ゴルゴ13「涼宮ハルヒ・・・?」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:朝日の昇る頃に・中編

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:33:23.40 ID:j8eLaE180

キョン「ん? 今日は長門しかまだいないのか? ハルヒは俺より先に教室を出たはずなんだがな?」

長門「・・・古泉一樹は機関からの収集を受けて、朝比奈みくるは同級生の女子グループに遭遇している模様。
   涼宮ハルヒは現在職員室にいる」

キョン「そっか。説明ご苦労さん長門。お茶飲むか? 俺ものどが渇いてるからついでに入れるぞ?」

長門「・・・ダージリン」

キョン「了解。・・・にしても、最近は本当に平和だな。まぁ俺達の周りのことだけだが。
    ハルヒの奴の暴走はめっきり減ったし、思えば古泉のバイトもかなり久しぶりのことだしな」

長門「統合思念体もその点では同意している。私という個体も同様。
   涼宮ハルヒの力は弱まってはいないが、彼女は今の現状に満足しているよう」

キョン「そりゃありがたいこったな。・・・っとほれ入ったぞ長門。
    朝比奈さん見たいにはいかないが・・・どうだ?」

長門「・・・苦い。でも悪くない」

キョン「・・・確かに苦い・・・こんど朝比奈さんに聞いてみるか」

バタン!

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:34:56.98 ID:j8eLaE180

ハルヒ「ちょちょょっとと!」

キョン「取り合えず落ち着け。何をいいたいのか全く分からん」

長門「深呼吸をするべき。落ち着く」

ハルヒ「そ、そうね! すーはーすーはー・・・。
     ふう。それでね!! 聞いてよ二人とも!」

キョン「聞いてる。あと声がでかいぞハルヒ。向い町の鳩すら逃げていく勢いだ」

ハルヒ「五月蝿いわね、あんたはいちいち・・・ってそれよりも! あんた達!
     なんと! なんとね!!」

キョン「・・・?」

ハルヒ「さっき先生たちが話しているのを聞いちゃったんだけど!!
     明日から新任の先生がこの学校に来るって話なのよ! これって不思議じゃないかしら!?」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:35:45.89 ID:j8eLaE180

キョン「はぁ? そんなことか。確かにこの時期(11月)に新しい先生が来るのは珍しいかも知れんが・・・」

ハルヒ「でしょ!? 間違いないわ! 明日来る先生は何か”訳あり”なのよ!
     私達SOS団が黙って見過ごすなんて出来ないわ!!」

キョン「・・・来るっても明日のことだろ? 今日そんなに盛り上がったって何の意味m」

ハルヒ「さっそく対策よ! 有紀、何かいい案はないかしら!?」

長門「・・・私も、明日にならなければなんともいえない」

ハルヒ「えー!? なによ有紀まで・・・盛り下がるわね・・・みくるちゃん、お茶!
     ・・・っていないじゃない。古泉君まで、キョン、二人は?」

キョン「(今まで気づかなかったのかよ・・・)古泉はバイト、朝比奈さんはクラスメイトとおしゃべりだそうだ」

ハルヒ「みくるちゃん・・・部活をサボっておしゃべりとはやってくれるわね。
     二人とも、急いでみくるちゃんを捕まえに行くわよ!」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:37:07.46 ID:j8eLaE180

キョン「おいおい、朝比奈さんはポケモンじゃないって・・・」

ハルヒ「いーやっほーう!!」

キョン「テンション高いなおい・・・そんなに新任の先生が来るのが嬉しいのか・・・?」

長門「・・・取りあえずは、全自動お茶入れ機(胸部に脂肪付き)を迎えにいくべき」

キョン「まぁそうだな・・・って長門。やっぱり俺の入れたお茶は不味かったんじゃないか・・・?」

長門「そんなことはない。ぐいっ・・・飲み終わった」

キョン「(うわ・・・露骨に不味そうな顔された・・・軽く凹むな・・・)」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:41:03.85 ID:j8eLaE180

翌日。

ゴルゴ「・・・」

校長「よくぞお出でいただきました東郷先生!
    オックスフォードでのご活躍はこちらの耳にも入っておりますぞ!」

ゴルゴ「・・・」

校長「いやしかし、短期とは言え我が高校に貴方のような先生が来て頂けるとは・・・まずはご挨拶のほうを・・・すっ」

ゴルゴ「・・・・・・すっ」

校長「いや、では早速、貴方の就任式を体育館で行いたいのですが、構いませんね?」

ゴルゴ「・・・いや、俺は非常任の短期教師に過ぎない。必要以上の歓迎は好ましくない。
     俺の歓迎に生徒の授業を無駄にすることはない」

校長「・・・そ、そうですか・・・いやはや、噂に聞くとおりの剛健な方で・・・
    もちろん良い意味でですよ!?」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:47:26.31 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「俺のデスクは・・・?」

校長「え? あ、此方です東郷先生。
    貴方きっての願いで、窓のない隅の位置に設置しておきました!」

ゴルゴ「・・・」

校長「たしか東郷先生はここが職員室を一望できるからここを希望したとか。
    貴方はオックスフォードでも”職員どうしの関わりを見て知ることで、短期間で円滑な職務生活を営めるように”
     勤めているかららしいですな」

ゴルゴ「あぁ・・・。あと、この学校には俺が個人で使える部屋があったはずだ。そこも確認させてもらいたい・・・」

校長「えぇ! 勿論ですとも! 貴方ほどの逸材は職務機関でも研究に努めたいでしょうからな!
    でも我々の設備ではろくなことは・・・」

ゴルゴ「・・・」

校長「おっと失礼。では案内しましょうか?」

ゴルゴ「いや、この学校の地理は来るまでに確認してある」

校長「そうでしたか。いや失礼、貴方が何事にも準備を怠らないことは知っていたのですが・・・」

ゴルゴ「・・・では失礼する。必要があったら部屋のほうに連絡をいれてくれれば、いい」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:53:11.27 ID:j8eLaE180

校長「・・・・・・」

教頭「校長先生!おはようございます」

校長「あぁ、教頭先生。おはようございます」

教頭「あの方が、前におっしゃられていたオックスフォードの?」

校長「あぁ、東郷先生だ。いやいや・・・やはり超一流の教諭というものは違うな・・・」

教頭「校長、汗が凄いですよ?」

校長「うむ。君も彼と話してみれば分かるだろう。
    なんというか・・・身にまとっているオーラのようなものを感じてしまうよ」

教頭「またまた〜。数学の教師だった貴方がオーラなんて非現実なものを」

校長「ははは、それもそうだな。
    君のような問題児を持った身としてはあのころは大変だったよ・・・」

教頭「ちょ・・・その時のことは・・・」

校長「はっはっは」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 17:59:05.06 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「・・・・・・・・・」

カチャ・・・チャキッ・・・

ゴルゴ「・・・・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男「ゴルゴ13。彼女の力は常識を逸しています・・・ですから不用意な狙撃は・・・」

ゴルゴ「・・・では、俺が現場に直接入る必要があるわけだな?」

男「・・・はい。あなた自身が人目につくような行為は信条ではないのは知っています・・・しかし・・・
何せあの少女の力は世界すらゆがめてしまいますからね・・・」

ゴルゴ「・・・」

男「対象が一般人であるならば、我々も手の打ちようがいくらでもあるのですが・・・彼女は・・・」

ゴルゴ「・・・”涼宮ハルヒ”に必要以上なストレスは与えられない。ゆえに一番簡単な方法は取れないというわけだな?」

男「そういうわけです。彼女への精神的、肉体的な苦痛は彼女の力の暴走に繋がります。
  狙撃となると・・・貴方の力を信用していないわけではないのですが・・・我々複数が乗り込むのも不自然です・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「彼女への不用意なストレスを与えずに・・・単独でこの任務を遂行できるのは貴方しかいません! ゴルゴ13!! どうか・・・イエスといってください・・・!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:05:18.85 ID:j8eLaE180

カチャ・・・ボッ・・・チリチリ・・・

ゴルゴ「・・・・・・」

ゴルゴ「・・・時間、か」


ハルヒ「ねぇキョン! 昨日いったこと忘れてないわよね!?」

キョン「あぁ、分かってるよ。新任の教師が来るとかだろ?
    でもよハルヒ、今日は全校集会もないしそれは聞き間違いだったんじゃないか?」

ハルヒ「そんなことないわ! 私はこの耳で聞いたもん! 校長先生と教頭先生が話してるのをね!
     その先生は数学の担当のはずよ! ってことは、今日の6時間目にはその人が来る可能性が高いわけ!」

キョン「あくまで可能性な。俺達の学年を教えにくるかどうかもわからんし、ましてや本当にいるとも・・・」

ハルヒ「いるわ!! 絶対に来るの!」

キョン「はいはい」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:06:33.06 ID:j8eLaE180

キョン「で、結局一日新任の教師なんて見なかったわけだが」

ハルヒ「ぐむ・・・きっと今日は下見だったのよ! 違いないわ! うん!」

キョン「だから新任の教師なんて最初からいな」

ハルヒ「探すわよキョン!! ますますその教師に対する”不思議”が際立ってきたわ!!」

キョン「だからどうしてこんなに期待が持てるのかと・・・」

ハルヒ「何はともあれ、まずは団員全員を収集よ! 古泉君は今日はいるんでしょ?
     部室に行けば有紀とみくるちゃんもいるだろうし・・・」

ガチャ

キョン「・・・ん?・・・」

ハルヒ「・・・誰よあんた・・・?(カッコいい・・・こんな男の人いるんだ・・・)」

ゴルゴ「・・・いや、この学校には面白い部活があると聞いた。
     噂には間違いはなかったようだな・・・」

キョン「おいハルヒ、まさかこの人って・・・?」

ハルヒ「間違いないわ! 貴方が新任の先生ね!?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:13:52.97 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「・・・あぁ。俺は東郷大輔。オックスフォードで数学を担当していたが、今日から短期間、お前達の高校に世話になることになる」

キョン「(・・・日本人か・・・つーかなんだよあの人、凄みがあるというか・・・)あぁ・・・初めまして。
     っても、あの有名大学の先生がどうして俺達の部室に?」

ゴルゴ「興味があったといったはずだ。校長からの許可も取ってある・・・」

ハルヒ「・・・ぽけー・・・」

キョン「・・・? ハルヒどうした?」

ハルヒ「・・・はっ!! な、なんでもないわ! あの東郷先生!
     この世の中に不思議ってあると思う!?」

キョン「はぁ? いきなり何を聞き出すんだハルヒ!? この先生は」

ハルヒ「うっさいわねキョン! 東郷先生は私達の部活に興味があるって言ってるのよ?
     で、どうなの先生?」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:16:10.26 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「・・・この世に存在するとされる、”不思議”・・・つまりは宇宙人を初めとするUMA(未確認生命体)。
     霊魂、超能力と呼ばれる現象の数々は、人間の欲求が具現化し、それが代々に需要を持ったために肥大していった産物に過ぎない。
     人間の精神は脆く、弱い・・・思い込みは当人に事実のごとく体験し、作用する。
     その疑似体験を通して人々は脳裏に焼きついた虚像を現実のものと昇華することにより、今の世界に当然のように存在していると錯覚するものだ・・・」

ハルヒ「あ・・・しゅん・・・あの・・・じゃあ先生は・・・そういうことを信じていなって・・・?」

ゴルゴ「・・・しかし、俺の話・・・いや、現在の科学が、解明できない”不思議”が存在することを否定する証拠にはならない」

ハルヒ「え・・・?」

ゴルゴ「一人の人間として・・・男として。
     この世の中に”不思議”を期待するのは、俺個人のロマンがあるからだ・・・」

ハルヒ「・・・先生・・・」

キョン「・・・良かったじゃないかハルヒ。お前の考えはオックスフォードの先生と同じなんだぜ?」

ハルヒ「え・・・あ、うん・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

ハルヒ「・・・あの・・・」

ゴルゴ「・・・なんだ・・・?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:18:27.41 ID:j8eLaE180

ハルヒ「・・・あ、突然なんですけど・・・先生。私達の顧問をやってもらえませんか・・・?」

キョン「はぁ? 追いお前何言って・・・!!」

ゴルゴ「・・・・・・」

ハルヒ「えっと・・・東郷先生が日本にいる間だけで良いんです・・・。
     ダメですか・・・?」

ゴルゴ「・・・・・・」

キョン「おいハルヒ。東郷先生はこっちでやることがあるだろうに。日本に来てまで余計なことをお願いするなよ・・・」

ゴルゴ「・・・分かった。涼宮ハルヒ、お前達のSOS団の顧問教師として、短期間だけ活動することを約束しよう・・・」

ハルヒ&キョン「本当ですか!?」

ゴルゴ「・・・・・・あぁ」

ハルヒ「やった!! ほら馬鹿キョン!! だめ元で聞いて見るってのも案外いけるもんじゃない!!」

ゴルゴ「・・・・・・」

カチャ・・・バタン

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:24:59.10 ID:j8eLaE180

キョン「いやいやまさかな・・・って、先生は?」

長門「・・・SOS団の今の顧問・・・つまり文芸部の顧問と話をつけてくるといっていた。
    恐らくそのために彼は出て行った模様」

キョン「っておい!? 長門いたのかよ!?」

長門「東郷先生が貴方達と話す前からいた・・・少し寂しかった」

キョン「おっと・・・そりゃ悪いことしたな・・・紅茶飲むか・・・?」

長門「・・・いらない。気持ちだけ受け取っておく」

ハルヒ「・・・ぽーーー・・・」

キョン「・・・ハルヒの奴、風邪でもひいたのか・・・?」

長門「・・・彼女は今、正常値の二倍以上の心拍数を記録している。
    恐らくそのせい」

キョン「・・・まぁ、確かにあの先生のなんていうか、オーラみたいな雰囲気は凄かったからな・・・
    ハルヒの奴も良くあんなことが言えたよ」

ガチャ、バタン

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:34:47.24 ID:j8eLaE180

みくる&古泉「遅れてすいません・・・って、どうしたんですか?」

キョン「ん? あぁ久しぶりだな古泉。と、こんにちは朝比奈さん。
    実はさっき・・・」

古泉「・・・なるほど、それでさっきから涼宮さんはあんな調子なわけですね」

キョン「あぁ」

長門「彼女はあの教師に好意を持っている。
    女性の観点から言うならば、あの男性と会話して正常を保つことの出来る高校生はかなり少ないはず」

朝比奈「そ、そんなに凄い方なんですか・・・?」

キョン「まぁ・・・確かに凄いオーラが出てる感じだったが。
    そんなに凄いって感じは・・・」

長門「・・・貴方は男だから無理もない」

キョン「ん? まぁそれならいいんだが・・・」

古泉「・・・」

キョン「っと。あの先生が来るまで時間が空くな・・・ハルヒもあんな調子だし。古泉、チェスでもやるか?」

古泉「そうですね・・・お手柔らかにお願いしますよ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:37:37.09 ID:j8eLaE180

朝比奈「あ、私はお茶を入れますね」

長門「私は紅茶を希望する、砂糖は多めで」

朝比奈「わかりました。涼み・・・キョン君と古泉君はどうしますか?」

古泉「ありがとうございます。頂きます」

キョン「ありがとうございます。朝比奈さん。はい、チェックだ」

古泉「あの・・・?・・・手加減は・・・?」

キョン「したつもりだが?」

古泉「・・・・・・」

バタン・・・

ハルヒ「・・・あっ! 東郷先生!」

古泉「・・・?」

ゴルゴ「・・・短い間だが、宜しく頼む・・・」

キョン「あ、東郷先生・・・どうぞ宜しくお願いします・・・」

朝比奈「あ・・・あの、私は朝比奈みくるといいます・・・宜しくお願いします・・・(うわ・・・ダンディーな人・・・涼宮さんがあんなになるのもわかるなぁ・・・///)」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:44:04.71 ID:j8eLaE180

古泉「宜しくお願いします。私は古泉一樹といいます」

ゴルゴ「・・・あぁ」

ハルヒ「じゃあみんな! 新生SOS団! 張り切っていくわよ!」

キョン「・・・やれやれ」

古泉「・・・・・・(あの男・・・)」

ゴルゴ「・・・」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:49:19.39 ID:j8eLaE180

〜夜〜

キョン「ふぅー・・・今日のハルヒは何時も以上に張り切ってたな・・・まっ、あいつが楽しいならいいんだが。
    それにしても、あの先生はどうなってやがるんだ・・・?
    あの長門でもオセロで勝てないなんて・・・オックスフォードは伊達じゃないってか・・・」

キョン「・・・ん? 古泉からメールだ。こんな時間に珍しいな・・・なに・・・」

送信者:古泉
件名:今から会えませんか?
内容
夜分遅くにすいません。起きていますか? ちょっと気になることがあったので。
今から会うことは出来ませんか?

キョン「おいおい、まだ八時だぜ? 小学生でも起きてるって・・・
     じゃあ、あの公園でどうだ、と」

キョン「構いません、か。つーか返信速いな・・・」

妹「キョン君今からどこ行くの〜?」

キョン「あぁ、ちょっと公園にな。すぐ帰るから、母さんにそういっといてくれ」

妹「はーい。・・・女の人?」

キョン「残念、古泉でした。じゃあ頼むな」

妹「いってらっしゃーい」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 18:55:31.07 ID:j8eLaE180

キョン「・・・待たせちまったか?」

古泉「いえ、私も今来たところですので。お気になさらず」

キョン「で、こんな”夜分遅く”に、俺に話したいことってなんだ?」

古泉「いえ・・・僕の勘違いなら良かったんですが・・・」

長門「間違いない」

キョン「長門もいたのか!?」

古泉「呼んでおいたんです。彼女も僕と同じ考えだったらしいですから」

長門「朝比奈みくるは顔に出やすい。涼宮ハルヒは論外。
    だからこの三人だけで話し合う」

キョン「ちょっと待ってくれ、話が見えない。何を話すってんだ?
    いやに深刻な面持ちだが?」

古泉「実はですね。あの東郷という教師。
    僕はどこかで見たような記憶があったんです・・・あれは機関にいるときに、藤原さんのデスクを偶覗いたときだったんですが・・・」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:09:37.35 ID:j8eLaE180

キョン「ゴルゴ13!?」

長門「そう。過去十年以上にわたり世界各地で神がかりな狙撃(スナイプ)をしてきたテロリスト。
    世界中でその名が知られながら、仕事の成功確率は99,6%
    人種、年齢、血液型、宗教・・・彼に関する情報の殆んどが不明。
    ただ分かるのは、あの男に関わる仕事は暗殺一つということ」

古泉「見間違いであって欲しいと願ったんですがね・・・
    先ほど長門さんに軍事コンピュータに進入してもらって確証がもてました・・・これです」

キョン「・・・・・・で、その国際的暗殺者が・・・どうして俺達の高校に?」

長門「・・・」

古泉「・・・気づきませんか・・・? 私達の高校には誰がいるのか・・・?」

キョン「・・・まさか・・・?」

長門「これについては確証はない。しかし・・・」

古泉「僕達の機関は政府から独立しているとは言え、彼女のことについて知っている人間もいます。
   それも、中途半端に」

長門「そういう人間が、涼宮ハルヒの存在を知ったらどうなるか」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:15:25.63 ID:j8eLaE180

キョン「・・・世界を変えちまうような力を持つ存在は・・・消すか」

古泉「・・・そう考えるのは普通のはずです。
    しかし・・・それは重大な間違いです・・・」

長門「彼女が死ぬということは、世界に想像を絶する揺らぎを与えることになる。
    それに世界が耐えられる保障はない・・・」

古泉「我々が長い間彼女の保護観察に回っていたのはこれが理由です。
    ”涼宮ハルヒ”を殺害するということは詰まる話世界の創造主を破壊することと同じなのです。
    この世界が彼女の死によってどうなるのか、それは誰にも結論が出せないことなんです」

キョン「それを・・・ただ単にハルヒが危険というだけの情報を持った人間は、その危険の排除の為にあいつを・・・」

長門「断定は出来ない。しかし、あの男・・・ゴルゴ13は統合思念体といえども全てを把握することが出来ないほどの個体・・・
    楽観視することは出来ない」

キョン「・・・長門があいつとオセロで負けた理由ってのが分かった・・・
    そんなにとんでもない奴がいるなんてな」

古泉「私も機関と連絡を取りました。しかし、相手があのゴルゴでは、という意見が多いようです」

キョン「ふざけんな! じゃあハルヒはどうなる!?」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:23:13.86 ID:j8eLaE180

古泉「落ち着いてください! いいですか、あのゴルゴ13は超遠距離、800m以遠からの射撃をもっとも得意とする。
    その彼が、わざわざ人目に付く教師という立場に立って私達に接触してきたのです。
    本来の彼ならばありえないことです・・・」

キョン「・・・何か、裏があるってか?」

古泉「はい。だから、私達機関は暫く様子を見るという結論に達しました。
    勿論相応の監視はつけていますがね」

長門「私も全力を持って彼の真意を探るつもり。
    貴方は・・・?」

キョン「決まってるだろ? 俺にこの話をしたってことは、俺がどんな答えを出すのかも分かってるはずだぜ?」

古泉「ふっ・・・お見通しですか」

キョン「”先読み”で、俺がお前に負けるわけないだろ?」

長門「でも、貴方には何時もどおり接してもらう。
    私は人間ではないからいいとして、貴方は一般人。
    あの男に勘ぐられることがあっては一巻の終わり」

キョン「分かってるよ、そんな化け物とやりあったりはしない。あくまで警戒しろだろ?」

長門「そう」

古泉「それでは、段取りを確認しましょう・・・今週の休日のことです・・・長門さんは・・・」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:28:23.64 ID:j8eLaE180

キョン「・・・分かった」

古泉「でも、あくまで慎重、にお願いしますよ・・・
    ゴルゴ13は・・・人間と考えないほうがいいと思います・・・」

キョン「あぁ・・・分かってる」

長門「・・・そろそろ家族が心配する時間・・・もう帰ったほうがいい・・・」

キョン「うわ・・・もう10時か・・・じゃあ二人とも・・・また”明後日”な」

古泉「はい」

長門「・・・」

キョン「・・・(ハルヒ・・・)」





ゴルゴ「・・・・・・」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:32:04.21 ID:j8eLaE180

〜日曜日〜

ハルヒ「遅いわよキョン!! 遅刻したから罰金よ!」

キョン「はいはい・・・っと、どうして東郷先生もここに?」

ハルヒ「私が誘ったのよ!! 部活動には顧問の先生が必須でしょ!?」

キョン「はぁ? 東郷先生に迷惑かけるなってあれほど・・・」

ゴルゴ「・・・それについては構わない。俺は自分で取り持つと決めたから、な」

ハルヒ「ほら! 全くキョンはお堅いのよ! 東郷先生のことを見習いなさい!」

キョン「・・・はいはい、俺が悪かったですよ(こっちの気も知らないで、気楽な奴だ)」

古泉「・・・・・・」

長門「・・・」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:33:54.05 ID:j8eLaE180

キョン「(・・・やっぱり古泉も落ち着かない面持ちだな・・・まぁ当然だが。にしても流石は長門、あんなことを話したばっかなのに平然そのものか)」

ハルヒ「じゃあみんな! 何時もどおりくじを引くわよ!!」

ゴルゴ「・・・くじ、とは?」

ハルヒ「あ、東郷先生は知らないですよね? 私達は何時もこのくじでグループを決めて、別々に活動をするんです!」

ゴルゴ「・・・そうか・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

ハルヒ「じゃあ引くわよ? 一斉の・・・せ!!」

ゴルゴ「!!・・・すっ・・・」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:37:43.30 ID:j8eLaE180

ハルヒ「よし・・・みんな引いたわね!? じゃあみんなどのくじを引いたのかしらね?
     私は・・・赤よ!」

キョン「・・・俺は黄色だ(クソッ・・・!)

長門「私も黄色」

朝比奈「私は青で・・・」

古泉「・・・僕も青ですね・・・」

ハルヒ「ってことは・・・」

ゴルゴ「・・・俺は赤、だ」

長門、キョン、古泉「!!!」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:45:18.03 ID:j8eLaE180

ハルヒ「やった! じゃあ東郷先生!」

ゴルゴ「・・・」

キョン「ったく、そんな子供みたいに喜ぶなよな・・・それに東郷先生に迷惑は・・・」

ハルヒ「な、何よキョン? 新しい先生と一緒に行動したいと思うのはおかしいことじゃないわ!」

朝比奈「そうですよ、私も東郷先生が良かったなー・・・」

キョン「朝比奈さんまで・・・もてもてじゃないですか先生」

ゴルゴ「・・・・・・」

ハルヒ「へっへっへー! 残念だったわねみくるちゃん! じゃあ、お昼まで解散よ!」

ゴルゴ「・・・」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:45:58.49 ID:j8eLaE180

キョン「・・・不味いことになったぞ・・・」

長門「・・・あの二人をつけることにする。異論はない?」

キョン「ちょっと待てよ長門。あいつは超一流のテロリストだぞ?
    俺達みたいな素人が付けられるわけないだろ・・・?」

長門「だから、追跡は私一人で行う・・・貴方は古泉一樹と合流して様子を見守って・・・」

キョン「はぁ!? お前一人に危険な目を・・・くそっ・・・!」

長門「心配しないで。私は平気。いくらゴルゴ13といえどもこんな街中で殺人をするようなことはしないはず。
    日本の警察は侮れないことは知っているだろうから」

キョン「にしても!!・・・長門・・・」

長門「・・・なに」

キョン「絶対に無事でいてくれ・・・頼む・・・」

長門「・・・了解」

115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:50:10.58 ID:j8eLaE180

キョン「古泉! 朝比奈さん!」

朝比奈「キョ・・・キョン君・・・」

キョン「・・・古泉から・・・聞きましたね・・・?」

古泉「・・・やはり、朝比奈さん一人にだけ、秘密にすることは出来ません・・・
    すいません、内緒にすると言い出したのは僕なのに・・・」

キョン「かまわねぇよ。遅かればれることだったさ。にしても落ち着けよ。さっきの顔、凄かったぜ?」

古泉「・・・すいません・・・」

朝比奈「・・・でも、一体どうするんですか? そんな恐ろしいテロリストが・・・
     って、長門さんはどうしたんですか!?」

キョン「・・・あいつは二人を追っている。あいつきっての願いでな・・・」

朝比奈「そんな・・・いくら長門さんでも・・・」

古泉「ですが、僕達が着いていった方が長門さんの足手まといになるだけでしょう・・・
    いくら未来人、超能力者といえどもゴルゴ13の前では・・・」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 19:54:25.59 ID:j8eLaE180

キョン「・・・おい、長門からメールだ・・・」

送信者:長門
件名:私は無事
内容
安心して。まだ尾行にきづかれてはいない・・・
二人は何のトラブルもなく行動している模様・・・多少、涼宮ハルヒが何時もとは違う行動をとっているだけ。
また連絡する。返信は要らない。

キョン「よし、まだ長門は気づかれていないみたいだ。
    二人も見てくれ」

古泉「・・・しかし油断できません・・・くっ、僕達も力があれば・・・閉鎖空間ならば・・・!」

キョン「焦るな古泉。冷静なキャラがお前の持ち味だろ?」

古泉「すいません・・・」

朝比奈「キョン君も、汗凄いですよ? はい、これハンカチで拭いてください」

キョン「あ・・・全然気づかなかった。ありがとうございます朝比奈さん・・・」

朝比奈「心配していても何も始まりません。長門さんを信じる。これが今一番必要なことな筈ですよ・・・」

キョン「朝比奈さん・・・(身体が震えてる・・・そりゃそうだ・・・一番怖いのは彼女のはずなのに・・・)そうですね、長門を信じる。
     俺達に出来るのはそれだけだ・・・」

古泉「・・・はい・・・!!」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:00:16.59 ID:j8eLaE180

ハルヒ「あの・・・東郷先生! やっぱり・・・こんなことしても楽しくないですか・・・?」

ゴルゴ「・・・」

ハルヒ「・・・先生・・・?」

ゴルゴ「この辺りには、お前の言う不思議はないようだ・・・
     何時も通りのことをしては、何時も通りのものしか見つからない・・・」

ハルヒ「あ、先生・・・」

ゴルゴ「・・・詰まらないことに、俺は関わるようなことはしない・・・」

ハルヒ「・・・///」

長門「・・・・・・(異常はない・・・!?)」

不良「はいはーい そこの熱いお二人〜・・・そんな歳の差で〜援交っすか〜?ww」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:04:54.28 ID:j8eLaE180

不良2「おっさん〜ww お財布の中身を拝見したいんですけど〜www」

不良3「差し支えありますぅ〜www あっても関係ないっすけどwwww」

ゴルゴ「・・・」

不良4「おいおい、何ナノその目? そこの彼女も言ってやれよな〜?」

ハルヒ「ちょ・・・馬鹿にしないでよ・・・あんた達みたいな奴にあげるもの・・・なんて・・・」

ゴルゴ「・・・すっ」

不良5「はぁ? 何調子乗ってんのそこの彼女?
     俺達の良いことしたいの?www」

不良3「もうさ、このおっさんぼこって、この女であそばね?ww」

ハルヒ「あ・・・ぁ・・・」



ゴルゴ「・・・・・・」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:08:38.93 ID:j8eLaE180

不良2「wwwwおいおっさん。彼女の前だからって調子乗んないほうがいいよマジで」

ゴルゴ「・・・」

不良4「何とか言えよこら!!」

ゴルゴ「・・・!!」

ぼきっ・・・

不良4「あ・・・あが・・・」

不良5「お・・・おい・・・!! 腕が・・・お前腕が・・・!」

ハルヒ「東郷先生!?」

長門「・・・まさか・・・?」

不良1「舐めんなよマジで!! ブン!!」

ゴルゴ「・・・」

不良1「おぎゃあ!!・・・いてぇよ・・・!!」

ゴルゴ「・・・まだやるのか・・・?」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:12:36.02 ID:j8eLaE180

不良たち「な・・・なんだよ・・・」

ゴルゴ「・・・」

不良たち「ひっ・・・」

ゴルゴ「・・・」

不良たち「・・・ぃひっ・・・し、しょうがねぇ・・・! てめぇ・・・忘れんなよ・・・」

ハルヒ「あの・・・先生・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

ハルヒ「・・・大丈夫ですか・・・?」

ゴルゴ「・・・怪我は、ないか?」

ハルヒ「え・・・? あ、大丈夫です・・・」

ゴルゴ「続けるか・・・?」

ハルヒ「はい!!」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:16:53.37 ID:j8eLaE180

キョン「・・・長門から連絡だ。今二人は人気のない場所に向かっているらしい・・・」

朝比奈&古泉「!!」

キョン「・・・でもおかしいな、長門は心配要らないって言ってる・・・
    何かあったのか・・・?」

古泉「どうでしょう・・・もしかしたらもう捕まったのかもしれませんよ・・・?」

朝比奈「そんな・・・!!」

キョン「いや・・・大丈夫だ。あいつに何かあったときは真っ先に携帯は破壊するはずだ。
    それに、あいつを信じるんだろ?」

古泉「・・・そうでしたね」

朝比奈「でも、そろそろお昼ですよ? 私達が一緒にいたら怪しむんじゃ?」

キョン「あぁ、長門も帰ってくるってよ。二人は別の道から向かってくれ。
    あくまで自然にな」

古泉「・・・分かりました。ではまた」

キョン「・・・おう」

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:24:54.30 ID:j8eLaE180

長門「お待たせ」

キョン「長門!! 大丈夫だったか!?」

長門「問題ない・・・彼の警戒範囲一キロ以遠から二人を観察していた。
    特に問題はなかった。それよりも・・・」

キョン「・・・なんだって? あいつがハルヒを助けた・・・?」

長門「あの状況では普通は助ける可能性は高かった。
    でも・・・ゴルゴ13ほどの男が、みすみす不良たちを近づけるとは思えない・・・」

キョン「確かに・・・でもどうして・・・」

長門「それには暫く調査する必要がある・・・そろそろお昼の時間。
    遅れるわけにはいかない・・・」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 20:27:18.57 ID:j8eLaE180

ハルヒ「はー! 食べた食べた! キョン! あんたの驕りだから間違えないでよね!」

キョン「頼む・・・今月厳しいんだ・・・長門・・・パフェ頼まないでくれ・・・」


長門「仕方がない・・・チョコパフェで妥協する・・・(やはり・・・一番壁側の窓から遠くの席を選んだ・・・)」

ハルヒ「東郷先生食べないんですか?」

ゴルゴ「・・・俺は、生徒におごらせて食べるようなことはしない・・・」

ハルヒ「あ・・・キョン! 今日はみんなで割り勘でいいわ! 感謝しなさい!!」

ゴルゴ「・・・」

キョン「やれやれ・・・」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22:23:46.23 ID:j8eLaE180

ハルヒ「よし、次のくじ引きを始めるわよ!! 誰となっても恨みっこなし!! いいわね!?」

キョン「分かってるよ・・・(頼む・・・ハルヒと一緒になってくれ・・・!)」

ハルヒ「いっせーの!! せ!」

キョン「・・・俺と朝比奈さん。ハルヒと古泉。そして・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

長門「・・・・・・」

キョン「・・・やれやれ・・・」

ハルヒ「じゃあ夕方までよろしく頼むわよ!!
     有紀・・・そんな仏頂面しないの」

長門「・・・分かった」

キョン「(長門・・・まさか・・・? いや・・・)」

ハルヒ「古泉君行くわよ!!」

古泉「分かりました。(長門さん・・・?)」

194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22:32:36.77 ID:j8eLaE180

キョン「朝比奈さん。そんな顔しないでください。
     大丈夫ですよ、いくらゴルゴでも、人外は範疇外でしょうから・・・」

朝比奈「はい・・・でも・・・」

キョン「ちょっと待って・・・長門から連絡だ・・・」

送信者:長門
件名:なし
内容
なし

キョン「・・・? 間違いメール、か・・・?」

キョン「・・・いや・・・まさか・・・!?」

朝比奈「どうしたんですか!? ってキョン君!?」

キョン「朝比奈さんはここにいてください!! 俺は・・・長門を・・・」

朝比奈「無茶です!! キョン君は一般人なんですよ!?
     プロでも勝てないあの人に・・・!! キョン君・・・!」

196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22:40:48.36 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「・・・・・」

長門「・・・・・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

長門「・・・・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

長門「・・・」

ゴルゴ「・・・」

長門「・・・貴方の目的は・・・?」

ゴルゴ「・・・俺のことについて、”勉強”したよう、だな・・・」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22:48:25.95 ID:j8eLaE180

長門「・・・ここで私を始末する・・・?」

ゴルゴ「・・・」

長門「・・・」

ゴルゴ「俺は、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースの殺害は”今は”念頭にない・・・」

長門「!!!」

ゴルゴ「・・・」

長門「・・・何処で、それを・・・?」

ゴルゴ「・・・・・・」

長門「・・・」

ゴルゴ「・・・お前達は、俺の仕事の邪魔をしなければそれでいい・・・
     無駄な詮索は控えるべきだ・・・すっ」

長門「・・・!! これは・・・」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 22:56:58.15 ID:j8eLaE180

ゴルゴ「・・・」

長門「どうして・・・?」

ゴルゴ「・・・」

長門「・・・私は・・・・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

長門「・・・」

ゴルゴ「・・・邪魔はするな。俺に言えるのはこれだけ、だ」

長門「・・・(震えてる・・・? 私が・・・?)」

ピッ・・・

キョン「やっぱり繋がらない・・・! 長門・・・! 何処にいるんだ!?」

215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23:02:14.13 ID:j8eLaE180

ハルヒ「でね、古泉君!! 東郷先生って凄いのよ!
     5人の不良に絡まれてもあっという間に倒しちゃったのよ!」

古泉「それはそれは・・・あの先生は武術も心得ているのですか」

ハルヒ「でね! 先生は私達と一緒にいて楽しいって!
     あんな大人は初めてだわ! 古泉君も東郷先生はいいと思うでしょ!?」

古泉「えぇ、彼はとても魅力的ですね・・・(こんなに笑う涼宮さんは久しぶりです・・・しかし)」

ハルヒ「他にも東郷先生は・・・って、キョンじゃないのあれ・・・どうしたのかしらあんなに走って・・・」

古泉「・・・ちょっと声をかけてみましょう」

キョン「古泉!? それとハルヒ・・・!」

ハルヒ「どうしたのよ、そんなに慌てて? 珍しいじゃないあんたが全力疾走なんて」

古泉「どうかしたんですか? それより朝比奈さんは?」

キョン「いや・・・ちょっとな」

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23:07:54.89 ID:j8eLaE180

ハルヒ「全く・・・どうせトイレに我慢できなくなったとかそんなもんでしょ?
     さっさといってみくるちゃんのとこに戻らないと」

キョン「いや・・・俺はなハルヒ・・・」

古泉「あ・・・すいません涼宮さん・・・トイレといわれて・・・僕も少し行きたくなってしまいました・・・」

ハルヒ「はぁー!? まぁ・・・それじゃしょうがないし・・・私は待ってるから・・・
     さっさと行ってきなさいよ?」

古泉「ありがとうございます、さぁ、行きましょうか」

キョン「!・・・あぁ・・・悪いなハルヒ、暫くそこにいてくれ」

ハルヒ「はいはい・・・なんで男子って連れションが好きなのかしらね・・・」

ハルヒ「ふぅ・・・東郷先生カッコいいな・・・なんか、不思議な人・・・
     あんな人がお父さんだったら良かったのに・・・」

ハルヒ「・・・ん? 携帯なってる・・・誰だろ・・・?」

220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/05(月) 23:11:48.96 ID:j8eLaE180

キョン「長門が・・・連絡が取れないんだ・・・!」

古泉「僕もです・・・さっきの長門さんの表情・・・まさかとは思いますが・・・」

キョン「・・・しかし、流石のゴルゴ13も長門が宇宙人だってことは知らないはずだ・・・
    そこを付けば・・・」

古泉「ですが、長門さんは通常力をセーブされています。
    統合思念体の許可なくしては、長門さんも一般人より強い程度です・・・」

キョン「やっぱり、一刻も早く俺達も行かないと! 走るぞ古泉!」

古泉「ちょっと待ってください・・・僕が貴方とここまで来たのは、
    長門さんのところへ行くためではありませんよ?」

キョン「? どういうことだ?古泉・・・?」

289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 06:52:18.17 ID:DiQ3UppP0

古泉「考えても見てください。貴方が長門さんのところへ行って、何が出来るというんです?」

キョン「・・・それは・・・」

古泉「冷静になること。貴方がさっきまで僕に何度も繰り返していたではありませんか?
    僕達はあの男と比べれば赤子同然。無駄死にするのが落ちです」

キョン「じゃあ・・・どうしろって言うんだよ・・・!!
     こんな話している間にももしかしたら・・・!」

古泉「・・・まずは、涼宮さんと共に行動するべきだと思います。
    僕の意見ですが、長門さんはまだ無事だと」

キョン「その根拠は・・・?」

古泉「信じること。言っていましたね?」

キョン「・・・そうだったな・・・まずは、ハルヒの安全を最優先するべきか」

古泉「えぇ、分かってもらえて光栄です。では行きましょう」

294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 06:59:16.27 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・・・・ハルヒ・・・?」

古泉「・・・おかしいですね・・・さっきはここにいたはず・・・」

キョン「・・・くそ、ダメだ、あいつにも連絡が付かない!!
    まさか・・・二人とも・・・?」

古泉「落ち着いて、まだそうと決まったわけではありません・・・
    機関の人間が数人、この町に潜伏しています、まずは彼らと連絡を・・・」

朝比奈「二人ともどうしたんですか〜? そんなに慌てて」

ハルヒ「全く・・・みくるちゃんから連絡来たときはどうなるか・・・
     あんたねキョン! 身来るちゃん一人にしちゃダメだってあれほどいったじゃない!!」

キョン「ハルヒ・・・朝比奈さん・・・?」

ハルヒ「ど、どうしたのよ・・・な、何よ?」

ひしっ・・・

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:08:36.31 ID:DiQ3UppP0


古泉「!!(おやおや)」

朝比奈「!!(あらあら)」

ハルヒ「ちょっ・・・! なななな何ナノよいきなり!!/// 馬鹿キョン!
     は、はは離しなさいよ!!」

キョン「・・・うおっ!・・・すまん、いい・・・匂いがしたから」

ぼこっ

ハルヒ「ばっ!・・・馬鹿キョン・・・」

キョン「すまん・・・」

古泉「・・・」

朝比奈「ふふ」

古泉「(これで、涼宮さんの安全は確保、後は・・・)」

♪〜

キョン「あ。俺だ・・・」

298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:20:06.88 ID:DiQ3UppP0

送信者:長門
件名:問題ない
内容
なし

キョン「・・・(長門の奴・・・)」

朝比奈「どうかしましたか?」

キョン「いえ、長門が東郷先生と楽しくやってるから、それの報告だってよ」

古泉「・・・そうですか。それはいい。さっきも涼宮さんが先生のことをしきりに褒めていましたからね。
    先生には不思議な魅力があるのでしょう? ね、涼宮さん、そうでしょう?」

ハルヒ「え・・・あぁ・・・まぁ、普通の先生よりはいいと思っただけよ・・・」

キョン「昼食のとき、ずっと東郷先生のほう向いてたくせに何言ってんだか」

ハルヒ「!!・・・ななななな!」

キョン「取り合えず落ち着け」

299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:29:17.90 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・ふぅ・・・長い一日だった・・・」

キョン「にしても、だ。 ゴルゴ13の狙いは一体なんなんだ?
    ハルヒの暗殺・・・だけじゃないだろうな多分・・・」

キョン「・・・それにしても俺、無事に高校を卒業できるのか・・・?
    古泉も長門も・・・あいつについて調べた人間は命無いっていうし・・・」

ぶるぶる・・・!

キョン「・・・寝よう・・・いや、その前に・・・家の外に誰もいないか確認・・・」

キョン「・・・よかった・・・今日は安全に・・・」

♪〜

キョン「ん? また長門からメールか・・・何々・・・古泉からも・・・朝比奈さんまで・・・?」

300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:37:32.22 ID:DiQ3UppP0

送信者:長門
件名:学校へ来て
内容
涼宮ハルヒの閉鎖空間の発生を確認。

送信者:古泉
件名:急いでください
内容
閉鎖空間です。
それもかなり規模の大きい・・・急いで学校へ!

送信者:朝比奈
件名:大変です!
内容
私の未来が書き換わっています。
このままでは・・・早く来てキョン君・・・


キョン「・・・洒落にならねぇ・・・」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:45:35.47 ID:DiQ3UppP0

古泉「来ましたか・・・理由はさっき送ったとおりです」

キョン「あぁ、まさかこんな時期に・・・」

長門「現在、涼宮ハルヒは学校のどこかにいる・・・
    それ以上のことは私には干渉できない・・・ただ」

キョン「・・・」

長門「・・・この空間には私が確認できない存在が観測されている・・・」

キョン「・・・ゴルゴか・・・!」

古泉「彼は恐らく・・・このときを待っていたのではないでしょうか・・・?
    閉鎖空間ならば、長門さんの力も弱まり、涼宮さんの始末も付けやすくなる・・・」

キョン「そういうことだったのか・・・でも・・・どうして今更閉鎖空間が・・・?」

長門「・・・」

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 07:57:52.01 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・そうだ、さっきから朝比奈さんを見ないが、あの人は何処に・・・?」

長門「朝比奈みくるは、21:23分。つまり現在の時刻の234.62秒前の時点で、未来変更により存在が消失した。
    ここで起こった異変を解決しなければ、彼女は最初からいなかったこととなる」

キョン「そんなバカな・・・」

古泉「事実です。現に、僕達の記憶からも彼女は消えつつあります。
    思い出せますか? 貴方が最初に朝比奈さんを見たときの事を」

キョン「・・・嘘だろ・・・?・・・! じゃあ・・・このままじゃ」

長門「そして、これはもう一つの可能性を示している。
    朝比奈みくるの存在が消える・・・これは」

キョン「世界の崩壊・・・?」

長門「違う・・・これは、涼宮ハルヒの力の弱体化を、正確には閉鎖空間内での弱体化を示している。
    未来は、朝比奈みくるを消したとは言え、消滅したわけではない」

307 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 08:06:53.74 ID:DiQ3UppP0

古泉「恐らく、ゴルゴ13はこれも計算のうちだったのではないでしょうか?
    彼女の力は強大です。世界すらその手中にある。
    あのゴルゴ13でも、直接彼女を殺すことは出来ない。しかし」

キョン「閉鎖空間ならば話が別、ってことか」

古泉「貴方が以前、涼宮さんと二人で閉鎖空間に入ったときに、涼宮さんは空間を創造したとは言え、
    その中で彼女は閉鎖空間を開閉する力はあるとしても、それ以外は一般人と何も変わりはしなかった。
    それならば、この空間では彼女は神ではない事になります。
    機関の判断から言えば、涼宮ハルヒを閉鎖空間で葬っても、世界は消滅しないということです」

キョン「・・・じゃあ・・・」

長門「ゴルゴ13が私達に、その他多くの人間に知られる危険を冒して、涼宮ハルヒに近づいてきたのは。
    彼女と接点を持ち、閉鎖空間の中に入り込むため」

古泉「一般人では、この空間に入ることは不可能です。
    しかし、涼宮さんの力を使えば話は別」

309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 08:14:26.64 ID:DiQ3UppP0

長門「時間はあまり残されていない。すでにゴルゴ13も涼宮ハルヒを捜索しているはず・・・」

キョン「成る程・・・じゃあ・・・」

古泉「もう分かりますね。私達が何をすべきか」

キョン「・・・分かってるよ・・・ゴルゴ13よりも早く、ハルヒを見つけ出す。
    そしてこの空間を元に戻す・・・!」



長門「(これでいいはず・・・しかし・・・何か引っかかる・・・あの時・・・彼が言った言葉・・・)」

『俺の仕事の邪魔はするな』

長門「(・・・私は・・・何か勘違いをしている・・・?)












ゴルゴ「・・・」

314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 08:26:05.91 ID:DiQ3UppP0

キョン「クソッ! この学校広すぎるぞ!! 明らかに拡大してるじゃねぇか!」

古泉「・・・加えて、ここでは以上に体力を消耗するようですね・・・
   貴方が以前来たときと、似ている点は無いんですか?」

キョン「・・・ないな、あの時にはここに部室があった・・・あそことここはまったくの別もんだ・・・」

長門「好都合。ゴルゴ13にも、ここの地理は把握できていないことになる。
    状況は五分、涼宮ハルヒが望んだほうが先に彼女を見つける・・」

キョン「おい、ここは別れたほうがいいんじゃないか・・・?」

古泉「どういうことです・・・?」

キョン「いやな、どうせゴルゴ13の前じゃ、一般人の俺、古泉は元より、能力を使えない長門じゃあいつに勝てない。
    だったら、ばらばらに別れて探したほうが可能性が高いと思わないか?」

古泉「・・・それはそうですが・・・ゴルゴ13に見つかったものは・・・死にますよ・・・?」

キョン「ハルヒを見捨てるくらいなら、そんなこと構いやしないさ」

古泉「・・・」

長門「・・・」

キョン「・・・やっぱ、ダメか?」

317 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 08:37:31.74 ID:DiQ3UppP0

古泉「ふふっ・・・今の言葉、涼宮さんに直接言ってあげてくださいね。
    では、私はこっちを探します。どうか、無事で」

キョン「おう、古泉,お前もな」

古泉「ふふ、貴方にチェスで勝つまでは死ねませんからね。それでは」

キョン「・・・長門・・・?」

長門「古泉一樹は左。私は右。貴方はまっすぐ。
    ・・・貴方には、色々と教えなければならないことがある。
    その為にも、朝比奈みくるには返ってきてもらわなければならないし、貴方が死んでは意味が無い」

キョン「おう・・・上手い紅茶を淹れられるように頑張るからな」

長門「・・・えぇ」



キョン「よし・・・待っていろ・・・ハルヒ・・・!」









ゴルゴ「・・・・・・」

319 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 08:45:25.83 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・・・・」

長門「・・・・・・」

古泉「・・・・・・」

キョン「・・・なんか、複雑な気分だな・・・」

古泉「・・・無駄にカッコいいこと言って別れましたからね・・・」

キョン「なんだ・・・行くか? 三人で」

古泉「ははは、そうしましょうか。何時もどおり」

長門「・・・この先に、彼女がいる・・・」

キョン「あぁ、まさか、俺の教室だとは思わなかったけどな・・・」

古泉「・・・行きましょう」

キョン「(ハルヒ・・・)」

ガチャ・・・

ハルヒ「」

???「・・・ふふふ、思ったより早かったわね・・・」

411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 18:41:52.08 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・!!!!」

長門「!!!」

古泉「・・・貴方は・・・!?」

キョン「・・・朝倉・・・!」

朝倉「お久しぶりねキョン君。長門さん。それと初めまして古泉君・・・」

キョン「どうして・・・お前がここに・・・?」

朝倉「ここにって、私はずっとここにいたのよ? 長門さんに消されてからずっと、ね」

朝倉「でも、やっと開放されるわ、彼女を殺すことで、ね・・・」

キョン「どういう・・・! ハルヒ!」

ハルヒ「・・・・・・」

朝倉「ごめんねキョン君。この子のこと、ムカついてたからさ〜死なない程度に嬲っといたの。
    あはは、涼宮さん起きないけど生きてるわよ、安心して。・・・まぁ、虫の息だけど」

428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 18:55:36.49 ID:DiQ3UppP0

長門「一体どうして・・・? 貴方は私が完全に・・・」

朝倉「ふふふ、まぁ、ネタバラシしても罰は当たらないかなぁ〜・・・
    まぁ、要は偶然よ、偶然。
    私はあの時完全に消滅したと思ったわ、貴方は完璧だったしね・・・」

朝倉「でも、私は生き残った・・・死んだほうがましなような姿でね」

長門「・・・・・・」

朝倉「そんな怖い顔しないで三人とも〜涼宮さんはまだ死んでないから♪
    まぁ、貴方達を殺して、後を追わせてあげるけどね」

キョン「・・・クソッ・・・あいつに加えて朝倉まで・・・!
    長門・・・前みたいにどうにかできないのか・・・?」

長門「・・・私の能力はここでは96.3%制限されている。
    朝倉京子は、この空間でもあの時と同じキャパシティ・・・勝ち目は限りなく薄い・・・」

朝倉「そう言う事。止めといたほうがいいわよ三人とも。
    私はこの空間で長い間時を待っていた。能力も、あのときの長門さんには及ばないにしても、
    今の貴方達を殺すには十分すぎるから」

古泉「・・・本来統合思念体の管理下にあるはずの貴方が、どうしてこのような越権行為を・・・?」

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:00:23.52 ID:DiQ3UppP0

すまん、誤字が酷いな・・・なんとなく読んでくれ。

433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:01:06.71 ID:DiQ3UppP0

朝倉「ふふ、思っていたよりも熱血漢ね、古泉君♪
    理由は簡単よ。復讐・・・それ以外に何があるのかしら・・・?」

キョン「ふざけたこと言うんじゃねぇ・・・!!」

朝倉「あらあら、血の気が多いのね。
    本当に貴方どうしたの? そんなにこのボロ雑巾が大切?」

古泉「な・・・体が・・・!?」

キョン「・・・あの時と・・・同じか・・・!」

朝倉「そう。懐かしいでしょ? でも、今回は長門さんみたいな助けは来ないわよ?」

長門「・・・(肉体制御権限を完全に奪われている・・・これでは・・・)」

朝倉「どう? どんな気持ちなの長門さん?
    これから嬲り殺しにされる今の気持ちを教えてくれない?」

長門「・・・貴方は間違っている・・・」

ぼごっ!!

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:08:25.32 ID:DiQ3UppP0

朝倉「そんなことを聞いてるんじゃないんだけどな?
    何冷静ぶってるの? 助けてくださいっていいなよ? ほら・・・ほら!!」

長門「ぐ・・・ぁ・・・・・・」

キョン「もう止めろ朝倉!! やるなら俺からにしろ・・・!
     お前がこの様になったのは俺が原因だろうが!」

朝倉「・・・ふーん。あくまで正義の味方気取りか・・・
    でもねキョン君・・・私はそんな貴方の表情を見るのが大好きなの・・・!
    心が晴れるわ・・・! この女を! 殺したら! ちゃんと始末してあげるからね!!」

古泉「長門さん!!・・・もう十分でしょう!! 貴方は命令違反で、正々堂々と闘って長門さんに負けたんだ!!
    貴方はそれを人のせいにして・・・!」


朝倉「黙ってろよクソ餓鬼・・・?」

キョン「!?」

朝倉「・・・あはは、びっくりした? そうよ、古泉君大正解。
    でもさ、ねぇ聞いてる? 私さっきも言ったけど・・・貴方達に復讐するためにここにいるのよ?」

442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:15:06.40 ID:DiQ3UppP0

キョン「・・・長門・・・!」

長門「・・・私は大丈夫・・・だから・・・貴方も余計なこと言わないで・・・」

朝倉「うわー、泣かせること言うじゃない長門さん。
    インターフェースもここまで人間に近くなれるものなのね? 新しい発見」

キョン「長門!! もういいだろ朝倉!! これ以上やったら本当に・・・!」

朝倉「五月蝿いよキョン君? さっきから殺すって言ってるじゃない?
    それより自分の心配すれば? 長門さんが死んだら貴方か古泉君よ?」

古泉「・・・だったら、僕から先にお願いしますよ」

キョン「・・・! お前、何言って・・・!?」

古泉「貴方にはまだ可能性がある。それならば、それにかけるしかないでしょう?」

朝倉「へぇー・・・”可能性”ねぇ・・・何処にあるのそんなの?
    もしかして、この無力なカミサマのことを言ってたりするの?」

444 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:21:43.28 ID:DiQ3UppP0

朝倉「分かってないみたいだから教えてあげるけどね。
    あの日・・・長門さんに消された私はあろうことが涼宮ハルヒの閉鎖空間に幽閉されたの。
    全身膾斬りにされたような傷のまま。想像できるかしらね?・・・今の長門さんなら1%くらいは分かるんじゃない?」

長門「・・・」

キョン「・・・」

朝倉「それで、私は死ぬことも出来ず、生きることもままならない身体のまま月日を過ごした・・・」
    地獄ってああいうのを言うんだと嫌と言うほど分かったわ。そして、私は決意した」

朝倉「貴方と涼宮さんが閉鎖空間にやってきたあの日にね。私は亡霊のような姿で貴方達を見ていた・・・
    何も知らずに楽しそうにする貴方達をね・・・許せる? 無理よ、そんなの」

古泉「!?・・・ぐぁ・・・身体が・・・」

朝倉「あぁ、ごめんね古泉君。つい力が入っちゃって・・・でね。
    あの日からよ。私に力が戻ったのは・・・ほんの少しだけどね。
    長門さんの力にセーブがかかったことが原因の一つかしら?」

長門「・・・・・・」

朝倉「私は少しずつ、少しずつ準備をしたわ・・・
    統合思念体にも貴方達機関にも気づかれないようにね・・・
    ・・・私は、涼宮ハルヒの力に私の情報をゆっくりと注ぎ込んだ・・・」

445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:25:35.37 ID:DiQ3UppP0

朝倉「時間がかかったわ・・・1年以上もね・・・でも。
    終に私はそれを実現した・・・!!」

朝倉「何て清清しい気持ちなのかしらね!! 貴方達に分かる!?
    こうして!! 貴方の! 身体の軋む音を聞くたびに!! 私の心は満たされるの・・・!」

キョン「長門!!・・・朝倉・・・頼む・・・もう」

朝倉「うふふ・・・待ってよ・・・まだ話は終わってないんだから・・・」

古泉「(くそ・・・体が動けば・・・こんな・・・!!)」

朝倉「それでね。えっと、何処まで話したっけなー・・・」

ゴルゴ「・・・涼宮ハルヒの異常の原因については・・・よく分かった」

朝倉「・・・そうそう! どうして涼宮さんの力が弱まったかって言うとね!」

長門「・・・!!」






ズキューーン!!!

451 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:35:53.19 ID:DiQ3UppP0

朝倉「・・・あぁ・・・?」

キョン「!? 何だ一体・・・!」

古泉「・・・どうして・・・貴方が・・・?」

長門「・・・ゴルゴ13・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」・・・チャキ

朝倉「・・・・・・あー痛い・・・何なのよ・・・」

キョン「ゴルゴ13!! あいつは人間じゃないんだ! あんたがいくら強くても・・・!」

ゴルゴ「・・・」

朝倉「あー・・・長門さんで遊んでたから油断しちゃったなー・・・人間。
    ノーマルにしてはやるじゃないの・・・私の眉間に撃ち込むなんてさ・・・くくくっ・・・」

古泉「・・・身体が動く・・・? 長門さん!! 涼宮さんをお願いします!!」

長門「ぁ・・・」とさり

キョン「ハルヒ!!」


朝倉「・・・ふふふふ・・・」

456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:45:16.09 ID:DiQ3UppP0

朝倉「・・・ふふふふ・・・あははははははは」

長門「・・・私は・・・いいから・・・」

朝倉「あはははははははぁぁぁぁlはははははーーー!!!」


朝倉「舐めたことしてくれるじゃないのよ人間風情がぁ!!!
    ぶち殺してやるわよ望みどおりに!! 爪を剥いで! 足元から少しずつ切り刻んでさぁ!!
    痛覚も普通の何倍にも大きくして!! あははは! 楽しみでしょうがないわ!」

キョン「・・・(ハルヒは・・・まだダメだ・・・意識が戻らない)」

長門「・・・・・・?」

朝倉「何? 何何何何何ナニナニナニナニ?
    何ナノその目? 自分の状況分かってるのかな? ねぇ?」

ゴルゴ「・・・」

朝倉「何とか言いなさいよ!!!!」

キョン「・・・危ない!! ゴルゴ13!!」

古泉「(無数の槍・・・!! いくらなんでもあれを・・・!)」

ゴルゴ「・・・」

朝倉「死ねぇぇぇ!!!!」

462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:50:52.43 ID:DiQ3UppP0

長門「・・・・・・」

キョン「・・・ん?」

古泉「・・・どういう・・・ことです?」

ゴルゴ「・・・」

朝倉「・・・何で・・・?ナンデナンデナンデ!!
    どうして死なないのよ!? ナンデ・・・なn・・・」

ぞるぞるぞるぞる・・・!

朝倉「アァ・・・? どう・・・なってるの・・・?」

キョン「・・・朝倉の身体が・・・」

古泉「崩れていく・・・」


ゴルゴ「・・・・・・」

464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 19:59:16.57 ID:DiQ3UppP0

朝倉「バカな・・・そんなことって・・・?」

ゴルゴ「・・・お前達インターフェースは・・・外界の情報を解析、操作することで世界を構築する。
     つまりは強力なコンピュータのようなものだ・・・」

朝倉「・・・だったラ・・・どうだってイうのよ・・・!」

ゴルゴ「・・・ヴェノム・・・」

長門「・・・成る程・・・そういう事・・・」

古泉「どういうことですか長門さん・・・? 僕には話が見えません・・・」

長門「朝倉涼子も、私も。統合思念体によって作り出された人工物。
    一見私達には弱点が無く、人間では手出しできないように思える」

古泉「しかし今のあの姿は・・・」

長門「猛毒。それも私達にだけ作用する・・・
    可能性といえば、無いわけではない・・・インターフェースが事故修復できない部位に、解析に時間がかかるような複雑な情報を撃ち込まれれば。
    あぁなることもありえる・・・」

朝倉「バカな・・・!? 私達の情報なんて・・・! 手に入るはずが・・・!」

ゴルゴ「・・・何を思うのも勝手だが・・・」



・・・ズキューーン!

482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:06:54.50 ID:DiQ3UppP0

キョン「ハルヒ!! ハルヒ!!」

ハルヒ「・・・あ・・・キョン・・・?」

古泉「気が付きましたね・・・流石はゴルゴ13・・・」

ゴルゴ「・・・」

ハルヒ「・・・有希・・・古泉君・・・あ、東郷先生・・・」

キョン「・・・よかった・・・本当に・・・」

ハルヒ「・・・痛い・・・何なのよ、もう・・・キョン・・・?」

古泉「・・・」

長門「・・・」

ゴルゴ「・・・」

キョン「・・・帰るぞ、ハルヒ・・・こんな悪夢はお終いだ・・・」

ハルヒ「・・・うん・・・」

古泉「・・・閉鎖空間が・・・!」

キョン「・・・・・・」

ハルヒ「・・・・・・」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:12:00.20 ID:DiQ3UppP0


キョン「・・・長門・・・俺達が先みたいだ・・・後のこと・・・任せて良いか・・・?」

長門「えぇ。安心して」

キョン「・・・ありがとな」

ハルヒ「・・・眠たいわ・・・キョン・・・」

長門「・・・」

古泉「長門さん!?」

長門「・・・少し・・・疲れた・・・」

古泉「当然です・・・あれだけやられれば誰でも・・・」

ゴルゴ「・・・」

すっ・・・

ゴルゴ「!」

古泉「!! 危ない!!」

どすっ・・・!

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:14:18.84 ID:DiQ3UppP0

古泉「ぐぁ・・・」

長門「・・・朝倉涼子・・・!」

朝倉「まだ・・・まだ死ねないわ・・・あんた達を殺すまで・・・私は・・・私は・・・!!」

ゴルゴ「・・・」

朝倉「クソが・・・殺してやる・・・! 殺して・・・!」

ず・・・ずずずず・・・

朝倉「ぁあ・・・ああああぁああ・・・アァアァァァァ・・・」

ゴルゴ「・・・」

長門「消滅した・・・完全に・・・」


古泉「・・・あぁ・・・僕は、平気・・・です・・・」

ゴルゴ「・・・動くな・・・動脈をかすめている・・・今ナイフを抜くのは危険だ・・・」

びりびりびり・・・!

ぎゅっ!

490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:16:30.27 ID:DiQ3UppP0

長門「・・・どうして・・・? ゴルゴ13ならば、あんなナイフはよけられることくらい知っているはず・・・」

古泉「ははは・・・そうでしたね。・・・でも・・・僕達、勝手に彼を悪者扱いして・・・
    それで・・・助けてもらって・・・」

ゴルゴ「・・・」

古泉「こうでもしないと、申し訳ないじゃないですか・・・」

長門「・・・出血が止まらない・・・! このままじゃ・・・」

ゴルゴ「・・・どけ・・・」

カチャ・・・キュルキュルキュル・・・

古泉「・・・?」

ゴルゴ「・・・銃弾の火薬を使って、傷口をふさぐ・・・
     それ相応の苦痛が伴うが・・・?」

古泉「・・・お願いします・・・」

ゴルゴ「・・・」

カチン・・・バンッ・・・!!

495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:19:29.85 ID:DiQ3UppP0

長門「・・・気を失った・・・でも、確かに出血は・・・」

カチャ

長門「・・・やはり・・・」



ゴルゴ「・・・お前達は、俺について知りすぎた・・・」

長門「・・・一つだけ教えて・・・どうしてあの二人を・・・そして古泉一樹を助けたのか・・・」

ゴルゴ「・・・お前には・・・やってもらうことがある。それが終われば・・・俺も”無駄なこと”はしない」

長門「・・・そうか・・・情報操作・・・最初から全部知っていて・・・」

ゴルゴ「今のキャパシティでも・・・人間の記憶くらいはどうにでもなるはずだ」

長門「・・・分かった。約束する・・・」

ゴルゴ「・・・」

長門「・・・ありがとう、ゴルゴ13・・・」

502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:23:14.02 ID:DiQ3UppP0

翌日:部室にて

ハルヒ「・・・はぁ・・・なんかがっかりだわ」

キョン「どうかしたのか・・・? お前らしくも無い声を出して」

ハルヒ「いやね・・・新任の教師が来るって言うからどんな人かと思ったら・・・
     そこらへんにいるようなダメ親父・・・中々いないもんよねぇ・・・」

キョン「だから、期待なんてするなといっただろうに・・・
     それと。頼むからその鬱憤を朝比奈さんで晴らさないでくれよ?」

ハルヒ「な・・・何言ってるのよ。そんなことしないわ・・・」

古泉「こんにちわ・・・」

キョン「うおっ! こりゃあまた何があったんだよその格好・・・?」

ハルヒ「その腕・・・どうしたの古泉君!?」

古泉「ははは、昨日のバイトでやってしまいましてね・・・まぁ、あまり深刻ではないようですが・・・」

キョン「とてもそうには見えないぞ古泉・・・(またハルヒの奴か・・・苦労するなお前も)」

古泉「これは手厳しい・・・(いえいえ、貴方ほどでは・・・)」

507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 20:29:56.06 ID:DiQ3UppP0

ハルヒ「にしても、みくるちゃん遅いわね・・・また男子に捕まってるのかしら?」

キョン「まぁ、あの容姿に性格じゃあ仕方ないだろ・・・」

ハルヒ「むー・・・キョン! 古泉君! SOS団として、ほうってはおけないわ!!
     早くみくるちゃんを助けに行くわよ!!」

古泉「承知しました」

キョン「・・・やれやれ・・・」

キョン「・・・ん・・・? そういえば・・・誰か足りない気がするな・・・」

ハルヒ「ちょっとキョン!! 遅れないでよ!!」



キョン「あぁ、悪い、今行く・・・」

キョン「・・・気のせいか・・・?」

キョン「・・・大切なものを・・・置き忘れたような・・・」



ハルヒ「馬鹿キョン!!」

キョン「分かってるって・・・!」

562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 22:19:28.60 ID:DiQ3UppP0

ゴルゴ「・・・」

カチャ・・・ボゥ・・・チリチリチリ・・・

ゴルゴ「・・・・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

男「・・・遅いな、あのゴルゴ13が時間に遅れるなんてことは・・・」

ゴルゴ「・・・俺の時計では今が予定時間の5分前だ。お前の時計がずれていたのだ・・・」

男「・・・おぉ! 来てくれましたかゴルゴ13! 私は○○機関の△△と申します」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「この度は忙しいところを良くぞ来てくださいました! 短い間ですが宜しく・・・すっ」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「・・・あぁ、申し訳ない。貴方にはシェイクハンドの習慣は無いのでしたね」

ゴルゴ「社交辞令はいい。仕事の話に入ってもらおう・・・」

566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 22:26:48.28 ID:DiQ3UppP0

男「・・・というわけで、デューク東郷。貴方にはこの少女の護衛をお願いしたいのです」

ゴルゴ「・・・俺の仕事に、個人の護衛は入っていない。ボディーガードなら別の人間を雇うことだ・・・」

男「す、すいません、これが貴方の本来のやり方ではないことはよく分かっているのですが・・・
  貴方以外にお任せできる人がいないのです・・・!」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「お願いします・・・! 世界の・・・平和の為に・・・!」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「・・・?」

ゴルゴ「・・・俺が仕事をするのに・・・お前の言う大義名分は必要ない・・・
     必要なのは・・・真実を話すこと、だ・・・」

男「・・・・・・」

男「・・・実は・・・」

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 22:32:54.84 ID:DiQ3UppP0

男「・・・私は・・・僕は、彼女を・・・涼宮ハルヒを・・・愛しています・・・!」

ゴルゴ「・・・」

男「おかしいと思いますか? こんな老体が、年端もいかない少女に愛しているだなんて・・・」

男「でも・・・僕は・・・彼女に幸せに・・・生きていて欲しいんです!!
   たとえ僕の事を振り向いてくれなくても・・・!! 彼女が幸せならば・・・!!」

男「そのためなら・・・僕は何だってやってみせます・・・! だから・・・!!」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「・・・すいません・・・こんな個人的な理由では・・・引き受けてもらえませんか・・・?」

ゴルゴ「・・・・・・」

ゴルゴ「・・・スイスの口座に入金を確認しだい、仕事に入る・・・」

男「・・・え・・・それじゃあ・・・?」

ゴルゴ「・・・」

男「ありがとうございます! ディーク東郷!!」

576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 22:53:12.67 ID:DiQ3UppP0

ゴルゴ「・・・これは、余談だが・・・右腕が不自由なようだな・・・」

男「!!・・・どうしてそれを・・・?」

ゴルゴ「・・・さっきの握手のときに・・・右腕の動きが不自然だった・・・もしかしたらと思っただけだ・・・」

男「流石は・・・実は・・・高校生のときにバイトをしていて怪我を・・・」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「まぁ、日常生活で気づく人はいませんから・・・驚きました」

ゴルゴ「・・・・・・」

男「・・・」

ゴルゴ「・・・」

男「(・・・頼みましたよ・・・ゴルゴ13・・・!)」

577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 22:57:01.70 ID:DiQ3UppP0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゴルゴ「・・・・・・」

ゴルゴ「・・・」

ゴルゴ「・・・」

チリチリチリチリ・・・

ゴルゴ「・・・ふぅー・・・」

ジジ・・・

ゴルゴ「・・・」

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・




593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 23:14:23.25 ID:DiQ3UppP0

ハッピーエンド至上主義



ハルヒ「ねぇ、キョン。SOS団って前々から思ってたんだけど。
     4人じゃ少ないと思わない?」

キョン「まぁ・・・確かにな・・・もう二人くらいいてもいい気がするな」

ハルヒ「ってことで連れて来ました」

キョン「ぶっ!・・・おいこら紅茶吹いたじゃねぇか・・・つーか拉致は止めろってあれほど・・・」

ハルヒ「だってね、この子が私達の部室の前でうろちょろしてるんだもん。
     そうでしょ?」

???「・・・はぃ・・・」

キョン「おいおいおいおい、明らかに怯えてるだろその子・・・
     つーかあれじゃないのか・・・? この部室元はといえば文芸部のものだしよ。
     勘違いしたんじゃないのか?」

ハルヒ「えー? そんなこと無いわよ。ねぇ、有希?」

キョン「有希?」

長門「・・・はぃ・・・」

596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 23:21:37.79 ID:DiQ3UppP0

ハルヒ「ほらね?」

キョン「待て待て待て、ハルヒ。この子はただ単に条件反射みたいに返事してるだけでな・・・
     つーか大丈夫か・・・? 小さい身体がなおさら小さく感じるんだが・・・?」

長門「・・・・・・す」

ハルヒ「ん? どうかしたの、有希?」

長門「・・・たしも・・・に入・・・した・・・ぃ・・・です」

ハルヒ「有希ねぇ。言いたいことははっきりと言ったほうがいいわよ?
     そんなか細い声じゃ聞こえないって」

キョン「ハルヒお前な・・・人には得意なことと苦手なことがあるんだよ。
     それに、そいつが言いたいことは十分聞こえたろ?」

ハルヒ「まぁ・・・でも、ねぇ・・・」

長門「私も・・・この部活に・・・入れてください・・・」

ハルヒ「♪ ほら、言おうと思えば言えるじゃない!
     宜しくね有希! 私はこの部活の部長よ! あいつはキョン。冴えない奴よホント」

キョン「お前に言われたくないって・・・まぁ、なんだ。
    宜しくな・・・長門」

    

598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 23:27:42.02 ID:DiQ3UppP0

長門「宜しく・・・お願いします・・・」

ハルヒ「よーし! そうと決まれば新生SOS団発足よ!!
     みくるちゃんと古泉君は何をやってるのかしら?」

キョン「お、噂をすれば、だ」

朝比奈「遅くなりました・・・って、この娘は・・・?(かわいい〜♪)」

古泉「遅れました・・・と、これはまた・・・」

ハルヒ「紹介するわ! この子は長門有希! 今日から新生SOS団のメンバーよ!!」

キョン「団員が増えるたびに新生って言ってたらきりがn」

ハルヒ「ほらほら二人とも!! 自己紹介して!!」

古泉「これは失礼。私は古泉一樹といいます。
    SOS団では副団長を仕切らせてもらっていますよ」

朝比奈「私は朝比奈みくるといいます。
     役割は・・・なんなんでしょう・・・?」

ハルヒ「メイドよ。メイド。エロメイドよ」

朝比奈「・・・ふぇーん・・・やっぱりそうですかぁ・・・?」

長門「・・・くすっ」

599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/06(火) 23:33:02.38 ID:DiQ3UppP0

ハルヒ「あ、今有希笑ったわね!?」

長門「え・・・ぁ・・・」

ハルヒ「あんたは笑ったほうがいいと思うわよ? そっちのほうがずっと可愛いし!
     それと・・・そうね! 眼鏡は止めてコンタクトにしなさいよ!」

キョン「またいい加減なことを・・・・・・(あれは・・・ありだな・・・)」

古泉「ふふふ・・・」

朝比奈「あのぉー・・・やっぱりエロメイドっていうのは・・・」

ハルヒ「じゃあ今日も張り切って行きましょう! ほら、有希も」

朝比奈「・・・もういいですぅ・・・」

長門「・・・」

キョン「・・・騒がしいだろうけど、宜しく頼むぜ。長門」

長門「・・・・・・」

長門「・・・はい!」


終わり



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「鶴屋さん、>>2しましょうよ」