つかさ「わたし、勉強したくない!!一人で生きていけるもん!!」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「うわ…私のパンツでしごかれて感じちゃうんだ……」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 02:59:52.04 ID:JpbYM0gv0

つかさ「(二学期が始まるとみんな大学がどうとか偏差値がどうとか色々話してるけど

わたしは特別大学に行きたい理由も無いし、頭も良くない・・・。家に帰るとお姉ちゃん達が

○○大学は良いよとか○○大学は駄目とかそんな助言ばっかり。わたしもう嫌)」

つかさ「ねぇかがみお姉ちゃん、ちょっと話たいことがあるんだけど??いいかな?」

いのり「つかさ〜お風呂入ってからにすれば?あんただけよ入ってないの」

つかさ「ごめんね、いのりお姉ちゃん。すぐ入るから・・・」

かがみ「どうしたの?」

トタトタ・・・

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:02:18.94 ID:JpbYM0gv0

〜つかさの部屋〜

つかさ「あのね・・・わたし、大学に行きたくないの。だから勉強以外の道を探そうかなぁって・・・」

かがみ「あんたねぇ・・・ソレ本気で言ってるの?」

つかさ「う〜〜ん、駄目かなぁ?」

かがみ「駄目かなぁって言われても。大体、大学に行かずにどうする気よ?」

つかさ「家の神社で巫女さんをしようかなぁって・・・」

かがみ「あのねぇ・・・」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:06:48.77 ID:JpbYM0gv0

つかさ「だって、わたし、大学に行きたい理由なんて無いの。それにお金もかかるでしょ?

お父さんたちの負担を少しでも減らせればって思うの。」

かがみ「本当にそれでいいの??」

つかさ「・・・うん」

かがみ「お父さんやお母さんには言ったの?」

つかさ「・・・まだ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:10:05.45 ID:JpbYM0gv0

〜家族会議〜

ただお「・・・そうか。つかさは勉強に興味が無いから来年からは神社を手伝うということなんだな?」

つかさ「・・・うん」

ただお「でもねつかさ。神社の仕事がつかさのしたい事なのかい?」

つかさ「え?」

ただお「たしかに、神社を手伝ってくれるのは嬉しいし、家のことを心配してくれるつかさの心配りも有難いと思った。」

つかさ「うん」

ただお「でもな、つかさはまだ高校三年生だ。やりたい事が見つからないのは当たり前だとお父さんは思う」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:13:31.95 ID:JpbYM0gv0

かがみ「そうよ、つかさ。とにかく大学に行ったら自分が何に合っているかとか幅が広がるじゃない」

まつり「わたしもかがみの言う事に賛成ね。大学に行けば、就職も有利だし、アルバイトで社会ををたくさん経験することもできるし」

つかさ「・・・でもね、わたし、大学に行っても今と変わらないと思う。いつの間にか4年生になってその時も今日みたいに悩むの」

かがみ「そんなことないわよ!きっと22歳になると考えも固まっているわよ。」

つかさ「わたし、大学で勉強したくない。一人で生きてみたいの。自分で何かやりたい事を見つけてみたいの」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:16:16.97 ID:JpbYM0gv0

かがみ「つかさ・・・」

ただお「それは本気か?勉強から逃げているだけじゃあないのか?」

つかさ「・・・違うよ。うん。違うと思う。」

かがみ「つかさ、いいからわたしと大学受けよ?どこか受かるよ」

まつり「そうよ。大学に行けばそのうちしたい事なんて見つかるって」

つかさ「じゃあまつりお姉ちゃんは将来何がしたいの?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:18:25.50 ID:JpbYM0gv0

まつり「え!?・・・わたしは、まだ、決めていないけどさ・・・」

つかさ「ほら!まつりお姉ちゃんは見つけれてないじゃない」

まつり「それは・・・まぁ・・そうだけどさ」

かがみ「じゃあつかさはどうしたいのよ?勉強せずに神社を手伝うっていうのはどうなったのよ!」

まつり「そうよ!あんた巫女さんがしたいって言ったくせに自分のやりたい事が分らないとか・・・矛盾してるじゃない!!」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:22:38.16 ID:JpbYM0gv0

つかさ「・・神社の手伝いをしながら見つけようって思っただけだよ。そんなに怒鳴らなくても」

かがみ「それだったら神社の手伝いは良い選択じゃなさそうね。どう思う?お父さん?」

ただお「・・・そうだな。神社を手伝いながらやりたい事を探す・・・それは駄目だ!」

つかさ「!!?」

ただお「でもお父さんはだからって大学に行けって言うわけでもないぞ」

つかさ「・・・え!?どういうこと」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:26:23.51 ID:JpbYM0gv0

ただお「つかさ、もう一度聞くぞ?勉強はしたく無いんだな?」

つかさ「うん」

ただお「勉強をしないっていうことは大学に行けないってことなんだぞ?」

つかさ「分ってるよ」

ただお「後悔は無いんだな?」

つかさ「・・・うん」

ただお「つかさ、それなら・・・来年から一人暮らしをしてみなさい。」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:33:24.41 ID:JpbYM0gv0

つかさ「!!!」

みき「ちょっと!!あなた!?何を言ってるの!!」

ただお「冗談を言っているんじゃないぞ。勉強をせずに自分のやりたい事をさがす・・・それはこの家にいたら見つけることが

難しくなると思うんだ。ここにはお父さんやお母さん、お姉ちゃんたちがいっぱいいる。

つかさの性格なら・・・ついみんなに流されて無駄に日々が過ぎていくとお父さんは思ったんだ」

みき「だからって一人暮らしなんて」

ただお「自分でお金を稼いで暮らすんだ。その方が社会をたくさん学べる。一番つかさのためになると思う」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:39:41.88 ID:JpbYM0gv0

かがみ「ちょっと!お父さん?つかさだよ?ねぇつかさ?一人暮らし無理だよね?朝は一人で起きないと駄目なんだよ??ね?出来ないでしょ?」

つかさ「ううん。わたし、一人暮らしする!一人で起きれるもん。一人で生きていけるもん!!」

みき「つかさ・・・」

つかさ「わたし、甘えてた。勉強から逃げてるのもあったと思うの。でも自分のやりたい事は大学では探せないって分るの。だからね?

つかさお姉ちゃん。わたし、ひとりでやっていこうと思うの」

かがみ「・・・本当なの?お父さん!?本当にいいのこれで??」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:43:28.13 ID:JpbYM0gv0

ただお「つかさが自分で決めたことだ。今までお姉ちゃんたちに流されながら育ったつかさが自分で決めたことだ。

尊重してあげようってお父さんは思う。」

かがみ「・・・つかさ!?あんた知らないわよ!?もう起こしてあげれないんだからね!?」

つかさ「大丈夫だよお姉ちゃん。わたし、ちゃんとやっていくから。お父さん、ありがとう」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:49:47.28 ID:JpbYM0gv0

〜つかさの部屋〜

つかさ「(・・・・・うん・・・・大丈夫だよ・・・。大丈夫・・・。」

かがみ「あんたほんとにいいのあれで??」

つかさ「いいの。わたし、分らないから・・・でも勉強はいやなの」

かがみ「逃げてるだけじゃないの?」

つかさ「逃げてないもん!!逃げずに一人で暮らすって言ったでしょ・・・?」

かがみ「あんた・・・今日はいいわ・・・お休み」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:54:42.79 ID:JpbYM0gv0

〜次の日〜

コンコン

つかさ「誰?」

かがみ「わたしだけど・・・」

つかさ「どうしたの?」

かがみ「あ、あのさ・・やっぱり大学行こう?勉強は今からでも・・・」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:55:21.37 ID:JpbYM0gv0

つかさ「昨日も言ったよお姉ちゃん。やりたいことがわからないから一人で暮らしてみるの。お父さんもそう言ってたじゃない」

かがみ「でも、無謀よ。あんたが一人で暮らすなんて出来っこないんだから!!」

つかさ「なんで決め付けちゃうの!!?」

かがみ「決め付けじゃないわよ・・・ただ、あんたの判断を間違っていると思って・・・」

つかさ「わたしが間違ってる?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 03:59:50.03 ID:JpbYM0gv0

かがみ「そうよ!一人暮らしの前に!したい事が分らないからって一人暮らしって話がぶっ飛び過ぎってことよ」

つかさ「じゃあどうすればいいの?わたし、昨日の夜にいっぱい考えた。それで一番良いのが一人でやっていくことだと思ったの」

かがみ「つかさぁ・・・」

つかさ「・・・ありがとうね、お姉ちゃん。心配してくれて・・・きっと頑張るから・・・ね?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:06:53.78 ID:JpbYM0gv0

かがみ「・・・そういうことじゃなくて!」

つかさ「いいの!いいの・・・やって見る。やって見るの!今までみんなに頼って生きてきて、将来のこともみんなに頼るかもしれない

。やりたいことはまだわからないけど・・・大学に行くよりこっちを選んで正解だったって思いたいの」


かがみ「・・・わかった。わかったわよ!もう何も言わないわよ・・・ちゃんと一人でも生活するのよ?わたし、応援するからね!」

つかさ「・・・お姉ちゃん・・・ありがとう・・・ありがとう・・・・」

かがみ「・・・あんた不安なんでしょ?みんなの前で強がってあんなこと言って、引けなくなった感じだったし(笑)」

つかさ「ううん・・・少しそれもあるけど・・・決めたことだから・・・頑張るよお姉ちゃん」

かがみ「うん!しっかりやりなさいよ!!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:08:31.06 ID:JpbYM0gv0

〜4月〜


引越し初日

つかさ「(やっと荷物の片付けが終わったよ・・・なぁんか静かだなぁ)」

つかさ「(お父さんに荷物片付けたよって電話しよ!お姉ちゃんたちにも部屋の写真を送ってあげよう♪)」

つかさ「(明日からお仕事探さなきゃ。とにかく求人誌を探してこよう。)」

つかさ「(一人で見るテレビってこんなに面白くないんだなぁ・・・)」

つかさ「(いつも部屋で一人で寝てるのにどうしてこんなに寂しいんだろ・・・?)」

つかさ「うっ・・・うっ・・・うっ・・・うううぅぅ・・・グスン・・・・・お父さん・・・お姉ちゃん・・・」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:11:41.67 ID:JpbYM0gv0

二日目

つかさ「あ・・・・そうか・・・。(もう誰も居ないんだ。あまり眠れなかったな。まだ6時半だよ・・・奇跡みたい)」

つかさ「(朝ご飯・・・自分一人のだけ作るのって寂しいな・・・)」

つかさ「(・・・うん求人雑誌を探しに行こう)」

つかさ「(・・・・こなちゃん元気〜??)送信っと・・・・・・」

つかさ「(お仕事、何をすればいいのかな。とにかくわたしでも失敗しないようなお仕事がいいな)」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:15:00.20 ID:JpbYM0gv0

つかさ「(・・・でも居酒屋とかレストランに勤めないと食費がかさばるってお姉ちゃん言ってたし・・・)」

つかさ「(求人誌見つけたし早く家に帰ろっと・・・)」

つかさ「(こなちゃんからメールだ♪・・・楽しそうだね〜♪勉強頑張ってね!)送信っと・・・・はぁ・・・」

つかさ「(決めた派遣の仕事と居酒屋のバイトをする。大丈夫!きっと!やっていけるはずだよ、頑張るって決めたもん)」

プルルルルルプルルルルル・・・がちゃ

つかさ「あ、あ、あの・・・居酒屋とんちゃんさんですか??」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:18:57.58 ID:JpbYM0gv0

お店の人「はい!そうですが〜!」

つかさ「あの、求人誌を見て是非働きたいと思いまして・・」

お店の人「あ!!アルバイトですね?はいはい!お名前は?」

つかさ「はい、柊つかさと申します・・・。」

お店の人「柊さんね?じゃあ面接をお店の方でしたいので午後三時から五時の間で今週都合のいい日はありますか??」

つかさ「はい!!明日の三時でお願いします」

お店の人「それじゃあ、明日、午後三時に履歴書と○○銀行の通帳と判子を持参してきて下さいね!お待ちしています〜!」

つかさ「ありがとうございます!失礼します!」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:22:58.57 ID:JpbYM0gv0

つかさ「ふぅ・・・銀行の通帳作らなくちゃ・・・」

つかさ「(派遣の登録は簡単だな〜♪家に居ながら登録できちゃった)」

つかさ「・・・もう今日は疲れた・・・夕飯はお菓子でいいや。ううっ・・・・うっ・・・グスン・・・お休みなさい」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:24:45.17 ID:JpbYM0gv0

三日目

つかさ「(かがみお姉ちゃんからメールだ!・・・大丈夫だよ。ちゃんとバイトも探したし頑張ってるよ)送信っと」

つかさ「(・・・居酒屋とんちゃん・・・ここか・・・ドキドキ・・・)」

一時間後・・・

つかさ「(返事をしてたらいつの間にか面接が終わってた・・・てか次来れる日、いつって聞かれちゃった♪)」

つかさ「(派遣のバイト、バイト・・・こっちはいいのが無いよぉ・・)」

つかさ「まぁいいや今日は頑張ったし!おいしい料理を作ろうっと」

つかさ「(お姉ちゃん、見てみて〜お菓子と手作りパスタだよ♪あと、居酒屋でバイトが決まりそうだよ)送信っと」

つかさ「・・・大丈夫かな。。。面接・・・落ちてたら嫌だなぁ・・・」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:31:39.38 ID:JpbYM0gv0

四日目

つかさ「(今日の午後から居酒屋に行くんだったよね。がんばろ!)」

〜午後〜

つかさ「あの〜こんにちわ〜・・・」

店長「おお!こんにちわ!柊さんだよね!?じゃあこっち来て!・・・さっそく契約書ねコレ・・。

で〜書いてもらったら。さっそく働いてほしいので〜これ服とネームね。」

つかさ「は、はい、え、えっと今日はどこで働くんですか?」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:37:23.30 ID:JpbYM0gv0

店長「う〜ん、とりあえずホールで!分らないことはあの宮子って子かあっちにいる吉田一美って子に聞いてください!」

つかさ「はい・・・・あ、あの、今日から入りました柊つかさと言います・・・」

宮子「おお〜また新人さんだ〜♪よろしく〜」

つかさ「よろしく・・あの、何をすればいいのですか・・・?」

宮子「今はまだ開店前だから人がいないけど〜お客が来たら〜うんちゃらかんちゃら」

つかさ「(もういっぺんに言われてもわからないよ〜・・・・)」

宮子「わかったかなぁ〜?」

つかさ「はい!わかりました。(わかんないよ〜〜〜)」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:40:36.29 ID:JpbYM0gv0

〜5時間後〜

つかさ「お疲れ様でした〜〜〜・・・・」

宮子「大丈夫だった〜?」

つかさ「・・・疲れました」

宮子「たくさん覚えることあるけど、やっていれば絶対に覚えれるから頑張ってね〜じゃあまたね」

つかさ「はい・・・またね」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:46:16.28 ID:JpbYM0gv0

つかさ「(宮子って人はいい人だったけどなんか適当すぎる・・・!!あと吉田さんって人は腹黒いよ!すごい睨まれた気がしたし

ここはいいからあっちを助けて!!って怒鳴り散らすし・・・もう嫌だよ・・・)」


ルルルルル  ルルルルルルル  ・・・ガチャ


つかさ「お姉ちゃん?あのね?今日はバイトに行ったの」

かがみ「うん。凄いじゃない!で、何のバイト?」

つかさ「お姉ちゃんたちがやったほうが良いって言ってた居酒屋なんだよ」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 04:48:15.41 ID:JpbYM0gv0

かがみ「そう〜。で、出来そうなの?」

つかさ「う〜ん・・・つらいかも・・・」

かがみ「でも、最初は何でもしんどいからね、ちゃんと頑張るのよ?」

つかさ「うん、なんとかやってみる」

かがみ「しんどくなったらすぐに辞めるのよ!?体が一番大事なんだから?」

つかさ「ありがとう!お姉ちゃん。」

かがみ「頑張るのよ〜じゃあまたね」

つかさ「え!?も、もう・・・?」

かがみ「ん?どうしたの?何か言った??」

つかさ「うううん!なんでもない!なんでもないよ!おやすみお姉ちゃん」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:51:12.75 ID:JpbYM0gv0

五日目

プルルルルルル プルルルルルル ガチャ

つかさ「あの。居酒屋とんちゃんさんですか?アルバイトの柊です。バイト辞めさせて下さい」

店長「はやwwwwww」

トボトボ・・・

つかさ「(・・・・これでいいと思う、お姉ちゃんも体が一番大事って言ってたし)」

つかさ「(派遣があるから大丈夫だよ!)」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 04:57:15.15 ID:JpbYM0gv0

つかさ「(派遣・・派遣・・・ん?この商品の仕分けが楽かも〜)これに登録っと)」

つかさ「今日はこれで寝よう。明日の夕方から商品の仕分けだ♪」

つかさ「(ん??メールだ・・・?お姉ちゃんから、明日、つかさの家に行くけど大丈夫??)だって」

つかさ「(うん、いいよ♪朝から昼までなら大丈夫〜)送信っと」

つかさ「やった!お姉ちゃんに会えるよ〜〜!お休みなさい〜」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:01:04.74 ID:JpbYM0gv0

6日目

つかさ「ん〜〜〜〜〜・・・・チャイム??お姉ちゃん??」

かがみ「つかさ〜〜!!お姉ちゃんよ〜〜!!」

つかさ「(わ〜〜〜い)は〜〜い!!今行く〜〜〜」

かがみ「って!あんた!パジャマじゃないもう10時過ぎよ!?今日はバイト無いの?」

つかさ「ん?いいから上がってよ〜♪」

かがみ「・・・ちょっと!ちゃんと掃除しなさいよ!!なんでゴミ出ししないの??」

つかさ「するよ〜。明日がゴミの収集日なの」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:05:17.69 ID:JpbYM0gv0

かがみ「あんたねぇ・・あっ!そういえばコレ・・・お母さんがあんたにって!果物を持ってきてあげたわよ」

つかさ「ありがと〜」

かがみ「ねぇ、仕事はどうなの?この間、言ってた居酒屋?」

つかさ「ああ、あれね・・・お姉ちゃんが体が一番大事って言ってたでしょ?だからね、わたし考えたの」

かがみ「考えたって、あんたまさか???」

つかさ「まさか?? あのね、吉田さんって人が厳しいし、覚えることばかりでわたしがいたら邪魔になると思うし、

体を壊しちゃうかもしれないから辞めたの」

かがみ「・・・・・・」

つかさ「どうしたのお姉ちゃん?」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:10:18.70 ID:JpbYM0gv0

かがみ「やっぱりさ・・・あたしも言いたく無いんだけどさ・・・」

つかさ「何・・・?」

かがみ「やっぱり!あんたには無理よ!何かにつけて屁理屈言って逃げて!全部、人のせい!そんなんで社会に出ることなんて出来ないわよ!」

つかさ「・・・そんなことを言いにきたの」

かがみ「ちがうわよ!!今日はあんたを労いにきたの!そして来てみたら・・・」

つかさ「社会に出たこと無いお姉ちゃんは何もわからないよ!!」

かがみ「!!!」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:14:10.83 ID:JpbYM0gv0

つかさ「何もわからないよ・・・!!・・・うっ・・・うっ・・・うええええええええん・・・・」

かがみ「ちょ!ちょっと!!何で泣いてるのよ!しっかりしなさいよ!!」

つかさ「ううう・・・うっ・・・うっ・・・寂しいよお姉ちゃん・・・」

かがみ「・・・そ、それは・・そうでしょうよ・・・」

つかさ「だって・・・全部一人だよ・・・!!?ううっ・・全部・・・一人ぼっち・・・うううううう・・・」

かがみ「厳しいこと言うけど・・・仕事が上手くいかないことを一人ぼっちだってことに責任転嫁したらだめよ!!」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:18:34.76 ID:JpbYM0gv0

つかさ「・・・うっ・・・うっ・・・うううううう・・・・うええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇん・・・!!」

かがみ「ちょっとwww図星なの!!?」

つかさ「違うよ〜〜〜・・・・!!寂しくて、寂しくて・・・!うっ・・うっ・・一人で仕事をするのが怖かった・・・辛かった」

かがみ「(弁解のプロね・・・)」

かがみ「じゃあどうしたいの??言ってみて?怒らないから」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:24:36.59 ID:JpbYM0gv0

つかさ「もう・・・帰りたい・・・うっ・・・うっ・・・うううう」

かがみ「はぁ・・・やっぱり・・・・。で、あんたどうするの?まだ何もしてないじゃない」

つかさ「・・・うっ・・・したもん!一人暮らしを挑戦したもん・・・バイトだってしたもん・・・ううう」

かがみ「(つかさはやっぱり駄目だったか・・・)わたしも言ったじゃない?あんたには無理だって?」

つかさ「・・・言ったけど?」

かがみ「だから帰ろう?」

つかさ「いいの!!??」

かがみ「!!!」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:29:30.81 ID:JpbYM0gv0

つかさ「(・・・そうだよね・・・応援してくれるって言ってくれたお姉ちゃんが帰れって言うんだから帰っても大丈夫だよね)」

つかさ「・・・お姉ちゃんがそういうなら・・・帰ったほうが良いよね・・・きっと・・・?」

かがみ「(・・・・はぁ・・・ほんっとにどうしてこの子はこんな子に育ったんだろう??)帰りたいならね」

つかさ「・・・・・うん!帰りたいよぉ・・・・」

かがみ「もう無理しないのよ?・・・これからどうするのよもう!」

つかさ「お姉ちゃんの言う通りにするよ。わたしじゃ失敗するってわかったし」

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:32:37.39 ID:JpbYM0gv0

かがみ「はぁ!?あんた今、自分が何言ったかわかってんの!!?」

つかさ「もういいの。それで、よくわかんないし。急いだらこんなことになっちゃったし・・・」

かがみ「で、この一年どうすんのよあんた?」

つかさ「どうしよ?」

かがみ「どうしよ?じゃないわよ!みんな同級生は大学に行ってるわよ!?」

つかさ「じゃあ・・・・」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 05:36:55.09 ID:JpbYM0gv0

一週間後・・・・


みき「つかさ〜〜〜!!もう昼の2時よ〜〜〜!!起きなさ〜い!!」

つかさ「お母さん漫画家は夜に活動するの!!もう少し寝かせて!!」

かがみ「あんた漫画も途中でやめたじゃない!!起きろ!!」

つかさ「ムニャムニャ・・・」


おわり

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 06:04:17.92 ID:JpbYM0gv0

つかさは何も出来ない子。

なんとか友人の紹介で仕事を得て、

ほそぼそと事務をする。

それすら辞める。

同窓会で男の子から猛アタックを受ける。

結婚。

おわり



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