涼宮ハルヒが○○になったんだって


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:圭一「こ、これがニュータイプの力か…」

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250 名前:不老長寿(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/27(金) 22:41:53.64 ID:ilVir0350

俺が見るに、最近、朝比奈さんと小泉の様子がおかしい。
ちょっと前までは普通・・・あ、いや、もともと二人共普通ではないのだが、変人さに磨きがかかってきているのだ。
昨日はこんなことがあった。
ハルヒがブレイクダンスを踊っている途中、いきなり小泉が

「もふッ・・・・・」

「ん?どうしたんだ小泉?」

「ふもっ……もフッ!!ふんもっふ!もっふもふ!ふんもっふ!」

俺は一瞬何が起こったが分からないが、小泉が鬼の様な形相をして言うのだから、きっとそうゆうことなのだろう。
ハルヒが頭を下にしてグルグル回りだしたとき、今度は朝比奈さんが

「ぺすぺすぺすぺうぷおうおうおうおうおう!おうッ!」

「…あの?朝比奈さん?」

「あ、キョン君、マスタード入ります」

と、言ってカップにとぐろを巻きながらアイスクリームを入れるような仕草をし始めたのだ。
俺は一瞬何が起こったのか分からなかったが、朝比奈さんが真剣な顔をして言うのだから、そうゆうことに違いない。

253 名前:不老長寿(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/27(金) 22:50:54.06 ID:ilVir0350

いつもならコレで終わるのだが、昨日はコレで収まらなかった。
ハルヒの踊りがブレイクダンスからソーラン節から変わった頃のことだった。

ガチャッ

「あれ?おい長門、何処行くんだ?」  (ドッコイショードッコイショー!)

長門がいきなり本を読むのを止め、部室から出ようとしたのだ。

「…戦いが始まる」 (ソーランソーラン!)


「……は?」    (ドッコイショードッコイショ!)

俺は最初、少し躊躇ったが、すぐに察した・・・
長門は"直感"しているのだと…流石長門、宇宙人だけにあって大六感が研ぎ澄まされているのだろう。
俺はコレを The・ナガモンヴォルテックス と呼ぶことにした。

「分かった長門…俺もなるべく早く避難する…あ、あとハルヒ、お前少しうるさい」  (エセェ〜ヤァキィソーランソーラン!)

258 名前:不老長寿(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/27(金) 23:14:16.83 ID:ilVir0350

ハルヒの踊りが全て終わった。
流石のハルヒもいい加減、疲れが顔に表れていた。
そして何故かハルヒのスカートが頭のてっぺん辺りまで来て、シャンプーハットの用になっていた。
ハルヒはそれを自慢したいらしく、俺にこれみよがし見せてきた。
どの過程でスカートが頭のてっぺんまで来るのかとしばし考えたが、すぐにブレイクダンスの時だと気づいた。
ハルヒは何かやり遂げたような、とても爽やかな顔をして言った

「さて、そろそろ今日の部活は終わりにするわよ…あ、コレ?何?気づいちゃったの?(笑)
      良いでしょ?え?何?マネしたいの?…そんな我慢しなくても良いわよ、表情に出てるのがバレバレ愉快よアンタ等w」

ハルヒが頭のてっぺんのスカートをぶるんぶるん振り回しながら
ドアに手をかけた瞬間、ドアが開かない事に気づいた。

261 名前:不老長寿(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/27(金) 23:20:11.56 ID:ilVir0350

「アレ?空かないわよコレ?どうなってんの?」

…俺にはすぐに分かった、何故ドアが開かないのか、が。
それには小泉の力が作用していた…

そう、先ほどから、上機嫌なハルヒとは別に、かなり不機嫌そうな人が二名ほど居たのだ。
先ほどから真剣な表情をしている朝比奈さんが言った

「納得いかない…」

いつも通りの顔で、青筋が顔面に浮きまくりの小泉が言った
「ええ…私もですよ…このビッチが…」

ハルヒも言った
「あ、あんたそれチロルチョコじゃない、よこしなさいよ」

264 名前:不老長寿(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/27(金) 23:29:35.83 ID:ilVir0350

ハルヒが朝比奈さんのパンツから必死にチロルチョコをまさぐってる辺りで、俺はついに切り出した。

「おいおい…小泉も、朝比奈さんも…今日は一体どうしたんだ?何かあったのか?」      (ゴソゴソ…あ、チロルあったー)

俺が問いかけたのは二人に聞こえていると思うのだが、二人は俺の問いかけに無視して
ずっとにらみ合ったままだった…

「気にくわない…キョン君は私の物なのに…あなたがいつもキョン君に手を出そうとして…」         (チロルうめぇw)

「あはははは?何言ってるんですか?キョンさんのケツの穴はいつでもボクの物ですよ?お前マジそれ以上調子に乗るとふんもっふやるぞ、コラ?なぁ?分かってるんですか?」

「良い度胸じゃないですか?やりますか?え?あ、私やりますよ?やてまいますよ?ホンマ」          (キョーンー、アンタもチロル食べるー?)

「あ゛?良い度胸してますねこのビッチ?私、ふんもっふやっちゃって良いんですね?いつもの倍はふもりますよ?」

「キョン君は…」

「キョンさんは…」


      「「私のものだッ!!!!!!!!」」

457 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 22:54:26.86 ID:MxkCIpyV0

>>264の続き

…たった10分前は…
今までどおりの日常だったのに…
世界って…こんな短時間で変わるものなのか…


そう、今から10分前、ちょうど古泉と朝比奈さんの戦いが始まる寸前だ。
あの時の事を、少し振り返ろうと思う…

460 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:16:21.80 ID:MxkCIpyV0

俺は未だに二人が何の理由で喧嘩をしているのか分からなかったが、顔面全体に青筋を立てて
昔の甘いマスクは何処へやら、興奮しまくってベルトをムチのように振り回してる古泉と
何故か肉体がガチムキになって戦闘モードに入った朝比奈さんを止められそうにもなかったので見守ることにした。
ハルヒはと言うと、朝比奈さんのチロルチョコを食い尽くして暇になったのか、さっきからずっとフラフープで遊んでいた。

「おいハルヒ…止めなくて良いのかよ…あ、ちょ…痛い!…おま…フラフープ自重w」

「うっさいわね、良いじゃない好きにさせておけば、そのうち外に出られるわよ…それよりどうよ?私のフラフープテク、これギネスに載るんじゃない?」

ハルヒが腰をくねくねさせながら言った。
そして相変わらず一触即発の古泉と朝比奈さん…
そしてフラフープを続けるハルヒ……
すると、古泉が先に切り出した

「どうやら…私も本気を出さざるをえないようですね…いきますよ?」

朝比奈さんが構える

「くたばりやがれビッチ!!はぁーー!!…ふんもッフ!ファイヤーーー!!!!」

461 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:19:17.88 ID:MxkCIpyV0

   ボフンッ!!!!

…朝比奈さんは…無傷だった、その代わりに、ハルヒのフラフープが爆発した。

「ゴッホゴホ…ちょ…私のあまりにも高速なフラフープさばきにフラフープが耐え切れなっちゃったのね…」

爆発で、頭がバケツみたいになってしまったハルヒが言った。と、言うかまるでガイルだ。
俺はハルヒがあまりにも不憫だったので、手鏡で今の自分の状態を見せてやった。

「…ちょっとキョン、あんたの手鏡に変なガイルが写ってるわよ?…それにしてもキモいわね(笑)」

「ああ、そうだな、あとで直しとくわ(笑)」

464 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:30:31.12 ID:MxkCIpyV0

古泉はよほど"ふんもっふファイヤー"をはずしたのがショックだったらしく、気が動転して
先ほどからずっと歴史の教科書に載ってる偉人に落書きをしていた。

「フヒヒ…聖徳太子いいですねコレ、私鼻毛かいちゃいますよw」

朝比奈さんはと言うと、もう勝利を確信したらしく、マスタードをいつも古泉が座っている椅子に塗りたくっていた。

「あの…朝比奈さん…そのくらいにした方が…」

「キョン君…私と古泉君、どっちが良いんですか?」

「そりゃあ朝比奈さんですよ、でもマスタード塗りたくるのは止めてください、ものっそい部室が臭くなるんで」

すると、朝比奈さんは天使のように微笑んで

「そうですよね、ポツダム宣言とカイメール乱戦の差のようなものですよね(笑)」

と言った。ハルヒも

「うんうんそうよね、やっぱりこれが良いわね」

と言いながらプチプチ君(プチプチできる奴)を雑巾のようにねじってプチりまくってた。

467 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:37:32.57 ID:MxkCIpyV0

これから少し、沈黙が続いた…
が、沈黙を打ち破るように、ハルヒの頭が"ブィーン、ブィーン"と鳴った。

「あ、悪い、俺だ…メールかな」

俺はいそいそとハルヒの頭のリボンを一回ひっぱって
ガイル頭のてっぺんをボフボフ叩き、画面になっている上履きを見た。

「ん?…長門からだ…あ、ハルヒ動かないで、読みにくいから、いや、動かないで」

メールの内容はとても短かった

 そろそろ部室が爆発するから、死にたくなかったら脱出した方が良い(笑)

最後の(笑)がもの凄い気になったが、あの長門が言うのだから、きっとそうゆうことなのだろう。

471 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:44:28.63 ID:MxkCIpyV0

でも俺は、少し納得がいかなかったから、長門に返信をすることにした。
早速ハルヒの頭に上手い棒を仕込んで、ホッペを両方三回プニプにしてから
ハルヒの頭のリボンをもの凄い引っ張ったが

「あ、キョン、流石にコレきついわ、ヤバいわ」 グググッ…

とハルヒが言ったのでリボンを離してしまった。
中途半端なところでリボンを離してしまい、リボンがべチンッ!となり

「ラモスッ!!!」

とハルヒが痛がってしまった、でもまだ返信する作業は終わってないので、ハルヒにはもう少し我慢してもらいたい。

475 名前:わけ(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/28(土) 23:52:08.02 ID:MxkCIpyV0

なんだかんだで、やっと長門に返信が出来た。
内容は

 よっす〜!ナガモン元気ぃ〜?ところでさ、何で部室が爆発しちゃうワケ?(笑)

わざと変な文にしてみた、でもどうせ長門は宇宙人なので、変な文を送っても別に問題はない。
しばらくすると、長門からメールが返ってきた

 よっすキョンキョン〜、ウチは元気だよぉ〜(笑)部室が爆発するのは…よくあるでしょ?若気の至りって奴www
                     まぁ、ふんもっふを何とかすればきっと無事に出られるよぉ(笑)

内容はともかく…なんてこった…宇宙人の適応能力を舐めてたぜ…
明日から長門がギャルみたいな口調になってたらどうしよう?…俺のせいだよな…
とか考えてたら、古泉がこっちをニヤニヤしながら見てた

480 名前:バンドメンバー募集中(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/29(日) 00:05:36.31 ID:nCJMEIRg0

古泉は俺の方にケツを向け、パンパンと自分のケツをたたきながら

「カモォン、ボーイ…」

とか抜かしてきやがった。
この時、俺と朝比奈さんとハルヒの三人は一致団結した。
そう、共通の敵を見つけたのだ。
朝比奈さんはガチムキモードに入り、ラオウも縮こまるような鬼の形相をしていた。
そしてあのハルヒでも眉間にシワをよせてもの凄いプルプルしているのだ。
流石はSOS団部長、いざとなったら頼りになるな、と思ったら
両手に、手の握力を鍛えるような物を持っていて、

「ふぎぃ…」

とか顔を真っ赤にして言いながら、手に力を入れているだけだった。
俺はイラッときたのでその、握力を鍛えるような物を即座に奪い取り、窓から投げ捨ててやった。
ハルヒはもの凄いショックを受けたようで、口がパクパクしていたが、その中にマシュマロをぶち込んで
口をパクパクさせるのを阻止してやった。
…未だに
「へい、どうしたんだいキョン?俺の穴にお前の熱いもの く れ よ 」
とかウィンクしながら抜かしやがる古泉に向かって朝比奈さんがついに動き出した。

484 名前:バンドメンバー募集中(埼玉県)[] 投稿日:2007/04/29(日) 00:11:27.26 ID:nCJMEIRg0

「うおおおおおおおお!!!!いい加減くたばりやがってくださいホモ野郎ッ!!!」

朝比奈さんが部室の椅子を手に持って、それで古泉に殴りかかったッ!!

「うわあああ!止めろ!それ以上私に近づくと邪気眼が発動しますよ!私、やる時はやりますよ!?」

とか古泉がうろたえている…
その横では、必死にマシュマロをもぐもぐしているハルヒが居る。
そして窓の向こうには、何故か長門がふわふわと浮かんでいた。



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