もしもキョンとハルヒが幼馴染だったら


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:長門「ティガレックスが倒せない……」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:06:26.54 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ただの人間には興味ありません! この中に〜」
キョン「……またやりやがった」

谷口「おいキョン。あの涼宮ってやつはなんなんだ?」
キョン「あいつはなぁ、昔っからああなんだ」
国木田「キョンと涼宮さんって小さい頃からずっと一緒なんだよね」
谷口「へぇ、幼馴染ってやつか」
キョン「厄介なことにな……だからいつも俺まで白い目で見られ」
ハルヒ「キョン! 部活見学に行くわよ! 着いてきなさい!」グイッ
キョン「あ? ちょっ、こら!」

谷口「……なんだろう……羨ましいけど羨ましくないような」
国木田「あぁ、なんかわかるかも」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:11:41.40 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ダメね! どの部活も普通も普通で面白くないわ!」
キョン「だから言っただろうに。高校に入ったってなにも変わらんと」
ハルヒ「うるさいわねバカキョン!」
キョン「あぁもう」

ハルヒ「陸上部にも行ってみるわ」
キョン「いってらっしゃい」
ハルヒ「なに言ってるのよ。あんたも、に決まってるでしょ!」
キョン「なんでだよ。俺は帰宅部で」
ハルヒ「つべこべ言うな! あんたってほんと昔からグチグチグチグチ……」
キョン「わかってるなら無茶ばっか言うなアホハルヒ」
ハルヒ「いいから行くわよ! ほら、ほらほらっ!」グイッ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:17:07.05 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ぬあーっ!」ダダダダダッ
谷口「うわっ、すげぇ早い」
キョン「無駄に運動神経がいいからな、あいつは」

谷口「あんだけ美人で運動もできる」
国木田「頭もいいよね」
谷口「そうとうモテてたんじゃないか?」
キョン「はっ、そんなわけないだろ? あんな性悪女」
国木田「……ふふっ」
キョン「なんだよ」
国木田「あのね、実はいつもキョンが一緒に居るからみんな勘違いして」
キョン「余計なことを言わんでいい!」
国木田「ちぇっ」
谷口「……ちっ。やっぱそういう関係なんじゃないか」
キョン「いいや、だれがあんなバカを」
ハルヒ「なんですって? 誰がバカよ! このクソキョン!」
キョン「ひいいっ!?」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:23:43.48 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「そりゃっ!」ポーン
国木田「あー……すっごい飛んでった」
谷口「なんという強肩」
キョン「狂犬の間違いだろ」

谷口「涼宮もいいけど、朝倉もいいよな」
国木田「あぁ、美人な人だよね」
谷口「俺は顔みりゃわかる。ありゃ性格も〜」
キョン「どっかのメスゴリラと違ってきっと優しくていい子なんだろうなぁ……」
ドゴォ!
キョン「オフッ!」
ハルヒ「あーごめーん! すっぽ抜けたわー!」
国木田「キョ、キョン! 大丈夫!?」
キョン「おぼぼぼぼ……」カタカタ
谷口「おい泡ふいてるぞ! だ、誰かお医者様をー!」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:30:03.13 ID:aVfjZLRE0

朝倉「ねぇキョン君?」
キョン「? なんだ朝倉」
朝倉「あの、キョン君って涼宮さんの彼――」
キョン「違う」
朝倉「あれ?」

キョン「だから俺は、あいつとはなんでもないただの幼馴染で」
朝倉「幼馴染……それは恋人ってやつじゃ」
キョン「ないってば」
朝倉「へぇ、そうなの? ふーん。そう書いてあったんだけどなぁ」
キョン「?」
朝倉「あぁ、なんでもないわ。それよりね? キョン君におねがいがあるんだけど」
キョン「おう」
朝倉「あの子、なんていうか個性が強烈だから……ちょっとクラスでも孤立してるっていうか」
キョン「あー、気にすんな。多分慣れっこだから」
朝倉「へ?」
キョン「だから、まあ……昔っからああだからな。まともにやりあえるのは俺ぐらいしか」
ハルヒ「キョン! あんた今日ウチでご飯食べていきなさいよ! おばさん達仕事で遅くなるんでしょ?」
キョン「え? あー、そうだった。そうするよ」
朝倉「……不思議ー」
キョン「えっ?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:35:55.79 ID:aVfjZLRE0

キョン「なんだその髪型、気でも狂ったか」
ハルヒ「宇宙人対策よ!」
キョン「やっぱり狂ってる」

ハルヒ「ほら、中学んときよりも髪伸びたじゃない?」
キョン「だからってそんな……欧米か」
ハルヒ「うっわ、古っ」
キョン「うるせぇ。なにより目障りだぞそれ」
ハルヒ「うっさいわねー」
キョン「あと目が悪くなる。前髪切れ」
ハルヒ「えー」
キョン「あ、俺も髪切らないとなぁ」
ハルヒ「あんたのはあたしが切ったげるわよ」
キョン「お前上手いもんな、そういうの」
ハルヒ「妹ちゃんは? 一緒に切ってあげる」
キョン「いいな、喜ぶかも」

国木田「とまあ、見たままの関係っていうか」
朝倉「……恋人よね?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:41:12.67 ID:aVfjZLRE0

キョン「おら、授業終わったぞ。起きろ自由人」
ハルヒ「……もう五分……いや二分でいいから……」
キョン「寝ぼけんなアホ」

キョン「部活がないならよ」モグモグ
ハルヒ「うん」ハムハム
キョン「自分で作っちまえばいいんじゃないか?」チュー
ハルヒ「あー……」ムシャムシャ
キョン「おい、ブッコロリ食えよ」
ハルヒ「嫌よ。これ美味しくないもん」
キョン「知ってる。だからおばさんも入れてるんだろ」
ハルヒ「入れなくていいのに」
キョン「食わなかったら報告しとくよ」
ハルヒ「なっ、お、親は関係ないでしょ! 小学生じゃあるまいし!」
キョン「じゃあ食え。ほら、あーん」
ハルヒ「断固拒否!」

朝倉「孤立してると思いきや……大丈夫そうね」
国木田「そうだね。まあ、キョンがいれば大丈夫なんじゃないかな」
谷口「ちくしょう」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:46:29.84 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「そんなわけで、自分で部活を作ることにしたわ!」
キョン「本気にしたのか」
ハルヒ「さあ、そうと決まればあんたは事務をよろしく」
キョン「……?」
ハルヒ「ほら、申請したりとか色々あるでしょ」
キョン「え? 俺!?」
ハルヒ「当たり前じゃない! あたしは部室探してくるから! じゃあよろしく!」ダッ
キョン「ちょっ、おまっ!」

―キョン家―
ハルヒ「どう? できたキョン?」
キョン「……こうでいいのか」
ハルヒ「いいんじゃない」
キョン「部活の名前はどうすんだよ」
ハルヒ「えーとね。色々と候補があって〜」
キョン妹「ねーハルにゃん、なにしてるの?」
ハルヒ「お仕事よ! 高校生は忙しいのよ妹ちゃん!」
キョン妹「へー、凄いね!」
キョン「ほらほら、自分の部屋に行ってなさい」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:50:05.51 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「できた!」
キョン「SOS団……なんか痛い香りがする」
ハルヒ「うるさいわね」

ハルヒ「部活動の申請ってめんどくさいのね」
キョン「あとはこれを提出するだけだ。俺がほっとんどやったけどな」
ハルヒ「あーつかれた」ボフッ
キョン「寝転がるな。自分の家で寝ろ」
ハルヒ「帰るのめんどいからこっちで寝るわ」
キョン「ふざけんな」
ハルヒ「いいじゃない! ちっさい頃から一緒にお風呂入ってた仲でしょ〜」
キョン「し、知るかよ」
ハルヒ「あ、てれてる。キョンは相変わらず可愛いわねぇ♪」ノソノソ
キョン「あぁもう。鬱陶しいから引っ付くなバカ」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:53:09.85 ID:aVfjZLRE0

キョン「そんでなにここ? 文芸部?」
ハルヒ「SOS団の部室よ」
キョン「いや文芸部って書いてるじゃん。ついに日本語読めなくなったか」
ハルヒ「いいから入れ!」ドゴォ

キョン「いててっ……ケツを蹴るなケツを!」
ハルヒ「どう? 中々広くていい部屋でしょ」
キョン「……おい」
ハルヒ「ほら、グラウンドも丸見え」
キョン「おいってば」
ハルヒ「それに机もあるし」
キョン「聞けよ単細胞」
ハルヒ「なによ!!」
キョン「先客がいるじゃないか……ほら」
長門「…」ジー
ハルヒ「あ、忘れてた」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 02:55:39.89 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「紹介するわ。不思議系文化娘長門ユッキーよ」
長門「…」
キョン「困ってる、困ってるぞ」

長門「…」
ハルヒ「なんかね。文芸部って一人なの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「だから吸収した」
キョン「あぁ、なるほど……はぁ!?」
ハルヒ「ね?」
長門「…」コク
キョン「いや、ね? じゃなくて……な、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、あのこいつほんっとにバカで頭おかしいから、脅されてるなら」
ハルヒ「うおらー!」ベシッ
キョン「あふっ!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:00:29.73 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「そんなわけで、放課後はここに集合よ」
キョン「あんなこと言ってるけど」
長門「わかった」
キョン「…」(なんだこの子……)

ハルヒ「さてと、なにをしようかしらね」
キョン「まあ、解散でいいんじゃないか」
ハルヒ「もっと面白いこと言いなさいよ。これだから凡人は」
キョン「この口か」グィー
ハルヒ「いふぁいいふぁい! はにふんほよ!」キィン!
キョン「オゴッ!?」
ハルヒ「ちょっと調子に乗らせるとこれだから……ねぇ長門さん? なんかいい案ない?」
長門「……股間」
ハルヒ「あぁ気にしないで。こいつ慣れてるから、こういうの」
キョン「なれるわけ……っ、ないだろ……ぬおおっ」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:03:25.11 ID:aVfjZLRE0

キョン「……なぁ、長門さん」
長門「?」
キョン「あの、本当にいいのか?」
長門「なにが?」
キョン「だから、こんなわけのわからん部活に」
長門「かまわない」
キョン「別にいいんだぞ、なんか……あの、あいつには俺が言っておくから」
長門「問題ない」
キョン「…」

長門「あなたは」
キョン「?」
長門「涼宮ハルヒの……何?」
キョン「俺? なんだろう、飼い主っていうか」
長門「飼い主……」メモメモ
キョン「なにをメモってるんだそれ」
長門「なんでもない」
キョン「?」
長門「……飼い主」
キョン「それにしてもあいつ、どこに行ったんだ?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:06:47.12 ID:aVfjZLRE0

ガチャ
ハルヒ「たっだいまー!」
キョン「あっ、帰ってきた」
長門「…」

ハルヒ「いやー、探した探した」
キョン「探した? なにを?」
ハルヒ「マスコット」
キョン「?」
ハルヒ「だからぁ、SOS団の華? って感じの」
キョン「意味がわからん」
ハルヒ「まあいいわ。見ればわか……ん?」
長門「…」
ハルヒ「なによ有希」
長門「……おすわり」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「! ちょっ! なんでもない、なんでもないぞハルヒ!」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:11:00.42 ID:aVfjZLRE0

みくる「ふぇぇ……」
キョン「……なに、どちら様?」
みくる「なんですかぁ、ここ……私なんでこんなとこに〜」

ハルヒ「紹介するわ! 朝比奈みくるちゃんよ!」
キョン「はぁ」
ハルヒ「可愛いでしょ」
キョン「……まあ」
ハルヒ「小動物みたいだし。それに巨乳」
キョン「おまっ」
みくる「ふぇ……ふぇぇ」
ハルヒ「ほんっとにでっかい乳してるわねー」モミモミ
みくる「ふえぇぇっ!?」
ハルヒ「あんたも……いや、ダメだわ。絶対触っちゃダメ」
キョン「意味がわからん。ほら、やめろアホ」グイッ
ハルヒ「あーん、気持ちいいのにー」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:15:51.85 ID:aVfjZLRE0

キョン「あさひ……なさん? あの、すいませんねウチのバカが」
みくる「だ、大丈夫ですっ……」
ハルヒ「みくるちゃんなんか部活入ってるの?」
みくる「え、えと、書道部に」
ハルヒ「じゃあそれ辞めてね」
キョン「!?」

ハルヒ「これで三人ね! あとはぁ、謎の転校生とかー」
キョン「おいこら」
ハルヒ「なによ」
キョン「なによ、じゃないだろ。なんだよ辞めろってのは」
ハルヒ「だってかけもちじゃ悪いじゃん」
キョン「そうじゃなくて、幾らなんでも酷いだろ」
みくる「あ、あの」
キョン「昔から言ってるだろ? 別に自由なのはいいけど、人に迷惑はかけるなって」
ハルヒ「うっさいわね! 別にいいじゃない!」
みくる「ちょ、ちょっと」
キョン「よくねーよ。さすがにもう黙ってないぞ。最近のお前はやりすぎだ」
ハルヒ「なによ! キョンのくせに!」
キョン「逆ギレかよ。なんにせよ、朝比奈さんには帰ってもらうぞ」
みくる「!」


46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:19:54.77 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ちょっ、ちょっと! 勝手なこと――」
キョン「すいません朝比奈さん。そういうわけですから、もう戻ってもらっていいですよ」
ハルヒ「話を聞きなさいよバカキョン!」

キョン「お前な、もう高校生なんだ。少しは自分の行動に」
ハルヒ「なに保護者ぶってるのよ。バカみたい」
キョン「なんでもいい。とにかく、無関係な人を巻き込むな」
ハルヒ「巻き込んでないわよ。みくるちゃんは同意の上で」
キョン「あきらかにお前が脅して連れてきたんだろ」
みくる「あの、お二人とも喧嘩は……」
ハルヒ「みくるちゃんは黙ってて!」
みくる「ひいっ!」
キョン「だからそういうのを辞めろって言ってるんだろうが」
ハルヒ「なっ、なによ! なによキョンのくせに!」
キョン「とにかく、すいません朝比奈さん」
ハルヒ「くっ……キョ、キョンのバカ! キョンなんか死んじゃえ!」ダッ
キョン「あっ、こら! ハルヒ!」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:23:37.89 ID:aVfjZLRE0

キョン「……はぁ。すいませんね、朝比奈さん」
みくる「い、いえ……あの」
キョン「長門も、あんなやつの道楽に付き合うことはないぞ」
長門「…」
みくる「あの、追いかけなくていいんですか?」
キョン「そのうち戻ってきますよ。本当に申し訳ないです」

みくる「……別にいいんですよ? 私は別に」
キョン「いいえ。折角書道部に入ってるんですから、こんなわけのわからん部活なんかに」
みくる「いいんです!」
キョン「!?」
みくる「……あ……ご、ごめんなさい。でも、ほんとうに大丈夫です」
長門「…」
みくる「ね、長門さん?」
長門「かまわない」
キョン「いや、でも……」
長門「それより」
キョン「?」
長門「追いかけたほうがいい。このままじゃ、あなたは死ぬかもしれない」
キョン「え?」


51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:28:27.80 ID:aVfjZLRE0

みくる「あ、あれは本心じゃないと思いますよ?」
長門「?」
キョン「なにを言ってるんだ、二人とも」

みくる「とにかく、私達は大丈夫ですから」
キョン「でも……」
みくる「涼宮さんを追いかけてあげてください。ほら、ほらほらっ」
キョン「あ、ちょっ」
みくる「ね? 多分どこかで待ってますよ、キョン君のこと」
キョン「?」
みくる「本当に私も長門さんも……無理矢理ここに連れてこられたわけじゃないですから」
キョン「……うーん……まあ、そこまで言うなら」
みくる「ほら、早く行ってあげてください。ね?」
キョン「わかりました。ちょっと探してきます」タッ

みくる「……ふぅ」
長門「彼は死ぬのでは?」
みくる「大丈夫ですよ。本心じゃないですから……あ、これからよろしくおねがいしますね?」
長門「…」コク



52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:31:38.89 ID:aVfjZLRE0

キョン「どこ行ったんだあいつ」
朝倉「あら、キョン君」
キョン「朝倉。ハルヒ見なかったか?」
朝倉「涼宮さん? あっちに走ってったわよ」
キョン「ありがとう」

キョン「ハールヒー……あ、居た」
ハルヒ「…」
キョン「おい、帰るぞ」
ハルヒ「…」
キョン「返事しろバカ」
ハルヒ「うっさい」
キョン「……子供じゃないんだから……すねんなよ、あのぐらいのことで」
ハルヒ「うっさいわね! あんたになにがわかるのよ!」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「……どっかいけ。バカ。バカキョン」
キョン「…」


58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:40:30.74 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「あんた言ってたじゃん。高校生になれば、色んな人がいるだろうって」
キョン「まあ……言ったな」
ハルヒ「うそつき! 誰も変わってない! みーんな普通の人ばっかり!」
キョン「…」

ハルヒ「あたしは、あんたみたいに普通になんてできないの!」
キョン「知ってるよ」
ハルヒ「だから、あたしは……ずっと一人で」
キョン「…」
ハルヒ「話す人があんたしか居なくても、高校生になれば変わるって言うから」
キョン「……周りだけじゃなくて、お前も変わらなきゃダメに決まってるだろ?」
ハルヒ「そんなこと言われても、仕方ないじゃない! あたしは普通なんて大っ嫌いなの!」
キョン「だけど」
ハルヒ「だから! だから部活作って、人集めて……い、色んな人と一緒にっ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「あたっ、あたしも……んっ、あたしも部活とかしてみたいもんっ!」ポロポロ
キョン「あぁ、そうだな。ごめんな? ちょっと言い過ぎたよ」
ハルヒ「バカ! キョンのバカ! うそつきっ!」
キョン「ごめんごめん。ほら、泣くなハルヒ。ごめんって」ギュウ


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:48:18.11 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ひっく……キョンのバカ。うそつきっ、バカバカッ」ギュー
キョン「そうだな。俺、嘘つきだったな」
ハルヒ「ぐすっ……キョ、キョンのうそつきぃっ」ポコポコ
キョン「いたいって。ごめんごめん」ナデナデ

キョン「朝比奈さんも長門も、SOS団に入ってくれるってさ」
ハルヒ「最初から言ってるでしょ、あたし無理矢理連れてきたわけじゃないもん……」
キョン「そうだな、俺の勘違いだった。ハルヒも……ちょっと大人になってるもんなぁ」
ハルヒ「……キョンがそうすれば友達できるっていうから、そうしてるんだもん」
キョン「うん。わかってる、ハルヒは変わったよ」
ハルヒ「…」ギュゥ
キョン「それでもなあ、もうちょっとだけ、わがまま減れば……もっと大人になれると思うぞ?」
ハルヒ「……そればっか。あたしは普通になんてなりたくないの」
キョン「はいはい、そうだったな」
ハルヒ「わがまま言っても、それに付いてくるのがキョンなの。あんたは……ずっとあたしの味方なんだからっ」
キョン「おう、俺はずっとハルヒの味方だ。ほら、もう泣き止んだか?」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:54:17.73 ID:aVfjZLRE0

キョン「あーもー、こんなに目真っ赤にしやがって」
ハルヒ「キョンのせい」
キョン「なんでも俺のせいかよ……ほら、涙のあと付いてる」クイッ
ハルヒ「んっ」

キョン「泣き虫なのも治さないとなぁ。子供じゃあるまいし」
ハルヒ「泣き虫じゃないわよ! いっつもあんたが……あんたが原因なだけだもん」
キョン「悪かったよ。反省してる」
ハルヒ「ほんとに?」
キョン「ほんとだ。俺がハルヒにウソついたことあったか?」
ハルヒ「うん。沢山ある」
キョン「うっ……と、とにかく。これは本当だ。反省してるよ」
ハルヒ「証拠みせなさいよ」
キョン「えっ? こ、ここで?」
ハルヒ「もちろん。あたしに悪いことしたら、どうするんだっけ?」
キョン「……卑怯者」チュッ
ハルヒ「んっ……うんっ♪ 許してあげる!」
キョン「ったく。ほら、戻るぞハルヒ」
ハルヒ「ねぇ、ジュース飲みたい。買って」
キョン「自分で買え」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 03:59:06.34 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「そういうわけで、改めてよろしくね二人とも」
みくる「はい♪ よろしくおねがいします」
長門「……死んでない……何故」
キョン「?」

ハルヒ「そんじゃ、今日は解散!」
長門「…」
キョン「はぁ、なんか疲れた一日だったよ」
長門「あの」
キョン「ん?」
長門「これ、読んで」スッ
キョン「なんだこの本」
長門「読めばわかる。また明日」
キョン「あ、長門?」

キョン「……なんだ一体?」
ハルヒ「なにその本」
キョン「いやなんか、長門が読めって」
ハルヒ「ふーん」


74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:02:48.07 ID:aVfjZLRE0

キョン「難しい……意味がわからん」ペラッ
ハルヒ「なんで有希はこんなのをキョンに?」
キョン「さぁ?」

キョン妹「はるにゃーん! はるにゃんのママ来たよー!」
ハルヒ「ん? なにかしら、よっと」
キョン「あ、こら。人を跨ぐな人を」
ハルヒ「なーにー?」トトッ
キョン「まったく……ん?」

キョン「なんか挟まってた……なんだこれ、手紙?」
キョン「午後七時……公園で……!」
キョン「こっ、これは!」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:07:48.59 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「いやー、忘れてた。出かけないといけないの完全に忘れてたわ」
キョン「!」
ハルヒ「ん? どうしたのキョン」
キョン「い、いや。なんでもない」
ハルヒ「?」

ハルヒ「それじゃ、続きは帰ってきてからね」
キョン「おう」
ハルヒ「赤オニを借金まみれにするのも楽しいわねぇ……」トコトコ
キョン「……さて、と」
キョン「これは、ラブ……レターってやつだよな」
キョン「きたな。俺の時代がきたな」
キョン「…」

キョン「まあ……ハルヒは……うーん」
キョン「なんにせよ、行かないわけにはいかんな。よし、行ってみよう」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:15:05.79 ID:aVfjZLRE0

キョン「ええっと、この公園か」
長門「…」
キョン「あ、いた」

キョン「よう」
長門「……一人?」
キョン「もちろん」
長門「そう」
キョン「で、あの……一応、俺なりに考えたんだけどさ」
長門「?」
キョン「まあハルヒは、ただの幼馴染だけど……なんていうか、もうずっと一緒に居るからさ」
長門「来て」
キョン「え?」
長門「こっち」
キョン「なんだ、どこに……」

キョン「ここは」
長門「私の住居」
キョン「! いやあの、そんないきなりっ」
長門「入って」
キョン「だ、ダメだ! それは……やっぱり俺にはハルヒが、ハルヒだけにしか」
長門「?」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:19:18.72 ID:aVfjZLRE0

キョン「……ここか」
長門「入って」
キョン「おい、靴は揃えろよ。ハルヒも全然揃えないんだよな」
長門「……気にしないで」

キョン「なんだ、一人暮らしか」
長門「…」
キョン「な、なんか言えよ」
長門「涼宮ハルヒのこと」
キョン「え? あぁ、あいつがなにか?」
長門「……彼女は」
キョン「彼女じゃないって。ただの幼馴染」
長門「?」
キョン「いやあの、だからってその……フリーってわけじゃないっていうか、あの」
長門「……意味がわからない」
キョン「ん? それはこっちのセリフじゃないか?」
長門「…」
キョン「あっ、このお茶うまいな」


82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:22:12.82 ID:aVfjZLRE0

キョン「え?」
長門「だから、彼女は普通の人間じゃない」
キョン「おう、知ってるぞ」
長門「……あれ?」

キョン「昔から、ほんっとに昔からああなんだよ」
キョン「物心ついたときからあいつのことは知ってるけど、変わった奴でさあ」
キョン「もー今まで何度も何度も迷惑を――」
長門「あの」
キョン「ん? なに?」
長門「……そうじゃない」
キョン「…」
長門「彼女は、普通の人間じゃない」
キョン「だから知ってるって」
長門「…」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:27:41.06 ID:aVfjZLRE0

キョン「ハルヒに……不思議な力が?」
長門「そのとおり。彼女には、願望を実現させる力がある」
キョン「…」

長門「三年前に、私は生まれた」
キョン「三年前?」
長門「そう。私は人間ではなく対有機生命体〜」
キョン「???」

長門「……わかった?」
キョン「全然」
長門「…」
キョン「何言ってるんだよ。あいつは自分じゃああ言ってるけど、至って普通の地球人だよ」
長門「だから」
キョン「それにその、願望を現実にする力? そんなの今まで見たことも聞いたこともないし」
長門「……あなたは、彼女にとっての鍵のような存在」
キョン「いやだから、俺はあいつとは別に」
長門「叩いてもいい?」
キョン「なに、なんだって?」
長門「……なんでもない」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:33:05.10 ID:aVfjZLRE0

キョン「まあなんだ、確かに長門の言いたいこともわかるぞ」
長門「よかった」
キョン「やっぱりムカついたよな。文芸部室乗っ取られたのは」
長門「…」
キョン「だけど許してやってくれ。あいつは本当はいい子なんだ」

長門「私は」
キョン「わかってる。お前に悪気がないってことは」
長門「別に」
キョン「だけどな、そういう嘘を付かれても……俺はあいつのことはなんでも知ってるんだ」
長門「あの」
キョン「この間のこともな、あいつちゃんと反省してるんだ。だから……許してやってくれ」
長門「……怒ってはいない」
キョン「そっか! ありがとう!」
長門「むしろ、今怒りを覚えている」
キョン「え? なにが? あっ、もうこんな時間じゃないか! 晩飯忘れてた」
長門「あっ」
キョン「じゃあな長門! また明日! お茶ありがとう、美味かったよ!」
長門「ちょっと」

長門「…」
長門「……対ヒューマノイド用兵器の使用許可を」ブツブツ



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:46:18.78 ID:aVfjZLRE0

キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりー!」

キョン「ふぅ……なんだったんだ、長門の奴」
キョン「ハルヒが人間じゃない? そんなバカな話、いくらなんでも」
キョン「…」
キョン「……いやいや、体は確かに人間だ。それは……間違いない」
キョン「うーん」
ハルヒ「なに悩んでるの?」ヌッ
キョン「!! ハッ、ハルヒ!」
ハルヒ「ただいま。焼肉食ってきた」ハァーッ
キョン「うわ、くせぇ」
ハルヒ「臭くないわよ!」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 04:55:43.09 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ちょっと! 鳥取はあたしのシマよ!?」
キョン「うるせぇ、俺は蕎麦が大好きなんだ」
ハルヒ「もー!」カチカチ

キョン「……なぁハルヒ?」
ハルヒ「ん?」
キョン「三年前って、なんかあったっけ?」
ハルヒ「三年前? 三年……えーと」
キョン「…」
ハルヒ「あれは二年前だし……あれは……うーん」
キョン「別になんもないよな」
ハルヒ「これといってなにがあったってのはないかも」
キョン「だよなぁ」
ハルヒ「ねぇねぇ、それより覚えてる?」
キョン「なにがよ」
ハルヒ「だからぁー……もう二年前なの。早いわねー」
キョン「?」
ハルヒ「……鈍感!」
キョン「えっ? なにが? なになに?」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:00:38.26 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ふぁ……眠くなってきた」
キョン「さすがに一日で九十九年はムリだな」
ハルヒ「赤オニもびっくりするぐらい借金まみれになったわね」

ハルヒ「やーめた」ボフッ
キョン「また明日にするか」
ハルヒ「おやすみー」モゾモゾ
キョン「おい、自分の家に帰れって」
ハルヒ「めんどくさいもん。ここで寝る」
キョン「すぐソコだろ。そんぐらい面倒がるなよ」
ハルヒ「朝帰れば問題なし! そんじゃ、そういうことで……くかー」
キョン「あーあ。ほんとに自由人だなぁこいつは」

キョン「…」
ハルヒ「zzz」
キョン「へそでてる。シャツめくれてるぞ」ペロリン
ハルヒ「むにゃ……すぴー」
キョン「……やっぱ普通に人間だよな。なんだったんだろ、長門のやつ……」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:16:25.90 ID:aVfjZLRE0

キョン「お前神様なんだってよ。不思議な力持ってるんだってさ」ナデナデ
ハルヒ「んんっ……くぅ」
キョン「そんなわけないよなぁ……アヒル口」プニュ
ハルヒ「むぐ……んー」モゾモゾ

キョン「……でも……なんか引っかかるよな」
キョン「朝比奈さんも長門も、なんか不思議な雰囲気あるし……」
ハルヒ「んー……キョン、電気まぶしぃっ……」モゾモゾ
キョン「あぁ、はいはい」カチッ

ハルヒ「zzz」
キョン「まあ、なんにせよ。こいつはこいつだよな」
キョン「……いつのまにかこんなに可愛くなりやがって……けしからん」


105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:20:43.17 ID:aVfjZLRE0

国木田「あれ、キョン。今日のお弁当なんか可愛いね」
谷口「ほんとだ。なんだこれ」
キョン「うるさいな。覗いてくんな」

国木田「わかった。涼宮さんの手作りだ」
谷口「なに!?」
キョン「……ウチは母親も仕事してるからな。たまに忙しくて、朝いないときもあるんだ」
国木田「上手くなったねぇ、涼宮さんの料理」
キョン「そうだな。あいつが初めて作った玉子焼きなんて、なんか鉱物入ってたからなぁ」
谷口「なぁ、そのおかずこのパンと交換してくれよ」
キョン「おとといきやがれ。これ好きなんだよ」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:24:25.39 ID:aVfjZLRE0

キョン「ハルヒ、これ。弁当箱」スッ
ハルヒ「お弁当、美味しかった?」
キョン「まあ、美味かったよ。ありがとう」

ハルヒ「夜もおばさん居ないんでしょ」
キョン「まあな」
ハルヒ「晩御飯はウチに来なさいね。お母さんに言ってるから」
キョン「そうか。わかった」
ハルヒ「明日は?」
キョン「さあな。数日は帰られないとか言ってたような」
ハルヒ「おじさんは会社の人とご飯だっけ? わかった、朝ごはんは作りに行ってあげる」
キョン「ん」

朝倉「知ってる、あれって通い妻って言うんでしょ」
国木田「さぁ、どうだろうねぇ」
谷口「ここは現実なのか……」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:31:38.23 ID:aVfjZLRE0

キョン「zzz」
キョン妹「キョン君朝ー!」ボフン
キョン「zzz」
キョン妹「むー……返事がない、ただのしか……ぼね? のようだ!」
ハルヒ「違う違う、ただのしかばねっ!」ドゴォ
キョン「ぎゃあっ!!」

キョン「は、肺っ、肺がっ……」
ハルヒ「ほら早く起きなさいよ。朝ごはんできてるわよ」
キョン妹「先に食べててもいい?」
ハルヒ「いいわよ。ちゃんといただきますしなさいね?」
キョン妹「はぁーい!」タタタ…
キョン「もう少し優しく起こしてくれよ。魂がどっか行くかと思ったぞ」
ハルヒ「起こそうとしたわよ」
キョン「それを行動にうつしてくれ……ふぅ」モゾモゾ
ハルヒ「堂々と二度寝しようとすんな!」メメタァ
キョン「ぎゃあああ!!!」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:34:48.55 ID:aVfjZLRE0

キョン「前が見えねぇ」フラフラ
キョン妹「キョン君、顔面白ね! なにそれ!」
ハルヒ「はいは、早く食べちゃいなさいよ」

キョン「んー……ん?」
ハルヒ「なによ」
キョン「いや、なんか……味噌汁が」
ハルヒ「なになに?」
キョン「なんだろう。なんか味が……ん?」
キョン妹「おかーさんのといっしょ!」
キョン「あ、それだ」
ハルヒ「えへへ、凄いでしょ? 似せて作れるようになったのよ?」
キョン「へぇ……やるじゃん」
ハルヒ「もっと褒められてもいいのよ?」
キョン「その一言がなければなぁ」モグモグ

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:39:17.82 ID:aVfjZLRE0

キョン「あれ、ネクタイが……」
ハルヒ「なにやってんのよ、ここ!」スッ
キョン「あぁ、サンキュ」

ハルヒ「いがんでるわよ」クィクィ
キョン「ん」
ハルヒ「うし、おっけー」
国木田「おーい、キョーン」
キョン「あ、国木田だ。今出るよ!」

国木田「おはよう二人とも」
キョン「おう」
ハルヒ「おはよう」
国木田「あれ、どうしたの? 涼宮さん休み?」
ハルヒ「え?」
国木田「だってほら、エプロン……」
ハルヒ「あ! いけない、あたしが着替えるの忘れてた!」
キョン「先行ってるからなー」
ハルヒ「ちょっ、ま、待ちないさいよキョン!」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 05:51:17.81 ID:aVfjZLRE0

国木田「なんだか見慣れた風景だけどさあ」
キョン「あ?」
国木田「なんていうか、友達の家から普通に女の子が出てくるってのも」
キョン「うるさいな」

国木田「いいじゃん。いい加減認めなよ」
キョン「なにをだよ」
国木田「幼馴染ってのを、ちょっとだけ超えた関係?」
キョン「……俺とハルヒは、ただの幼馴染だっての」
国木田「ふふっ、なにをそんなにこだわってるんだか」
キョン「うっせぇ」

ハルヒ「はっ、はぁっ……おまたせ!」
キョン「遅いぞ。本当に先に行こうとしてたんだからな」
ハルヒ「なによ! 元はといえばあんたの朝ごはんを作ってたから〜」
国木田「幸せそうだなぁ」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:13:19.59 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「聞いたキョン!?」
キョン「なにを」
ハルヒ「転校生よ転校生!」
キョン「転校生……それがどうした」

ハルヒ「こんな中途半端な時期に転校生が来るなんて、おかしいじゃない!」
キョン「そうかぁ?」
ハルヒ「アレよ、絶対なにかあるのよ! これはもう、SOS団に誘うしかないわ!」
キョン「なんでそうなる」
ハルヒ「そんなわけで昼休み、確保しにいくわよ」
キョン「行ってらっしゃい」
ハルヒ「言っとくけど、あんたのお弁当あたしが持ってるからね。付いてこないとお昼抜きよ?」
キョン「卑怯者!」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:16:54.44 ID:aVfjZLRE0

キョン「この教室か……」
ハルヒ「どの子かしら?」
キョン「あっ、あの子かも」
ハルヒ「? 転校生は男の子よ?」
キョン「なんだ、すっごい可愛いから勘違いした……」
ハルヒ「せいっ!」ズドッ
キョン「エンッ!」

キョン「の、喉を突くなッ!」
古泉「おやおや、大丈夫ですか?」
キョン「けほけほっ……ん?」
古泉「どうも」
キョン「あぁ、どうも」
ハルヒ「あ! 転校生!」
キョン「? コイツが? あ、いや失礼」
古泉「いえいえ。はい、転校生です」
ハルヒ「へぇ……中々カッコいいじゃない」
キョン「おいこら」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:22:26.13 ID:aVfjZLRE0

古泉「へぇ、SOS団? ですか」
ハルヒ「えぇ。今なら特別に、無条件での入団を許可するわ!」
古泉「それはそれは」

キョン「…」
ハルヒ「あら、なにキョン。なんか不満そう」
キョン「別に」
ハルヒ「へぇ……わかった。嫉妬してるんだ」
キョン「はぁ?」
ハルヒ「カッコいいもんね。古泉君」
古泉「え? あ、いえいえ」
ハルヒ「ふふっ、大丈夫よキョン。あたしは――」
キョン「別に入るのはいいけど、朝比奈さんに手を出したらすげぇ怒るからな」
ハルヒ「そりゃぁ!」グワラゴワガキーン
キョン「あがっ!!!」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:26:22.19 ID:aVfjZLRE0

古泉「大丈夫ですか? 棒高跳びみたいになってましたけど」
キョン「ううっ……見たことない景色が見えたぞ……」

ハルヒ「まあそんなわけで、紹介するわ! 古泉……なんだっけ?」
キョン「三太夫」
ハルヒ「古泉三太夫君よ!」
古泉「ちょっ」
長門「……三太夫」
みくる「わ、なんだか凄い名前ですね。キツいこと言われそう」
古泉「あの」
ハルヒ「よろしくね! やー、忙しくなりそうねこれから!」
キョン「そうだな」
長門「…」コク
みくる「お茶淹れますね〜♪」
古泉「……なんという」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:33:23.96 ID:aVfjZLRE0

キョン「ふぅ……」
古泉「おや、今日はお一人ですか?」
キョン「あっ、毒蝮」
古泉「ふざけないでください」

キョン「なんだよ」
古泉「いえ、あの……大事なお話が」
キョン「マジか」
古泉「えぇ、マジです」
キョン「勘弁してくれよ。俺はそっちの趣味は」
古泉「はは、僕はタチでもネコでも……って、なにを言わせるんですか」
キョン「タチ? ネコ?」
古泉「そんなことどうでもいいです。あの、涼宮さんのコトで」
キョン「ハルヒのこと……なんだよ」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:37:57.00 ID:aVfjZLRE0

古泉「というわけで、僕はその機関から送り込まれてきたわけです」
キョン「…」
古泉「信じてくれますか?」
キョン「いや、信じるというか……」

キョン「長門もそんなこと言ってたぞ」
古泉「おや、すでに彼女とコンタクトをとってるんですね」
キョン「あいつは眼鏡だろ」
古泉「もうツッコむの面倒なんですけど」
キョン「とにかく……お前ら知り合いだったのか」
古泉「いやそうではなく、僕の話したことは真実です」
キョン「超能力者ねぇ……じゃあなんかやってみせてくれよ」
古泉「残念ですが、僕の力はこちらの世界では使うことはできません」
キョン「あー、邪気眼ってやつか。腕が真っ赤に燃える! ってやつね」
古泉「色々混ざってますねそれ」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:45:58.81 ID:aVfjZLRE0

キョン「なんにせよ、そんなもん急に言われても信じれないっての」
古泉「……仕方ないですね」
キョン「まあ朝比奈さんもそっち側の人間だとか言うなら……」
古泉「えぇ。もちろんそうですよ」
キョン「!?」

古泉「涼宮さんは超能力者、宇宙人、未来人を欲していたわけです」
キョン「異世界人もじゃなかったか」
古泉「忘れてください」
キョン「?」
古泉「とにかく、我々三人はそれに当てはまる存在なのですよ」
キョン「……お前、もう高校生なんだぞ……」
古泉「わかってます。そんな可哀想な人を見るような目はやめてください」
キョン「でもさあ、俺はずっと昔からハルヒのことを知ってるんだよ」
古泉「はい、らしいですね」
キョン「あいつにそんな力があるなんて思えないなぁ……なんでもない普通の女の子だぞ?」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:52:13.64 ID:aVfjZLRE0

古泉「仕方ありませんね。せめて、僕が超能力者であることだけでも証明しましょう」
キョン「おっ、いいねぇ」
古泉「ちょっと場所を変えますよ。いいですか?」
キョン「うん」

ハルヒ「あっ、キョン!」
キョン「あ」
ハルヒ「それに古泉君も。何してるの」
古泉「いえ、あの」
キョン「ちょっと出かけてくる」
ハルヒ「あっ、じゃああたしも」
キョン「あのさ、妹が家に帰ってくると思うからちょっと看ててもらえないか?」
ハルヒ「えっ? あぁ、うん。わかった」
キョン「頼んだぞ。そんじゃ」
ハルヒ「ちゃんと晩御飯までに帰ってきなさいよ! 今日はカレーだからね!」
キョン「あいよ。楽しみにしとくよ」
古泉「……なんだろうかこの感情は……」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:55:04.76 ID:aVfjZLRE0

キョン「なんだよタクシーとか……ドコに連れていく気だ?」
古泉「まあ着いてから説明しますよ」
キョン「あっ、あの子可愛い」
古泉「聞いてください」

キョン「随分走ってるけど、料金とか大丈夫か」
古泉「まあ、大丈夫です」
キョン「いいなぁ金持ちは」
古泉「いやそういうわけでは」
キョン「あ、すいません。ラジオの音量上げてもらっていいですか」
古泉「話聞く気ゼロですか。ぶち殺しますよ」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 06:57:19.31 ID:aVfjZLRE0

キョン「……で、ココになにが?」
古泉「そうですね、少し目を閉じてもらっていいですか?」
キョン「だから俺にそっちの趣味は」
古泉「目玉くりぬきますよ」

古泉「…」
キョン「…」
古泉「薄目にしないでください」
キョン「あれ、バレてた」
古泉「わかりますよ」
キョン「わかったわかった! 今度こそちゃんと閉じてるよ」
古泉「おねがいしますね」ニタァ
キョン「ちょっ、その笑い方やめてくれない? すげぇ怖い」
古泉「すいません、少しふざけました」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:01:22.91 ID:aVfjZLRE0

キョン「もういいか?」
古泉「えぇ、いいですよ」
キョン「……!?」

キョン「な、なにここ?」
古泉「ここはですね、閉鎖空間と呼ばれる場所です」
キョン「すげーピンクなんだけど」
古泉「目が痛いぐらいピンクですね。多分今、涼宮さんが幸せな状況にあるからだと」
キョン「ここはあいつと関係があるのか」
古泉「えぇ。たとえば涼宮さんが不機嫌になったりするとですね」
キョン「説明されるより、実際に試したほうが楽しそうだな」
古泉「え?」
キョン「ここって携帯使える?」
古泉「どうでしょう。使った事は……あ、使えるみたいですね」

キョン「もしもーし、ハルヒ?」
ハルヒ「うん? どうしたのキョン」
キョン「すげー美人な人見つけた。ちょっと今日帰れないや、じゃあな」プッ
古泉「!!!」


146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:05:02.33 ID:aVfjZLRE0

キョン「わあ、すげぇ暗くなってきた。なにこれ楽しい」
古泉「なんてことを!!!」
キョン「ん? なにかマズいのかこれ」
古泉「マズイなんてもんじゃないですよ! 見てくださいよあれ!」

ドゴォ
キョン「!? な、なんだあれは……」
古泉「アレは神人と呼ばれる、ってそれどころじゃない!」ブォン
キョン「うおっ、なにそれ進化!?」
古泉「とにかく! 涼宮さんが不機嫌になると僕らがえらいことになるんです!」
キョン「面白いなぁ」
古泉「そぎ落としますよ! 四肢を!」
キョン「怖っ」
古泉「とっ、とにかく! 僕がアレを抑えてますから、涼宮さんに謝ってください!」ヒューン
キョン「あっ、飛んでった……すげぇ、よくできてるなぁこれは」

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:11:44.24 ID:aVfjZLRE0

キョン「くっ……」
キョン「はっ! それっ!」
キョン「そりゃぁ!」
古泉「繰気弾の真似とかいいですから! 早く電話してください!」
キョン「きえろ、ぶっとばされんうちにな」
古泉「ヴァニラ・アイスゥゥゥッ!」
キョン「イギーッ!?」

キョン「だからさ、冗談だって」
ハルヒ「……意味わかんない」
キョン「ちょっとね、色々あったんだよ」
ハルヒ「だからってあんなこと言うなんて、バカキョン」
キョン「ごめんって」
ハルヒ「なんでもいいけど、早く帰って来なさいよ? 妹ちゃんも待ってるわ」
キョン「あいよ、わかった」ピッ

キョン「……大丈夫か?」
古泉「ぼ、僕じゃなければ……っ、死んでますよこれっ……」
キョン「お前結構強いんだなぁ」
古泉「なんにせよ、頼みますから彼女に辛い思いをさせるのはやめてください」
キョン「まあ、なんとなくわかったよ」

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:18:16.35 ID:aVfjZLRE0

キョン「ただいまー」
キョン妹「おかえりキョン君!」
ハルヒ「もう! 遅いわよ!」
キョン「ごめんごめん。なんか色々あってな」

キョン「うーん、ハルヒは何でも作れるんだなぁ」
ハルヒ「当たり前よ! もう何年あんたにご飯作ってあげてると思ってるのよ!」
キョン「…」(こいつに……不思議な力ねぇ)
キョン妹「ねーねーハルにゃん」
ハルヒ「ん? なぁに?」
キョン妹「ハルにゃんはキョン君と結婚するの?」
キョン「ははは、なにを言ってるんだお前は」
ハルヒ「…」
キョン「あ」
ハルヒ「食べたら自分で洗い物しなさいね。それじゃ」
キョン「あっ、ちょっと……あーあ」

プルルルr
キョン「わあ、すっごい携帯鳴ってる。エラいことになってるんだろうなぁ」
キョン妹「キョンくーん! お風呂出たよー!」
キョン「あいよー。俺も入るわー」


155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:37:07.17 ID:aVfjZLRE0

キョン「あーいい湯だった」
ハルヒ「…」カチカチ
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「長風呂。早くコントローラー持ちなさいよ」カチカチ

ハルヒ「腕上げたわね。まあ、まだまだだけどね」
キョン「あっ、そこにデコイ置くなよ」
ハルヒ「いいから通行料払いなさい」
キョン「……ごめんな」
ハルヒ「なにが」カチカチ
キョン「だから、さっきの」
ハルヒ「別に。あたしもあんたと結婚する気なんてないし」カチッ
キョン「怒ってるじゃん」
ハルヒ「怒ってないもん」
キョン「うそつけ」
ハルヒ「怒ってない」
キョン「ほんとは?」
ハルヒ「……ちょっぴり」
キョン「ほら。怒ってる」
ハルヒ「もー、うっさい!」


158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:40:49.70 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「髪、乾いてないじゃない」
キョン「ん、そうか?」
ハルヒ「ほらタオル貸しなさいよ」

ハルヒ「……忘れてるわよね」
キョン「なにが?」
ハルヒ「仕方ないわ。あたしも忘れてたもん」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束」
キョン「……あぁ、そっか」
ハルヒ「あんたに言われてたら思い出したの。三年前に、なにがあったか」
キョン「…」
ハルヒ「まだ子供だったもんね。中学生になりたてとか、そんぐらいだったし」
キョン「そうだな」
ハルヒ「だから、別に本気にもしてなかったから……なんともないもん」
キョン「俺もお前も子供だったもんな。いや、今もそうか」
ハルヒ「…」
キョン「だけど、嘘じゃないぞそれも。言っただろ、俺は嘘を――」
ハルヒ「つくってば。それも嘘だし」
キョン「……なんにせよ、その約束は嘘じゃないぞ」



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:43:27.78 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ほんとかなぁ? あんたは可愛い子いたら、すぐに振り向いちゃうし」
キョン「振り向くだけだって」
ハルヒ「信じられないわね」
キョン「じゃあどうすれば信じるんだ?」

ハルヒ「だーかーら」
キョン「?」
ハルヒ「三年前の約束が本当なら、なにか誓いのしるしっていうか」
キョン「……子供」
ハルヒ「! う、うるさいわね!」
キョン「まあいいよ、嘘じゃないよ、ほら」チュ
ガチャ
キョン妹「キョン君、アイス食べても――」
ハルヒ「!」
キョン妹「あー! キスしてる!」
キョン「なっ!?」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:47:18.71 ID:aVfjZLRE0

キョン「……なんつータイミングで入ってくるんだあいつは」
ハルヒ「あぁぁっ……もーっ」
キョン「まあいいじゃん。家族なんだし」
ハルヒ「そうかもしんないけど……ううっ」

キョン「不思議な力ねぇ」
ハルヒ「?」
キョン「お前さ、なんか欲しい物ある?」
ハルヒ「干し芋?」
キョン「耳腐ってるのか」
ハルヒ「うっさいわね、欲しい物……うーん」
キョン「…」(あいつの話が本当なら、それが目の前にでも)
ハルヒ「ない」
キョン「……え?」
ハルヒ「だから、ないわね。欲しい物なんて」
キョン「なんだよ、一個ぐらいあるだろ」
ハルヒ「んー……もうあるもん。手の届く範囲に」
キョン「?」
ハルヒ「あっ、もうこんな時間! 今日は観たいテレビあったの!」
キョン「えっ! ちょっ、俺も」
ハルヒ「あんたはリビングでも観ててなさいよ」
キョン「ここは俺の家で俺の部屋だ!」

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 07:51:46.03 ID:aVfjZLRE0

ハルヒ「ふぁっ……そろそろ寝ましょうか」
キョン「ん」
ハルヒ「明日の授業って、体育ってあったっけ?」
キョン「ないよ。数学はあるけど」

キョン「……そういえばさ」
ハルヒ「ん? なに?」
キョン「俺とハルヒって、幼稚園の頃からずーっと……何年経ってもずっと同じクラスにいるよな」
ハルヒ「そうだっけ」
キョン「うん」
ハルヒ「へぇ、凄い偶然ね」
キョン「そう……だな」
ハルヒ「変なの。文字通りずーっとキョンと一緒なんだ」
キョン「キモいな」
ハルヒ「キモいわね」
キョン「だがそれがいい」
ハルヒ「意味わかんない。ほら、もう寝る。おやすみ」
キョン「あぁ、おやすみ」

キョン「…」
キョン「……こりゃあ、マジかもしれんなぁ……まあいいか」
ハルヒ「zzz」

166 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2009/04/26(日) 07:53:46.74 ID:aVfjZLRE0

こんな幼馴染いねーよ。
でもハルヒとキョンなら仕方ない。っていうか、こういう設定って他のSSでなかったのかな?
おやすみ。起きれたら十二時ぐらいに起きるますわよ。
ノシ

237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:24:07.70 ID:LjpH5z410

ハルヒ「キョーン! 起きてるーっ!?」ガチャ
キョン「zzz」
ハルヒ「おいこら、起きろーっ!」ボフッ
キョン「ぬっ……んー」
ハルヒ「あれ、全然起きない」

キョン「zzz」
ハルヒ「zzz」
キョン「……ふぁっ……ん?」
ハルヒ「すぴー……」
キョン「なんだ、なんでコイツが……」
ハルヒ「んー」モゾモゾ
キョン「いつのまに布団に潜り込んできた? こら」コチョコチョ
ハルヒ「ん……んんっ、ふっ、あははっ!」
キョン「おら起きろ。不法侵入だぞこら」コチョコチョ
ハルヒ「きゃはは! ちょっ、やめっ! だーめっ! あはは!」



238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:29:18.04 ID:LjpH5z410

ハルヒ「だって起こそうとしたけど起きなかったから」
キョン「知らん。休日はゆっくり寝かせろと言ってるだろ?」
ハルヒ「なにそれお父さんみたい」
キョン「あのなぁ」

ハルヒ「ごちそうさまー」カチャカチャ
キョン「自分の家でご飯食えよ」
ハルヒ「食べたわよ。なんかまたお腹すいたから」
キョン「デブ」
ハルヒ「デブ違う! 育ち盛りってだけ!」
キョン「どうだかなぁ」
ハルヒ「ほらほら! 洗い物するからさっさと食器持ってくる!」パンパン
キョン「はいはい」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:34:39.08 ID:LjpH5z410

キョン「あー……今日はあったかいなぁ」モゾモゾ
ハルヒ「なにもっかい寝ようとしてるのよ。どきなさい、布団干すから」グッ
キョン「ああっ」

ハルヒ「布団たたきどこー?」
キョン「さあ?」
ハルヒ「おばさんに聞いてくる」ダッ
キョン「騒がしいなぁ……」

ハルヒ「それそれっ」パンパン
キョン「そんなの任せとけばやってくれるのに」
ハルヒ「なに言ってるのよ。休日ぐらいお母さん休めさせてあげるのは常識でしょ!」パンパン
キョン「でもお前がやらんでも」
ハルヒ「あんた自分でぜんっぜんやろうとしないからでしょ」バシッ
キョン「いたっ! 叩くな!」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:40:58.62 ID:LjpH5z410

ハルヒ「ねーほら、部屋掃除してたらデジ○ン出てきた」
キョン「おっ、懐かしいな」
ハルヒ「電池死んでたけどね」
キョン「ボタン電池だろ? 確かこの辺に」ゴソゴソ

ハルヒ「おーっ……そうそう、こんなのだったわね!」
キョン「ちゃんと餌やって運動させろよ」
ハルヒ「わかってるわよ」カチカチ
キョン「……懐かしいなぁ。覚えてるか?」
ハルヒ「なにを?」
キョン「お前それ、途中で飽きやがって育てるの俺に任せやがったの」
ハルヒ「そうだったっけ」
キョン「んで俺もめんどうでほっとったら死んじゃって、なぜかお前号泣」
ハルヒ「キョンひどい!」
キョン「お前なぁ、そういうのはお互いさまじゃないか?」
ハルヒ「今度はちゃんと育てるわ! あんたも探しなさいよ。対で買ったはずだからどっかにあるでしょ」
キョン「あるかなぁ……」ゴソゴソ


245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:44:57.05 ID:LjpH5z410

キョン「違うのが出てきた」
ハルヒ「? なんだっけそれ」
キョン「ワンダース○ン」
ハルヒ「……覚えがないわね」
キョン「GUNP○Yとか」
ハルヒ「どんなんだっけ」

ハルヒ「あー! 思い出した! あったわけこんなの」カチカチ
キョン「おい」
ハルヒ「そうそう、このクネクネしたのを……」
キョン「デジ○ン、呼んでるぞ」
ハルヒ「あっ、餌あげて」カチカチ
キョン「……もう飽きてるのかよ」
ハルヒ「こっちのが楽しいもん」ピッ
キョン「不安だなぁ……お前子供とかちゃんと育てられるのかなぁ……」
ハルヒ「それはそれ! ゲームはゲーム!」
キョン「まあ……それもそっか」

246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:48:57.36 ID:LjpH5z410

キョン「おい! もっと凄いの出てきたぞ!」
ハルヒ「?」
キョン「バーチャル○ーイ」
ハルヒ「……あっ! 赤いやつ!」
キョン「そうそう」

ハルヒ「うわー……よく見つけてきたわねぇ……」カチカチ
キョン「なんでそれが売れるって思ったんだろうな」
ハルヒ「さあね。でも結構遊んでたわよあたし」
キョン「あぁ。俺が買ってもらったのにずっとお前が占領してた記憶が」
ハルヒ「気のせい気のせい!」
キョン「いや絶対そうだ。ハルヒのその無防備な姿ものすごい見覚えあるし」
ハルヒ「……世界一無防備になれるゲームよね」
キョン「そーだな」コチョコチョ
ハルヒ「! くっ、くすぐんな! バカ! きゃはは!」

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:53:15.67 ID:LjpH5z410

キョン「なんか……ゲームばっかりだな」
ハルヒ「よく遊んでたもんね。二人で」
キョン「まだ妹も生まれてたばっかりか生まれてなかったぐらいだったもんな」
ハルヒ「オタクね、オタク!」
キョン「違う」

ハルヒ「……ずっとゲームしてた記憶が」
キョン「おぅ。だってお前、友達いなかったし」
ハルヒ「しっ、失礼ね!」
キョン「俺が遊んでるのにもよく付いてきてたよなぁ。まるで妹みたいに」
ハルヒ「覚えてませんー、知りませんー」
キョン「……なんか可哀想になってきた」
ハルヒ「なっ!?」
キョン「携帯ゲーム機も全部対であるし……変なの」
ハルヒ「だって、キョンだけしか持ってないのつまんなかったもん。遊んでくれなかったのよ?」
キョン「ほらやっぱり。ずっと俺の真似してたわけだ」
ハルヒ「ちっ、違うわよバカキョン!」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 14:59:10.96 ID:LjpH5z410

キョン「……そう考えると、マジでお前の欲しがった物はなんでも……」
ハルヒ「?」
キョン「なぁハルヒ。親にお前ねだって手に入らなかったものってあるか?」
ハルヒ「あるわよ」
キョン「即答かよ、なんだ?」
ハルヒ「妹」
キョン「……ん?」

ハルヒ「妹ちゃんが生まれたときにね」
キョン「うん」
ハルヒ「キョン全然相手してくれなかったの」
キョン「……そうだっけ?」
ハルヒ「うん。だから、あたしも妹欲しい! って」
キョン「へぇ」
ハルヒ「すぐに欲しいって。でもムリって言われてさ」
キョン「そりゃあなぁ」
ハルヒ「するとね……キョンのお母さんが、あたしも家族だからって」
キョン「?」
ハルヒ「もうずっとあたしも自分の娘みたいなものだから、この子はハルヒちゃんの妹でもあるのよ? って」
キョン「……そんなことがあったのか」
ハルヒ「うん! だからあたしも妹ちゃん大好きになったのよ?」
キョン「そっかあ、なんかいい話だな」

257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 15:04:54.65 ID:LjpH5z410

キョン「友達は欲しいって思わなかったのか?」
ハルヒ「…」
キョン「あっ、もしかしてココ掘っちゃダメか」
ハルヒ「ううん。別にいいわよ」

ハルヒ「欲しいって思ったこと、あんまりなかったのよね」
キョン「なんで」
ハルヒ「……なんでって、その」
キョン「?」
ハルヒ「ずっとあんたと遊んでたわけ」
キョン「うん」
ハルヒ「……寂しいって思うこと、少なかったから」
キョン「…」
ハルヒ「や、やっぱなし! やっぱりこういう話はダメ!」
キョン「いいじゃん。もう何年一緒にいると思ってんだよ」ススッ
ハルヒ「? なによ、なんで隣座るの?」
キョン「なんでも」
ハルヒ「……ほんとに、ずーっと一緒だもんね。生まれたときからずーっと一緒」ピト
キョン「キモイよなぁ」
ハルヒ「だけど、それがいい?」
キョン「よくわかってるじゃん」ナデナデ

270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 15:28:54.27 ID:LjpH5z410

ハルヒ「……キョンは鬱陶しくない?」
キョン「なにが? お前がか?」
ハルヒ「…」コク
キョン「別に……鬱陶しいなんて思ったことはないな」

ハルヒ「本当に?」
キョン「だってさ、考えてもみろ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにずーっと、多分親の次にずっと一緒にいるんだぞ」
ハルヒ「…」
キョン「当たり前なんだ。ハルヒが俺の傍にいるのは、当たり前」
ハルヒ「……じゃあそんなに嬉しくないってこと?」
キョン「だから、ハルヒが俺に思ってることと全く同じなんだって」
ハルヒ「……そっか」
キョン「鬱陶しいなんて思ってられるわけないじゃん。こんなに幸せな奴もそうそう居ないと思うぞ?」
ハルヒ「じ、自分で言わないでよ! バカじゃないの……うん」

276 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/26(日) 15:36:07.39 ID:LjpH5z410

キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あ、帰ってきた」
キョン「おう」

キョン妹「なにー? なんかいい匂いーっ」
キョン「今日は俺とハルヒで晩御飯作ったんだよ」
キョン妹「そうなの? おかーさんは?」
ハルヒ「今日はおばさんはお休み。もうちょっとでできるから待っててね?」
キョン妹「はぁーい!」

キョン妹「おかーさん、キョン君料理してる!」
キョン妹「ハルにゃんも! なんかねー、楽しそう!」
キョン妹「え? 夫婦みたい? お母さんとお父さんみたいに?」
キョン「ほら、できたぞー。皿運んでくれー」
キョン妹「はぁーい!」

278 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2009/04/26(日) 15:38:38.42 ID:LjpH5z410

はいはい、ここまで。
俺なんて幼馴染どころか友達もいねーよ!自慢すんな!くだけちってしまえ!

まあ、残ってればまた夜中に。
ノシ

438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:10:59.15 ID:X8wcqxfD0

キョン「ハルヒは? 部屋で寝てます? わかりました」
キョン「おい、入るぞ」
ガチャ

ハルヒ「……すぴー」
キョン「起きろ」ユサユサ
ハルヒ「んんっ……zz」
キョン「おいこら、起きろって」ペシペシ
ハルヒ「むにゃ……あー……おはよ、キョン」
キョン「おはよう」
ハルヒ「んー」クシクシ
キョン「寝癖凄いな。アホ毛みたいになってる」
ハルヒ「なおして」
キョン「ほら」クィクィ
ハルヒ「…」
キョン「それはそうと、待ち合わせの時間過ぎてるぞ」
ハルヒ「待ち合わせ? なにが……!!」

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:14:12.56 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「なっ、なんで起こしてくれなかったのよ!」ワタワタ
キョン「起こしたっての。何度も電話鳴らした」
ハルヒ「もー! スカート、スカート……」ヌギヌギ
キョン「外で待ってるぞ」

ハルヒ「ほら、お待たせ! 行くわよ!」
キョン「靴」
ハルヒ「え? あ、スリッパだった」タタッ

ハルヒ「おまたせ!」
キョン「なんで上が制服なんだよ」
ハルヒ「! ま、間違えたっ」タッ

ハルヒ「今度こそ!」
キョン「朝ごはんは? 今日はパンだったぞ。美味しかった」
ハルヒ「おかーさーん! パンだけちょーだーい!」
キョン「慌しいなぁ」

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:17:04.66 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「もがもがっ!」モグモグ
キョン「全然わからん」
ハルヒ「んっ、えっと、今何時?」
キョン「九時半。もう皆待ってるだろうな」

ハルヒ「早く! ものっそい早く漕ぎなさい!」
キョン「無茶言うなよ。お前太っただろ、重い」
ハルヒ「パンの重さよ!」
キョン「どんなパン食ってるんだよ」
ハルヒ「けほっ、けほ!」
キョン「あーほら、急いで食うから……お茶飲むか?」
ハルヒ「飲む!」

446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 01:40:24.05 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「いる?」キョロキョロ
キョン「どうだろ……あ、居た」

みくる「あっ」
キョン「すいません、遅れました」
長門「…」
ハルヒ「キョンが寝坊しちゃってさ」
古泉「そうですか」
キョン「逆だろ。何言ってる」
ハルヒ「さあ! そんなわけで、不思議探索に行くわよ!」
キョン「ちょっと待ってくれ、少し休ませてくれよ」
ハルヒ「なによ、だらしないわね」
キョン「お前を乗せて猛ダッシュしたんだ。それぐらいいだろ」
みくる「……仲いいなぁ」
長門「…」コク

453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:09:31.46 ID:X8wcqxfD0

いるわよ
夜中だしまったりしますわよ

456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:14:05.05 ID:X8wcqxfD0

昨日もほとんど寝てないからガタガタなのよ
寝オチしないようには頑張るわよ

459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:34:17.34 ID:X8wcqxfD0

―喫茶店―

みくる「じゃあキャラメルラテで」
長門「コーヒー。砂糖とミルク多目」
古泉「ミルクティーを」
キョン「ココアとチャイを。あとそうだな……チョコクッキー」
みくる「あ、朝から沢山ですね」
キョン「こいつと俺のですよ」
ハルヒ「うん」
キョン「お前、絶対ココア飲むもんな」
ハルヒ「美味しいじゃない!」
みくる「……なんかいいなぁ……」

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:38:20.60 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「ん……あんまり甘くない」
キョン「ほら、クッキーあるし」
ハルヒ「そっか」ポリポリ
長門「…」ジー
ハルヒ「なによ、食べたいの?」
長門「……かもしれない」
キョン「仲良く分けろよ」

キョン「そんで、これからどうします?」
みくる「さぁ? あの……とりあえず集まってと言われたので」
古泉「僕もそうです。特になにも聞かされてないですね」
キョン「おい、どうすんだハルヒ」
ハルヒ「ちょっと、有希のほうが大きくない?」
長門「そんなことない」
ハルヒ「嘘! 絶対大きいもん!」
キョン「……俺のをあげるから、そんなことで喧嘩すんなよ……みっともない」スッ


463 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:41:17.82 ID:X8wcqxfD0

キョン「それじゃあ、二手に分かれて行動するってのはどうですかね」
みくる「いいですね。なにか色々と発見がありそうです」
古泉「同感です」
キョン「なんかお前そればっかりだな」
古泉「そういうキャラですから」

キョン「そういうことだ、わかったか?」
ハルヒ「?」
キョン「口元」フキフキ
ハルヒ「クッキー美味しいわ。中々よこの店」
長門「…」コク
キョン「そうかい。とりあえずなんだ、話聞け」
ハルヒ「ん」

ハルヒ「いいわねそれ! 二手に分かれましょ!」
キョン「お前本当に無計画で皆集めたんだな……」
ハルヒ「じゃああたしとキョン! それ以外で!」
キョン「公平に決めろバカ」

468 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:47:38.35 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「えー、キョンとみくるちゃんの二人ぃ?」
キョン「いいじゃないか! 公平なくじによる決定だ!」
ハルヒ「…」ズゴォ
キョン「ぐあっ!」
みくる「?」
キョン「い、いや……なんでもないです」(足が……ハルヒのやろう)

ハルヒ「みくるちゃん、変なことされたらすぐに電話するのよ」
みくる「だっ、大丈夫ですよぉ」
ハルヒ「キョンも! 変なコトしたらおばさんに七割増でいいつけるから」
キョン「親は関係ないだろ」
ハルヒ「……まあいいわ。行きましょう」
古泉「あの」
ハルヒ「?」
古泉「長門さんが居ません」
ハルヒ「えっ? どこに……あ、居た」

長門「クッキー。全部を……四つずつ」
キョン「…」
みくる「気に入ったんでしょうか……あっ、なんか嬉しそう」

471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:53:00.19 ID:X8wcqxfD0

キョン「いやあ、ハルヒが居ないと静かでいいですねぇ」
みくる「ふふっ、本当ですか? なんかムリしてるような」
キョン「全然。たまにはあいつも、俺から離れてるほうがいいんですよ」

みくる「……あの、キョン君」
キョン「なんだこれ、筆箱? あいつに買ってやろうかな。変なデザインだし」
みくる「ちょっと話が」
キョン「へぇ。このペン面白いな……二つ買っておこう」
みくる「あのー」
キョン「え? なんですか?」
みくる「……頭の中涼宮さんだらけですねぇ」
キョン「いや全然。開放されて清々しいぐらいですよ?」


473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 02:57:33.03 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「こっち!」
長門「……こっちのほうがいい」
ハルヒ「なによ有希! 逆らう気!?」
長門「そっちの道は、さっき通った」
ハルヒ「どっちに行くのも団長であるあたしの勝手よ! ねぇ古泉君!」
古泉「いえその、ははっ」

ハルヒ「むー……キョンならなにも言わずに着いてくるのにー」
古泉「申し訳ありません」
ハルヒ「あいつなにしてるのかなぁ……心配だなぁ」
長門「嫉妬?」
ハルヒ「し・ん・ぱ・い! なんで嫉妬しなきゃいけないのよ!」
長門「…」ポリポリ
ハルヒ「あっ、また一人でクッキー食べてる。ちょっと分けなさいよ」
長門「断固拒否」
ハルヒ「こらーっ!」
古泉「……閉鎖空間のほうが楽に思えますねぇ……」


475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:03:40.08 ID:X8wcqxfD0

キョン「またその話ですか」
みくる「また……ってことは」
キョン「長門からも古泉からも聞きましたよ。ハルヒがどうのこうのってのは」
みくる「ありゃ、私が最後だったんですね」

みくる「あの……信じてくれます?」
キョン「まあ、古泉に凄いのを見せられたし」
みくる「すごいの?」
キョン「あいつが玉になって飛んでいって大きいのを砕くんです」
みくる「……はぁ」
キョン「で、朝比奈さんは?」
みくる「え?」
キョン「未来人ってこと……なんですか」
みくる「はい、そうです」
キョン「すげぇ! 未来の人って……胸の発育がいいんですね!」
みくる「きっ、禁則事項ですっ!」

476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:08:20.74 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「……はっ!?」
古泉「おや、どうしました?」
ハルヒ「なんか急にキョンを叩きたくなったわ」
古泉「はい?」

長門「これは違う」
ハルヒ「なによ、負け惜しみ?」
長門「違う。慣れていないだけ」
ハルヒ「このゲームはね、昔っからキョンと何度も何度も競い合ってるの」
長門「…」
ハルヒ「CMYごときに負けるわけないでしょ! おとといきやがれ!」
長門「……もう一度」
古泉「CMY?」
ハルヒ「クッキーモンスター・ユッキーよ」
長門「もう一度。今度は覚えた」
ハルヒ「いいわよ! 絶対負けないもん」
古泉「……あの、不思議探索しませんか?」

477 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:14:13.11 ID:X8wcqxfD0

みくる「だからその、涼宮さんは神のような存在で」
キョン「……ただの女の子だって言っても、誰も聞いてくれませんよね」
みくる「あぅぅ」

キョン「言われて確認しましたけど、やっぱりいつも通りのハルヒですよ」
みくる「でも」
キョン「その力ってので、俺が迷惑うけてるわけでも超常現象が起きてるわけでもないし」
みくる「……んー」
キョン「世界の中心にあいつがいるって言われても……多分あいつの世界の中心は俺だと思うし」
みくる「?」
キョン「なんでもないです」
みくる「とにかく、涼宮さんは特別な存在なんです。だから……大切にしてあげてくださいね?」
キョン「まあ、仕方なしで」
みくる「ふふっ。仕方なし、で」
キョン「本当に仕方なくですからね。腐れ縁ってことで」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:23:00.07 ID:X8wcqxfD0

みくる「でもあの、本当に彼女には……とてつもない力が秘められてるんです」
キョン「はい」
みくる「だからその、なにかあれば呼んでくださいね? 協力しますから」
キョン「……大丈夫だと思いますよ」

キョン「ちょっと前にあいつとしたゲームがあってですね」
みくる「ゲーム?」
キョン「なんか男の子が、ずっと女の子の手を引いて城みたいなとこを探索するゲームなんですけど」
みくる「?」
キョン「それがなんか……俺とハルヒみたいだなって。そんな風に思ったんです」
みくる「…」
キョン「外から見れば大げさなことかも知れないけど、手を引いてる俺は……」
キョン「それがそんなに難しいことでも、苦しいこととでも思ってないから……大丈夫なんですよ」
みくる「……キョン君……うん。キョン君がそういうなら、そうなのかもしれないですね」
キョン「えぇ。だから、大丈夫です」

484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:32:44.49 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「ああっ、キョーンッ!」ダッ
キョン「っと! どうしたハルヒ」
ハルヒ「有希が、有希がぁ」
長門「連戦連勝」

キョン「なんだよ、ゲームに負けた?」
ハルヒ「なんかね、一回目は絶対勝てるの。でもその後が……」
長門「地獄すら生ぬるい」
古泉「なんでしょう、疲れました……」
みくる「楽しそうですねぇ」
キョン「なにをしてたんだか。ほら、重いから離れろ」
ハルヒ「仇を討ってよ! キョンやれ!」
キョン「……わかったよ。長門、俺と勝負だ」
長門「負けはしない」
ハルヒ「あれ! あのゲームでやりなさい!」

みくる「……ほんとだ。自然に手を繋いでる」
古泉「はぁ、どうも疲れますよ。涼宮さんの観測も」
みくる「……もしかすると、私達本当に用なしなのかも知れないですよ? ふふっ」
古泉「?」

485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:42:10.21 ID:X8wcqxfD0

キョン「……なんなんだ、あいつのあの恐ろしいほどの強さは」
ハルヒ「もう! ひとっつも勝てなかったじゃない!」
キョン「だって、見ただろ? 長門の動き。激流に身を任せるかのような」
ハルヒ「ちっ、悔しいわね」

キョン「そんでさ」
ハルヒ「うん」
キョン「なにか見つけたか?」
ハルヒ「全然」
キョン「……なにしに出かけたんだよ今日」
ハルヒ「まあまあ。そういう日もあるわよ」
キョン「まったく」
ハルヒ「それよりキョン? あんたみくるちゃんになんかしなかったでしょうね?」
キョン「発育の凄さを聞こうとしたけど、禁則事項って言われた」
ハルヒ「? よくわかんないけど殴っとくわね」ドゴォ
キョン「おごっ!」

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:45:37.73 ID:X8wcqxfD0

キョン「結構大人数で遊ぶのも、楽しかっただろ」
ハルヒ「ん」
キョン「だからたまには、俺抜きで遊ぶのもいいかもしれんぞ?」
ハルヒ「……んーん」

キョン「そうだ、ハルヒにあげようと思ってた物があるんだ」
ハルヒ「なに?」
キョン「はい。変なペンケース」
ハルヒ「うわっ! なにこれ怖い!」
キョン「使えって。面白いから。視覚的に」
ハルヒ「やだキモい! こんなのいらないわよ!」
キョン「えー、面白いじゃん」
ハルヒ「いらないいらない! 変なもん買ってるじゃないわよバカキョン」
キョン「ちぇっ、じゃあこれ。こっちはいいペンだぞ。二本買った」
ハルヒ「あ、可愛い。それは貰う。ありがとー」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:49:20.68 ID:X8wcqxfD0

ハルヒ「ねー、なんか映画観たい。借りに行きましょ」
キョン「えー? やだよ、今日は疲れた」
ハルヒ「だらしないわねー」

ハルヒ「じゃあゲームしましょ。重機で戦うやつ」
キョン「超つまんねーじゃんあれ」
ハルヒ「ひーまー!」
キョン「うるさい。俺はもう寝る、おやすみ」
ハルヒ「あ、こら! じゃああたしも寝る!」ボフ
キョン「……狭いっての。下で寝ろ、布団しけ」
ハルヒ「めんどくさーいー」モゾモゾ
キョン「まったく」

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:53:48.86 ID:X8wcqxfD0

キィィ
キョン妹「ハルにゃん、おかーさんが……あ、寝てる」
キョン妹「おかーさーん! ハルにゃん寝てるー!」

キョン妹「えっとね、キョン君も寝てた!」
キョン妹「ハルにゃん悪い子だねー。いっつもキョン君の部屋で寝てる!」
キョン妹「私も一緒に寝てもいいかな? え、だめ? なんでー?」
キョン妹「そっか。ハルにゃん子供だね! 私は一人で寝れるもーん!」

キョン「……ぐおー」
ハルヒ「zzz」

491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 03:59:41.61 ID:X8wcqxfD0

キョン「おはよう」
谷口「おう」
国木田「おはよ」

谷口「そういや、知ってるかキョン」
キョン「うん」
谷口「まだ何も言ってねぇよ!」
キョン「うっせぇなぁ。なんだよ」
谷口「駅前のゲーセンあるじゃん」
国木田「三階建ての?」
谷口「あぁ。あそこのゲーセンに、最近ウチの生徒がよく現れるらしいんだけど」
キョン「? 別に不思議なことじゃないだろ?」
谷口「そいつが色んなゲームのレコード塗り替えててな」
国木田「へぇ、凄いね」
谷口「CMYってやつらしいんだけど、誰か知らないか?」
キョン「さぁ。さっぱり」

ハルヒ「キョン! 面白いこと思いついたからついてきなさい!」グイッ
キョン「あぁもう。今度はなんだよ!」

493 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2009/04/27(月) 04:01:35.32 ID:X8wcqxfD0

あばばば
頭回りんせん!もう寝る!
もうさすがに落ちるかなぁ……残ってたら、また昼前ぐらいに。
「幼馴染だったら」って縛り結構難しいわね。

ノシ

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 13:42:56.87 ID:jDy1pfhl0

ハルヒ「…」
キョン「……くあっ」

ハルヒ「超つまんなかったわね」
キョン「あぁ、俺ちょっと寝てたわ」
ハルヒ「恋愛映画ってなんか好きになれないのよね」
キョン「同感。なんだろうな、俺達がずれてるんだろうけど」
ハルヒ「やっぱりあっちの映画にすればよかったわね」
キョン「……もっかい観るか」
ハルヒ「いいわねそれ!」
キョン「でも続けてみるのはちょっと疲れそうだな」
ハルヒ「じゃあウロウロして、また夜に観に来ましょ!」
キョン「そうすっか。うん」

575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 13:51:05.43 ID:jDy1pfhl0

ハルヒ「これよ、この紅茶」
キョン「そうなの?」
ハルヒ「あんたね、おつかいに頼まれたのぐらい覚えてなさいよ」
キョン「だってこれ、箱似たようなのばっかだし」
ハルヒ「やっぱり一緒に来て正解だったわ」

キョン「紅茶なんて、どれも同じだと思うけどなぁ」
ハルヒ「全然違うわよ。間違えたの買って怒られても知らないわよ?」
キョン「そのためのハルヒっていうか」
ハルヒ「ふふっ、もしもあたしが嘘ついてたらどうするの?」
キョン「俺はなにも知らない、ハルヒが勝手に選んだって言う」
ハルヒ「多分あんたの言うことよりあたしの言うことの方を信用すると思うわよ」
キョン「……わが子なのに?」

577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:03:46.78 ID:jDy1pfhl0

ハルヒ「見てキョン、この帽子可愛い!」
キョン「……お前……これ欲しいのか?」
ハルヒ「あたしが被るんじゃないわよ! 妹ちゃんに!」
キョン「あぁ」

ハルヒ「これ妹ちゃんに被らせたらすっごい可愛いと思わない?」
キョン「どうだろうなぁ」
ハルヒ「絶対可愛いわよ」
キョン「貸してみ」スッ
ハルヒ「?」
キョン「……そうでもないな」
ハルヒ「だからあたしじゃないって! 被らせるな!」
キョン「すげぇ、頭弱い子みたい」
ハルヒ「せいっ!」シャッ
キョン「ぎゃあああ! 目が! 目がっ!」


581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:09:26.88 ID:jDy1pfhl0

キョン「何故俺が買わないと……」ブツブツ
ハルヒ「いいじゃん、たまにはプレゼントしてあげなさいよ」
キョン「お前が買えよ」

キョン「たまにはバイトしないとなぁ」
ハルヒ「バイト?」
キョン「お金欲しいじゃん」
ハルヒ「またアレしに行きましょうよ。ライブのチケットちぎるやつ」
キョン「またって、またついてくる気か」
ハルヒ「うん。だってあんた一人働かせるのってなんか怖いもん」
キョン「そんなこと言って寂しいんだろ」
ハルヒ「そんなことないわよ!」
キョン「まあいいさ、一緒でも」
ハルヒ「一緒じゃなきゃダメだもーん」

582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:11:38.27 ID:jDy1pfhl0

ハルヒ「ふはー……お腹いっぱい」
キョン「だからブッコロリを食えと」
ハルヒ「嫌!」

ハルヒ「ココア、甘い」
キョン「よかったな」
ハルヒ「ほら、飲んでみてよ」
キョン「いいよ別に」
ハルヒ「そう?」
キョン「……ちょっとだけ」
ハルヒ「ん」
キョン「ほんとだ、甘いな」
ハルヒ「でしょー?」
キョン「ほんとにココア大好きなんだなぁ……」

585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:17:22.30 ID:jDy1pfhl0

キョン「なんでそんなにココアが好きなんだよ」
ハルヒ「おいしいじゃん」
キョン「それだけ?」
ハルヒ「うーん……なんかちっさい頃から飲んでるから?」
キョン「…」

ハルヒ「なんでって言われると、なんでかしらね?」
キョン「あっ」
ハルヒ「何!?」
キョン「あー、ははっ。そっか」
ハルヒ「ちょっ、なによ? 頭おかしくなったの!?」
キョン「失礼だな。いや違うよ、ちょっと思い出したんだ」
ハルヒ「?」
キョン「ほんとにさあ、昔から……それこそ幼稚園とかそれぐらいかな?」
ハルヒ「うん」
キョン「ハルヒはずーっとココアが大好きで、俺もそれを知ってたんだ」
ハルヒ「……?」

589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:31:03.25 ID:jDy1pfhl0

キョン「昔さ、二人だけで留守番してたの覚えてるか?」
ハルヒ「えーと……」
キョン「なんでだっけなぁ、理由が思い出せないんだけどさ」

キョン「そんときに、俺ハルヒと喧嘩しちゃってさ」
ハルヒ「喧嘩?」
キョン「あぁ。そんでハルヒ思いっきり泣いちゃって、俺すげー困ったんだよ」
ハルヒ「泣いてないわよ!」
キョン「泣いたんだって。そんで、俺もなんか可哀想になってさ」
ハルヒ「泣かせたくせに」
キョン「だからハルヒが泣き止んでくれないかな? って、ハルヒがいっつも飲んでたココア作ってやろうって」
ハルヒ「……あっ」
キョン「それが俺が初めてハルヒに作ってあげた料理? 料理って言っていいのか知らんけど」
ハルヒ「粉っぽくて、すっごく甘くて……台所も汚くしちゃって」
キョン「そうそう、思い出したか?」
ハルヒ「……そっか。ふふっ、あったわけねそんなのも」
キョン「その後帰ってきた親にめちゃくちゃ怒られたんだよ。そんで二人とも号泣」
ハルヒ「バカだったわね。二人とも……でも可愛いなぁ、なんかそういうの」

591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:36:22.78 ID:jDy1pfhl0

キョン「もしかして俺の所為なのかな」
ハルヒ「そんなことないわよ。それのもっと昔から好きだったんでしょ?」
キョン「そうだよな」

ハルヒ「でも……」
キョン「ん?」
ハルヒ「それをキョンが覚えててくれて、こうやっていつも先に頼んでてくれて」
キョン「…」
ハルヒ「本当にあたしとキョンは、ずっと幼馴染なのね」
キョン「嫌か?」
ハルヒ「普通はそうなのかもしれないわね」
キョン「でもなぁ……俺とお前は、これが普通だもんなぁ」
ハルヒ「多分このまま、死ぬまで一緒よ?」
キョン「終身刑か」
ハルヒ「なっ、酷くないそれ?」
キョン「ははっ、いやごめん。まあ……悪くないさ」

594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:45:52.90 ID:jDy1pfhl0

キョン「なんで俺とお前が幼馴染なのか、知ってるか?」
ハルヒ「もちろん。あたし達の両親がみんな同級生だったのよ」
キョン「なんか……卑怯だよな」
ハルヒ「なんで?」
キョン「だってそれじゃ、大きくなれば絶対友達とかになるわけじゃないか」

ハルヒ「そうね。同姓同士だったらそうなったかも」
キョン「これが異性同士だから……もしかすると、ただの他人だったって選択肢も」
ハルヒ「でも小さい頃から一緒に寝さされたりしてるし」
キョン「普通はどっちかが嫌になると思うんだよ」
ハルヒ「そうかな」
キョン「ハルヒは……いまだに俺の横で平気で寝るもんな」
ハルヒ「だって安心して眠れるもん」
キョン「……まあいいけど。もしかすると俺が男で生まれたのも、お前のおかげなのかもなぁ」
ハルヒ「?」
キョン「いや、知らんけどな。まあなんでもないさ」
ハルヒ「なになに、何のこと?」

595 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [] 投稿日:2009/04/27(月) 14:46:53.20 ID:jDy1pfhl0

PC調子悪いから回線ごと切りまくりってわけさ
幾らでもID変わるぜー
その為のコテだぜー

604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:53:11.42 ID:jDy1pfhl0

キョン「そろそろ行こうか、映画始まる」
ハルヒ「むー……なんか疲れた」
キョン「? じゃあ帰るか」
ハルヒ「でも映画観たい」
キョン「わがままだな。どうしろと」
ハルヒ「帰って観ましょ」
キョン「あぁ、それもいいな」

ハルヒ「ただいまー!」
キョン「俺の家な」
ハルヒ「妹ちゃん、いるー?」
キョン「……誰もいない」
ハルヒ「出かけてるのかな」
キョン「だろうなぁ、休日だし。って、俺は置いてけぼりかよ」
ハルヒ「いいじゃん別に。あー疲れたー」

605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 14:57:57.09 ID:jDy1pfhl0

キョン「…」
ハルヒ「……ふぁっ」

キョン「やっぱ超つまんねぇ」
ハルヒ「なんでこんなに面白くないのかしらね?」
キョン「おっかしいなぁ……皆これ面白いって言ってたんだけどなぁ」
ハルヒ「恋愛ってよくわかんないわね」
キョン「そうだな」

ハルヒ「……静かね」
キョン「おう」
ハルヒ「ねぇねぇ?」ススッ
キョン「?」
ハルヒ「……ずれてるのかも知れないけどさ」
キョン「なんだよ」
ハルヒ「あたしとキョンは……ふふっ、これがデフォルトなの」
キョン「…」
ハルヒ「恋愛映画がつまらないのは、満足しちゃってるからなのかも」
キョン「……どうだろうな」
ハルヒ「それっ」ギュー
キョン「っと、はいはい。わかったわかった」ポンポン

610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 15:05:07.96 ID:jDy1pfhl0

ハルヒ「……んー」モゾモゾ
キョン「起きたか?」
ハルヒ「……おはよ」
キョン「おはよう。おもいっきり夜だけどな」

ハルヒ「? まだ誰も帰ってきてないの?」
キョン「あぁ、遅くなるって。電話きたよ」
ハルヒ「そっかぁ……」モゾモゾ
キョン「寝ててもいいぞ」
ハルヒ「んーん」

キョン「はい」コト
ハルヒ「あ。ココアだ」
キョン「熱いから冷ましながら飲めよ」
ハルヒ「……甘い」
キョン「甘めに作ったからな」
ハルヒ「ありがと」
キョン「ん」



611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 15:10:29.04 ID:jDy1pfhl0

キョン「…」
ハルヒ「幼馴染でもさ」
キョン「?」
ハルヒ「こういうの……しちゃうもんなぁ」
キョン「……まあ、いいじゃん」
ハルヒ「変態」
キョン「なんでだよ」

ハルヒ「あたしはね」
キョン「?」
ハルヒ「キョンのこと、家族だと思ってる」
キョン「…」
ハルヒ「でもね……血が繋がってなくて、本当によかったなって」
キョン「……俺もそう思うよ」
ハルヒ「だからね、幸せ」ピト
キョン「……そうだな」

612 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [] 投稿日:2009/04/27(月) 15:11:35.31 ID:jDy1pfhl0

勘違いすんなよ
オセロやってただけだからな!それだけだからな!

615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 15:15:47.03 ID:jDy1pfhl0

キョン妹「ただいまー!」
ハルヒ「あっ、帰ってきた」
キョン「みたいだな」

キョン妹「あ! ハルにゃん!」
ハルヒ「おかえり」
キョン妹「ただいま! あのね、観覧車乗ったんだよ!」
ハルヒ「へぇ、よかったわね。はいこれ、妹ちゃんにプレゼント」
キョン妹「帽子だ! 可愛い!」
ハルヒ「被ってみて……ほら、似合ってるわよ」
キョン妹「ありがと!」
ハルヒ「どういたしまして」
キョン「いやあの、買ったのは俺……」

616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/27(月) 15:23:04.36 ID:jDy1pfhl0

国木田「おーい、キョーン」
キョン「? あれ、国木田だ」
ハルヒ「え?」

国木田「やぁ、涼宮さんも一緒に居たんだね」
キョン「どうしたんだ?」
国木田「これからね、谷口とかとお祭り行くんだけどどうかなって」
ハルヒ「あ! そっか、今日だった」
キョン「あー……どうする?」
ハルヒ「キョンに任せるわ」
キョン「じゃあ行くよ。ちょっと待っててくれ」
国木田「うん」
ハルヒ「あたしも準備してくる!」

国木田「……ほんとにいつも一緒なんだなぁ……ちょっと羨ましいかも」
キョン「なんだって?」
国木田「ううん。なんでもないよ」

617 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [] 投稿日:2009/04/27(月) 15:26:18.77 ID:jDy1pfhl0

ハハハ、こやつめ
ちょっと少ないけど、こんな感じ。

また帰ってくるのは夜中になりそうなんで
さすがに次はスレも落ちてるかな。どうもありがとうございました。
幼馴染ってこんなのでいいのかしら?w

742 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [] 投稿日:2009/04/28(火) 00:58:30.75 ID:yRbgpSdj0

キョン「なんだこれ」
ハルヒ「干ししいたけ」
キョン「それは知ってるけど、なんでこんな大量に」
ハルヒ「おすそわけよ!」

キョン「しばらくはしいたけ三昧かもな」
ハルヒ「保存が効くから大丈夫じゃない?」
キョン「しかしこんな……」
ハルヒ「おばあちゃんが送ってきたの」
キョン「へぇ」
ハルヒ「それとこれ、回覧板。おばさん居る?」
キョン「いるよ、ちょっと待ってな」

747 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:13:10.69 ID:yRbgpSdj0

キョン「ほら、次はあそこの家か」
ハルヒ「一緒に行くわ。散歩ついで」
キョン「あぁ」

キョン「回覧板ねぇ……もう二十一世紀なのになぁ」
ハルヒ「意味わかんない」
キョン「ほら、ついた」
ハルヒ「ごめんくださーい!」

キョン「渡してきたか?」
ハルヒ「うん。って、なんであたしがやってんのよ!」
キョン「まあいいじゃん」
ハルヒ「まったく。ほら、ちょっとその辺歩きましょ」
キョン「あいよ」

752 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:22:03.64 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「暗くなるのも遅くなってきたわね」
キョン「そうだな。六時なのに、まだ明るい」
ハルヒ「子供はもう家に帰る時間ね」

キョン「小学校卒業してから、こっちの道全然通らなくなったよな」
ハルヒ「考えてみれば、六年間ずっとこの道歩いてたのね」
キョン「なんか凄いな」
ハルヒ「凄いわね」
キョン「この辺でさあ、上靴で帰ってるのに気がついてさ」
ハルヒ「履き替えに戻れって言ったのに、あんたそのまま帰ったわよね」
キョン「……そういうのは覚えてるのな」

753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:27:29.56 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「よくさぁ、ここの川で遊んでたわよね」
キョン「魚もいたよな」
ハルヒ「んー……あ、いた! ほら」
キョン「ほんとだ」

ハルヒ「ひゃー、足冷たい」
キョン「なにやってんだよ」
ハルヒ「気持ちいいわよ。キョンもほら」
キョン「俺サンダルじゃないし」
ハルヒ「気にしないのそのぐらい!」
キョン「いいよ。ここで座って」
ハルヒ「団長命令が聞けないって言うの? それっ!」バシャ
キョン「うおっ、冷たっ!」

757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:36:53.22 ID:yRbgpSdj0

えっ
三日ルールじゃなくなってるの?
あれまぁ

758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:39:10.80 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「なんか足先がすっきりしてるわ」
キョン「あーぁ、Tシャツ濡れちまった」
ハルヒ「あたしは悪くないわよ?」
キョン「あのなぁ」

ハルヒ「あそこの駄菓子屋、まだやってるのね」
キョン「時代は変わっても子供は沢山いるからなぁ」
ハルヒ「久しぶりにあれやりたい。ガム当たるやつ」
キョン「買ってくればいい」
ハルヒ「お金持ってきてないもん」
キョン「……あとで返せよ」
ハルヒ「他にも欲しいのがあるわ」
キョン「おまっ」

759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:42:13.01 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「凄くない!? 五回連続で当たった!」
キョン「……お、おう。凄いな」
ハルヒ「さすがに六回目はないわよね」
キョン「…」(これもその力……なのかなぁ)

ハルヒ「そうそう、この味。甘ったるいのよね」
キョン「でも美味いよなぁ。体に悪そうだけど……」
ハルヒ「食べすぎなきゃいいのよ。適度に適度に」
キョン「お前いっつもこれ食べてたじゃん。いっつも俺の部屋にゴミ置いていってさぁ」
ハルヒ「……気のせい!」
キョン「どういうことだよ」

キョン妹「あー、キョン君とハルにゃん!」
キョン「あら、お前まだ帰ってなかったのか」
ハルヒ「こらー。もう真っ暗よ?」
キョン妹「今帰ってたの! 一緒に帰る!」ギュ
ハルヒ「ふふっ、はいはい」

760 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:45:33.58 ID:yRbgpSdj0

キョン妹「キョン君も手繋ごうよー」
キョン「あーもー。わかったよ」
ハルヒ「大きくなったなぁ、妹ちゃん」
キョン妹「あのね、今日学校で身長測ったらね、また伸びてた!」
キョン「おいおい、俺を追い抜くんじゃないぞ」
ハルヒ「どんだけ大きくなるのよ、それ」

キョン妹「なにしてたの?」
ハルヒ「お散歩」
キョン妹「なにか食べてる!」
キョン「食うか。ガム」
キョン妹「でも下校中はお菓子食べるなって」
ハルヒ「いいのいいの。ねぇキョン?」
キョン「……まあ、今日はいいさ」
キョン妹「食べる!」

761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:48:12.44 ID:yRbgpSdj0

キョン「ただいまー」
キョン妹「ただいま!」
ハルヒ「ただいまー!」
キョン「違……まあいいか」

ハルヒ「なんか美味しそうな匂い」
キョン「丁度腹減ってたんだよ」
ハルヒ「あたしもご飯食べに帰らないと」
キョン「食っていけば?」
ハルヒ「んーん。今日はウチで食べる。お母さんになにも言ってないし」
キョン「そうか」
ハルヒ「あとでまた来るわ。今日こそは九十九年目を終わらせるわよ!」
キョン「いいなそれ。わかった」

762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:51:11.62 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「よっしゃ! あたしの勝ち!」
キョン「あーあ。結局ハルヒの独走かよ」
ハルヒ「赤鬼の借金、凄いことになってるわね」
キョン「小国なら潰れてるだろうな……」

ハルヒ「ほんとに二人だけで終わらせちゃったわね」
キョン「どれだけ暇人なんだよ、俺達」
ハルヒ「また新しいゲーム、買いに行きましょうよ」
キョン「あれやりたいな、最近出たやつ」
ハルヒ「二人でできるやつ?」
キョン「いや、違うけど」
ハルヒ「じゃあ却下!」
キョン「……ある程度は予測できたけど、どうだそれ」

765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/28(火) 01:54:24.24 ID:yRbgpSdj0

ハルヒ「もうこんな時間」
キョン「さすがに眠い。昨日もそんなに寝てないんだよ」
ハルヒ「そろそろ寝ましょうかね」モゾモゾ
キョン「だから家に帰れと」

ハルヒ「……なんか」
キョン「ん?」
ハルヒ「一日のほとんどを、キョンと一緒にいるわね」
キョン「んー……うん」
ハルヒ「幾ら幼馴染でも、凄いわね」
キョン「じゃあちっとは自重しろ。家で寝るとか」
ハルヒ「ムリー。眠いもーん」ゴソゴソ
キョン「あーもー。もぞもぞすんな」

ハルヒ「まあいっか。あたしとキョンだから、ずっと一緒でも無問題!」
キョン「どういうことかわからんけど……しょうがないかな」
ハルヒ「じゃあそういうことで、おやすみ!」チュ
キョン「あいよ」

766 名前:ハルヒはキョンの嫁 ◆UBgxfb/oXY [sage] 投稿日:2009/04/28(火) 02:01:29.55 ID:yRbgpSdj0

二日で落ちるとは。知らなかった。
それじゃ1000はムリかなぁ。まあそれでもここまで伸びてよかったよ。

意外と楽しい。ハルヒとキョンが幼馴染ってのも。
そのうち思いつけば、また書いてみてもいいかもね。他の人にも書いてみてほしいかも。
そんじゃ、どうもありがとう。またそのうち。
ノシ



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「俺は世界を壊す事に決めた」