涼宮ハルヒが大学生になったんだってさ


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:////ハルヒ「よ、よろしくお願いします。」////

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557 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 19:17:30.61 ID:saOilGO30

高校を卒業してもう1年が過ぎた。
オレはそこそこ有名な大学に入って今は講義を受けている。
聞いてるだけで眠くなるような式やら何やらを聞きつつふと後ろを向いてみる。
メガネを掛けたまじめそうなヤツが必死にノートをとっていた。
・・・そうだ
俺の後ろにはハルヒはいないんだった・・・

591 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 21:54:51.10 ID:saOilGO30

あれからハルヒは別の大学に、長門はハルヒの監視のため同じ大学に、
朝比奈さんは未来に帰り、古泉は普通?の大学生としてそれぞれの道を進んでいった。
卒業してから1〜2ヶ月は1週間はハルヒから一斉送信でSOS団の会報のような物が送られてきたが、
ココ最近はまったく送られてこない。まぁオレもそこまで気にしていないのだが。

学校も終わり、あとは帰るだけという時、携帯に電話がかかってきた。
「だれだろ・・・」と電話に出ると電話は古泉からだった。

595 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 22:09:23.62 ID:saOilGO30

「おう、久しぶりだな古泉」
「お久しぶりです」
「で、なんか用か?」
「ええ。とりあえず会って話しませんか?」
「・・・まぁいいが(変な事考えてないよな・・・?)」
「では、今日の7時に北口駅前で・・・」
「わかった」
「それでは、また後で」
「おう」

北口駅前か・・・懐かしいな。とふと思いながら俺は家路についた。

605 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 22:48:25.14 ID:saOilGO30

午後7時。オレは北口駅前の広場に着いた。
「やぁ」
そこには昔と変わらぬ笑顔があった。
「よぉ久々だな。今んとこどうだ?」
「まぁぼちぼちと・・・」
「そうか。で、用って何だ?」
「・・・」
古泉は一瞬言葉を詰まらせた。
「涼宮さんについてなんですが、落ち着いて聞いて下さい」
こんなに焦っている古泉を見たのはあの時の閉鎖空間以来だ。
「分かった」
「・・・今涼宮さんが重い病気にかかっていまして・・・現在集中治療室で処置を受けています」
「はぁ!?」
オレは耳を疑った。あんな風邪さえも引かなそうなアイツが・・・?と。

608 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:10:08.97 ID:saOilGO30

「オイオイ・・・変な冗談はよせよ・・・エイプリルフールはとっくに過ぎたぞ・・・」
「冗談ではありません。とりあえず涼宮さんが入院している病院に行きましょう」
「・・・分かった」
あまり気が進まなかったが、病院に向かう古泉の後を追った。
なぜ気が進まなかったのはよく分からないが、もしかしたら病んだハルヒの姿を見たくなかったのかもしれない・・・

613 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:26:39.78 ID:saOilGO30

集中治療室の前には長門がいた。昔と変わらぬ感じで動揺していたオレは少し落ち着いた。
「久しぶりだな長門」
「ええ・・・」
変わってない。ホッとした。
「ハルヒは今どんな感じだ?」
「・・・」
長門は集中治療室の中が見える窓を指差した。
「・・・!!」
目の前の光景を疑った。
ハルヒは青白い顔をし、痩せこけ、体中にチューブを付けられていて、思わず目を背けたくなった。
「ウソだろ・・・あれはハルヒじゃない・・・」
オレはフラフラしながらその場から離れた。

619 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:34:57.71 ID:saOilGO30

オレはいつの間にか休憩所のベンチに座っていた。
ものすごく汗をかいている。
元気だった頃のハルヒの姿が走馬灯のように駆け巡る。
「!」
暗闇の向こうから人の気配がした。
長門だ。「飲んで」とお茶を手渡された。
「あ・・ああ。サンキュ・・・」
オレはよほど喉が渇いていたのだろうか。渡された緑茶をグビグビと飲み干した。

624 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:42:32.84 ID:saOilGO30

「なぁ長門・・・」
「なに」
「お前の力を使ってハルヒを回復させることって出来ないか・・・?」
「出来なくはない・・・でも・・・」
「でも??」
しばらく沈黙が続いた後長門が口を開こうとした瞬間
「涼宮さんが目を覚ましました!!」
古泉・・・理由が聞けないだろ・・・オイ・・・。
俺たちは走って集中治療室前に駆けつけた。
「ハルヒ・・・」
そこには弱弱しく目を開いたハルヒの姿があった・・・。

627 名前: F1パイロット(東京都)[] 投稿日:2007/04/25(水) 23:50:49.36 ID:saOilGO30

オレと目が合ったハルヒは笑ったように見えた。
そんな姿を見たオレは安心し、ハルヒに笑い返してやった。
ハルヒの顔がもっと明るくなった。
「涼宮さん、あなたが来てくれてホッとしているようですね」
「ああ・・・よかった・・・」
時計を見るともう夜中の1時を回ろうとしていた。
「そろそろ帰りますか・・・」
「ああ・・・」
じゃあなハルヒと手を振り、俺たちは帰宅した。

632 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:00:15.11 ID:B8cY3brg0

次の日オレは大学を休み、朝一でハルヒが入院している病院に向かった。
「よっ」
ハルヒに届いているか分からないが挨拶をした。
ハルヒが笑った。オレも笑った。
昨日より元気そうに見えた。
オレは面会時間が終了するギリギリまでハルヒに付き添った。
「じゃあな」
昨日と同じように手を振った。
「・・・あれ??」
ハルヒの手が少しだけだが挙がり、振っているようにも見えた。

638 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:06:46.85 ID:B8cY3brg0

次の日も、その次の日もオレはハルヒの所へ行った。
日に日に元気になっているようにも見えた。
「なーんだ。意外に大丈夫なのかもな。」
と思ったりもしてしまった。
その日の夜だった・・・。ハルヒの容態が急変したのは・・・。

648 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:16:47.41 ID:B8cY3brg0

古泉の電話で目が覚めた。夜中の12時だった。
「大変です!!涼宮さんが!!」
オレはボサボサの髪のまま家を出た。

「ハルヒ!!」
そこには初めて見た時より、さらに弱弱しくなったハルヒの姿があった。
「意識不明のようです・・・」
「意識不明のようですって・・・お前・・・」
「・・・」
「黙るんじゃねぇ!!お前エスパーだろ!?何とかしろよ!!目の前で大切な仲間が苦しんでるのにお前は何もしねぇのかよ!!」
自分でも驚くぐらいの大声だった。理性がぶっ飛んでいた。
「ふざけるなっ!!」
オレは古泉を・・・
殴った・・・

653 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:22:07.57 ID:B8cY3brg0

「やめて・・・」
長門の声でオレは正気に返った。
「あ・・・・」
オレは古泉に馬乗りになっていた。
「すまない・・・古泉・・・」
「いえ・・・僕も」
なぜ古泉が謝るのだろうか。悪いのは・・・オレだ。
正気に戻ったオレは集中治療室前のイスに座った。
朝になり長門と古泉は帰っていった。
オレはハルヒの回復を待った。
昨日の深夜から付きっ切りだったオレはハルヒの回復を待った。
・・・いつの間にかオレは眠ってしまっていた・・・。

662 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:30:16.21 ID:B8cY3brg0

ここは・・・部室?
目覚めたのは紛れもなくSOS団の部室だった。
長門や朝比奈さん、古泉・・・そしてハルヒもいる。
懐かしいな・・・。朝比奈さんのお茶、本を読む長門の姿、オレとオセロをしている古泉。
満面の笑みで俺たちを見ている・・・ハルヒ。
オレの求めていた物がすべて凝縮されているようだった・・・。

674 名前: ペテン師(東京都)[] 投稿日:2007/04/26(木) 00:41:14.55 ID:B8cY3brg0

オレは今、この夢がずっと続けばいいと思っている。
夢の中で数々の思い出が駆け巡る・・・。
・・・ハルヒと出会ったあの日・・・みんなで市内探検をしたあの日・・・
・・・朝倉に殺されかけ、長門が助けてくれた日・・・。
数え切れないほどの思い出が行きかう中、やはり一番印象に残っているのは・・・
ハルヒと閉鎖空間でキスをしたあの日・・・。



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