ハルヒ「ちょ 古泉君!何やってるの!?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:佐々木「どうだい、キョン。僕の発明は」

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16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:11:15.39 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「ちょ 古泉君! 何やってるの!?」

古泉「申し訳ありません。ですがもう我慢出来ないんですよ」

キョン「意味が分からないし笑えない。いいから早く俺から離れろ」

みくる「ひ、ひゃあ〜」

長門「…………………………」パシャパシャパシャパシャ

キョン「長門、何故写真を撮る」

長門「気にしないで」パシャパシャパシャパシャパシャ

古泉「ああ長門さん、出来ればこちらの角度からも」

長門「任せて」パシャパシャパシャパシャパシャパシャ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:15:12.71 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「い、いいから早くキョンから離れなさいよ……」

古泉「本当に離れて欲しいのですか?」

キョン「頬を擦り付けるな」

ハルヒ「どういう意味よ」

古泉「いえ、涼宮さんはこのようなものがお好きなのかと思いましてね」

ハルヒ「な…………」

長門「はいこっち向いて」

みくる「ビデオがありましゅたよ」

長門「でかした」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:21:56.58 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「古泉君、それどういう意味よ」

古泉「……さあ飲み込んで、僕のエクスカリバー……」

ハルヒ「!」

古泉「まさか涼宮さんがそのような本を読んでいるとは」

ハルヒ「…………どうして」

古泉「いえ、偶然本屋で見かけたんですよ」

キョン「やめ……いやぁ……」

長門「思い切って上着を脱ぐべき」

みくる「キョン君顔真っ赤で可愛いでしゅよ」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:25:02.71 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「い、いいから早くキョンから離れなさいよ!」

古泉「おやおや」

キョン「もう……いや……汚れちゃった……」

長門「そんな事はない」

みくる「長門しゃん、ダビングと焼き増しをお願いしましゅ」

長門「把握した」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:29:20.69 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「……もういいわ、今日はもう終わり。帰るわ」

古泉「では僕はもう少しキョン君と……」

ハルヒ「古泉君」

古泉「はい?」

ハルヒ「あんまり変な事すると抉るわよ」

古泉「ふう、しかたありませんね」

キョン「やめろ……お前ら近付くな!」

長門「イイカライイカラ〜」

みくる「ミクルヲシンジテ〜」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:30:13.42 ID:P93xyaV4O

ご飯食べましゅ

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 19:57:24.61 ID:P93xyaV4O

古泉「さて、涼宮さんも行きましたね」

古泉「すいませんでし……何してるんですか」

キョン「うう……二人がかりなんて……」

みくる「キョン君似合ってましゅ」

長門「………………」パシャパシャパシャパシャパシャ

キョン「やめて! メイド服の僕を撮らないで!」

古泉「あの……」

キョン「ひっ、来るなぁぁぁああ!!」

みくる「古泉君少し待っててくだしゃい」

長門「今縛る」

キョン「助けてぇぇぇぇ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:00:48.71 ID:P93xyaV4O

キョン「んんー!」

みくる「はあはあはあはあはあ」

古泉「長門さん、何故亀甲縛りなど……」

長門「こんな事もあろうかと覚えていた」

みくる「さすが長門しゃんでしゅ」

長門「よせやい」

みくる「うふふふふふ」

長門「あはははははは」

古泉「なんなんですか、この状況は」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:03:56.79 ID:P93xyaV4O

古泉「はあ、まあいいです。みなさん少しよろしいですか?」

みくる「なんでしゅか?」

古泉「実は先程の僕の行動は僕の意志ではありません」

古泉「機関からの命令だったんです」

キョン「んー!?」

長門「そんな……」

古泉「なんでがっかりしてるんですか長門さん」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:09:48.29 ID:P93xyaV4O

古泉「最近の涼宮さんはクラスメイトに影響され、あるジャンルに興味を持ちました」

みくる「ましゃか……」

古泉「そうです。BLです」

長門「涼宮ハルヒに今のあなたを見せたらどうなるだろうか」

キョン「んー!」

古泉「このままでは世界中の人々全てが影響されてしまい大変な事になってしまうでしょう」

古泉「だから僕が実際に涼宮さんに見せてみて興味を失ってもらおうという事でした」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:13:23.28 ID:P93xyaV4O

長門「だがその作戦は失敗」

古泉「長門さん!? 彼をなぶっていたのでは?」

長門「朝倉涼子を再構成し任せた」

朝倉「もうこんなにしちゃって……」

キョン「んー!」

みくる「あのー、ナイフはやめてあげたほうが……」

朝倉「何かしら?」

みくる「ひいっ」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:18:08.23 ID:P93xyaV4O

古泉「失敗とはどういう事でしょうか」

長門「涼宮ハルヒは先程のあなたの行為にかなり興味を持った」

長門「帰宅してから何通も私の携帯に写真を要求するメールをよこしている」

古泉「そんな……」

朝倉「あ、そうだ長門さん! 携帯のばんご」

長門「黙れ」

朝倉「うぅ……」

みくる「キョン君大丈夫でしゅか?」

キョン「朝比奈さん……もう少し早く助けて下さいよ……」

みくる「はあ? まずは感謝の言葉はどうしたんでしゅかねえ!?」

キョン「ひぃぃ」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:21:53.15 ID:P93xyaV4O

長門「もはや涼宮ハルヒは完全にBLに興味を持った」

長門「あなたがゲイになるのも時間の問題」

古泉「そんな! 長門さん、なんとかなりませんか!」

長門「不可能」

みくる「ああ? 感謝の言葉が聞こえましぇんね!」

キョン「がふっ」

朝倉「もうやめて! キョンのライフはもうゼロよ!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:26:17.62 ID:P93xyaV4O

その日俺は意識を失い、それから何があったのかは分からない。
気付いたら病院にいた。

長門「あばらが折れている」

みくる「すみましぇんすみましぇんすみましぇんすみましぇん」

長門「安心して。すぐ治す。やれ」

朝倉「はい!」

意識を失う前、何か辛い事があった気がする。
だが、何故か聞いてはいけない気がして何があったか聞く事が出来なかった。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:31:34.18 ID:P93xyaV4O

古泉「もしもし!?」

新川「はい、こちら機関」

古泉「新川さん、古泉です! 森さんに変わってもらえませんか!?」

森「なーにー? なんかあったの古泉」

古泉「なんかあったのじゃありませんよ! 森さんの言うとおりにしたら」

森「いいもの見せてくれてありがとうね」

古泉「あんた確信犯かぁぁぁぁぁあ!!!」

森「もうDVDにも焼いて保管は完璧よ!」

古泉「がぁぁぁぁぁぁ!!!」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:36:17.07 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「有希何してんのよ! 早く写真寄越しなさいよ!」

ハルヒ「あ、そういえばみくるちゃんビデオ撮ってたわね」

ハルヒ「ビデオも……っと。これでいいわね」

ハルヒ「はあ……リアルで見るなんて驚いたわ。なかなかいいわね」

ハルヒ「……え、でもこれじゃキョンが古泉君に取られ……」

ハルヒ「で、でもキョン嫌がってたし……あれは萌えたわね」

ハルヒ「古泉君…………負けないわよ!」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:40:15.17 ID:P93xyaV4O

次の日、学校に着いた俺は驚いた。

谷口「な、ちょっとだけ! いいだろ国木田」

国木田「谷口……」

坂中「ふぉぉぉぉ! まさに美女と野獣なのね!」

ハルヒ「坂中さん! この写メどうかしら?」

坂中「是非欲しいのね!」

誰か今の状況を説明してくれ。

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:44:01.22 ID:P93xyaV4O

なんとか授業を終えた俺は長門を探した。

キョン「長門! ……いない? 部室にいないなんて珍しいな」

古泉「どうしました?」

キョン「おお古泉。お前でもいい。今の状況を説明してくれ」

古泉「ええ、いいでしょう」

キョン「おい、何故鍵を閉める」

古泉「涼宮さんには聞かせられない話なので」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:50:19.38 ID:P93xyaV4O

キョン「それで、どうなっているんだ」

古泉「どうなっている、とは?」

キョン「分かってるんだろ? 朝からみんなおかしい」

古泉「……そうでしょうか」

キョン「おかしいに決まってるじゃないか。あの谷口が国木田に言い寄ってるんだぞ」

キョン「他にも何人も同じような状況だった。トイレなんて迂闊には近寄れなかったぞ」

古泉「それはそれは」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:54:19.17 ID:P93xyaV4O

古泉「……あなたは昨日の部室の事は覚えていないのですか?」

キョン「昨日の事? ああ、何故か病院にいたことは分かるんだがな。それ以前に何があったかは覚えていない」

古泉「そうですか……」

キョン「昨日何かあったのか?」

朝倉「それは私から説明しましょうか?」

キョン「朝倉!? 古泉、お前!?」

古泉「……すいません」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 20:58:31.15 ID:P93xyaV4O

キョン「またか……」

朝倉「あら、結構落ち着いているのね。二回目だからかしら?」

キョン「ああ、しかも今回は最初から金縛りか」

朝倉「その方が話が早いでしょ」

キョン「確かにな。だがまた長門が……」

朝倉「あら、それは無理よ」

朝倉「私は長門さんに呼ばれてここにいるのだもの」

長門「そう」

キョン「な……」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:06:59.69 ID:P93xyaV4O

キョン「嘘だよな、嘘なんだろ長門!?」

長門「嘘ではない。朝倉涼子を再構成したのは私」

朝倉「ね? これで分かったでしょ?」

キョン「く……古泉! お前は動けるか!?」

古泉「ええ、この通り」

キョン「ならお前だけでもこの空間から……」

朝倉「うん、それ無理」

朝倉「だって古泉君も私達と同じ目的でここにいるんだもの」

キョン「え……」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:14:38.20 ID:P93xyaV4O

キョン「なんなんだこれは……」

朝倉「あなたは昨日の記憶を失っているのよね」

長門「これは涼宮ハルヒが望んだ事」

古泉「僕も嫌なんです……でもこのような事を望んでいる自分もいるんです」

長門「あなたは何故か涼宮ハルヒの影響を受けにくい。だからこの空間で精神にダイレクトに涼宮ハルヒの力を浴びせる」

キョン「や、やめてくれぇぇぇええ!!」

朝倉「トリコロメディアワークスバンイッカントクソウバンニガツニジュウシチニチハツバイ」

長門「クソメディアワークスメコクチガオソイセイデヨヤクデキナカッタジャネエカ」

古泉「二人がかりの情報操作です……諦めて下さい……」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:20:58.54 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「みんないるー?」

キョン「古泉……もうこんなにしやがって……」

古泉「やめて下さい……長門さんが見てます……」

キョン「なんだ? 見られて興奮してんのかよ」

長門「………………」パシャパシャパシャパシャパシャ

ハルヒ「ちょっと! 何してんのよ!」

キョン「おっと、ハルヒが来ちまったか」

古泉「あ……」

みくる「ふう、鶴屋しゃんにトイレの隠し撮り見しぇてもらったら遅くなっちゃいましゅた」

みくる「あら、みなしゃんどうしたんでしゅか?」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:27:36.39 ID:P93xyaV4O

ハルヒ「ちょっとキョン! あんた何してんのよ!」

キョン「何って……別にいいだろ」

ハルヒ「いいわけないでしょ! ここは神聖な部室なのよ!?」

長門「朝比奈みくる、先程の発言の詳細を」

みくる「え……鶴屋しゃんが男子トイレに隠しカメラを仕掛けていたんでしゅ」

長門「涼宮ハルヒ」

ハルヒ「え……何、有希」

長門「少し出てくる」

ハルヒ「え、ええ……」

長門「………………ッ」ダダッ

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:31:23.78 ID:P93xyaV4O

キョン「はあーあ、白けちまった」

キョン「古泉、いいからこれ、やろうぜ」

古泉「分かりました」

ハルヒ「な、キョン! あんた何するつもりよ!」

みくる「び、ビデオ! ビデオはどこでしゅか!」

キョン「何って、将棋だよ」

キョン「……何と勘違いしたんだ?」

ハルヒ「ッ!?」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:34:46.45 ID:P93xyaV4O

長門「今戻った」

みくる「あ、どうでしゅたか、長門しゃん」

長門「濡れた」

みくる「もう、長門しゃんったら」

長門「うふふふふふふ」

みくる「あはははははは」

ハルヒ「………………」イライライライライラ

古泉「あ……だ、駄目です、そこは駄目ぇ」

キョン「まったく仕方無い奴だな」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:44:36.75 ID:P93xyaV4O

結論だけ言うと、俺は古泉と付き合いだした。
きっかけは確かにハルヒの望んだ事だったのかもしれない。
だが、宇宙人、未来人、超能力者が互いにお互いの利益を追求した結果、もはやハルヒの意志を超えて今の状況を作り出してしまったのだ。

森「最高の世界ね」

長門「同感」

みくる「もう未来に帰る気がしましぇん」

こいつらはまったく。
意識をいじられる前の俺ならばぶん殴っていただろうが、今では感謝している。
最高の相手を俺にくれた訳だからな。
だが、今少し迷惑している事がある。それは……

ハルヒ「ちょ、古泉君! 何してるのよ!」

ハルヒ「キョンから離れなさいよ!」

やれやれ。

キョン「逃げるぞ、古泉!」


終わり

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 21:48:16.93 ID:P93xyaV4O

いや……うん
パイナポゥだよ


いっつもスレタイ見て適当に書き殴ってる訳で、何にも考えてないから叩かないでね

それでは最後に

朝倉は俺の嫁



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