新ジャンル朝倉にいじめられるハルヒ


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「妊娠したわ!」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 17:38:07.42 ID:2/GKWkSl0

体育の終わった休み時間
朝倉「涼宮さん早く服着てよ!男子が困ってるでしょ!」
ハルヒ「ない・・・私の制服が・・・」
女子達「クスクス」
朝倉「制服が勝手に無くなるわけないでしょ クスッ」
女子達「あははははっ」
ハルヒ「・・・・・」

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 17:51:07.10 ID:2/GKWkSl0

入学三日目この日キョンは学校を休んだ
昼休み一人無言で弁当を食べるハルヒ
女子A「あーこのクラスになんか一人いるせいで不味くなるんですけど」
朝倉「そんな大声でいったら涼宮さんきずいちゃうよ」
女子B「朝倉さんも声大きいよーあはははっ」
朝倉「ごめーん あははっ でもそろそろ自覚して欲しいよね」

ハルヒ「・・・・・・」
その日からハルヒは昼休み教室にいなくなった

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:03:35.52 ID:2/GKWkSl0

休み時間キョンに話しかける朝倉
朝倉「きみさぁ涼宮さんに話しかけるのやめてあげてくれない?」
キョン「えっ・・・・」
朝倉「涼宮さんは一人がすきなの」
キョン「でもっ・・・・」
ハルヒの後ろ頭を見つめるキョン
朝倉「涼宮さーん!もうはなしかけないでくれるってー!」
震えるハルヒ
キョン「あのっ朝倉・・・」
朝倉を呼ぼうとしたキョンを遮る谷口
谷口「やめとけ 女子は怒らせると怖いぞ」
キョン「でも・・・・・・」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:12:23.23 ID:2/GKWkSl0

その日の帰り道ハルヒにかけよるキョン
キョン「涼宮ーっ待ってくれっ」
ハルヒ「・・・・」
無視して歩き続けるハルヒ
キョン「まってくれよっ」
ハルヒ「話しかけないでくれるんじゃなかったの」
キョン「そっそれは・・・」
また進みだすハルヒ
キョン「だからまてって!」
キョンが強引にハルヒの腕をひっぱった


振り向いたハルヒは
泣いていた

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:18:24.27 ID:2/GKWkSl0

その日俺は、泣いたハルヒを目の当たりにして何もできなかった
俺はあいつがいじめられるのは嫌だ
いじめなんて弱い奴がする事だ
明日みんなに話してやめてもらおう

俺は決意した

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:28:04.56 ID:2/GKWkSl0

その日おれは普段より遅く登校した
同じクラスのやつに途中で出会いたくなかった
教室に入ると案の定ハルヒがいじめられてた
朝倉たち四人の女子がハルヒを囲むようにして円になっていて
何かを投げていた
女子A「涼宮さーん ハンカチいらないのー?」
ハルヒが近ずくと隣の女子に投げる
女子B「早く取ってよー涼宮さーん」
そして朝倉に投げる
朝倉はわざとハンカチをキャッチせず
地面に落とす
そして踏みつけた
朝倉「ごめんなさーい 踏んじゃった 許してー涼宮さぁーん」
ハルヒは小刻みに震えながら下を向いている

俺は口を開いた
「やめろよ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:44:08.69 ID:2/GKWkSl0

俺に集まるクラス中の視線
キョン「もう、高校生だぜそうゆうのやめようぜ」
静まり返る教室
一分くらいたっただろうか朝倉が沈黙を破った
朝倉「私たちはただ遊んでただけだよ 何か悪い?」
・・・・何か悪い?
俺の何かが切れた
無言で朝倉に進み寄る
突然「あーーーーーっ」大声が響く
谷口「やべっ今日の弁当わすれたーー」
振り向く俺
谷口が俺の手足を抑えて
「こいつ今日具合わるいみたいなんで許してあげてくれ
  ただ遊んでただけだよな あはは」と言った
ハルヒが教室を飛び出した
俺は追いかけられなかった

その日は谷口とも国木田とも話さなかった
そしてハルヒとも

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:48:55.74 ID:2/GKWkSl0

次の日ハルヒは長かった髪を切ってきた
今までのことを断ち切るように
その日の帰り道俺はハルヒを呼び止めた

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 19:20:18.01 ID:2/GKWkSl0

キョン「あのっ・・そのっ・」
ハルヒ「ありがと」
キョン「えっ?」
ハルヒ「一回しか言わない」
歩くスピードを上げるハルヒ
ハルヒ「ついてきて」

キョン「あぁ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 19:27:09.67 ID:2/GKWkSl0

突然ハルヒの足が止まった
キョン「ここは?」
ハルヒ「公園」
キョン「そりゃ見りゃわかるけど・・・」
ハルヒは公園の真ん中にあるベンチに一直線に進む
そしてベンチの右側に腰掛ける
ハルヒ「隣・・・座って・・」
俺は黙ってハルヒの隣に腰掛けた
遠くから車の音が聞こえる
夕日がいつもよりまぶしく見える

ハルヒ「ねぇ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 19:43:15.70 ID:2/GKWkSl0

ハルヒ「なんで私をかばったの?」
キョン「別に・・ただああいうのは嫌いだから」
ハルヒ「そう・・・・」
二人とも空を見ながら話した
目を見ることが出来なかった
ハルヒが話し始める
ハルヒ「私さぁ中学のころもいじめられてたんだ」
その事は知っていた前に谷口から聞いていたから
ハルヒ「中学のころは全然つらくなかった いじめっていってもただ
    無視されるだけだったから 別に誰とも話さなくても平気って
    いつも自分に言い聞かせてた でも高校で変わった」
ハルヒの視線が感じる


ハルヒ「アンタがいたから   人と話したことの無い私にとって
    アンタの存在は革命的だった 毎朝誰よりも早く登校した
    毎日がすごく楽しかった    でも・・・」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 19:53:58.33 ID:2/GKWkSl0

ハルヒ「アンタが私と話さないって言った瞬間に全てが崩れた」
淡々と話すハルヒは歯を食いしばって言った
まるで涙をながさまいとするように
ハルヒ「アンタだけは私を裏切らないって自信があった  でも・・・」

ハルヒの頬に涙が一筋落ちた

ハルヒ「今まで何回も裏切られたのに慣れてたのになのにっ」
声を押し殺して泣くハルヒ
俺はハルヒを抱きしめた
キョン「ごめんな絶対守るから今度は絶対守るから」

ハルヒ「ばかっ・・・・・」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 20:15:08.05 ID:2/GKWkSl0

俺は泣くハルヒを家まで送った

家に帰ると妹が待っていた
妹「キョンくんおそーい ずっとまってたんだからー」
キョン「ごめん今日ゲームできないわ」
妹「えーーーっ 昨日約束したじゃーん」
キョン「ごめんな・・・」
俺は疲れた笑顔で妹を見つめる
膨れた妹を置いて部屋へ向かう
妹「どうかしたの」
キョン「えっ・・・・」
澄んだ瞳で真っ直ぐ見つめる
キョン「別に何も無いよ・・」
目を見れずに視線をそらす

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 20:21:18.30 ID:2/GKWkSl0

妹「ほんとに?」
キョン「ほんと」
妹はにぱっと笑う
妹「ならいいやっ」
キョン「ごめんな・・ゲーム・・」
妹「いいよ でも明日はぜーったいだよ」
キョン「あぁ」

部屋のドアを開けてベットに突っ込む
我ながらいい妹をもったと思う

俺には心配してくれる人がいる
でもハルヒにはいるだろうか

あいつの事だ親にわ黙っているだろう

一人で悩み続けるのはとても悲しい事だ

誰もいないなら俺があいつを支えよう
そしていつかあいつが本当に笑える日がくるように

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 20:30:04.18 ID:2/GKWkSl0

朝、俺とハルヒは一緒に行く約束をしていた

昨日の公園で待つハルヒ
俺に気付いた
でも気付いてないフリしてそっぽを向く

キョン「ごめん 待った?」
ハルヒ「遅すぎ・・どんだけ待たせんのよ」
キョン「ごめんな ハルヒ 」
ハルヒは突然の事に驚いたように目を見開いた後
視線をそらして

ハルヒ「早くしないとおくれるわよ キョン 」
キョン「あぁ」

俺たちは初めて名前で呼び合った

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 20:53:45.78 ID:2/GKWkSl0

教室に入る俺たち
ざわついてた教室の空気が一気に冷めた

俺はわざと大股でどかどかと席まで歩いた
ハルヒも俺の後ろをうつむきながらも反抗的な目で歩く
席につくと俺達に向かって朝倉が歩いてきた

朝倉「あら 今日は仲良くふたりで一緒に登校?」
キョン「悪いか?」
余裕の笑顔が腹立たしい
朝倉「別に悪くは無いけど 風紀をみださないでね クスッ」
朝倉が後ろの女子達に笑いかける
それにつられて女子達が笑い出す

「あははははははは」

キョン「黙れよ」
朝倉「ん?」
キョン「だから黙れって言ってんだろ」
朝倉「なんであなたに指図されなきゃいけないの あははは」

俺は机を蹴り飛ばして朝倉の顔の前に拳をかかげた
朝倉はしりもちをついて怯えている
俺は教室を出ようとした だが

ハルヒが俺の制服をつかんだ

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:07:49.50 ID:2/GKWkSl0

ハルヒの手は震えてた

悔しいのはおれだけじゃないんだ
いや、ハルヒの方がもっと悔しいはずだ
俺は無言で蹴り飛ばした机をなおす

朝倉はまだ立てずにいた
手を差し伸べた
キョン「ごめん やりすぎた 」
朝倉は俺を殺すように睨み付ける

朝倉といつもつるんでる女子達が朝倉を起き上がらせる
女子達に連れて行かされる朝倉は俺を狂ったようにののしる

くたばれ
死ね
ぶっ殺す

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:28:54.80 ID:2/GKWkSl0

昼休みハルヒが教室からでたいと言うから俺達は中庭にでた
中庭といっても到底庭とわ思えないくらい荒れている
キョン「お前いつもここで昼飯くってたのか?」
メロンパンの包みをあけながら答える
ハルヒ「まぁね 以外と風通しも良くていい場所でしょ」
キョン「あぁ いい場所だな」

会話が途切れた

『ねぇ』『なぁ』
ハルヒとかぶった
ハルヒ「何?」
キョン「いやそっちこそ何だよ?」
ハルヒ「いいからあんたから話しなさいよ」
横目で睨むハルヒ

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 21:43:06.65 ID:2/GKWkSl0

キョン「さっき大声だして・・・」
ハルヒの顔を見る
ハルヒはいかにも不快って顔をして見つめ返す
小さな唇が動く
ハルヒ「で?」
キョン「ただ・・・」
ハルヒ「それだけ?」
俺は力なく頷く
ハルヒ「別にアンタ悪くないじゃん それになんで私に言う訳?」
返す言葉もなくうつむく
ハルヒ「あーあっ アンタのせいで言いたい事忘れちゃった」
ハルヒが大げさにため息をつく

俺が意味もなく弁当をほじくっていると

「さっきは私を一人にしないでくれてありがとう」不意にハルヒが言った

キョン「えっ?」

ハルヒ「だから一回しかいわないっていったでしょ」

初めてハルヒの笑顔を見た

449 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 09:47:58.02 ID:N9iuc+VX0

あの日から朝倉はハルヒに何もしなくなった
いや、出来なくなったのかもしれない


あれから四日程たった日だった
体育の終わった休み時間
銀色の蛇口をひねると冷たい水が溢れ出す
俺はそれを頭からかぶった

「おい キョン 」

俺は水を止めて振り返った
谷口が目を細めて立っている

タオルでぬれた頭を拭いながらつぶやく
キョン「何か用か?」
谷口「お前いつまで続ける気なんだよ」
キョン「なにを?」
谷口「だから・・・・」

谷口は一瞬目をそらしてすぐにまた俺の目を見る

谷口「もう、涼宮と離れろ 今なら朝倉も許してくれると思う だからっ」
「なんでだよ」俺の冷めた声が響く

450 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 09:56:00.65 ID:N9iuc+VX0

谷口「なんでって・・・」
谷口の声が小さくなる
俺が歩き出そうとすると

谷口「お前このままじゃずっとクラスでういたままだぞ」
イライラしたように谷口が大声をだす
自分がういている事は自分でも痛いほどわかっている

谷口「俺もうお前の事かばいきれねぇよ・・・・」
疲れたような声で谷口が言う
谷口は俺の事を思って言ってくれている
元の生活に戻れたらどんなに楽だろう    でも

「ごめん」

それが俺の出した答えだった
公園でハルヒと話したあの日から俺の心は決まっていた
それに今更朝倉が俺に普通に接する事は出来ないだろう

俺は早足で谷口の横を通り抜けて教室に向かう

「負けんなよ」
谷口の言葉で俺の足は止まった
上を向くとぬけるような青空がひろがっている
「あぁ」
振り向かず小さくつぶやいた


俺はまた歩き出した

451 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 10:03:06.59 ID:N9iuc+VX0

こっから長門編でーす
書くの遅いです

ごめんなさい

454 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 10:11:47.10 ID:N9iuc+VX0

さみしい

そんなこと考えた事なかった

いつも一人でいた

だからそれがさみしい事と知らなかった

455 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 10:31:12.31 ID:N9iuc+VX0

朝登校して自分の席に座って分厚い本を開く
これが私の学校生活の始め方
クラスの雑談をBGMにして少しずつ読み進める

本は他人とかかわりの無い私にとって唯一の情報源であり娯楽だ
物心ついた時から本が好きだった
だから私は必死に本を読んだ

小さな頃から変わった子だと思われていた
それは大きくなるにつれ気味の悪い子に変わった
別に他人の自分に対する評価は気にならない
だから私は自分を変えなかった

高校に入るのをきに一人暮らしをすることになった
両親は私のことをあまり好きではない
他人と関らず本ばかり読む娘だ当然といえば当然だろう

今日もいつもと変わらない日常が過ぎる

はずだった

463 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 11:13:41.08 ID:N9iuc+VX0

昼休み文芸部室で本を読む
それが私の日課だった
文芸部は今年で無くなる予定だったが私の要望で続くことになった
部員は私ひとりなので特に目立った活動はなく
ただ本を読むだけ


昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る
私は栞を挟んで本を閉じた

部室棟の裏を通って教室へ帰る
表を通るよりこちらの方が少し早くつくのだ

部室棟の裏には数人の男子生徒が座ってなにかをしていた

466 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 11:36:57.61 ID:N9iuc+VX0

白い煙が見える
煙草だろう

一人の男子生徒が私に気付いて
威嚇するように私を睨みつけ
「何みてんだよお前」と低い声で言う
私は何も答えず立ち止まる

男子達の中の一人が煙草を地面にねじ込んで立ち上がる
コツコツという靴の音が近ずいて目の前で止まる
「誰かに言おうとか考えるなよ」
男子は腰をかがめて顔を近ずける
眼鏡をかけて整った顔は煙草を吸うような風には見えなかった
私は尚も無視を続ける
「何かいったらどうだ」
男子が私のアゴを持ち上げる

私はその手を振り払った

469 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 12:27:48.95 ID:N9iuc+VX0

キョン「ハルヒーっ」
中庭の石段に腕を組んでどかどかと座っている少女に手を振る
ハルヒは少し恥ずかしそうに口をへの字にした
ハルヒ「ったく トイレくらい朝に全部済ましてきなさいよ」
キョン「はいはい すいませんすいません」
俺は茶化すように言う
ハルヒ「心から誤りなさいよ・・・ばか・・」
ハルヒの『ばか』は照れ隠しだ

最近のハルヒは変わってきた
いや、これが本来のハルヒなのだろうか
強気で口が悪くて意地っ張り
でも不思議と惹かれる

俺が弁当の包みを開ける
それと同時にハルヒもパンの袋を開ける
待っててくれたみたいだ

やっぱりハルヒはいい奴だ

544 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 18:26:31.25 ID:N9iuc+VX0

俺達は昼休み中ずっと中庭にいる
特にすることもないので下らない話で時間をつぶす
基本的には俺が話題を出してハルヒが答える
ハルヒは自分の興味のある話題はものすごくくい付くが
興味の無い話題は全くと言っていいほどくいつかない

それでわかった事がある
ハルヒは
今流行の歌手とか服とかいかにも女子が好きそうな話題には興味がなく
超能力とか宇宙人とか非現実的な小学生が喜ぶような話題が好きなのだ
ちょっと変わった趣味だが歌手とか服とかあまり興味の無い俺とって
宇宙人とかの話の方が話しやすかった


遠くからチャイムが聞こえる
これを合図に俺達は教室に戻のだ
ハルヒと二人で並んで歩く
(以外とちいせぇな)そんな事を考えながらぴょんぴょん跳ねる黄色いリボンを見おろした

「何かしら」
部室棟の裏に差し掛かったところでハルヒが何かに気付いた

545 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 18:34:47.81 ID:N9iuc+VX0

数人の男子生徒と小柄な女子生徒が向かい合っていた
あまりいい雰囲気ではなくむしろ険悪な感じだ
一人の男子生徒が女子生徒に近ずく
そして何か言った後女子生徒のアゴを持ち上げる

一瞬の事だった

乾いた音がこだまする

548 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 18:49:45.55 ID:N9iuc+VX0

私は反射的に手を振り払った

「いってーな・・・ 何すんだよ」
男子が冷え切った声でつぶやいた
同時に私が振り払った手で私のむなぐらを掴む
私は殴られた事は無かったが直感的に殴られると思った
何も怖くなかった
だから何の抵抗もせず相手の瞳を見つめた

「お前ら何してるんだよっ」

男子の手が止まる
私は声の方向をむいた

551 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 19:03:48.11 ID:N9iuc+VX0

女子生徒が男子生徒の手を振り払った
あまりにも突然の事で理解できなかった

俺が状況を飲み込めずにいると
男子生徒が女子生徒のセーラーカラーを掴んだ
ハルヒが何か言おうとしただが俺のほうが早かった

「お前ら何してるんだよっ」

男子生徒たちがこちらを向く
突然出た言葉だった
だからこっからのことなんて考えてなかった
喧嘩になったら勝てる自信なんか無い
座っていた男子生徒たちが立ち上がった

557 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 19:35:03.50 ID:N9iuc+VX0

男子「ちっ・・・帰るぞ」
むなぐらを掴んでいる男子生徒が言った
男子生徒は一気にむなぐらを引っ張ってはなした
小柄な女子生徒はバランスを崩して倒れこむ
彼女には似合わないような大きな眼鏡が地面に落ちる

男子生徒達は一斉に帰り始める
むなぐらを掴んでいた男子がこっちを見て舌打ちする
眼鏡の中の切れ長な目が印象的だった

少しほっとした自分がいる
「キョン早くきなさいっ」ハルヒの声で現実に戻される
ハルヒは素早く女子のところへ行って
大丈夫?とか怪我は無い?とか聞いている
ハルヒでもこんな事言えるんだなと思いながら
四角いレンズの眼鏡を拾う
キョン「はい、眼鏡」眼鏡を差し出す
女生徒は立ち上がって眼鏡を受け取り消えそうな声で「ありがとう」と言った
そしてすたすたと何も無かったように歩いていく

眼鏡を渡すときに見えた顔はとても綺麗なだった

558 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 19:46:00.04 ID:N9iuc+VX0

立て付けの悪いドアをガチャガチャと引っ張る
「ちっ・・・くそっ」
俺はイライラしてドアに蹴りを入れた

「物は大切にしないといけませんよ」

568 名前:1[] 投稿日:2008/03/10(月) 21:05:37.65 ID:N9iuc+VX0

振り返ると喜緑が満面の笑みで立っていた
俺は冷静に返す
「わかっている」
喜緑はふわふわした声で
「そろそろこのドアもかえ時ですねぇ 来年の会長さん」
と言った
「俺の事を言ってるのか?」
「はい」
喜緑が優しく頷く
「でも、一つ問題がありますねぇ」
「問題?」
「えぇ、大きな問題が」
黄緑が優雅に微笑む
「なんだ」
「私見てしまったんです今日の昼休みに煙草を吸っているところを」
俺は声を潜ませる
「目的はなんだ?」
「目的なんてありませんよ、ただ次期生徒会長となる人が法律を犯すのはいけないと思いまして」
こいつの考えている事は全くわからない
不意に喜緑がつぶやく
「長門さんも勇気ありますよね 会長の手を叩き落すなんて」
「お前そこまでみてたのか」
「はい」
沈黙が訪れる
「それが目的か」
「さぁ なんの事でしょう?」
わざとらしくきく喜緑
こいつの笑顔が急に黒く見えた














22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:55:31.82 ID:2/GKWkSl0

キョンがハルヒをかばった日の昼休み
朝倉「そろそろ本気だそっか」
女子A「そうだよ涼宮ちょっと可愛いからって男使うとか最低だよ」
朝倉「私にいい考えがあるんだ クスッ 涼宮さん泣いちゃうかも」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 18:59:50.30 ID:2/GKWkSl0

放課後
(カバンが無い・・・・)
机の上に置手紙があった

<涼宮さんへ            >
<第二理科室の裏に来てください   >
<カバンと一緒に待ってます♪    >
<            朝倉 涼子>

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/08(土) 19:12:52.73 ID:2/GKWkSl0

理科室の裏には朝倉と三人の女子が待っていた
朝倉「涼宮さんおそいよー まったんだからー」
ハルヒは目を合わせずに言った
ハルヒ「カバンかえして・・・・」
朝倉「取りにおいでよ」
ハルヒが一歩ずつ進む
怖かったでも泣きたくなかっただから
精一杯のにくたらしい顔で進んだ
そしてカバンに手を伸ばす
朝倉「だーめ」
朝倉がカバンを投げ捨てる
ハルヒが拾おうとすると
朝倉「みんな抑えてっ」
女子三人がハルヒの腕と足を抑える
ハルヒ「やめろっはなせーーっ」
朝倉「静かにしなさいよ クスッ」
朝倉はポケットからハサミを取り出した

朝倉「可愛くしてあげる」
ハルヒの長い髪にハサミを入れた
チョキン
朝倉「男使うなんて生意気なのよ」
チョキン
朝倉「ここまで伸ばすのに何年かかったの?」
チョキン
朝倉「もう二度と私たちに歯向かうとかかんがえちゃだめよ」

「あはははははははははははははははは」





161 名前:1[] 投稿日:2008/03/08(土) 22:48:56.26 ID:2/GKWkSl0

キョンの日常 いじめ世界とは関係ないよ

妹「キョンくぅーんゲームゲームー」
キョン「えーーーっめんどくせぇ」
妹「お菓子上げるからーやろーよー」
キョン「しょうがねぇな」

マリオカート
妹「キョンくんすたーとしたよー」
キョン「戦略だよ 遅く行った方がいいアイテムでるから」

キョン「遅く出すぎて間にあわねー」
妹「いぇーい」
キョン「太鼓の達人やるぞっ!」

太鼓の達人
キョン「梅やろうよ」
妹「鬼だから」

妹「いぇーい」
キョン「ゲーセンはつよいからっ!スマブラやっぞ」

スマブラ
キョン「お前ファルコつかうなっ」



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:灰原「少女連続強姦事件?」