キョン「ああ、雪に降られてな」長門「私はあなたをフらない」


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30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 00:27:15.63 ID:QqihHOLIO

長門でも、こんな単純な聞き間違えをするのか。


雪と有希。イントネーションさえ違うこの言葉を。


「あのな…長門、雪は雪でもって【有希】じゃなく、空から降ってくる気象現象の雪であって、お前の事じゃない。」



長ったらしく、長門に対して説明をする。あなたの聞き間違いですよー、と。


「承知した。ユキは雪。しかし、先程の言葉に間違いはない。」


「へっ」


思わず、間抜けな声を出してしまった。
ここ数年、あるかないなの見事な間抜け声っぷりである。


「私はあなたをふらない。私は貴方に好意を抱いている。ふる理由がない」




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 00:37:43.84 ID:QqihHOLIO

気なしか、いつも無表情の長門の顔に、決意が込められている気がする。


いったい、この宇宙人様はいつの間に人をからかうと言う事を覚えたのか。


いかんいかん。この間抜け面のままでは地球代表の威厳が保てん。


俺は冷静を装って返した。


「「長門、いつの間にそんな冗談を覚えたんだ」」


言い終わるのと同時に、長門が俺と全く一緒の言葉をはいた事に気づく。



「私の言葉に対して、あなたが返事をするパターンが102通り。今のセリフが52パーセントと確率が高かった。」


やれやれ、いつの間に人をからかう技術がこんなに進歩したんだ。


「だが、私の回答は変わらない。私は貴方をフらない。」




37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 00:46:32.23 ID:QqihHOLIO

や、やれやれ…
ハルヒが何かを仕込んだのか。

俺を困らせるには上出来すぎだぜ。


そう思いながら、ハルヒの顔をみる。


見事なマヌケ面で固まっている。


いつもなら、なかなか見れないハルヒのこんな表情はありがたーく、脳の片隅に焼き付けるのだが、

ハルヒのマヌケ面がハルヒ仕込みのドッキリでは無いことを残念ながら物語っている。


まぁ、オマケと言っちゃ何だが他の団員の表情を続けてみる。


もしかしたら、天文学的確率ではあるが、天使の気まぐれなイタズラの可能性もある。


が、マイエンジェル朝比奈さんも、長門のドッキリ、爆弾発言によって見事に固められていた。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 00:57:23.46 ID:QqihHOLIO

最後に小泉の顔を…いつものにやけ面ではあるが、表情にまとまっているオーラは違っていた。


誰か…そろそろ「ドッキリ」と書かれたプラカードをだしてくれ。


これ以上は放送事故につながる…。


なんて事を思いながら、長門の顔を見直す。


無表情の中に決意が込められている様に見えるのは相変わらずだ。


「あ、あのな…」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:01:47.51 ID:QqihHOLIO

何とかこの膠着状態をしょうと口を動かす。


その瞬間に、長門の目が


ゆっくりと、力強く

まばたきをした。


この無言のメッセージを、俺は何となく理解した。


「貴方の回答を答えて」


痛々しい程の願いがこもった無言のメッセージだった。

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:09:20.91 ID:QqihHOLIO

長門との関係について考えてみる。


俺は長門をどう思っていたか。


頼れる仲間?
人間らしくなっていく宇宙人を観察するのが楽しいだけ?
それとも…


回答に悩んでる俺を待っている間、長門に…変化があった。

その変化に俺は心を揺さぶられた。


45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:14:16.02 ID:QqihHOLIO

長門が表情を表にだしている…。


切なそうに眉をハの時にして…

今にも泣き出してしまいそうな…、

雪すら溶かしてしまうほどに、頬を真っ赤にして。


俺は素直に…

今にも雪の様に溶けて消えてしまいそうなくらい儚げな長門を…


カワイイと思ってしまった。

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:17:26.20 ID:QqihHOLIO

俺は決意を決めた。

言うべき言葉は一つだ。


単純じゃないか。
今の長門の表情に嘘が無いように。


自分も長門に対して思ってる事を嘘が無いように伝えるだけ。


それが誠意ってものでしょーが!

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:20:39.35 ID:QqihHOLIO

ゆくっりと俺は口を動かす。

「長門…俺は…」


告白とは誰に対しても緊張する物だな。宇宙人に対してもそれは変わらない。


「長門…言うぞ」


いちいち決意が口に出てしまう。えぇい。女々しいぞ。


そんな俺に長門はコクりと頷いてくれる。

決心はついた。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:31:35.14 ID:QqihHOLIO

キョン「三浦あずさたんは俺の嫁ッッッ!」


長門「ガッ!」




こうして今回も三浦あずさたんとの結婚を阻まれてしまうのであった…

しかし…次回こそ…!!!


〜fin〜

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/02(月) 01:42:54.29 ID:QqihHOLIO

正直、長門より鶴屋さん派


お疲れ様っす



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