

長門「…」チラ
ハルヒ「…、」

キョン「無し、だ」

長門「…」チラ
ハルヒ「…、私も無し」

長門「そう…、私は印あり」

古泉「では、お昼にまた集合、で宜しいでしょうか?涼宮さん」
ハルヒ「え…えぇ、じゃあ一旦解散ね」

長門「……分かった」チラ
ハルヒ「…」

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 20:51:29.15 ID:N1fZYmdoO

キョン「で、ハルヒ。今日はどこに不思議探しにいくんだ?」

ハルヒ「あんたそんなのも分かんないの?それだからいつまで経っても雑用なのよ!」

ハルヒ(有希たちは、反対の公園のほうへ…今は二人きり、か)

キョン「へぇへぇ、すみませんね。到底、団長様にはかなわないね」

ハルヒ「当たり前でしょ、バカキョンなんかと一緒にしないでよね」

ハルヒ(あぁ…なんだか)
ハルヒ(安心するな)

ハルヒ(こうやって、軽口を叩いて接するのはこんなに楽しいんだ)

ハルヒ「とりあえず、商店街のほうで聞き込みよ!」

186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:00:39.57 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「今日こそ不思議を見つけるわよ!」

キョン「やれやれ、じゃあ商店街の視察でもするか」

ハルヒ「どんなところに不思議が転がってるか分からないわよ、例えば…あ」

キョン「ん?」

キョン「なんだ、恋が叶うネックレス?」

ハルヒ「え?あ、あぅ…その、あっ…こんなのに本当に効力があったら不思議よね!?」

キョン「はぁ、何を言ってるんだか、精神病の一種なんじゃないのか恋愛なんてものは」

ハルヒ「そ、うだけど、…そういうところにもきっと不思議はあるわ!着眼点を変えるのよ!」

キョン「そうかい」

187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:06:22.19 ID:N1fZYmdoO

キョン「で?」

ハルヒ「え?」

キョン「買うのか、それ」

ハルヒ「べ、別に…」

キョン「不思議が隠れてるかもしれないんだろ?」

ハルヒ「…そうね」

キョン「もう残り少ないみたいだぞ、それ。皆が欲しがるようなよっぽど不思議な力があるんじゃないのか?」

ハルヒ「…そ、そうよね!何事も自分の手にとってみなくちゃ、別に恋なんて」

ハルヒ「恋なんて、してないわ」

キョン「分かってるよ、じゃあコレ」

188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:10:27.96 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「え?」

キョン「買ってやるよ」

ハルヒ「い、いいわよ!」(有希に悪いし…)

キョン「昼飯奢らずにすんだしな、たまには良いだろう。ほれ」

ハルヒ「あ…、ありがとう」

キョン「お前がお礼言うなんて珍しいよな」

ハルヒ「う、うるさいわねバカキョン!一言多いのよ!」

キョン「悪かったね、そろそろ戻るか」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:15:19.23 ID:N1fZYmdoO

お昼

長門「…涼宮ハルヒ」

ハルヒ「あ、有希…」

長門「…ちょっと」

ハルヒ「うん…」



192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:23:04.32 ID:N1fZYmdoO

長門「午前のこと」

ハルヒ「あ…くじ引きのことなら、仕方なかったわね。きっと午後は」

長門「あなたは」

長門「私が彼と一緒になれるよう、応援している?」

ハルヒ「も、もちろん…」

長門「そう」

長門「彼と一緒の組になりたい」

ハルヒ「っ」

長門「…、あなたはそう思っていた?」

ハルヒ「そんなこと…」

長門「…そう」
長門「なら午後は」
長門「私と彼が一緒の組になれるよう、願って欲しい」
長門「親友のあなたにそう願って貰えるなら、私は幸せもの」

ハルヒ「そんなの…っ」
ハルヒ「そんなの…、お安いご用よ」
ハルヒ「親友、だもんね!」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:29:54.97 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「ごめん、お手洗い混んでて」

みくる「大丈夫でしゅよ、お二人とも、注文しちゃいましょう」

長門「分かった」

古泉「…」

キョン「…長門」

ハルヒ「っ」

長門「…なに?」

キョン「いや、なんでもない。さあ注文しちまおう」

ハルヒ「…」

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:39:04.37 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「午後のペアは、私と古泉くん、みくるちゃん」
ハルヒ「有希に、キョンね」

長門「そう」

キョン「長門、行くぞ」

ハルヒ(キョン、これは)
ハルヒ(デートじゃないからね)

古泉「涼宮さん、朝比奈さん、我々も参りましょう」
みくる「どこを回りましゅか?」
ハルヒ「そ、そうね!午後も不思議を見つけるわよ!」


199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/26(日) 21:49:14.15 ID:N1fZYmdoO

ハルヒ「不思議、か」

(……有希はどうしてキョンのことを好きなったの?)

みくる「なかなか見つかりましぇんねぇ」

(「彼はいつも私に優しくしてくれる…それが理由)

古泉「なかなか見つからないからこそ、探し甲斐があるものですよ…ねぇ涼宮さん」

(彼はメガネをかけてない方が可愛いと言ってくれた)

ハルヒ「可愛い…」

みくる「何かありましゅたか?」

ハルヒ「え?何が?」

みくる「今しゅじゅみやしゃんが…」

古泉「川、水辺の散策、そういうことでしょうか、ではそちらに向かいましょう」

みくる「ふえぇ…そうなんでしゅか、待ってくだしゃ〜い」



古泉「…長門さん」



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