朝倉「長門さん、何してるの?」


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「ねえ、あんた知ってる?」

ツイート

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13:28:47.10 ID:RNPdLj3X0

季節とか関係ないね

(ここだけクリスマスちょい前)
朝倉「長門さん、何してるの?」
長門「!…っべ、別になんでもなぃ…!」

あら長門さん、随分慌てちゃって。でも隠したつもりでも
見えちゃってるのよね。毛糸と編み棒。

ははぁ、アレね。キョン君へのプレゼントかな?
可愛いところあるじゃない。この子、感情とかあまり表に出さないから、
正直、大丈夫かな?とか心配しちゃうけど…。

マフラーかしら?
やっぱり定番よね。この季節なんて良く使いおうだし、
きっと喜ばれるんじゃないかな?

長門さんと私は言ってみれば姉妹…とはう〜んちょっと違うかな?
まあ、近い存在。だからなのか、長門さんに良い事が起きそうな
のが、私にもちょっと嬉しい。


でもなんだか、胸の奥がちょっとちくりとしたのは、なんでだろう。


いや、ううん。これはあれね。いつも二人で仲良くしていた日常が
無くなって、退屈になってしまう事が残念に思ってるから、それだけね。
それだけ。

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13:31:53.93 ID:RNPdLj3X0

(クリスマス当日・放課後)
朝倉「長門さん、何してるの?」
長門「ん…その…。」

私のクラスの入り口で、そわそわしながら立っていた長門さん。
私の質問にもじもじしながら俯いちゃってる。
キョン君にプレゼント渡しに来たのかな?うふふ、照れちゃって可愛いなぁ。

後ろ手にして隠してるけど、綺麗な包装用紙がちらちら見えてる。
なんだか本当に普通の人間の女の子みたい。かわいい。
…ちょっとキョン君がうらやましいな。
また、胸の奥がちくりとした。

でもキョン君はどこかに出かけてしまった。今日は部室にいってないのかな?
珍しいこともあるものね。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13:32:44.62 ID:RNPdLj3X0

朝倉「長門さん?あのね、キョン君は…」

そこまで言いかけた時、目の前に何か出てきた。
一瞬わからなかったけど、それは長門さんが隠していた
ラッピングされたプレゼントだった。

意図が掴めず、「ふぇ?」なんて間抜けな声が出てしまった。
ええと?

長門「…あの…これ……あさ…くらさん、に…。あの…マフ…ラー…。よかったら、使って…。」

朝倉「んぇ?」

また変な声出ちゃった。あの、えと?これ?

長門「あの、あ、朝倉さ、ん…。いつも私の事助けてくれて…いつも傍にいてくれて…」

長門さんは顔を真っ赤にしながら上目遣いでこちらをちらちら見ながら、一生懸命喋っていく。

長門「…こんな事…有、機生命、体としては…きっと変なん、だろうけど…。」

長門「…私…朝倉さんが…大好き…。」

なんか鼻血が出ました。

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13:56:14.12 ID:RNPdLj3X0

朝倉「ええええとえとえと、そのあの!うぇあ、あ、ありがとう…!」
私は顔と耳を真っ赤にしちゃってうろたえて応えた。なにこの状況。
長門「ぁ、あの…朝倉さんは…私の事…どう…かな…?」
どどどどうって、そんな急に言われても!
とりあえず深呼吸した。すー、はー。よし。まだ耳が鼓動でピクピクしてるようだ。
うはぁなんか私相当ヘンな人に見えるだろうなぁ。

落ち着いて思考を整理しよう。長門さんが思いを寄せてるのはキョン君ではなく…えと…私。

そりゃ、長門さんは可愛いところも一杯あるし、お互い良く知り合ってる。
でも女の子同士じゃない。そこまでの、そんな感情なんて無い筈。無い、はず。

なのに、なんだろう すごくどきどきする

ぜんぜんいやじゃない このどきどきは なんだろう

ながとさんがキョンくんといっしょのときは しめつけられるように むねが ぎゅっとしていた

ああ、そうなんだ。そうだったんだ。あの時胸の奥がちくりとしたのは。そうか。
私も好きだったんだな。長門さんが。

落ち着きを取り戻した私は、長門さんの両肩に手を置いてまっすぐ両目を見つめた。
潤んだ瞳に私の瞳が移りこむ。はっきりと、絶対に聞き漏らされないようしっかりと発音した。


朝倉「うん、それ無理!」

長門「ふぇええええぇぇぇぇぇぇえぇぇぇんっ!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 14:09:30.33 ID:RNPdLj3X0

朝倉「あああああごめん冗談冗談!長門さん可愛いからつい意地悪しちゃった。ホントゴメンね?ゴメンね?」
長門「…っく、ふっく…ぅぇぇぇぇぇぇ…ん…」

長門さんをぎゅっと抱き寄せてよしよししながらなだめる。いやだってホント可愛かったんだもん。
抱っこされるのを待つ仔猫みたいで。判るよね?判るよね?ていうか判れ。

長門さんが落ち着くのを、抱きしめたまま待った。落ち着いてから、長門さんの顔を覗き込んで
今度こそはっきりと言った。

朝倉「えと、あの、ん。私も長門さんの事が、好き…だよ?」
長門「好き?なの…?」
朝倉「ごめん、すっごく大好き。」

この時の長門さんの笑顔は凄かったです。笑顔という言葉が
この為に作られたんじゃないかと言う位。TNT換算で15メガトンはありました。

…まあ他人様からでは微笑み程度にしか見えないんでしょうけどね。
長い間一緒だとその違いが判るのですよ。ぇへへ。

なんか長門さん曰く、今日は部活は無しとの事で、早めに二人で帰ることになった。
今日は特段に寒い。早速マフラーを開けさせてもらった。ん?あれ?
すごい長い。なにこれ。そう思ってると長門さんがマフラーの片側を私の
首に巻き、もう片側を自分の首に巻きつけた。それでぴたりと私に身を寄せてきた。

長門「…ずっとね?朝倉さんと…こうして帰りたかったの…。」

私がまた鼻血を出したのは言うまでもありませんでした。

終劇

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 14:18:31.80 ID:RNPdLj3X0

つーことで、お目汚し失礼しました。レスどうもでした。
今日の1〜2時頃他所でキョンが朝倉に騙されてハルヒに
刺殺されるSSかいたから罪滅ぼしに書いた。ごめん眉毛。

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 14:39:03.95 ID:RNPdLj3X0

>>28
ありがとう。だが、その件の刺殺SSの時も書いたが
俺は原作を観たり読んだりしていないのでこれ以上突っ込んだ
ブツは出せない。なので他の人ヨロ、になるわけだ。後出来る事と
言えばふざけたショートコントや絵をいやがらせ投下する位さね。ほんでは。

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:23:01.94 ID:RNPdLj3X0

朝倉「長門さん、何してるの?」

長門さんの家におじゃましてた。あいかわらずガランとした部屋。せめてお花でも飾りなさいな。

と思ったら部屋の隅になんかある。ダンボール箱だ。そこに長門さんは何かを仕舞いこんでいた。

長門「ちょっと…待ってて。」

なんだろうと思って近づこうとすると物凄い勢いで長門さんにブロックされた。
朝倉「な、」
長門「なんでもない。これはなんでもない。」

右へ左へかわそうとするが全てブロックされてしまう。
両手をばたばたさせながら必死な長門さんが可愛いのでしばらく
続けていたが、可哀想なので止めた。

長門さんと今日の報告や今後の方針をほんのりと話して、カレーを食べて
帰宅した。箱を見やるたびに長門さんはそわそわしていたが、あれは
何だったのだろうか?まあ、長門さんには長門さんの都合と言うものもあるだろうし、
あまり追求しないでおこう。

翌日、登校してみるとなんだか変だ。んん?

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:23:42.72 ID:RNPdLj3X0

あ、キョンくんがいない。どうしたのかな?
それだけじゃない。なんだか空気が妙によそよそしい。
いつも真っ先に桃色の視線(ガンパレ的な意味で)を投げてくる谷口くんでさえ
なんだか白々しい挨拶をしてくる。涼宮さんもムスっとして「おはよう」って
小声で言っただけ。周囲からは小さな笑い声。見ようとするとさっと
顔を背ける。なによこれ?

このがらりと変わった空気の意味、考えろ、考えろ朝倉涼子!
まさかこの空気…いじめってやつ?

ふむむ、なんだか少し合点がいく。皆気まずそうに視線をそらす。よそよそしい
態度。これがハブにされるという事か。どうも嫌われちゃったみたい。

大丈夫。私は対有機(略)フェース、朝倉涼子!これぐらいへいちゃらですよ!


昼休み、中庭でこっそり泣いた。

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:25:31.56 ID:RNPdLj3X0

一回落ち込むともう駄目ね、ホント。私は残りの授業時間を鬱々と過ごした。
授業が終わり、私は珍しくため息をついた。いじめって本当に辛いわぁ。
でもこれで、クラスの誰かがいじめられているのを見かけたら、親身に相談できるわね。
などと強がってみる、そうでも考えないと身が持たない。
あ、キョンくんは風邪だそーです。

次の日、登校がすこしイヤだった。通学路でも、うちのクラスの人たちは相変わらずだった。
あ、キョンくんだ。涼宮さんも。
朝倉「おはよう」
キョン「あ、ああ…おはよう…。」
ハルヒ「…おはよう。」

キョンくんだったら、と期待してたけど、残念な結果だった。

その日もクラスは相変わらず、なんだかギクシャクしていた。いやだなぁ。
長門さんや朝比奈さんや古泉君に相談はできない。余計な心配をさせたくないし。
その日も鬱々と授業を受けた。ああ駄目、全然頭に入らない。

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:26:59.47 ID:RNPdLj3X0

授業が終わった直後、キョンくんに声をかけられた。
キョン「朝倉、ちょっといいかな?」
今の状態じゃなかったら、私は笑顔で答えられたんだろうケド、生憎そんな
気分ではなかった。ちいさく「…うん…」とだけ言って一緒に廊下に出た。

キョン「ちょっと図書室で調べたい事があるんだ。付き合ってくれないかな?」
朝倉「…?うん。」

なぜ私なんだろう。涼宮さんと一緒の方がいいじゃない。
図書室に着いた。キョンくんはなにやら辞書など手にとって読んでいる。
なんだか調べているというより、ただ時間を潰しているようにも見える。

なんだか小馬鹿にされた気分になって、急に腹立たしくなった。
朝倉「…私、教室戻るね…。」
そう言うとなぜかキョンくんは慌て出した。

キョン「な、ななな、朝倉。もうちょっと、もうちょっとだけ」
聞き終わらないうちに図書室を出た。

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:30:01.50 ID:RNPdLj3X0

教室まではたいした距離でもない。でも足取りは重く、すぐにキョンくんに追いつかれてしまった。
キョンくんは私の腕を掴んで制止しようとした。
キョン「そ、そんなに急がなくてもいいだろ?もう少し付き合ってくれよ。」
朝倉「いや…。私なんかより、涼宮さんと一緒にいたらいいじゃない…。」
そう言い、とぼとぼ歩き出す。

キョンくんが小走りに先に走っていった。そんなにイヤなら…最初から誘わなければいいじゃない。

教室の入り口に着いた。ドアは閉まっている。中に人の気配が一杯ある。なんだろう?
そういえば私の私物は教室に置きっぱなしだった。どうしよう、悪戯されていないだろうか?

恐る恐るドアを開ける。すると、クラス全員がそこにいた。
「「「「「朝倉さん!誕生日おめでとう!!!」」」」」

え?

拍手と歓声に迎えられてきょとんとする私。黒板にはチョークで大きく「誕生日おめでとう!」の字が、
色とりどりの折り紙で飾られていた。え?ええ?なにこれ?

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:30:46.62 ID:RNPdLj3X0

キョン「さ、早くこっちへ来いよ。」
キョンくんに導かれて教壇に移動する。涼宮さんたちが笑顔で近寄ってきた。
ハルヒ「ゴメンね、朝倉さん。いつもみんながお世話になっているお礼に、SOS団主導でサプライズパーティー企画したの。」
古泉「びっくりさせようと秘密にしていたんですが、皆さん楽しみにしすぎて態度に出ちゃってたようですね。」
キョン「表情みて、いじめと勘違いされたってのが判ってたけど、説明しちゃうと計画が台無しに
    なっちゃうからな。…ゴメンな。辛い思いさせちゃって。」
長門「…この間はごめん。これ(紙飾りを指す)作ってたから…」
谷口「朝倉さんがいじめられるわけなんて無いだろう。そんな奴は俺がぶっ飛ばしてやるぜ!」
国木田「調子いい事ばっかりいっちゃって。」
朝比奈「はーい、ケーキですよー。」
一同「おー、美味そうだ!」

ああ、そうだ。今日は私の…書類の上での…誕生日だった…。皆…覚えててくれてたんだ。

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:32:06.37 ID:RNPdLj3X0

視界がぼやけた。熱い涙が滂沱としてとまらない。
うれし泣きなんて、言葉だけで知っていたつもりになっていた。
そうか、こういう事なのか。こんなにも、こんなにも良いものだったんだ。

ハルヒ「あ、あややや、泣いちゃった。」
長門「…泣いては駄目。ここは笑顔にするべき状況。」
長門さんがぎゅっと抱きしめて慰めてくれる。
みんなの優しさがとても嬉しかった。
朝倉「っうぇ、えぇ…。ふぇぇぇん。あり、がと…う。みんな…みんな…ありがとう…。うぇぇぇん。」

何人かの女子も貰い泣きしていた。男子はみんなで面白い事などして慰めてくれようとした。
そうだよね。みんな一生懸命準備してくれたのに、これじゃ駄目だよね。
私は呼吸を整え、最高の笑顔で言った。


「みんな、ありがとう!私、とっても嬉しい!」


あ、キョンくんが昨日休んだのは誕生会と関係なく純粋に風邪でした。


ギャフン

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/29(土) 16:37:12.88 ID:RNPdLj3X0

はいつーことでベタなこっぱずかしいSSおしまい。
レスありがとうございました。どうにもお目汚しでスマンね。
んじゃ出かける時間来たのでアデュー。
夜まで残ってたらもらったレス眺めてニッヨニヨになってやんよ。

朝倉は俺の嫁。だが朝倉がキョンを好きならば俺はクールに去るぜ。んでは。



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:////ハルヒ「よ、よろしく御願いします。」////