ハルヒ「あーイライラする!!」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:03:35.26 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「そうだ、誰かいじめようかしら」

>>5

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:05:05.41 ID:kgckaffx0

        /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
    r−、/:: :: :: :: :/|:: i、:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
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    ./:: :: i  ,.- '´ _       `サ-.ゞ:|i:: :: :: :: ::i
    iハ:: :: i  ,, ==     ニ 、   i!|:: :: :: :: ::!
    i! i:ハ::', 〃/::c:::}     /бヾ、、  i:: :: :: :: :i
      ,−i i! ○-- ′    {::::::::(_)||  ',:: :: :ハ i
      ヾ i      '      ̄  i!  '´ぃ  i!
       !                ) ソ
       ヽ      _        , − ´
         `  _ ‘-'     ,イ
         /i'´ `.,_┬-− ´  冫` 、
       /|  i   `⌒ ̄⌒´    ゝ-,
      /  い i         ,.- '´__,.-,′
      /-- ..,>ー−- -  ..,,_ / / /  ヘ
    ,-' _ -i i_i,          ̄| /   ヘ
    i ! _^i ン ⌒` 、   __ ,..i二''へ__    ヘ
  / `フ'´     y '´   ヾiニ_  } \   ',
 /   ,/......,_    /      ゞ_i_,.ノ  へ 、ヘ
 ヘ  /    `ー〃_____  i  ヽ_      ゝ
  `ぃ       /i´    ` ┤  i \     /
   /      / i       ゝ  i! ヽ   丿
   /      / !       i   !ヾ  ` ̄
  /      ./  !       i   .i ヾ ヘ
  /      ./   !      i    i  ヘ ノ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:05:49.05 ID:PHSnt1Jx0

>>5
ハルヒ「誰よこいつ」

正直すまんかった

ハルヒ「SOS団団員でお願いね」

>>15

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:06:30.83 ID:Df1oZ1lV0

    _
   .,'´r==ミ、
   i 《リノハ从)〉
  从(l|゚ ヮ゚ノリ
    ⊂lj京iつ
     ぐ/_l〉
     し'ノ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:08:58.94 ID:PHSnt1Jx0

>>15
ハルヒ「何!? あたしが二人!?」
ハルヒ2「何よあんた!!」
ハルヒ「さてはドッペルゲンガーね、ドッペルゲンガーを見ると死ぬらしいわ」
ハルヒ2「あんたがドッペルゲンガーじゃないの?」
ハルヒ「だったら勝負よ!! 負けた方は問答無用で死刑!!」
ハルヒ2「いいわ、望むところよ!」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:14:02.55 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「生死をかけた戦いだから武器あってもいいわよね」
ハルヒ2「武器調達の時間をちょうだい」
ハルヒ「そうはいかないわ、あたしは丁度良い武器を持っているのよ!」
2「なんでバット持ってるのよ!!」
ハルヒ「今日、素振りの練習しようと思って」
2「ご都合主義ね」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:18:00.35 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「行くわよ偽者!!」
2「偽者はあんたでしょ!? こっちだってやってやるんだから!」
ハルヒ「なっ……、カッターナイフね、でもこっちの方が距離あるわよっ!!」
バキッ
谷口「うぃーっす、WAWAWAわっすーれ……」
2「ぎゃあああああああああ!!!!!」
谷口「うわあああああああああ!!!!!!!!!!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:21:54.52 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「ふっ、あっけなかったわね」
2「…………」
谷口「う、う、うわああああ人殺しだあああああああ」
ハルヒ「えっ!? ちょ、ちょっと!!!」
谷口「涼宮の2Pカラーが死んでる!!!」
ハルヒ「どこが色違いよ!!!!」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:30:34.91 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「谷口待ちなさい!!」
谷口「来るな人殺し!!」
ハルヒ「あれは幽霊の一種よ!!」
谷口「いやいやでも人型のものをバットであばばばばばば」
ハルヒ「黙れ!!!!!」
バキィ


ハルヒ「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:33:11.32 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「ああ、あたしはなんてバカな人間なのかしら、谷口……谷口を殺してしまった」


ハルヒ「……こうなったら遺体をどこかに隠すしかないわ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 19:35:44.53 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒ「この状態じゃ持ち運びは無理ね」


ハルヒ「全部なかった事になればいいのに」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/23(金) 19:36:11.07 ID:PHSnt1Jx0

チュン チュン


ハルヒ「……すごい夢を見た気がするわ」


おわり

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:39:45.22 ID:PHSnt1Jx0

騒がしき友人のせいで冷めてしまったのだよ


さーて再利用するかな

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:46:08.82 ID:PHSnt1Jx0

ハルヒがポッキーを食っている。
いや、それ自体は非常にどうでも良いことなのだが……


「おいハルヒ」
「なによ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:48:12.56 ID:PHSnt1Jx0

「お前、チョコだけ舐めるなよ、汚いぞ」
「いいじゃない別に」

ふてた様子で窓側を向いてしまった。
やれやれ。

「あんたも食べる?」

正直ポッキーなんて甘ったるいものを食いたいと思うような気分ではなかったのだが、
ハルヒが見苦しいので喜んで食べるフリをして出来るだけ俺が奪う事にした。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:50:47.63 ID:PHSnt1Jx0

幸い、朝比奈さんが淹れてくれたお茶もあるしな。

「いいのか? じゃあ頂きまーす」
盛り上がってるフリをすると、ハルヒはちょっと意外そうな表情だった。
3本くらい掴んで一気に食い、お茶で流し込む。
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
「食っていいって言ったのはお前だろ?」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:53:52.58 ID:PHSnt1Jx0

「そうだけど……違うの!」
ポッキーの袋を俺から遠ざける。
と思いきや、どういうわけか。

「おい、今度はなんだ」

一本口に咥えて、まるでクチバシを突き出しているようにも見える。
今丁度長門も朝比奈さんも図書室、購買、で、古泉はまだ来ていない。
俺にどうしろっていうんだ?

「早く食べなさいよ」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:56:26.69 ID:PHSnt1Jx0

えーとだな。これはいわゆるポッキーゲームというやつで、
定義としては「先に口を離したほうが負け」だ。

そういやハルヒはかなりの負けず嫌いだったな。
と、ここで戦法を思いつく。

「良いだろう、その勝負受けて立つ」

心なしかハルヒの頬は赤いわけだが、俺の悪巧みは外道なものなのだろうか。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 19:57:16.00 ID:PHSnt1Jx0

俺はポッキーの端を咥える。


咥えたまま。


沈黙二重奏。

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:01:48.35 ID:PHSnt1Jx0

と、ここでハルヒが口を離した。

「ちょっと! 食べ進みなさいよこのバカキョン!!」
「はいお前の負け」


そしてまさかの右ストレートを食らった。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:05:04.03 ID:PHSnt1Jx0

「もうキョンなんか知らない!!」
勝手に勝負を挑んで勝手に負けて人を殴っておいてそれか。
袋全部一気に食う勢いで束にしてガツガツ食ってるし、
効果音はもうポッキーとは程遠かった。


「おやおや」
丁度部室に入ってきた――んだと思うんだが、古泉の第一声はこれだった。


今日もSOS団は一応平和を保っているらしい。




65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:08:23.33 ID:PHSnt1Jx0

「……どうぞ」

久々に来た長門の家。
別段、不思議的事件が起こったわけでも超現象に巻き込まれる予兆でもなかったのだが、
俺は何故か長門の家に招待され、ブラックコーヒーを差し出された。

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:09:22.50 ID:PHSnt1Jx0

「何の用だ?」

コーヒーを受け取る。……美味い。

「それ」
「このコーヒーか?」
「私が淹れた」

へえ、長門が、……なんでまたコーヒーなんだ?

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:12:44.87 ID:PHSnt1Jx0

「美味しい?」

いや、美味いけどさ。
用はこれだけなのか?

「あなたはコーヒーが好きだと聞いた」
「確かに好きだが……」

長門の瞼は僅かに伏せられる。

「……これ、本当美味いな」
「……そう」

その声にはちょっとした温もりが宿っていたように思う。

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:15:42.03 ID:PHSnt1Jx0

「私もコーヒーが気に入った。だから独学で勉強してみた」
「長門なら勉強しなくても上手く出来そうだがな」
「あえて能力を制御してやってみた」

珍しいな。

俺はブラックコーヒーを飲み干す。

「ご馳走さん」
「お粗末様」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:20:14.39 ID:PHSnt1Jx0

「ええと……」

飲むだけ飲んで帰るのは悪いような気がするが、
手持ちは何もない。財布とポケットティッシュと鞄ぐらいだ。

「悪いな」
「いい。良かったらまた飲みにきて」
「飲みにいくだけって……」
「もっとあなたが美味しいと思えるコーヒーを作れるようにしたい。だから来て」

長門の熱意には時たま驚かされる。

「ありがとう」
「いい」
「じゃあ……今日はもう帰るよ、またな」
「そう。また」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:24:29.58 ID:PHSnt1Jx0

朝倉どうしよう

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:30:01.29 ID:PHSnt1Jx0

「気がついた?」

ああ、起きた瞬間目はバッチリ覚めたさ。
お前が目の前に居て、辺り一面に闇が広がっている光景があったら
俺は超高速でその場所からの出口を探す所だが、どういう訳か足が動かない。

「お前はまた俺を殺す気なのか?」
「殺す殺さないじゃなくて、殺せないわ。ここはあなた達の世界でも異空間でもないから」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:33:11.19 ID:PHSnt1Jx0

「何故お前が居るんだ? ここはどこだ?」
「ここは、そうね。どこなのかしら」

しらばっくれるな、と怒鳴りたいところだが、
どうやら本当に危害を加えてくるつもりはないらしい。

「何のつもりだ、お前はもう消えたんじゃなかったのか」
「ふふ、何でかしらね。……長門さんの代弁をしにきたかもしれないわ」
長門の代弁だと? 長門は朝倉の復活を望んでいるんだろうか。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:36:25.27 ID:PHSnt1Jx0

「私はあなたを殺すつもりだった。復活したらまた殺すつもりだからそれはないと思うわ」

そうか、とか、今ここに居るお前は何なんだ、とか
言葉は頭の中で浮かんでいるのだが、特に口には出さないで黙っていると、

「うん、言い残した事があったの」

「言い残した事?」

確かに、お前はすぐに消えちまったからな、遣り残した事も……あったかもしれん。
その遣り残した事自体が死因のようなものかもしれんが。


「最後に、『涼宮さんとお幸せに』って、私言ったでしょ?」

確かにそんなような事を言われたような気もするな。

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:42:24.87 ID:PHSnt1Jx0

「あの言葉でね、長門さんを傷付けてしまったかもしれない」

まさか。長門が傷つくなんて事あると思うか?

「長門さんだって完璧じゃない。むしろ完璧じゃなかったからこそあなたを守ったのよ。
 彼女も女の子だって事を忘れないであげて」

そんな事を言われてもな。
多分俺を動けなくしているのは朝倉だし、こんな状況じゃ説得力皆無だ。

「そう嫌そうな顔しないでよ。私は復活するつもりはないから」
「言い残した事があったんじゃないのか?」
「ええ、あったわ。言い残したというより訂正に近いかもね。……長門さんともお幸せに」

悪いが、意味が解らん。

「あなた、本当に鈍感よね。まあいいわ、いずれ気付くと思うから」

いつの間にか遠くの方から光が迫ってきていた。


「くれぐれも、長門さんを傷付けちゃ駄目だからね。
 その時はまた成敗しに来るかもしれないから。……それじゃ、またいつか」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 20:47:25.72 ID:PHSnt1Jx0

目が覚めると、俺の部屋の天井があった。

ベッドから落ちたりはしていない、が、やけに視界がぐるぐる回っていた。


「なんなんだ」


既に日は昇っていて、時計を見ると、早朝5時半で間違いなかった。
流石に冬は肌寒い。久々に朝倉の顔を思い出して心身冷え切ってしまった。


だが、忠告に耳を傾けるくらいはしておくとするか。


……何に気をつければいいかもよくわからんが、何となく、
俺は自分がまた大きな何かに巻き込まれるような、そんな予感がした。




96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:02:01.04 ID:PHSnt1Jx0

「おい、起きろ」

揺らしても目を瞑ったままだ。

「古泉!」

若干眉を寄せる。

「うう、眠いです……」
「寝るんだったら逆側に倒れてくれ」

ただでさえ暑苦しい中でこっちに体重をかけられたら苦痛以外の何物でもない。

「でも……あなたは知り合いですし……」
「違う方角に倒れろ。左じゃなければどこでもいい、何なら前のめりになって座席から転がり落ちろ」
「ひどいです」

と言いながら古泉は更に俺に寄りかかり、しかも肩に頭を乗せやがった。
暑い。切実にやめてくれ。と思いながらも体勢を変えられない自分が憎かった。




103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:17:57.28 ID:PHSnt1Jx0

「あっ」

俯いて廊下を歩いていると、女子の声と共に足元に紙が何枚か散らばった。
とりあえず拾って落とし主に渡す、が、その落とし主は意外な人だった。

「ありがとうございます」
静かな微笑み。コンピ研部長氏の偽彼女だった。
その胸には大量の紙が抱えられている。

「大変そうですね」
「……大丈夫ですよ、慣れていますから」

古泉の微笑みの方がよっぽど無機質な気がするほど、
その表情には感情が篭っているように思えた。ただし、グロッキーな笑み。

宇宙生命体によって造られた人造人間でも疲労を感じるのか、と
一瞬思ったが、そういや長門も一時期疲れ気味だった。

喜緑さんにも何らかのエラーが蓄積するのかな。




105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:24:34.57 ID:PHSnt1Jx0

日曜の昼下がり。
市内探索も無い、不思議事件もない。
俺は本当に穏やかな心境で惰眠を貪る事に決め込んだ。

カーテン全開で布団に包まる。うーんあったけえ。
最初に布団を考えた人物は神より偉大なんじゃないかと思うね。

干したての独特の匂いがある布団の上で、窓から差し込む太陽の光を浴びて
緩い時間を寝転がって過ごすという状況を考えてみて欲しい。
最高の状況だろ?


最悪な夢だったのか、はたまた現実だったのか、今の俺には解らない。

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:30:49.30 ID:PHSnt1Jx0

「うう……っ」

思わず呻き声が漏れる。
俺の腹の上に何か乗ってる、何か乗ってるんだ、それは間違いない。
が、糞重い。

シャミセンでも妹でもない、この重さと異様な威圧感は異常だ。
だが目を開けても俺の上には何も乗っていないような気がする。
いや、明らかにおかしいだろ?

乗ってる奴のせいで暑いのか、威圧感によって緊張しているのかは解らないが、
俺は汗だくだ、いきなり汗だくだ。正直最悪な気分だ。
しかも動くことが出来ない。金縛りか?
金縛りとは体が寝ていて脳だけが起きている状態だ、幻覚ならぬ幻触なのかもしれん、と、
俺は体を覚ますために目をかっ開いた。

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:33:54.09 ID:PHSnt1Jx0

「――――あら……」

俺に乗っていた奴は多分驚いていたんだと思うが、俺がその100倍驚いたのは間違いないだろう。


「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!???????」


……いつもの日常が広がっていた。
さっきまで俺の上に乗っていた物体は、多分もうこの空間には居ないだろう。


なんだったんだ、一体。


ハレのち周防九曜   完

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 21:47:50.32 ID:PHSnt1Jx0

俺は普段に増して疲労を感じている上、学校に行くには
必然的にこの坂を上る事になるわけで、俺は激しい憂鬱感に見舞われていた。

あー、この坂が平面になればいいのに。
なんて思っていても、ハルヒがそれを望まない限りは有り得ないだろう。
そしてそんな風に考えまくっていると更に気分沈鬱になった。


「やーあキョンくんっ、おはよー!」
やれやれ、常に空を飛んでいる鳥が羨ましいね。
「あれっ? どうしたのさ、元気ないねっ?」
いや、むしろ来世は石になってもいいかもな、無の世界を相当長く
「って、鶴屋さん!?」
「気付いてなかったのかい!?」

朝から登校中に二人して驚いている光景はさぞシュールな事だろう。

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 22:07:23.37 ID:PHSnt1Jx0

「いや、すみません。ちょっと疲れてたもんで……」
「毎日坂道だからねっ、でもキョンくんは坂を歩いた記憶がその日の内に消えるほど
 毎日! 楽しそうな事してるよね、あたしは羨ましいよ!」

鶴屋さんならハルヒの波乱万丈現象にも動じないどころか
全てを笑い飛ばしてしまえそうなパワーがありそうだな。
まあ確かに今日坂を上った事なんて学校につけば忘れていそうだが。

「鶴屋さん、何ならSOS団に入ってみませんか?」

意外にも一瞬間が空いた。

「いや、あたしは見てるだけで良いよ!」
その言葉に嘘偽りがあるとは思えない笑顔だった。

「そうですか、鶴屋さんが居てくれれば俺の気苦労もちょっとは……」
「あははっ、その気苦労に味があるんじゃないかっ」
肩をバシバシと叩かれる。

ああ、これがいつもの鶴屋さんなんだな。
鶴屋さんが黙る、それだけで俺は正直ちょっと驚いた。

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 22:19:39.63 ID:PHSnt1Jx0

「あたしはさ、見てるだけでもう満足なのさ! いや、参加しない方が
 むしろ楽しいような気がするんだよ、わかるかな、これ?」

確かに、と言いかけて、不意に鶴屋さんが指をさした先を見る。

「あの鳥は自由そのものに見えるよね? キョンくんも!」
「はあ、まあ、そうですね」
「あたしにとって、君たちは鳥なのさ!」

鳥、とはまた、解りやすいが似合わない例えだな。
ハルヒが鳥ならピトフーイかサンダーバードだろう。いや、コウモリかもしれない。
「あははっ、だったら君は燕かな? まあそれは置いといて……」

必ずある時間になると鳴る音がある。
学校はそう遠くない距離にある。……つまり、今俺の耳に届いたのは予鈴だった。

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 22:25:14.15 ID:PHSnt1Jx0

「やべっ、もうこんな時間だ!」
「あっははは、ヤバいね!」
「笑ってる場合じゃありませんよ!」
俺は話している途中だった鶴屋さんを置いてけぼりにするのはどうかと思い、
かといってのんびりしているわけにも行かず焦っていると、

「よし! じゃあキョンくん、下駄箱まで競争だっ!」
鶴屋さんの長い髪が、もうあんな遠くで揺れている。

「待ってくださいよ!」

俺はそれを追いかける。
いつの間にか沈鬱な気分は吹っ飛んでいた。




134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 22:30:30.00 ID:PHSnt1Jx0

ゆめにっきやってカップラーメン食ってくる

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/23(金) 22:38:38.21 ID:PHSnt1Jx0

乙くれてありがとうw



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