ハルヒ「早く起きなさい!」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 17:50:27.04 ID:KXEkmXgV0

ハルヒの声が聞こえる… 昨日は遅くまで起きていて眠いんだ… もう少し寝かせてくれ…

ハルヒ「何言ってんのよ!今日は1日付き合ってもらうんだからね!」

勘弁してほしいね。1分でもお前の相手は疲れる。

ハルヒ「さっさと着替えておりてきなさいよ、お兄ちゃん!」

朝早くから大声で起こしたうえに命令とは。全く勝手なや… えっ…?

キョン「お兄…ちゃん?」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 17:52:32.49 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「やっと下りてきたわね。遅刻よ遅刻!」

目の前にいるハルヒはどう見てもいつも通りのハルヒだ。
少なくとも兄を敬う態度など全くない(まぁうちの妹にもないが)
さっきの発言は俺の聞き間違いか?

ハルヒ「本当に寝てばっかり… 何を食べたらぐうたらが治るのかしら」

少なくとも目の前に置かれた大盛りのカレーではないことは確かだ。

というか

キョン「なんで朝からカレーなんだ?というかお前さっき…」

ハルヒ「うるさいわね!今日は1日外に出るんだからエネルギーつけないと!エネルギーつけるにはやっぱカレーが一番よ!」

キョン「一体どこからそんな理論が…しかもこれは盛りすぎだろう。そんなことよりだな、お前さっき」

ハルヒ「さっさと!食べて!さっさと!行く!文句があるなら食べてから言いなさい!!」

キョン「……」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 17:55:59.73 ID:KXEkmXgV0

落ち着け。まず状況を整理しよう。

ここは俺の家だ。オッケー、まだまだ冷静だ。

なら、何故こいつがここにいて、こいつがカレーを食っている?

昨晩何かあったか…?思い出せ… 思い出すんだ…っ!

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:00:10.77 ID:KXEkmXgV0

―前日・キョン家―

ドゥーン!アイシクルフォール!

キョン「このスペカは… 上が安置だ!」

キョン「ふはは!Hめ!尻撃ちしてくれるわ!」


ピチューン


キョン「ふは… えっ…?」

キョン「バカな…近づきすぎた…だと…?」


……………
………


キョン「今度こそ…」 ピチューン

キョン「これでどう」 ピチューン

キョン「……」ピチューン



キョン「ピチューン」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:02:18.99 ID:KXEkmXgV0

キョン「ダメだ…思い当たることがない…」

ハルヒ「何悩んでんのよ!悩むヒマがあるならカレーを食べなさい」

キョン「誰のせいで… いや、ハルヒよ」

ハルヒ「何よ?」

キョン「なんでお前ここにいるんだ?」

ハルヒ「はぁ?あんたついにボケた?」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:05:26.84 ID:KXEkmXgV0

キョン「いや、いたって正常だ。だっておかしいだろ」

そう、特にハルヒが泊まりにくるとは聞いていないし、泊まらせる気もない。

なのに、ハルヒがいるということはこいつが勝手に人ん家にあがりこんだというわけだ。(早朝から迷惑な奴だ)

ハルヒ「ねぇ… 本気で言ってる?」

キョン「本気も本気。かなりマジだ。」

ハルヒ「あの… さ、悪かったと思う。勝手に予定決めたり、朝早くから起こしたりして」

確かにそれも迷惑だが… 問題はそこじゃない。

ハルヒ「うん、怒るのも仕方ないよね… でも、それにしても…」

珍しく殊勝だなこいつ。変なもんでも食ったか?

ハルヒ「妹に…『なんでお前ここにいるんだ?』…は、酷い、と、思う…」

………

はぁ…?なんて?

キョン「妹って…お前が?」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:07:14.44 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「……バカッ…!」

そういうと、ハルヒはカレーも食べかけで出ていってしまった。

おいおい、待ってくれ。

キョン「あいつ。泣いてた…のか?」

まるで

キョン「俺が悪いみたいじゃないか…」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:13:46.47 ID:KXEkmXgV0

まずは状況を整理しないと。

ハルヒはどうやらふざけているわけではないらしい。

ふざけているならどんなにいいか。

キョン「ということは」

やれやれ、また異変か。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:16:51.67 ID:KXEkmXgV0

キョン「ほっとくわけにもいかんからな」

こいつをいじけさせるとマズイ。別に心配してるわけじゃないぞ?

キョン「しかしどこに行ったのやら…」

やっぱり妹の部屋か?そういえば

キョン「本物はどこいったんだ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:21:35.14 ID:KXEkmXgV0

キョン「とりあえず妹の部屋にいくか」

コンコン

キョン「おーい、いるかー」

「・・・・・」

キョン「おーい、開けてくれー」

「・・・・・」

キョン「…悪かった。なにかおごるから許してくれ」

ガチャ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:24:03.32 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「・・・・・」

キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「・・・パフェ」

キョン「?・・・あ、パフェか。おういくらでもおごってやるよ!」

やれやれ、それで済むなら安いもんだ。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:32:07.51 ID:KXEkmXgV0

そんなわけで、街にでてきたわけだが

ハルヒ「まったく… 冗談だとしても不快極まりないわ」

キョン「悪かったって」

ハルヒ「もっと反省しなさい!まったく」

キョン「あぁ… で、どこまで行くんだ?」

ハルヒ「もうすぐ着くわよ。あ!ここよここ」

キョン「デカイケ… チョコパ……」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:35:10.28 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「高さ50cm、重さ2.5Kgはダテじゃないわよ!あら?お兄ちゃんは食べないの?」

キョン「勘弁してくれ。お前のを見てるだけで糖尿病になりそうだ」

ハルヒ「大げさねぇ… まぁいいわ!食べ終わるまで待ってなさい」

ハルヒ「〜♪」

キョン「うっぷ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:42:40.68 ID:KXEkmXgV0

見てくださる方がいて幸せです。



ハルヒ「あー、美味しかった」

見てるだけで気持ち悪いのに、完食するとは。こいつはバケモノか。

キョン「さて、お次はどこに行くんだ?」

ハルヒ「流石にしばらく甘いものはいらないわね」

キョン「そうじゃなくて・・・ どっかいきたいとこあったんじゃないのか?」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:49:48.94 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「あ… そうだったわね」

忘れてたのか。

キョン「で、どこなんだ」

ハルヒ「お兄ちゃんの学校」

はぁ・・・?

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:52:06.76 ID:KXEkmXgV0

キョン「学校って、お前も行ってるじゃないか」

ハルヒ「そうじゃなくて、高校に行きたいの!」

うーむ、もしかして

キョン「ハルヒ、お前今何年だ?」

ハルヒ「? 中3よ?まさかまだボケてる?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:55:25.23 ID:KXEkmXgV0

あぁ… もしかしてとは思ったが。
どうやら俺の妹となったことで、1個下の学年になったらしい。

キョン「頭痛くなってきた」

ハルヒ「どうしたの?いきなり落ち込んで。早く行きましょう?」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 18:59:07.68 ID:KXEkmXgV0

そんなわけで

ハルヒ「ふーん、しけた学校ね」

キョン「そういうな。みんな思ってても言わないことだ」

ハルヒ「ね、入りましょ」

キョン「今日は私服だしな、止めておこう」

ハルヒ「ちっ… まぁいいわ!じゃあ次は―――――」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:04:22.99 ID:KXEkmXgV0

ハルヒ「あー、楽しかった!」

キョン「・・・ぁ・・・ぅ・・・」

あれから、ボーリング、カラオケ、バッティングセンター、ゲーセン…

ひたすら目についた娯楽という娯楽をハルヒは楽しんだ。

もちろん俺もだが、途中から意識が、朦朧と、

ハルヒ「なさけないわねぇ… ほら、マッサージしてあげるから横になりなさい」

身体が、全身が、痛く… え?今何て?

ハルヒ「ほら、早く」

マッサージ・・・?

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:11:53.80 ID:KXEkmXgV0

SSって大変なんだと知りました。ちんちんうまい人とか神だと思う。



キョン「お前… 案外上手いんだな」

ハルヒ「そう?まぁ褒められて悪い気はしないわね」

実際、ハルヒは巧みに俺の疲れた筋肉をほぐしてくれた。

まさかハルヒにこんなことをしてもらえる日がくるとは…

ハルヒ「はい、おしまい!それじゃあ交代ね!」

キョン「あぁ、俺のテクに驚くなよ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:15:30.81 ID:KXEkmXgV0

支援してくださる方、ありがとうございます。



キョン「ふっ・・・ほっ・・・」

ハルヒ「・・・・・・・・・・」

キョン「はっ・・・やっ・・・」

ハルヒ「・・・・・・・・・・」

キョン「そぉい!そぉぉぉい!」

ハルヒ「・・・あの、お兄ちゃん」

キョン「そぉ・・・ん?なんだ?」

ハルヒ「…もう、いいわ、ありがとう」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:19:55.37 ID:KXEkmXgV0

キョン「なんだ、遠慮しなくていいのに」

ハルヒ「遠慮じゃ… いや、なんでもないわ」

キョン「? 変なやつだな」

ハルヒ「そろそろお風呂ね」

そうか、こいつも入るのか。

!!

キョン「まさか・・・」

ドキドキ

ハルヒ「?」

キョン「一緒に ハルヒ「入らないわよ、変態」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:26:00.80 ID:KXEkmXgV0

チャポン

キョン「ふぅ・・・」

キョン「いきなりだったんで焦ったが…」

今回は何が原因なんだろうか。ハルヒが俺の妹になりたいと望んだのか?

キョン「いや、ないだろ…」

では他の何かが原因なのか?そして何より

キョン「我が妹はどこに…」

考えても仕方ない。明日は学校がある。長門に聞いてみよう。

43 名前: ◆3KZfL6V24k [] 投稿日:2009/01/28(水) 19:27:43.31 ID:KXEkmXgV0

とりあえず一区切りです。
読んでくださっている人(いないかもしれませんが)、遅筆ですみません。
事情により携帯に移ります。

47 名前:1 ◆3KZfL6V24k [] 投稿日:2009/01/28(水) 19:38:24.89 ID:hL2rM/rLO

読んでくださってる方ありがとうございます。


チュンチュン

キョン「…うーん、ムニャ」

ハルヒ「お兄ちゃん、起きなさい!遅刻よ!」

朝から何て声出しやがる。

キョン「まぁ待て、もう少 ハルヒ「そうやって遅刻するでしょうが!早くしなさい」

ハルヒの怒声で始まるなんて、とんでもない朝だ…

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:43:04.43 ID:hL2rM/rLO

キョン「はぁ…」

谷口「おっ!今日は早いな。どうした、キョン?」

キョン「ハル… 妹に起こされてな」

谷口「あぁ、あの妹さんか…」

キョン「? 妹を知ってるのか、谷口」

谷口「お前の前で言うのもアレだが… 妹さん有名じゃんか」

もちろん、良い意味ではないだろう。

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:47:10.92 ID:hL2rM/rLO

ちょっと待て。ハルヒがこの高校にいないということは―――――

キョン「…なぁ、谷口。俺の後ろの席ってさ」

谷口「いきなりだな」

キョン「なんかこう、特徴的な眉毛してないか?」

谷口「はぁ…?なぁ、キョン。人の悪口は教室で言うもんじゃないぜ?」

??「あら、キョンくん。誰の眉毛が特徴的って?」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:50:20.82 ID:hL2rM/rLO

キョン「あさ・・・・・」

違う!こいつは――

谷口「おはよう、朝倉」

??「おはよう、谷口くん。で、誰が?」

こいつは――

??「黙ってたらわからないよ?キョンくん」

昨日まで一緒に暮らしてた妹、じゃないか。

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:53:47.25 ID:hL2rM/rLO

間違いない。高校生まで成長しているが、こいつは俺の妹だ。

しかし、気になるのは谷口の発言だ。

キョン「谷口… なんて?」

谷口「は…?俺は朝倉に挨拶しただけだg」

キョン「朝…くら…?」

妹「そうだよ?失礼なのはキョンくんだけ」

何が何やら。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 19:56:57.69 ID:hL2rM/rLO

キーンコーン カーンコーン

キョン「・・・・・・」

授業が始まった。

妹「・・・・・・♪」

後ろに妹がいると思うと、落ち着かないな。

しかし

キョン「朝倉じゃなくて… よかった」

妹「?」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:01:20.91 ID:hL2rM/rLO

キョン「さて、昼休みだ」

長門を探しに行くとするか。
いつも通りいるといいんだが…

妹「あれぇ〜?キョンくん、どこ行くの?」

キョン「トイレだ」

妹「ふーん。早く帰ってきてね♪」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:09:52.37 ID:hL2rM/rLO

さて… 長門の教室は、と。

キョン「いるかな…」

妹「誰が?」

キョン「!! なんでお前がいるんだ?!」

妹「いやー、どこにいくのかなって気になっちゃって」

キョン「…お前には関係ないだろ」

妹「ひどーい。気になる娘でもいるの?」

なんじゃそりゃ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:14:33.60 ID:hL2rM/rLO

妹「だって嘘ついてまで会いたい娘なんでしょ?」

まぁ、たしかに嘘はついた。

キョン「嘘をついたのは悪かった。スマン。ちょっと用事があっただけだ。もう戻る」

実際、長門はどこかに出かけているのか、いなかった。

妹「ふーん。 …ま、いいや。ご飯食べよ?キョンくんの分も作ったんだよー」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:31:53.59 ID:hL2rM/rLO

まさか支援していただいてるとは…!
ありがとうございます!



妹が作ったという歪なハンバーグやスクランブルエッグ?が入った弁当は、見た目はアレだが味は美味しかった。

キョン「うまかったよ、えっと、朝倉」

妹「お粗末さまです♪」

キョン「しかしなんで弁当を?」

妹「えへへー ないしょ」

キョン「・・・・・」

こいつは妹。こいつは妹なんだ… 落ち着けキョン。

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:42:29.10 ID:hL2rM/rLO

キーンコーン

キョン「さて、放課後だ」

ようやく長門に会える。

部室に急ごう。

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:47:04.39 ID:hL2rM/rLO

キョン「…あった」

しかし、やはりハルヒの手書きのSOS団という張り紙はなかった。

コンコン

キョン「長門… いるか?」 ガチャ

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:51:23.06 ID:hL2rM/rLO

長門「………」

いつも通り椅子に座り本を読む長門がいた。

キョン「よかった…」

まだ問題は山積みだが、長門がいただけで安堵する。

もはや一種の病気なのかもしれないな。

長門「こっちにきて」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 20:57:37.84 ID:hL2rM/rLO

長門「現状を説明する。そこに座って」

キョン「あぁ、頼む。昨日からハルヒが妹やら妹が朝倉やらでわけがわからないんだ」

本当、どうなってんだ。

キョン「ハルヒがこんなこと望むわけないし… 新たな敵かっ!?」

しかし意味がわからない。

長門「今回の件、原因は涼宮ハルヒ」

キョン「なん…だと?」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:04:04.84 ID:hL2rM/rLO

人が増えて嬉しい限りです。



キョン「ハルヒが?」

それこそわからない。あいつ、お兄ちゃんが欲しかったのか?

確かにまぁ、いつもより少しだけ楽しそうだったが。

長門「わからない。しかし事実」

キョン「そうか… 長門が言うなら間違いない」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:14:45.74 ID:hL2rM/rLO

キョン「で、俺はどうすればいいんだ?」

流石にこのままだと問題がある気がする。何より落ち着かん。

長門「簡単なこと。涼宮ハルヒが満足すればいい。」

キョン「なるほど。具体的には?」

長門「涼宮ハルヒとあなたで糞甘い妹萌えシチュエーションを作る。それ以外に方法はない」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:18:41.82 ID:hL2rM/rLO

キョン「………」

長門「………」

キョン「……なぁ、長門」

長門「何?」

キョン「あまり信じられないのだが」

長門「あなたの気持ちはわかる。しかし真実」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:24:15.85 ID:hL2rM/rLO

しかし、だ。

キョン「あいつがそんなことするキャラか?」

長門「涼宮ハルヒがそのような行動に憧れていたのは事実。最近読んでいた書物の影響と思われる」

キョン「くそ… なんでそんなもん読んでんだあいつは」

長門(主にあなたが置いていった書物…)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:34:00.31 ID:hL2rM/rLO

キョン「まぁ、解決策がわかって助かった。ありがとう、長門」

長門「……」

キョン「それじゃあ頑張ってくるわ」

何を頑張ればいいのかわからないが、とりあえずハルヒに会わないと話にならない。
家に帰ろう。

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 21:59:34.64 ID:hL2rM/rLO

キョン「ただいまー」

ハルヒ「おかえりなさい」

キョン「………」

やっぱ家にこいつがいると違和感あるな…

ハルヒはソファーに寝そべって、くつろぎまくりだ。

見慣れない制服を着ているが、恐らく中学のであろう。

キョン「着替えてからだらだらし……」

キョン「………っ!!」

ハルヒが身体の向きを変えるたび…

白い太股が見え隠れする。

ハルヒ「んー、どうしたの?」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:04:05.70 ID:hL2rM/rLO

ハルヒ「? 顔赤いわよ?」

キョン「待て、大丈夫だ。近くな」

落ち着け。落ち着くんだ。

ハルヒ「お兄ちゃんも帰ってきたし、着替えてから夕飯の準備するわ」

キョン「あぁ、そうしてくれ」

ん…?

キョン「あいつが夕飯の準備?」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:13:39.08 ID:hL2rM/rLO

タンタンタン…

リズミカルに包丁の音がする。

先程、手伝おうかといった俺にハルヒは

「料理くらいできるわよ!お兄ちゃんはゆっくりしてなさい!」と自信満々に言ったが…

キョン「どうやら、こいつは心配なさそうだな」

まぁ俺が手伝ったところで何か出来るわけでもないし、ゆっくりさせてもらおう。

タンタンタン

キョン「……何かがおかしい」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:18:17.61 ID:hL2rM/rLO

その違和感は小さなものだが、確実に存在した。

キョン「なんだか……ちょっとずつだが」

ハルヒ「ご飯できたわよー」

キョン「まぁ、いいか」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:25:11.22 ID:hL2rM/rLO

食卓にはこれでもか、というぐらい料理が並んでいた。
これをあの短時間で作ったのかこいつは。

キョン「…凄いな」

ハルヒ「別に普通よ?これくらい。ま、まぁ、ちょっと頑張ったけど」

キョン「何から食べればいいやら」

見たことない料理の数々に迷ってしまう。

ハルヒ「もぅ… よそってあげるからお皿貸しなさい!」

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:29:47.34 ID:hL2rM/rLO

また違和感。

ハルヒ「はい、どうぞ」

なんだ。

ハルヒ「どうしたの?」

キョン「いや、なんでもない。 …これ美味いな!」

平然を装うが、頭をフル活動させる。

ハルヒ「ほら、こんなとこ汚して… 本当、私がいないとダメね、お兄ちゃんは」

あぁ、そうか。

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[寝かけてた…] 投稿日:2009/01/28(水) 22:46:23.28 ID:hL2rM/rLO

ハルヒ「おいしい?」


……


ハルヒ「今日は学校でねー…」


……


ハルヒ「アハハ」


…そう、少しずつだが

ハルヒの性格が変わってきている。

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 22:53:03.81 ID:hL2rM/rLO

プルル…

長門「……」

キョン「長門か?実は…」

キョン「…なんだが」

長門「あなたは正しい。涼宮ハルヒの性格は改変されている」

長門「涼宮ハルヒの性格上、涼宮ハルヒが妹になり甘い生活を送るのは不可能」

長門「その不具合を調整するため性格が改変されている」

キョン「なんてこった…」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:00:44.22 ID:hL2rM/rLO

キョン「急いでと言われてもな…」

長門「お兄ちゃん、一緒に寝ていい?」

キョン「なんだそれは」

長門「リクエスト」

キョン「………」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:06:06.43 ID:hL2rM/rLO

長門「急いで」 が抜けました。脳内補完を…



長門「他には…」 プチッ

キョン「さて、どうするか」

さっきの長門のリクエストを実現するために脳をフル回転させる。

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:10:23.82 ID:hL2rM/rLO

ガサゴソ

キョン「あった。こいつだ」

筋書きはこうだ。
怖いDVDを観る→怖くて寝られない→お兄ちry

キョン「完璧すぎる…」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:23:22.14 ID:hL2rM/rLO

キョン「なぁ、ハルヒ」

ハルヒ「どうしたのお兄ちゃん」

キョン「すっごい面白い映画があるんだが、観ないか?」

ハルヒ「私、眠いから悪いけどパス」

キョン「えっ…?す、すぐ終わるからちょっとだけでも…」

ハルヒ「うーん、まぁいいわよ」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:33:04.77 ID:hL2rM/rLO

キャー

グシャ…

キョン「ドキドキ」

ハルヒ「………」

ヴボァー

キョン「ドキドキ」

ハルヒ「………」

パンッ パンパンッ

キョン「は、ハルヒ、どうだ?」

ハルヒ「くー くー」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:42:16.27 ID:hL2rM/rLO

キョン「おーい」

ハルヒ「くー」

キョン「寝てる…」

ハルヒ「ん…お兄…ちゃ…」

あぁ、こいつが寝ていて本当によかった。

こんな顔、こいつには見せられない。

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:49:26.68 ID:hL2rM/rLO

キョン「ハルヒ…」

長門《お姫様抱っこで部屋まで連れていくべき》

キョン「!」

今のは… 幻聴か…?

まぁ、しかし

キョン「仕方ないな」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:52:09.06 ID:hL2rM/rLO

ハルヒ「んー」

キョン「もうちょっとだからな…」

しかし軽いな、こいつ。

ハルヒ「ん… お兄ちゃん…?」

キョン「あ、起きたかハルヒ」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:54:46.74 ID:hL2rM/rLO

ハルヒ「………」

ボケーッとしてるな。まだ寝てるのか。

キョン「もう少しだからな」

ハルヒ「お兄ちゃん…」


ハルヒ「お兄ちゃん… 大好き」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/28(水) 23:57:59.07 ID:hL2rM/rLO

キョン「ハル……



「……なさい」

うるさいな、今いいとこなんだ。

ハルヒ「さっさと起きなさい、バカキョン!」


おしまい



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