佐々木「やあキョン、久しぶりだね」キョン「さ、佐々木!?」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「今日こそ安価でアスカにギャフンと言わせるんだ!」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 21:51:00.55 ID:6O93FjP2O

キョン「な、何故ここに!?」

佐々木「近くを通ったら君の姿が見えたからね。挨拶しようと思って」

キョン「マジか…」


古泉「あなたは…」

橘「フフ…どうも、古泉さん」

古泉「…あなたがここにいるという事は彼女は…」

橘「さあ…どうでしょうね」


長門「……」

九曜「――」


┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


佐々木「でも安心したよ…元気そうでなによりだ、くっくっくっ」

キョン「あわわわわ…」


古泉・橘・長門・九曜「………?」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 21:58:49.04 ID:6O93FjP2O

佐々木「こうして君と話していると思い出すよ…あの頃はよかった…」

キョン「ヒ、ヒィ!」ガクブル


長門「…彼に何かしたの?」

九曜「―――??」フルフル

古泉「とぼけないで下さい…彼の様子は尋常じゃない」

橘「こ、こっちが聞きたいですよ!あの人なんであんなに怯えてるんですか!?」


佐々木「それじゃ今日は挨拶だけだから。またね、キョン」ニタリ

キョン「あばばばばばばばば」ビクンビクン

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:03:22.98 ID:6O93FjP2O

橘「あ、佐々木さん待ってください〜!!」

九曜「―――ま――た――来る……」


古泉「…行ったようですね」

キョン「怖いよう、怖いよう」ガクブルガクブル

長門「落ち着いて。彼女達はもういない」

キョン「チャーーーン、チャーーーン、バブーーーーー」ガクブルガクブル

古泉「幼児退行している…?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:10:10.81 ID:6O93FjP2O

橘「あの……佐々木さん?」

佐々木「あら、何かしら?」

橘「彼……キョンさんでしたか?一体どんな人なんですか?」

佐々木「ふふ…さっき見た通りよ。キョンはね……とっても照れ屋さんなの」

橘「………はぁ」

九曜「―――テレ――ッ――テッ―――テー…」

佐々木「私と話す時はいっつもあんな風にガッチガチになってね…ふふ、懐かしいなぁ♪」

橘「そ、そうなんですか」

橘(あれどう見ても怯えてたわよね…)

九曜「―――順平――は――レベ――ル――アッー―」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:17:43.47 ID:6O93FjP2O

キョン「……すまん、落ち着いた」

古泉「落ち着いたところで申し訳ありませんが…あの佐々木さん、でしたか?彼女とはどういった関係なのですか?」

キョン「ッ!!」ビクッ

古泉「…先程の様子から話すのが辛いのはわかります。でもどうか話していただけませんか?」

長門「…彼女からは涼宮ハルヒと同等の力が観測された」

キョン「さ、佐々木から!?」ビクッ

古泉「だからこそ話していただきたいのです…あなたは僕達が守ります。だから、どうか…」

キョン「………わかった」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:25:10.91 ID:6O93FjP2O

キョン「あいつは…佐々木は中学の時の同級生でな、何かと一緒に行動してたんだ」

古泉「なるほど」

キョン「一緒に登校したり、一緒に塾に行ったり、なんだかんだ言ってあの時は楽しかった…」

古泉「いいご友人だったんですね…」

キョン「…そうだな、いい友達『だった』んだ…」

長門「……?」

キョン「事件は修学旅行の時に起きた…」

古泉「事件…?」

キョン「…俺のハブラシが無くなったんだ」

長門・古泉「……????」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:34:42.76 ID:6O93FjP2O

キョン「ハブラシが無くなっただけだ、たいした問題でも無いかと思ってたところであいつが来た」

キョン「あいつは俺のハブラシで歯を磨いてたよ」

長門「…??」

キョン「間違いは誰にだってあるモンだと笑って済ませたさ、一日中手放さなかったりしなければな」

古泉「……」

キョン「それからあいつは変わっていった」

キョン「俺の立て笛の先っぽが無くなった時はあいつの鞄の中に入っていた」

キョン「弁当の箸は毎回無くなった。あいつが毎回しゃぶりついていた」

キョン「朝起きたら枕元に立っていた事もあった」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:41:01.92 ID:6O93FjP2O

古泉「…こ…これは」

長門「…間違いなく」

古泉・長門(ストーカーだ!!)

キョン「そして決定的な事件が起きた」

古泉「まだあるんですか!?」

キョン「あれは…そう、俺が夢精した時の事だ」

長門「夢精…」ゴクリ

キョン「流石に恥ずかしいからな、風呂場で洗おうとしたんだが…」

古泉「…誰しも通る道ですね」

キョン「朝っぱらからケツ丸出しで何してるんだろうなー、と情けない気持ちになってたら…」


キョン「パンツが無くなってたんだ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:47:57.74 ID:6O93FjP2O

古泉・長門「!?」

キョン「信じられるか?ちょっと目を離したら影も形も無いんだぜ?」

キョン「佐々木の仕業か、と疑った…が、いくらなんでも無理だろうと考え直したんだ」

古泉「まあ、確かに…」

長門「ほんの僅かな時間であなたに気付かれずにパンツを盗むなんて不可能」

キョン「…後日あいつの家に招待されたんだ、最近迷惑をかけたお詫びにお茶をご馳走したいって」

古泉「…そこで出てくるとは」

長門「まさか…」

キョン「ああ、あったよ」

キョン「俺の夢精パンツが額縁に飾られていたんだ…!!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 22:56:11.93 ID:6O93FjP2O

古泉「が、額縁に…」

長門「レベルが高すぎる…(変態的な意味で)」

キョン「あいつは…あいつは俺の夢精パンツを眺めながら優雅に紅茶を……う、うわあああああああ!!」

古泉「もういい!!もうよくわかりました!!」

長門「あなたは頑張った、もうゆっくり休んで」

キョン「怖いよう、怖いよう、ポンポン痛いよぅ〜」

古泉「また幼児退行を!長門さん!!」

長門「わかってる」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:03:25.57 ID:6O93FjP2O

ガチャ

朝倉「長門さ〜ん、一緒に帰r」

キョン「ばぶーばぶー」

古泉「ほーらガラガラですよー」ガラガラ

長門「おじいさんは山へしばかれに、おばあさんは川へ選択に行きました」

朝倉「……何コレ」


朝倉「そう…そんな事が…」

キョン「ばぶーばぶー」

古泉「ええ…まさか彼にあのような過去があろうとは…」

朝倉「確かに…ひくわね…」

キョン「チョギップルルリリリリリィィィィ」

朝倉「ていうか…元に戻らないわね」

長門「おそらく彼のトラウマを掘り起こしすぎた為、迂闊だった」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:09:55.89 ID:6O93FjP2O

朝倉「可哀相に…」

キョン「あうー」ジー

朝倉「ん?どうしたのキョン君?」

キョン「まんまー」ガバッ

朝倉「きゃあ!?」

キョン「まんまー、まんまー」スリスリ

朝倉「ちょ、まっ…コラ、胸はダメだって…やんっ!!」

古泉「これは…」

長門「朝倉涼子、彼の好きにさせるべき」

朝倉「え、えええっ!?」

長門「幼児状態の彼はその受け皿となる母性を求めている」

古泉「なるほど…それを朝倉さんに見出だしたと」

朝倉「見出ださないでよぉ!!」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:15:43.63 ID:6O93FjP2O

長門「大丈夫、母乳は情報操作で出せるようにした」シャキーン

朝倉「大丈夫じゃなーい!!」

古泉「これはこれは…僕は席を外すとしましょう」

朝倉「いや、ちょっと!止めてよ!!ねぇ!!」

キョン「まんまー、まんまー」モミモミ

朝倉「だから、ダメだって…あんっ!」

長門「朝倉涼子」

キョン「まんまー」

朝倉「……ああもう!!やるわよ!!やればいいんでしょ!!」



キョン「…………はっ!?俺は一体!?」

朝倉「吸われた…いっぱい吸われた…」シクシク

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:20:34.47 ID:6O93FjP2O

長門「よかった、元に戻った」

キョン「長門…まさか俺また…」

長門「無理はしなくていい」

キョン「…またお前に助けられたな」

長門「気にしなくていい」

朝倉「こっちは気にしなさいよ…」

キョン「ん?なんだ朝倉か……ってうおっ!?」

キョン「朝倉…その…胸は隠した方がいいと思うぞ」

朝倉「死ぬ?ねえいっぺん死ぬ?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:29:27.99 ID:6O93FjP2O

キョン「そうか…朝倉にも助けられたんだな…」

朝倉「まさか学校帰りに体を張らされるとは思わなかったわ…」

キョン「その…ありがとな、朝倉」

朝倉「…勘弁してよね」

古泉「とにかく、今後は注意しなければなりませんね」

長門「彼女と共にいたのは私と古泉一樹に近い存在」

キョン「宇宙人と超能力者か…」

古泉「恐らく未来人もいるでしょう。いずれにしても今後は単独行動は極力避けて下さい」

キョン「ああ…一人でいる時に佐々木に出会いたくないからな…」

朝倉「ねぇ、私帰っていい?」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:36:30.08 ID:6O93FjP2O

キョン「ああ、世話になったな…あ、そうだ」

キョン「朝倉…」

朝倉「な、何?」

キョン「お前って…」

朝倉「う、うん」ドキドキ

キョン「…お前の母乳って味濃いめだな」

朝倉「!!」カアアアッ

パーン

朝倉「バカ!知らない!!」ダッダッダッ

キョン「ひでぶ…」

古泉「…今のはあなたが悪いですよ」

長門「…ユニーク」


朝倉(何よもう、キョン君のバカ!!)

朝倉(……………まだ胸がムズムズする)

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:44:59.63 ID:6O93FjP2O

次の日


橘(佐々木さんにお茶会するからキョンさんを連れて来て欲しい、と言われたけど…)

橘(…昨日の様子を見た限りじゃ無理よね、絶対)

橘(となると無理にでも同行願う事になっちゃうけど…)

橘(……流石に気がひけるなぁ)

橘「うーん…どうしようかなぁ…」

古泉「……他校の生徒がこんな所で何をしているんですか?」

橘「はわぁっ!?」

キョン「お前は昨日の!?まさか佐々木が近くに!?」ビクビク

橘「あ、いえ、佐々木さんは今日は来てないです」

キョン「そ、そうか」ホッ

橘(……気がひけるなぁ)

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:53:00.60 ID:6O93FjP2O

橘「あ、そのですね!今日はちょっとキョンさんにお話があって来たのですよ!!」

キョン「お、俺に?」

橘「そ、そう!ほら、最近は暖かくなってきた事だし、一緒にお茶会なんてどうかなー、と」

キョン「お…お茶会…う、うわあああああ!!」

古泉「キ、キョン君!?」

橘「ど、どうしたのですか!?」

キョン「あ、あれは今日のような暖かい日の事だった…」

キョン「あいつにお茶会に呼ばれた俺はホイホイとあいつの家に行ったんだ…」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/21(火) 23:59:45.66 ID:6O93FjP2O

キョン「あいつは俺をハーブティーとショートケーキでもてなしてくれた…」

橘「な、なんだ普通じゃないですか」

キョン「あのハーブティーは美味かった…思わずおかわりをしたもんだ」

キョン「だけど生憎茶葉を切らした、との事でな。あいつは代わりにとっておきを出すと言って…」

古泉「凄い高級品が出てきた、とか?」


キョン「…スカートとパンツを脱ぎだしたんだ」

古泉・橘「!!??」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:06:55.97 ID:Pi72t283O

キョン「そしてあいつは俺の空のカップにジョロジョロジョロジョロと特製の佐々木茶を…」

古泉「な、なんという…」

橘「さ、佐々木さん…それはひきますよ…」

キョン「俺はそんな佐々木茶を遠慮してケーキを食べる事にしたんだ…」

古泉・橘(耐えたのか!?)

キョン「…その時疑問に思うべきだったんだ、佐々木がパイパンだった事を」

古泉「ま、まさか…」

キョン「ケーキの中から…大量の…毛が…」

橘「いやあああああっ!!!」ゾワワワッ

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:13:11.94 ID:Pi72t283O

キョン「あの時逃げ出さなかったら…俺は…俺は…!!」

古泉「た、橘さん!マック!マック行きましょう!!」

橘「そ、そうですね!3人で楽しくお食事して、その後はゲーセンにでも!!」

キョン「電車でGO…電車でGO…」ブツブツ

古泉「いいですねぇ!!電車でGO!!電車でGO!!」

橘「うわー、楽しみだなぁ!!電車でGO!!電車でGO!!」

橘「…………」

橘「…………何コレ」


橘 京子、リタイア

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:21:14.91 ID:Pi72t283O

次の日

古泉「…というわけで橘京子の組織と和解が成立しました」

朝倉「…いいの…?そんなんで和解とかして…」

古泉「キョン君の事を話したらそれはもう…森さんなんて泣いてましたよ…」

朝倉「で、機関と組織の飲み会があったと…」

古泉「今みんな二日酔いでダウンしてますから閉鎖空間が発生したら大変な事になりますね…」

朝倉「ところで…」

長門「何故彼女がここに?」

橘「し、仕方ないじゃないですか!佐々木さんを裏切っちゃったし、帰ったら何をされるか…」ガクブル

キョン「その気持ちはよくわかるよ…」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:30:12.58 ID:Pi72t283O

キョン「今佐々木に出会ったら何をされるか考えただけで…だけで…でぅああああああ!!」

橘「キ、キョンさん!?」

キョン「ばぶー」

橘「え?」

古泉「またですか…」

長門「涼子ママ、出番」

朝倉「いえ…今回は新参者に頑張って貰いましょ」

橘「え?」

古泉「では僕は席を外しますね」

長門「母乳スタンバイ完了」

橘「え?む、胸が熱い??」

朝倉「頑張ってね、京子ママ」

キョン「まんまー」ガバッ

橘「きゃあああああああ!!?」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:38:31.57 ID:Pi72t283O

キョン「…その…すまん」

橘「…グスッ…もう……お嫁に行けない……」シクシク

長門「何事も経験」

朝倉「というか何のリスクも無く匿って貰えると思わない事ね」

橘「うぅ〜…キョンさんには責任とって貰いますからね!」

キョン「いや、責任って…ん?」

長門「質問がある」

キョン「…何だ?」

長門「橘京子の味は?」

朝倉・橘「!!」

キョン「味?えっと…少し淡泊だった…かな」

橘「た、たんぱ…あぅ」カアアアッ

朝倉「…」イラッ

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:46:37.60 ID:Pi72t283O

その日の夜・お風呂

キョン「はぁ…」チャプ

キョン「まさか機関と組織が和解するとは…その中心に俺と佐々木の問題があるんだな…」

キョン「…怖くなってきた…考えないようにしよう」

キョン「しかし俺は朝倉と橘の胸にしゃぶりついたのか…」

キョン「…正直、たまりません」

キョン「しかし今日はいい湯加減だな、体中に黒い物が纏わり付いて」

キョン「ってゲェー!?これお湯じゃなくて髪の毛だぁー!?」


九曜「――捕獲――完――了―――」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 00:55:43.91 ID:Pi72t283O

キョン「お、お前はあの時の!?」

九曜「――私――は――周防――九曜――」

キョン「長門と同じ宇宙人の…っておまっ!?全裸じゃないか!?」

九曜「――お風――呂――は――裸――で――入る――もの――」

キョン「いやそうだけど…って近い!待て!待ってくれ!!色々と当たってる!!」

九曜「――当てて―――ん――のよ……?」

キョン「何で疑問系かわからんがとりあえず離れろ!色々とマズイ!!」

九曜「――了――解――」スッ

キョン「…意外と素直だな」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:06:26.13 ID:Pi72t283O

キョン「……」チャプ

九曜「――」チャプ

キョン「で、だ…何をしにきた?」

九曜「――あな――た――を――佐―々木――の元へ――」

キョン「…やっぱりか」

九曜「――いっ――しょに――来――て――」

キョン「断固拒否する」

九曜「――困――った――」

キョン「お前の事は気の毒だが、佐々木にだけは会いたくないんだ、わかってくれ」

九曜「――来――る――」
キョン「来る?来るって何が…」

ザバッ

長門「………」チャプチャプ

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:15:18.46 ID:Pi72t283O

キョン「な、長門!?」

長門「彼を連れては行かせない」

朝倉「(ザバッ)ま、まさかキョン君とお風呂に入る事になるなんて」ドキドキ

橘「(ザバッ)あ、あの!私来る必要あるんですか!?」

キョン「お、お前ら!?つーか狭っ!!」ギチギチ

朝倉「ち、ちょっと長門さん…もっと詰めて…!!」ギチギチ

長門「これ以上は無理」ギチギチ

橘「ひゃあ!?誰ですかお尻触ったの!?」ギチギチ

九曜「――固い――の――当たっ――て――」ギチギチ

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:23:56.33 ID:Pi72t283O

湯舟から出た


キョン「ハァ…ハァ…」

橘「ゼェ…ゼェ…」

朝倉「長門さん…助けに来て…状況悪化させてどうするのよ…」

長門「…迂闊」

九曜「――橘――京子――」

橘「う…く、九曜さん…諦めては貰えませんか?このまま佐々木さんのところに連れてくとキョンさんが可哀相なのです」

九曜「――佐々――木――に――怒ら――れる――」

橘「う〜ん、そうなんですけど…」

朝倉「あ、また母乳出てきた…」チョロチョロ

橘「大事な話してるんだからおっぱいは自重してください!!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:33:02.13 ID:Pi72t283O

キョン「垂れ流しかよ…」

朝倉「誰のせいだと思ってるのよ…あれからすぐ胸が張っちゃって困ってるんだから」

九曜「――おっ――ぱい―?」

橘「あ、はい。キョンさんに飲ませるんです。…私も出るようになったんですよ、ホラ」チョロチョロ

九曜「―――」ジー

キョン「な、何だよ…」

九曜「――おっぱ――い――飲む…の―?」

キョン「いやその…飲んでる時記憶がないんだよな…味以外」

九曜「――お――っ――ぱい―」モミモミ

キョン「おい、何をしt」

九曜「――」ジョロロロロ

キョン・長門・朝倉・橘「!?」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:41:53.83 ID:Pi72t283O

九曜「――おっぱ――い――」

キョン「いや…何で紫色なんだよ」

九曜「――飲ん――で―」

キョン「ちょ、ま、待tガボッガボボボボ」

橘「キ、キョンさん!?」

朝倉「ちょっと昆布!キョン君を放しなさい!!」

九曜「――」パッ

キョン「ブハッ」

橘「キョンさん!!」

朝倉「大丈夫!?どこも何ともない!?」

キョン「あ、ああ…って長門?」

長門「………味は?」

キョン「あ、ああ」


キョン「……ファンタグレープだった」

長門・朝倉・橘「 」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 01:50:58.95 ID:Pi72t283O

長門・朝倉・橘「 」

九曜「――ファンタ――ウマー―」

橘「あの…九曜さん…母乳っていうのはですね…」

朝倉「なんていうか…色々とダメな子ね…」

キョン「体がベトベトしてきた…流石ファンタ」

長門「…周防九曜、今回はもう帰って欲しい」

九曜「――佐々木――に――怒――られる――」

朝倉「う〜ん…じゃあ、コレ!コレ持って帰りなさい!!」

九曜「――これ――は――」

橘「確かにコレなら佐々木さんも納得しますね…」

九曜「――了――解――した―」フッ

キョン「消えた…」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:02:20.02 ID:Pi72t283O

朝倉「…ところでキョン君?」

キョン「ギクッ」

朝倉「ファンタまみれで気持ち悪いでしょ?洗ってあげるわよ」

キョン「い、いやいい!!健全な男子として断る!!」

朝倉「今更何言ってるのよ。健全な男子なら願ったりでしょ?」

橘「ってキャアアアッ!?私も全部見られちゃいました!?」

朝倉「あなたも今更ね…」

長門「とにかくファンタまみれは良くない。私達があなたを洗う。許可を」

朝倉「まあ許可が無くても洗うけどね」

キョン「無理無理!!許可出来るか!!」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:12:10.95 ID:Pi72t283O

朝倉「もう!つべこべ言ってないで大人しくして!!ママの言う事を聞きなさい!!」

キョン「誰がママだ!!」

橘「そ、そうですよ!破廉恥ですっ!!」

朝倉「あら、じゃあ橘さんは大人しく湯舟にでも入ってて。キョン君は涼子ママが洗ってあげるから♪」

橘「(カチン)そ、そうはいきませんよ!!」

キョン「た、橘!?」

橘「見てて下さいキョンさん!京子ママは頑張るのです!!」

キョン「いいから!頑張らなくていいから!!」

朝倉・橘「覚悟しなさい♪(するのです!!)」

キョン「アッー!!」

長門「ユニーク」

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:20:26.03 ID:Pi72t283O

ワシャワシャ

キョン「…意外と普通に洗ってくれるんだな」

朝倉「あら、そういう洗い方がよかったの?キョン君はいけない子でちゅねー♪」

キョン「やかましいわ!!…で、だ。さっきから体が動かんのは…」

長門「情報操作は得意」シャキーン

キョン「やっぱりお前か」

橘「せ、背中終わりました!!」

長門「では…」

朝倉「最後は…」

橘「やっぱり…」

長門・朝倉・橘「………ゴクリ」

キョン「新たなトラウマが芽生えそうです」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:34:14.71 ID:Pi72t283O

長門「天を突くが如くそびえ立つ…」ゴクリ

朝倉「これがキョン君のおちんちん…うわあ…うわあ…」ドキドキ

橘「おおお男の人のを見るのは、はははは初めてなのですですですです!!」ドキドキ

キョン「凝視するなー!!」

長門「…デジカメを持ってくるべきだった」

橘「オチンチンオチンチンオチンチンオチンチン」

朝倉「だ、大丈夫キョン君!!最後までぜーんぶママ達がやってあげるからね、エヘヘヘヘヘヘヘヘ」

キョン「母親がんな事言うか!!最後までってなんだー!?」


アッー!!

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:44:24.99 ID:Pi72t283O

一方その頃


佐々木「…で?キョンを連れ帰る事に失敗した、と」

九曜「――」コクリ

佐々木「残念だわ九曜さん…あなたには期待してたんだけど」

佐々木「まさか成果が胸からファンタグレープを出せるようになっただけだなんて…」

九曜「――面――目な――い――」

佐々木「私の悔しさがわかる?キョンの裸が見れない私の悲しみが!!これはちょっとやそっとじゃ癒されないわ!!」

九曜「――あ―」

佐々木「何!?今更何をやっても許すつもりは…」

九曜「――お――みや――げ――」カサ

佐々木「こ、これは!?」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:50:14.69 ID:Pi72t283O

佐々木「ふ、ふふふ…九曜さん、ごめんなさい。あなたを誤解してたわ」

佐々木「まさかあなたが…こんなに素晴らしいお土産を持ってくるなんて」

佐々木「キョン宅のお風呂の排水溝フィルターを持ってくるなんてっ!!」

九曜「――」

佐々木「ああ香しい…キョンのエキスに満ちてるわ…ハッ!?こ、これはまさか!!」

佐々木「間違いない!!キョンの隠毛!!略してキョンモー!!」

九曜「――――――」

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 02:58:52.68 ID:Pi72t283O

佐々木「1…2…3…4…7!7本も!!最高よ!!これであと10年は戦える!!(性的な意味で)」

九曜「――――――――」

佐々木「どうしようかしら…保存用・鑑賞用・予備は当然として、残り4本は全部使うもよし、1本ずつじっくり味わうもよし…」

佐々木「うはwwww夢がひろがりんぐwwwwww」

九曜「―――――――」スゥ…

佐々木「どうしたらいいと思う九曜さん♪あれ九曜さん?」


周防九曜 ドン引きしながらリタイア

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:14:06.66 ID:Pi72t283O

次の日


ハルヒ「…古泉君」

古泉「どうしました、涼宮さん」

ハルヒ「キョンに朝倉とか誰か知らない子がやたらベタベタしてるんだけど」

古泉「おやおや」

ハルヒ「これは一体どういう事かしら?」イライラ

長門「それについては私から説明する」

ハルヒ「有希!?」

長門「実は彼は今悪質なストーカー被害に遭っている」

ハルヒ「ストーカーですって!?」

長門「彼はその悩みを私達に相談してきた」

ハルヒ「何で団長であるあたしに相談しないのよ!!」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:23:29.83 ID:Pi72t283O

古泉「彼は自分の事であなたに心配をかけたくなかったんですよ。それで僕達だけに相談してきたんです」

ハルヒ「…バカ。団員の管理も団長の務めなんだから遠慮なんてするんじゃないわよ」

ハルヒ「…で?朝倉達にベタベタしてるのは?」

古泉「ストーカーへの恐怖のあまり幼児退行してしまう事がありまして」

長門「朝倉涼子達にはその対応を頼んでいる」

ハルヒ「そうだったの…」

古泉「ええ。だから彼を責めないでやって下さい」

ハルヒ「仕方ないわね…キョン!!」スタスタ

古泉「あ!今は行かない方が…あーあ」

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:33:16.53 ID:Pi72t283O

ハルヒ「ちょっとキョン!」

キョン「ばぶ?」

朝倉「あら涼宮さん」プルン

ハルヒ「んなっ!?ア、アンタ何部室で胸出してるのよ!?」

朝倉「何って…キョン君のケアよ?」

ハルヒ「ケアよ?じゃないわよ!何がどうなったら胸なんて出す事になるのよ!?」

朝倉「だって…ねぇ?」

橘「仕方ないですよねぇ」

ハルヒ「そこのアンタはなに当たり前のように脱いでるのよ!?つーか誰よ!?」

橘「あ、はじめまして。橘京子と…キョンさんどうしました?」

キョン「まんまー」ガバッ

ハルヒ「キャアアアアアアア!!?」

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:40:09.96 ID:Pi72t283O

古泉「…始まりましたね」

長門「……」

古泉「…佐々木さんの方は落ち着いたのでは?」

長門「周防九曜からの情報では排水溝フィルターと彼の隠毛を提供する事で一応の決着は着いた」

古泉「…では何故彼は幼児状態に?」

長門「…昨夜周防九曜への対応の後…少しやりすぎた」

古泉「やれやれ。新しくトラウマを作ってしまったのですか」

長門「勢いでやった。反省はしていない」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:49:51.07 ID:Pi72t283O

prrrr…

古泉「…バイトのようです」

長門「気をつけて」

古泉「お気遣い感謝しますよ」


朝倉「はーい、お疲れ様♪」

ハルヒ「な、何でこんな事に…」シクシク

橘「すぐに慣れますよ」

ハルヒ「慣れたくないわよ!!」

キョン「スヤスヤ」

ハルヒ「人の胸まさぐっといてコイツは…」ワナワナ

朝倉「ダメよ、キョン君が起きちゃうでしょ」

橘「大丈夫ですよ、キョンさんにはあの時の記憶は無いですから。味以外」

ハルヒ「私が大丈夫じゃないわよ!!つーか味って何!?」

162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 03:58:54.93 ID:Pi72t283O

そして…


キョン「お蔭様で完全復活したよ」

古泉「おめでとうございます」

キョン「お前にも迷惑かけたな、閉鎖空間が発生したんだろ?」

古泉「いえ、そうでもありませんでしたよ。神人は大人しく胸からポンジュースを垂れ流してるだけでしたし」

キョン「何故ポンジュース…」

古泉「それよりも3人のママにもお礼を言わないと」

キョン「だからその言い方はやめてくれ…」

古泉「ですが少なくとも長門さんにはお礼を言うべきでしょう」

キョン「ああ…ハルヒの記憶を消してくれたのは本気でありがたいからな」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 04:06:52.24 ID:Pi72t283O

キョン「んじゃ、俺こっちだから」

古泉「ええ、また放課後」

キョン「さてと…教科書、ノート、筆記用具、弁当…あれ?」

谷口「どうしたキョン?」

キョン「あ、谷口。いや、検尿が無くってさ…確かに入れてきたのに…」

ハルヒ「おっはよーう!!何してんの!?」

キョン「ああおはようハルヒ。いや、検尿が無くっ…て…さ…」

ハルヒ「ゴキュゴキュプハーッ!え、何?」

キョン「ハルヒ…それ…俺の検にy」



おわり

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/22(水) 04:15:54.87 ID:Pi72t283O

勢いだけでスレ立てるもんじゃないね、毎回反省してるよ
最後まで読んでくれたみんな、ありがとう
夢の中に佐々木かママさんズが出てきますように



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:カメムシ「よう、嬢ちゃん!」 長門「?」