キョン「用件を聞こうか」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:シンジ「僕はもう、誰とも笑えません」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/29(日) 20:51:02.59 ID:16X57xzx0

ハルヒ「IDの数だけ腹筋しなさい!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/29(日) 21:01:01.22 ID:16X57xzx0

キョン「用件を聞こうか」

ハルヒ「え? ええっと、宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探してきてください(何こいつ、いきなり何言ってんの)」

キョン「だが、断る」



5 名前:すまん、もうちょっと続けてみるわ[] 投稿日:2009/03/29(日) 21:05:22.55 ID:16X57xzx0

キョン「用件を聞こうか」

ハルヒ「え? ええっと、宇宙人や未来人や異世界人や超能力者を探してきてください(何こいつ、いきなり何言ってんの)」

キョン「その依頼は俺の主義に反する。他を当たってくれ」ピン

谷口「あちい、あちい、葉巻があああああ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:11:24.00 ID:16X57xzx0

谷口「お前涼宮を狙ってるのか? 悪いことは言わねえから涼宮はやめとけ。あいつは変わり者だ」

キョン「…………」

国木田「なんで? 普通の自己紹介だったじゃないか。『東中出身、涼宮ハルヒです。よろしくお願いします』って」

谷口「お前は中学時代の涼宮を知らないからそう言えるんだ。とにかく奴は変わり者だ」

国木田「キョンより?」

谷口「…………さあ、どうだろう」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:16:30.32 ID:16X57xzx0

朝倉「ねえ、ユニークな自己紹介のキョン君だっけ」

キョン「俺の背後に立つな」

朝倉「ごめんなさい。あなたに伝えときたいことがあって。あなた今日から委員長代理補佐心得に任命されたわ」

キョン「興味ないな」

朝倉「これは岡部教諭の命令よ。あなたに拒否権はないわ。ちなみに委員長はわたし。よろしくね」スッ

キョン「利き腕を初対面の相手に預けるほど俺は自信家じゃあない」

朝倉「そ、じゃあよろしく」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:18:28.48 ID:16X57xzx0

谷口「お前いつから朝倉と仲良くなったんだよ」

キョン「…………」

国木田「仲が良い会話だったっけ……」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:20:07.91 ID:16X57xzx0

書きながらって難しいな。もう無理。ごめん

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:30:25.18 ID:16X57xzx0

ハルヒ「閃いた! 無ければ作ればいいのよ!」

谷口「いきなりなんだ? いったい何を作るんだ」

ハルヒ「究極のメニューよ!」

谷口「な、おかしいだろ」

ハルヒ「あんたも協力しなさい!」

キョン「興味無い…………」

ハルヒ「つべこべ言わずに来なさい!」ぐい


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:32:24.73 ID:16X57xzx0

国木田「確かにおかしな人だね」

谷口「あーあー、連れて行かれちゃったよ」

国木田「助けないの?」

谷口「だが、断る!」

国木田「お前も十分おかしいよ」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:35:53.33 ID:16X57xzx0

キョン「ここは……どこだ?」

ハルヒ「文芸部室よ。ここで今日から究極のメニューを完成させるわ。他の三人はさっきあたしが集めてきた同志よ」

キョン「…………」

古泉「よろしく」

みくる「はわわ、よろしくお願いします」

長門「…………」

キョン「……残念だが、俺は協力するつもりは無い」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:38:20.68 ID:16X57xzx0

ハルヒ「なんでよ!」

キョン「あんたの依頼は俺の主義に反する」

古泉「では、こういうのははどうでしょうか? 我々が究極のメニューを作っている間、我々を妨害するテロリストをあなたが抹殺する。これならばあなたのルールに違反しないのでは?」


16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:40:59.82 ID:16X57xzx0

キョン「…………」

古泉「どうでしょう?」

キョン「いいだろう。郵貯の指定した口座に依頼金を振り込んでくれ」

古泉「ありがとうございます」

みくる「(テロリストなんていないんじゃないかな)」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:43:21.62 ID:16X57xzx0

放課後 校舎の裏

古泉「実は……あなたにだけ話しておきたいことがありまして……このような場所にお呼びしました」

キョン「…………」

古泉「隠し事はあなたのルールに反するということでしたから……」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:45:55.77 ID:16X57xzx0

キョン「あんたのボスの涼宮ハルヒはこのこと知っているのか」

古泉「いえ、これは僕の独断でございます」

キョン「…………」

古泉「実は……僕達三人は普通の人間ではありません」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:50:29.99 ID:16X57xzx0

キョン「……俺は……精神科の医師じゃあない。自分で自分のことをおかしいと思っているのなら、病院に行け」

古泉「いえ、精神的に普通ではないということではありません。物理的に一般人とはかけ離れているのです」

キョン「お前は……かなり末期のようだな……」

古泉「言葉で説明してもわかってもらえるとは思っておりません。今晩、あなたも僕の言葉の意味を知るでしょう」

キョン「…………」

古泉「僕がいま言える事はそれだけです。今晩お会いしましょう」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 21:55:43.93 ID:16X57xzx0



ハルヒ「ちょっと! 起きなさい! いつまで寝てるのよ」ユサユサ

キョン「…………」

ハルヒ「やっと起きたわね」

キョン「…………ここは?」

ハルヒ「学校よ! 学校のグラウンド」

ハルヒ「何でか知らないけど、あたし達学校に閉じ込められちゃったみたいなのよ」


22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:00:25.14 ID:16X57xzx0

キョン「……ふたりっきりというわけか……」

ハルヒ「??」

キョン「なぜ俺達二人だけが閉じ込められたのか……」

キョン「(まさか、古泉の言っていたのはこういうことか)」

キョン「(いや、朝比奈みくると言ったか、あのメイド服の女性の仕業とも考えられる)」

キョン「(まてよ、もう一人……確か長門と名乗る少女があの部屋にはいたはずだ。奴が怪しい……思えば奴は最初から俺に敵意を向けていた)」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:03:18.18 ID:16X57xzx0

キョン「落ち着け、どうやらここには俺達二人しかいないようだ」

ハルヒ「…………」

キョン「おそらく、古泉か長門、朝比奈この三人の誰かの仕業だろう。いや、三人が共謀したとも考えられる」

ハルヒ「な、なんで?」

キョン「プロの……勘だ」

ハルヒ「え? だって……だって……」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:05:10.25 ID:16X57xzx0

キョン「現実を受け入れるんだ」

ハルヒ「だって、有希もみくるちゃんも古泉君も後ろにいるじゃない」

キョン「何!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:07:10.32 ID:16X57xzx0

長門「…………失礼な」

みくる「そんな風に私たちのことを見ていたんですね」

古泉「いやあ、プロの勘は実にすばらしい。古泉一樹、あなたの的外れな推理に感銘いたしました」

キョン「…………俺の背後に立つな」


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:10:08.80 ID:16X57xzx0

ゴォォォォォォォォン

キョン「な?」

ハルヒ「な、何あれ? 急にどこから出てきたの?」

古泉「あ、あれは!」

みくる「な、なんですか? あの大きな光の巨人は?」

長門「…………」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:13:13.35 ID:16X57xzx0

長門「あれは……リヴァイアサン。この世界に終わりをもたらす者」

ハルヒ「みんな、逃げるわよ!」

古泉「え? あれが涼宮さんが捜し求めていた異世界人では……ないのですか」

みくる「お前空気読めよ! 踏み潰されるだろうが!」

長門「…………」


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:18:20.83 ID:16X57xzx0

ハルヒ「じゃあ古泉君は異世界人を捕まえてきなさい! 団長命令よ! 他のみんなは逃げましょう」

古泉「いや、待ってください。原作とごっちゃになってますよ。そもそもSOS団の命名はしてないでしょ。我々の目的は究極のメニューなわけで……」

みくる「じゃあ古泉、後はよろしく」

古泉「あんたキャラ変わりすぎだから……」

キョン「…………」

長門「…………ツッコミは?」


31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:21:10.65 ID:16X57xzx0

キョン「わかったわ!」

ハルヒ「は?」

長門「なぜ急に女言葉」

みくる「さっさと走れ! キモオタ野郎」

古泉「あなたが犠牲になってくれるのですか?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:23:20.58 ID:16X57xzx0

キョン「これは夢よ! 夢の中であたしはキョンなんだわ」

キョン「そしてあたしの正体はヌーメラウーメラ、この世の元よ!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:26:10.80 ID:16X57xzx0

キョン「この世の元は訴える! 神の左手悪魔の右手!」

古泉「おお! 彼の右手が光の巨人を握りつぶしていく…………」

ハルヒ「すごい……」

みくる「え? でも……」

長門「…………」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:28:44.17 ID:16X57xzx0

みくる「完全に握りつぶせていないわ」

古泉「なぜだ! 彼の力でもリヴァイアサンは勝てないというのか」

ハルヒ「そんな…………」

キョン「な、なんで……なんであたしの悪魔の右手で消滅しないなんて……そんなものはこの世に存在しないはず……」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:31:21.28 ID:16X57xzx0

キョン「わかったわ! 本当の黒幕はあんたよ!」

古泉「ちょ、ちょっと待ってください! 違、違う! うわあああぁぁぁぁぁぁぁ」ぐちゃぐちゃ

キョン「あれ? 間違えちゃった。えへ」


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:34:27.39 ID:16X57xzx0

キョン「あんた達のうちの誰かが本当のリヴァイアサンよ!」

ハルヒ「あ、あたしじゃないわ! ほ、本当よ! 神に誓ってあたしじゃないわ」

みくる「はわわわわわぁぁぁ……わたしじゃあああありません。本当に本当にわたしじゃありません」

長門「…………」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:39:16.70 ID:16X57xzx0

キョン「その大きな胸が怪しいわ! あんたがリヴァイアサンに違いわ!」

みくる「違う、っていうかそれは八つ当たうわあああぁぁぁぁぁぁぁ」ぐちゃぐちゃ

キョン「あれ? また違ったわ。仕方がないわね。戦争には犠牲がつきものよ」

長門「戦争?」

ハルヒ「な、なんて悲惨な」ガクガクブルブル

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:42:29.90 ID:16X57xzx0

キョン「そうよ! 最初からあんたが怪しかったのよ! あたしの偽者じゃない!」

ハルヒ「ま、待って! 違う違う! 本当に違うんだっうわあああぁぁぁぁぁぁぁ」ぐちゃぐちゃ

キョン「謎はすべて解けたわ。リヴァイアサンはあんたね」

長門「…………」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:44:11.44 ID:16X57xzx0

キョン「何か言い残すことはあるかしら」

長門「…………彼に……また」

ジリリリリリリリリリリリリリリ

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:49:14.56 ID:16X57xzx0

ハルヒ「ほえ……」

キョン「朝だぞ、ハルヒ。早く起きないと遅刻するぞ」

ハルヒ「は、あ、あんたリヴァイアサンね」

キョン「朝ごはんもできてるから早く顔を洗って来い」

ハルヒ「あ、あたしを騙そうたってそうはいかないんだから。キョンの姿をしたリヴァイアサンめ」

キョン「寝ぼすけなお姫様だなぁ」

チュ

キョン「目が覚めたか?」

ハルヒ「うん」

キョン「じゃあ顔を洗って、ご飯を食べようか」

ハルヒ「……はい///」

終わり


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/29(日) 22:51:35.26 ID:16X57xzx0

うー書きながらの投下って初めてだけど難しかったよー
gdgdになっちゃったけど見てた人いるのかな
途中支援くれた人ありがとう
プリンやアナルでもSS書いてるから機会があったら見てね。
じゃあノシ



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