長門有希の健康法


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「………視線を感じる……。」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 02:52:55.73 ID:Fd20f1ga0

長門「あなたの生活をこの一週間監視していた。あなたは不摂生な生活を改めるべき」

キョン「俺の……って、おい長門、監視ってのは何だ、えらい物騒な発言だな」

長門「構わない。それより、あなたの生活改善を優先させないと大変なことになる」

キョン「大変なこと?」

長門「あなたはその不摂生な生活を続けることで、次第に体内時計を狂わせ登校が困難になる」

キョン「……」

長門「そのことは涼宮ハルヒの不興を買うこととなり、涼宮ハルヒによるあなたの生活への武力介入による暴力的改善が始まる」

キョン「なんでハルヒの不興を買うことになるんだ?」

長門「その部分についてはうまく言語化できない。涼宮ハルヒの心理面について情報統合思念体の見解は統一されていない」

キョン「……そうか。すまん、続けてくれ」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 02:54:34.47 ID:Fd20f1ga0

長門「しかし、自堕落な生活を続けて気力を失ったあなたは涼宮ハルヒの介入にも動じることなく、やがて高校を中退する」

長門「その結果、涼宮ハルヒのあなたへの失望感により引き起こされる絶望を始点とした情報爆発は危険度が高いと判断された」

キョン「…………なんだか俺、信用されていないんだな」

長門「大丈夫、そのために私がいる」

キョン「長門……」

長門「あなたが以前わたしを信じてくれたように、今度はわたしがあなたを信じる番」

キョン「わかった。で、具体的にどうすればいいんだ。正直、不摂生といわれても別に変な生活をしていないつもりなんだが」

長門「今日、放課後あなたの部屋にお邪魔する」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 02:56:04.22 ID:Fd20f1ga0

〜放課後〜キョンの部屋〜

キョン「やれやれ妹も母親もいなくてよかったよ。何言われるかわからんからな」

長門「大丈夫、あなたの家族にばれるようなことにはならない」

キョン「そうなのか? ならいいが……。で、どうすればいいんだ? この部屋の漫画やゲームを処分すればいいのか?」

長門「そういうことではない。そういった娯楽による刺激が、今のあなたの精神構造の成長を一部を担っているのは事実」

長門「そういったものを排除した結果、ストレス発散の手段の多様性が失われるほうが危険」

キョン「ふむ……、よくわからんが、生活習慣を改めるんじゃないのか?」

長門「急激な生活習慣の変更は、あなたが今まで培ってきたリズムを逆に狂わせることになる。なので、身体能力の向上が今回の目標」

キョン「身体能力? マラソンでもすればいいのか?

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 02:57:40.23 ID:Fd20f1ga0

長門「それもある。しかし、あなたの基礎代謝をまず高めたい」

キョン「どうやって?」

長門「健康法」

キョン「健康法? それってあれか? ラジオ体操をするとかか?」

長門(コクリ)

キョン「いまからラジオ体操をするのもなぁ」

長門「健康法にもいろいろ種類がある。あなたに合ったものを探すためにも、まず試したいと思う」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 02:59:08.13 ID:Fd20f1ga0

長門「青竹踏み健康法」

キョン「……青竹なんかないぞ」

長門「大丈夫、わたしがあなたの足裏を踏む。それによる土踏まずへの刺激は青竹を踏むことと同等の効力を持つ」

長門「うつぶせになって」

キョン「……こうか」

長門「では、今から踏む。時間は2分間。それ以上の刺激は身体によくない」

ぎゅぎゅ ぎゅぎゅ

キョン「お、これは気持ちいいな。長門の体重がちょうどいい感じだ」

長門「……」

ぎゅぎゅ〜

キョン「いや、長門、おまえの体重が重いとかそういうことじゃない、い、いたたた」

〜2分後〜
キョン「おお、なんだか足がぽかぽかしてきたぞ」

長門「適度な刺激により普段使わない部分の血流がよくなる」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:01:37.00 ID:Fd20f1ga0

キョン「よし、今度は俺が長門の足裏を踏んでやるよ」

長門「……いい」

キョン「遠慮はよくないぞ、長門」

長門「わかった。お互いに行うことは交換条件としてある意味理に適う」

ころん

キョン「じゃ、ゆっくり踏むからな。大丈夫だって、気をつけるから」

ぎゅぎゅ ぎゅぎゅ

長門「……」

キョン「どうだ?」

ぎゅぎゅ ぎゅぎゅ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:02:30.17 ID:Fd20f1ga0

長門「…………気持ちいい」

キョン「だろ〜、これけっこう気持ちいいよな」

長門「…………」

キョン「……長門?」

長門(す〜す〜)

キョン「寝てる!?」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:03:42.25 ID:Fd20f1ga0

〜夜〜
キョン「お、起きたか。あんまり気持ちよく寝てるんで起こせなかったんだ悪いな。もうこんな時間になってしまったぞ」

長門「……もう食事は済んだ?」

キョン「ああ、風呂も入ったし、あとは寝るだけだ。よし長門、遅いし家まで送ってやるよ」

長門「いや、これから次の健康法を行う」

キョン「え? 今からか? もう寝るだけだぞ」

長門「この健康法は睡眠を取りながら行う」

キョン「……どんな健康法なんだ」

長門「ノーパン健康法」

キョン「なっ!」

長門「これは睡眠時に下半身を締め付ける衣服を脱いで通気性をよくし、なおかつ身体をリラックスさせることができる」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:05:19.90 ID:Fd20f1ga0

キョン「……ま、まあ、あとは寝るだけだしな。わかった、きちんとやっておくから、長門は家に帰ったほうがいいぞ、うん」

長門「……安心してわたしもここで行う」

キョン「ちょ、ちょっと待て。こことはどういう意味だ? 俺の部屋で寝るというのか」

長門「言葉通りの意味以外何物でもない。お互いに行うのは夕刻に決めた条件」

キョン「いや、お互いにといっても」

長門(ガシ)

キョン「あ、待て俺のズボンを脱がそうとするな、わ、わ、わかった、わかったから脱がそうとするのはやめてくれ」

長門「もし羞恥心が健康法への意欲より勝るのなら、布団の中で脱いでも構わない」

キョン「……そうさせていただきます」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:07:07.06 ID:Fd20f1ga0

〜消灯〜
長門「脱いだ?」

キョン「ちょっと待て。そんな怖い顔で見下ろすな。(ごそごそ)よし、脱いだぞ」

長門「確認する」

長門(スッ)

キョン「うわっ、長門、布団に手を入れるな。待て待て待てそれは掴むものじゃない」

長門(スッ)

長門「確認できた。次はわたしの番」

長門(スルリ)

キョン「わ、な、長門。いきなり目の前で服を脱ぐやつがあるか」

長門「慌てて背中を向けなくても大丈夫。わたしは見られても構わない」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:09:26.84 ID:Fd20f1ga0

キョン「待て、見てたこっちのほうの心臓に悪いんだよ」

長門「そう。では、わたしも睡眠をとるので、ベッドを詰めてほしい」

キョン「俺と一緒に寝るのか?」

長門「問題が生じるのなら床でも構わない。一晩中、わたしの裸体を眺めたいと言うのなら、その希望を優先する」

キョン「待った。俺はそこまで変態じゃない。…………仕方が無い、場所を積めるから適当に潜っててくれ」

するり

長門「失礼する」

キョン「ど、どういたしまして」

…………

長門「横を向いて寝るのがあなたの習慣?」

キョン「そ、そうなんだ。そうそう」

長門「……そう」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:11:08.74 ID:Fd20f1ga0

キョン「…………な、長門?」

長門「思ったより通気性が良すぎるように思う」

キョン「そ、そうか?」

長門「なにか不都合など生じてないだろうか?」

キョン「えーっと、えーっと、……そうだな、少し下半身が寒いかな」

長門「……わかった」

長門(ぴと)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:12:18.77 ID:Fd20f1ga0

キョン「な、なななながとさん?」

長門「……なに?」

キョン「この感触は、もしかして」

長門「ノーパン健康法により身体を冷やしてしまうのは本末転倒になる。お互いの下半身を密着させれば温かい」

キョン「いや、そうじゃなくて」

長門「現にあなたの下半身の血流量が一部増大している。身体が温まった証拠」

キョン「そ、それは、すいません。そっとしておいてください」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:13:28.85 ID:Fd20f1ga0

〜30分後〜
長門「……眠れない?」

キョン「えーっと、実は」

長門「そう」

ごそごそ  ぎゅう

キョン「にゃ、長門さん、いきなり背中から抱きつくとか」

長門「幼子は母親に抱かれることにより、その母親の心音の響きで安心して眠ることができると聞いたことがある」

長門「こうすれば私の心音が届く」

キョン「いや、そんなことされるとますます眠れなくなると思うんだが」

長門「そう、ならこちらを向いてほしい」

キョン「なっ」

長門「わたしの胸に顔をうずめることにより、より一層心音が聞こえると思う」

キョン「やや、いや、ああいい音だ。すごく心地いい響きだなぁ。なんだか眠くなってきたぞ」

長門「そう、残念」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:15:12.45 ID:Fd20f1ga0

〜翌朝〜
キョン「…………ふわぁ〜、いつの間にか寝てしまったなぁ。眠れないと思ったけど案外眠れたな。…………あれ? 長門は」

ガチャ

長門「おはよう」

キョン「お、おはよう」

長門「朝起きてからの一杯。まずはこれを飲み干してほしい」

キョン「え? そのコップは次の健康法なのか、それ」

長門「そう」

キョン「わかった。お、温かいなこれ」

長門「……」

キョン(ごくり)

キョン「………………これ、なに?」

長門「わたしの尿」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:17:06.81 ID:Fd20f1ga0

キョン「ブーッ!」

長門「そうやって噴き出すのは行儀が悪いこと。もったいない」

キョン「いや、待て、これはおかしいぞ。な、なんで、長門のにょにょにょ…………尿……なんかを」

長門「飲尿療法」

キョン「……い? 飲尿療法?」

長門「そう」

キョン「これはさすがに健康法とは違うんじゃないか」

長門「尿は基本的に水分や電解質といったもので構成されている。それらを取り込むことは別段身体に悪影響を及ぼすものではない」

キョン「いや、しかしだなぁ」

長門「この健康法は鮮度が大事」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:19:24.33 ID:Fd20f1ga0

キョン「鮮度?」

長門「そう、排泄された直後に飲まないとダメ。早く飲んで」

ぐいぐい

キョン「いや、ちょ」

長門「飲んで」

ぐいぐい

キョン「こ、こぼれるから待て。わかったから押すな」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:21:00.32 ID:Fd20f1ga0

〜5分後〜
キョン「……げぷ、……朝からひどい目にあった」

長門「そう。しかし、あなたの下半身の血流量が一部増大しているのを確認した。健康な証拠」

キョン「へ?」

長門(じー)

キョン「ぎゃあああ! 布団めくれてるぅぅぅ!」

がさごそがさごそ

長門「大丈夫、問題ない」

キョン「俺には問題あるんだよ!」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:22:44.11 ID:Fd20f1ga0

長門「……そう。では、わたしの番」

キョン「え?」

長門「あなたの尿を所望する。入れてきて欲しい」

キョン「待てっ! 俺のを飲むつもりなのか?」

長門「そう」

キョン「ちょっと考えなおして」

長門「なんなら直に飲ませてもらっても構わない」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:24:36.82 ID:Fd20f1ga0

〜昼休み〜廊下〜部室〜
キョン「ふ〜、朝はトイレ出ないんだとか信じてくれて助かったよ」

キョン「けど、明日の朝、どうしよう……予約とか言われてしまった……」

ガチャ

長門「……」

キョン「よう、長門。来たぞ」

長門「昼ご飯は済んだ?」

キョン「ああ、済んだぞ。……で、次はどんな健康法なんだ」

長門「『一日ひとつの林檎で医者いらず』という言葉がある」

キョン「ああ、それは俺も聞いたことがあるな。どこか外国のやつだっけ」

長門「イギリスに古くから伝わる言葉」

キョン「じゃ、その容器は」

長門「そう、リンゴ。剥いてきた。食べて」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:26:47.57 ID:Fd20f1ga0

キョン「けどなぁ、昼食べ過ぎたからなぁ。後でもいいか?」

長門「それではリンゴが痛んでしまう」

キョン「そうか、すまなかった。じゃ、もらうよ」

長門「待って」

キョン「ん? どうかしたか」

長門「すりおろしりんごならどう?」

キョン「すりおろし……、ああ、小さいころ食べたことあるな。そうだなあれなら大丈夫かな」

長門「わかった」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:27:57.18 ID:Fd20f1ga0

長門(パク)

キョン「え?」

長門(もぐもぐ)

キョン「もしもし、長門さん?」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:30:00.33 ID:Fd20f1ga0

長門(すっ)

キョン「ちょ、顔が近いって」

ちゅ

キョン「ん! んむー、ん、んんん」

〜1分後〜
長門「すりおろす道具がないので、口の中で細かく砕いた」

キョン「長門……」

長門「今度は」

キョン「……え?」

長門「あなたの番……」

キョン「…………そうだな、わかった」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/09(木) 03:31:40.31 ID:Fd20f1ga0

〜10分後〜
キョン「しっかし、こんなので健康になれるのかな」

長門「大丈夫」

キョン「え?」

長門「現在、あなたの下半身の血流量が一部増大している。健康な証拠」


おわり

50 名前: ◆fDY1RfIxJo [] 投稿日:2008/10/09(木) 03:34:05.83 ID:Fd20f1ga0

こんな時間に失礼しました。
展開が展開なので深夜に、と思いまして。
真面目な健康法だと思われた方、ごめんなさい。
あと、ハルヒのSSは初めてです。
すごく短くてごめんなさい。

あ、長門が尿我慢したスレはtxtも動画も大好きですww


それでは、ノシ



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