古泉「僕の頭にうさぎの耳が……」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:37:55.25 ID:ymQlndhW0


古泉「なんだこれ……」ふわふわ

古泉「と、とりあえず長門さんに相談してみよう…」ピポパポピ


2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 17:39:45.01 ID:ymQlndhW0


ピンポーン
古泉「わざわざお越しいただいてありがとうございます」
長門「別にいい」

古泉「というわけで長門さん、何かお分かりに…」ふわふわ
長門「…………」ジーッ
古泉「…長門さん?」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:43:26.39 ID:ymQlndhW0


長門「……ハッ」
古泉「ええっと…」
長門「これは即刻彼へ連絡すべき」
古泉「え!?いやどうかそれだけは!ってそれ僕の携帯」ピポパポピ
キョン『Hi!honey! お前の方から電話してくるなんて久しぶりだなキョンくん嬉しいぞ★』
古泉(ワンコールで出た……)


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:44:41.26 ID:ymQlndhW0


長門「すまない。わたし」
キョン『長門か。どうした?』
古泉(一瞬で通常のテンションに……)

長門「今すぐ古泉一樹の自宅へ来て欲しい」
キョン『むむっなにかあったのか』
長門「大事件」
キョン『把握した!マッハで行くぜ』ガチャ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:46:13.60 ID:ymQlndhW0

古泉「長門さん…なぜ彼を」
長門「見せないなんてもったいない」
ピンポーン
キョン「きたぜ」
古泉「いくらか速過ぎやしませんか」
長門「今開ける」
古泉「ちょ、ながっ…!」
ガチャ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:47:34.18 ID:ymQlndhW0

キョン「よう!古泉に何があっ……」
古泉「あ…」ふわふわ
キョン「…………」
キョン「…………」
古泉「あの…?」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:49:35.96 ID:ymQlndhW0

だきっ
古泉「ぎゃ!?」
キョン「古泉……お前可愛すぎてついにうさぎになってしまったのか」
古泉「何言ってるんですかあなた」
キョン「安心しろよ…俺がずっとそばにいてやるからな!」
長門「ハッピーエンド」
古泉「良くありませんよ!?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:51:06.42 ID:ymQlndhW0

正座

古泉「朝起きたらこれだったんです」ふわふわ

古泉「長門さん、なにかわかりませんか」
キョン「またハルヒの仕業か」
長門「おそらくは」
キョン「古泉よ、お前昨日ハルヒとなんか喋ったか」
古泉「……あの時かもしれません。部室で二人でみなさんを待ってるときです」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:52:43.42 ID:ymQlndhW0


---回想はじまり---

ハルヒ「……」カチカチ
古泉「……」

ハルヒ「……子犬かしら」ボソッ
古泉「……はい?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:54:29.31 ID:ymQlndhW0

ハルヒ
「みくるちゃんって動物に例えたらどれかしらって思って」
古泉「動物に例えると……ですか」

古泉「朝比奈さんはバニーガールの印象が強いので、うさぎって感じがしますね」
ハルヒ「あたしもソレは思ったんだけどね、でのあの怯える大きな瞳とか、わなわな震える華奢な身体とか」
ハルヒ「子犬っぽいなーって思ったのよ」
古泉「言われてみると確かにそうですね」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 17:55:56.73 ID:ymQlndhW0

ハルヒ「有希は小動物ね。ハムスターとかリスとか」
古泉「手のひらの上でじっとしてそうですよね」
ハルヒ「そうそうそうなのよ!わかってるじゃない古泉くん!」
古泉「光栄です」

ハルヒ「キョンは…そうね、あいつは鹿でいいわ」
古泉「名称的な意味で、ですね」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:00:45.36 ID:ymQlndhW0

すまない。むしゃくしゃしてつい

古泉(涼宮さんは猫っぽいなあ…)
ハルヒ「古泉くんはなにかしら…うーん」
古泉「こういうのって、自分では想像できませんね」
ハルヒ「わかったわ、兎よ!」
古泉「うさぎ、ですか?」
ハルヒ「実は前から似合うんじゃないかとは思ってたのよねあたし」
古泉「そうですかね」


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:02:58.62 ID:ymQlndhW0

ハルヒ「ちょっとこれ着けてみてくれない?うさぎの耳!」
古泉「はい。……こうですか?」
ハルヒ「やっぱり思った通りじゃない!似合うわよ古泉くん!」
古泉「そうですか…ね」
ハルヒ「バニーガールの男版ってないのかしら…」カチカチ
古泉「……」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:06:24.73 ID:ymQlndhW0


---回想おわり---

キョン「……多分それだな」
長門「……」コクン
古泉「どうすればいいんでしょう…」

キョン「思いついた!」
古泉「なんでしょう」
キョン「一発ヤると元に戻るってパターンがよくエロ同人であるよな」
キョン「試してみないか」
長門「ナイスアイディア」
古泉「断固拒否します」
キョン「えぇー古泉のケチ」
長門「けち」
古泉「当たり前でしょう!?」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:07:45.87 ID:ymQlndhW0

キョン「ちょっと気になったんだが」
キョン「しっぽはあるのか?」
古泉「しっぽですか?気になりませんでしたね」

さわっ
古泉「…………ありました」
キョン「キタコレ」
長門「確認するべき」
キョン「べき」
古泉「嫌ですよ」
キョン「いっちゃんのケチ」
古泉(あだ名で呼ばれても嬉しくない……)

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:13:51.13 ID:ymQlndhW0

古泉「って!長門さんいつの間に背後に」
長門「これ?」ぎゅっ
古泉「ひっ!」
古泉「!?」
キョン「!?」
長門「キタコレ」
キョン「長門!俺にも!」
古泉「だっだめです!」
キョン「じゃあ耳だけでも!」
古泉「み、耳もだめです」

キョン「そうか……でも俺、そんなガードが固いところが好きだぜ」
古泉(自分で何を言ってるかわかってるんだろうかこの人)

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:16:16.82 ID:ymQlndhW0

古泉「…長門さんの能力でこれを情報連結解除、とかどうですか」
長門「やだ」
キョン「長門になんてことさせようとしてんだお前は」
古泉「だったらこのままずっと過ごせって言うんですか。僕学校行きませんよ」
キョン「そんな…!古泉は制服姿が一番そそるのに」
古泉「さらっとおかしなこと言うのはやめてください」

古泉「言っておきますが、僕は彼と友達以上の関係ではありませんからね」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:17:57.33 ID:ymQlndhW0

しえんありがとう続けていいのかこれ

長門「……情報連結の解除ができない」
古泉「どういうことですか?」
長門「ロックされている」
キョン「ハルヒの奴本気だな」

古泉「本当にどうすれば…」
キョン「ハルヒに見せてやればいいんじゃないか?」
古泉「それはなんとしても避けなければなりません。理由は前から言ってますでしょう」
キョン「やっぱりさっき俺が提案した方法しか…」
長門「それしかない」
古泉「絶対に嫌ですからね」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:38:29.83 ID:ymQlndhW0

キョン「そんな怖い顔して拒否しなくても…」ションボリ
長門「元気を出して」ナデナデ

古泉「それにしてもどうして僕だけなんでしょうか。長門さんやあなたには異常がみられませんよね」
キョン「俺の股間は爆発しそうだぜ」
古泉「そろそろ殴りますよ」
キョン「長門!古泉がいじめる」
長門「よしよし」ナデナデ

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:39:45.31 ID:ymQlndhW0

長門「おそらくは閉鎖空間の影響もあるはず」
古泉「……なるほど」
キョン「昨日閉鎖空間でたのか?」
古泉「ええ。とても小規模なものでしたが…確かにそれが理由かもしれません」

古泉「一応、朝比奈さんにも確認しておきましょうか」
長門「朝比奈みくるも呼ぶべき」
古泉「…まぁ、そうしましょうか」ピポパポピ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:41:13.42 ID:ymQlndhW0


30分後

キョン「俺は合掌縛りが好きだな。手のひらを合わせてるところが良い」
長門「後頭両手縛りこそ至高」
古泉「とっさに台所へ逃げてきましたが…一体あの二人は何の話を……」
ピンポーン

ガチャ
古泉「どうも、わざわざお呼びしてすみません」
みくる「いえいえ。お邪魔しま…す…」ジー
みくる「……」ジー

みくる「……」ジュルリ
古泉「ええっと…朝比奈さん、涎が…」
みくる「…ひぇえ!?あっ、すっすみませんっ!」ブッ
古泉「鼻血まで…」
古泉(この人も駄目かもしれない)


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:43:01.98 ID:ymQlndhW0


キョン「……ということなんですよ」
みくる「そっそうなんですかぁ」詰め詰め
キョン(鼻にティッシュを詰める朝比奈さん…)

古泉「朝比奈さんはどこか異常はありませんか?」
みくる「えぇ…特にないですよぉ」
キョン「やっぱりお前だけなんだな」
古泉「そうみたいですね…」
みくる「あっあの、古泉君」
古泉「はい、なんでしょうか」
みくる「えっと…写真撮ってもいいですか?」
古泉「……」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:47:35.62 ID:ymQlndhW0

古泉「えっと、できればお断りしたいのですが…」
みくる「そっそうですよねっ…ごめんなさい」ションボリ

キョン「おい古泉!お前の心無い一言で朝比奈さんが落ち込んでしまったじゃないか!」
長門「この外道」
古泉「どうしてそこまで言われなくては…」
みくる「……」チラッ
古泉「……はぁ、いいですよ、どうぞ思う存分撮ってください」
みくる「ほんとですかあ!」パァッ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:50:50.26 ID:ymQlndhW0

古泉「……」
みくる「…………」パシャパシャパシャパシャパシャ
長門「…………」パシャパシャパシャパシャパシャ
キョン「…………」パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ
古泉(……怖い…)

古泉「えーっと、そろそろいいんじゃないでしょうか」
キョン「じゃあ次は膝を抱えてこっちに目線くれ」
みくる「ふとももをペタンって床につける感じでお願いします」
長門「四つん這い」
古泉「…………」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/31(土) 18:54:06.40 ID:ymQlndhW0

1時間後

古泉(なんで僕は素直に従ってしまったんだろう…泣きたい)

キョン「いやぁ、良い写真が撮れた撮れた」
みくる「次の本はこれで決まりです」
長門「満足」
古泉「そうですか……」


ネタが切れた
もうやめるわ みんな良い感じに罵ってくれてありがとうな

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:19:31.56 ID:ymQlndhW0

古泉(そもそもこの人たちを家に呼んだのが間違いだった…)

みくる「あっそういえば私途中でケーキ買ってきたんですよぉ」ゴソゴソ
古泉「えっ、そんなわざわざすみません」
みくる「いえいえ、写真代だと思うと安すぎるくらいですよぉ」
古泉「…………えっと、お皿持ってきますね」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:23:51.10 ID:ymQlndhW0

みくる「見てください、生クリームがいっぱい乗ってるやつ買ってきたんですぅ」
キョン「俺たちの分までありがとうございます」

みくる(生クリームプレイにぴったりです…なんちゃって)
キョン(クリーム……生クリームプレイか…いいな…)
長門「……生クリームプレイってなに」ボソッ
みくる「!?」
キョン「!?」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:26:39.17 ID:ymQlndhW0


古泉「お待たせしました……どうしました?」
キョン「い、いやなんでもない」
長門「なまくりーm」
みくる「なっなんでもありまひぇん!」
古泉「…ならいいんですが」

古泉「おいしいですねぇこのケーキ」ふわふわ
キョン(生クリーム…)ダラッ
古泉「あの…鼻血出てますけど…」
みくる(……キョン「おい古泉、おまえ口の端にクリームついてるぞ」古泉「えっどこですか」キョン「逆だよ逆」ペロッ古泉「っ…なにして)ダラッ
古泉「朝比奈さん、ティッシュが真っ赤なのでそろそろ取り替えたほうが…」
古泉(もうやだこの人たち)


96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:33:03.90 ID:ymQlndhW0

こんなんでも支援してくれるひとがいて嬉しい


プルルルルr
長門「携帯電話がなっている」
古泉「……涼宮さんからです」(嫌な予感しかしない…)

古泉「みなさんお静かにお願いしますね」
みくる「ひゃぁい」詰め詰め
キョン「まかせろ」詰め詰め

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:41:26.34 ID:ymQlndhW0

ピッ

ハルヒ『もしもし古泉くん?今暇かしら!』
古泉「え、あぁはい…」
ハルヒ『よかったー!今あたし古泉くんの家の近くに居るの!』
古泉「!?」
キョン「!?」
みくる「!?」


104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:47:51.78 ID:ymQlndhW0

ハルヒ『でもちょっと道に迷っちゃって…』
古泉「えっと、今どのあたりでしょうか」
ハルヒ『コンビニの前よ』
古泉(すぐ近くじゃないか…)

みくる「すっ涼宮さんが近くにいるって…まずいんじゃないですか?」
キョン「多分古泉の家にあがりこむつもりですね…」
古泉「ど、どうしましょう」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 22:56:44.57 ID:ymQlndhW0

ハルヒ『もしもし古泉くん!?』
古泉「あっすみません、すぐにお迎えに上がりますので、コンビニの中でお待ちいただけますでしょうか」
ハルヒ『わかったわ』
古泉(ハッ しまったつい癖で)

古泉「はい…はい…では、すぐに向かいます」ピッ
キョン「おいどうすんだ?」
みくる「涼宮さん、古泉くんの家に来て何をするつもりなんでしょう…」
長門「涼宮ハルヒはコスプレ衣装が入った紙袋を持っている」
キョン「なんだと?」
長門「おそらく古泉一樹に着用させて撮影するつもり」
キョン「ハルヒ…古泉を独占しようとは許さんぜよ」
みくる「部室でやればいいのに、どうしてわざわざ今日…」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:05:16.06 ID:ymQlndhW0

キョン「俺たちはどうすればいい」
長門「押入れに隠れる」
古泉「ちょ、ちょっと、勝手に話を進めないでくださいよ…」
キョン「古泉、俺たちは俺たちで上手くやるからお前はハルヒを向かえに行って来い」
古泉「色々不安な要素が多すぎますが…涼宮さんをお待たせするわけにはいきませんね…」

長門「いってらっしゃい」
キョン「襲われないように気をつけろよ」
古泉「……いってきます…」もふもふ ガチャ

みくる「…古泉君が帽子かぶってるとこはじめてみました」
キョン「帽子…いいなあ…」
みくる「いいですね…」


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:15:16.48 ID:ymQlndhW0

古泉「あの人たち大丈夫だろうか…ていうかなんで隠れるんだろう…」
古泉「あ、押入れにスペースあったっけ…」

ハルヒ「あ!古泉くん!こっちよこっち」
古泉「涼宮さん、お待たせしてしまって申し訳ありません」
ハルヒ「こっちこそわざわざ迎えに来てもらってごめんね」
古泉「いえいえ。ところで、今日はどういったご用件で…」
ハルヒ「古泉君の家に着いたら言うわ!案内お願いね!」
古泉「はあ」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:20:38.40 ID:ymQlndhW0


キョン「古泉は青が好きなんだろうか…パンツ青ばっかだな」クンカクンカ
みくる「こ、古泉君が愛用してるコップ…」ドキドキ
キョン「一枚くらいなくなってても気づかないかな」
長門「ずるいわたしも欲しい」
キョン「二枚なくなったら流石に気づくだろう」
長門「じゃんけん」
キョン「よしきた」
みくる「こ、古泉くんが毎日裸で入ってるお風呂…」ドキドキ
みくる「古泉くんってこのシャンプー使ってるんだ…」メモメモ
みくる「!もしかしてこの茶色い毛って…」ドキドキ
キョン「よっしゃあああああああああああああああああ」
長門「……だったら靴下をもらっていく」
キョン「古泉の靴下はなんで良い匂いがするんだろうな」クンカクンカ
長門「不思議」クンカクンカ

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:46:35.16 ID:ymQlndhW0

キョン「……」クンカクンカ
長門「……」クンカクンカ

長門「……」ハッ
長門「……あと30秒で古泉一樹が帰ってくる」

キョン「!?」
長門「夢中になっていた…不覚」
キョン「朝比奈さん!早く戻ってください!押入れの中に!」
みくる「あっはい!」ダラダラダラ
キョン「それもうティッシュじゃ足りてませんよ!?」
みくる「大丈夫でひゅ」巻き巻き
キョン(自分の靴下を顔に巻く朝比奈さん…)
長門「静かに」

ガチャ

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23:53:48.68 ID:ymQlndhW0


古泉「どうぞ」ニコッ
古泉(大丈夫だろうか…)

ハルヒ「古泉くんの家って初めて入るわ。キレイなのねぇ」
古泉「いえいえ、そうでもありませんよ」
ハルヒ「それで、早速だけど」ニヤリ
古泉(うわあ…この笑顔、彼とそっくりだあ)

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:00:28.97 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「あのあと色々調べたんだけどね」ゴソゴソ

ハルヒ「なんと!バニーガールにも男性用があったのよ!」じゃーん
古泉「…………」
ハルヒ「しかもバニーガール以外にも男性用っていろいろあって」ゴソゴソ
ハルヒ「これ6着セットで25000円!安いでしょ?」
古泉「……はあ」

キョン「ナースにスチュワーデス、チャイナ服だと…?」ゴクリ
みくる「古泉君笑顔が固まってますよ…可愛い」


132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:10:18.71 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「今日は古泉くんにこれを着てもらいたくて!」キラキラ
古泉(どうしよう…目が輝いていらっしゃる)
古泉「あの、僕じゃどれも似合わないと…」
ハルヒ「ぜーーーったい似合うわよ!!」ギラギラ
古泉「……」
ハルヒ「それに…わざわざ古泉くんのために買ったのよ?これ」
古泉「うっ…」

キョン「あそこで罪悪感を感じるところが古泉らしいな。俺なら怒る」
みくる「古泉君ってなんだかんだいって受け入れてくれますもんね」
キョン「さすが俺の嫁」
長門「ちがう古泉一樹はわたしの嫁」クンカクンカ

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:18:29.32 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「…なんか声が聞こえない?」
古泉「きっ、気のせいですよ。この部屋には僕と涼宮さんしか居ませんよ?」
古泉(…押入れに三人入れたんだ…)
ハルヒ「まぁいいわ。古泉くん、まずはソフトなところからスチュワーデスなんてどう!?」
古泉(どこがソフトなんだろう…)

キョン「す、スチュワーデス…」ゴクリ
みくる「……」ギラギラ
長門「wktk」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:24:00.92 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「…ていうか古泉くん、家の中でも帽子取らないの?」
古泉「!」ギクッ
古泉「えっえっと…」アタフタ
ハルヒ「?」
古泉「その、寝癖がどうしても直らなくて…」
ハルヒ「そうなの。まぁいいわ、スチュワーデスは帽子もついてるしね」
古泉「そうですか」ホッ
ハルヒ「はいっじゃあこれ!あたし部屋の外で待っててあげるから着替え終わったら言って頂戴!」
バタン


139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:31:17.80 ID:DhSFl9PF0


古泉「……」
古泉「……はぁ」
古泉「…………着るか…」

長門「生着替えktkr」
キョン「キタコレ」ギラギラ
みくる「……」ギラギラ
古泉「ひぃ!押入れから六つの目が…」

ハルヒ「古泉くん何か言った!?」
古泉「いっいえなんでもありませんよ!」


141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:37:48.65 ID:DhSFl9PF0

古泉「…覗かないでくださいよ」ヒソヒソ
キョン「それは無理なお願いだな」
長門「wktkwktk」
古泉「おやこんなところにガムテープが」ビーッ

キョン「…封をされてしまった…しかも頑丈すぎる」
長門「彼は本気」
みくる「ま、まっくらですぅ…」


142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:42:37.81 ID:DhSFl9PF0

シュルッ
するするっ
古泉「これ結構キツくないですか…」
キュッ

キョン「…音だけなんて生殺しにも程があるぞ古泉よ…」
長門「……」
みくる「……」

古泉「あとはこれに上手くこの耳を入れなくては…」
古泉「んっ……と、上手く入りましたかね」

キョン「……」(今のは……)ゴクリ
長門「……」(録音完了)
みくる「……」(今の声だけでご飯7杯いける気がします)

145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:50:27.78 ID:DhSFl9PF0


ハルヒ「古泉くん!終わったかしら!」
古泉「…はい、お待たせしてすみま」
ハルヒ「入るわよ!」ガチャ

ハルヒ「……」
古泉「……」
ハルヒ「……ふふふ……あたしの目に狂いはなかったわ!」
ハルヒ「古泉くん!動いちゃだめよ」パシャパシャパシャ
古泉(……怖い…)

ハルヒ「ちょっと一回転して微笑んで!」
古泉「…はい…」くるっ

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:51:44.73 ID:DhSFl9PF0

キョン「くそ…ハルヒの奴め…」
長門「あとで写真を請求する」
みくる「古泉君って背が高いから似合ってそうですね」
キョン「スチュワーデスって言ったらやっぱり黒いストッキングですかね」
長門「是非破りたい」

ハルヒ「…やっぱり何か聞こえない?」
古泉「いえ、僕には聞こえませんよ?風の音でしょうか」
古泉(あいつら……)

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:54:14.24 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「よしっ!スチュワーデスはもういいわ。次はバニーね!」
古泉(バニー…耳はどうすれば…そのままでもバレないだろうか)

ハルヒ「白と黒どっちがいいかしら!」
キョン「断然白だろ」
長門「黒」
みくる「私は白がいいですぅ」
ハルヒ「じゃあ多数決で白ね、はい!じゃまた終わったら言って頂戴」バタン
古泉「あ、はい」

ハルヒ「……あれ?」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00:58:00.02 ID:DhSFl9PF0

古泉「……」

古泉「着替えましたが…耳はどうしましょう」
古泉「……もういいや…どうかあまり気にしませんように」

キョン「そのまんまハルヒの前に出るつもりか古泉」
みくる「大丈夫でしょうか…」
長門「……」
キョン「ああ…この襖の向こうにはバニーガールの古泉がいるというのに…」ガリガリ
長門「網タイツ最高」ガリガリ
みくる「私はあの首のところのリボンが好きですぅ」ガリガリ
古泉「…お願いですから静かにしてください」


157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:00:47.33 ID:DhSFl9PF0


古泉「終わりました」
ハルヒ「待ってました!」ガチャ

ハルヒ「やっぱり古泉くんは白が似合うわね…足も綺麗だし」ジー
古泉「あ、ありがとうございます…」
ハルヒ「古泉くんって身体ほっそいわよねぇ。ちゃんと食べてるの?」
古泉「ええ。それなりに食べているつもりなのですが…」

ハルヒ「……あれ?」
古泉「!」ギクッ
ハルヒ「この耳、こんなにふわふわしてたかしら」

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:03:41.64 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「…おかしいわねぇ」さわっ
古泉「…っ!」ビクッ
ハルヒ「…古泉くん?」
古泉「あ、すみません…大丈夫でっひゃあ」
ハルヒ「あれ、これおかしいわよ。カチューシャタイプになってるはずなのに…」さわさわ
古泉「っ…!!す、涼宮さ…ん…」
ハルヒ「…どうしたの古泉くん?」さわさわ
古泉「あっ、あ、の…み、耳をっ、触るのは…んっ!」
ハルヒ「…………」さわさわ


ハルヒ(紅く染まった頬…涙で潤んだ瞳…そしてバニー)
ハルヒ(これは売れる!!11!1!)


164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:13:19.13 ID:DhSFl9PF0

ハルヒ「古泉くん…あなた最高に素敵だわ」さわさわ
古泉「っ…あの、本当に、お願いっしま…」
ハルヒ「しっぽのほうはどうかしら」さわさわ
古泉「あっ…!や、ほんとにっ…だめ…!」

キョン「もう我慢ならーーーーーーん!!!!」バッターン
ハルヒ「ひぃ!?」
長門「独占禁止法発動」
みくる「ひゃ、ひゃなぢが……」ボタボタボタ
ハルヒ「キョン!?有希!?みくるちゃん!?」


167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:16:20.34 ID:DhSFl9PF0

キョン「ハルヒ!俺の前で古泉の身体を散々嬲りやがって…許さんぜよ!」ボタボタ
ハルヒ「なっなんであんたが古泉くんの家の押入れから出てくるのよ!」
みくる「涼宮ひゃん…ひとりでずるいですよぉ」ボタボタボタ
ハルヒ「み、みくるちゃん…血まみれだけど大丈夫…?」
みくる「全部鼻血なので心配ないでふ」ボタボタ


長門「ナンダラカンダラタラタラタラタラタラ」
ハルヒ「ひえっ…?」くたっ
キョン「!?」

長門「涼宮ハルヒはあと3時間は目を覚まさないはず」
みくる「…これで全部夢だって思い込んでくれるといいですねえ」
キョン「よし。証拠隠滅のためにこのデジカメは俺が預かる」
みくる「あ、ずるいですよぅキョン君」
古泉「…………」グッタリ

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:17:39.11 ID:DhSFl9PF0


キョン「古泉、大丈夫か…ハッ」

キョン(紅潮した頬……涙で潤んだ瞳……)
みくる(くったりと垂れ下がった耳……少し乱れた前髪……)
長門(白い脚に黒の網タイツ……)

古泉「あ、あの……」
キョン「…正直たまりません」ゴクリ
みくる「うぅ…今日一日で本が3冊出せそうな気がしますぅ」ダラダラ
長門「……」ギラギラ
古泉「もう帰ってくれ……」クッタリ

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:19:11.50 ID:DhSFl9PF0

キョン「…あれ?」
長門「!」
みくる「古泉君、耳…!」
古泉「え?」さわさわ
古泉「…!ない!耳がなくなってます!」

キョン「…………」
みくる「…………」
長門「…………」
古泉「そんな泣きそうな顔しないでくださいよ…」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:20:29.49 ID:DhSFl9PF0

長門「……おそらく涼宮ハルヒの欲求が解消されたのが原因」
キョン「古泉にバニーガール着させて満足したってことか」
古泉「よかった…本当によかった……」

みくる「結局、お耳触れませんでしたぁ」
キョン「そこは非常に残念ですね…」
長門「わたしはしっぽを触った」
キョン「ずるいぞ長門」
長門「ふわふわ」
みくる「羨ましいですぅ!」

古泉「とにかくもう帰ってください…鼻血の跡は僕が掃除しますんで」


175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:22:00.33 ID:DhSFl9PF0

キョン「古泉、人を呼び出しておいてそれはないだろう」ボタボタ
古泉「僕はあなたを呼んだ覚えはないのですが…あといい加減鼻血止めてください」
キョン「だってお前があまりにもエロいから」ボタボタ
長門「……」パシャパシャパシャ
キョン「長門、焼き増し頼むぞ」
長門「了解した。あなたも」
みくる「わっわたしにも焼き増しくださあい!私の撮った分も焼き増ししておくんで」
キョン「わかりました。じゃあ各自2部ずつ焼き増しな」
長門「ラジャー」
古泉「本人の前でよくそういう会話ができますね…」

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 01:23:51.88 ID:DhSFl9PF0


こうして古泉のうさぎ耳騒動は幕を閉じた。
ハルヒも一連の出来事を「良い夢だった」だと思い込んでくれたらしい。
部室のコスプレ衣装置き場に数着増えたのは気になるがな。
古泉は物凄い剣幕で「下着を返してくれ」と迫ってきたが俺にはなんのことかさっぱりだ。

ちなみに俺は今、自分で撮った写真と、朝比奈さんと長門から貰った写真をファイリングしている最中である。
なんと合計で560枚しかなかった。もっと撮っておけばよかったかもしれない。
俺は今度ハルヒに猫耳メイド物の同人誌を貸すことに決めた。


おわり

183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/01(日) 01:28:23.18 ID:DhSFl9PF0

おわりです
途中でやめんなといってくれた人たちありがとう
おかげで完結させることができました

お付き合いどうもありがとうございました
みんな今夜は夢にうさぎの耳を生やした古泉がでてくるといいとおもいます
おやすみ



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