佐々木とキョンの子供がお父さんっ子だったら


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:06:57.57 ID:EMzwMTuLO

佐々木 さき
7歳
年齢不相応なほど聡明な女の子。わからない事があれば調べないと気が済まない。
知識が豊富、性格も温和でともだちからの信頼も厚い。
容姿は佐々木似で、異様なまでのお父さんっ子。



小学生になり、母親から「いつまでもお父さんに甘えすぎないように」と言われている。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:13:33.02 ID:EMzwMTuLO

さき「おとうさん、おとうさん」

キョン「うん?どうした?」

さき「今朝のニュース見た?今日のニュース見た?放送局の人が暴行したっていうの」

キョン「ああ、そういやそんなニュースあったな。どうかしたか?」

さき「さっき、同じ会社の放送でそのニュースやってたんだ」

キョン「へー…」

さき「20秒くらいしかその事は話さなかったんだ。どう思う?」

キョン「そりゃそうだろ。自分の会社の事なんて放送したくないだろうしな」

さき「お父さんもそう思う?くく、なんだかかわいそうだね」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:19:33.52 ID:EMzwMTuLO

キョン「ま、そんなもんだろうさ。どこも自分の悪いところは見られたくないもんだ」

さき「ふーん。ニュースって面白いね」

キョン「そんな事言う小学生も珍しいな。お父さんは社会人にニュース見だしたのに」

さき「え?おかしいの?」

キョン「え?」

さき「ボクっておかしいのかな?」

キョン「そんな事ないさ。色んなことに興味を持つのはいいことだ」

さき「でも、学校でも自分の事をボクって言ったら笑われたことあるよ…?」

キョン「今はもうそんな事ないだろ?」

さき「うん。最近はもう笑われない」

キョン「さきがしっかりしてたら、自分をなんて呼ぼうが誰も気にしなくなるもんだよ」

さき「そうかな?」

キョン「そうさ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:23:59.87 ID:EMzwMTuLO

佐々木「さき、お父さん。もうすぐ夕食が出来るよ」

キョン「おー。じゃあさき、ご飯食べに行こうか」

さき「えー。もうちょっとお父さんのお部屋に居たい」

キョン「お母さんがご飯作って待ってくれてるんだから、早く行くよ」

さき「…じゃあ、だっこしてくれたら行くよ」

キョン「抱っこぉ?やれやれ、さきはいつまで経っても甘えん坊だな。ほら」

ぎゅ

さき「くくっ、だってボクはまだ小学生だもん。まだまだ子供だからね」

キョン「普段は子供扱いされたら嫌がるのに、こういう時だけ子供を使うんじゃありません」

さき「えへへ」

ぎゅー

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:28:42.58 ID:EMzwMTuLO

トテトテ

キョン「お待たせー」

さき「おまたせー」ニコニコ

佐々木「…やれやれ。さき、またそんなにお父さんに甘えて…もう小学生なんだよ?」

さき「まだ小学生だもん」

キョン「まぁ良いじゃないか。こうやって甘えてくれるのもあと数年だ」

佐々木「まったく…お父さん、君が甘やかすから、さきがなかなか自立しないんだよ」

さき「あと数年じゃないよ。ボクはずっとお父さんと居るからね」

キョン「はは、うれしい事言ってくれるじゃないか。10年後も同じ台詞が聞きたいな」

さき「10年後だね?うん、覚えとく」ニコ

佐々木「まったく…」クス

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:36:06.11 ID:EMzwMTuLO

さき「いただきます」

キョン・佐々木「いただきます」

さき「ねぇ、お父さん」

キョン「うん?」

さき「学校の給食はどうして手をあわせるの?」

キョン「え?ありゃきっと…なんか農家の人に感謝してるんじゃないか?なぁお母さん」

佐々木「くつくつ、合掌はもちろんその意味も含まれているが、仏教の作法でもあるようだよ」

キョン「へぇ?」

佐々木「宗教上の関係で、最近は強制しない学校も増えているようだね」

キョン「そうなのか。だそうだ、さき。わかったか?」

さき「うん、ありがとう。お父さんは物知りだね」

佐々木「……今のは、僕の手柄ではないのかな?」

キョン「はは、そう怒るなよお母さん。大人気ないぞ」

佐々木「くつくつ、怒ってなどいないさ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:40:59.03 ID:EMzwMTuLO

さき「お父さん、トマト残しちゃだめだよ?」

キョン「う…」

佐々木「さきの言うとおりだよ、お父さん。好き嫌いはいただけないな」

キョン「……さき、トマト足りてるか?」

さき「くく、ボクは確かにトマト大好きだけど、お父さんが食べなきゃ」

佐々木「娘に怒られるようじゃ父親失格だね、お父さん?」

キョン「く……なぁ、さき?反面教師って知ってるか?」

さき「え?なになに?」

佐々木「お父さん。食べなさい」

キョン「…はい」もぐもぐ

さき「ねー、お父さん。反面教師って?」ぐいぐい

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:48:50.50 ID:EMzwMTuLO

さき「ごちそうさま」

キョン「ふぅ。ごちそうさん」

佐々木「はい、お粗末さまでした」ニコ

キョン「さて、と。俺はちょっと部屋に戻るよ」

さき「えー。ボクも行っていい?」

キョン「うん?いいけど、もうすぐさきの好きなクイズ番組始まるぞ?いいのか?」

さき「うー……でも、お父さんの部屋がいい」

佐々木「くつくつ。お父さんがここでさきと一緒にクイズを見れば良いんだよ」

キョン「…そうだな。よし、さき、お母さん。今日も勝負するか」

さき「うん、しよう!お母さん、今日は負けないよ!」

佐々木「お母さんに勝てるかな?」

キョン「小学生が国立大卒に勝ったらたいしたもんだな」

佐々木「お父さんだって僕と同じ大卒じゃないか。負けても言い訳はできないよ」

キョン「プレッシャーをかけないでくれ。この前は漢字の読み取り負けてるんだから」

さき「くくっ」ニコニコ

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 19:54:30.35 ID:EMzwMTuLO

TV『この漢字の読みは?【抉る】』

佐々木「よし、お母さんはわかったよ」

さき「…えー?」

キョン「まずい、まずいぞ。本気でわからん」

さき「てへん…てへんに……?」

佐々木「くつくつ、それじゃあこのチラシの裏にそれぞれの回答を書こうか」

カキカキ

キョン「く……」

さき「…うーん、こうかな?」カキカキ

キョン「……」カキカキ

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 20:00:48.71 ID:EMzwMTuLO

TV『正解はこちら!【えぐる】』

さき「あっ!!」

佐々木「それでは解答を見せてもらおうかな」

キョン「穴があったら入りたいぞ」

さき「えへへ、はい」

佐々木・・・えぐる

さき・・・えぐる

キョン・・・なぶる

さき「くっくっ、ボクとお母さんの勝ちー!」

佐々木「くく、情けないねお父さん。本当に大学で何をしていたんだい?」

キョン「さ、さきだって憶測で正解しただけじゃないか」

さき「うん、こうかなって思った」

佐々木「素晴らしいことじゃないか。部分を見て全体を予測するのは正しいよ」

さき「だってさ、お父さん。くく」ニコニコ

キョン「くそぅ…」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 20:39:22.99 ID:EMzwMTuLO

佐々木「さぁ、お父さん。僕たちになにをしてくれるんだろう」

さき「くくっ、なんだろー?」

キョン「え!?罰あるの?」

さき「勝負だもん。ねーお母さん?」

佐々木「ね。当然だよ」

キョン「えー…困ったな」

佐々木「…」わくわく

さき「…」きらきら

キョン「はぁ…やれやれ。しょうないな。週末にでかけようか」

佐々木「ほう。これは嬉しい罰ゲームだね」

さき「くく、最近お父さんとでかけてなかったから嬉しいな」ニコニコ

キョン「で、どこに行きたい?」

佐々木「遊園地なんてどうだろう?」 さき「遊園地がいいな」

キョン「よし、わかった。じゃあ日曜日は遊園地な」

さき「えへへ」ニコニコ

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 20:52:22.96 ID:EMzwMTuLO

【次の日・学校】

キーンコーンカーンコーン

クラスメイト「おはよー、さきちゃん!」

さき「おはよう」

クラスメイト「さきちゃん、今日の宿題やってきた?」

さき「算数の?うん、やってきたよ」

クラスメイト「えへへ、えっとね、わたし、忘れちゃったんだぁ。見せてほしいなぁ」

さき「くくっ、もちろんいいよ。間違ってたらごめんね」

クラスメイト「さきちゃんが間違えるわけないよぉ。いっつも100点なのに」

さき「そんな事ないよ。この前はあの子に負けたもん」

クラスメイト「あー、いつもさきちゃんに勝負してくるもんね。勉強できてうらやましいなぁ」

さき「くく、じゃあ今度一緒にべんきょうしようか。みんな呼んで」

クラスメイト「ほんと!?えへへ、うれしいなぁ」ニコニコ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 20:59:34.52 ID:EMzwMTuLO

クラスメイト「……なんの話?」

クラスメイト「あ、おはよぉ。えとね、さきちゃんが勉強よくできてうらやましいなって」

クラスメイト「本当。うらやましい」

さき「今度一緒に勉強しようかって話をしてたんだ。有佳ちゃんも来るかい?」

クラスメイト「行く」

クラスメイト「やったぁ。みんな一緒だとがんばれるね。えっとねぇ、じゃあね、次の日曜日は?」

さき「あ、ごめん…次の日曜日はだめなの」

クラスメイト「ふぇ?なにかあるの?」

さき「うん、お父さんと遊園地なんだ」ニコニコ

クラスメイト「いいなぁ。うふふ、さきちゃんはお父さんのお話するとき嬉しそうだね」

さき「くく、そうかなぁ」ニコニコ

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:03:57.61 ID:EMzwMTuLO

さき「ちゃんとお土産買ってくるからね」

クラスメイト「ありがとう、楽しみにしてるねぇ」

クラスメイト「楽しみ」

キーンコーンカーンコーン

クラスメイト「あ、チャイム鳴っちゃった。先生来るね」

クラスメイト「そう。席につく」

さき「あれ?みくちゃん、宿題写した?」

クラスメイト「ふぇ?……あ」

ガラガラ

先生「みんな、おはよー!朝の会始めるわよ、席についてー」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:13:08.31 ID:EMzwMTuLO

先生「はい、今日の日直はさきちゃんだったわね。じゃあ号令かけてくれる?」

さき「はい。きりーつ」

ガタガタッ

さき「おはようございまーす」

全員「おはようございまーす」

さき「ちゃくせき」

ガタガタッ

先生「それでは朝の会を始めます。今日は体育の時間は体育館って言ってたんだけど、外に変更になりました」

クラスメイト「えー」

先生「はいはい、文句いわなーい。今日は外でドッチボールだからね」

ちょんちょん

クラスメイト「ねぇ、聞いた?今日ドッチだって」

さき「みたいだね。楽しみ?」

クラスメイト「当然じゃない!さきちゃん、違うチームだったらいいのにね!今日も勝負よ!」

さき「くく、違うチームにか。よろこんでいいのかな?」ニコ

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:22:19.01 ID:EMzwMTuLO

先生「連絡は以上です。それでは授業にしましょうか」

みく「……」おどおど

先生「一時間目は算数ね。みんな、宿題やってきましたか?」

みく「……」おどおど

有佳「……」おどおど

さき「!」

先生「それじゃあ前の子から答え合わせしますね」

さき「ねぇハルちゃん。みくちゃんと有佳ちゃんが宿題忘れたみたいだね」ぼそぼそ

ハルナ「みたいね。あたしが有佳に見せてあげるから、さきちゃんはみくちゃんに見せてあげて?」

さき「うん、わかった」ニコ

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:29:42.87 ID:EMzwMTuLO






みく「さきちゃん。さっきはありがとう」

さき「ううん。良いんだよ」ニコ

みく「先生におこられると思ってずっとドキドキしてたんだよぉ」

さき「でもね、みくちゃん。忘れてちゃよくないよ?次からはやってこようね」

みく「うん、ありがとう。えへへ、実は学校に忘れて帰ってて…」

さき「くくっ、もう。しょうがないなぁ。みくちゃんはドジっ子だもんね」ニコ

みく「あうぅ……」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:38:08.73 ID:EMzwMTuLO

有佳「さっきはありがとう」

ハルナ「ううん、いいよ。有佳はいつもの事だもんねー」

有佳「…」しゅん

ハルナ「あ、怒ってるわけじゃないよ?」

有佳「…どうして私はいつも宿題を忘れるの」

ハルナ「学校に忘れて帰っちゃうの?」

有佳「ちがう。もって帰ってもわすれる」

ハルナ「へ?連絡帳は?」

有佳「……家に忘れる」しゅん

さき「しょうがないさ。人間は誰でも失敗するもん。ね?有佳ちゃん」

有佳「…そう?」

さき「そうさ。今日は連絡帳もって来た?」

有佳「忘れた…」

さき「じゃあ今日は私が紙あげるから、一緒に書こうね」

有佳「そう。わかった」ニコ

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:45:26.24 ID:EMzwMTuLO

有佳「あ、もうたいくの時間」

さき「本当だね。そろそろ着替えなきゃ」

有佳「…さきちゃんと一緒がいい」

さき「くく、そうだね。普通はそうだよね」

有佳「?」

さき「さっきハルちゃんがね、違うチームになりたいねって」

有佳「……」クスッ

さき「勝負したいって言ってくれるのは嬉しいけど、結局有佳ちゃんの居るチームが勝つもんね」

有佳「…そうでもない」てれてれ

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 21:52:46.35 ID:EMzwMTuLO

キーンコーンカーンコーン

先生「じゃあチーム分けね。教室で1,3,5班の子と2,4,6班の子に別れましょうか」

有佳「あ!さきちゃんと一緒…」ぱぁ

さき「みたいだね。よろしくね、有佳ちゃん」

有佳「…がんばる」

ハルナ「ふっふーん。さきちゃん、勝負よ!」

さき「くくっ。がんばろうね」

ハルナ「…でもそっちに有佳が居るのはずるいなぁ。こっちにもみくちゃんといっちゃんがいるけど」

みく「ふ、ふぇぇ……こわいよぉ」

いっちゃん「えへへ、がんばろうねぇ〜」ほわほわ

ハルナ「……みんな、がんばろうね!」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 22:01:02.98 ID:EMzwMTuLO

ピーッ!

ハルナ「んんんー!!…っえい!」

びゅっ

さき「きゃ!?」

有佳「……あぶない」さっ

ばしぃ!!

さき「あ、ありがとう有佳ちゃん。びっくりしちゃった…」

有佳「いい」トテトテトテトテ

びゅっ

みく「ひやぁぁぁぁ!?」

ぼかっ

ハルナ「ああ?!みくちゃん!顔に……」

みく「ふぇぇぇん…」ぽろぽろ

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 22:10:28.02 ID:EMzwMTuLO

先生「あらあら。みくちゃん、大丈夫?」

みく「ふぇぇ〜ん…」ぽろぽろ

有佳「…ごめんなさい」

みく「え、えぐ…だい、じょぶ……ふぇええん」ぽろぽろ

先生「かわいそうに。怪我はしてないわね。じゃあみくちゃん、木陰で休んでなさい」

みく「ひく…えぐ……はぁい…」

有佳「先生」

先生「ん?どうしたの有佳ちゃん?」

有佳「私がみくちゃんを見ている。…いい?」

先生「ふふ、有佳ちゃんはやさしいね。じゃあお願い」

有佳「わかった」コク





さき「みくちゃん大丈夫かなぁ?」

ハルナ「大丈夫みたいね。さぁ、さきちゃん!勝負再開よ!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 22:17:40.26 ID:EMzwMTuLO





さき「ふぅ…疲れたね。もうフラフラだよ」

ハルナ「疲れたわね……さきちゃん、勉強でも運動でもなんでもできるんだなぁ…」

さき「それはハルちゃんもだよ。うらやましいよ」

ハルナ「ふふん、今日のドッチボールもあたしが勝ったしね!」ニコニコ

さき「すごかったもんね、ハルちゃん。今度は負けないよ」

ハルナ「うん、楽しみだね!あ、そろそろ給食当番だね。あたしトイレ行くから、先に行っててぇ」

さき「うん、わかったぁ。また後でね」フリフリ

トテトテ

トテトテ

さき(次は負けないように頑張ろう……)

トテトテ

トテトテ

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 23:47:49.85 ID:EMzwMTuLO

さき「あ、今日シチューだったけ」

さき「楽しみだな。ドッチボールでお腹減ったし」

さき「…あ、今日給食当番ペアの男の子休みだった」

さき「一人で運ばなきゃダメなのかぁ。大変だなぁ」

トテトテ

トテトテ

さき「大のおかず、重たいのにな…」

トテトテ

トテトテ

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 23:50:00.16 ID:EMzwMTuLO

ハルナ「みくちゃん、給食当番でしょ?一緒に行こ!」

みく「あ、はぁい。今日の給食なんだっけ?」トテトテ

ハルナ「今日はクリームシチューだったと思うわよ!」

みく「そうなんだぁ。えへへ、楽しみだなぁ」

ハルナ「ホントね!さ、早く取りに行きましょう!」

みく「うん!待ってぇ」

トテトテ

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/12(木) 23:57:02.31 ID:EMzwMTuLO

【給食室】
さき「すみません、給食取りにきましたー」

職員「はいはーい、持ってって!」

さき「いただきまぁす」ぐいっ

さき「うーん…」ぷるぷる

ぐらぐら

さき「重たいなぁ。誰かに手伝ってもらった方がよかったかも」トテトテ

さき「……うーん」トテトテ ぐらぐら…

さき「あ」

ぐらっ

がしゃあんっ!!

さき「あ、あ…」

ばしゃーー

さき「あ…戻さなきゃ、戻さなきゃ…」

かちゃ かちゃ

さき「……」じわ

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:02:09.87 ID:jjpXMI9NO

さき「……」じわ…

かちゃかちゃ ふきふき

さき「……う」ぽろ

さき「うぇぇん……」ぽろぽろ

先生「さきちゃん!?」タッタッタ

さき「先生ぇ…」ぽろぽろ

先生「大丈夫?怪我してない?」

さき「えぐ…ぼ、ぼくのせいでシチュー…ごめんね?ごめんね先生?」ぽろぽろ

先生「良いのよ、そんな事。早くエプロン脱いで。やけどしてない?」

さき「うん…」ぽろぽろ

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:05:34.56 ID:jjpXMI9NO

ざわざわ

みく「…?」

ハルナ「なにかしら?ねぇそこのアンタ、なんかあったの?」

生徒「うん、なんか1年1組の給食こぼしちゃったらしいよ」

ハルナ「えー!それウチのクラスじゃない!」

みく「え?クリームシチュー食べられないの?」

ハルナ「そうみたい。まったく、どこのドジよ!」

みく「あーあ、残念だなぁ…」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:09:21.05 ID:jjpXMI9NO

【教室】

先生「えー、今日は大のおかずがこぼれちゃったので、残念だけどシチューはないの」

クラスメイト「えー!?」

先生「零しちゃった子もわざとじゃないんだから、許してあげてね?」

クラスメイト「はーい…」

先生「うん、優しいね皆。それじゃあ、いただきます」

クラスメイト「いただきまーす」

さき「……」じわ

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:14:17.65 ID:jjpXMI9NO

同じ班の子「うーん、やっぱり給食ちょっと足りないな」

さき(ごめんね…ごめんねみんな…)

同じ班の子「しょうがないけどね」

さき(ボクの分も食べてもらおうかな?)

さき(それから、ちゃんと謝ろう。ナイショはよくないよね)

さき「あ、あの…」

みく「ねぇねぇみんなぁ」

同じ班の子「ん?どうしたのみくちゃん?」

みく「わたし、あの…あんまりお腹空いてないから、良かったら…パンあげようか?」

さき「!」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:16:58.73 ID:jjpXMI9NO

同じ班の子「え?!良いの?」

みく「うん。足りない人みんなで分けて」ニコ

同じ班の子「やったー!みくちゃんありがとー!」

同じ班の子「俺も!俺もちょうだい!」

みく「えへへ、みんなで分けて」ニコ

同じ班の子「ありがとな、みく!」


さき「……みくちゃん…」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:21:39.29 ID:jjpXMI9NO

さき「みくちゃん」

みく「ん?なぁに?」

さき「あのね…シチュー零しちゃったの、私なの」

みく「そうなんだ。みんな怒ってなくてよかったね」ニコ

さき「みくちゃんが気を使ってくれたからだよ。ありがとう」

みく「ううん!わたしホントにお腹へってないんだよぉ」フリフリ

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:25:53.44 ID:jjpXMI9NO

さき「…それでも。よかったら、私のパン食べて」

みく「え!?そんなの貰えないよぉ」

さき「でも、悪いのは私なのに…」

みく「良いのいいの。ほら、食べていいよぅ」ニコ

さき「ダメだよ。みくちゃん食べないなら私も…」

みく「うーん…。じゃあ、半分こっこしようか?」

さき「うん!」ぱぁぁ

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:29:11.04 ID:jjpXMI9NO





キーンコーンカーンコーン

さき「これから、おわりのかいを、はじめます。礼」

クラスメイト「お願いしまーす」

先生「はい、それじゃあ今日一日でなにかよかった事はありますか?」

さき「はい!」ばっ

先生「さきちゃん、どうぞ」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 00:35:03.91 ID:jjpXMI9NO

さき(みんなに怒られたりしないかな?)

さき(…怖いよ…。でもみくちゃんが気を使ってくれたんだから、言わなきゃ)

さき「今日は、私は給食をこぼしちゃいました」

先生「!」

さき「でも、みくちゃんがみんなにパンをあげたので、みんなに怒られなかったです」

さき「……みんな、ごめんね?」

先生「…うんうん。さきちゃん、よく正直に言えました。偉いね」ニコ

先生「みくちゃんも優しいね。でもあんまり自分を犠牲にしちゃダメだよ?ね?」

みく「はぁい」

先生「はい、皆みくちゃんと正直に言えたさきちゃんに拍手ー」

ぱちぱちぱちぱちぱちぱち

さき(正直に言えてよかったな…)

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 10:00:32.76 ID:jjpXMI9NO

さき「じゃあ帰ろっか、みくちゃん」

みく「はぁい。えへへ、よかったねさきちゃん」ニコ

さき「うん!みくちゃんのおかげだよ」

みく「そんな事ないよー」

トテトテ

さき「先生、さようなら」ペコッ

みく「さよぉならー」フリフリ

先生「あ、みくちゃんちょっと待って。一緒に職員室まで来てくれる?」

みく「?はぁい。ごめんねさきちゃん、今日は先に帰ってて」

さき「わかった。じゃあねみくちゃん」フリフリ

みく「ばいばーい」フリフリ

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 10:12:33.44 ID:jjpXMI9NO

トテトテ

さき「みくちゃん、良い子だな。優しいし」

トテトテ

さき「ボクもあんなふうに人に優しくなりたいな」

トテトテ

さき「おかげでボクもちゃんと皆に謝れたしね」

トテトテ

さき「早く帰ってお父さんに話そう」

トテトテ

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 10:34:24.15 ID:jjpXMI9NO

ガチャ

さき「ただいま帰りました」

佐々木「お帰りなさい」トントン

さき「晩ごはん作ってるの?なに?」

佐々木「今日はハンバーグだよ。好きだろう?」

さき「うん!」ぱぁぁ

佐々木「さぁ、宿題を済ませて来なさい」

さき「…」じーっ

佐々木「さき?」

さき「お母さん、ボクも作ってみたい」

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 10:50:52.95 ID:jjpXMI9NO

佐々木「さきが?危ないよ?」

さき「大丈夫。ボクがお父さんのハンバーグ作るよ。良いでしょ?」ぐいぐい

佐々木「くくっ。ホントにさきはお父さんが好きだね」

さき「えへへ、大好きだよ。お母さんがお父さんを好きなのより、もっと好き」ニコニコ

佐々木「くつくつ。それはどうかな?僕のお父さんに対する愛情は並大抵ではないよ」

さき「ボクの方が好きだもん」ニコニコ

佐々木「そうかそうか。じゃあ包丁は危ないから、さきにはこねて貰おうかな」

さき「はい。くくっ、お父さん喜んでくれるかな」

佐々木「どうだろう。お父さんは鈍感な上に照れ屋さんだからね」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 10:57:21.08 ID:jjpXMI9NO

こねこね

さき「…うーん?こう?」

佐々木「もっともっと。脂が浮いて粘つくまでこねるんだよ」

さき「うーん、うーん」こねこね

佐々木「ほら、お母さんのを見てごらん。粘ついているだろう?」にちゃにちゃ

さき「ホントだ。すごいね」こねこね

さき「うーん、よいしょ、よいしょ」こねこね

182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 11:01:59.11 ID:jjpXMI9NO

さき「なかなか粘つかないね」こねこね

佐々木「しっかりこねればすぐ脂が浮いてくるよ」パン!パン!

さき「?お母さん、どうしてハンバーグ叩いてるの?」

佐々木「これはね、空気を抜いているんだよ。形が崩れないようにね」

さき「へぇ、すごいなぁ。お母さんはどうして料理が上手なの?」

佐々木「くつくつ。僕も昔はひどかったんだよ。卵焼きも作れなかったからね」

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 11:06:45.64 ID:jjpXMI9NO

さき「そうなの?意外だなぁ」こねこね

佐々木「どんなに頑張ってもフライパンに引っ付いてしまってね。くく、苦労したなぁ」パンパン

さき「どうして上手になったの?」

佐々木「くく、さきもすぐ上手になるさ」

さき「そう?」

佐々木「お父さんが好きでしょう?」

さき「うん、大好きだよ」ニコニコ

佐々木「だったら上達は早いと思うよ。さぁ、お母さんのはできたよ。さきのは?」

さき「できた。これで良い?」

佐々木「よし、じゃあ焼こうか。上手く出来ると良いね」ニコ

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 17:50:13.45 ID:jjpXMI9NO

ジュー…

さき「ボクの出来た?」

佐々木「まだだよ。もうすぐ出来るからね」

さき「お父さん、喜んでくれると良いなぁ」

佐々木「そうだね。おっと、ちょっと形崩れしてしまったかな」

さき「えー?ちゃんと作ったのに」

佐々木「少しこねが足りなかったかも知れないね。初めてだし仕方ないさ」

さき「味は変わらないよね?」

佐々木「うん。気持ちを込めて作れば美味しくなるものだよ」

さき「えへへ、楽しみだなぁ…」

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 17:56:18.49 ID:jjpXMI9NO





さき「…お父さん、帰って来ないね」

佐々木「そうだね。今日は遅くなるとは言っていなかったんだけど」

さき「ボクの作ったハンバーグ、冷めちゃうね」

佐々木「そうだね。…もう8時か。先に食べようか」

さき「嫌だ。ボクはお父さん待ってるよ」

佐々木「何時になるかわからないから。ね?先に食べてよう」

さき「いや」ぷいっ

佐々木「こら、子供みたいな事言わない。もう小学生なんだから」

さき「まだ小学生だもん」

佐々木「…やれやれ。困ったものだ」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:03:40.90 ID:jjpXMI9NO





佐々木「もう9時だ。これ以上はいけないよ、先に食べよう」

さき「いやだ。ボクが作ったハンバーグ食べてもらう。良いでしょ?」

佐々木「ダメだよ。お父さんが帰って来たら食べてもらうから、さきとお母さんは先に食べるよ」

さき「お願い。もうすぐ帰って来ると思うから。ね?」

佐々木「さき、聞き分けなさい」

さき「……」じわ

佐々木「さぁ食べよう。テーブルを片付けて」

さき「はい……」

224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:14:43.68 ID:jjpXMI9NO





ガチャ

キョン「ただいま」

佐々木「お帰りなさい、キョン。今日は遅かったね」

キョン「すまん、どうしても終わらない仕事があってな」

佐々木「それは仕方ないが、連絡を入れてくれると助かるな。さっきまでさきが待ってたんだよ」

キョン「さきが?もう12時過ぎだぞ」

佐々木「くつくつ、あの子の甘えん坊にも困ったものだ」

キョン「もう寝たのか?」

佐々木「ああ。拗ねて寝てしまったよ」

キョン「拗ねて?なんかあったのか?」

佐々木「くつくつ。すぐにわかるさ。ご飯にするだろう?」

キョン「??ああ、頼むよ」

229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:21:55.21 ID:jjpXMI9NO

佐々木「すぐに温めるよ。さぁ、スーツを脱いで」

キョン「サンキュー。はい」すっ

佐々木「うん。先にお風呂入るかい?」

キョン「いや、先にご飯にする。もう腹ペコペコなんだ」

佐々木「わかった。すぐに用意しよう」

キョン「ありがとな。ちょっとさきの部屋覗いてくる」

230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:28:25.16 ID:jjpXMI9NO

コンコン

キョン「……さき?寝てるか?」
さき「すー…すー…」

キョン「すまんな、遅くなって。明日話聞くからな」すっ

さき「すー…おと……さん」

キョン「うん?」

さき「すー…」

キョン「寝言か…」クス

232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:32:56.21 ID:jjpXMI9NO

佐々木「はい、どうぞ」コトッ

キョン「お、サンキュー。ん?」

佐々木「くつくつ」

キョン「さきが作ったのか?」

佐々木「おや、意外だな。とことん鈍感だった君が料理を見ただけで作り手を当てるとは」

キョン「はは、そりゃわかるだろ。ありがたいな」

佐々木「君に喜んでもらうために必死で頑張っていたようだよ」クス

キョン「なんか……昔のお前を思い出すな」

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:36:43.53 ID:jjpXMI9NO

佐々木「そうだね。だから、さきもきっとすぐに料理が得意になるよ」

キョン「珍しいな、お前が自分を褒めるような事言うなんて」

佐々木「僕は料理には自信があるからね。君は僕の料理に不満があるとでも言うのかい?」

キョン「まさか。お前の料理は世界一だよ、俺が保証する」

佐々木「うふふ…そう率直に言われるとくすぐったいね。ありがとう」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:41:48.89 ID:jjpXMI9NO

キョン「それじゃあ、いただきます」

佐々木「はい、召し上がれ」ニコ

キョン「さきが作ってくれたハンバーグか。父親としてこれ以上の幸せはないな」

ぱくっ

佐々木「……」じーっ

キョン「なんでお前がそんなに期待の眼差しを向けるんだ」

佐々木「くく、娘の初めての手料理だよ?母としても君の反応が気になるところだ」

235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:46:48.38 ID:jjpXMI9NO

キョン「うん、美味い。こりゃ早くも母親越えかもな」

佐々木「ほう?じゃあこれからは毎日さきに作ってもらうかい」

キョン「はは、冗談だ。でもホントに美味いよ。ちょっとびっくりした」

佐々木「そうだろう?下ごしらえは僕がしたからね」

キョン「おいおい、娘に本気で張り合ってどうする。大人げないぞ」クス

佐々木「もう…」クス

236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 18:49:57.71 ID:jjpXMI9NO

キョン「ごちそうさま。うん、美味かった」

佐々木「明日、さきにもきちんと伝えてあげて」

キョン「ああ、もちろんだ」

佐々木「さて、ビールでも飲むかい?冷えてるよ」

キョン「いただこうかな。今日はちょっと疲れたからな」

佐々木「お疲れ様だね、ちょっと待っててくれ」

佐々木「…はい、お待たせ」

キョン「ん?二本?」

佐々木「くく、僕も久しぶりにいただこうかと思ってね」

キョン「珍しいな。ま、明日は休みだしいいか」

239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 19:00:58.12 ID:jjpXMI9NO

キョン「じゃあ、乾杯」

佐々木「乾杯」

キョン「……」くいっ

佐々木「……」きゅー

キョン「…はぁ。生き返る…」

佐々木「くつくつ。すっかり大人になってしまったね、僕たちも」

キョン「そうか?まだ30だぞ」

佐々木「くつくつ。さきみたいな事を言うんだね」

キョン「はは、そうだな。懐かしいな、結婚する前はよくこうして二人で飲みに行ったもんだ」

佐々木「そうだね。まさか居酒屋でプロポーズを受けるとは思わなかったよ」

キョン「それを言わないでくれ。今思い出しても恥ずかしくて死にたくなる」

佐々木「くくっ、死なれては悲しいから止めてあげよう」

240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 19:06:29.53 ID:jjpXMI9NO

キョン「はぁ、美味かった。もう一本いただこうかな」

佐々木「おや珍しい。今日はお酒が進むね?いつもは一本だけなのに」

キョン「ああ、明日休みだしな。せっかくお前も起きて待っててくれた事だし」

佐々木「くつくつ。良いよ、付き合おう」

キョン「サンキュ。乾杯」

佐々木「乾杯」

プシュッ

ゴクッ ゴクッ

キョン「…ぷはぁ。…なぁ」

佐々木「うん?なぁに?」

キョン「幸せだな」

佐々木「うふ、もちろんだよ。あなた」ニコ

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 19:14:41.76 ID:jjpXMI9NO

佐々木「久しぶりに飲むビールは美味しいね。ごちそうさま」

キョン「…ごちそうさま。さて、風呂入るかな」

佐々木「…くく、実はね」

キョン「うん?」

佐々木「私もまだなんだ。ご一緒しても良い?」

キョン「お前……酔ってるだろ」

佐々木「あはは、まさか」

キョン「あはは、ね。じゃあ入ろうか」

カチャ

キョン「!」

さき「お父…さん?」トテトテ

244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 19:18:26.40 ID:jjpXMI9NO

さき「…お帰りなさい」ごしごし

キョン「あぁ、ただいま。起こしちゃったか?」

さき「ううん。トイレ…」トテトテ

キョン「そっか。さき、ハンバーグいただいたよ」

さき「ハンバーグ?あ、ハンバーグ!」

キョン「ありがとうな。すごく美味かった」ニコ

さき「ホント?くくっ、うれしいなぁ」トテトテ

キョン「ホントさ。もうすぐお母さんを越えるかもな」なでなで

さき「えへへ…」ニコニコ

佐々木「やれやれ。見事な溺愛っぷりだね。少し妬いてしまうよ」クス

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 20:03:12.35 ID:jjpXMI9NO

キョン「さぁさき、そろそろ寝なさい」

佐々木「そうだね。もうすぐ1時だ」

さき「えー。もうちょっとお話したい」

佐々木「ダメだよ。しっかり寝ないと大きくなれないよ?」

さき「やだ…明日お休みだし、良いでしょお父さん?」

キョン「お母さんの言う通りだな。明日は遊園地だろう?もう寝なさい」

さき「…はーい。お休みなさい、お父さんお母さん」

佐々木「うん、お休み」ニコ

キョン「お休み」ニコ

254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 20:07:40.98 ID:jjpXMI9NO

佐々木「くくっ、相変わらず君の言うことはすぐに聞くね」

キョン「そうか?お前の言う事もしっかり聞いてるじゃないか」

佐々木「そうでもないんだよ。キョンがうらやましいね」

キョン「そんな事ないさ。ちょっと甘えてるだけだって」

佐々木「まったく。さきには甘いなぁ」クス

キョン「そうかね。さて、そろそろさきも寝ただろ」

佐々木「だね。じゃあ…入ろうか」

264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 20:49:56.65 ID:jjpXMI9NO

【翌朝】

さき「お父さん」

キョン「…んぁ」

さき「お父さん、ねぇ」ぺちぺち

キョン「…あー?」

さき「起きてよ。遊園地行くんでしょ?」

キョン「…あぁ、朝か。おはようさき」

さき「うん、おはよう。早く起きて準備して?遊園地が始まっちゃうよ」

キョン「今何時だ…?げ、まだ6時じゃないか。もうちょっと寝かせてくれよ…」

さき「お父さん、布団に戻らないでよー」ぐいぐい

佐々木「…んー?さき?」

さき「あ、お母さんおはよう。お父さんが起きてくれないんだ」ゆさゆさ

268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:12:52.33 ID:jjpXMI9NO

佐々木「う…ん…?まだ6時じゃない…」ごしごし

さき「でも、遊園地始まっちゃうよ…」

佐々木「やれやれ…キョン、観念しよう。さきは言い出したらやめないからね」

さき「ねぇ、お母さん」

佐々木「?」

さき「ズボンは?」

佐々木「!」がばっ

佐々木「くつくつ。昨夜は暑かったからね。寝ぼけて脱いでしまったのかな」

さき「くくっ、お母さんらしくないね。はいズボン」

佐々木「あ、ああ。ありがとう」

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:19:56.39 ID:jjpXMI9NO

佐々木「さぁキョン。起きよう」

キョン「ん〜………むり」

佐々木「大丈夫だよ。ほら起きて。たまには朝食の準備でも手伝ってくれ」

さき「あ、ボクも作るよ。良い?」

佐々木「くく、じゃあお父さんを起こしてあげないとね」

さき「でもお父さん起きないもん…」

佐々木「くつくつ。取っておきの起こし方を教えてあげようか」

さき「え、なに?」

キョン「!」がばっ

佐々木「おや、おはようお父さん」

さき「?」

280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:32:16.70 ID:jjpXMI9NO

佐々木「さぁ、お父さん。とりあえず顔を洗っておいで。ひどい顔だ」

さき「お父さん、おヒゲ生えてる」

キョン「はぁ……なんで休みの日に6時に起きなきゃならんのだ」

さき「くく、遊園地に行くからだよぉ」

キョン「やれやれ」

佐々木「さきは布団をあげるのを手伝ってくれるかい?」

さき「はぁい」

281 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:39:57.30 ID:jjpXMI9NO

佐々木「さき、そっち持って」

さき「ん〜…」

佐々木「よいしょっ」

さき「よいしょっ」

ぽふっ

さき「ねぇねぇお母さん」

佐々木「ん?」

さき「さっきの取っておきの起こし方ってなに?」

佐々木「くくっ、お父さんはね、学生の頃妹さんに起こしてもらってたんだよ」

さき「へぇ。昔から寝ぼすけさんだったんだね」

佐々木「その妹さんに、毎日馬乗りになられたり飛び掛かられたりしてたんだそうだ」

さき「そうなんだ。ボクも明日から試してみようかな」

佐々木「くくっ、よろしく頼むよ」

キョン「おいおい、勘弁してくれよ…」

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:45:14.11 ID:jjpXMI9NO

さき「あ、お父さんおヒゲ剃ってきた」

佐々木「本当だ。男前になったじゃないか」

さき「男前ー」ニコニコ

キョン「はは、どーも。朝はパンか?」

佐々木「そうだね。でもせっかく早起きしたんだし、着替えてモーニングでもどうかな?」

キョン「モーニングか、良いな。どうせ遊園地が開くまでは時間あるし」

さき「朝ごはん外で食べるの?」

佐々木「うん。お父さんも賛成してくれたしね」

さき「うれしいなぁ。今日は良い事ありそう」ニコニコ

284 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:49:11.31 ID:jjpXMI9NO





キョン「準備出来たかー?行くぞ?」

佐々木「少し待ってくれ、レディの身支度には時間がかかるんだよ」

さき「お父さんのせっかちー」

キョン「時間がかかるって、もうすぐ1時間だぞ…」

佐々木「もうすぐさ。せっかく出かけるんだ、オシャレしたいもんね、さき?」

さき「ねー」

キョン「はぁ…やれやれ」

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:51:37.65 ID:jjpXMI9NO

さき「お父さん、着替え終わったよー」トテトテ

キョン「お、新しいワンピースか。買ってもらったのか?」

さき「うん。似合うかな?」

キョン「もちろんだ。かわいいぞさき」なでなで

さき「えへへ」てれてれ

キョン「お母さんは?まだか?」

さき「うん。今お化粧してるよ」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 21:57:35.51 ID:jjpXMI9NO

佐々木「お待たせ、お父さん」

キョン「おぉ…」

佐々木「くくっ、少し若作りし過ぎたかも知れないが」

キョン「お前も新しい服買ったんだな。ワンピースとは珍しい」

佐々木「さきに合わせてね。少し気恥ずかしいが…」

キョン「そんな事ないさ。よく似合ってる。綺麗だぞ」

佐々木「そ、そうかな?」

さき「…むぅ」むすっ

キョン「ん?どうしたさき?」

佐々木「ほら、君が僕を褒めるから拗ねてしまった。さきもかわいいだろう?」

キョン「当然だろ。さき、お母さんよりかわいいぞ」

さき「ホント?」

佐々木「…む」

292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:03:12.07 ID:jjpXMI9NO

さき「でもボク、かわいいより、お母さんみたいにキレイになりたいよ」

キョン「大丈夫、さきは将来美人になるさ。お父さんが保証する」

さき「そうかな?そうなったらお父さんみたいな人と結婚できる?」

キョン「そ、そうだな」

佐々木「くつくつ。さき、お父さんは自分と結婚するって言って欲しかったみたいだよ」

さき「でも、お父さんはお母さんがもう取っちゃってるもん…」

キョン「決めた。お父さんはさきと結婚する」

さき「ホント!?」

佐々木「くくっ、大人げないのは君も同じだよ」クス

295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:07:55.97 ID:jjpXMI9NO

キョン「さて、アホな事言ってないでそろそろ行くか。なんだかんだでもうすぐ8時だ」

佐々木「そうだね。運転はどうする?」

キョン「ああ、行きはお父さんがするよ」

さき「じゃあボクが助手席に乗るね。良いでしょ?」

佐々木「しょうがないなぁ」

さき「やった!お父さんの隣だよ、お父さん」

佐々木「相変わらずモテモテだね、お父さん」

キョン「昔は娘にモテるのがこんなに幸せだとは思わなかったなぁ…」

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:12:50.08 ID:jjpXMI9NO

【モーニング】

佐々木「僕はフレンチトーストとホットオレにしようかな」

キョン「お父さんは…サンドイッチセットとアメリカン」

さき「ボクもお父さんと一緒が良いな」

キョン「一緒って、コーヒーだぞ?飲めるか?」

さき「飲めるよ。だってもう小学生だよ?」

佐々木「くくっ、良いじゃないか。何事も経験だよ」

キョン「それもそうか。すみませーん、注文良いですか?」

店員「はい、お伺いします」

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:17:09.57 ID:jjpXMI9NO

さき「それからね?ボクがそれでシチュー零しちゃったんだけど、みくちゃんが…」

佐々木「みくちゃんって、あの?」

キョン「そうそう。参観日に会っただろ?」

佐々木「ああ。くくっ、偶然とは言え、運命的なものを感じたね」

キョン「まったくだな。まさか娘が全員同級生、しかも同じクラスとは」

店員「お待たせしましたぁ」

キョン「ありがとうございます。はい、さき」

さき「ありがとう。いただきます」

キョン・佐々木「いただきます」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:23:17.21 ID:jjpXMI9NO

キョン「朝のコーヒーは格別だな。やっぱりお母さんが入れてくれるコーヒーには劣るけど」ズズ…

佐々木「今日はやけに褒めてくれるね?どうかしたかい?」

キョン「いや…あらためて見ると、今日は本当に綺麗だな。大学生でも通用しそうだ」

佐々木「くつくつ。それは言い過ぎだろう」

キョン「そんな事ないさ。服もよく似合ってるし」

佐々木「惚れ直してくれたのかな?ふふ、嬉しいね」

さき「…」チビ…

さき「う……」

322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:35:23.18 ID:jjpXMI9NO

さき「…」ちびちび

キョン「ん?さき、静かだと思ったら……ニガいだろ?」

佐々木「砂糖を入れてないのかい?それは苦いだろう。ほらさき、これを入れてごらん」

さき「お砂糖?」

キョン「そう、それを入れたらちょっと甘くなって飲みやすくなるんだよ。ちなみに入れないのはブラックって言うんだ」

さき「お父さんは入れないの?」

キョン「ん、お父さんはこれで良いんだ。あまり甘いのも好きじゃないしな」

さき「じゃあボクも入れない」

佐々木「言うと思った」クス

333 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:43:04.52 ID:jjpXMI9NO

佐々木「そろそろ行こうか。じきに遊園地も開くだろう」

キョン「そうだな。さき、飲み終わったか?」

さき「まだ…」ちび…ちび…

キョン「無理して飲まなくても良いんだぞ?」

佐々木「まぁまぁキョン。待ってあげようじゃないか」

さき「…!」ごくっ

さき「…ぷは」

キョン「はは、でもあんまり小さい頃からコーヒー覚えられても困るしな」

佐々木「キョン、君はこれから自分の注文にも気をつけないとね」

キョン「見くびるなよ。さきの為ならお子様ランチでも頼むぞ俺は」

さき「む。ボクはお子様ランチなんて頼まないよ」むすっ

キョン「はは、すまんすまん。さて、そろそろ行くか」

338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:48:02.67 ID:jjpXMI9NO

【遊園地】

佐々木「さすがに日曜日だけあって混んでるね」

キョン「ああ。ま、賑やかなくらいでちょうどいいさ」

さき「うわー…人いっぱい」

キョン「さき、迷子にならないようにな」

さき「うん。ずっと手を繋いでたら迷子にならないから大丈夫」ぎゅ

キョン「そうだな。お母さんも迷子にならないようにな」

佐々木「くくっ、僕とも手を繋いでくれるのかい?嬉しいね」ぎゅ

339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:53:02.29 ID:jjpXMI9NO

さき「…お母さんはこっち」

佐々木「え?」

さき「ボクが真ん中が良い。ダメ?」

佐々木「くくっ、でもお母さんもお父さんと手を繋がないと迷子になってしまうかも知れないよ?」

さき「むー…」

キョン「はは、さき。お母さんも迷子になっちゃったらダメだろ?たまには許してやろう」

さき「もう。じゃあボクは肩車してくれる?」

キョン「え?」

佐々木「ふふ、どうあっても僕に負けたくないみたいだね。良いじゃないかお父さん」

キョン「しょうがないなぁ。ほら、さき」

さき「えへへ」ニコニコ

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 22:58:05.56 ID:jjpXMI9NO

キョン「さき、どれに乗りたい?今日はフリーパスだからたくさん乗ろうな」

さき「高いといっぱい見えるね。あ、メリーゴーランドだ」

キョン「乗りたいか?」

さき「うん!」

佐々木「良いね、行こうか。メリーゴーランドなんて久しぶりだな」

キョン「だな。お父さんも久しぶりの遊園地楽しくなってきた」

さき「ボクも楽しいよ。ほら、お父さん!メリーゴーランドに行こう」

キョン「よし、行こうかお母さん」

佐々木「うん」ぎゅ

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:01:29.20 ID:jjpXMI9NO

キョン「ほら、お母さんとさきで行っておいで」

佐々木「さぁさき、行こうか」

さき「え?お父さんは?」

キョン「お父さんはここで写真撮るよ。せっかく二人ともかわいい恰好してるんだ、写真に残したいからな」

佐々木「ふふ、かわいいだってさ。行こうかさき」

さき「うん!お父さん、いっぱい撮ってね」

キョン「ああ、もちろん」ニコ

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:04:26.02 ID:jjpXMI9NO

ピリリリリ

ウィーン…

佐々木「くくっ、童心にかえるね。なんだか楽しくなってきた」

さき「あ、見てお母さん。お父さんが手を振ってる」

佐々木「本当だ。お父さーん」ふりふり

さき「お父さーん」ふりふり

キョン「はは、やっぱり親子だな。お母さんも楽しそうでなによりだ」

パシャ パシャ

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:08:15.28 ID:jjpXMI9NO

トテトテ

トテトテ

さき「楽しかったぁ。ねぇ、次は?」

佐々木「楽しかったね。次は何にしようか?」

キョン「よ、お帰り。楽しそうだったな」

佐々木「くく。年甲斐もなくはしゃいでしまったね」

キョン「はしゃぎついでだ。ウォーミングアップも終わったし、次はあれどうだ?」

佐々木「ジェットコースターか。君も好きだね」

さき「…え……」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:11:36.19 ID:jjpXMI9NO

さき「お父さん、あれはちょっと怖い…」

佐々木「おや。意外だね、親は二人とも好きなのに」

キョン「あ、もしかしたら慎重足りないかもな」

佐々木「そうかも。さきは周りの子より少し小さいしね。ちょっと計ってみようか」

キョン「これより小さいこどもは乗れません、か。どうだろう」

さき「…」ドキドキ

すっ

キョン「お、ぎりぎりセーフ。やったなさき!」

さき「…!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:14:43.04 ID:jjpXMI9NO

佐々木「さぁ、何事も経験だよさき。行こうか」

キョン「まぁ待てよお母さん。怖いなら止めとくか?」

さき「…」フルフル

キョン「お、強い子だなさきは」

佐々木「くくっ、きっとさきもすぐに好きになるさ。僕たちの子だからね」

さき「…」

キョン「まぁ、俺達は好きだしな、こういうの。じゃあ行こうか」

さき「…」コク

トテトテ
トテトテ

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:23:54.36 ID:jjpXMI9NO

アナウンス『走行中は前のバーをしっかりと握り…』

さき「…!」ぎゅうう

キョン「はは、さき、そんなに強く握らなくても大丈夫だよ」

アナウンス『それでは、行ってらっしゃい!』ピリリリリ

ガタン

さき「…お父さん」

ガタン ガタンガタン
キョン「うん、良いね。かのスリル…久しぶりだな」

佐々木「ワクワクするね」ニコ

ガタン ガタン ガタンガタン ガタン ガタン

さき「お父さん、やっぱり降りる」

ガタン……
さき「ねぇお父さん!止めてもらって!やっぱり降りる!」

キョン「来るぞ来るぞ、さき」

カタン

さき「やっぱり降りる!降り〜〜…………

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:28:26.01 ID:jjpXMI9NO





さき「えぐ……ひっ…ひぐ…」ぽろぽろ

キョン「よしよし」なでなで

さき「……ぐす」ぽろぽろ

佐々木「くくっ、さきには少し早かったかな?」

キョン「しょうがないさ。ここのジェットコースターはなかなか怖いしな」

佐々木「そうだね。大丈夫かい、さき?」

さき「…ひぐ……うん」コク

佐々木「さきもまだまだ子どもだね。もう少し大きくなってからまた頑張ろう」

さき「…む」ぽろぽろ

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:32:43.84 ID:jjpXMI9NO

佐々木「ふふ、でもさきの悲鳴なんてなかなか聞けないし、お父さんに恥ずかしい所見せちゃったかもね」

キョン「はは、こらお母さん。あんまり虐めてやるなよ」

さき「むぅぅ…」ぽろぽろ

キョン「お母さんもさきがあんまり可愛いからいじわるしたくなっちゃったんだな」

さき「…ねぇ、お父さん」ぐしぐし

キョン「ん?」

さき「お耳貸して。あのね?ごにょごにょ…」

キョン「ああ、なるほどね。それはな、ごにょごにょ…」

佐々木「?」

368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:35:02.57 ID:jjpXMI9NO

佐々木「なんだろう?内緒話かい?」

キョン「ん、いやいや。さきが行きたい所があるってさ」

佐々木「へぇ、どこだろう?」

さき「あのね、お母さん」

佐々木「うん?」

キョン「……」ニヤニヤ

さき「お化け屋敷行こうか?」ニヤニヤ

佐々木「!!」

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:39:36.45 ID:jjpXMI9NO

佐々木「…ふふ、面白い。受けて立とうじゃないか」

キョン「お母さん、さきは別に挑んでる訳じゃないぞ?」

佐々木「…く」

さき「ボクは恐いのは平気だもん」

佐々木「わた…お母さんだって平気さ、もちろん」

キョン「へぇ?そうだったっけ?」

佐々木「くつくつ。見くびられては困るな。僕はもう昔の僕じゃないよ」

キョン「まぁとりあえず入ろうぜ」

佐々木「…ちょっとお腹が」

キョン「そんな漫画みたいな言い訳は良いからさ」

佐々木「……恨むよ、キョン」

378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:44:04.41 ID:jjpXMI9NO

【お化け屋敷】

佐々木「ところでさき、なぜ人は幽霊を怖がるか知っているかい?」

さき「どうして?」

佐々木「死への恐怖感と不可視なもの、物理現象を凌駕するものへの恐怖、このどれもが人間の本能とし」

おばけ『ぎゃあああああ!!』

佐々木「きゃああああああ!!?」ぴょんっ

キョン「ぷっ」

さき「くくっ」

382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:48:10.80 ID:jjpXMI9NO

佐々木「はぁ、はぁ、はぁ」ドキドキ

さき「お母さん大丈夫?」

キョン「はは、これだけ驚いてくれたらお化けも本望だろうな」

佐々木「は、は…ち、違うんだよ今のは。霊的なものに対するものではなく」

キョン「…まぁ、とりあえず立てよお母さん」

佐々木「……」

キョン「どうした?」

佐々木「立てない…」

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:51:21.21 ID:jjpXMI9NO

キョン「…」

さき「…」

佐々木「…え?どうしたの?」

キョン「先に行こうか、さき。お母さんはもうちょっとゆっくりしたいみたいだよ」

さき「みたいだね。そうしようか」ニコニコ

トテトテ

トテトテ

佐々木「え?え?」

392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 23:59:45.98 ID:jjpXMI9NO

【お化け屋敷・出口】

キョン「すっきりしたか?」

さき「くくっ、お母さんに負けっぱなしじゃ悔しいもんね。でもちょっとかわいそうかも」

キョン「置き去りは確かにかわいそうだったかもな」

佐々木「まったくだ」

キョン「うわ!?お母さん!?」

佐々木「くつくつくつくつ。やってくれるじゃないかお父さん」

キョン「いや、これはだな…」

佐々木「さぁ、頬っぺた、横腹、内股、もみあげ…どこが良いんだい?」

キョン「いや、だからさきが…」

佐々木「もみあげだね?よしわかった」

ぎゅううううう

キョン「きゃああああああ!?」

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:04:00.34 ID:muOV/CrVO

キョン「で、どうして俺達より早く外にいたんだ?」

佐々木「くつくつ。係員の人に非常口から出してもらったのさ」

キョン「そ、そうか…」

佐々木「子供用に作られた非常口に、30の人間が涙目で誘導される屈辱がわかるかい?」

キョン「すまん…」

さき「ごめんなさい…」

佐々木「まったく。さて、そろそろお昼にしようか。ずいぶん遊んでお腹が減ったね」

キョン「そうだな。さき、何が食べたい?」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:08:56.71 ID:muOV/CrVO




【夕方・観覧車内】


さき「もう夕方だね」

キョン「そうだな。今日はお父さん達も楽しませてもらったよ」

佐々木「くくっ、久しぶりにこんなに遊んだね。楽しかった」

キョン「綺麗だな。海まで見える」

さき「ホントだ。キレイだね…」

キョン「…」

さき「お父さん、抱っこ」

キョン「やれやれ、甘えん坊は相変わらずか」

佐々木「そろそろ直さないとね」

キョン「まぁ良いじゃないか。時期が来れば自然に治るよ。な?さき」なでなで

さき「えへへ」ニコニコ

398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:13:16.15 ID:muOV/CrVO

ちょっと質問。今って二日落ち?

400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:16:22.50 ID:muOV/CrVO

>>399thx。今日中に完結させます

403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:19:18.45 ID:muOV/CrVO

【帰り道・車】

さき「すー…すー…」

佐々木「疲れたみたいだね。寝顔もかわいいな」

キョン「ま、あれだけはしゃげばな。お前も眠くないか?運転代わるか?」

佐々木「大丈夫だよ。それにしても…」

キョン「ん?」

佐々木「行きは君の運転で助手席、帰りは君と一緒に後ろか」

キョン「はは、妬いてるのか?」

佐々木「くくっ、どうだろう?君を独占している時間は僕の方が長いからね。ここは譲ろう」

キョン「なんだかんだ言って、さきはお前の事も大好きだよ」

佐々木「ふふ…。そうだね。幸せだね、僕達は」ニコ

406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:23:19.70 ID:muOV/CrVO

【数日後】

キーンコーンカーンコーン

みく「ねぇねぇ、さきちゃん」

さき「ん?なぁに?」

みく「この前言ってた一緒に勉強するの、今日じゃダメ?」

さき「良いよ。じゃあ家でやる?」

みく「うん!有佳ちゃん達も呼んで良いよね?」

さき「もちろんだよ。一緒にやろう」ニコ

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:26:21.64 ID:muOV/CrVO

みく「有佳ちゃん、ハルちゃーん」トテトテ

ハルナ「なぁに、みくちゃん?」

みく「今日、さきちゃんのお家で勉強するのぉ。一緒にしよ?」

有佳「行く」

ハルナ「行く行く!いっちゃんも呼んで良いよね?」

さき「うん、もちろん。じゃあ一緒に帰ろう」

ハルナ「うん!」

409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:30:09.29 ID:muOV/CrVO

トテトテトテトテ

トテトテトテトテ

さき「うふふ、皆で勉強なんて楽しみだね」

ハルナ「うん!」

いっちゃん「楽しみだねぇ」ほわほわ

有佳「……頑張る」

ハルナ「よし、皆で競争!よーいどん!」ダッ

さき「あ、ずるいハルちゃん!」

トテトテトテトテ
トテトテトテトテ

みく「ふぇ〜、皆待ってぇ!」ポテポテ

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:36:36.85 ID:muOV/CrVO

ガチャ

さき「ただいま帰りました」

佐々木「お帰りなさい。あら、皆お揃いで」

ハルナ「お邪魔します」ペコッ

さき「お母さん、今日は皆で勉強するの。良いでしょ?」

佐々木「もちろん良いよ。頑張ってね」ニコ

さき「うん!」

佐々木「後で部屋に遊園地で買ったクッキー持ってってあげる。上がってて」

さき「ありがとう。皆行こう」

みく「わぁ…クッキー?」ニコニコ

413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:41:25.43 ID:muOV/CrVO

トテトテ

さき「どうぞ」

ハルナ「わぁ。綺麗な部屋!」

有佳「綺麗…」

いっちゃん「かわいいお部屋だね」

さき「ありがとう。じゃあ、今日の宿題やっちゃおうか?」

ハルナ「そうね。頑張って!」

みく「え?ハルちゃんは?」

ハルナ「あたしは授業中に終わらせちゃったの。みくちゃんの一緒に手伝ったげるね」

みく「ホント?えへへ、ありがと」

416 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 00:55:18.05 ID:muOV/CrVO

有佳「さきちゃん、ここを教えて欲しい」

さき「うん?あ、ここはねぇ。これとこれを足したら良いの。授業でやったの覚えてる?」

有佳「…ない」フルフル

さき「じゃあ説明するね?まず、A君の家に3人います」

有佳「…」

さき「それから、また3人遊びに来ました。今何人いるでしょう?」

有佳「………8人?」

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:02:21.41 ID:muOV/CrVO

さき「ううん。違うよ?良い、算数はね、数だけを見ちゃダメなんだ。イメージしてみて」

有佳「イメージ?」

さき「今私の家に、私と、ハルちゃんと、有佳ちゃんがいるよ。何人?」

有佳「3人」

さき「それからね?いっちゃんと、みくちゃんが来ました。今何人?」

有佳「5人」

さき「そうそう。そこにもう一人来たら?」

有佳「6人。……6人」

さき「そう!正解!ね、簡単でしょ?」

有佳「簡単…」

さき「私も算数はイメージすると解きやすいんだ。有佳ちゃんもきっとそうだよ」

424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:07:47.82 ID:muOV/CrVO

さき「この前読んだ本でね、面白い話があったんだよ」

長門「本?」

さき「50桁の掛け算が暗算でできる数学者の話でね、その人は数字が形に見えるんだって」

長門「数字が形に?私も数字が形にしか見えない」

さき「そうなんだ!その人が言うには、数字にはそれぞれ性格があるんだってさ。普通の人には想像もつかないよね」

長門「…なんだかわかる気がする。6は仲良し。7は一人ぼっち」

さき「!有佳ちゃん、その人に似てるのかも。天才だったりしてね」

427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:15:03.79 ID:muOV/CrVO

さき「有佳ちゃんは絵もすっごく上手だしね。うらやましいなぁ」

有佳「私はさきちゃんがうらやましい。勉強もスポーツもできる。…私は、どうしても勉強できないから」

さき「そんな事ないよ。スポーツじゃ有佳ちゃんに敵う子なんていないもん」

有佳「そう?」

さき「うん、そうさ」ニコ

有佳「…嬉しい」ニコ

コンコン

佐々木「皆、おやつ持って来ましたよ。食べてね」

みく「わぁ…!」

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:17:26.55 ID:muOV/CrVO

さき「ありがとう、お母さん」

みく「すごぉい…クッキーがいっぱい…」

ハルナ「本当!おいしそうね」ニコニコ

いっちゃん「うわぁ。美味しいだねぇ」

みく「…」きゅるるる

みく「あ…」

ハルナ「あはは、みくちゃんお腹減ってるの?」

有佳「いただきます」ペコッ

432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:21:20.40 ID:muOV/CrVO





ガチャ

キョン「ただいま。お、小さい靴がいっぱいだな」

佐々木「お帰りなさい。早かったね。さきの友達がたくさん遊びに来てるんだ」

キョン「どうりで賑やかだと思った。仲良くしてるみたいだな」

佐々木「うん。見ていてほほえましいよ」ニコニコ

キョン「あの子達を見てると、本当にSOS団のミニチュアみたいだもんな」

佐々木「あながち間違いでもなさそうだけどね。さ、スーツを預かるよ」

キョン「ありがとう」すっ

437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:28:27.82 ID:muOV/CrVO

きゃいきゃい

佐々木「くくっ、あの子達の中で居る時はさきはお姉ちゃん的な存在みたいだよ」

キョン「へぇ。いつもはあんなに甘えん坊なのに」

佐々木「ふふ、良い事だね」

キョン「さきもきっと、弟か妹ができれば良いお姉ちゃんになりそうだな」

佐々木「うん。ねぇキョン、実はね…」

キョン「うん?」

佐々木「もしかしたら、さきの成長が期待できるかも…」

キョン「え!本当か!?」

佐々木「くくっ、まだわからないけど……だと良いのにね?」

441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:35:16.50 ID:muOV/CrVO

キョン「そうか…そうかぁ」

佐々木「ふふ、まだ決まった訳じゃないけど、そこまで喜んでくれると嬉しいね」

キョン「嬉しいに決まってるさ!よくやったな」

佐々木「くくっ…僕だけじゃないさ。君のおかげだよ」

キョン「はは!これ以上の幸せか…俺、幸せ過ぎて死ぬかもな」

佐々木「くつくつ、それは勘弁してもらいたい」

キョン「まだ幸せになれるのか…。頑張ろうな」

佐々木「うん。もちろんだよ、あなた」ニコ

445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:40:05.79 ID:muOV/CrVO

【数ヶ月後】

ガチャ

さき「ただいま帰りました」

佐々木「お帰りなさい。今日どうだった?」

さき「うん、楽しかったよ。あ!有佳ちゃんがテストで70点取ったんだよ」

佐々木「へぇ。すごいじゃないか。さきも嬉しいね」

さき「嬉しい。でも頑張らないといつか負けちゃうかも」

佐々木「くくっ、頑張って。1番にならなくても良いけど、頑張るのは素晴らしい事だね」ニコ

447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:45:56.06 ID:muOV/CrVO

prrrr

佐々木「あ、メール。……さき、お父さん遅くなるって」

さき「えー…もう、しょうがないな…」

佐々木「おや?えらく聞き分けが良いね?どうしたんだい?」

さき「だってボク、もうすぐお姉ちゃんだからね」

佐々木「くくっ、お父さんが居る時はベタベタの癖に」

さき「えへへ、妹の前で恥ずかしい所見せたくないもん」

佐々木「どうやらさきも少しずつ成長しているようだね。良いお姉ちゃんになりそうだ」

さき「くくっ、良いお姉ちゃんになるよ。ね、妹ちゃん?」

449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/14(土) 01:49:00.75 ID:muOV/CrVO





さき「ごちそうさまでした」

佐々木「うん、お粗末さまでした。ごちそうさま」

ガチャ

キョン「ただいまー」

さき「!」

佐々木「おや、意外に早かったね」

さき「お父さん、お帰りなさい」トテトテ

キョン「おう、ただいま」なでなで

佐々木「…ふふ、やれやれ」

452 名前: ◆r3yksmPHg2 [] 投稿日:2009/03/14(土) 01:51:24.45 ID:muOV/CrVO

そろそろ終わろうかと思います。
時間・眠さの限界です。最後の方は文がおかしい所があるかも。
長い間保守、支援thxでした



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