ハルヒ「彼氏ができたからSOS団を辞めるわ」


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58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 14:45:27.67 ID:LcreWQj2O

キョン「…ふう,すっきりしたな」

こなた「…はあ,すっきりした〜」

キョン「最近SOS団行きたくないんだよな…鬱かもしれん」

こなた「最近かがみ達は彼氏できたみたいだし,話が合わないな…私鬱かな」

どん

キョン「あ,すいませんってあれ?誰もいないぞ?」

こなた「うぅ〜下だよ〜」

キョン「あ!す,すいません!」

こなた「いえいえ,痛たたた…足が…」

キョン「あ〜,保健室まで送りますよ」

こなた「ん〜じゃあ悪いけど頼むよ」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 14:56:45.74 ID:LcreWQj2O

保健室

こなた「いや〜助かったよ,ありがとうね」

キョン「いや俺がぶつかったのが悪いんですよ」

こなた「あはは〜,それもそうか」

キョン「あれ?先生いないのか」

こなた「そうみたいだね,痛っ!」

キョン「お,俺がテーピング巻きますよ」

こなた「いたた〜,お,お願いしようかな」

キョン「え〜と(どうやって巻くんだ?)」

キョン(とりあえず適当に固定してみるか)

ギュギュッ!

こなた「!!!!いったーー!!!」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 14:59:27.24 ID:LcreWQj2O

キョン「げっ!す,すいません!!」

こなた「あ,あんた後で覚えておいてよね,名前は!?」

キョン「すいません,キョン…です(あだ名だけど)」

こなた「キョンね,ふざけた名前だねまったく」

キョン「ふざけた名前って…」

こなた「まあいいや,番号とアドレス教えてよ?」

キョン「え…」

こなた「え…じゃないよ,このままタダで済ませようなんて思ってるの?」

キョン「そ,そうですよね,ははは…はあ…」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:08:13.20 ID:LcreWQj2O

SOS団

ハルヒ「キョン,肩揉んで」

キョン「はあ…なあハルヒ,今日も何もせずに集まっただけだぞ?毎日活動する意味はあるのか?」

ハルヒ「何言ってるのよ,私達はちゃんと活動してるわよ?活動してないのはあんただけ!」

キョン「どこがだよ?」

ハルヒ「みんなちゃんと調べ回って写真とったりしてるのよ?部室に来ては編集やら何やらしてるの!
のんきにオセロなんてあんたくらいよ?」

キョン「う…よく見るとたしかに写真やら何やらを整理しているな」

ハルヒ「でしょ?有希なんてすごいのよ」

キョン(なんだありゃ!?長門の奴ずいぶんと胡散臭い本を読んでるな)

ハルヒ「分かったらあんたも何かしなさい!」

キョン(…はあ)

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:11:55.49 ID:LcreWQj2O

キョン「ただいま」

妹「お帰りキョンくん,ハサミ〜」

ぶんっ!

キョン「ぬお!?こら!そんな危険な物振り回すんじゃありません!」

キョン(ったく,家庭崩壊の心の傷がこんなにひどいとはな)

ピロリン

キョン「ん,メールか」

キョン「こなたさん」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:18:19.61 ID:LcreWQj2O

こなた【元気かい?私を傷モノにしてくれたキョンよ】

キョン「足くじいただけで傷モノかよ」

キョン【元気じゃないです】

キョン「はあ…無気力だ」

こなた【ひょっとしてまだ罪悪感感じてる?】

キョン【いいえ,色々あるんですよ】

こなた【色々とは何んぞや?】

キョン【色々です】

こなた【相談乗ろうか?】

キョン「…相談か…はは,解決できるなら乗ってほしいよな」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:22:52.12 ID:LcreWQj2O

次の日,学校

キョン「おう,谷口」

谷口「おう,キョン最近元気ないな」

キョン「ん,ちょっとな」

谷口「何だよ,相談ならいつでも乗るぜ?」

国木田「ぼ,僕の方が先に相談に乗るよ!!」

谷口「うお!国木田いつの間に!?」

キョン「…ああ,ありがとうな二人とも」

国木田「キョン!ぜ,絶対に相談してよね!?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:27:47.66 ID:LcreWQj2O

こなた「ありゃ?キョン君じゃないか,キョンくーん,おはようやーい」

キョン「あ,こなたさん」

こなた「こなたでいいよ,また浮かない顔してるねー,どした?」

キョン「いや,まあ,はは…」

こなた「…よし!昼休みに屋上に集合ね?絶対に来てね!?じゃあ」

キョン「あ…」

国木田(誰だよあの女)

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:31:48.04 ID:LcreWQj2O

ハルヒ「キョン,いいこと思いついたの!昼休みに部室集合よ!?いいわね!」

キョン「え?あ,ああ」

キョン(ん?昼休みっていえば何かあった気が…)

谷口「お前相変わらず涼宮と仲いいな」

キョン「そうでもないって」


国木田「涼…宮…ハル…ヒ…」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:35:04.44 ID:LcreWQj2O

かがみ「ねーねーこなた,昨日彼氏がさ」

こなた(またノロケか,聞きたくないよ…)

みゆき「つかささん,バストというのはやはり彼氏のために」

つかさ「どんだけー」

こなた(はあ…彼氏かあ)

こなた(そういえばキョン昼休みに来るかな,ちょっと一方的だったしな…)

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 15:53:25.01 ID:LcreWQj2O

昼休み

キョン「あーあ,せっかくの昼休みなのになんで俺は部室なんかに向かってんだ…」

キョン(昨日こなたさんとはここでぶつかったんだよなあ…)

キョン「…あっ!!しまった,こなたさんと約束してたんだった!!!」

キョン(悪いハルヒ,昼休みは部室には行けそうもない!)

バンッ!

キョン「こなたさん,遅くなってすいません!」

こなた「キョンくん…」

234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 21:48:25.87 ID:LcreWQj2O

こなた「キョン君遅いよ!私を10分も待たせるなんて!あと私はこなただよ,こなたさんじゃないよ」

キョン「すいません,つい年上って気がして…」

こなた「え…(は,初めて年上扱いされた)」

キョン「じゃあ今度からはこなたで。あと,俺の事もキョンって呼んで下さい」

こなた「あ,うん,分かったよキョン」

241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/25(金) 21:59:45.49 ID:LcreWQj2O

こなた「それで悩み事はなんだい?」

キョン「いきなりですね,まあいいんですけど,でも俺だけ話すってのも不公平な気がしますよ?」

こなた「む…」

キョン「…あるんでしょう?悩み事(勘)」

こなた「わ,分かったよ,私も話すよ」

キョン「本当にあったんですか,ただ勘で言っただけなんですけどね」

こなた「え!?キョンずるいよ!ずるっこだ!」

キョン「ははは」

342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 00:55:41.05 ID:/rLd9JmkO

キョン「まず俺の悩み事なんですが…ふう,ベタに人間関係の事なんですよ…」

こなた「…私の悩み事もだよう」

キョン「…そっか,こなた…もか」

こなた「うん,なんかね,友達にみんな彼氏が出来ちゃったみたいでね…」

キョン「なんだ,いいことじゃないですか?」

こなた「…話…ついていけないんだ」

キョン「?」

こなた「私だけ彼氏いないんだよ…」

キョン「ああ…だったら作ればいいじゃないですか?彼氏」

こなた「…君ね,彼氏なんて作ろうと思って出来たら童貞や独身貴族なんてこの世からいなくなってるんだよ!わかるかい!?」

キョン「え…あ,それもそうですね,はは」

345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:05:16.83 ID:/rLd9JmkO

キョン「でも,こなたは可愛いからすぐにできると思いますよ?」

こなた「…キョン,もしかして私を落とそうとか思ってる〜?」

キョン「ええ!?ま,まさか!」

こなた「ふ〜ん?」

キョン「あ,そうだ!俺の悩み事を言ってなかった」

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:33:27.40 ID:/rLd9JmkO

キョン「俺の悩み事は…部活の仲間の事なんですよ」

こなた「ほうほう」

キョン「いい奴らなんですがね…なんて言うか…」

こなた「…イジメにでもあってるとか?」

キョン「いや,一言でいうと重いんですよ,関係が」

こなた「そ,それって…何角関係!?」

キョン「え!?いや,そういうんじゃなくてですね,何と言うか…地球規模なんです」

こなた「??」

キョン「まあ,別に分かってくれなくてもいいですよ」

こなた「あ,うう〜…」

キョン「ありがとうございます,話したらなんか楽になりました」

こなた「そ,そう?」

キョン「はい」

354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:36:45.68 ID:/rLd9JmkO

キョン「じゃあ,そろそろ昼休みも終わりそうですし,これで」

こなた「あ!う〜,キョン!」

キョン「?」

こなた「私でよかったら話くらいいつでも聞くよ!?」

キョン「ありがとうございます」

こなた「いつでも待ってるから!」

キョン「今日またメールしますね」

こなた「!!うん!」

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:40:52.63 ID:/rLd9JmkO

教室

ハルヒ「キョン!あんた昼休みどこ行ってたのよ!?」

キョン「す,すまんハルヒ!ちょっと野暮用で」

ハルヒ「私の命令より大事な用事ってなによ!?言いなさい!!」

キョン「言う程の用事でもないって」

ハルヒ「私の命令よりそんな言う程のない用事の方が大事だったなんて,あんたおかしいわよ!!」

キョン「だ,だから謝ってるだろ…」

ハルヒ「ふん!」

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:46:57.15 ID:/rLd9JmkO

古泉【昼休みどこに行ってたんですか?】

キョン【授業中にメールするな!】

古泉【昼休み,涼宮さんが怒ってましたよ?あなたが来ない!と】

キョン【俺にだって昼休みに用事が入る事もある】

古泉【なるほど,しかしそれは世界の滅亡よりも大事な用事だったんですか?】

キョン(くっ!これだ…)

キョン(なんで俺が…こんな取り柄もない普通の高校生の俺が世界を背負わにゃならんのだ…)

キョン(俺が何をしたっていうんだ!?)

キョン【古泉…俺,今日SOS団休むわ】

361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:52:47.58 ID:/rLd9JmkO

放課後

ハルヒ「ふ〜,やっと退屈な授業が終わったわねキョン!」

キョン「ああ,そうだな」

ハルヒ「さあ!今日も活動するわよ?SOS団!昼休みの分もたっぷりとね!!」

キョン「あ,俺今日は掃除当番だわ,先に行っててくれ」

ハルヒ「掃除い?そんなのサボっちゃいなさいよ!」

キョン「それは,ダメだろう」

ハルヒ「ちぇっ,じゃあ先に行ってるからさっさと来なさいよ!?」

キョン「…はあ,行きたくねーよ…」

国木田「…キョン」

364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 01:57:24.66 ID:/rLd9JmkO

キョン「国木田,掃除すっか」

国木田「…キョン,行きたくないなら行かなきゃいいじゃん?」

キョン「そのつもりだよ」

国木田「え?」

キョン「俺は今日は最初から行くつもりはないよ」

国木田「キョン?」

キョン「おっと国木田,こんなこと言ったのは内緒にしといてくれ,お前にしか言ってないんだからな?」

国木田「う,うん!内緒にするよ!絶対内緒だ!二人だけの秘密だ!!」

キョン「大袈裟な奴だな」

ピロリン

こなた【一緒に帰らない?】

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:06:59.62 ID:/rLd9JmkO

キョン【奇遇ですね,俺も今そう思ってました】

こなた【そう?じゃあ校門で待ってる】

キョン「今日は愚痴ばっかな一日になりそうだな」

古泉「こんにちは」

キョン「…古泉」

古泉「少し話をしませんか?」

キョン「いい,俺はない」

古泉「まあまあそう言わずに,今日の貴方は少し疲れた様子ですし」

キョン「はあ…あのな古泉?」

古泉「はい」

キョン「俺は今日は疲れてんだ,だから休む!以上」

古泉「そうですか,貴方が言うのなら相当な疲れが溜まってるんでしょうね」

キョン「そうだ,だから今日はさよならだ」

古泉「そうですか,ではお気をつけて」

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:14:50.73 ID:/rLd9JmkO

長門「…古泉一樹」

古泉「なんでしょう,長門さん?」

長門「なぜ彼をあっさりと帰した?」

古泉「さて,何故でしょう」

長門「このことを知れば涼宮ハルヒはほぼ100%の確率で閉鎖空間を発生させる」

長門「あなたはそれを知っていて彼を帰した」

古泉「長門さん,いや,今は言うのを止めておきましょう」

長門「…気になる」

古泉「気になりますか」

長門「気になる」

古泉「教えませんよ」

長門「…教えてほしい」

古泉「教えません」

長門「教えて」

古泉(…面白い)

374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:22:18.28 ID:/rLd9JmkO

キョン「悪いこなた,待たせたな」

こなた「いやいや,誘ったのはこっちだし別にいいよ」

キョン「じゃあ行くか」

こなた「そだね」

こなた(キョンとの距離が縮んだのかな,敬語じゃないや)

キョン「こなたはデートしたことあるのか?」

こなた「うえ!?な,何さ突然??」

キョン「あ,いや,これって一応デートになるのかな〜って」

こなた「あ,う〜,私は…ないよ。キョンは?」

キョン「あ〜,一応あるかな」

こなた「あ,そっか,そうだよね…キョンならデートくらいあるよね,あはは」

キョン「つっても,部活仲間と不思議探索したことくらいなんだけどな」

こなた「そ,それってただの,部活?」

キョン「…だな」

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 02:37:31.57 ID:/rLd9JmkO

キョン「ちゃんとしたのは,これが初だな」

こなた「私も,は,初デートだよ!あはは」

キョン「…友達は,彼氏の話ばかりか?」

こなた「うん,おいてけぼりだよ」

キョン「そっか」

こなた「…ねえキョン」

キョン「ん?」

こなた「今から家来ない?」

キョン「…え?」

こなた「お父さんは今日出張でいないし,お母さんは死んぢゃったし,誰もいないんだ!ね,いいでしょ?」

キョン「あ…ああ(…ゴクリ)」

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 03:00:03.28 ID:/rLd9JmkO

キョン(お,俺は何を考えてんだ!相手は先輩とはいえロリっ子だぞ!しかも真性の)

こなた「キョン着いたよ〜」

キョン「ん?ああ(くそ〜,水でもかぶって頭を冷やしたいぜ)」

こなた「あっつ〜,誰もいないとクーラー点けてないから暑いね〜」

キョン「そ,そうだな(まずい,俺は変な妄想で身体が熱いぜちくしょう)」

こなた「うわっ,キョンすごい汗だよ〜!?お風呂貸すから入ってきなよ」

キョン「ああ,ありがとう(…ん?風呂!?)」

キョン(ま,まるでこれではアレの準備のようじゃないか!い,いや,俺はただ自分のこの腐った煩悩を消す為に脳天に打ち水をするだけだ!!)

キョン「断じて,断じてやましい事は何もなーい!!」

こなた「うおうっ!?びっくりしたな〜,いきなり大きな声出さないでよもう」

キョン「え?あ,すまん」

388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 03:08:04.66 ID:/rLd9JmkO

キョン(興奮しすぎて声に出てしまったか)

こなた「ゆっくり入ってってね〜」


こなた(う,今更ながらに気付いたけど,この状況って私襲われフラグ立ってるかな?)

こなた(…だ,大丈夫だよねキョンなら)

こなた「…いや,キョンならいい…かな?」

キョン「何がいいんだ?」

こなた「うおう!?早いね!?」

キョン「ああ,ちんたら入ってるのは好きじゃないんだ」

こなた「そうなんだ?じゃあ,私の部屋行く?」

キョン「ん〜,そうだな」

こなた「はい,一名様追加で〜,こちらでござ〜い」

キョン「はは,変な案内だな」

こなた「お帰りなさいませ,ご主人様の方が好きとか?」

キョン「ノーコメントで」

465 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:00:47.91 ID:/rLd9JmkO

こなたの部屋

キョン「ハックシュン!」

キョン(うう〜寒みい〜,さすがに水をかぶるだけじゃあ自殺行為だったか〜?)

こなた「お風呂どうだった〜?」

キョン「え?ああ,かなりよかったぜ(水しかかぶってないけど)」

こなた「そっか〜,よかったよ〜。…あのさ,キョンって彼女いるの?」

キョン「んん!?俺に彼女がいるように見えるのか?」

こなた「ん〜見える!」

キョン「なら一回顔を洗って目を覚ましてから俺をみなさい」

こなた「あはは,なんだいないのか」

キョン「ストレートだな」

こなた「キョンが言ったんじゃん,でもよかったよ」

キョン「ん?何がだ?」

こなた「え?あっ!なんでもない,こっちの話」

キョン「ふ〜ん?」

472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:10:35.31 ID:/rLd9JmkO

キョン「…実はな今日俺部活サボって来たんだ」

こなた「え?」

キョン「ちょっと体調悪いって言ってさ」

こなた「あ,もしかして,私が一緒に帰ろうなんて言ったから!?ご,ごめん!」

キョン「いや,そうじゃないって,こなたは気にすんな,な!」

こなた「あ,うん」

キョン「明日はまたなんか言われるな〜,こりゃ」

こなた「…一日くらい許してあげたらいいのに」

キョン「そういう奴じゃないんだよ,うちの団長は」

こなた「…そっか」

キョン「…なあこなた」

こなた「ん?」

キョン「なんかお前といると落ち着くわ」

こなた「わ,私もキョンといると落ち着くよ!」

キョン「ははは,そっか」

474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:16:01.03 ID:/rLd9JmkO

キョン「悪いな,晩御飯までご馳走になっちまって」

こなた「いいんだよ別に,キョンに私の手料理食べてもらいたかったところだしさ」

キョン「そっか,また食べに来ていいか?」

こなた「大歓迎だよ!今度はもっと豪華で美味しいもの作るよ!!」

キョン「期待してる,じゃあな」

こなた「バイバ〜イ」


谷口「WAWAWA!?ありゃキョンか?小さい子が手を振ってる…まさか…!?ゴクリ」

480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:30:13.20 ID:/rLd9JmkO

次の日学校

ハルヒ「キョン!!あんた!!本っ当最低よ!!!」

キョン(来たよ…)

ハルヒ「今日は首に鎖着けてでも連れてくんだからね!!」

キョン(はあ…今日は逃げるつもりもないが,こう言われちゃあ行く気がしなくなるぜ)

ハルヒ「昨日はあんたがいなかったからすぐに解散よ!迷惑かけすぎよ,まったく!」

キョン(お前はどうなんだお前は!?つーかお前が1番迷惑かけてるんだっての!!世界規模でな!!)

谷口「お〜すキョン,ちょっと便所行こうぜ」

キョン「ああ,行こう(ナイス谷口!いい助け船だ)」

ハルヒ「あ!こら!…逃げたな」

486 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:54:43.90 ID:/rLd9JmkO

トイレ

谷口「おい,キョン,昨日見ちまったんだけどよ,あの小さい子」

キョン「ああ,こなたの事か,ちょっと色々あって昨日遊びに行ったんだ,これハルヒ達には内緒な」

谷口「そ,そうか,わかったよ」

キョン「どうかしたか?」

谷口「いや,お前があんまりにも簡単に口を割るからよ」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 12:55:11.34 ID:/rLd9JmkO

キョン「別にやましい事はないからな」

ジャー,ゴボゴボ

国木田「へー,キョン女の子の家に行ったのか」

キョン谷口「国木田!?」

国木田「ごめんね,聞こえちゃったんだ」

キョン「びっくりさせるなよ」

国木田「二人とも今度僕の家にも遊びにきなよ」

キョン谷口「あ,ああ」

国木田「じゃあ僕は先に行ってるから」

国木田(…ふっ,キョンが女の子の家に遊びに,か)

ホロリ

493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:09:58.59 ID:/rLd9JmkO

昼休み

こなた(キョン大丈夫かな,色々キツイこと言われてへこんでるかな)

かがみ「あんた何ソワソワしてんのよ?トイレなら早く行ってきなさいよ」

こなた「ええ?ソワソワなんかしてないよ」

かがみ「?ふ〜ん,そう?」

494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:16:52.84 ID:/rLd9JmkO

昼休み

キョン(なぜかハルヒはいない,どこに行ったのか)

谷口「でよ,キョン」

キョン「ん?」

谷口「泉こなたとはどこまで行ったんだよ?」

キョン「あ?だから家まで行ったんだよ」

谷口「ズコーっ!ってお前な!どこまでって聞かれて場所答えるやつがあるか!」

キョン「冗談だよ,何もしてない,ただ話をしただけさ」

谷口「冗談だろ!?家に行って何もなかったとかねーだろ」

キョン「ああ,晩御飯食ったくらいだな」

谷口「マジかよ…ありえねー!普通はあんなことやこんなことが…」

キョン「何もなかったんだから仕方ないだろ,この話は終わりな」

496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:19:03.92 ID:/rLd9JmkO

放課後

ハルヒ「キョン!今日という今日は来てもらうわよ!!」

キョン「昨日たった1日休んだだけだろうが」

ハルヒ「うるさいだまれ」

キョン(相変わらず理不尽な奴だな)

498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:22:18.24 ID:/rLd9JmkO

放課後

かがみ「じゃあ私は彼氏と帰るから,また明日ね」

みゆき「私も恋人がいますので」

つかさ「私は補習があるから,こなちゃん先に帰ってて〜」

こなた「そっか,んじゃねみんな,また明日〜」

こなた(…やっぱりキョンが心配だ,部室の方に行ってみよう!)

501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:28:31.54 ID:/rLd9JmkO

SOS団

ハルヒ「みんな,今日はちゃんとキョンも来たわよ!」

みくる「あ,キョン君だ」

長門(ペラ)

古泉「ニコニコ(ドドドドドド!ドッドッドッドッ!!)」

キョン(古泉から…殺気が…すまん古泉,神人退治ご苦労様だ)

ハルヒ「じゃあ今日は昨日できなかったことを発表するわ!」

キョン(やれやれ…)

508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:49:16.12 ID:/rLd9JmkO

ハルヒ「私,涼宮ハルヒは…」

ハルヒ「好きな人が出来ました!って言ってもまだ付き合っても想いを伝えてもいないんだけどね。でも,みんなの知ってる奴よ!」

古泉「…あ,こ,それはそれはおめでとうございます」

みくる「ひゃ〜,涼宮さんすごいです…私には,禁則事項ですから…」

長門「(チラ)……私も,自分の意識にバグの発生を感じる異性はいる」

キョン「ん?長門,何か言ったか?」

長門「…何も」

キョン「そうか。しかしハルヒに好かれるなんていったいどんな奴なんだろうな,そいつの顔と行く先が見てみたいぜ,ははは」

古泉「!?」

古泉「これは驚きました」

キョン「だよな!?ははは」

古泉(いや,あなたのことなんですが…)

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 13:59:03.29 ID:/rLd9JmkO

こなた「ここが部室か,中から声がするな〜どれどれ?」

こなた「よく見えないけどもしかして,あの女の子が部長かな?団長って書いてあるし」

こなた「なんでこんなガヤガヤしてんだろ?もしかして,キョンがリンチにされて…」

ガラッ!

こなた「ちょちょっと!キョンをイジメるのは止めなさい!!」

SOS団「!?」

こなた「…あれ?」

キョン「こなた,何でここに?」

こなた「あ,いや,あの…ちょっとね…」

キョン「…そっか,心配してくれてありがとうな」

こなた「あ,うう〜」

こなた「うえ,うえ〜ん,よかったよ〜」

キョン「な,何で泣くんだよ!?」

こなた「キョンが…うっ無事だったからに…ヒック,決まってるじゃ〜ん…」

キョン「こなた…ありがとう」

518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 14:07:02.23 ID:/rLd9JmkO

ハルヒ「…ち,ちょっとキョン,その娘誰よ?」

長門(ジッ)

キョン「あ,ああ,この人は俺らの先輩で泉こなたさんだ」

ハルヒ「せ,先輩?先輩と後輩?そんな関係には……や」

キョン「ハルヒ?」

ハルヒ「いや,いやよ…」

キョン「お,おい?どうした?」

古泉「…なな!?バ,バイト行きます!!」

長門「ペラペラペラペラ」←呪文みたいなの

キョン「な,長門…何,何やってんだ?」

みくる「…あ,わ,私お茶を買ってきます!!」

キョン「あ!朝比奈さん!!」

554 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 16:20:27.61 ID:/rLd9JmkO

長門「ペラペラペラペラペラ…」

長門「!?ピタッ」

キョン(長門が呪文を…止めた?)

長門「…ありえない」

ガタ

キョン「ま,待てよ長門,どこに行くんだ?」

長門「古泉一樹のところ」

キョン「え?」

ハルヒ「ちょっとキョン!話をそらさないでよ!!私は認めない…認めないんだからね!!」

ガタッダッバターン!

キョン「ハルヒ…」

こなた「ご,ごめんねキョン…」

キョン「ん?何がだ?」

こなた「なんか,私のせいでこんなことになったみたいで…」

キョン「こなたのせいじゃないよ,あいつが勝手だったんだ…ただそれだけだよ」

558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 16:28:01.15 ID:/rLd9JmkO

古泉「!?こ,これは!」

長門「古泉一樹」

古泉「うわあ!!長門さん!?な,なぜここに!?車の中ですよ??」

長門「自分の肉体の情報を一時分解し,ここに再構成した」

古泉「そ,そんなことも可能なんですか,驚きましたよ」

長門「私だけでは不可能,統合思念体に依頼し今回だけそうさせてもらった」

古泉「なるほど,で,用事の方は…大体わかりますよ」

長門「話が早くて助かる」

古泉「僕も気になりましたからね」

561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 16:40:55.95 ID:/rLd9JmkO

古泉「消えたんですよね,閉鎖空間が」

長門「原因は不明」

古泉「機関でも原因は捜査中です…しかし,一番の問題はやはり」

長門「涼宮ハルヒの今後」

古泉「涼宮さんの力が無くなったのか,それとも一時的なものなのか…」

長門「これが半永久的なものなら情報統合思念体は,進化の可能性を失うことになる」

古泉「僕も,バイトはクビですかね」

長門「あなたは以前の自分に戻るだけ,能力のなかった自分に」

古泉「はは,その言い方は少しトゲを感じますね」

古泉「でも,まだ能力はなくなってませんよ,まだ…ね」

563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 16:45:37.58 ID:/rLd9JmkO

長門「涼宮ハルヒの力が半永久的に無くなったら,私は…」

古泉「…消され」

長門「言わないで,古泉一樹」

古泉「…イライラの原因はその事ですか」

長門「…今,私の意識には色々なバグが発生している」

長門「今のこのバグを単語にするならば…」

長門「悲しい」

566 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 16:50:45.54 ID:/rLd9JmkO

古泉「長門さん…」

長門「じゃあ私は失礼する,いきなり車の中に現れたことは謝る」

古泉「いえいえ…長門さん」

長門「なに?」

古泉「今その目から溢れている雫は,涙というんですよ」

長門「…」

シュンッ

古泉「長門さん…明日も学校へ来て下さいね…」

568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:02:10.28 ID:/rLd9JmkO

キョン「…こなた,帰るか?」

こなた「あ…うん」

キョン「…」

こなた「…(気まずい)」

キョン「今日,メールするよ」

こなた「あ,うん!待ってるね!!」

570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:04:14.40 ID:/rLd9JmkO

みくる「ご,ごめんなさい,お茶が…」

みくる「あ,あれ?誰もいないです…」

みくる「今日は解散…ですね」

バタン…

573 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:12:05.08 ID:/rLd9JmkO

屋上

ハルヒ「う…く…なにさ!私の方が先にキョンと仲良くなったんだから!」

ハルヒ「何でポッとでのあんな娘に…ヒック」

ハルヒ「キョンは…私のものなんだから!」

ハルヒ「何の為にあんな宣言したと思ってんのよ…あんたが…鈍いからよ…うう」

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:18:04.69 ID:/rLd9JmkO



キョン【今日はごめんなこなた】

こなた【いやいや,悪いのは私だよ,キョンは謝る必要ないよ】

キョン【…こなたは見た目よりずっとしっかりしてるんだな】

こなた【ええ!?そんなことないよ】

キョン【いや,しっかりしてるよ,そのギャップがみんなに伝わればモテるんじゃないか?】

こなた【…いいよモテなくても,キョンにさえわかってもらえればさ】

キョン【ん?みんなに分かってもらった方がいいだろう】

こなた【キョンの鈍ちん!おやすみ】

キョン【俺はこう見えて運動神経抜群だぞ!!おやすみ】

キョン(…ふう,運動神経抜群なんて嘘ついちまったぜ)

582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:28:09.17 ID:/rLd9JmkO

次の日学校

キョン「おす,ハルヒ」

ハルヒ「…おはよ」

キョン「…暗いぞ,お前らしくないじゃないか」

ハルヒ「あんたバカ?」

キョン「いきなりバカとは言うじゃねーかよ」

ハルヒ「昨日あんな事があって今日元気な奴はそういないわよ?」

キョン「はは,確かにな」

ハルヒ「分かってんなら言わないでよ」

キョン「…お前,ちょっと大人になったか?」

ガタン

ハルヒ「はあ!?何言ってんのよ!?」

キョン「いや,前のお前ならもっと…俺に八つ当たりしてきたからさ」

ハルヒ「…え……ふん!」

584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:34:19.66 ID:/rLd9JmkO

授業中

こなた【今日の昼休み屋上来れる?】

キョン(まあ,今日は何も呼び出しないし大丈夫かな)

キョン【行けるよ】

こなた【じゃあ13時10分に屋上で】

キョン【了解】

ハルヒ【今日は部活来るの?】

キョン(ハルヒが授業中にメールって珍しいな)

キョン【行くよ】

ハルヒ【そう】

古泉【少しお話があります,お昼は一緒に食べませんか?】

キョン【だから授業中にメールするなって!わかったよ,お前の方から来てくれ】

古泉【わかりました】

キョン(…ふう,今日はやけにメールが多いな)

585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:41:03.19 ID:/rLd9JmkO

昼食

古泉「こんにちは」

キョン「ああ,さっさと済ませるぞ」

古泉「では率直に言います,実は昨日突然,涼宮さんの力を感じなくなりましてね」

キョン「!?なに!?」

古泉「正確には,限りなく微弱なものになってしまったようです」

キョン「…ど,どうしてだ!?」

古泉「原因はわかりません,ただ…このままこの状態が安定もしくは力自体が消えてしまったら…」

キョン「…なんだよ?」

古泉「僕らのいる組織は解散するでしょう」

キョン「なんだ,ならよかったじゃないか」

589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:46:27.63 ID:/rLd9JmkO

古泉「そして,涼宮さんの監視役である長門さん朝比奈さんも…消えてしまうでしょう」

キョン「なっ!?」

古泉「この状況は…良いものか悪いものかはたぶん,あなた次第です」

古泉「あなたの決定により…安定か,また今まで通りの不安定かが決まるでしょう」

キョン「…嘘だろ…」

古泉「僕の話は以上です,あ,そのコロネは食べてくれても構いませんので,では」

キョン「…くそ!」

594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 17:56:02.77 ID:/rLd9JmkO

屋上

キョン「こなた…はまだ来てないか」

こなた「…あ,あの,キョン?」

キョン「ん?ああ,こなたか」

こなた「ごめんね待たせて」

キョン「はは,いつもとは逆だな」

こなた「ん?そのコロネはなに?」

キョン「ああ,これは友達から貰ったんだ」

こなた「そうなんだ?私コロネ大好きだよ」

キョン「よかったらやるよ?」

こなた「いいの?ありがとう!」

キョン「…口にチョコ着いてるぞ」

こなた「え?どこ?舐めてよ」

キョン「な!?バ,バカ!冗談でもそんな事言うなって,恥ずかしいだろ」

こなた「あはは,ごめんごめん」

597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:01:27.19 ID:/rLd9JmkO

こなた「ねえキョン,実はね」

キーンコーンカーンコーン

こなた「あ!?鳴っちゃった!」

キョン「ああ,そうだな」

こなた「ごめん,放課後でもいい?」

キョン「俺部活あるけど」

こなた「待ってるよ!」

キョン「そっか,じゃあ放課後な」

601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:28:05.96 ID:/rLd9JmkO

SOS団

ハルヒ「キョン,昼休みどこに行ってたのよ?」

キョン「屋上だけど」

ハルヒ「…こなたとか言う人と会ってたんでしょ」

キョン「ああ,会ってたよ」

ハルヒ「みんな今日は解散,キョン以外帰ってもいいわよ」

古泉「…そうですか,では失礼します」

みくる「…じゃあまた明日」

長門(パタン)

キョン「俺は何するんだ?」

ハルヒ「ちょっと黙って」

603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:33:43.20 ID:/rLd9JmkO

ハルヒ「今から私が言う事を真剣に聞いて」

キョン「あ,ああ,何だ?」

ハルヒ「スー,ハー,うん」

ハルヒ「あのねキョン,私…キョンの事が好きなの」

ハルヒ「いつもキョンの事ばかりを見てた,キョンが私の知らない女…もちろん知ってる女でもだけど,他の女と話してるキョンを見るのが嫌なの」

ハルヒ「私はキョンだけを見てる,これからもずっとよ!?ずっと!」

ハルヒ「だから…キョンも私を見てほしい,私だけを見てほしいの!」

キョン「…!?ハルヒ…」

606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:40:57.26 ID:/rLd9JmkO

ハルヒ「返事は今日じゃなくてもいいの,私,待ってるから」

キョン「……」

ハルヒ「そ,それじゃあ今日は解散!バイバイ」

キョン(…意外だ…)

キョン(ハルヒが真正面から俺にぶつかってくるとは…)

キョン(今までのあいつは…探索やら何やらしたところで,所詮は現れるのを期待していただけの受け身だったんだ…)

キョン(そのハルヒが…。能力が失くなりかけているのはそのせいか?)

キョン(ハルヒが期待するのを止め,自ら切り開こうと決意したからか…?)

キョン「ちくしょう…俺はどうすりゃいいんだ…!!」

608 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:48:10.22 ID:/rLd9JmkO

校門

こなた「お,お〜い!キョ〜ンや〜い!」

キョン「こなた…」

こなた「どったの?浮かない顔してさ,なんかあったんならお姉さんに話してみ?」

キョン「お姉さんか…今更こなたをお姉さんだなんて…」

こなた「あー,ひどいなーもー!」

キョン「はは」

こなた「…キョン」

キョン「…実は今日,告白されたんだ,団長に」

こなた「!?」

キョン「返事はいつでもいいってさ…笑っちゃうよな,こんな何の取り柄もない俺を好きだなんて…」

こなた「そ…そんな事ないよ!そんな事…」

キョン「こなた…ありがとうな」

609 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 18:55:07.63 ID:/rLd9JmkO

こなた「…ねえキョン,昼休みに言えなかった事,今言うね?」

キョン「ん?ああ」

こなた「私ね,キョンの事が好きだよ…キョンの事,1番好き!」

こなた「その団長さんがどんな風に告白したかは知らないけど,私は頭悪いし単純だからさ,こんな風にしか言えないけど」

こなた「キョンがすっごい好きだよ」

キョン「な…!?」

こなた「私も返事はいつでもいいから,それじゃあね!」

キョン「あ!…こなた…」

ダダダダ

こなた「はあはあ,私…卑怯かな…?」

611 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:02:43.92 ID:/rLd9JmkO

キョン「こんなとき,誰に相談すりゃいいんだ?親か?古泉か?…くそ!」

キョン「ただいま…」

妹「お帰りキョン君」

キョン「…?おい,お前今日はハサミ持ってのお迎えはないのか?」

妹「ハサミを持って?あはは〜,私そんな風に迎えた事ないよ〜?おかしなキョン君」

キョン「!?」

キョン(どうなってんだ!?俺ん家は今家庭崩壊して妹は気が狂ってたはずなんだが…)

キョン(も…戻ってる…以前のように家庭円満に戻ってる…)

キョン(まさか,ハルヒの意思だったのか…!?)

614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:06:32.33 ID:/rLd9JmkO



国木田【よ!最近元気ないな】

キョン【そうか?】

国木田【ああ,キョンにしちゃ元気なかったよ】

キョン【今から会えるか?】

国木田【今からか?まあ,別にいいけど】

キョン【助かる,20時に公園でいいか?】

国木田【わかった,じゃあ後で】

キョン「国木田しか思いつかん…」

618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:18:35.05 ID:/rLd9JmkO

公園

キョン「よ,国木田,待ったか?」

国木田「全然,今来たとこだよ」

キョン「そっか,それで,ちょっと相談なんだが」

国木田「何だい?」

キョン「ちょっとした物の例えを言うぞ?お前なら…」

620 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:25:35.64 ID:/rLd9JmkO

キョンの家

キョン(俺の推理する図式はこうだ!)

キョン(もしもハルヒを選べばハルヒは俺にどんどん期待をし,いつしか力を完全に取り戻し,またいつも通りの生活が戻るだろう)

キョン(しかしこなたを選べば…ハルヒは悔いなく恋が散り,自分の力で立ち直り,能力を失い世界は安定するだろう…そして…古泉は知らんが朝比奈さんと長門は…)

キョン(…重い!何せ人の人生が掛かった決断だ,そこいらの学生の恋愛とはわけが違う…)

キョン(どうする!どうする!?)

632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:50:19.59 ID:/rLd9JmkO

公園

キョン「ちょっとした物の例えを言うぞ?お前ならどうする?」

キョン「ここに魔法のプリンとケーキがあるとする,これはどちらか1つしか食べることが出来ないんだ」

キョン「ケーキを食べると虫歯になってしまうが他にも美味しい物が用意される」

キョン「プリンを食べると一生虫歯にならずに済むが,一部の自分の好きな物が食べれなくなってしまうんだ」

キョン「国木田,お前ならどっちを選ぶ?」

国木田「…僕はケーキの方が好きなんだ,虫歯は治せばいいしね」

キョン「…そっか」

636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 19:55:34.60 ID:/rLd9JmkO

国木田「でもねキョン」

国木田「この例えが恋に関する例えだとしたら…いや,止めておくよ」

国木田「僕はいつでも自分の好きな方を選んで生きてるつもりだよ,キョン」

キョン「…国木田」

キョン「…ありがとう国木田,やっぱりお前は親友だよ!」

国木田「ふふ…よしてくれよキョン,照れるじゃないか」

640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:02:09.59 ID:/rLd9JmkO

キョン「さっきの国木田の意見は最もだが…」

キョン「ハルヒ…朝比奈さん…長門…こなた…」

キョン「すまん,俺はお前らの人生を……!!」

キョン「………ぐーぐーzZZ」

644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:04:53.15 ID:/rLd9JmkO

次の日の朝

キョン「うおうっ!?寝ちまった!!」

キョン「しかも遅刻寸前じゃねーか!!」

キョン「いつもなら妹がハサミ持って起こしに来るのによ!!」

キョン「やっべー!!」

647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:07:22.05 ID:/rLd9JmkO

授業中

キョン「危なかった…」

キョン【今日の放課後に返事をするよ,屋上に来てくれ】

キョン(送信っと…)

キョン(ふう,後は気持ちを落ち着かせて放課後を待つだけだな)

650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:11:37.63 ID:/rLd9JmkO

屋上

キョン(ふう…最後の授業をサボって早く屋上に来ちまったぜ…)

キョン(さすがに誰もいないな)

キョン(…寝るか)

キョン「…ぐーぐーzZZ」


???「…キョン!」

654 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:16:09.90 ID:/rLd9JmkO

キョン「はが!?うお!?」

キョン「…何だ,お前も授業サボって来たのか…」


キョン「こなた!」

こなた「うん!へへ」

657 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:21:32.17 ID:/rLd9JmkO

こなた「返事,聞かせてくれんだよね?」

キョン「…ああ」

こなた「ハルヒには返事したの?」

キョン「まだだ」

こなた「そっか…今聞くのはじゃあ止めとこうかな…」

キョン「ん?どうしてだ?」

こなた「…怖いじゃん?」

キョン「…確かにな」

こなた「…私は授業に戻るよ!放課後にまた来るから!」

キョン「そっか」

こなた「んじゃねー!」

タタタタ

こなた「ぐすっ…おめでとう…ハルヒ…ヒック…」

660 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:24:56.08 ID:/rLd9JmkO

キョン「…来るまで寝て待つか…」

ハルヒ「キョン」

ガバッ

キョン「!?…ハルヒ?」

ハルヒ「…今,泉さんが下に降りて行ったわ」

キョン「ああ,すれ違ったのか」

ハルヒ「…キョン返事を聞かせて?」

キョン「ああ,そうだったな…」

ハルヒ(ドキドキ…ドッドッドッドッ)

キョン「ハルヒ…」

666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:37:51.72 ID:/rLd9JmkO

キョン「ごめん,ハルヒ…俺は,こなたが好きなんだ…」

ハルヒ「っ!!…し,知ってたわよ…」

キョン「お前に告白されたのは,かなり嬉しかった…正直お前は黙ってればSSクラスの美人だしな」

ハルヒ「…うう…」

キョン「お前とSOS団の事を考えたりするのは…結構楽しい時間だった」

ハルヒ「ぐすっ…ヒック…」

キョン「お前が告白するのがもう少しはやかったなら…俺はお前に惚れてただろうな…」

ハルヒ「ヒック…うう…バ…カ…バカキョン!バカキョンのくせに!!」

キョン「すまん,ハルヒ」

ハルヒ「…うう…うえ…うええええん,バーカーーー!…うわああああああん!!」

キョン「すまん…今は好きなだけ泣いてくれ…」

670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:41:25.89 ID:/rLd9JmkO

放課後屋上

キーンコーンカーンコーン

キョン「…授業,終わったな…」

ハルヒ「…私,部室行くね…」

キョン「ああ…」


キョン(……こなた?)

キョン(もう5時過ぎだぞ?何で来ねーんだよ)

キョン(教室は……いた!)

キョン「こなた!」

こなた「キョン…」

676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:49:20.26 ID:/rLd9JmkO

キョン「お前な,何で来ないんだよ…」

こなた「…だ,だって…」

こなた「だって行ったら…キョンは…私のこと…」

キョン「…そっか…じゃあここで言わせてもらうぞ」

こなた「!?や,やだ!聞きたくないよ!!あそこにはハルヒがいて,キョンはハルヒと付き合って…」

こなた「そして…私…は…」

ギュッ

キョン「俺はこなたが好きだ!!」

キョン「俺は友達よりも,こなたの事を選んだんだ!!」

こなた「友…達?」

キョン「ああそうだ,俺がこなたを選べば友達は消されちまうんだ!それでも俺はこなたを選んだんだ!!」

こなた「なんかよくわかんないけど…私,喜んでいいの?」

685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 20:57:57.29 ID:/rLd9JmkO

キョン「ああ!喜んでくれ!大いにな」

こなた「う…うう,ぐすっ…嬉しい…嬉しいよお…」

ギュギュッ

こなた「うわああああん!!キョーーン!!!」

キョン「こなた!!」


長門 みくる「…さようなら,キョン君」

ポロポロ…

古泉「…僕も,転校ですかね?」

フルフル…

686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:01:42.65 ID:/rLd9JmkO

SOS団

ハルヒ「…みんな遅いわね…」

ハルヒ(まあ,こんな顔を見られても困るかも…)

ハルヒ「キョン…」

693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:08:11.02 ID:/rLd9JmkO



キョン【古泉すまん,俺はこなたを選んだ】

古泉【そういうと思いましたよ,大丈夫です,僕らは覚悟していますから】

キョン【すまん…】

古泉【謝らないで下さい,今まで楽しかったですよ】

キョン【…いつになるんだ?】

古泉【わかりません…なにぶん組織的なことですから,明日になるか,明後日になるか…】

キョン【そうか】

695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:14:34.55 ID:/rLd9JmkO

次の日学校

キョン「はあ…SOS団も解散かな?」

古泉「喜んで下さい!!」

キョン「うおああああ!!?」

古泉「…騒がしいですよ,びっくりするじゃないですか?」

キョン「おま,お前が大声出すからだ!!そしてなぜ俺のクラスにいる!?」

古泉「すみません,なにぶん急な事で」

キョン「なんだよ急な事って?」

古泉「それがですね」

700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:21:18.89 ID:/rLd9JmkO

古泉「涼宮さんの力が戻りつつあるんです,いえ,正確にはほとんど全快と言ってもいいでしょう」

キョン「な,何!?」

古泉「正確なことはわからないのですが,原因は…あなたの返事でしょう」

キョン「お,俺の?」

古泉「はい,たぶんあのまま涼宮さんの告白に応えていたら,僕らはこの学校から消えていたでしょう」

キョン「ちょ,ちょっと待て!俺はてっきりこなたの方に応えたら…どうなってるんだ!?」

古泉「はは…僕が説明しますよ」

キョン「…頼む」

704 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:33:53.19 ID:/rLd9JmkO

古泉「僕も最初は…あなたと同じ事を考えていたでしょう,しかし,今の結果から導き出した答えは」

古泉「涼宮さんがあなたと付き合ったとします,すると,本気で頑張れば何でもできると思い,結果,力が失くなる」

古泉「そして今の状況では,泉さんと付き合う→やはり頑張っても無理なことは生じる→結果,やはり思い通りにしたい」

古泉「という事ですかね」

キョン「ハ,ハルヒ…お前ってやつは…」

古泉「これからもよろしくお願いしますよ」

706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:39:40.94 ID:/rLd9JmkO

キョン「は,はは…こなた…お前は虫歯になるプリンだったのか」

古泉「プリン?」

キョン「古泉,悪いがこれからも神人の相手を頼むよ」

古泉「ふう,やれやれ,任せて下さい」

ハルヒ「あ,キョン,古泉君」

キョン「おはようハルヒ」

古泉「おはようございます,涼宮さん,これからもよろしくお願いしますよ」

ハルヒ「?うん,よろしく」

713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 21:54:18.92 ID:/rLd9JmkO

SOS団

ハルヒ「みんな,今日はSOS団に新団員が入ったわよ!」

こなた「泉こなたです!趣味はネトゲとアニメです,よろしくお願いします!」

古泉「よろしくお願いします」

長門「ペラ」

みくる「よろしくお願いします」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「今日の活動は新団員の歓迎会よ!キョン,買い出しに行ってきなさい!!」


終わり

733 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 22:03:05.60 ID:/rLd9JmkO

こなた「見てキョン,ティモテーティモテー」

キョン「意味がわからん」

とか間に色々と入れたかったが…それら入れると1000イクor2

743 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 22:25:12.18 ID:/rLd9JmkO

こなたの家

キョン「こなた,お前の親父さんてなにやってんだ?」

こなた「ん〜?作家さんだよ〜」

キョン「へえ,どんなの書いてんだ?」

こなた「ん〜,それは言えないな」

キョン「言えないような何かか?」

こなた「ち,違うよ!そういうのは企業秘密なんだよ!」

キョン「そう言われればそうだよな」

こなた「そうだよ〜」

こなた「…ふあ〜あ,なんか眠くなってきたよ〜」

キョン「少し寝たらいいんじゃないか?」

こなた「う〜,ごめんねえ…ZZZ」

キョン「寝顔…可愛いじゃねーか」ボソ

750 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 22:35:52.64 ID:/rLd9JmkO

こなたの部屋

こなた「キョンキョン,これ見てよ!」

キョン「ん?何だこれ?」

こなた「ネトゲー」

キョン「ふーん…」

キョン(顔近っ!…結構キレイな髪してるんだな)

こなた「キョンキョン!レアなアイテムが手に…はっ!」

こなた(か,顔近い…!!)

キョン「あ…こ,こなた,これは何だ?」

こなた「こ,これはね…」

キョン(すまん,こなた…今日の夜はお前が…)

756 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 22:44:23.01 ID:/rLd9JmkO

教室

ハルヒ「キョン,あんた最近元気なくない?なんかあったんなら私に言いなさいよね?」

キョン「ああ,ありがとうよハルヒ」

キョン(家庭崩壊なんて言えるわけねーよ…)

ハルヒ「家でなんかあったの?」

キョン「ええ?いや,何もねーって」

ハルヒ「ふーん?」

758 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/26(土) 22:55:14.99 ID:/rLd9JmkO

こなたの部屋

キョン「こなたは今まで告白したことないのか?」

こなた「ええ!?な,ないよ!」

キョン「そ,そっか,振られて彼氏がいないとかじゃなかったのか」

こなた「…私今まで好きになった人がいないんだよ」

こなた「恋する過程は理屈じゃないってよくいうけどさ,そんな気持ちになった事がないんだよね…」

キョン「…だ,大丈夫!いつかお前にも現れるはずだ!お前が惚れる程の相手がさ」

こなた「キョン…」



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